JPH08242939A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

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JPH08242939A
JPH08242939A JP5391695A JP5391695A JPH08242939A JP H08242939 A JPH08242939 A JP H08242939A JP 5391695 A JP5391695 A JP 5391695A JP 5391695 A JP5391695 A JP 5391695A JP H08242939 A JPH08242939 A JP H08242939A
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幸知 柚原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 しっかりとした反力を得て良好な気密状態を
得ることができる棒状化粧料容器を提供する。 【構成】 本体筒10の嵌合筒部11には、その外周面
下部に隆起シール面部12をまた中間部に環状リブ13
を突出形成し、キャップ3内には、嵌合筒部11と嵌脱
自在に嵌合する樹脂製のシール部材40を設け、その嵌
合シール部42に、環状リブ13に係合する内向き突起
44(嵌着部C)と、キャップ内面と圧接する環状隆起
部45(弾発部B)と、嵌合筒部11の隆起シール面部
12の外周面に重なり合って当接する下端開放状態のシ
ール面46(シール部A)とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャップの嵌合構造に
気密機能を備えた棒状化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、口紅容器のような棒状化粧料容
器においては、揮発性化粧料の乾燥固化を防止するなど
の観点から、キャップの嵌合係止機能と気密機能とを組
み込むことが行われている。
【0003】この種の棒状化粧料容器における気密構造
としては、従来実公平5−34579号公報に開示され
たものがある。これは、図7及び図8に示すように、筒
状容器本体の外側に配置される中具筒107の嵌合部1
07aに着脱自在に嵌合する筒状キャップ113の内側
に、このキャップ113と同形状をなす樹脂製の帽体1
14を接着剤などの適宜の手段によって嵌着固定し、こ
の帽体114の下部に内径拡幅部115を形成して適度
の弾力性を有する嵌合壁114aを設け、この嵌合壁1
14aとキャップ113との間に嵌合壁114aの弾力
性を助長するための間隙部116を介在せしめ、嵌合壁
114aの下部に外側に反り返りその先端がキャップ1
13の内壁面に接触する接片114bを設けると共に、
帽体114の嵌合壁114a内周面に突設した環状凸部
114cが中具筒107の外周面に密接し、また帽体1
14の嵌合壁114aに形成した嵌合凹部114dに中
具筒107の外周面に突設した環状凸部107cが密嵌
係合するように構成したものである。なお、101は袴
筒、102は螺旋筒、103は螺旋溝、104は身筒、
105は環状溝、106は内周リブ、108は化粧料
皿、109は環状リブ、110は脚柱である。
【0004】かかる構成の下では、キャップ113を被
せて装着すると、帽体114の嵌合壁114aが中具筒
107の嵌合部107aに嵌合し、この嵌合部107a
の外周面に帽体114の環状凸部114cが密接すると
共に、嵌合部107aの外周面に突設した環状凸部10
7cが帽体114の嵌合壁114aに穿った環状凹部1
14dに密嵌係合し、キャップ113の係止状態が確保
されると共に、容器本体内に対する外気の侵入が阻止で
きるようになる。すなわち、中具筒107に対する環状
凸部114cの緊密な接触と、環状凹部114dに対す
る環状凸部107cの密嵌係合という、2箇所において
気密に封止されるため、1箇所の場合に比べ、より良好
な気密効果が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の場合、気密作用をもたらす押圧力は、嵌合壁114
aの下部に設けた接片114bが外側に反り返りその先
端がキャップ113の内周面に接触することによって確
保される。つまり、環状凸部114cと環状凹部114
dという2つの接触箇所は、それから離れた接片114
bの箇所を反力点として、内側に向かう弾性復帰力をそ
