JPH0824296B2 - 情報伝送システムにおける局間遅延調整方法 - Google Patents

情報伝送システムにおける局間遅延調整方法

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JPH0824296B2
JPH0824296B2 JP62320163A JP32016387A JPH0824296B2 JP H0824296 B2 JPH0824296 B2 JP H0824296B2 JP 62320163 A JP62320163 A JP 62320163A JP 32016387 A JP32016387 A JP 32016387A JP H0824296 B2 JPH0824296 B2 JP H0824296B2
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    • HELECTRICITY
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  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、その伝送システムが1つの中心局とカス
ケードに配置された中継従局を含む複数の従局とを具え
たネットワークにより構成され、その従局が中心局に情
報ビットを伝送する瞬時をずらすための時間転移手段を
具え、その中心局が前記情報ビットの到達瞬時を検出
し、初期調整を実行するため前記従局へ調整指示をもど
す時間検出手段を具え、ネットワークの各局がすくなく
とも送信時間軸と受信時間軸とを具える、1伝送方向に
時分割多重アクセス(TDMA)方法を利用する情報伝送シ
ステムにおける局間遅延調整方法に関するものである。
かかる情報伝送システムにおける局間遅延方法はフラ
ンス特許第2,502,426号明細書(米国特許第4,472,802号
に対応)に公知である。その情報伝送システムでは、情
報信号は従局から中心局への伝送方向でTDMA方向に従っ
て送信される。時間スロットがそれに割当てられこの時
間スロットに丁度1つの信号局が送信することを認可さ
れると1つの従局のみが送信する。すべての従局はその
中心局と同期して動作し、同期についての問題を解決す
ることは中心局での受信に際し、異なった従局から発生
する情報信号の重なりを避けるのに重要である。これら
同期の問題を解くために、従局はそれら情報信号のビッ
トを送信する瞬時をずらすための手段を具え、中心局は
情報ビットが適正に割当てられた時間に到達するかどう
かを検出する手段を具えている。
この方法では同期の問題は解決されるが、加入者側の
端従局が中心局からずっと離れている時はなお解決され
るべき1つの問題がのこり、というのはその時にはカス
ケード配置の中継従局、それ自身また加入者側端従局に
当然に接続される中継従局を数多く挿入する必要がある
からである。各中継従局は中心局から来る情報ビットの
流れからクロックを回復しその順序に再送信するためこ
のクロックを利用せねばならぬし、この順序は中継従局
の数が多い場合にいくらかのビット周期ジャンプ(jum
p)となる位相転移を生ずる。事実はるかはなれて位置
する従局から来る情報信号のビットの受信は受信された
情報ビットの流れからの回復クロックの助けで行なわ
れ、従局のクロックに関してこの回復クロックの位相は
どういう値を持つこともでき、それは局間距離の関数で
もあり温度変化のような特殊な現象の影響で変化し得る
からである。初期の形態で、2つのクロックが同位相で
あるとすると、わずかの位相変化が1ビット周期にわた
って転移を生じ、数多くの中継局がカスケードに接続さ
れていると、その転移は多くのビット周期になる。
この発明は、冒頭にのべた手段に適用されて、前述の
問題を排除し1ビット周期よりより良い確度を提供する
方法の提案である。
すなわち本発明情報伝送システムにおける局間遅延調
整方法は、当該局間遅延調整方法が送信および受信時間
軸間にずれを生ぜしめるため、従局の送信時間軸に割当
てられるべき遅延を、1ビット周期のジャンプが得られ
るまで1/(2n−1)ビット周期のステップで遅延を増大
させ、次に同じ大きさのnステップだけ遅延を減少させ
ることにより、追加的に調整すべく、前記時間検出手段
と協働する前記時間転移手段に適用され、ここでnは1
を含まぬ1より大きい整数であり、遅延の初期調整は1
ビット周期の精度でなされてきたことを特徴とするもの
である。
