JPH08241549A - Vcrのサーボ制御装置及びその方法 - Google Patents

Vcrのサーボ制御装置及びその方法

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JPH08241549A
JPH08241549A JP8012124A JP1212496A JPH08241549A JP H08241549 A JPH08241549 A JP H08241549A JP 8012124 A JP8012124 A JP 8012124A JP 1212496 A JP1212496 A JP 1212496A JP H08241549 A JPH08241549 A JP H08241549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取リールモータを能動的に制御してキャプ
スタンモータにかかる負荷を減らせるVCRのサーボ制
御装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 テープの張力を直接に検出して巻取リー
ルモータを能動的に制御することによりキャプスタンモ
ータを中心として巻取リール側のテープの張力F t ’と
供給リール側の張力Fs ’を同一にし、VCRのサーボ
システムの(Bc/Rc )ωc 項(ここで、Bc はキャ
プスタンモータのダンピング定数、Rc はキャプスタン
モータの軸半径、ωc はキャプスタンモータの回転角速
度である)が最小となるようにVCRのサーボシステム
を設計することにより達成される。本発明のように
t ’=Fs ’+(Bc /Rc )ωc となるように制御
すれば、キャプスタンモータの運動方程式はJc (dω
c /dt)=Tc となり、ここでdωc /dtは極めて
小さくてキャプスタンモータにかかるトルクTc は小さ
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリールモータ付きの
VCRに係り、特に巻取リールモータを能動的に制御し
てキャプスタンモータにかかる負荷を減らすことを特徴
とするVCRのサーボ制御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リールモータが別途に付いてい
てリールサーボ制御のできる高性能VCRにはスイッチ
ング回路が別途についていて、モードに応じて張力制御
部と速度制御部を選択できるようになっている。すなわ
ち、再生時にはキャプスタンモータの回転によりテープ
が移送され、リールモータは張力制御部の制御を受けて
移送されるテープの張力を調節する。そして、高速制御
時はリールモータによりテープが迅速に移送され、この
際リールモータは速度制御部の制御を受けることにな
る。
【0003】本発明は前記の二つのモードのうち再生時
に張力制御部の制御を受けるリールモータを従来と異な
る方法で制御してキャプスタンモータにかかる負荷を減
らせるVCRのサーボ制御装置及びその方法に関する。
図1は従来のサーボ制御装置であって、VCRにおける
テープの走行状態を示す構造図である。
【0004】図1において、1はテンションポールであ
って、テープ2がドラム3に斜めに巻取られた状態で走
行する際テープの張力を検出する。ドラム3を基準とし
てテンションポール1の反対側にはキャプスタンモータ
軸4とピンチローラ5が設けられている。キャプスタン
モータ軸4とピンチローラ5はテープ2を挟んで密着し
ており、テープの再生時キャプスタンモータによりドラ
ム3とキャプスタンモータが一定速度で回転し、テープ
2が一定速度で走行される。
【0005】ドラム3の周りに設けられた案内ローラ6
は走行されるテープ2の皺を防ぎ、テープ2がドラムの
表面に沿って走行するように案内する。図1の7は供給
リールモータであって、第1ドライブ回路9により制御
されテンションポール1を通じてドラム3側にテープ2
を供給する。第1ドライブ回路9には張力制御部11が
連結されており、該張力制御部11はテンションポール
1により検出されたテープの張力Td と供給リールモー
タ7から検出された回転角速度ωs に応じて第1ドライ
ブ回路9を制御する。第1ドライブ回路9の制御を受け
る供給リールモータ7はテープ2の引張を調節して供給
されるテープの張力を一定に保たせる。
【0006】8は巻取リールモータであって、第2ドラ
イブ回路10により制御され、案内ローラ6を通じて巻
取られたテープ2を巻き取る。第2ドライブ回路10に
は加算器12が連結され、キャプスタンモータからのエ
ラー命令と張力制御部13の出力信号を加えた後第2ド
ライブ回路10に出力する。加算器12に入力されるキ