れぞれの箇所で得るものであった。この場合、環状凸部
114cと環状凹部114dという2つの接触箇所にお
いてもキャップ113側は空隙となっているので、環状
凸部114c及び環状凹部114dは弾性的に撓むこと
となり、しっかりした反力を得ることができないおそれ
がある。このため、環状凸部114cの嵌合部107c
に対する接触圧及び環状凹部114dの環状突起107
cに対する接触圧を保持しておくことが難しいものであ
った。
【0006】そこで本発明の目的は、上記課題を解決
し、しっかりとした反力を得て良好な気密状態を得るこ
とができる棒状化粧料容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係る棒状化粧料容器は、本体筒内に身筒及
び化粧料皿筒をこの順序で配置した筒状容器本体と、こ
れに嵌装される筒状キャップとで構成される棒状化粧料
容器において、前記本体筒には、その上部に該キャップ
と嵌合される嵌合筒部を形成し、該嵌合筒部の外周面下
部にその周方向に沿って隆起した隆起シール面部を形成
すると共に、該外周面の中間部に周方向に沿って環状リ
ブを突出形成し、前記キャップ内には、その内面に沿っ
て該嵌合筒部と嵌脱自在に嵌合する樹脂製のシール部材
を設けると共に、該シール部材に、前記嵌合筒部よりも
上方位置から下方に向かって肉薄な嵌合シール部を形成
し、該嵌合シール部が上方から下方に向かって順次、可
撓部と、該可撓部に設けられ前記嵌合筒部の環状リブに
係合する内向き突起と、該内向き突起の下方にて径方向
外方へ膨出されて前記キャップ内面と圧接する環状隆起
部と、該環状隆起部の下方に下端開放状態で垂下形成さ
れ、前記嵌合筒部の隆起シール面部の外周面に重なり合
って当接するシール面とを備えることを特徴とする。
【0008】前記嵌合筒部の隆起シール面部は、その外
周面を裾拡がり状の傾斜面として構成するのが好まし
い。
【0009】
【作用】上記構成を有する請求項1,2の発明の棒状化
粧料容器によれば、嵌合シール部に上方から下方に向か
って順次、可撓部と、該可撓部に設けられ前記嵌合筒部
の環状リブに係合する内向き突起と、該内向き突起の下
方にて径方向外方へ膨出されて前記キャップ内面と圧接
する環状隆起部と、該環状隆起部の下方に下端開放状態
で垂下形成され、前記嵌合筒部の隆起シール面部の外周
面に重なり合って当接するシール面とを備えたので、隆
起シール面部及びシール面によるシール箇所と、環状リ
ブ及び内向き突起による嵌着箇所とを、環状隆起部を介
して別々に独立させることができるとともに、これら独
立させたシール箇所と嵌着箇所との間に、キャップの内
周面に当接させてこれに反力をとってシール箇所に向か
って圧力をかける作用をなし、従って嵌着箇所のシール
箇所への影響をも排除できる弾発箇所としての環状隆起
部を構成することができ、シール箇所と嵌着箇所とを機
能的にも構造的にも離隔させて、相互に干渉しない構成
を確保することができ、シール機能を確実に保証するこ
とができる。
【0010】また、これらシール箇所、弾発箇所及び嵌
着箇所相互は、その機能に必要とされる形を一方から他
方へと順次遷移させる形態で、シール部材の軸方向に一
連に一体的に無駄なく形成できると共に、このような形
態から、弾発箇所をシール箇所に接近させて位置させる
ことができ、シールに必要な当接力を十分に確保するこ
とができる。
【0011】従って、シール箇所においては、シール面
が嵌合筒部の外周面に接触する当接力を大きく確保する
ことができ、また長期に亘って良好なシール性能を確保
することができる。
【0012】また、請求項2の発明においては、本体筒
の隆起シール面部の外周面が裾拡がり状の傾斜面として
構成され、これに、キャップのシール部材のシール面、
つまり下端開放状態のシール面が嵌装される。従って、
キャップ側のシール面は外側に撓んで本体筒側の隆起シ
ール面部の外周面に密に圧接するため、製造上の寸法精
度のバラツキを吸収し、長期にわたりより確実な密嵌状
態を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1及び図2において、棒状化粧料容器1は、筒
状容器本体2と、これに装着される筒状のキャップ3と
で主に構成される。
【0014】筒状容器本体2は、その外郭を形成する本
体筒10と、この本体筒10の内側に配置された身筒2
0と、身筒20のさらに内側に配置された化粧料皿筒3
0とからなっている。
【0015】本体筒10の、キャップ3で被われる上方
