JPH08242191A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH08242191A
JPH08242191A JP7042755A JP4275595A JPH08242191A JP H08242191 A JPH08242191 A JP H08242191A JP 7042755 A JP7042755 A JP 7042755A JP 4275595 A JP4275595 A JP 4275595A JP H08242191 A JPH08242191 A JP H08242191A
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JP
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wireless communication
data
communication device
transmission
repeater
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JP7042755A
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Inventor
Hiroyuki Nishi
裕行 西
Makoto Watanabe
真 渡辺
Kenji Ogura
健司 小倉
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送受信機としても、中継機としても使用できる
無線通信装置を提供する。 【構成】送受信機として使用する送受信モードあるいは
中継機として使用する中継モードのいずれかのモードを
モード設定部7で設定するとともに、当該無線通信装置
を特定するコードをコード設定部8で設定することによ
り、その設定内容に応じて、送受信のタイミングを制御
するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信装置に関し、
さらに詳しくは、短距離および長距離のいずれのデータ
伝送にも好適な無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、比較的限定された領域内でデー
タを伝送する無線通信装置においては、他の領域に電波
が届かないように弱い電波(以下「微弱電波」という)
を使用すると、前記他の領域内に同種の電波を使用した
無線通信装置の対を配置できることになり、有効であ
る。
【0003】一方、微弱電波の無線通信装置であって
も、長距離のデータ伝送が必要な場合もあり、かかる場
合には、中継機が必要となる。
【0004】そこで、送受信機としても、中継機として
も共用することができ、しかも、通信の信頼性を確保で
きるようにした無線通信装置が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みて為されたものであって、送受信機としても、中継
機としても使用でき、また、通信の信頼性を確保できる
ようにした無線通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項1の本発明の無線通信装
置は、送受信機として使用する送受信モードまたは中継
機として使用する中継モードのいずれかのモードが設定
されるとともに、当該無線通信装置を特定するコードが
設定される設定部と、前記設定部による設定内容に応じ
て、データの送信および受信のタイミングを制御する制
御部とを備えている。
【0008】請求項2の本発明は、請求項1の無線通信
装置において、中継機にデータを送信するとともに、前
記中継機が受信して他の無線通信装置に送信する際のデ
ータを受信し、この受信したデータと前記中継機に送信
したデータとに基づいて、通信状態を判定する判定部を
備えている。
【0009】請求項3の本発明は、請求項2の無線通信
装置において、前記判定部での判定結果に応じて、通信
状態の異常を表示する表示部を備えている。
【0010】請求項4の本発明は、請求項1ないし3の
いずれかの無線通信装置において、複数の端子と、前記
複数の端子を分割した端子ブロック毎に、入力状態ある
いは出力状態を設定する入出力設定部とを備え、入力状
態に設定された端子ブロックから入力された信号を変調
して送信するとともに、受信した信号を復調して出力状