この調整の方法は受信信号のジッター(jitter)が±
(n−1)/(2n−1)ビット周期より小さい限りは中
継従局を介する遷移の間1ビット周期の偶発的なジャン
プを排除する。事実この方法のため、中心局と従局のク
ロック位相はn/(2n−1)ビット周期の転移が課される
ため確かに隣接することなく、情報の流れでジャンプを
起こさせることなく±(n−1)/(2n−1)ビット周
期に及ぶ変化が可能となる。
一方局間遅延の調整方法が実施されるとき、本発明情
報伝送システムにおける局間遅延調整方法は、中継従局
のカスケード配置を介して中心局と情報を交換する端従
局の遅延を調整するため、中心局の前記時間検出手段と
共働するカスケード配置の種々の従局の前記時間転移手
段に予定の順序で当該方法が引続いて適用され、前記順
序で中心局に最も近い中継従局より始め、次に次の近い
中継従局に次々に及び、最後に含まれる端従局で終了す
ることを特徴とするものである。
従局の調整の検証はかくて測定が常に1ビット周期の
精度で実行れさる中心局で有効になされる。従局の遅延
の指示はその距離と種々の中継従局を介して通過するに
要する遷移時間を考慮し、一方従局では転移は1/(2n−
1)ビット周期の精度で課される。調整はあとからあと
からなされるから、従局の最適調整は情報の流れでジャ
ンプの危険なく中心局と関連端従局間に挿入される中継
従局の数の如何にかかわらず確かに有効になされる。
以下添付図面を参照し、本発明が如何に有効であるか
をよりよく理解するため実施例により本発明を詳細に説
明する。
第1図に本発明に係わるその方法が適用される情報伝
送システムの基本形態を示す。広大に散在した居住域に
位置する電話加入者接続用には、電話集中装置を利用す
るのが有利である。1点−多点型形態での情報の無線伝
送用のかかるシステムでは、切換え交換の近くに位置す
る中心局(central station)SPと加入者領域に位置す
る複数の従局(sub−station) (端局(terminal sta
tion)ST1,ST2,…,中継局(relay station)SR1,SR2,S
R3,…)とにより構成される。事実、中心局は端局と直
接通信することができるが、これら2局間の距離が大き
い時は、1つまたは複数の中継器を挿入するのが普通で
ある(第1図参照)。
中心局から従局への方向の伝送は放送モードで行なわ
れ、その場合中心局はすべての従局に送信する。この方
向の伝送はかくて従来の時間分割多重方法(TDM)に従
い効果的に運用され、第1図では実線の矢印がこの伝送
モードを記号化している。
従局から中心局への方向の伝送は時間分割多重アクセ
ス方法(TDMA)に従い効果的に運用され、この伝送モー
ドは第1図で破線の矢印で記号化される。従局はそれに
割当てられた時間スロットの間のみ情報信号を送信で
き、この時間スロットの間のみその局は送信を認可され
る。この方法ではすべての従局は中心局に同期されこの
同期は解決されるべき基本問題であるとされる。事実、
従局はこれらの信号が中心局に重なって到達しないよう
それら情報信号を送信せねばならない。
この問題の解決は送信瞬時をずらすための手段MD1,MD
2,…MD3,MD4,MD5,…,それぞれを備えた従局ST1,ST2,…
SR1,SR2,SR3…,の提供からなっている。
第3図示の方法に従えば、中心局は異なった従局によ
り送信された情報信号の位置を周期的に観察し、当該情
報信号の到達の遅延を測定しそして中継局を介し通過す
るに要する遷移時間を正確に考慮したこの遅延を従局に
再調整させる指示を従局に帰す。
第2図は本発明の課題をよりよく理解するめたの伝送
フレーム(frame)構成の実施例を示す。
中心局から従局への方向の情報信号の伝送は以下の方
法で構成される多重方法に従って有効にはされる: フレームTRはITOからIT35で参照される36の時間間隔
で構成され、各時間間隔は1バイト(octet)を伝達す
る; マルチフレームMTはTROからTR63で参照される64フレ
ームで構成され;そして スーパーマルチフレームSMTは128マルチフレームで構
成され(この場合128局が作動する)、マルチフレーム
はMTOからMT127で参照される。
各時間間隔は64kbit/sのビット率でチャンネルを伝達
するのに使用されそれで多重ビット率は2.304Mbit/sで
ある。
各フレームは時間間隔IT2からIT31に30の情報チャン
ネルを伝達し、時間間隔IT32からIT35は使用されない。
