JPH08242323A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JPH08242323A
JPH08242323A JP7320411A JP32041195A JPH08242323A JP H08242323 A JPH08242323 A JP H08242323A JP 7320411 A JP7320411 A JP 7320411A JP 32041195 A JP32041195 A JP 32041195A JP H08242323 A JPH08242323 A JP H08242323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
communication device
control program
checksum
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7320411A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Saito
斉 齋藤
Koichiro Otsuka
広一郎 大塚
Shinichiro Kori
慎一郎 郡
Masashi Kimura
正志 木村
Toru Maeda
前田  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7320411A priority Critical patent/JPH08242323A/ja
Priority to US08/573,122 priority patent/US5918006A/en
Publication of JPH08242323A publication Critical patent/JPH08242323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信装置が記憶しているプログラムに異常が
発生した場合に、通信装置が異常な動作をすることを防
止する。 【解決手段】 制御プログラムと、この制御プログラム
の異常を検出するための情報を記憶しておき、制御プロ
グラムに基づいた情報を演算して求め、上記した制御プ
ログラムの異常を検出するための情報と比較する。この
比較の結果に応じて、所定の動作を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御プログラムを
記憶した通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、通信装置では制御プログラムを記
憶媒体(例えばリードオンリメモリROM)に記憶して
いる。
【0003】この記憶媒体はプログラムの異常を検出す
るためのチェックサムも同時に記憶している。このチェ
ックサムは記憶媒体に記憶されているプログラムが正常
であるときのデータを読み出して加算した数値と等しい
値であり、通信装置に記憶媒体を組み込む前にこのチェ
ックサムと記憶媒体の全領域のプログラムを読み出して
加算した数値と比較し、一致した場合にのみ記憶されて
いるプログラムが正常と判断して通信装置に組み込んで
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は記憶媒体を通信装置に組み込む段階での不良は検知さ
れているが、通信装置が出荷された後に記憶されている
プログラムが壊れたり、記憶されたプログラムの読み出
し回路に故障が発生した場合には、プログラムが正常に
読み取れなくなってしまう。
【0005】この様な場合、完全に装置の動作が不能に
なれば良いのだが、壊れた部分によっては通常は正常に
動作し、ある特定の動作を行った場合にのみ異常な動作
を行ってしまう事がある。この様なケースでは問題点の
検討が困難であり、異常動作の内容によっては重大なト
ラブルが発生する危険性がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、制御プログラムに応じた制御を行う通信
装置において、少なくとも1つの制御プログラム及び前
記制御プログラムの異常を検出するための少なくとも1
つの情報を格納する格納手段と前記制御プログラムに基
づいた情報を演算して求め、演算結果と前記格納手段に
格納された制御プログラムの異常を検出するための情報
とを比較し、その比較結果に応じて所定の動作を行うよ
う制御する制御手段と前記制御手段に制御の開始を指示
する指示手段を有することを特徴とする通信装置を提供
する。
【0007】また、制御プログラムに応じて制御を行う
通信装置の制御方法において、少なくとも1つの制御プ
ログラム及び前記制御プログラムの異常を検出するため
の少なくとも1つの情報を格納し、制御開始の指示に応
じて、制御プログラムに基づいた情報を演算し、その演
算結果と前記制御プログラムの異常を検出するための情
報を比較し、この比較結果に応じて、所定の動作を行う
ように制御を行うことを特徴とする制御方法を提供す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、第1の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0009】図1は、本実施の形態のファクシミリ装置