態に設定された端子ブロックから出力するものである。
【0011】請求項5の本発明は、請求項1ないし4の
いずれかの無線通信装置において、制御回路部と高周波
回路部とを備え、前記制御回路部用の定電圧電源と、前
記高周波回路部用の定電圧電源とを個別に設けている。
【0012】
【作用】請求項1の本発明によれば、設定部によって送
受信機または中継機のいずれかのモードを設定するとと
もに、複数の送受信機または複数の中継機の一つとして
使用する場合に、当該無線通信装置を特定するコードを
設定することにより、その設定内容に応じたタイミング
でデータの送信および受信を行うので、当該無線通信装
置1台で送受信機および中継機を共用することができ
る。
【0013】請求項2の本発明によれば、中継機に送信
したデータと、該中継機が受信して他の無線通信装置に
送信するデータとに基づいて、通信状態を判定するの
で、その判定結果に基づいて、通信の信頼性を確保でき
ることになる。
【0014】請求項3の本発明によれば、通信状態が悪
いときには表示部に表示されるので、これに基づいて、
例えば、無線通信装置の設置場所を変更して通信の信頼
性を容易に確保できることになる。
【0015】請求項4の本発明によれば、複数の端子
を、ブロック単位で入力状態あるいは出力状態に設定す
ることにより、入力状態に設定された端子ブロックから
入力された信号を変調して送信するとともに、受信した
信号を復調して出力状態に設定された端子ブロックから
出力するので、単一の無線通信装置によって、例えば、
センサ等の出力器からのスイッチ信号を入力状態の端子
ブロックから受けて、相手側の無線通信装置に送信でき
る一方、相手側の無線通信装置からの制御信号を受信し
て、出力状態の端子ブロックからアクチュエータ等の被
制御器を制御できることになる。
【0016】請求項5の本発明によれば、制御回路部お
よび高周波回路部に、個別の定電圧電源を設けているの
で、制御回路部のノイズが高周波回路部へ伝わるのを阻
止できることになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例の無線通信装置
を備える制御システムの概略構成図である。
【0019】この実施例では、例えば、工場において、
制御盤からのオンオフ信号を無線伝送して各種工作機械
のエアーバルブやアクチュエータを制御したり、あるい
は、リミットスイッチやセンサなどから出力されるオン
オフのスイッチ信号を制御盤に無線伝送するシステムに
適用して説明する。
【0020】図1において、1,2は第1,第2の無線
通信装置、3は中継機であり、この図1においては、そ
れらの無線伝送範囲を仮想線で示している。
【0021】第1の無線通信装置1には、制御盤に接続
された第1の伝送用ターミナル4が接続されている。制
御盤からのオンオフ信号は、伝送用ターミナル4を介し
て第1の無線通信装置1に与えられて送信される一方、
第1の無線通信装置1で受信されたオンオフ信号は、伝
送用ターミナル4を介して制御盤に出力される。
【0022】中継機3は、第1の無線通信装置1から送
信されるデータを受信して第2の無線通信装置2へ送信
する一方、第2の無線通信装置2から送信されるデータ
を受信して第1の無線通信装置1に送信する。
【0023】第2の無線通信装置2には、第2の伝送用
ターミナル5が接続されており、この伝送用ターミナル
5には、センサやリミットスイッチが接続されるととも
に、エアーバルブやアクチュエータが接続されている。
第2の無線通信装置2は、伝送用ターミナル5を介して
与えられるセンサやリミットスイッチからのオンオフ信
号を送信する一方、受信したオンオフ信号を伝送用ター
ミナル5を介してエアーバルブやアクチュエータに出力
する。
【0024】図2は、第1の伝送用ターミナル4および
該ターミナル4に接続された第1の無線通信装置1の外
観斜視図である。第2の伝送用ターミナル5は、第1の
伝送用ターミナル4と同様の構成を有し、第2の無線通
信装置2および中継機3は、第1の無線通信装置1と同
様の構成を有しており、以下の説明において、代表的に
第1の無線通信装置1および第1の伝送用ターミナル4
について説明する。
【0025】この無線通信装置1は、1台で送受信機と
しても中継機としても使用できるように、送受信機とし
て使用する送受信モードあるいは中継機として使用する
中継モードのいずれかのモードを設定するモード設定部