ャプスタンモータのエラー命令はキャプスタンモータの
速度が急激に変わる際対処するためのものである。前記
張力制御部13はテンションポール1により検出された
テープ2の実際張力Td によらず、巻取リールモータ8
から検出されたリールの半径Rt (リールに巻かれたテ
ープ量に比例する)に応じて制御信号を出力する。この
際、張力制御部13にはリールの半径による出力値が実
験により予め設定されている。第2ドライブ回路10の
制御を受ける巻取リールモータ8は巻取られるテープ2
の張力を一定に保たせる。
【0007】しかし、前述した従来の技術は再生時テー
プが一定速度で動かす役目をキャプスタンモータのみ果
たしていてキャプスタンモータに大きな負荷がかかるよ
うになり、よって大容量のキャプスタンモータを必要と
する。一方、前述した従来の技術によれば、巻取リール
モータはテープを適宜に引っ張れば良いので巻取リール
モータにはさほど負荷がかからない。
【0008】また、供給リール側ではテープの実際張力
を検出してテープの張力を調節する一方、巻取リール側
にはリール半径により既に設定された値によりテープを
引っ張るのでキャプスタンモータを中心として両側テー
プの張力が相違なのでキャプスタンモータにかかる負荷
がさらに大きくなる欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前述し
た従来の問題点を解決するためのもので、本発明の目的
は巻取リールモータを能動的に制御してキャプスタンモ
ータの負荷を減らすことによりキャプスタンモータの容
量の少ないVCRのサーボ制御方法及びその装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明によるVCRのサーボ制御方法及びその装
置は、テープの張力を直接に検出して巻取リールモータ
を能動的に制御することによりキャプスタンモータを中
心として巻取リール側のテープの張力Ft ’と供給リー
ル側の張力Fs ’とを同一にし、VCRのサーボシステ
ムの(Bc /R c )ωc 項(ここで、Bc はキャプスタ
ンモータのダンピング定数、Rc はキャプスタンモータ
の軸半径、ωc はキャプスタンモータの回転角速度であ
る)が最小となるようにVCRのサーボシステムを設計
することにより、キャプスタンモータの運動方程式がJ
c (dωc /dt)=Tc (ここで、Jc はキャプスタ
ンモータ軸の慣性モーメント、Tc はキャプスタンモー
タのトルクである)となるようにして、キャプスタンモ
ータにかかるトルクTc を小さくすることを特徴とす
る。
【0011】また、前述した目的を達成するための本発
明によるVCRのサーボ制御方法及び装置は、テープの
張力Td 、キャプスタンモータの回転角速度ωc 、巻取
リールモータの回転角速度ωt とサーボ制御装置の定め
られたパラメータである巻取リールからキャプスタンモ
ータまでのテープ摩擦係数μt 、供給リールからキャプ
スタンモータまでのテープ摩擦係数μs 、キャプスタン
モータの軸半径Rc 、キャプスタンモータのダンピング
定数Bc が次のような関係式、
【0012】
【数3】
【0013】(ここで、Tt は巻取リールモータのトル
クである)。を満たすように巻取リールモータを制御す
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の実施例を詳細に説明する。図2は本発明のサーボ制
御装置であって、VCRにおけるテープ走行状態を示し
た構造図である。キャプスタンモータ軸4とピンチロー
ラ5及び案内ローラ6の役目は図1に示した従来の技術
と同様である。また、第1張力制御部14ではテンショ
ンポール1から検出されたテープの張力Td を入力さ
れ、第1ドライブ回路9を制御して供給リールモータ7
にして供給されるテープ2の張力を一定に保たせること
も同様である。
【0015】本発明の特徴は巻取リール側の第2張力制
御部15にある。巻取リール側の第2張力制御部15は
巻取リールモータ8から検出された回転角速度ωt とテ
ンションポール1で検出されたテープの張力Td 及びキ
ャプスタンモータ軸4から検出された回転角速度ωc
入力され巻取リールモータのトルクTt を制御信号とし
て加算器12に出力する。加算器12では前記制御信号
とキャプスタンモータのエラー命令を加えて第2ドライ
ブ回路10に出力し、第2ドライブ回路10により巻取
リールモータ8が制御される。
【0016】本発明によるサーボ制御方法及び装置は、
リール半径に従って予め設定された制御信号に応じて巻
取リールモータを制御することではなく、テープの張力
を直接に検出して巻取リールモータを能動的に制御する
