JPH08315279A - 警戒設定装置 - Google Patents

警戒設定装置

Info

Publication number
JPH08315279A
JPH08315279A JP12355195A JP12355195A JPH08315279A JP H08315279 A JPH08315279 A JP H08315279A JP 12355195 A JP12355195 A JP 12355195A JP 12355195 A JP12355195 A JP 12355195A JP H08315279 A JPH08315279 A JP H08315279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warning
state
remote controller
cpu
confirmation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12355195A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Sugiura
道雄 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Atsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atsumi Electric Co Ltd filed Critical Atsumi Electric Co Ltd
Priority to JP12355195A priority Critical patent/JPH08315279A/ja
Publication of JPH08315279A publication Critical patent/JPH08315279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 警戒状態の設定を行う際に火元確認等の所定
の点検項目に関するチェックの入力を行えるようにす
る。 【構成】 リモコン1の操作部には火元確認、戸締まり
確認、ガス栓確認等の点検項目が記載されたシートが取
り付けられており、各点検項目シートに対してスイッチ
2〜4とLED5〜7が配置されている。警戒状態に設
定する場合には、操作者は各点検項目のスイッチ2、
3、4を押す。これらのスイッチが押されるとLED5
〜7が点灯する。全ての点検項目のスイッチ2、3、4
が押されると、CPU9は錠8の操作を有効とする。そ
してその後、錠8に鍵が差し込まれ、OFFの位置から
ONの位置まで回転されると、CPU9は警戒状態に設
定されたと判断して、通信回線10を介して防犯警報装
置に警戒状態に設定された旨を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】テナントビルやオフィスビル等において
は防犯警報システムが設置されることが多くなってきて
いる。防犯警報システムは、防犯センサの動作状態を監
視し、警戒状態が設定されている状態において、侵入者
があった場合、あるいは窓が破られたり、開けられた場
合等の所定の異常が発生した場合にはブザーやベルを鳴
動させて異常の発生を知らせると共に、侵入者を威嚇す
る。また、異常が発生した場合に警備会社等の所定の箇
所に自動的に電話回線を介して異常が発生したことを通
報するものも知られている。
【0003】ここで、防犯センサには、侵入者を検知す
るための熱線センサ、窓やドアが開けられたことを検知
するマグネットスイッチ、窓が破られたことを検知する
ための振動検知センサ等があるが、これらの防犯センサ
については周知であるので詳細な説明は省略する。な
お、このような防犯警報システムにおいて、警報エリア
はテナント毎あるいは各部署毎等に設定されるのが通常
である。
【0004】ところで、防犯警報システムの構成は、警
戒状態の設定、解除状態の設定をどこで行うかによって
次の二つに大別される。一つは、警戒状態の設定、警戒
解除状態の設定を行うための遠隔制御装置(以下、リモ
コンと称す。)を各警戒エリアの近傍に配置し、そのリ
モコンで設定された状態を所定の箇所に設置された防犯
警報装置に通信回線を介して通知するシステムであり、
以下これをリモコンが各警戒エリアに分散されているこ
とから分散型システムと称することにする。
【0005】図7に分散型システムの概略の構成例を示
す。この例では理解を容易にするために各階毎に警戒エ
リアが設定されているものとする。
【0006】図7において各警戒エリアの所定の箇所に
はリモコン40が配置され、また当該ビルの所定の箇
所、図7では1階の所定の箇所には防犯警報装置41が
配置されており、各リモコン40と防犯警報装置41と
の間には通信回線42が敷設されている。
【0007】分散型システムにおいては防犯センサは防