7と、複数の送受信機あるいは複数の中継機の一つとし
て使用する場合に、当該無線通信装置1を特定するコー
ドを設定するコード設定部8と、中継機が介在する長距
離伝送または中継機が介在しない短距離伝送であるかを
設定する伝送エリア設定部10とが設けられるととも
に、後述するように、通信状態が悪く、伝送異常が生じ
たときに、それを表示する2つのLED91,92からな
る表示部9が設けられている。
【0026】第1の無線通信装置1では、送受信機とし
ての使用であるので、モード設定部7で送受信モードが
設定されるとともに、コード設定部8でコード1が設定
されており、同様に、中継機3では、中継機としての使
用であるので、中継モードが設定されるとともに、コー
ド1が設定され、第2の無線通信装置2では、送受信機
としての使用であるので、送受信モードが設定されると
ともに、コード2が設定されている。さらに、中継機3
が介在する長距離伝送であるので、第1,第2の無線通
信装置1,2および中継機3の伝送エリア設定部10で
は、長距離伝送がそれぞれ設定される。
【0027】第1の無線通信装置1は、入出力用の複数
の端子を有しており、これら複数の端子と第1の伝送用
ターミナル4の複数の端子とが、ケーブルおよびコネク
タを介して接続されている。第1の伝送用ターミナル4
は、図示しない制御盤に接続されている。
【0028】第1の無線通信装置1には、前記複数の端
子を、後述のように4端子ずつ4つのブロック単位に分
割して各ブロック毎に、入力、出力、あるいは、未使用
のいずれかの状態にそれぞれ設定するための4つの入出
力設定部6が設けられており、これら入出力設定部6に
よって、例えば、入力状態に設定された端子ブロック
は、第1の伝送用ターミナル4からのオンオフ信号の入
力専用とされ、出力状態に設定された端子ブロックは、
第1の伝送用ターミナル4へのオンオフ信号の出力専用
とされる。
【0029】このように複数の端子の入出力状態を設定
することにより、制御盤からのオンオフ信号が第1の伝
送用ターミナル4を介して入力状態に設定された端子か
ら第1の無線通信装置1に取り込まれ、第1の無線通信
装置1からのオンオフ信号が出力状態に設定された端子
から第1の伝送用ターミナル4を介して制御盤に出力さ
れることになる。
【0030】図3は、第1の無線通信装置1の構成を示
すブロック図であり、中継機3および第2の無線通信装
置2も同様の構成を有している。
【0031】この実施例の無線通信装置1は、入出力回
路15と、入出力バスバッフア16と、メモリおよび演
算回路を内蔵したCPU17と、上述の端子ブロックの
設定、モードの設定、コードの設定および伝送エリアの
設定を行う設定部6,7,8,10と、送受の切換信号
および送信すべきオンオフのデータ信号が与えられるバ
ッフア19と、第1〜第4フォトカプラ201〜20
4と、送信データの変調や受信データの復調などを行う
RF部21と、CPU17を含む制御回路部に定電圧を
供給する制御回路部定電圧電源22と、RF部21に定
電圧を供給するRF部定電圧電源23と、上述の伝送異
常を表示する表示部9とを備えている。
【0032】この実施例では、CPU17は、モード設
定部7およびコード設定部8の設定内容に応じて、後述
するように、データの送信および受信のタイミングを制
御する制御部としての機能を有するとともに、通信状態
を判定する判定部としての機能を有する。
【0033】第1,第2フォトカプラ201,202の各
発光ダイオードには、CPU17から送受切換に応じて
送信あるいは受信の切換信号がそれぞれ与えられ、対応
する各受光ダイオードの出力によって第1,第2トラン
ジスタ25,26がオンオフ制御され、これによって、
RF部21に対する送信用および受信用の電源電圧の供
給あるいは遮断が行われる、すなわち送受の切換えが行
われる。なお、第1,第2フォトカプラ201,202
一方のフォトカプラで兼用し、他方は、その反転出力を
用いるようにしてもよい。
【0034】また、第3フォトカプラ203の発光ダイ
オードには、CPU17から送信すべきオンオフのデー
タ信号が与えられ、対応する受光ダイオードの出力が、
RF部21の送信データ入力端子DTIに与えられる。
RF部21の受信データ出力端子DTOからの出力は、
第4フォトカプラ204を介してCPU17に与えられ
る。
【0035】このRF部21は、送信データ入力端子D