時間間隔ITOは異なった時間間隔ITをフレーム内に位
置させる同期パターンを伝達する。
時間間隔IT1は次の方法で使用される: ランク4n+2(2,6,10,14…)のフレームでは中心局
と端局間対話用に16kbit/sでセマフォチャンネルCSを伝
達し; ランク2n+1(1,3,5,7…)のフレームではランクn
のチャンネルに関してチャンネルごとの信号V/Vを伝達
し; ランク4n(0,4,8,12,…)のフレームでは異なったフ
レームとマルチフレームをそのスーパーマルチフレーム
とランクmのマルチフレームに位置させる同期パターン
Sを伝達し、番号mを有する局に割当てられたデータチ
ャンネルを伝達する。
かくて、この例では、フレームの長さは125μsで、
マルチフレームのそれは8msでスーパーマルチフレーム
のそれは1.024sである。
従局から中心局への方向で、情報信号の伝送はGR0か
らGR31で参照される時間スロットで有効になされる。各
時間スロットは保護時間を有しその間は伝送がなく、中
心局での情報信号の到着時間内で不確実性を許容する。
伝送ビット率の効率上保護時間の影響を減じるために、
各時間スロットGRは72バイトを有する。
時間スロットGR2からGR31は中心局がそれらに割当て
さえすれば従局の各1つにより利用されることができ
る。これら時間スロットの各々は72バイトのパケット
(packet)を有し、次のように構成される: 伝送が生じない保護時間として1バイト; 受信に際しクロックを回復させるための5クロックバ
イト; パケット特性のはじまりをマーク(mark)するための
プリアンブルRDPとして1バイト; チャンネルごとの信号用に1バイト;そしてパケット
化された会話の8msに対応させて64情報バイト。
時間スロットGR0は各従局によりランダム(random)
にはあくし得る16kbit/sのセマフォチャンネル用に保留
される。このパケットは以下のように構成される: 伝送が生じない保護時間として1バイト; 受信に際しクロックを回復させるための5クロックバ
イト; パケット特性のはじまりをマークするためのプリアン
ブルRDPとして1バイト; 利用されいな1バイト; セマフォチャンネル伝送用として16バイト; 利用されない48バイト; 時間スロットGR1は各従局により順次にはあくされ
る。この目的のためTGR0からTGR127で参照される128フ
レームはそれぞれ32の時間スロットGRを有する。
伝送は2.304Mbit/sの率で有効になされ、一方1つの
時間スロットGRは250μs続く。各フレームは8ms続きか
くて128フレームは全体で1.204s続く。
第3図にはTDMA法が1伝送方向に利用される情報伝送
システムでの局間遅延を調整する方法のフローチャート
が示されている。この伝送システムは1つの中心局とカ
スケードに配置された中継従局を含む複数の従局とを具
えたネットワークにより構成され、従局は情報ビットを
中心局に送信する瞬時をずらすための時間転移手段MDを
具え、中心局は前記情報ビットが到達する順序を検出す
るための時間検出手段MRを具え、ネットワークの各局は
すくなくとも送信時間軸と受信時間軸を具えている。
かくて、各従局は遅延を調整するため伝送瞬時を転移
させるための手段MDを具え、時間スロットGRに送信され
た情報信号が中心局に適切に設定された時間に到達する
ように、局の送信時間軸を受信時間軸に関して転移させ
る。
中心局は情報信号が到達する順序をマークし従局の伝
送遅延を測定するめの時間検出手段MRを具えている。こ
の目的のため、各従局はそれに割当てられる時間スロッ
トGR1の真中でプリアンブルワードRDPを送信する。中心
局はプリアンブルワードRDPの到達の瞬時を検出し、従
局に遅延を正確に再調整させる指示を帰す。これを有効
ならしめるために、TDM方向に(中心局から従局方向)
遅延の測定された長さを再送信するための時間間隔をマ
ルチフレーム内に備えている。ランクmのマルチフレー
ムでこの時間間隔またはデータチャンネルは番号mを有
する局に割当てられる。
本発明に係わる方法は、当該方法が送信時間軸を種々
の従局に割当てるための遅延を調整すべく、情報信号が
到達する順序を検出するための時間検出手段と共働する
前記情報信号を送信する瞬時をずらすための時間転送手
段に適用され、中心局で1ビット周期へ各従局用遅延の
初期の調整を有効に行ない、従局で1ビット周期のジャ
ンプが得られるまで1/(2n−1)ビット周期のステップ
の遅延を増加させ、次に局間遅延の最適な調整のため同
