JPH08241481A - 防犯受信装置 - Google Patents

防犯受信装置

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Publication number
JPH08241481A
JPH08241481A JP4709495A JP4709495A JPH08241481A JP H08241481 A JPH08241481 A JP H08241481A JP 4709495 A JP4709495 A JP 4709495A JP 4709495 A JP4709495 A JP 4709495A JP H08241481 A JPH08241481 A JP H08241481A
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area
sensor
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JP4709495A
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English (en)
Inventor
Koji Suzuta
浩司 鈴田
Yuji Ito
裕治 伊藤
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Atsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Atsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防犯受信装置を簡単に操作できるようにす
る。 【構成】 カラーLCD18の前面にはタッチパネル1
7が設けられており、カラーLCD18の裏面側には回
路基板部16が取り付けられている。従って、この防犯
受信装置においては表示画面の遷移及び防犯センサの制
御をタッチパネル17の操作ボタンをタッチするという
非常に簡単な操作で行うことができるので、パソコンの
操作に不慣れな人であっても容易に使用することができ
る。また、監視制御装置3は小型に構成できるので設置
場所をとらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、デパートあるいはオフィスビル等
においては、夜間に侵入者があった場合あるいはドアや
シャッタが強引にこじ開けられたりした場合にそれを即
座に検知する防犯受信装置が備えられている。
【0003】防犯受信装置においては、各フロアには種
々のセンサが取り付けられている。例えば、侵入者を検
知するためには熱線センサが用いられ、ドアが開いてい
るか閉まっているかを検知するためにはマグネットセン
サが用いられ、シャッタが開いているか閉じているかを
検知するためにはシャッタセンサが用いられ、窓が破ら
れたことを検知するためにはガラス破壊センサ等が用い
られる。なお、これらのセンサは周知であるので、その
詳細については説明を省略する。また、これらのセンサ
は防犯警備のために用いられているものであるので、以
下、これらのセンサを総称して防犯センサと称する。
【0004】そして、これらのセンサからの出力信号は
防犯盤に導かれている。防犯盤は、一般に防災センタあ
るいは管理センタ等と称されている当該ビルの火災や防
犯警備を統括して管理するための箇所に配置されてい
る。なお、本明細書においては当該箇所を防災センタと
称することにする。
【0005】防犯盤は、防犯センサからの信号を処理す
る装置等種々の装置及び配線を収納するものであるが、
その正面には、図7に示すように、表示部100と操作
部101が設けられている。表示部100は、アクリル
板等の透明なパネルに各フロアのレイアウトが彫刻され
たものであり、そのレイアウトの中の防犯センサが設置
されている位置には発光ダイオード等の警報灯102が
取り付けられている。なお、この警報灯は一つの防犯セ
ンサに対応している場合もあるが、防犯センサのグルー
プに対応している場合もあるものである。
【0006】即ち、例えばデパート等においては一つの
売場に対して複数個の防犯センサが設置されることがあ
り、これらの防犯センサは一つ一つ管理するよりも一つ
のグループとして纏めて管理する方が望ましい場合があ
る。このような場合には当該防犯センサは一つのグルー
プとなされるのである。
【0007】操作部101には、スイッチ103と表示
灯104が一対になされた組が複数組設けられている。
スイッチ103は、当該スイッチに対応付けられた一つ
の防犯センサあるいは一つのセンサグループを警戒状態
に設定したり、警戒解除を設定したりするためのもので
あり、警戒状態に設定すると当該スイッチ103の上の
表示灯104は所定の色、例えば緑色に点灯し、警戒を
解除すると表示灯104は消灯する。そして、警戒状態
が設定されている場合において、防犯センサが異常を示
す信号を出力した場合には、それに対応する警報灯10
2が点灯もしくは点滅する。これによって、警備担当者
はどのフロアのどの箇所に異常が発生したかを確認する
ことができる。
【0008】なお、以下においては、防犯センサが異常
を示す信号を出力することを発報と称する。具体的に
は、熱線センサは熱線を輻射する移動物体を検知すると
発報し、マグネットセンサは当該ドアが開かれていると
き発報し、シャッタセンサは当該シャッタが開けられて
いるとき発報し、ガラス破壊センサは窓ガラスが破られ
たときに発報するのである。他の防犯センサについても
同様である。
【0009】また、防犯盤には実際にはより多くの表示