TIに与えられるデータ信号を変調してアンテナ27か
ら送信する変調回路と、アンテナ27で受信したデータ
信号を復調する復調回路と、復調したデータ信号を波形
整形する波形整形回路とを備えている。
【0036】この実施例では、入出力回路15は、16
の端子351〜3516を備えており、これら端子351
3516を、上述のように、第1〜第4の端子351〜3
4(Aブロック)、第5〜第8の端子355〜35
8(Bブロック)、第9〜第12の端子359〜35
12(Cブロック)、第13〜第16の端子3513〜35
16(Dブロック)の4つの端子ブロックに分割し、各ブ
ロック毎に、入力、出力、あるいは、未使用のいずれか
の設定状態を、上述の入出力設定部6より初期設定す
る。
【0037】例えば、Aブロックが出力状態に設定され
た場合には、このAブロックの第1〜第4の端子351
〜354は、制御盤に対するオンオフ信号の出力専用と
され、また、Bブロックが入力状態に設定された場合に
は、このBブロックの第5〜第8の端子355〜35
8は、制御盤からのオンオフ信号の入力専用とされる。
【0038】この実施例では、第1の無線通信装置1で
は、Aブロックを出力状態に、Bブロックを入力状態
に、CおよびDブロックを未使用状態に設定しており、
一方、第2の無線通信装置2では、Aブロックを入力状
態に、Bブロックを出力状態に、CおよびDブロックを
未使用状態に設定しており、中継機3では、A〜Dブロ
ックのすべてを未使用状態に設定している。この実施例
の中継機3では、伝送用ターミナルが接続されておら
ず、単に受信したデータを送信するだけであって、端子
ブロックからデータを取り込んだり、データを出力する
ことがないので、すべて未使用状態に設定されるのであ
る。
【0039】この実施例では、第1の無線通信装置1の
2つ端子ブロックであるA,Bブロックを、第2の無線
通信装置2のA,Bブロックにそれぞれ対応させるよう
にしており、第1の無線通信装置1のAブロックは出力
状態に設定されているので、第2の無線通信装置2のA
ブロックは、入力状態に設定され、また、第1の無線通
信装置1のBブロックは入力状態に設定されているの
で、第2の無線通信装置2のBブロックは、出力状態に
設定されている。
【0040】このように、第1の無線通信装置1と第2
の無線通信装置2との対応するブロックは、一方が出力
状態であれば、他方が入力状態となるように設定され、
これによって、例えば、制御盤からエアーバルブやアク
チュエータへのオンオフ信号の伝送が可能となり、ある
いは、センサやリミットスイッチから制御盤へのオンオ
フ信号の伝送が可能となる。
【0041】以上の端子ブロックの設定状態を、概略的
に図4に示す。この図4に示されるように、例えば、セ
ンサやリミットスイッチからのオンオフ信号は、入力状
態である第2の無線通信装置2のAブロックを介して該
第2の無線通信装置2に取り込まれ、中継機3を介して
第1の無線通信装置1へ無線で伝送され、第1の無線通
信装置1は、出力状態であるAブロックを介してそのオ
ンオフ信号を制御盤に出力し、また、制御盤からのオン
オフ信号は、入力状態である第1の無線通信装置1のB
ブロックを介して該第1の無線通信装置1に取り込ま
れ、中継機3を介して第2の無線通信装置2に無線で伝
送され、第2の無線通信装置2は、出力状態であるBブ
ロックを介してエアーバルブやアクチュエータを制御す
る。
【0042】図3の入出力回路15は、例えば、図5
に、代表的に示されるように、FET28と逆接防止用
のダイオード29とインバータ30とを備えており、端
子35が出力状態に設定されているときには、入出力バ
スバッフア16の出力用バスを介してFET28に出力
すべきオンオフ信号が与えられ、端子35が入力状態に
設定されているときには、インバータ30を介してオン
オフ信号が入出力バスバッフア16の入力用バスに入力
される。入出力バスバッフア16は、上述の設定状態に
対応するCPU17からの制御信号によって、データ伝
送方向が設定される。
【0043】なお、この入出力回路15の他の実施例と
して、図6に示されるように、ダイオード29に直列に
表示素子としてLED31を接続するとともに、LED
31に並列に保護ダイオード32を接続し、データの入
出力状態を、LED31によって外部から確認できるよ
うにしてもよく、かかる構成によれば、例えば、FET
28の破壊などによる動作不良を外部から知ることがで