じ大きさのnステップだけ遅延を削減させ、ここでnは
1を含まぬ1より大きい整数であることを特徴としてい
る。
たの方法では、遅延の初期の調整は1ビット周期の精
度で有効になされる。各時間スロットGRはこれまで述べ
てきたように1バイトの保護時間を含み、その間送信は
なく、それはパケットの重なりなしで±4ビットの調整
範囲を許容する。
中心局と端従局間に挿入された中継従局は第1図のご
とくそれらの送信瞬時をずらすための手段MDを具えてい
る。中継従局は端従局に中心局から来る多重信号を再送
信する。他の伝送方向では、中継従局は中心局に受信さ
れた異なるパケットを再送信する。この目的のため、中
継従局は時間スロットGR0およびGR2からGR31用の8ビッ
幅の時間窓と時間スロットGR1用72バイト幅時間窓でプ
リアンブルワードRDPをさがす。プリアンブルワードRDP
が検出されると、中継従局はこのワードRDPを認識しワ
ードRDPに先だつ5クロックバイトを送信するために要
する時間だけ転移した対応パケットを再送信する。その
パケットは中間縦局の送信時間軸に関して再調整される
ことなく到達する順序で再送信される。
端従局の調整の検証は中心局で有効になされる。従局
の遅延に関する指示はその距離と種々の中継従局を通過
するに要する遷移時間とを考慮している。
本発明の特徴によれば、局間遅延調整方法が実施され
る時は、中継従局のカスケード配置を介して中心局と情
報を交換する端従局の遅延を調整するため、中心局の時
間検出手段MRと共働するカスケード配置の種々の従局の
時間転移手段MDに特別な順次で当該方法が引続いて適用
され、前記順序で中心局に最も近い中継従局より始め、
次に次の近い中継従局に次々に及び、最後に問題とする
端従局で終了する。
従局mの調整は多重信号のランクmのマルチフレーム
で時間間隔または前記従局m用のデータチャンネルを使
用することで有効になされる。本発明の特徴は次の情報
信号: 動作していない時前記従局mからのすべての伝送を禁
じる遠隔信号;と 中心局が前記従局mの遅延とこの従局mに割当てられ
てきた時間スロットGRの遅延との調整を始める時削減さ
れた大きさのパケット(5クロックバイトとプリアンブ
ルワードRDP)の伝送のみを許す遠隔制御信号;と 遅延が適切に調整された時通常の方法で従局mに送信
させることを許す遠隔制御信号とを このデータチャンネルで送信することに存する。
第3図示フローチャートを参照して説明する本発明に
係わる局間遅延調整方法では、ステートE1は初期ステー
ト〔STT〕でそこで従局は1ビット周期に調整される。
ステートE2では従局の遅延Dは1/(2n−1)ビット周期
のステップだけ増加される〔D+1/(2n−1)=D〕。
ステートE3では、削減された大きさのパケットが中心局
で受信され 〔REC PAK〕そして転移が1ビット周期の精度で測定さ
れる〔SHT=?〕。ステートE4では、質問がなされ:
“1ビットジャンプが発生されたか?"〔D>1?〕。もし
答がnoの時は次のステートは再びステートE2となりそこ
で遅延Dはもう1ステップ1/(2n−1)ビット周期増加
され、ステートE3とステートE4がそれに続きこれはステ
ートE4で課される質問に対する答がyesになるまで続
く。ステートE4での答がyesの時は次のステートはE5で
そこでは遅延Dは同じ大きさのnステップだけ削減さ
れ;かくてn/(2n−1)ビット周期だけ削減される〔D
−n/(2n−1)=D〕。ステートE6では、削減された大
きさのパケットが中心局で受信され〔REC PAK〕そして
転移が1ビット周期の精度で測定される〔SHT=?〕。
ステートE7では、次の質問が課される:“遅延Dは1ビ
ット周期に訂正されたか?"〔D?〕。答がyesの時は従局
はステートE8で適切に調整されたと宣告される〔ST
P〕。もし一方答がnoの時は次のステートはE9でここで
新しい遅延Dの計算が有効になされ〔CMP D〕、そこで
ステートE10で新しい遅延Dの計算の結果が伝達される
〔TRM D〕。ステートE11では削減された大きさのパケッ
トが中心局で受信され〔REC PAK〕そして転移が1ビッ
ト周期の精度で測定される〔SHT=?〕。ステート12で
は質問が新しく課される:“遅延Dは1ビット周期に訂
正されたか?"〔D?〕。答がyesならステートE1へ遷移
し、従局がステートE8で適正に調整されたと宣告される
まですでにこれまで述べてきたように次のステートに遷