の構成を示すブロック図である。
【0010】このファクシミリ装置は、装置全体の制御
を行うCPU1と、装置を制御するためのプログラム
や、このプログラムのチェックサムを格納するROM2
と、画像の管理データや登録データ等を格納するSRA
M3と、画像情報を格納するDRAM4と、操作を受け
付ける操作パネル5と、画像情報の符号/復号を行うC
ODEC(符号/復号化装置)6と、読み取った画像情
報の画像処理を行う画像処理装置7と、記録データのス
ムージング処理およびLBPの制御を行う記録制御装置
8と、原稿の読み取りを行うCS(接触型読み取りセン
サ)9と、記録を行うLBP(レーザビームプリンタ)
10と、デジタル信号とアナログ信号の変調および復調
を行うモデム11と、公衆回線網の制御を行うNCU
(網制御装置)12と、通話を行うための電話機13と
を有する。
【0011】図3は、この第1実施の形態の動作を示す
フローチャートである。
【0012】CPU1は、電源立ち上げ時に、ROM2
の全領域を読み出してチェックサムの計算を行う。この
ため、ROM2内部には、図2に示すように、ROM2
の配置される開始アドレスとROM2のサイズ、そして
予め算出されたROMのチェックサムが書き込まれてい
る。
【0013】CPU1は、電源立ち上げ時に、まず、S
1において、SRAM3内部の変数pにROMの開始ア
ドレスを、変数cにROMのサイズを書き込み、変数x
を0に初期化する。
【0014】次に、S2で変数pの指し示すアドレスか
らデータを1バイト読み取り、S3でpの値に1を加
え、S4で読み取った値をxに加算する。
【0015】そして、S5でcの値を1減算し、S6で
cの値が0かどうかを比較する。ここで、cが0でない
場合には、S2に戻ってcが0になるまで計算を続け
る。
【0016】また、S6でcが0になると、S7に進
み、xの値が予めROMに書き込まれているチェックサ
ムと等しいかをチェックする。等しい場合には、ROM
の内容が正しく読み取れることが確認できたので、S9
に進んでチェック作業を正常終了し、以後ユーザの操作
を受け付ける状態になる。
【0017】また、xの値がチェックサムと等しくない
場合には、S8に進んでエラーメッセージを表示し、S
10に進んでチェック作業を異常終了し、以後はユーザ
の操作を拒否する。
【0018】尚、このS10での異常終了は、エラーメ
ッセージを表示したまま無限ループに入ることによって
オペレータのキー入力や交換機からの呼び出しを無視す
る様にしても良いし、強制的に電源を切る様にしても良
い。このときの電源の切り方としては、ウォッチドック
タイマなどによる強制終了がある。
【0019】以上の制御により、ROMの一部が正しく
読み取れないような場合に、装置が異常な動作を起こす
危険性を低減することができる。
【0020】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態の説明を行う。
【0021】この第2実施の形態は、上記第1実施の形
態のファクシミリ装置において、チェックサムの異常を
検知して動作を停止する際に、装置内部に画像が蓄積さ
れていれば、画像のリストを出力した上で動作を停止す
ることにより、動作停止によって失われる画像の存在を
ユーザに通知することを可能としたものである。
【0022】本実施の形態を構成するファクシミリ装置
の構成は、第一の実施の形態(図1)と同様である。
【0023】本実施の形態では画像の管理が必要となる
ので、まずそれから説明を行う。
【0024】画像情報はDRAM(4)に蓄積される
が、この画像を扱うには送信宛先や受付時刻、ページ数
や各ページの解像度/サイズ、DRAM上のメモリの使
用状況など種々の管理情報が必要となる。
【0025】本実施の形態ではこれらの画像管理情報を
SRAM(3)に管理している。
【0026】図4に示す様に画像管理情報にはまず、画
像単位での情報を管理するための画像管理レコードが存
在する。この画像管理レコードは、受付番号・受付時間
・総ページ数・ページ情報のポインタ・宛先情報のポイ
ンタ・通信モード、および次のレコードのポインタから
なる構造体の配列から成る。
【0027】この画像管理レコードは、DRAM(4)
の容量に応じた複数の構造体から成る。
【0028】また、この画像管理レコードから特定の属
性の画像をとりだすために、画像管理レコードの外に画
像キューが準備されている。
【0029】画像キューに属する画像が存在すれば、キ
ューには先頭レコードのポインターが書き込まれてお
り、そこから特定の画像の管理レコードを得る事ができ
る。
【0030】画像が存在しない場合には画像キューには
〔画像なし〕を意味する“0”が書き込まれている。ま
た複数の画像が存在する場合には、先頭の画像の管理レ
コードの〔次レコード〕には次の画像の管理レコードの
ポインタが書き込まれ、順に画像を検索していく事が可
能となっている。そして最終画像の管理レコードは〔次
レコード〕が“0”になっており、次が存在しないこと
を示す。
【0031】本実施の形態では代行受信画像を検索する
ために、代行受信画像の画像キューを設けてあり、そこ
が“0”でなければ代行受信画像が存在している事にな