灯やスイッチ類が設けられているのが通常であるが、従
来の防犯盤の問題点を説明する上では本質的な事項では
ないので説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防犯盤においては、フロア数が多いビルにおいては表示
部100が大きくなるので、それに伴って防犯盤が大型
になり、防災センタのスペースの有効利用という点で問
題があった。
【0011】また、表示部100に描かれている各フロ
アのレイアウトは透明パネルに彫刻することによって形
成しているので、手間がかかるばかりでなく、コストが
高いものである。
【0012】更に、従来の防犯盤においてはボタンやス
イッチ類が数多く設けられているので、操作が面倒であ
った。また、表示灯も数多く配置されているので、それ
ぞれの防犯センサが現在どのような状態にあるか即座に
明確に識別することは非常に困難であった。例えばある
警報灯が点灯したり点滅した場合にもどの箇所に異常が
発生したのかを即座に明確に識別することは困難であっ
た。
【0013】以上のような課題を解決するための手段と
しては、防犯盤に代えてパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンと称す。)を用いることが考えられる。例
えば、カラーCRTに各フロアのレイアウトを表示した
り、また、適宜なメニューを表示し、そのメニュー画面
においてキーボードやマウスを使用することによってエ
リア毎に警戒状態に設定したり、警戒解除状態に設定し
たりするようにするのである。
【0014】このようにすることによって、防犯盤を用
いる場合に比較して操作を容易にすることができ、しか
も小型化できる可能性がある。
【0015】しかし、キーボードやマウスの操作に慣れ
ていない人もおり、そのようなパソコンの操作に不慣れ
な人にとっては精神的な苦痛を与えることになり、結果
的に警備の業務の作業効率に悪影響を与えることにな
る。
【0016】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、小型で容易に操作を行うことができ、しかも防犯
センサ等の端末装置が設置されているフロアの状況を明
確に視認することができる防犯受信装置を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の防犯受信装置は、防犯センサ等からなる
種々の端末装置と情報の授受を行う受信手段と、カラー
液晶表示手段と、カラー液晶表示装置の前面に配置され
たタッチパネルと、タッチパネルから入力された入力情
報を処理すると共に、受信手段からの情報に基づいてカ
ラー液晶表示装置に当該情報に対応する画面を表示する
処理を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
【作用及び発明の効果】この防犯受信装置においては、
タッチパネル付きのカラー液晶表示手段を用いるので、
タッチパネルに触れるだけで所望の設定を行うことがで
き、誰でもが容易に操作を行うことができる。
【0019】また、カラー液晶表示手段は小型であるの
で、机の上に置いたり、壁に取り付けたりすることが可
能であり、防災センタの空間の有効利用の一助となるも
のである。
【0020】更に、カラー液晶表示手段を用いるので、
画面は見易いものとなり、どのフロアのどの箇所で異常
が発生しているか等の情報を分かり易く表示することが
可能になるので、異常が発生した場合等の迅速な対応に
貢献することができ、以て警備業務の効率を向上させる
ことができるものである。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る防犯受信装置を用いた警備システム
をビルに設置した場合の一実施例の構成を示す図であ
り、図中、1は防犯受信装置、2はネットワーク制御装
置(以下、NCUと称す)、3は監視制御装置、5はロ
ーカル制御装置(以下、LCUと称す)、6は通信ケー
ブル、7は入出力ユニット(以下、BIOと称す)、8
は電気錠制御部、9はマグネットセンサ、10は熱線セ
ンサ、11はシャッタセンサ、12は電気錠、13、1
4は通信ケーブルを示す。
【0022】図1において、各フロアの所定の箇所には
防犯センサ9、10、11及び電気錠12が取り付けら
れている。防犯センサ9〜11は、LCU5との通信を
行うためのBIO7に接続されている。これらの防犯セ
ンサ9〜11は常時動作している。なお、マグネットセ
ンサ9は窓あるいはドアの開閉を検知するためのマグネ
ットセンサとして用いられているものとする。また、図
1においては防犯センサとしてはマグネットセンサ9、
熱線センサ10、シャッタセンサ11の3種類しか示さ
れていないが、その他のセンサを用いることもできるこ
とは当然である。
【0023】BIO7は、通信ケーブル13によってL
CU5に接続されており、接続されている防犯センサが
発報した場合には、当該防犯センサのチャンネル番号を
付してLCU5に発報したことを通知する。なお、この
実施例ではBIO7は4箇の防犯センサを接続できるも
のとする。各BIO7にどのような防犯センサを接続す
るかは任意であることは当然である。
【0024】電気錠12は電気錠制御部8に接続されて
いる。電気錠制御部8は通信ケーブル14によってLC
U5に接続されており、電気錠12から鍵が締まってい
ることを示す信号(以下、閉扉信号と称す)が出力され
た場合にはその旨をLCU5に通知し、電気錠12から
鍵が開いていることを示す信号(以下、開扉信号と称
す)が出力された場合にはその旨をLCU5に通知す
る。