移する。ステートE12で課された質問に対する答がnoな
ら、新しい遅延Dの計算のためステートE9にもどり、次
に次のステートに遷移しこれは局が適正に調整されたと
宣言されるまで実行される。
かくて記述されてきた方法に従い、これに限定されな
い例としてnを2に等しく選択することにより(nは1
より大きくなければならない)、遅延の調整が次の方法
で実現される。遅延はまず第1に1ビット周期に調整さ
れ、中心局の遅延の測定は常に1ビット周期の精度で有
効になれる。中心局で削減された大きさのバケットの測
定された到達時間が従局が1ビット周期に適正に調整さ
れたことを示す時は、調整されるべき従局からの伝送は
1/3ビット周期ごとに転送され(1/(2n−1)=1/3)、
1ビット周期のジャンプが得られるまで続く(遅延は1/
3ビット周期だけ増加し、次はおそらく2/3ビット周期ま
たは1ビット周期だけ)。1ビット周期のこのジャンプ
が得られるや否や、遅延は2/3ビット周期だけ削減され
る(n/(2n−1)=2/3)。その状況では、受信された
データのクロックが±1/3ビット周期より小さくない分
だけ従局のクロックの立上り縁部より離れた領域にある
ような方法で従局の遅延が有利に、そして絶えることな
くかつ調整され、この方法ではデータの転移はなく±1/
3ビット周期の遅延変化が許される。
第4図は中心局の簡単化されたブロック線図を示す。
受信器1は異なった従局から来る情報ビットの流れIE
Rを受信する。転移測定回路2は信号B1で局の時間軸3
で制御され、時間スロットGR1のパケットの到達時間と
このパケットが原理的に到達せねばならぬ時間との差を
測定する。転移測定回路は基本的には回復した遠端クロ
ックの割合いで情報ビットの流れを転移させるシフトレ
ジスタと、パケットRDPのはじまりをマークするプリア
ンブルバイトRDPの存在を探すデコーダと、このプリア
ンブルバイトRDPの到達の実際の時間とその原理的到達
の時間とのずれのビット数を計算するビットカウンによ
り構成される。転移測定回路2と時間軸3は局の局部ク
ロックを発生する回路4に接続される。計算器5は転移
測定回路2をアクセスする。受信器1の出力はまた整列
回路6に接続され、この回路は信号B2により時間軸3に
より制御される。それ自身公知でパケットのはじまりを
マークするプリンアブルバイトRDPの存在の検出に反応
する整列回路6はバスMXRに異なった時間スロットGRに
適正に位置された情報ビットの流れを供給し、バスMXR
は局に接続される装置用のものである。
信号B3により時間軸3はデマルチプレクサ7を制御し
その入力は整列回路6の出力に接続され、デマルチプレ
クサ7は計算器5用のセマフォチャンネルCSと同じくチ
ャンネルごとの信号V/Vを抽出する。
計算器5は、例えば専用端子(exploitation termina
l)8の助けでオペレータにより供給される制御信号お
よび一方転移測定回路2から受信される転移情報信号に
応じて、送信時間軸に適用されねばならぬ転移値と同じ
く従局に送られるべき遠隔制御信号を決定する。カウン
タ5により決定されたこれら遠隔制御信号とこれら転移
値は遠隔制御メモリ回路9と転移メモリ回路10にそれぞ
れ記憶され異なったデータチャンネルで次々に送信され
る。信号B4により時間軸3で制御されるマルチプレクサ
11は送信器12にチャンネル毎の信号V/Vを再グループ化
するマルチプレクサ信号IRE、計算器5により供給され
ると同じセマフォチャンネルCS、フレームおよびマルチ
フレーム整列信号VER、その局に接続される装置により
送られる情報信号MXE、および計算器5により生み出さ
れそれぞれのメモリ回路9と10に記憶される遠隔制御信
号TELと転移値DECを供給する。
回路2,5,9,10と専用端子8は情報信号が到達する順序
を検出するための時間検出手段を構成し、この時間検出
手段は第1図でMRとして参照されてきた。1ビット周期
の精度への従局の調整およびそれら調整の検証は中心局
で有効になされる。
第5図は遅延の調整が1/3ビット周期で有効になされ
る従局の簡単化されたブロック線図を示す(n=2)。
従局において、情報ビットの流れIRは受信器20により
受信される。受信器20とクロック回復回路21の出力で利
用できる情報ビットの流れにより受信時間軸22が制御さ
れる。受信器の出力情報ビットの流れは時間軸22により
供給される信号BR1により制御されるデマルチプレクサ2
3の入力に印加される。受信器の出力はまたバスMXRに情