部分には、肉薄な嵌合筒部11が一体的に形成され、こ
の嵌合筒部11にキャップ3が嵌合されるようになって
いる。気密なシールを確保するため、この嵌合筒部11
の外周面の下部には、その周方向に沿って連続した肉厚
部として形成され且つ嵌合筒部11外周面から傾斜段差
12aをもって隆起させた環状の隆起シール面部12が
形成されている。またこの嵌合筒部11の外周面の中間
部には、その周方向に沿って一条の連続した環状リブ1
3が突出形成されている。
【0016】化粧料皿筒30は、仕切壁31で上下に仕
切られ、その上部が化粧料皿32として形成されて、こ
の化粧料皿32に化粧料33が納められている。
【0017】この化粧料皿筒30の繰り上げ機構を構成
するために、本体筒10の円筒状内周面には螺旋溝14
が刻設されているとともに、他方化粧料皿筒30の下部
には、これより外方へ突出させて、係合突起34が形成
されている。そして、この化粧料皿筒30の係合突起3
4は、身筒20に螺旋溝14の軸方向長さに対応させて
形成したスリット21を貫通して、本体筒10の螺旋溝
14内に係合している。
【0018】従って、本体筒10を身筒20に対して相
対的に回転させると、図2に示すように、螺旋溝14に
沿ってスリット21の上限位置まで係合突起34が上昇
し、これにより化粧料皿筒30の化粧料33が本体筒1
0から突出するようになる。
【0019】一方、キャップ3の内側には、その内面に
沿う筒体状の樹脂製シール部材40が接着剤などの適宜
手段によって嵌着固定されており、このシール部材40
が本体筒10の嵌合筒部11に対して、嵌脱自在に嵌合
するようになっている。
【0020】図1,図3及び図4に示すように、このシ
ール部材40は主に、キャップ3を本体筒10に装着し
た際に嵌合筒部11よりも上方に位置され、キャップ3
の内周面と嵌合筒部11の外周面との間の間隙幅よりも
若干厚く形成された筒状の肉厚部41と、この肉厚部4
1下方の肉薄に形成された筒状の嵌合シール部42とを
備えて構成されている。図5に拡大して示すように、嵌
合シール部42は、肉厚部41から肉薄に、かつキャッ
プ3内周面から離隔するように形成された可撓面43
と、この可撓面43の内周面にその周方向に沿って互い
に適宜間隔を隔てて突設され、嵌合筒部11の環状リブ
13に下側から係合する内向き突起44と、この可撓面
43の内向き突起44下方にシール部材40の径方向外
方へ膨出して形成され、キャップ3の内周面と圧接され
る環状隆起部45と、上記可撓面43の環状隆起部45
下方に連続的に垂下形成され且つキャップ3の内周面か
ら所定の隙間d(図3)を隔てて開放された開放端部で
あって、キャップ装着時には本体筒10の嵌合筒部11
に設けた隆起シール面部12外周面上に重ね合わされて
嵌合されるシール面46とを備えている。そして、キャ
ップ3の内周面と圧接する環状隆起部45を備えたこと
により、可撓面43の外周面とキャップ3の内周面との
間に間隙47が形成されるとともに、可撓部43に続く
シール面46とキャップ3の内周面との間にも間隙48
が形成される。また、可撓部43に内向き突起44を形
成したことにより、この内向き突起44の内周面と嵌合
筒部11の外周面との間にも間隙49が形成される。
【0021】シール部材40の内向き突起44は、キャ
ップ3を筒状容器本体2に被せた際、隙間47によって
弾発作用を助長されつつ、嵌合筒部11の環状リブ13
を容易に乗り越え、この乗り越えによって内向き突起4
4が環状リブ13に下側から係合することで、筒状容器
本体2とキャップ3との嵌合状態を保持する嵌着部Cと
して機能する。
【0022】またシール部材40のシール面46は、嵌
合筒部11の隆起シール面部12の外周面に重なり合う
ことで、キャップ3と筒状容器本体2との間の気密を確
保するシール部Aとして機能する。そしてこの際、環状
隆起部45がキャップ3の内周面に圧接する部分が、隙
間49の存在とも相俟って、当該シール部分Aに対して
圧力をかける弾発部Bとして機能することになる。
【0023】特に、環状隆起部45はキャップ3の装着
状態では、シール部Aを構成するシール面46と嵌着部
Cを構成する内向き突起44との間で、キャップ3の内
周面に対して当接するように構成され、そして上記した
ように、この環状隆起部45はキャップ3の内周面に圧
接してシール部分Aに圧力をかける機能を奏することか
ら、環状リブ13と内向き突起44との嵌着状態がシー
ル部Aに影響することを防止することができる。また嵌
着部Cに対しても、環状隆起部45のキャップ3に対す