る。画像が存在していれば、そこにかかれている先頭レ
コードのポインターにしたがって最初の画像の管理レコ
ードを得る事ができ、以下レコード内の〔次レコード〕
にしたがって最後の画像まで検索して、全ての代行受信
画像の管理情報を得る事ができる。
【0032】以下、図5に示すフローチャートに従って
第2実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を説明
する。
【0033】第2実施の形態におけるROMのチェック
サムの確認自体は第一の実施の形態の場合と同様であ
る。すなわち、ROM(2)内部のあらかじめ定められ
たアドレスにはチェックサムの算出および比較に必要な
ROMの開始アドレス、サイズ、および予め算出された
チェックサムの値が書き込まれており、CPUはそれら
の情報にしたがってROMの全領域のデータを読み取っ
て加算しチェックサムを算出する、算出が終了するとR
OM(2)内部に書き込まれているチェックサムとの比
較を行う(以上S1〜S7)。
【0034】両者が一致している場合には、チェック作
業を正常に終了して立ち上がり、以後動作可能な状態と
なり、ユーザーのキー入力や交換器からの呼び出し信号
にしたがって動作するのも、第一の実施の形態と同一で
ある(S9)。
【0035】比較の結果、不一致が検出された場合に
は、第一の実施の形態では、即時エラーメッセージを表
示して動作を停止した。しかし、本第2の実施の形態で
は、ここでS11に進んで、SRAM(3)内の管理情
報を検索し画像が蓄積されていたかのチェックを行う。
具体的には前述の様に代行受信の画像キューを調べてそ
こに“0”が書き込まれていれば画像なしである。画像
が蓄積されていなかった場合には、S13へ進んでエラ
ーメッセージを表示してS14で異常終了する。
【0036】一方、画像が蓄積されていた場合には、S
12へ進んでSRAM(3)内の画像管理情報にしたが
って画像のリストを作成し、印字出力を行う。
【0037】これは前述の代行受信の画像キューに示さ
れていた先頭レコードから順に代行受信画像の管理情報
を得て、そこに書き込まれている受付番号・受付時間・
総ページ数・通信モード等を読み出してリストの作成を
行う。
【0038】リストは第2の実施の形態ではメモリクリ
アリストと称しており、図6にリストの出力例を示す。
【0039】リストの出力が終了すると、S13へ進ん
でエラーメッセージを表示する。
【0040】S13でエラーメッセージを表示後はS1
4で異常終了する。
【0041】S14での異常終了は第1の実施の形態と
同様に無限ループに入ることにより待機状態になっても
良いし、電源を切る様にしても良い。
【0042】以上の制御によって、ユーザは失われた画
像のリストを得ることができる。なお、本第2の実施の
形態では画像を蓄積する領域をDRAM、画像の管理情
報を蓄積する領域をSRAMとしたが、双方をSRAM
としても、またDRAMに対してバックアップ回路を設
けた構成としてもよい。
【0043】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態の説明を行う。
【0044】第3の実施の形態では、チェックサムの異
常を検知してリストを出力する際に、もし異常が発生し
たエリアが記録に関するプログラムだった場合、リスト
の出力がトラブルを発生してしまう事を回避しようとい
うものである。
【0045】そのためROM内部に全体のチェックサム
の他に機能毎のチェックサムを格納しておき、リストの
出力を行う前に記録部のプログラムのチェックサムが一
致している事を確認してから出力するようにし、記録部
のチェックサムが不一致の場合にはリストの出力を行わ
ないようにしたものである。
【0046】第3の実施の形態では、図7に示すよう
に、全体のチェックサムの他に記録部、読取部、通信部
のチェックサム情報を準備している。それぞれのチェッ
クサム情報は、それぞれのプログラムの先頭ポインタと
サイズ、あらかじめ算出しておいたチェックサムからな
り、第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明し
たのと同様の方法で装置内部でチェックが可能となって
いる。
【0047】以下、図8のフローチャートに従って、第
3の実施の形態の説明を行う。
【0048】なお、第3の実施の形態では複数の箇所で
チェックサムの計算を行うので、重複を避けるためチェ
ックサムのサブルーチン部分を別に図9として記述す
る。
【0049】図8のフローにおいてS16およびS21
が図9に記述するチェックサム計算のサブルーチン部分
である。
【0050】第3の実施の形態を構成するファクシミリ
装置の構成は、第1および第2の実施の形態と同じく図
1と同様である。
【0051】また、第3の実施の形態における画像の管
理方式は、第2の実施の形態と同様なので、説明は省略
する。
【0052】第3の実施の形態においてファクシミリ装
置は電源立ち上げ時に、まずS15で変数p,c,xを
初期化する。ここではpはプログラム全体の開始アドレ
ス、cはROM全体のサイズ、xは0に設定される。
【0053】次にS16で与えられたp,c,xにした
がってチェックサムの計算を行う。
【0054】この内容は図9のフローに示すもので、S