犯警報装置41に接続される場合もあり、リモコン40
に接続される場合もある。前者の場合には防犯警報装置
41が直接防犯センサの動作を検知するが、後者の場合
にはリモコン40が防犯センサの動作を検知し、それを
通信回線42を介して防犯警報装置41に通知するよう
になされている。ここでは防犯センサは防犯警報装置4
1に接続されるものとする。また、図が煩雑になること
を避けるために図7では防犯センサは省略している。
【0008】リモコン40で警戒状態に設定する操作が
なされると、リモコン40はその旨を防犯警報装置41
に通知する。これによって防犯警報装置41は当該リモ
コン40が配置されている警戒エリアを警戒状態に設定
する。同様に、リモコン40で警戒解除状態に設定する
操作がなされると、リモコン40はその旨を防犯警報装
置41に通知する。これによって防犯警報装置41は当
該リモコン40が配置されている警戒エリアを警戒解除
状態に設定する。
【0009】防犯警報装置41は、上述したように、警
戒状態が設定されている状態において防犯センサが動作
した場合には異常が発生したとしてブザーやベルを鳴動
させて異常の発生を知らせると共に、侵入者を威嚇す
る。また、異常が発生した場合に警備会社等の所定の箇
所に自動的に電話回線を介して異常が発生したことを通
報する機能を有していてもよい。
【0010】リモコン40には種々の方式があるが、図
8に3つの方式を示す。図8Aは鍵(図示せず)によっ
て錠43を操作するものであり、錠43が図のOFFの
位置にある場合には警戒解除状態にあり、この状態にお
いて鍵を錠43に差し込み、錠43を図のONの位置ま
で回転させて鍵を引き抜けば警戒状態に設定することが
できる。また逆に、警戒状態を解除する場合には、鍵を
錠43に差し込んで、錠43をONの位置からOFFの
位置まで回転させて鍵を抜けばよい。以下、これを錠式
リモコンと称す。
【0011】図8Bは、予め登録されたID番号が書き
込まれたカードを用いる方式のリモコンである(以下、
カード式リモコンと称す。)。このカード式リモコンに
は警戒ボタン44、警戒解除ボタン45、カード読み取
り部46が設けられており、警戒状態に設定する場合に
はカード読み取り部46にカードを読み取らせてから警
戒ボタン44を押せばよい。このときリモコンは読み取
ったID番号が予め登録されているものかどうかを判断
し、登録されているID番号であれば警戒ボタン44の
操作を有効として警戒状態に設定する。
【0012】警戒状態を解除する場合も同様であり、カ
ード読み取り部46にカードを読み取らせてから警戒解
除ボタン45を押せばよい。このときリモコンは読み取
ったID番号が予め登録されているものかどうかを判断
し、登録されているID番号であれば警戒解除ボタン4
5の操作を有効として警戒解除状態に設定する。
【0013】図8Cはテンキー47で暗証番号を入力す
る方式のリモコンである(以下、これをテンキー式リモ
コンと称す。)。
【0014】テンキー式リモコンにおいて警戒状態を設
定する場合には、まずテンキー47から当該操作者に割
り当てられた暗証番号を入力システム、次に警戒ボタン
4848を押せばよい。このときリモコンは入力された
暗証番号が予め登録されているものかどうかを判断し、
登録されている暗証番号であれば警戒ボタン48の操作
を有効として警戒状態に設定する。
【0015】警戒状態を解除する場合も同様であり、テ
ンキー47から暗証番号を入力し、警戒解除ボタン49
を押せばよい。このときリモコンは入力された暗証番号
が予め登録されているものかどうかを判断し、登録され
ている暗証番号であれば警戒解除ボタン49の操作を有
効として警戒解除状態に設定する。
【0016】なお、カード式リモコンにおいて登録され
ていないID番号が書き込まれたカードを用いた場合、
またテンキー式リモコンにおいて登録されていない暗証
番号が入力された場合にはリモコンは警戒ボタンあるい
は警戒解除ボタンの操作を無効とする。
【0017】以上のようにリモコン40にはいくつかの
方式があるのであるが、何れの方式のものであっても、
リモコン40は、警戒状態が設定された場合にはその旨
を通信回線42を介して防犯警報装置41に通知し、同
様に警戒解除状態が設定された場合にもその旨を通信回
線42を介して防犯警報装置41に通知する。
【0018】以上が分散型システムの構成であるが、防
犯警報システムには図9に示すような構成のものもあ
る。
【0019】図9においては当該ビルの出入口の近傍に
防犯警報装置50が配置され、この防犯警報装置50の
操作部で警戒状態の設定、警戒解除状態の設定を行う。
このようにこのシステムにおいては警戒状態の設定、警
戒解除状態の設定が防犯警報装置50の操作部で集中的
に行われるので、以下、このシステムを集中型システム
と称することにする。なお、防犯警報装置50には防犯
センサが接続されているのは当然であるが、図が煩雑に