る圧接圧力が作用して、嵌着状態を一層確実なものとす
る。
【0024】このような構成によれば、シール部Aと嵌
着部Cとを別々に独立させることができるとともに、こ
れら独立させたシール部Aと嵌着部Cとの間に、キャッ
プ3の内周面に当接させてこれに反力をとってシール部
Aに向かって圧力をかける、従って嵌着部Cのシール部
Aへの影響をも排除できる弾発部Bを構成する環状隆起
部45を構成することができ、シール部Aと嵌着部Cと
を機能的にも構造的にも離隔させて、相互に干渉しない
構成を確保できる。しかも、シール面46は末端部が開
放されキャップ3の内周面から隙間dだけ浮かされてい
るため、両端が拘束されているシール面の場合に比べ、
その変形自由度が増大している。従って、嵌合時におけ
る製造精度誤差等を吸収してシール機能を確実に保証す
ることができる。
【0025】また、これらシール部A、弾発部B及び嵌
着部C相互は、その機能に必要とされる形を一方から他
方へと順次遷移させる形態で、シール部材40の軸方向
に一連に一体的に無駄なく形成できると共に、このよう
な形態から、弾発部Bをシール部Aに接近させて位置さ
せることができ、シールに必要な当接力を十分に確保す
ることができる。従って、シール部Aにおいては、従来
のようにシール部と嵌着部とが互いに影響し合うおそれ
のある構成(図8参照)と比べ、シール面46が嵌合筒
部11の外周面に接触する当接力を大きく確保すること
ができ、また長期に亘って良好なシール性能を確保する
ことができる。
【0026】図6は、上記嵌合筒部11の隆起シール面
部12を載頭円錐形とし、隆起シール面部12の外周面
を裾拡がり状の傾斜面12bとして構成した変形例であ
る。傾斜面12bの傾斜は、頂部の外径がシール面46
の内径より僅かに小さく、傾斜基部の外径がシール面4
6の内径より若干大きいように定められている。
【0027】基本的な作用は図5の場合と同じであり、
キャップ装着時には、本体筒10の嵌合筒部11に設け
た隆起シール面部12外周面上に、キャップ3のシール
部材40における嵌合シール部42が重ねられ、その
際、嵌着部Cについては、キャップ3のシール部材40
における内向き突起44が、本体筒10の嵌合筒部11
の環状リブ13を乗り越えてこれに嵌合する。しかし、
図5の場合と異なり、シール部Aについては、隆起シー
ル面部12の外周面が裾拡がりの傾斜面12bとして形
成されているため、キャップ3の嵌合シール部42のシ
ール面46は、図6の如く外側に撓むこととなり、その
反力により隆起シール面部12の外周面たる傾斜面12
bにより密に圧接する。従って、本体筒10とキャップ
3とがより確実に気密に封止されるため、より良好な気
密効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る棒状化粧料
容器では、シール部材に、嵌合筒部よりも上方位置から
下方に向かって肉薄な嵌合シール部を形成し、嵌合シー
ル部が上方から下方に向かって順次、可撓部と、該可撓
部に設けられ前記嵌合筒部の環状リブに係合する内向き
突起と、該内向き突起の下方にて径方向外方へ膨出され
て前記キャップ内面と圧接する環状隆起部と、該環状隆
起部の下方に下端開放状態で垂下形成され、前記嵌合筒
部の隆起シール面部の外周面に重なり合って当接するシ
ール面とを備えた構成としたので、隆起シール面部及び
シール面によるシール箇所と、環状リブ及び内向き突起
による嵌着箇所とを、環状隆起部を介して別々に独立さ
せることができるとともに、これら独立させたシール箇
所と嵌着箇所との間に、キャップの内周面に当接させて
これに反力をとってシール箇所に向かって圧力をかける
作用をなし、従って嵌着箇所のシール箇所への影響をも
排除できる弾発箇所としての環状隆起部を構成すること
ができ、シール箇所と嵌着箇所とを機能的にも構造的に
も離隔させて、相互に干渉しない構成を確保することが
でき、シール機能を確実に保証することができる。
【0029】また、これらシール箇所、弾発箇所及び嵌
着箇所相互は、その機能に必要とされる形を一方から他
方へと順次遷移させる形態で、シール部材の軸方向に一
連に一体的に無駄なく形成できると共に、このような形
態から、弾発箇所をシール箇所に接近させて位置させる
ことができ、シールに必要な当接力を十分に確保するこ
とができる。
【0030】従って、シール箇所においては、シール面
が嵌合筒部の隆起シール面部に接触する当接力を大きく
確保することができ、また長期に亘って良好なシール性
能を確保することができる。