26でpが差し示すアドレスから1バイトのデータを読
み取り、S27でpを1加算し、S28でxに読み取っ
たデータを加算し、S29でcを1減算する。そしてS
30でcが0かどうかをチェックし0でなければS26
にもどって、以下cが0になるまで上記の処理を繰り返
す。cが0になれば処理は終了で、この時、計算された
チェックサムは変数xに格納されている。
【0055】チェックサムの計算が終了すると、次にS
17で算出されたxが全体のチェックサムと一致してい
るかを比較する、ここで一致していればS18でチェッ
ク作業を正常に終了して立ち上がり、以後動作可能な状
態となり、ユーザーのキー入力や交換器からの呼び出し
信号にしたがって動作する。
【0056】S17でチェックサムが不一致の場合は、
S19に進んで、SRAM(3)内の管理情報を検索し
画像が蓄積されていたのかのチェックを行う。画像が蓄
積されていなかった場合には、S24へ進んで第1及び
第2の実施の形態と同様にエラーメッセージを表示し、
S25で異常終了する。
【0057】一方、画像が蓄積されていた場合には、S
20へ進んで記録部分のプログラムが正常かどうかのチ
ェックを開始する。ここではpに記録プログラムの開始
アドレス、cに記録プログラムのサイズ、xに0を設定
し、S21でS2と同様にチェックサム計算のサブルー
チンを呼び出す。
【0058】次にS22で算出されたxが記録部のチェ
ックサムと等しいかをチェックし、等しくない場合には
記録部のプログラムは壊れているので、リスト出力はお
こなわずにS24に進んでエラー表示を行い、S25で
異常終了する。
【0059】また、S22でチェックサムが一致した場
合は、記録部のプログラムは正常であると判断し、S2
3でリストの出力を行い、S24でエラー表示を行い、
S25で異常終了する。このとき、無限ループに入る事
でキー入力や交換機からの呼び出し信号を無視し、エラ
ーメッセージを表示したまま待機を続けるようにして
も、強制的に電源を切る要にしても良い。
【0060】(第4の実施の形態)以下、第4の実施の
形態を図面を参照しながら説明する。
【0061】図10は、第4の実施の形態におけるファ
クシミリ装置の構成を示すブロック図である。図示する
ように、システム制御部101は、例えばCPU及びそ
の周辺回路等で構成されるとともに、あらかじめCPU
の制御手順(プログラム)を格納するROM101A
と、そのROM101Aに格納されているプログラムの
チェックサムを格納するROM101Bを含み、この制
御手順のソースコードのチェックサムを計算するための
プログラムを含むものである。
【0062】読取部102は、原稿搬送ローラ102B
によって搬送された送信原稿を読み取るCCDイメージ
センサーと、原稿の有無を判断するDS(ドキュメント
・センサ)や原稿が読み取り位置にあるかを判断するD
ES(ドキュメント・エッジ・センサ)等で構成され
る。
【0063】記録部103は、不図示の画像制御部によ
って制御された画像を記録紙に、例えば電子写真熱転写
記録するものである。
【0064】操作部104は、各種の操作キーを配置し
たものである。また、この操作部104には本実施の形
態で用いられるリセット状態の場合、チェックサムが違
っていたときその旨を告知し、メモリリスト等を出力す
るかをオペレータに選択させるスイッチが設けられてい
る。
【0065】表示部105は、状態表示やアラーム表示
などを表示するものであり、本第4の実施の形態で用い
られる告知手段でもある。尚、操作部104と表示部1
05は、1つの操作表示部として構成してもよい。
【0066】不揮発性RAM106Aは、自機の電話番
号やユーザ略称や相手先の電話番号などの通信データを
登録し、それらのデータのチェックサムを登録させてお
くものである。尚、このRAM106Aはバッテリーに
よりバックアップされた揮発性メモリを用いている。
【0067】揮発性RAM106Bは、受信時の通信デ
ータなどを格納するものである。また、揮発性RAM1
06Cは受信又は読み取り画像データを格納する画像メ
モリである。このRAMとして本第4の実施の形態では
揮発性RAMを用いているが、ハードディスクを用いて
もよい。
【0068】モデム(変復調装置)107は、送受信信
号の変復調を行うものである。また、NCU(網制御装
置)108は選択信号(パルス又はトーンダイヤラー)
を送出する機能を有し、呼出し音の検出による自動着信
動作及び回線制御動作を行うのみならず、システム制御
部101の制御によって電話回線110に対し、選択信
号の送出動作を行う。
【0069】リセット回路109は、システム制御部1
01からのシステムクロックの停止によって動作するウ
ォッチドッグタイマー回路であり、電源の立ち上げ又は
異常動作によってシステム制御部101にリセット信号
を出力する。
【0070】図11は、操作部104と表示部105が
配置される操作パネルを表した図である。
【0071】次に、本システムにおけるプログラムエリ
アのチェックサムの計算とチェックサムが異なっていた
場合に告知する動作について以下に説明する。
【0072】図12は、本第4の実施の形態におけるチ
ェックサムタスクを示すフローチャートである。まず、
ステップS121において、システム制御部101のC