きる。
【0044】CPU17は、設定部6〜8,10の設定
内容に応じて、上述の入出力バスの制御、送信すべきデ
ータのパラレル/シリアル変換および符号化を行うとと
もに、RF部21の送受信の管理や通信状態の判定を行
う。
【0045】図7に、第1,第2の無線通信装置1,2
および中継機3との間のデータの送受信のタイミングチ
ャートを示す。この図7において、通信状態の判定のた
めのデータの受信には、*の符号を付して示している。
【0046】この実施例では、CPU17は、モード設
定部7およびコード設定部8の設定内容に応じて、送受
信のタイミングを制御するものであり、第1の無線通信
装置1、中継機3、第2の無線通信装置2の順にデータ
の送信を行った後、第2の無線通信装置2、中継機3、
第1の無線通信装置1の順にデータの送信を行い、以
下、これを繰り返すのである。
【0047】先ず、第1の無線通信装置1が、入力状態
に設定された端子データ(Bブロックの端子データ)を
含むデータを送信し、中継機3がそれを受信し、第2の
無線通信装置2に送信する。第2の無線通信装置2で
は、中継機3からの送信データを受信し、出力状態に設
定された端子ブロック(Bブロック)から受信したデー
タを出力する。また、中継機3からの送信データは、第
1の無線通信装置1でも受信され、第1の無線通信装置
1では、受信したデータと中継機3に対して送信したデ
ータとに基づいて、通信状態の判定を行う。
【0048】次に、第2の無線通信装置2は、入力状態
に設定された端子データ(Aブロックの端子データ)を
含むデータを送信し、中継機3がそれを受信し、第1の
無線通信装置1に送信する。第1の無線通信装置1で
は、中継機3からの送信データを受信し、出力状態に設
定された端子ブロック(Aブロック)から受信したデー
タを出力する。また、中継機3からの送信データは、第
2の無線通信装置2でも受信され、第2の無線通信装置
2では、受信したデータと中継機3に対して送信したデ
ータとに基づいて、通信状態の判定を行う。
【0049】以下、通信状態が良好な場合には、同様に
して送受信を行うものである。
【0050】このようにして、第1,第2の無線通信装
置1,2は、中継機3に対してデータを送信し、中継機
3がそのデータを受信して相手側の無線通信装置(第
2,第1の無線通信装置2,1)に送信する際に、その
データを受信し、この受信したデータと中継機3に対し
て送信したデータとに基づいて、通信状態を判定するも
のである。
【0051】図8は、送受信されるデータの構成を示す
図である。
【0052】このデータは、送受信機としての使用であ
るか中継機としての使用であるかを示すモードデータD
1と、送受信機あるいは中継機のコードを示すコードデ
ータD2と、通信状態の判定結果に対応した伝送の正常
あるいは異常を示すフラグデータD3と、入力状態に設
定された端子ブロックの端子データD4とから構成され
ている。
【0053】次に、第1,第2の無線通信装置1,2お
よび中継機3の動作を図9のフローチャートに基づいて
説明する。この図9(A)〜(C)は、第1の無線通信
装置1、中継機3および第2の無線通信装置2の動作を
それぞれ示している。
【0054】先ず、設定部7,8の設定操作によって、
第1の無線通信装置1は、送受信モードのコード1が設
定され(ステップn1)、中継機3は、中継モードのコ
ード1が設定され(ステップn8)、第2の無線通信装
置2は、送受信モードのコード2が設定される(ステッ
プn16)。また、いずれの装置1,2,3も、長距離
伝送のエリアが設定される(ステップn1,n8,n1
6)。
【0055】第1の無線通信装置1は、電源が投入され
ると(ステップn2)、入力状態に設定されている端子
ブロック(Bブロック)のデータを取り込み、そのデー
タをストアするとともに、上述のデータ構成に従ってデ
ータを送信し(ステップn3)、中継機3からのデータ
を受信したか否かを判断する(ステップn4)。
【0056】中継機3は、電源が投入されると(ステッ
プn9)、第1の無線通信装置1からのデータを受信し
たか否かを判断し(ステップn10)、ステップn3で
送信された第1の無線通信装置1からのデータを受信す
ると、伝送異常のフラグデータが含まれている否かの判
断を行い(ステップn11)、伝送異常のフラグデータ
が含まれていたときには、後述の処理に移行し、伝送異
常のフラグデータがないときには、受信したデータをス