【0025】電気錠12の施錠、解錠は、鍵あるいはカ
ードリーダ(図1には図示せず)で行うことができる。
カードリーダは予め登録されている登録番号が記録され
たカードを用いて電気錠の施錠、解錠を行うためのもの
であり、カードリーダを用いた場合には誰が何時解錠し
たか、あるいは施錠したかという入退出管理を行うこと
ができる。カードリーダは通信ケーブル14によってL
CU5に接続され、カードが挿入されるとそのカードが
正規なものかどうかを検知してLCU5に通知する。
【0026】また、電気錠12は鍵が挿入された場合、
その鍵が正規なものであるかどうかを検知し、電気錠制
御部8に通知する。電気錠制御部8はその情報をLCU
5に通知する。従って、LCU5は、電気錠12が解錠
された場合に、その解錠が正規な鍵あるいはカードによ
り行われたものかどうかを判断することができる。な
お、電気錠12の詳細については周知であるので説明は
省略する。
【0027】LCU5は、BIO7及び電気錠制御部8
と通信を行うことによって、接続されている防犯センサ
9〜11及び電気錠12の状態を常に管理すると共に、
NCU2との通信制御を行うものであり、マイクロプロ
セッサ及びその周辺回路で構成される。このLCU5
は、当該ビルの適宜の箇所、例えばビルを縦に貫通して
いるエレクトリカル・パイプ・シャフトの内部に設けら
れている。
【0028】LCU5は二つのポートを有しており、一
方のポートには防犯センサ9〜11を接続するための通
信ケーブル13が接続され、他方のポートには電気錠1
2を接続するための通信ケーブル14が接続されてい
る。このように防犯センサの系統と電気錠の系統を区別
するのは次の理由による。即ち、防犯センサ9〜11に
関してはBIO7からの信号を受けるだけでよいのに対
して、電気錠12に関しては、LCU5は、電気錠制御
部8からの信号を受けるだけではなく、防犯受信装置1
側から電気錠12の解錠、施錠の制御をも行うことが可
能である。このように防犯系統と電気錠系統とは制御の
態様が異なるので区別しているのである。
【0029】LCU5が管理している防犯センサ9〜1
1には、LCU毎に一連のチャンネル番号が設定されて
おり、それがLCU5に登録されている。例えば図1に
おいてn階のLCU5の防犯センサの系統にm箇の防犯
センサが接続されているものとすると、これらの防犯セ
ンサのそれぞれには1〜mのチャンネル番号が設定さ
れ、それがLCU5に登録されている。従って、いま例
えばチャンネル番号がj番の防犯センサが発報したとす
ると、当該防犯センサが接続されているBIO7はその
発報信号を受け、チャンネル番号がj番の防犯センサが
発報したことをLCU5に通知するのである。これを受
けるとLCU5は、防犯センサの状態を管理するための
テーブルにチャンネルjが発報したことを書き込む。
【0030】また、LCU5は防犯受信装置1から警戒
状態に入ることを指示された場合には、当該テーブルに
警戒状態に設定された防犯センサのチャンネル番号を登
録する。同様に、防犯受信装置1から警戒解除が指示さ
れた場合には、指示された防犯センサに対して警戒解除
状態を設定する。そして、LCU5は、警戒状態が設定
されている防犯センサが発報したことを検知すると、通
信の割り込み処理を行ってNCU2に即座に通知する。
このようにしてLCU5は防犯センサの状態を管理して
いるのである。
【0031】電気錠12についても同様であり、LCU
5が管理している電気錠12には、LCU毎に一連のチ
ャンネル番号が設定されており、それがLCU5に登録
されている。例えば図1においてn階のLCU5の電気
錠の系統にk箇の防犯センサが接続されているものとす
ると、これらの電気錠12のそれぞれには1〜kのチャ
ンネル番号が設定され、それがLCU5に登録されてい
る。そして、例えばチャンネル番号がj番の電気錠12
j から開扉信号が出力されたとすると、当該電気錠12
j の電気錠制御部8j は解錠したことをLCU5に通知
する。これに応じてLCU5は電気錠の状態を管理する
ためのテーブルの電気錠12j の箇所に解錠を書き込
む。当該電気錠12j が施錠された場合も同様である。
【0032】また、LCU5は、上述したように制御手
段1から電気錠12の施錠あるいは解錠が指示された場
合には、指示された電気錠12に対応する電気錠制御部
8に対して施錠あるいは解錠を指示すると共に、当該テ
ーブルにどの電気錠に対して施錠が指示されているか、
どの電気錠に対して解錠が指示されているかを書き込
む。
【0033】電気錠に関しては、施錠されている電気錠
12が鍵あるいはカードリーダによって正規に解錠され
た場合には、LCU5には電気錠制御部8から解錠信号
が通知される。しかし、防犯受信装置1から解錠の指示
もなく、しかも鍵やカードリーダによる解錠でもない場
合には、LCU5は電気錠が強引にこじ開けられたと判
断して、どのチャンネルの電気錠がこじ開けられたかを
通信の割り込み処理を行ってNCU2に即座に通知す
る。以上のようにしてLCU5は電気錠の状態を管理し
ているのである。
【0034】なお、図1においては、各階毎にLCU5
が設置されているが、取り付けられている防犯センサの
数、電気錠の数が少ない場合には、一つのLCU5で複
数回の防犯センサ及び電気錠を管理することも可能であ
ることは当然である。
【0035】次に、防犯受信装置1について説明する。
防犯受信装置1は、NCU2と監視制御装置3とで構成
されている。
【0036】NCU2は本発明における受信装置に相当
するものであり、マイクロプロセッサ及びその周辺回路
で構成されている。そして、常時LCU5を定められた