PUは、電源立ち上げ後、ROM101Aに格納されて
いる制御プログラムによって動作するマルチタスクシス
テムの最下位の優先順位に設定された最下位タスクにお
いて、ROM101Aに格納されている制御プログラム
のソースコードのチェックサムを計算する。
【0073】尚、このときのチェックサムの計算方法
は、上述した第1〜第3の実施の形態と同様なので説明
は省略する。
【0074】次に、ステップS122において、ステッ
プS121で計算したチェックサムとROM101Bに
格納されているあらかじめ計算しておいたソースコード
のチェックサムとを比較する。ここで、等しければステ
ップS123に進み、本マルチタスクシステムのシステ
ムコールを用いてチェックサムタスクを一定時間ウェイ
ト状態にする。その後、ステップS123で指定された
ウェイト時間が経過すると、ステップS121に戻り、
上述のチェックサムの計算を行う。つまり、本第4の実
施の形態は、ファクシミリ装置が動作中も定期的にチェ
ックサムタスクを行なっている。
【0075】また、ステップS122において、ステッ
プS121で計算したチェックサムとROM101Bに
格納されているチェックサムデータが等しくなければス
テップS124に進み、チェックサムエラーが生じたこ
とをオペレータに表示するためにチェックサムエラータ
スクを起動する。起動後、チェックサムタスクは終了す
る。
【0076】次に、本マルチタスクシステムにおいて、
最上位の優先順位に設定されているオペレータにチェッ
クサムエラーを表示するためのチェックサムエラータス
クを以下に説明する。
【0077】図13は、本第4の実施の形態におけるチ
ェックサムエラータスクを示すフローチャートである。
チェックサムエラータスクは起動後、ステップS131
において、表示装置に“ROM ERROR”と表示す
る。そして、本タスクはステップS131を実行後異常
終了する。
【0078】このときの異常終了も無限ループに入るこ
とでキー入力や交換機からの呼び出し信号を無視する様
にしても、リセット回路109の出力する信号により電
源を切るようにしても良い。
【0079】尚、マルチタスクシステムで、最上位の優
先順位に設定されているタスクが起動中は、他のタスク
は動作できないため、チェックサムエラータスクを最上
位の優先順位にしておけば、ROM101Aに格納され
ているプログラムが破壊されていても異常動作に陥るこ
とがなくなる。
【0080】(第5の実施の形態)次に、第5の実施の
形態を説明する。
【0081】第5の実施の形態はファクシミリ装置が動
作中にチェックサムの異常を検知して動作を停止する際
に、受信した画像データや送信予約されている画像デー
タがメモリ内に記憶されていることをオペレータに通知
するようにしたものである。
【0082】本第5の実施の形態のファクシミリ装置の
構成は図10と同様であるが、RAM106B、RAM
106Cに格納されている画像の管理が必要となる。こ
の画像管理の方法は第2の実施の形態、第3の実施の形
態のDRAMのデータ管理と同様なので説明は省略す
る。
【0083】また、本第5の実施の形態ではROM10
1B内に、装置全体のプログラムに関するチェックサム
の他に、機能毎にチェックサムを格納する。
【0084】図14に本第5の実施の形態のチェックサ
ムタスクのフローチャートを示す。
【0085】図14において、S1401でシステム制
御部101のCPUは電源立ち上げ後、ROM101A
に格納されている制御プログラムによって動作するマル
チタスクシステムの最下位の優先順位に設定された最下
位タスクにおいて、ROM101Aに格納されている装
置全体を制御するプログラムのチェックサムを計算す
る。この計算方法は、第1〜第4の実施の形態と同様で
あり、全アドレスのデータを1バイトずつ加算する。
【0086】次に、S1402で計算したチェックサム
とROM101Bに格納されている装置全体のプログラ
ムのチェックサムと比較する。比較の結果、計算したチ
ェックサムとROM101Bに格納されている装置全体
のチェックサムが等しければS1403で本マルチタス
クシステムのシステムコールを用いてチェックサムタス
クを一定時間ウェイト状態にする。
【0087】その後、指定されたウェイト時間が経過す
ると、S1401へ戻り再びチェックサムを計算する。
【0088】S1402での比較の結果、チェックサム
が等しくなければS1404でRAM106BかRAM
106Cに画像データが蓄積されているかを見る。画像
が蓄積されていなければS1408でチェックサムエラ
ーが生じたことをオペレータへ表示するためにチェック
サムエラータスクを起動する。このチェックサムエラー
タスクは第4の実施の形態の図13と同じであり、表示
部にチェックサムエラーを表示して、異常終了する。
【0089】また、チェックサムエラータスクは最上位
の優先順位に設定されている。
【0090】S1404で画像が蓄積されている場合に
は、S1405でROM101Aの記録部のチェックサ
ムを計算する。ROM101Aの記録部のチェックサム
の計算は、ROM101Aの記録部のプログラムのアド
レスとサイズを指定して記録部のチェックサムを計算す
ることができる。
【0091】そして、S1406で計算したチェックサ
ムがROM101Bに格納されている記録部のチェック