報ビットの流れを供給する。デマルチプレクサの出力で
計算器24にと通ずるセマフオチャンネルCSと同じくチャ
ンネル毎の信号V/Vが抽出される。従局に割当てられる
番号NSに応じて時間軸22から信号BR2により制御される
比較回路25は、遠隔制限に関係し遠隔制御メモリ回路27
により記憶される情報信号(受信器出力で有用)と同じ
く、転移に関係し転移メモリ回路26により記憶される情
報信号(受信器20の出力で有用)を抽出する。時間軸28
は伝送をクロックするために利用され、この送信クロッ
クは中心局により表示されそして送信時間軸28に含まれ
る加算器の助けでメモリ回路26に記憶された転移を加算
することにより受信時間軸22の信号BR3から導出され
る。この時間軸28はパケット特性のはじまりをマークす
るプリアンブルバイトRDP、チャンネル毎の信号V/V、計
算器24の出力の1つに現われるセマフオチャンネルCSお
よびその局に接続される機器から来る情報信号DGRが挿
入されるマルチプレクサ29を制御する。時間スロットGR
1での削減されたパケットを送信する瞬時はその局に割
当てられる番号と時間軸28のステート間一致を検出する
比較回路30により決定される。この削減されたパケット
の伝送は削減されたパケットの伝送を許容する遠隔制御
信号TPTRにより確認され、その確認信号はメモリ回路27
の出力で有効である。比較回路30の出力信号は次にAND
ゲートET31の1つの入力に印加され、ET31はその第2の
入力に確認信号TPTRを受信するとき送信器32をしてマル
チプレクサ29の出力で有効な削減された大きさのパケッ
トを送信させる。他の時間スロットGRでのデータの伝送
はメモリ33により制御され、メモリ33には計算器24が通
信文を受領するためその局に割当てられてきた時間スロ
ットを書きこんである。
マルチプレクサ29の出力で有効なデータは送信器32に
より送信が許容されるならば送信される。情報ビットの
流れIEの送信許諾は、メモリ33からの制御信号を1つの
入力に通常の伝送を許容するメモリ回路27からの遠隔制
御信号TNともう一方の入力に受信するANDゲートET34の
出力によって与えられる。遠隔制御信号が受信される場
合は伝送を禁止し、勿論その局は送信できない。
異なった時間スロットGRでの情報信号の伝送は回路21
からの回復クロックか、このクロックだが1/3か2/3ビッ
ト周期にわたり転移されたクロックで有効になされる。
この目的のためマルチプレクサ35がこれら3つのクロッ
ク、クロック回復回路21からの信号がマルチプレクサ35
の第1の入力に、1/3ビット周期にわたり例えば遅延線3
6の手段で転移された後マルチプレクサ35の第2の入力
に、2/3ビット周期にわたり例えば遅延線37の手段で転
移された後マルチプレクサ35の第3の入力に印加されて
生じる3つのクロック間から選択するために備えられ
る。マルチプレクサ35は転移メモリ回路26の出力で有効
な信号CDにより制御され、この信号CDは中心局により送
信される遅延情報信号に関係づけられる。マルチプレク
サ35の出力は送信器32に接続され、この送信器に転移な
しの、1/3ビット周期の転移のある、2/3ビット周期の転
移のある情報信号を送信させる。回路25,26,27,28,30,3
1,33,34,35,36および37は伝送瞬時を転移させるための
時間転移手段を構成し、この時間転移手段はすでに第1
図でMDで参照されてきた。
第6図に本発明に係わる方法が使用されない時伝送シ
ステムに発生する転移の例を示すいくつかの時間線図を
示している。
初期の延長調整は中心局で1ビット周期の精度で有効
になされ、中継従局を通過するとパケットの受信は受信
されたパケットから回復されたクロック、かくてすぐ先
行の局から来るクロックで有効になされる。他方、この
パケットの中心局への伝送は中心局から来る多重信号の
クロックである中継従局のクロックで有効になされる。
これり2つのクロックは同じ周波数であるがそれらの位
相は異なり、事実位相転移は中継従局とすぐ前の局の間
の距離に依存する。加うるに、これら2つのクロックは
相互のジッターにより影響され、それらの位相によって
は、わずかのジッターが中継従局を通過する時1ビット
周囲の転移となる。この現象は第6図に示されている。
ラインaに与えられた瞬時の受信されたデータパケッ
トから抽出されるクロックHPが表示されており、ライン
bは受信されたパケットのデータDIを記号的に現わして
いる。中心局により送信された多重信号から抽出される