なることを避けるために図9では省略している。
【0020】防犯警報装置50は、上述したように、警
戒状態が設定されている状態において防犯センサが動作
した場合には異常が発生したとしてブザーやベルを鳴動
させて異常の発生を知らせると共に、侵入者を威嚇す
る。また、異常が発生した場合に警備会社等の所定の箇
所に自動的に電話回線を介して異常が発生したことを通
報する機能を有していてもよい。
【0021】防犯警報装置50の操作部は図8A,B,
Cに示すリモコンと同様であり、警戒状態の設定、警戒
解除状態の設定を行うものとしては錠式、カード式、テ
ンキー式等が採用されている。なお、錠式を採用した防
犯警報装置50においては、その操作部には各警戒エリ
アに対応する錠が設けられていることは当然である。
【0022】従って、この集中型システムにおいては、
例えばあるテナントの最後に退社する者は防犯警報装置
50の操作部を操作して警戒状態に設定し、翌朝当該テ
ナントの最初に出勤する者は防犯警報装置50の操作部
で警戒解除の操作を行なってから職場に入ればよい。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばテナ
ントビルを考えた場合、各テナントは賃貸している範囲
内において設備上及び防火上の管理を行うことが要求さ
れる。そこで、従来においては各テナントの最後に退社
する者は例えば図10に示すようなチェックシートを提
出することが行われている。
【0024】図10に示すチェックシートには、火元の
確認、戸締まりの確認、ガスの元栓の確認、消灯の確認
等の所定の点検項目が記載されており、これらの点検項
目に例えばレ点でチェックしていくのである。
【0025】このチェックシートは火災等の事故が生じ
た場合には、その責任がテナント側にあるのかどうかと
いう責任分界点を決定するために用いられる。
【0026】しかし、テナント側としては退社の際にそ
の都度チェックシートを記入して提出することは非常に
煩わしいものであり、繁忙時にはチェックシートを提出
するのを忘れてしまうことも考えられる。
【0027】また。チェックシートを回収する側として
も、チェックシートを回収する際には記入漏れがないか
どうかを確認する必要があり、多くのテナントで退社時
刻が重なる場合には当該チェックシートの回収の担当者
の作業は非常に煩雑になるばかりか、チェックシートを
提出するために行列ができることになる。
【0028】更に、回収したチェックシートは少なくと
も一ヶ月程度は保管しておく必要があるので、回収した
チェックシートを所定の期間保管管理するという業務を
も行わなければならない。
【0029】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、従来のチェックーシートを不要とする警戒設定装
置を提供することを目的とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の警戒設定装置は、警戒状態に設定するた
めの警戒スイッチと、所定の点検項目に関する設定を行
う点検項目スイッチとを少なくとも備える操作手段と、
点検項目スイッチにより全ての点検項目について点検を
行ったことを示す設定がなされたことを条件として警戒
スイッチの操作を有効とする制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0031】
【作用及び発明の効果】操作手段には、警戒状態に設定
するためのスイッチと、所定の点検項目に関する設定を
行う点検項目スイッチとが少なくとも備えられている。
【0032】そして制御手段は、点検項目スイッチによ
り全ての点検項目について点検を行ったことを示す設定
がなされた場合に限り警戒スイッチの操作を有効とす
る。
【0033】従って、操作者は警戒状態に設定するに際
しては、必ず所定の点検項目についてチェックし、点検
項目スイッチによって全ての点検項目について点検を行
ったことを示す設定を行わなければならない。
【0034】これは即ち、警戒状態に設定されたという
ことは全ての点検項目について点検を行ったことを意味
するので、従来のようなチェックシートの記入、回収、
そして保管管理という煩わしい業務は一切不要となる。
【0035】そして、この警戒設定装置で設定された情
報を記憶しておくことによって、必要に応じてプリント
アウトすることも可能である。
【0036】この警戒設定装置は、リモコンにも適用で
き、また防犯警報装置にも適用できるものである。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は、本発明に係る警戒設定装置を分散型システムの
錠式リモコンに適用した場合の実施例の一構成例を示す
図である。なお、図中、1はリモコン、2、3、4はス
イッチ、5、6、7はLED、8は錠、9はCPU、1
0は通信回線を示す。また、図1Aはリモコン1の操作