サムと等しいかを比較する。この比較の結果、計算した
記録部のチェックサムとROM101Bに格納されてい
る記録部のチェックサムが等しくない場合は、記録部の
プログラムが異常であるためS1408でチェックサム
エラータスクを行う。
【0092】S1406の比較の結果が等しい場合は、
S1407で蓄積画像のレポートを出力する。レポート
を出力するとS1408でチェックサムエラータスクを
行い、エラーメッセージを表示し、異常終了する。
【0093】尚、チェックサムエラータスクはエラーメ
ッセージ表示後に、異常終了するが、この異常終了は、
第1の実施の形態〜第4の実施の形態と同様に、無限ル
ープに入ることでキー入力や交換機からの信号を無視す
る様にしても良いし、強制的に電源を切る様にしても良
い。
【0094】また、第2の実施の形態、第3の実施の形
態、第5の実施の形態では、装置全体のプログラムが異
常であると判断した場合は、レポートを出力する様にし
たが、蓄積されている画像をそのまま出力する様にして
も良い。
【0095】また、第4の実施の形態、第5の実施の形
態では、マルチタスクシステムにおいて、チェックサム
エラーが発生した場合の動作について説明したが、本発
明はこれに限るものではなく、例えば、シングタスクシ
ステムの場合においても、システム制御部内に設けられ
ている割込機能を用いてROMに格納されているソース
コードのチェックサムの計算を一定周期毎に実行する最
低優先順位の割込プログラムにおいて計算し、チェック
サムエラーが発生した場合は、最上位優先順位の割込を
発生し、そのなかで表示装置にチェックサムエラーを表
示し、その後無限ループとすることで同様の効果が得ら
れる。
【0096】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。
【0097】また、本発明はファクシミリ装置に限らず
記憶媒体にプログラムを記憶するあらゆる装置に適用す
ることができる。
【0098】また、本発明はシステム或いは装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0099】尚、第1の実施の形態〜第5の実施の形態
で説明したROMに格納されているプログラムはフロッ
ピーディスクやハードディスクなどの様々な記憶媒体に
格納されている場合でも上記実施の形態と同様な動作を
行うことができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
システムの電源立上げ時やシステム動作中に定期的にチ
ェックサムを計算することにより、例えばプログラムエ
リアの消去又は破壊等によるシステムの異常を検知し、
直ちにオペレータに知らせることが可能となる。
【0101】また、本発明によれば、プログラムエリア
の消去又は破壊等によるシステムの異常を検知した際
に、メモリ内に蓄積されたデータがあれば、そのデータ
や、データに基づいた情報をオペレータに提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のROMJの内容を示す図で
ある。
【図3】第1の実施の形態のファクシミリ装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態のRAM内に記憶されている
画像データの管理情報例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態のファクシミリ装置の動作を
示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態のレポート出力例を示す図で
ある。
【図7】第3の実施の形態のROM内の情報格納例を示
す図である。
【図8】第3の実施の形態のファクシミリ装置の動作を
示すフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態のチェックサムの計算のフロ
ーチャートである。
【図10】第4の実施の形態のファクシミリ装置の構成
を示すブロック図である。
【図11】第4の実施の形態のファクシミリ装置の操作
パネルを示す図である。
【図12】第4の実施の形態のチェックサムタスクを示
すフローチャートである。
【図13】第4の実施の形態のチェックサムエラータス
クを示すフローチャートである。
【図14】第5の実施の形態のチェックサムタスクを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 SRAM 4 DRAM 5 操作パネル 6 CODEC 7 画像処理部 8 記録制御部 9 CS 10 LBP 11 モデム 12 NCU 13 電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 正志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 前田 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムに応じた制御を行う通信
    装置において、 少なくとも1つの制御プログラム及び前記制御プログラ
    ムの異常を検出するための少なくとも1つの情報を格納