ことである。従って、キャプスタンモータを中心として
巻取リール側のテープの張力と供給リール側のテープの
張力を同一に調節できるのでキャプスタンモータにかか
る負荷を減らせる。
【0017】図3は図2のA部分を拡大した図であっ
て、キャプスタンモータ軸4とピンチローラ5がテープ
2を挟んで密着した状態を示す。図2に示されたパラメ
ータを説明すれば次の通りである。μs とμt はキャプ
スタンモータと各リールモータとの間の摩擦係数であっ
て、μs は供給リールからキャプスタンモータまでのテ
ープ摩擦係数であり、μt は巻取リールからキャプスタ
ンモータ間のテープ摩擦係数である。Fs とFt は各リ
ールモータからテープを引っ張る力を示し、Fs は供給
リール側のテープの張力であり、Ft は巻取リール側の
テープの張力である。ωs ,ωt ,ωc は各モータの回
転角速度であり、ωs は供給リールモータ7の回転角速
度であり、ωt は巻取リールモータ8の回転角速度であ
り、ωc はキャプスタンモータの回転角速度である。T
d はドラム3側のテープの張力であって、テンションポ
ール1により検出される。
【0018】図3に示したパラメータを説明すれば次の
通りである。Fs ’はキャプスタンモータ軸4とピンチ
ローラ5を中心として供給リール側にテープが引っ張ら
れる力であり、Ft ’はキャプスタンモータ軸4とピン
チローラ5を中心として巻取リール側にテープが引っ張
られる力を示す。Rc はキャプスタンモータの軸半径、
ωc はキャプスタンモータの回転角速度、Tc はキャプ
スタンモータの回転トルク、Jc はキャプスタンモータ
の慣性モーメント、Bc はキャプスタンモータのダンピ
ング定数をそれぞれ示す。
【0019】前述したパラメータを用いて本発明の基本
原理を数式的に表現すれば次の通りである。まず、再生
時ピンチローラ5とキャプスタンモータ軸4が密着した
状態(図3参照)でキャプスタンモータ軸4に対する運
動方程式は次の通りである。
【0020】
【数4】
【0021】一般に、VCRにおいてテープの速度が一
定なので、式(1)でωc は殆ど一定であり、dωc
dtは極めて小さい。従って、Ft ’=Fs ’+(Bc
/R c )ωc となるように制御すれば、前記式(1)は
c (dωc /dt)Tc となり、前述したように(d
ωc /dt)は極めて小さくてキャプスタンモータにか
かるトルクTc が小さくなる。
【0022】前述したことはVCRのサーボシステムに
おいてFt ’=Fs ’+(Bc /R c )ωc が成り立つ
ように制御することを前提とすることであって、これを
本発明の制御式とする。既に説明したように、本発明で
はテープの張力を直接に検出して巻取リールモータを能
動的に制御するので、キャプスタンモータを中心として
巻取リール側のテープの張力Ft ’と供給リール側のテ
ープの張力Fs ’を同様にし得る。VCRのサーボシス
テムにおいて、(Bc /Rc )ωc 項が最小となるよう
にVCRのサーボシステムを設計すれば、図2に示した
本発明によるサーボ制御装置により本発明の制御式が成
り立つ。
【0023】さて、本発明における第2張力制御部15
を詳細に説明するに、本発明の制御式に基づき、前記式
(1)のパラメータFx ’,Ft ’,Rc と第2張力制
御部の入力パラメータTd ,ωc 及び巻取リールモータ
8にかかるパラメータTt ,Rt ,Ft 間の関係式を成
り立たせる。ここで、Tt は巻取リールモータ8のトル
クであり、Rt は巻取リールモータ8の半径である。
【0024】キャプスタンモータ軸4とピンチローラ5
を中心として供給リール側にテープが引っ張られる力で
あるFs ’とドラム3側のテープの張力であるTd は摩
擦係数μs により次の式(2)のような関係にある。 Fs ’=(1μs )Td …(2) 巻取リールモータでテープを引っ張る力であるFt とキ
ャプスタンモータ軸4とピンチローラ5を中心として巻
取リール側にテープが引っ張られる力であるF t ’は摩
擦係数μt により次の式(3)のような関係にある。
【0025】 Ft =(1+μt )Ft ’ …(3) 巻取リールモータ8のトルクTt はトルクの定義により
巻取リールモータでテープを引っ張る力Ft と巻取リー
ルモータの半径Rt と次のような式(4)のように示せ
る。 Tt =Ft t …(4) テープ2がキャプスタンモータ軸4と巻取リールモータ
8に連結されているのでωc ・Rc とωt ・Rt は全部
テープの線形的な速度と同一になり、よって、次の式
(5)が成り立つ。
【0026】 ωc ・Rc =ωt ・Rt …(5) 式(4)のFt に式(3)を代入すれば、次の式(6)