順番にサイクリックにアクセスし、アクセスしたときに
監視制御装置3から当該LCU5に与えられた指示を通
知すると共に、当該LCU5から防犯センサ及び電気錠
の状態を受け取る。
【0037】なお、NCU2とLCU5との通信の態様
は、防犯センサが警戒状態にあるか、警戒解除状態にあ
るかによって異なり、また監視制御装置3にどのような
画面が表示されているかによっても異なるが、これらに
ついては以下において必要に応じてその都度説明するこ
とにする。
【0038】監視制御装置3は、各LCU5に対する種
々の指示、及びLCU5から受けた情報の処理等、当該
警備システムを統括して管理するものであり、その構成
例を図2に示す。図2において、16は回路基板部、1
7はタッチパネル、18はカラー液晶表示装置(以下、
LCDと称す。)、19はCPU、20はインターフェ
ース(以下、I/Fと称す。)、21は表示制御部、2
2は音声出力部、23はスピーカ、24はI/F、25
はマスタテーブルメモリ、26は画面用データメモリを
示す。
【0039】タッチパネル17はLCD18の画面のサ
イズと略同じサイズを有しており、LCD18の前面に
配置されている。なお、このような前面にタッチパネル
17が設けられたはLCDは周知であるので詳細な説明
は省略する。また、監視制御装置3は図2に示すように
種々の回路を備えた回路基板部16を備えている。
【0040】CPU19は防犯受信装置1の動作及び当
該警備システムの動作を統括して管理するものである。
I/F20はタッチパネル17が触られた場合において
触られたタッチパネル17上の座標情報を回路基板部1
6に取り込むためのインターフェースである。また、I
/F24はNCU2との間でデータの授受を行うための
インターフェースである。
【0041】表示制御部21は、CPU19から指示さ
れた画面をLCD18に表示するものであり、ビデオR
AM等の画面表示を行うための手段等を備えている。
【0042】音声出力部22は、CPU19から発音が
指示された場合には、指示された音声信号を生成してス
ピーカ23に出力し、その後CPU19から発音の停止
(以下、これを鳴停と称す。)が指示された場合には音
声信号の出力を停止する。なお、ここでは警戒状態にお
いて異常が発生したとき、及び電気錠が正規な手続き以
外の方法により開けられた場合には「侵入警報が発生し
ました。確認してください」というアナウンスが発音さ
れるものとする。従って、当該防犯受信装置1を監視し
ている警備担当者はこの音声出力によって異常事態が発
生したことを明確に認識することができ、即座にその事
態に対処することが可能である。
【0043】マスタテーブルメモリ25は、防犯セン
サ、電気錠の一つ一つについて、どのエリアに設置され
ているか、どのLCUに接続されているか、防犯センサ
についてはどのBIOに接続されているか、そしてその
チャンネル番号、及びどのグループに属しいるかが登録
されたテーブルを格納しているメモリである。このマス
タテーブルは当該防犯受信装置1が設置されるビルの状
況に応じて予め作成され、マスタテーブルメモリ25に
書き込まれるものである。
【0044】なお、ここで、防犯センサのグループはユ
ーザが任意に設定できるものであり、例えばデパートで
は同じ売場に設置されている防犯センサは一つのグルー
プとして登録される。
【0045】画面用データメモリ26は、全体監視画面
及びエリア画面のデータを格納しているメモリである。
この画面用データは当該防犯受信装置1が設置されるビ
ルの状況に応じて予め作成され、画面用データメモリ2
6に書き込まれるものである。
【0046】次に、監視制御装置3の動作について、L
CD18に表示される画面を用いて説明する。
【0047】CPU19は起動されると、まず画面用デ
ータメモリ26から全体監視画面のデータを読み出し、
その表示を表示制御部21に指示する。これにより、L
CD18には例えば図3に示すような画面が表示され
る。
【0048】この全体監視画面には、当該警備システム
が設置されているビルの縦断面がエリア毎に区分けされ
て表示され、各エリアにはエリア番号が表示されてい
る。例えば図3においては当該ビルは8つのエリアに区
分され、1から8までの通し番号が付けられている。な
お、エリアの区分けをどのように行うかは任意である。
またここではエリアは12区分を限度となされているも
のとする。
【0049】この全体監視画面の右端部には「1」〜
「12」のエリア番号を示す数字が表示されている領域
と、その下の「全館解除」と表示されている領域が操作
ボタンとなされている。なお、図3及び以下に説明する
図4、図5に示すLCD18に表示される画面の図にお
いては操作ボタンを二重の矩形で示す。
【0050】これらの操作ボタンは、また、各エリアが
警戒状態にあるか、警戒解除状態にあるかという情報の
表示をも行うものである。即ち、いま例えば2番のエリ
ア(以下、これをエリア2というように記す。)内に設
置されている全ての防犯センサに対して警戒状態が設定
されている場合には、当該エリアの番号である「2」が
表示されている領域に形成されている操作ボタン30は
所定の色、例えば緑色で表示される。しかし、当該エリ
ア内の全ての防犯センサが警戒状態にない場合、即ち当
該エリア内の全ての防犯センサに対して警戒解除状態が
設定されているか、または一部の防犯センサのみに警戒
状態が設定されている場合には、当該操作ボタン30は
他の所定の色、例えばグレーで表示される。また、これ
らのエリア番号を表示している操作ボタンは赤色で表示
される場合もあるが、このことについては後述する。