    する格納手段と前記制御プログラムに基づいた情報を演
    算して求め、演算結果と前記格納手段に格納された制御
    プログラムの異常を検出するための情報とを比較し、そ
    の比較結果に応じて所定の動作を行うよう制御する制御
    手段と前記制御手段に制御の開始を指示する指示手段を
    有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記指示手段による指示は電源投入の際に行われること
    を特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記指示手段による指示は、定期的に行われることを特
    徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記制御手段が制御する所定の動作は、前記格納手段に
    格納された制御プログラムの異常の通知であることを特
    徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記制御手段が制御する所定の動作は、前記通信装置の
    動作の禁止であることを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記制御手段による演算は、最下位の優先順位に設定さ
    れているタスクであり、前記所定動作は最上位の優先順
    位に設定されているタスクであることを特徴とする通信
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記制御手段による演算は、最下位の優先順位に設定さ
    れている割込み処理であり、前記所定動作は最上位の優
    先順位に設定されている割込み処理であることを特徴と
    する通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記制御手段は、蓄積されたデータの有無を判断し、蓄
    積されたデータが有る場合は、前記データに基づいた情
    報を出力することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記制御手段は、蓄積されたデータの有無を判断し、蓄
    積されたデータが有る場合は、データ出力用の制御プロ
    グラムに基づいた情報を演算し、 更に、演算により求められたデータ出力用制御プログラ
    ムに基づいた情報と前記格納手段に格納された情報との
    比較を行い、比較の結果に応じて、蓄積されたデータに
    基づいた情報を出力することを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 制御プログラムに応じて制御を行う通
    信装置の制御方法において、 少なくとも1つの制御プログラム及び前記制御プログラ
    ムの異常を検出するための少なくとも1つの情報を格納
    し、 制御開始の指示に応じて、制御プログラムに基づいた情
    報を演算し、 その演算結果と前記制御プログラムの異常を検出するた
    めの情報を比較し、 この比較結果に応じて、所定の動作を行うように制御を
    行うことを特徴とする制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記制御開始の指示工程は、電源投入の際に行われるこ
    とを特徴とする制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記制御開始の指示工程は、定期的に行われることを特
    徴とする制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項10において、 前記比較結果に応じて行う所定動作は格納されている制
    御プログラムの異常の通知であることを特徴とする制御
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項10において、 前記比較結果に応じて行う所定動作は、前記通信装置の
    動作の禁止であることを特徴とする制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項10において、 前記演算工程は最下位の優先順位に設定されたタスクで
    あり、前記所定の動作は、最上位の優先順位に設定され
    たタスクであることを特徴とする制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項10において、 前記演算工程は最下位の優先順位に設定された割込み処
    理であり、前記所定の動作は最上位の優先順位に設定さ
    れた割込み処理であることを特徴とする制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項10において、 前記比較結果に応じて行う所定の動作は、蓄積されたデ
    ータの有無を判断し、蓄積されたデータが有る場合は、
    蓄積されているデータに基づいた情報を出力することで
    あることを特徴とする制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項10において、 前記比較結果に応じて行う所定の動作は、蓄積されたデ