となる。 Tt ={(1+μt )Ft ’}・Rt …(6) 前記式(6)のFt ’の代わりに本発明の制御式である
t ’=Fs ’+(B c /Rc )・ωc を代入すれば、
次の式(7)となる。
【0027】 Tt =[(1+μt )・{Fs ’+(Bc /Rc )ωc }]・Rt …(7) 式(7)のFs ’の代わりに式(2)を代入すれば、次
の式(8)となる。 Tc =(1+μt )・ {(1+μs )・Td ・Rt +(Rt /Rc )・Bc ・/ωc }…(8) 式(8)に式(5)の関係式を代入して定理すれば、次
の式(9)となる。
【0028】 Tt =(1+μt )・{(1+μs )・Td (ωc /ωt )・ Rc +Bc (ωc /ωt )・ωc } …(9) 上記式(9)は本発明の制御式であるFt ’=Fs ’+
(Bc /Rc )・ωcと本発明によるサーボ装置のパラ
メータ間の関係式である式(2)乃至式(5)を連立し
て得た結果式であって、本発明の第2張力制御部は前記
式(9)により構成される。
【0029】図4は上記式(9)により構成された第2
張力制御部の詳細ブロック図である。同図において、B
部分は図2に示した加算器12、第2ドライブ回路1
0、巻取リールモータ8を含むもので、巻取リールモー
タ8の回転角速度ωt が第2張力制御部15に入力され
る。ここでは第2張力制御部15の詳細な構成を説明す
る。
【0030】第2張力制御部15はキャプスタンモータ
の回転角速度ωc とテンションポール1により検出され
たテープの張力Td 及び巻取リールモータ8の回転角速
度ω t を入力され回転リールモータ8のトルクTt を制
御信号として出力する。入出力が式(9)を満たすよう
にする第2張力制御部の詳細な構成は次の通りである。
【0031】キャプスタンモータの回転角速度ωc は分
割器16と第1乗算器17にそれぞれ印加され、この際
分割器16には巻取リールモータ8の回転角速度ωt
入力されωt /ωc を第1乗算器17に出力する。第2
乗算器18はこの入力信号に定められた値Rc をかけた
結果であるRc ・(ωc /ωt )・ωc を加算器19に
出力する。一方、第4乗算器21は分割器16から入力
された(ωc /ωt )に定められた値Rc をかけてその
結果である(ωc /ωt )・Rc を第5乗算器22に出
力する。第5乗算器22にはテンションポール1から検
出されたテープの張力Td が入力されるので、第5乗算
器22によりTd ・(ωc /ωt )・R c が第6乗算器
23に入力される。第6乗算器23はこの入力に定めら
れた値(1+μs )をかけてその結果である(1+
μs )・Td ・(ωc /ωt )・Rcを前記加算器19
に出力する。
【0032】加算器19は第2乗算器18から入力され
たRc (ωc /ωt )・ωc と第6乗算器23から入力
された(1+μs )・Td ・(ωc /ωt )・Rc を加
えた値である[(1+μs )・Td ・(ωc /ωt )・
c +(ωc /ωt )・ωc]を第3乗算器20に出力
する。第3乗算器20はこの入力に定められた値(1+
μt )をかけた値を第2張力制御部15の最終結果とし
て出力する。
【0033】前述した詳細な構造を有する第2張力制御
部15は本発明の制御式であるFt’=Fs ’+(Bc
/Rc )ωc と本発明によるサーボ装置のパラメータ間
の関係式(式(2)乃至式(5))を満たす巻取リール
モータのトルク値Tt =(1+μt )・{(1+μs
・Td ・(ωc /ωt )・Rc +Bc ・(ωc /ωt
・ωc }を出力する。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるVCR
のサーボ制御方法及びその装置ではF t ’=Fs ’+
(Bc /Rc )ωc が成り立つように制御し、これはテ
ープの張力を直接に検出して巻取リールモータを能動的
に制御することによりキャプスタンモータを中心として
巻取リール側のテープの張力Ft ’と供給リール側のテ
ープの張力Fs ’を同一にし、VCRのサーボシステム
の(Bc /Rc )ωc 項が最小となるようにVCRのサ
ーボシステムを設計することにより達成される。本発明
のように、Ft ’=Fs ’+(Bc /Rc )ωc となる
ように制御すれば、前記式(1)はJc (dωc /d
t)=Tc となり、ここで(dωc /dt)は極めて小
さくてキャプスタンモータにかかるトルクTc は小さく
なる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のサーボ制御装置であって、VCRにおけ
るテープ走行状態を示す構造図である。
【図2】本発明のサーボ制御装置であって、VCRにお