トアするとともに、第2の無線通信装置2に受信したデ
ータを送信し(ステップn12)、第2の無線通信装置
2からのデータを受信したか否かを判断する(ステップ
n13)。
【0057】第2の無線通信装置2は、電源が投入され
ると(ステップn17)、中継機3からのデータを受信
したか否かを判断し(ステップn18)、ステップn1
2で送信された中継機3からのデータを受信したときに
は、出力状態に設定されている端子ブロック(Bブロッ
ク)から受信したデータを出力してエアーバルブやアク
チュエータを制御し(ステップn19)、さらに、入力
状態に設定されている端子ブロック(Aブロック)のデ
ータを取り込んで、データをストアするとともに、上述
のデータ構成に従ってデータを送信し(ステップn2
0)、中継機3からのデータを受信したか否かを判断す
る(ステップn21)。
【0058】ステップn12で中継機3から第2の無線
通信装置2へ送信されるデータが、第1の無線通信装置
1で受信されると(ステップn4)、ステップn5に移
行し、ステップn3で中継機3に対して送信した端子デ
ータと、受信したデータの端子データとが一致している
か否かを判断し、一致していないときには、通信状態が
悪いとして、後述の伝送異常の処理に移行し、一致して
いるときには、通信状態は良好であるとして、中継機3
からのデータを受信したか否かを判断する(ステップn
6)。
【0059】中継機3は、ステップn13において第2
の無線通信装置2から送信されたデータを受信したとき
には、上述のステップn11と同様の判断を行い、伝送
異常のフラグデータがないときには、受信したデータを
ストアするとともに、第1の無線通信装置1に受信した
データを送信し(ステップn15)、ステップn10に
戻る。
【0060】第1の無線通信装置1は、ステップ15で
送信された中継機3からのデータを受信したときには、
出力状態に設定されている端子ブロック(Aブロック)
から受信したデータを制御盤に対して出力し(ステップ
n7)、ステップn3に戻る。
【0061】ステップn15で中継機から第1の無線通
信装置1へ送信されるデータが、第2の無線通信装置2
で受信されると(ステップn21)、ステップn22に
移行し、ステップn20で中継機3に対して送信した端
子データと、受信したデータの端子データとが一致して
いるか否かを判断し、一致していないときには、上述の
ステップn5と同様の処理に移行し、一致しているとき
には、通信状態は良好であるとして、ステップn18に
戻る。
【0062】図10は、図9のステップn5あるいはス
テップn22において、データが一致しなかった場合の
処理を示すフローチャートである。
【0063】データが一致しなかったときには、伝送異
常のフラグデータをたて(ステップn23)、自分の伝
送時間帯、すなわち、第1あるいは第2の無線通信装置
1,2の伝送時間帯であるか否かを判断する(ステップ
n24)。この判断は、送受信のタイミングが、上述の
図7に示されるタイミングで行われるので、これに基づ
いて、判断するのである。
【0064】自分の伝送時間帯であるときには、伝送異
常のフラグデータを中継機3に送信し(ステップn2
5)、表示部9を点滅させて伝送異常を報知する(ステ
ップn26)。この場合、第1の無線通信装置1では、
第1のLED91を点滅させ、第2の無線通信装置2
は、第2のLED92を点滅させる。
【0065】図11は、図9のステップn11あるいは
ステップn14で伝送異常のフラグデータが含まれてい
ると判断された場合の処理を示すフローチャートであ
る。
【0066】伝送異常を示すフラグデータが含まれてい
るときには、伝送異常のフラグデータを送信し(ステッ
プn27)、表示部9を点滅させる。このとき、第1の
無線通信装置1からの伝送異常のフラグデータであれ
ば、第1のLED91を点滅させ、第2の無線通信装置
2からの伝送異常のフラグデータであれば、第2のLE
D92を点滅させる(ステップn28)。したがって、
中継機3の表示部9のいずれのLED91,92が点滅し
ているかによって、第1,第2のいずれの無線通信装置
1,2に伝送異常が生じているかを知ることができる。
【0067】このように、モード設定部7およびコード
設定部8の設定内容に応じて、このコードおよびモード
に対応したデータの送信および受信のタイミングが制御
されるので、1台の無線通信装置を、送受信機および中