    ータの有無を判断し、蓄積されたデータが有る場合はデ
    ータ出力用の制御プログラムに基づいた情報を演算し、 その演算結果と、格納されている情報とを比較し、比較
    の結果に基づいて、蓄積されているデータに基づいた情
    報を出力することを特徴とする制御方法。
JP7320411A 1994-12-20 1995-12-08 通信装置 Pending JPH08242323A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7320411A JPH08242323A (ja) 1994-12-20 1995-12-08 通信装置
US08/573,122 US5918006A (en) 1994-12-20 1995-12-15 Communication device provided with a storage medium for storing a control program

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33478894 1994-12-20
JP6-334788 1994-12-20
JP7320411A JPH08242323A (ja) 1994-12-20 1995-12-08 通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08242323A true JPH08242323A (ja) 1996-09-17

Family

ID=26570071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7320411A Pending JPH08242323A (ja) 1994-12-20 1995-12-08 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08242323A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190923A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Dainippon Printing Co Ltd Icカード及びコンピュータプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190923A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Dainippon Printing Co Ltd Icカード及びコンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6559964B1 (en) Method for transmitting setting information between at least two of apparatuses
JP3187624B2 (ja) 通信機能を備えた機器の内蔵プログラム更新方法
US6006045A (en) Image forming apparatus supervising system
JPH0310448A (ja) ファクシミリ装置
JPH08242323A (ja) 通信装置
US5918006A (en) Communication device provided with a storage medium for storing a control program
US5978097A (en) Facsimile apparatus with data transfer function
JP2000101771A (ja) 画像形成装置
US6292266B1 (en) Printing apparatus with facsimile function
JPH0417457A (ja) 画像処理装置
JP3477318B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH06164882A (ja) ファクシミリ装置
JP2721342B2 (ja) データ受信装置
JPH11331454A (ja) データ処理装置
JP3289664B2 (ja) 通信端末装置
JP2970563B2 (ja) ファクシミリシステム
JP3230338B2 (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリシステム
JPH0337349B2 (ja)
JPH0832741A (ja) 画像処理装置
JPS60203062A (ja) フアクシミリ装置
JP2730927B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2760878B2 (ja) フアクシミリ装置
JP2001113789A (ja) 画像形成装置
JPH1042125A (ja) ファクシミリ装置
JPS61176260A (ja) フアクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107