【0051】このように、全体監視画面においてはどの
エリアが警戒状態にあるか、警戒解除状態にあるかを色
によって明確に、且つ容易に認識することができる。
【0052】また、全館解除ボタン31は、警戒状態に
設定されている全ての防犯センサを一斉に警戒解除状態
に設定するためのボタンである。従って、例えばいまエ
リア1とエリア3の全ての防犯センサが警戒状態にある
とすると、全体監視画面では「1」と「3」の操作ボタ
ンは緑色で表示され、その他はグレーで表示されてい
る。そこで、全館解除ボタン31にタッチすると、CP
U19はI/F19を介して取り込んだタッチパネル1
7の座標情報に基づいて全館解除ボタン31が選択され
たことを認識して、I/F24を介してNCU2に全館
解除を指示する。これに応じてNCU2は全てのLCU
5に対して警戒解除状態になることを指示する。これに
よって現在警戒状態にあるLCU5は警戒解除状態に入
る。
【0053】その後、NCU2は全てのLCU5が警戒
解除状態になったことを検知するとその旨を監視制御部
3のCPU19に通知する。これによってCPU10は
表示制御部21に対して「1」と「3」の操作ボタンの
表示色をグレーにすることを指示する。これで全てのエ
リア番号を示す操作ボタンはグレーで表示されるので、
警備担当者は全館が警戒解除状態になったことを認識す
ることができる。
【0054】全体監視画面の下側には、「巡回中」、エ
リア番号を示す「1」〜「12」の数字、「警戒発生
中」及び「伝送路異常」の文字が表示されている。これ
らの表示は全ての画面中に表示される。これらは操作ボ
タンではなく、それぞれ所定の状態を表示するためのも
のである。
【0055】警報発生中の表示については後述すること
とし、ここでは巡回中と伝送路異常について説明する。
【0056】巡回中の表示は、現在どのエリアで巡回が
行われているかを表示するものである。即ち、警戒状態
が設定されている場合には警備員が定期的に全館を見回
る巡回と称される業務が行われるのが通常であるが、こ
の場合には警戒状態にあるから何もしないと防犯センサ
によって検知されてしまう。そこで、巡回を行う場合に
は、巡回者は巡回すべきエリアに入る前に巡回用に用意
されているカードをカードリーダに読み取らせる。これ
により当該カードリーダを管理するLCU5はどのカー
ドリーダで巡回用カードが使用されたかをNCU2に通
知し、NCU2はその旨をCPU19に通知する。これ
によってCPU19はどのエリアで巡回用カードが使用
されたかを判断し、表示制御部21に対して「巡回中」
の欄の当該エリアの数字が表示されている領域を所定の
色、例えば黄色で表示することを指示する。
【0057】このような動作が行われて、巡回が行われ
ているエリアの数字が表示されている領域は黄色で表示
されることになるので、LCD18を監視している者は
どのエリアが巡回されているかを明確に認識することが
できる。
【0058】当該エリアの巡回が終了すると、巡回者は
再び巡回用カードをカードリーダに読み取らせる。この
情報はLCU5からNCU2に通知され、更にNCU2
からCPU19に通知される。これによってCPU19
は表示制御部21に対して当該エリアの数字が表示され
ている領域の表示色を元の色、例えば白色に戻すことを
指示する。従ってLCD18を監視している者は当該エ
リアの巡回が終了したことを明確に認識することができ
る。
【0059】なお、上記の説明では巡回用カードを用い
るものとしたが、テンキーで暗証番号を入力する方式の
装置が設けられている場合には巡回用の暗証番号を入力
するようにすればよいものである。
【0060】伝送路異常は通信ケーブル6の状態を示す
ための表示である。即ち、上述したようにNCU2と各
LCU5は通信ケーブル6を介して通信を行っているの
であるが、LCU5から正常な応答がない場合には、N
CU2は通信ケーブル6が切断されたと判断して伝送路
異常の情報をCPU19に通知する。これに応じてCP
U19は、「伝送路異常」の表示領域の表示色を通常の
表示色、例えば白色から所定の色、例えば赤色の点滅に
変更することを表示制御部21に指示する。これによっ
て監視者は通信ケーブル6に異常が生じたことを明確に
認識することができる。
【0061】さて、全体監視画面が表示されている状態
において、エリアの数字が表示されている操作ボタンが
タッチされた場合には、CPU19はタッチされた操作
ボタンのエリア画面のデータを画面用データメモリ26
から読み出して表示制御部21に転送し、表示を指示す
る。例えば図3において操作ボタン30がタッチされる
と、LCD18の画面はエリア2のエリア画面に遷移す
る。
【0062】また、全体監視画面が表示されている場合
において、警戒状態にある防犯センサが発報した場合に
は、当該防犯センサを管理しているLCU5は異常発生
と判断して即座にNCU2に通知するが、NCU2から
その情報を受けるとCPU19は、マスタテーブルを参
照して当該防犯センサがどのエリアに設置されているか
を識別して即時に当該防犯センサが設置されているエリ
アのエリア画面に遷移させる。
【0063】例えば、図3の画面が表示されている場合
においてエリア2が警戒状態にあり、その中の防犯セン
サが発報したとすると、即座にエリア2のエリア画面に
遷移するのである。
【0064】このように全体監視画面が表示されている
状態において、警戒状態にある防犯センサが発報した場
合に、当該防犯センサのエリア画面に遷移するのは、異
常が発生したエリアの状況を迅速に確認できるようにす
るためであり、後述するようにこのエリア画面を観察す
ることによって、どの箇所の防犯センサが発報したのか