けるテープ走行状態を示す構造図である。
【図3】図2においてキャプスタンモータ軸とピンチロ
ーラが密着された状態を示した拡大図である。
【図4】図2の第2張力制御部の詳細構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 テンションポール 4 キャプスタンモータ軸 5 ピンチローラ 7 供給リールモータ 8 巻取リールモータ 9 第1ドライブ回路 10 第2ドライブ回路 11,13 張力制御部 12,19 加算器 14 第1張力制御部 15 第2張力制御部 16 分割器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンモータによりテープが一定
    速度で走行されて巻取られるテープに張力が一定に保た
    れるようにリールモータがテープを引っ張るVCRのサ
    ーボ制御方法において、 Ft ’=Fs ’+(Bc /Rc )ωc (ここで、Ft ’はキャプスタンモータ軸とピンチロー
    ラを中心として巻取リール側にテープが引っ張られる
    力、Fs ’はキャプスタンモータ軸とピンチローラを中
    心として供給リール側にテープが引っ張られる力、Bc
    はキャプスタンモータのダンピング定数、Rc はキャプ
    スタンモータの軸半径、ωc はキャプスタンモータの回
    転角速度をそれぞれ示す)が成り立つように制御するこ
    とを特徴とするVCRのサーボ制御方法。
  2. 【請求項2】 テープの張力を直接に検出して巻取リー
    ルモータを制御することによりキャプスタンモータを中
    心として巻取リール側のテープの張力Ft ’と供給リー
    ル側のテープの張力Fs ’を同一にし、(Bc /Rc
    ωc 項(ここで、Bc はキャプスタンモータのダンピン
    グ定数、Rc はキャプスタンモータの軸半径、ωc はキ
    ャプスタンモータの回転角速度である)が最小となるよ
    うにVCRのサーボシステムを設計することにより達成
    されることを特徴とする請求項1に記載のVCRのサー
    ボ制御方法。
  3. 【請求項3】 前記制御式Ft ’=Fs ’+(Bc /R
    c )ωc を成り立たせるために巻取リールモータのトル
    クTt が次の関係式、 【数1】 (ここで、μt は巻取リールからキャプスタンモータま
    でのテープ摩擦係数、μs は供給リールからキャプスタ
    ンまでのテープ摩擦係数、Td はテープの張力、ωt
    巻取リールモータの回転角速度である)を満たすように
    巻取リールモータを制御することを特徴とする請求項2
    に記載のVCRのサーボ制御方法。
  4. 【請求項4】 キャプスタンモータによりテープが走行
    されてテンションポールにより検出されたテープの張力
    とリールモータの回転角速度に応じてリールモータの駆
    動を制御して一定張力を保つようにテープを引っ張るV
    CRのサーボ制御装置において、 前記テンションポールにより検出されたテープの張力、
    キャプスタンモータの回転角速度及び巻取リールモータ
    の回転速度により巻取リールモータのトルクを計算して
    巻取リールモータを駆動することによりキャプスタンモ
    ータを中心として供給リール側のテープの張力と巻取リ
    ール側のテープの張力が等しくなるようにする巻取リー
    ル側の張力制御部を備えることを特徴とするVCRのサ
    ーボ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記巻取リール側の張力制御部はテープ
    の張力Td 、キャプスタンモータの回転角速度ωc 、巻
    取リールモータの回転角速度ωt を入力され、サーボ制
    御装置の定められたパラメータ、巻取リールからキャプ
    スタンモータまでのテープ摩擦係数μc 、供給リールか
    らキャプスタンモータまでのテープ摩擦係数μs 、キャ
    プスタンモータの軸半径Rc 、キャプスタンモータのダ
    ンピング定数Bc により次の関係式、 【数2】 を満たす巻取リールモータのトルクTt を制御信号とし
    て出力する構成を有することを特徴とする請求項4に記
    載のVCRのサーボ装置。
JP8012124A 1995-01-27 1996-01-26 Vcrのサーボ制御装置及びその方法 Expired - Fee Related JP2780741B2 (ja)

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