中継従局のクロックHMはラインcで現わされ、このクロ
ックHMでデータDOが中心局に再送信される。他の瞬時で
わすかのずれが発生すると、ラインeで示される転移が
受信されたデータパケットから抽出されるクロックHP′
を現わし、ラインfにより受信されたパケットのデータ
DI′を記号的に現わし、データDO′は次にラインgで示
されるように1ビット周期転移して(常にクロックHMに
従って)再送信される。クロックHPとHMに相互に影響す
るジッターJはラインfで現わされる。
かくて、複数の中継従局が端従局と中心局の間にカス
ケードに挿入されると、中継従局間距離を考慮して、こ
れら中継従局のいくつかのパケット受信クロックとパケ
ット送信クロックは実際に同相であることがおこるかも
しれない。もしなにかの理由、たとえば温度変化で、ク
ロック間に位相のずれがおこると、この事実は中心局の
データ受信に際しいくらかのビット周期にわたり突然の
転移に移動しかくてパケットの重なりを起こさせる。
この現象を避けるためには、従局の遅延の調整をわず
かのジッターでも中継従局を介して通過する際に1ビッ
ト周期以上の転移をもはや生じさせないようより正確に
有効にする必要がある。
第7図は本発明に係わる方法が適用される時かかる転
移がいかに回避されるかを示している。この使用れさる
調整モード、1/3ビット周期への調整はデータ転移なく
±1/3ビット周期の遅延変化を許容する。
ラインaでは受信されたデータを再送信するに使用さ
れるクロックHMが現わされる。第7図は極端な場合を考
えており、そこでは受信データはクロックHMに関してわ
ずか進みまたはわずか遅れている。
ラインbはクロックHMに関してわずか遅れたデータDI1
を現わしている。これらデータDO1の再伝送はラインc
現わされ、この伝送時間は(1ビット周期の精度に対す
る)中心局で正確に考慮される。もしラインbのデータ
の遅延が1/3ビット周期(DI2,ラインd)または2/3ビッ
ト周期(DI3,ラインe)だけ増加すると、再伝送は中心
局に関して常に正確であるべく考慮されてラインcと一
致して常に有効になされる。一方もしラインbのデータ
遅延が1ビット周期だけ増加すると(DI4,ラインf)こ
れらデータDO4(ラインg)の再伝送は1ビット周期のジ
ャンプがなされるだろう。調整はそれで2/3ビット周期
だけ遅延を減じることになり、これは受信されたデータ
にラインdのデータにより占有されたものと同一の位置
を強いることになる。かかる調整はかくて不都合なジャ
ンプをひきおこすことなく1/3ビット周期左側へそして
ほぼ2/3ビット周期右側への転送をさせる。
ラインhはクロックHMに関して進んだデータDI5を現わ
し、これらデータはラインbのそれらに関してほぼ1/3ビ
ット周期だけ転移される。もしこれらデータの遅延が1/
3ビット周期(DI6,ラインi)または2/3ビット周期(DI
7,ラインj)だけ増加すると、再伝送はラインcと同じ正
確な方法でなされ、ラインjに示されるデータはなおわ
ずか局部クロックHMに対して進む。もし遅延が再び1/3
ビット周期だけ増加すると(DI8,ラインk)、データの
再伝送はラインgのそれと同じ方法で1ビット周期のジ
ャンプでなされる。調整はまた2/3ビット周期だけ遅延
を削減してなされねばならず、これはラインiのデータ
で占有されたものと一致した位置に受信されたデータを
強いる。この調整はかくて不都合なジャンプをひきおこ
すことなく1/3ビット周期右側へそしてほぼ2/3ビット周
期左側への転移をさせる。
ライン1にはその誤差のない再伝送用データに課され
るべき遅延調整範囲θが示される。
このように処理すれば、受信されたデータ信号が送信
クロックHMに関していかなる位相を持とうとも、データ
信号の到達時間は1ビット周期の転移をひきおこすこと
なく±1/3ビット周期だけ変化できる。
以上この調整モードは以下のことに有効に使用され
る: 中心局からのリンクにある第1の従局の遅延調整:受
信されたデータは中心局のクロックに関して適切に調整
されて到達する;そして はるかはなれた従局の遅延調整:中継従局にて受信さ
れたデータは中継従局のクロックに関して適切に調整さ
れて到達する。後者は先行局のクロックに関して適切に
調整されるから、おなじことが再送信データについて保
持される。
このような調整方法ではジッターが±1/3ビット周期
より小さい限りは(n=2について)中継従局を通過す
る際、1ビット周期の偶発のジャンプをさけることがで