継機として共用することができる。
【0068】さらに、中継機3に送信したデータと、該
中継機3が受信して相手側の無線通信装置に送信するデ
ータとに基づいて、通信状態を判定し、通信状態が悪い
ときには表示部9に表示されるので、これに基づいて、
例えば、無線通信装置1,2の設置場所を変更して通信
の信頼性を容易に確保できることになる。
【0069】なお、中継機3の介在しない第1,第2の
無線通信装置1,2による短距離伝送においては、上述
の通信状態の判定処理は行われず、単にデータの送信と
受信とが交互に行われる。
【0070】また、この実施例では、複数の端子を、ブ
ロック単位で入力状態あるいは出力状態に設定すること
により、入力状態に設定された端子ブロックから入力さ
れた信号を変調して送信するとともに、受信した信号を
復調して出力状態に設定された端子ブロックから出力す
るので、単一の無線通信装置によって、例えば、センサ
等の出力器からのスイッチ信号を入力状態の端子ブロッ
クから受けて、相手側の無線通信装置に送信できる一
方、相手側の無線通信装置からの制御信号を受信して、
出力状態の端子ブロックからアクチュエータ等の被制御
器を制御できることになる。
【0071】ところで、デジタル回路であるCPU17
等の制御回路部に対して、アナログ回路であるRF部2
1は、高感度で動作する回路を含んでおり、制御回路部
からRF部21に伝わるノイズを阻止する必要がある
が、この実施例では、制御回路部に定電圧を供給する制
御回路部定電圧電源22と、RF部21に定電圧を供給
するRF部定電圧電源23とを個別に設けているので、
RF部21へのノイズを確実に阻止できるものである。
【0072】しかも、この実施例では、RF部21の電
源電圧を、制御回路部の電源電圧よりも低くし、これに
よって、RF部21での熱雑音の発生を抑制するととも
に、制御回路部における外部からのノイズに対する耐性
を高めている。
【0073】また、この実施例では、制御回路部とRF
部21との間のデータの結合は、上述のようにフォトカ
プラ201〜204を介して行うようにしているので、制
御回路部のクロック等の信号がノイズとしてRF部21
に伝わるのを阻止することが可能である。
【0074】上述の実施例では、中継機3は1台であっ
たけれども、中継機を追加して、さらに長距離の伝送を
行えるように構成してもよい。この場合には、中継機の
コード番号に従って、若いコード番号から順に送受信を
行うとともに、隣合う中継機間で通信状態の判定を行う
ようにすればよい。
【0075】上述の実施例では、中継機3は、受信した
データを単に送信するだけであったけれども、本発明の
他の実施例として、中継の機能に加えて、中継機に伝送
用ターミナルを接続して端子データを取り込んで送信し
たり、受信した端子データを伝送用ターミナルに出力す
るように構成してもよい。これによって、中継機に接続
した伝送用ターミナルを介してセンサやリミットスイッ
チなどのオンオフ信号を取り込んで送信したり、受信し
たオンオフ信号によって中継機に接続された伝送用ター
ミナルを介してエアーバルブやアクチュエータを制御す
るといったことが可能となる。
【0076】例えば、上述の中継機3に伝送用ターミナ
ルを接続し、中継機3の端子のCブロックを入力状態、
Dブロックを出力状態に設定するとともに、例えば、第
2の無線通信装置2の端子のCブロックを出力状態、D
ブロックを入力状態に設定する。
【0077】そして、上述の図9のフローチャートのス
テップn14とステップn15との間に、受信した端子
データをDブロックから出力するステップを追加すると
ともに、ステップn12において、Cブロックの端子デ
ータの取り込みを追加すればよい。
【0078】上述の実施例では、2つのLED91,92
を有する表示部9によって伝送異常を表示したけれど
も、上述の表示に限るものではなく、例えば、LCD等
のモニタを設けてメッセージで表示するようにしてもよ
い。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明の無線通信装置によ
れば、1台の無線通信装置で送受信機および中継機を共
用することができる。
【0080】また、中継機に送信したデータと、該中継
機が受信して他の無線通信装置に送信するデータとに基
づいて、通信状態を判定し、通信状態が悪いときには表
示部に表示するので、これに基づいて、例えば、無線通