を容易に視認することができるものである。
【0065】図4にエリア画面の一例を示す。なお、図
4において、60で示すシンボルマークは熱線センサを
示し、61で示すシンボルマークはシャッタセンサを示
し、74で示すシンボルマークはマグネットセンサを示
している。
【0066】図4から分かるように、エリア画面におい
てはシンボルマークの横にチャンネル番号が表示されて
いる。例えば60で示す熱線センサのシンボルマークの
右側には、この熱線センサのチャンネル番号である
「8」が表示されている。更にエリア画面においては防
犯センサのグループ名も表示されている。図中、「G
1」、「G2」等と表示されているのがグループ名であ
り、例えば図4では60で示す熱線センサはグループ2
に属するものであり、61で示されるシャッタセンサは
グループ4に属しているものであることが分かる。
【0067】そして、このエリア画面においては、各防
犯センサのシンボルマークの表示色は状態によって異な
らされている。例えば、防犯センサが警戒解除状態にあ
る場合には、当該防犯センサのシンボルマークは所定の
色、例えば白色で表示され、警戒状態にある場合には他
の所定の色、例えば緑色で表示され、発報している場合
には赤色の点滅で表示されるようになされている。
【0068】即ち、CPU19はLCU5からの情報に
よってそれぞれの防犯センサが現在どのような状態にあ
るかを認識している。そこで、CPU19は各防犯セン
サの状態に応じてシンボルマークの表示色を決定して表
示制御部21に表示を指示するのである。
【0069】従って、上述したように全体監視画面が表
示されている状態において、警戒状態にある防犯センサ
が発報した場合には当該防犯センサのエリア画面に遷移
するのであるが、その画面を観察することによってどの
防犯センサが発報しているかを明確に認識することがで
きる者である。
【0070】エリア画面には、「全体画面」、「制御画
面」、「鳴停」、「復旧」及び「閲覧」の5つの操作ボ
タンが設けられている。
【0071】全体画面ボタン40は、このエリア画面か
ら全体監視画面に戻るための操作ボタンである。制御画
面ボタン41は、当該エリア画面に表示されている防犯
センサをグループ毎あるいは個別に警戒状態に入れた
り、警戒を解除するための操作を行うための制御画面に
遷移するための操作ボタンである。なお、制御画面につ
いては後述する。
【0072】鳴停ボタン42はスピーカ23の発音を停
止させるための操作ボタンである。例えば、警戒状態に
ある場合においてあるエリアに侵入者があったとすると
表示画面は当該エリアのエリア画面に遷移するが、この
ときスピーカ23から「侵入警報が発生しました。確認
してください」というアナウンスが発音される。そこで
警備担当者は当該エリアに急行することになるが、この
アナウンスは確認を要求するためのものであるので警備
担当者が確認に出向けばこのアナウンスの役割は終わり
になる。そこでこのアナウンスを停止させることになる
が、そのための操作ボタンがこの鳴停ボタン42であ
る。
【0073】ところで、警戒状態にある防犯用センサが
発報したとしても、それが誤って発報されたものである
可能性がある。そこで、誤って発報されたものであった
場合には当該防犯センサをリセットすることが必要にな
る。そこで設けられているのが復旧ボタン43である。
この復旧ボタン43が押されると、CPU19はNCU
2を介して異常発生を通知してきたLCU5に復旧を指
示する。これによって表示画面中における発報の表示は
消え、当該防犯センサのシンボルマークの表示色は赤色
の点滅から警戒状態を示す緑色に変わる。
【0074】また、防犯センサが実際に侵入者を検知し
た場合であっても、当該侵入に対して所定の対応を行
い、その対応の処理が終了した場合には当該防犯センサ
をリセットする必要がある。そのような場合にも復旧ボ
タン43をタッチすると当該防犯センサはリセットされ
ることになる。
【0075】閲覧ボタン44は警報に関する情報を確認
するための操作ボタンである。CPU19は防犯センサ
が発報した場合、その日時、当該防犯センサのチャンネ
ル、グループ名、エリア名を所定のメモリに記憶してい
る。そのデータを表示させるのが閲覧ボタン44であ
る。従って、エリア画面において閲覧ボタン44がタッ
チされるとCPU19はメモリからこの警報のデータを
読み出して表示制御部21に表示の指示を与える。これ
によってLCD18には警報の履歴が表示されることに
なる。
【0076】ところで、全体監視画面が表示されている
状態においてある防犯センサが発報すると、表示画面は
当該防犯センサが設置されているエリアのエリア画面に
遷移することは上述した通りであるが、そのエリア画面
が表示されている状態において他のエリアの防犯センサ
が発報してもCPU19は画面を遷移させず、最初のエ
リア画面を表示し続けるようになされている。これはま
ず最初に発報があったエリアを確認してしまうのが望ま
しいと考えられるからである。
【0077】しかし、監視者に対しては他のエリアの防
犯センサも発報していることを認識させる必要がある。
そこで設けられているのが「警報発生中」の表示であ
り、CPU19は発報して未だ復旧されていない防犯セ
ンサがある場合には、この「警報発生中」の表示領域を
赤色で点滅させる。これによって監視者があるエリア画
面を観察している場合でも他のエリアでも異常が発生し
ていることを明確に認識することができる。
【0078】また、複数のエリアで防犯センサが発報し
ている場合において全体監視画面に戻された場合には、
CPU19は「警報発生中」の表示領域を赤色で点滅さ