部を示し、図1Bはリモコン1の電気的な構成を示す図
である。
【0038】分散型システムは図7に示す構成を備えて
いることは当然であり、図1に示すリモコン1は図7の
リモコン40に対応し、図1の通信回線10は図7の通
信回線42に対応している。
【0039】なお、以下の実施例においては防犯センサ
は防犯警報装置41に接続されているものとするが、リ
モコンに接続することも可能であることは上述した通り
である。
【0040】リモコン1の操作部には、錠8に加えて図
1Aに示すように、「火元確認」、「戸締まり確認」、
「ガス栓確認」等の点検項目が記載されたシート(以
下、点検項目シートと称す。)が取り付けられている。
これらのシートは厚紙あるいはプラスチックフィルム等
に点検項目を記載したものである。このシートのリモコ
ン1の本体への取付方法は適宜な方法を採用すればよ
い。例えば、接着剤で貼り付けてもよいし、周知の方法
により着脱自在に取り付けてもよい。なお、図1Aにお
いては点検項目は3項目であるが、どのような点検項目
とするかは任意である。
【0041】各点検項目シートに対してスイッチとLE
Dが配置されている。即ち、「火元確認」の点検項目シ
ートに対してはスイッチ2とLED5が配置され、「戸
締まり確認」の点検項目シートに対してはスイッチ3と
LED6が配置され、「ガス栓確認」の点検項目シート
に対してはスイッチ4とLED7が配置されている。こ
れらのスイッチ2、3、4はどのようなスイッチであっ
てもよいが、ここではボタン式スイッチであるとする。
また、スイッチ2、3、4として発光素子を内蔵したス
イッチを用いればLED5、6、7が不要になることは
明らかである。
【0042】次に、このリモコン1の操作及び動作につ
いて説明する。まず、警戒状態に設定する場合には、操
作者は各点検項目のスイッチ2、3、4を押す。例えば
火元を確認したらスイッチ2を押す。この操作が行われ
るとCPU9はそれを検知して火元確認の点検項目に対
応するLED5を点灯させる。これによって操作者はス
イッチ2の操作が受け付けられたことを確認することが
できる。
【0043】以下同様にしてその他の点検項目のスイッ
チ3、4を押す。これによって全てのLED5、6、7
が点灯する。
【0044】このようにして全ての点検項目のスイッチ
2、3、4が押されると、CPU9は錠8の操作を有効
とする。
【0045】そしてその後、錠8に鍵が差し込まれ、O
FFの位置からONの位置まで回転されると、CPU9
は警戒状態に設定されたと判断して、通信回線10を介
して防犯警報装置(図1には図示せず)に警戒状態に設
定された旨を通知すると共に、LED5、6、7を消灯
する。これによって操作者は警戒状態に設定されたこと
を確認することができる。
【0046】警戒状態が設定された後の動作は従来と同
じである。即ち、警戒状態が設定されている場合におい
て防犯センサが動作した場合には、防犯警報装置は異常
が発生したとしてブザーやベルを鳴動させて異常の発生
を知らせると共に、侵入者を威嚇する。
【0047】次に、警戒状態から警戒解除状態に設定す
る場合であるが、この場合の操作は従来と同じであり、
鍵を錠8に差し込んで、錠8をONの位置からOFFの
位置まで回転させて鍵を抜けばよい。
【0048】次に、本発明に係る警戒設定装置を分散型
システムのカード式リモコンに適用した場合の実施例に
ついて図2を参照して説明する。図2において11はリ
モコン、12は警戒ボタン、13は警戒解除ボタン、1
4はカード読み取り部、15はCPUを示す。なお、図
1に示す構成要素と同等なものについては同一の符号を
付す。
【0049】このリモコン11においても図2Aに示す
ように操作部には所定の点検項目が記載された点検項目
シートが取り付けられ、それに対応してスイッチ2、
3、4とLED5、6、7が配置されている。
【0050】警戒状態に設定する際には、上述した錠式
リモコンと同様に、操作者はまず全ての点検項目のスイ
ッチ2、3、4を押す。これによって全てのLED5、
6、7が点灯し、CPU15は警戒ボタン12の操作を
有効とする。
【0051】その後、操作者はカード読み取り部14に
カードを読み取らせて、警戒ボタン12を押せばよい。
【0052】このとき、CPU15は読み取ったID番
号が予め登録されているかどうかを判断し、登録されて
いるID番号であった場合には警戒状態に設定されたと
判断して、通信回線10を介して防犯警報装置(図2に
は図示せず)に警戒状態に設定されたこと、及びこのと
き読み取ったID番号を通知すると共に、LED5、
6、7を消灯する。これによって操作者は警戒状態に設
定されたことを確認することができる。
【0053】読み取ったID番号が登録されていないも
のであった場合には、CPU15は警戒ボタン12が押
されていても警戒状態には設定しない。従ってこの場合
にはLED5、6、7は消灯しないので、操作者は誤っ