信装置の設置場所を変更するなどして通信の信頼性を容
易に確保できることになる。
【0081】さらに、複数の端子を、ブロック単位で入
力状態あるいは出力状態に設定することにより、単一の
無線通信装置によって、例えば、センサ等からのスイッ
チ信号を入力状態の端子ブロックから受けて、相手側の
無線通信装置に送信できる一方、相手側の無線通信装置
からの制御信号を受信して、出力状態の端子ブロックか
らアクチュエータ等を制御できることになる。
【0082】しかも、制御回路部および高周波回路部
に、個別の定電圧電源を設けているので、制御回路部の
ノイズが高周波回路部へ伝わるのを阻止できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の無線通信装置を用いたシス
テムの概略構成図である。
【図2】図1の無線通信装置および伝送用ターミナルの
外観斜視図である。
【図3】図1の無線通信装置のブロック図である。
【図4】第1,第2の無線通信装置および中継機の端子
ブロックの設定状態を示す概略図である。
【図5】図3の入出力回路の構成を代表的に示す図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例の図5に対応する図であ
る。
【図7】送受信のタイミングチャートである。
【図8】データの構成を示す図である。
【図9】動作説明に供するフローチャートである。
【図10】動作説明に供するフローチャートである。
【図11】動作説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 第1,第2の無線通信装置 3 中継機 7 モード設定部 8 コード設定部 17 CPU 24 RF部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信機として使用する送受信モードま
    たは中継機として使用する中継モードのいずれかのモー
    ドが設定されるとともに、当該無線通信装置を特定する
    コードが設定される設定部と、 前記設定部による設定内容に応じて、データの送信およ
    び受信のタイミングを制御する制御部と、 を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 中継機にデータを送信するとともに、前
    記中継機が受信して他の無線通信装置に送信する際のデ
    ータを受信し、この受信したデータと前記中継機に送信
    したデータとに基づいて、通信状態を判定する判定部を
    備える請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記判定部での判定結果に応じて、通信
    状態の異常を表示する表示部を備える請求項2に記載の
    無線通信装置。
  4. 【請求項4】 複数の端子と、前記複数の端子を分割し
    た端子ブロック毎に、入力状態あるいは出力状態を設定
    する入出力設定部とを備え、入力状態に設定された端子
    ブロックから入力された信号を変調して送信するととも
    に、受信した信号を復調して出力状態に設定された端子
    ブロックから出力する請求項1ないし3のいずれかに記
    載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 制御回路部と高周波回路部とを備え、前
    記制御回路部用の定電圧電源と、前記高周波回路部用の
    定電圧電源とを個別に設けた請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の無線通信装置。
JP7042755A 1995-03-02 1995-03-02 無線通信装置 Pending JPH08242191A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167089A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Icom Inc 無線中継装置、無線中継装置の無線送受信機及び無線中継方法
CN111668601A (zh) * 2020-07-09 2020-09-15 深圳市国质信网络通讯有限公司 一种5g全频高增益天线

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