せると共に、異常が発生しているエリアのエリア番号の
数字が表示されている領域も赤色で点滅させる。従っ
て、監視者はどのエリアの確認を行わなければならない
かを明確に認識することができる。
【0079】さて、エリア画面が表示されている状態に
おいて制御画面ボタン41がタッチされると、CPU1
9は当該エリアに設置されている防犯センサを制御する
ための画面に遷移する。これが制御画面であり、その例
を図5に示す。
【0080】この制御画面には防犯センサの一つ一つに
ついてチャンネル番号、及びその防犯センサが属してい
るグループ名とループ名称が表示されている。この制御
画面はエリア画面からのみ遷移できる画面であるので、
当該制御画面に表示されている防犯センサは、当該制御
画面の直前に表示されていたエリア画面のエリアに設置
されている防犯センサということになる。
【0081】また制御画面には、エリア画面ボタン5
0、確認ボタン51、警戒ボタン52、解除ボタン5
3、取消ボタン54、及び防犯センサの一つ一つを個別
に制御するためのテンキーボタン、防犯センサをグルー
プ毎に制御するためのグループ制御ボタンの各操作ボタ
ンが表示されている。
【0082】エリア画面ボタン50はこの制御画面の直
前に表示されていたエリア画面に戻るためのボタンであ
る。
【0083】この制御画面においては防犯センサを個別
に、あるいはグループ毎に警戒状態に設定したり、警戒
解除状態に設定したりすることができるのであるが、以
下にその場合の操作及び監視制御装置3の動作について
説明する。
【0084】防犯センサを個別に制御する場合にはテン
キーボタンを使用する。例えば、いま、チャンネル1の
防犯センサを警戒状態に設定するものとすると、まずテ
ンキーの「1」をタッチする。これを検知するとCPU
19は表示領域85にタッチされた数字、この場合
「1」を表示する。従って表示領域85を見ることによ
ってテンキーのどのボタンをタッチしたかを明確に認識
することができる。
【0085】そして、これでよければ次に確認ボタン5
1を押す。CPU19はこれを検知すると制御を行うチ
ャンネル番号を確定する。従ってこの場合にはチャンネ
ル1の防犯センサが制御の対象として確定される。
【0086】次に、警戒ボタン52をタッチすると、C
PU19はチャンネル1の防犯センサに対して警戒状態
を設定し、その旨をNCU2を介して当該防犯センサを
管理しているLUC5に通知する。これによって当該防
犯センサは警戒状態に設定される。またこのときCPU
19は表示領域85の表示を消去する。
【0087】従って、チャンネル1の防犯センサを警戒
状態に設定した後にエリア画面ボタン50をタッチして
エリア画面に戻ると、当該防犯センサのシンボルマーク
は警戒状態にあることを示す緑色で表示されていること
になる。
【0088】しかし、テンキーの操作を誤ることもあ
る。例えば、チャンネル1を警戒状態に設定したいのに
テンキーボタンの「2」をタッチしてしまったような場
合がある。このときには取消ボタン54をタッチする。
CPU19は、取消ボタン54がタッチされたことを検
知すると、未だ確定されていない入力データを全て取り
消す。従って表示領域85に表示されている数字も消去
される。
【0089】警戒状態から警戒解除状態に設定する場合
も同様であり、例えばいまチャンネル1の防犯センサが
警戒状態にあり、それを解除する場合には、まずテンキ
ーの「1」をタッチする。このとき表示領域85に当該
タッチされたボタンの数字、この場合には「1」が表示
されることは上述したと同様である。次に確認ボタン5
1をタッチする。CPU19はこれらの操作ボタンがタ
ッチされたことを検知すると、制御の対象となるチャン
ネル番号を確定する。この場合にはチャンネル1の防犯
センサが制御の対象として確定される。
【0090】次に解除ボタン53がタッチされると、C
PU19はチャンネル1の防犯センサに対して警戒解除
状態を設定し、その旨をNCU2を介して当該防犯セン
サを管理しているLUC5に通知する。これによって当
該防犯センサは警戒解除状態に設定される。またこのと
きCPU19は表示領域85の表示を消去する。
【0091】従って、チャンネル1の防犯センサを警戒
解除状態に設定した後にエリア画面ボタン50をタッチ
してエリア画面に戻ると、当該防犯センサのシンボルマ
ークは警戒解除状態にあることを示す白色で表示されて
いることになる。
【0092】操作を誤った場合には取消ボタン54をタ
ッチすればよいことは上述したとおりである。
【0093】以上、個別制御の場合について説明した
が、グループ制御についても同様である。
【0094】例えばいま、グループAに属する防犯セン
サを警戒状態に設定するものとすると、この場合にはま
ず「A」の操作ボタンをタッチする。これによって表示
領域85には「A」の文字が表示される。そして次に確
認ボタン51をタッチするとCPU19はグループAの
防犯センサを制御の対象として確定する。
【0095】次に警戒ボタン52をタッチすると、CP
U19は上述したと同様の動作を行い、その結果グルー
プAに属する全ての防犯センサが警戒状態に設定され、
表示領域85の表示は消去される。
【0096】グループ制御の欄の「全」という操作ボタ
ンは、当該エリアの全てのグループを一括して制御する
ためのものである。従って当該エリアの全ての防犯セン
サを警戒状態に設定する場合には、「全」の操作ボタ
ン、確認ボタン51、警戒ボタン52の順にタッチすれ
ばよい。当該エリアの全ての防犯センサを警戒解除状態
に設定する場合にも同様である。
【0097】以上、監視制御装置3における操作及びそ