きる。一般に1ビット周期のジャンプを発生することな
く受信されたデータ信号で±(n−1)/(2n−1)ビ
ット周期のジッターを許容することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる方法が適用される情報伝送シ
ステムの基本的構成を示し、 第2図は、伝送フレームの構成の一例を示し、 第3図は、本発明に係わる局間遅延調整方法のフローチ
ャートを示し、 第4図は、中心局の簡単化されたブロック線図を示し、 第5図は、従局の簡単化されたブロック線図を示し、 第6図は、本発明方法が使用されない場合の伝送システ
ムに発生する転移の例を示す複数の時間線図を示し、 第7図は、本発明方法が使用される場合転移がいかに回
避されるかを示す複数の時間線図を示す。 1……受信器、2……転移測定回路 3……時間軸、4……クロック発生回路 5……計算器、6……整列回路 7……デマルチプレクサ 8……専用端子、9,10……メモリ回路 11……マルチプレクサ 12……送信器、20……受信器 21……クロック回復回路 22……時間軸、23……デマルチプレクサ 24……計算器、25……比較回路 26……転移メモリ回路 27……遠隔制御メモリ回路 28……時間軸、29……マルチプレクサ 30……比較回路、31……ANDゲート 32……送信器、33……メモリ 34……ANDゲート、35……マルチプレクサ 36,37……遅延線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その伝送システムが1つの中心局とカスケ
    ードに配置された中継従局を含む複数の従局とを具えた
    ネットワークにより構成され、その従局が中心局に情報
    ビットを伝送する瞬時をずらすための時間転移手段を具
    え、その中心局が前記情報ビットの到達瞬時を検出し、
    初期調整を実行するため前記従局へ調整指示をもどす時
    間検出手段を具え、ネットワークの各局がすくなくとも
    送信時間軸と受信時間軸とを具える、1伝送方向に時分
    割多重アクセス方法を利用する情報伝送システムにおけ
    る局間遅延調整方法において、当該局間遅延調整方法が
    送信および受信時間軸間にずれを生ぜしめるため、従局
    の送信時間軸に割当てられるべき遅延を、1ビット周期
    のジャンプが得られるまで1/(2n−1)ビット周期のス
    テップで遅延を増大させ、次に同じ大きさのnステップ
    だけ遅延を減少させることにより、追加的に調整すべ
    く、前記時間検出手段と協働する前記時間転移手段に適
    用され、ここでnは1を含まぬ1より大きい整数であ
    り、遅延の初期調整は1ビット周期の精度でなされてき
    たことを特徴とする情報伝送システムにおける局間遅延
    調整方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方法におい
    て、中継従局のカスケード配置を介して中心局と情報を
    交換する端従局の遅延を調整するため、中心局の前記時
    間検出手段と共働するカスケード配置の種々の従局の前
    記時間転移手段に予定の順序で当該方法が引続いて適用
    され、前記順序で中心局に最も近い中継従局より始め、
    次に次の近い中継従局に次々に及び、最後に含まれる端
    従局で終了することを特徴とする情報伝送システムにお
    ける局間遅延調整方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    方法において、当該方法が遅延が調整されねばならぬ従
    局用データチャンネルに、以下の情報信号:問題とする
    従局からのすべての伝送を禁じる遠隔信号と、割当てら
    れた時間スロットに削減された大きさのデータパケット
    のみを送信する権限を問題とする従局に与える遠隔信号
    と、通常の方法で送信する権限を問題とする従局に与え
    る遠隔信号と、を引続き送信するステップを具えること
    を特徴とする情報伝送システムにおける局間遅延調整方
    法。
JP62320163A 1986-12-19 1987-12-19 情報伝送システムにおける局間遅延調整方法 Expired - Lifetime JPH0824296B2 (ja)

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