【0031】また、請求項2の発明においては、本体筒
の隆起シール面部の外周面を裾拡がり状の傾斜面として
構成し、これに、キャップのシール部材のシール面、つ
まり下端開放状態のシール面を嵌装するようにしたの
で、キャップ側のシール面が外側に撓んで本体筒側の隆
起シール面部の外周面に密に圧接することとなり、この
ため、製造上の寸法精度のバラツキを吸収し、長期にわ
たりより確実な密嵌状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る棒状化粧料容器を、キ
ャップを装着した状態で示した正面及び断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る棒状化粧料容器を、キ
ャップを取り外した状態で示した正面及び断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係る棒状化粧料容器のキャ
ップを示した正面及び断面図である。
【図4】図3のキャップの底面図である。
【図5】図1の要部拡大断面図である。
【図6】本発明の変形実施例を示す図5と同様の図であ
る。
【図7】従来の棒状化粧料容器の一例を示す断面図であ
る。
【図8】図7の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 棒状化粧料容器 2 筒状容器本
体 3 キャップ 10 本体筒 11 嵌合筒部 12 隆起シー
ル面部 12a 傾斜段差 12b 傾斜面 13 環状リブ 14 螺旋溝 20 身筒 21 スリット 30 化粧料皿筒 31 仕切壁 32 化粧料皿 33 化粧料 34 係合突起 40 シール部
材 41 肉厚部 42 嵌合シー
ル部 43 可撓部 44 内向き突
起 45 環状隆起部 46 シール面 47,48,49 間隙 A シール部 B 弾発部 C 嵌着部 d 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体筒内に身筒及び化粧料皿筒をこの順
    序で配置した筒状容器本体と、これに嵌装される筒状キ
    ャップとで構成される棒状化粧料容器において、 前記本体筒には、その上部に該キャップと嵌合される嵌
    合筒部を形成し、該嵌合筒部の外周面下部にその周方向
    に沿って隆起した隆起シール面部を形成すると共に、該
    外周面の中間部に周方向に沿って環状リブを突出形成
    し、 前記キャップ内には、その内面に沿って該嵌合筒部と嵌
    脱自在に嵌合する樹脂製のシール部材を設けると共に、
    該シール部材に、前記嵌合筒部よりも上方位置から下方
    に向かって肉薄な嵌合シール部を形成し、 該嵌合シール部が上方から下方に向かって順次、可撓部
    と、該可撓部に設けられ前記嵌合筒部の環状リブに係合
    する内向き突起と、該内向き突起の下方にて径方向外方
    へ膨出されて前記キャップ内面と圧接する環状隆起部
    と、該環状隆起部の下方に下端開放状態で垂下形成さ
    れ、前記嵌合筒部の隆起シール面部の外周面に重なり合
    って当接するシール面とを備えることを特徴とする棒状
    化粧料容器。
  2. 【請求項2】 前記嵌合筒部の隆起シール面部の外周面
    を裾拡がり状の傾斜面として構成したことを特徴とする
    請求項1記載の棒状化粧料容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7553101B2 (en) 2004-02-27 2009-06-30 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Bar-like cosmetic delivering container
EP2250923A1 (en) * 2009-05-15 2010-11-17 Hidan Co., Ltd. Cylindrical cosmetic container

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US7553101B2 (en) 2004-02-27 2009-06-30 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Bar-like cosmetic delivering container
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