のときの動作について説明したが、上記の説明から明ら
かなように、この防犯受信装置1においては画面の遷移
及び防犯センサの制御はタッチパネル17の操作ボタン
をタッチするという非常に簡単な操作で行うことができ
るので、パソコンの操作に不慣れな人であっても容易に
使用することができる。また、監視制御装置3は小型に
構成できるので机の上に置くこともでき、あるいは壁面
に取り付けることも可能であるので、どのような箇所に
も設定することができ、以て防災センタの空間の有効利
用の一助となるものである。
【0098】ところで、防災センタ以外の場所において
も図3に示す全体監視画面や図4に示すエリア画面が監
視できることが望ましい場合がある。例えば大規模なビ
ルにおいては防災センタと副防災センタが配置される場
合があり、副防災センタにおいてもこのような画面が表
示されることが望まれる。なぜなら、例えば副防災セン
タの近くで異常が発生することも考えられ、その場合に
は防災センタからの指令を受けて副防災センタから警備
員を派遣するよりも、副防災センタで直接異常を確認で
きればより迅速な対応をとることができるからである。
また、守衛室も副防災センタと同様な機能を果たすこと
ができるものである。
【0099】そこで、この防犯受信装置1においては図
6に示すように、NCU2にはもう一つの監視装置3′
をケーブル80で接続できるようになされている。
【0100】この監視装置3′の構成は監視制御装置3
と全く同じ構成であるが、防犯センサの制御はできない
ようになされている。これは、図6に示すような構成に
おいて監視装置3′でも防犯センサの制御ができるよう
にすると、監視制御装置3と監視装置3′とで相反する
制御がなされる可能性があるので、そのような事態を避
けるためである。
【0101】従って、監視装置3′では全体監視画面と
エリア画面の遷移だけが可能となされており、図5に示
す制御画面は表示されないようになされている。
【0102】以上のようであるから、監視装置3′を副
防災センタあるいは守衛室に設置することによって、よ
り異常が発生した場合により迅速な対応をとることがで
きるようになる。そして、この監視装置3′は小型であ
るので副防災センタや守衛室等が狭い場合であっても設
置スペース上の問題はないものである。
【0103】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、異常が発生した場合に電
話回線により警備会社に通報する機能を監視制御装置3
に持たせることも可能である。
【0104】また、表示色は任意に定めることができる
ものであり、上述した表示色はあくまで一例に過ぎない
ものである。
【0105】更に、上記実施例においては図2の回路基
板部16は監視制御装置3に含まれるものとして説明し
たが、この回路基板部16はNCU2に設けてもよいも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防犯受信装置を用いた警備シス
テムの構成例を示す図である。
【図2】 監視制御装置3の構成例を示す図である。
【図3】 全体監視画面の例を示す図である。
【図4】 エリア画面の例を示す図である。
【図5】 制御画面の例を示す図である。
【図6】 本発明の防犯受信装置の使用例を示す図であ
る。
【図7】 従来の防犯盤の例を示す図である。
【符号の説明】
1…防犯受信装置、2…ネットワーク制御装置、3…監
視制御装置、5…ローカル制御装置、6…通信ケーブ
ル、7…入出力ユニット、8…電気錠制御部、9…マグ
ネットセンサ、10…熱線センサ、11…シャッタセン
サ、12…電気錠、13、14…通信ケーブル、16…
回路基板部、17…タッチパネル、18…カラー液晶表
示装置、19…CPU、20…インターフェース、21
…表示制御部、22…音声出力部、23…スピーカ、2
4…インターフェース、25…マスタテーブルメモリ、
26…画面用データメモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防犯センサ等からなる種々の端末装置と情
    報の授受を行う受信手段と、 カラー液晶表示手段と、 カラー液晶表示装置の前面に配置されたタッチパネル
    と、 タッチパネルから入力された入力情報を処理すると共
    に、受信手段からの情報に基づいてカラー液晶表示装置
    に当該情報に対応する画面を表示する処理を行う制御手
    段とを備えることを特徴とする防犯受信装置。
JP4709495A 1995-03-07 1995-03-07 防犯受信装置 Pending JPH08241481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4709495A JPH08241481A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 防犯受信装置

Applications Claiming Priority (1)

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ID=12765608

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JP4709495A Pending JPH08241481A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 防犯受信装置

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