て異なるカードを用いたことを知ることができる。
【0054】警戒状態が設定された後の動作は従来と同
じである。また、警戒解除状態に設定する操作は従来と
同様であり、カード読み取り部14にカードを読み取ら
せてから警戒解除ボタン13を押せばよい。
【0055】以上のようであるので、このリモコン11
を用いた場合には、防犯警報装置に対して警戒状態に設
定した際のID番号も通知するので、誰が警戒状態に設
定したか、即ち誰が点検項目の確認を行ったかを防犯警
報装置側で識別することができる。
【0056】また、防犯警報装置においてリモコン11
から通知された情報をハードディスク等の記憶装置に記
憶しておき、必要に応じてプリントアウトできるように
しておくことも可能であることは当業者に明らかであ
る。
【0057】次に、本発明に係る警戒設定装置を分散型
システムのテンキー式リモコンに適用した場合の実施例
について図3を参照して説明する。図3において19は
リモコン、20はテンキー、21は警戒ボタン、22は
警戒解除ボタン、23はCPUを示す。なお、図1に示
す構成要素と同等なものについては同一の符号を付す。
【0058】このリモコン19においても図3Aに示す
ように操作部には所定の点検項目が記載された点検項目
シートが取り付けられ、それに対応してスイッチ2、
3、4とLED5、6、7が配置されている。
【0059】警戒状態に設定する際には、上述した錠式
リモコン、カード式リモコンと同様に、操作者はまず全
ての点検項目のスイッチ2、3、4を押す。これによっ
て全てのLED5、6、7が点灯し、CPU23は警戒
ボタン21の操作を有効とする。
【0060】その後、操作者はテンキー20を操作して
暗証番号を入力し、警戒ボタン21を押せばよい。
【0061】このとき、CPU23はテンキー20から
入力された暗証番号が予め登録されているかどうかを判
断し、登録されている暗証番号であった場合には警戒状
態に設定されたと判断して、通信回線10を介して防犯
警報装置(図3には図示せず)に警戒状態に設定された
こと、及びこのとき入力された暗証番号を通知すると共
に、LED5、6、7を消灯する。これによって操作者
は警戒状態に設定されたことを確認することができる。
【0062】入力された暗証番号が登録されていないも
のであった場合には、CPU23は警戒ボタン21が押
されていても警戒状態には設定しない。従ってこの場合
にはLED5、6、7は消灯しないので、操作者は誤っ
た暗証番号を用いたことを知ることができる。
【0063】警戒状態が設定された後の動作は従来と同
じである。また、警戒解除状態に設定する操作は従来と
同様であり、テンキー20で暗証番号を入力してから警
戒解除ボタン22を押せばよい。
【0064】以上のようであるので、このリモコン19
を用いた場合には、防犯警報装置に対して警戒状態に設
定した際に入力された暗証番号も通知するので、誰が警
戒状態に設定したか、即ち誰が点検項目の確認を行った
かを防犯警報装置側で識別することができる。
【0065】また、防犯警報装置においてリモコン19
から通知された情報をハードディスク等の記憶装置に記
憶しておき、必要に応じてプリントアウトできるように
しておくことも可能であることは当業者に明らかであ
る。
【0066】以上、本発明に係る警戒設定装置を分散型
システムのリモコンに適用した場合について説明した
が、次に、本発明に係る警戒設定装置を集中型システム
の防犯警報装置に適用した場合について説明する。
【0067】上述したように防犯警報装置においても錠
式、カード式またはテンキー式を採用することができる
ことは勿論であるが、その場合には防犯警報装置の操作
部をそれぞれ図1、図2、図3に示すと同様に構成すれ
ばよいのでこれらの場合の実施例については説明を省略
し、ここでは液晶表示装置(以下、LCDと称す。)と
タッチパネルを用いた操作部を採用した場合について説
明する。
【0068】図4はこの防犯警報装置のブロック図であ
り、図中、30はCPU、31はLCD、32はタッチ
パネルを示す。なお、防犯警報装置には防犯センサ等が
接続されるが図4では省略している。
【0069】LCD31の前面にはタッチパネル32が
設けられており、これで操作部が構成されている。CP
U30はLCD31の画面表示を制御する。タッチパネ
ル32はタッチされた位置の情報をCPU30に通知す
る。これによってCPU30はタッチパネル32のどの
位置がタッチされたかを判断する。なお、タッチパネル
32の構成については周知であるので、詳細な説明は省
略する。
【0070】CPU30は通常はLCD31に初期画面
を表示している。図5Aはその初期画面の例であり、L
CD31の所定の位置には警戒ボタン33と警戒解除ボ
タン34が表示されている。
【0071】まず、警戒状態に設定する場合の操作、及
びそのときの防犯警報装置の動作について説明する。
【0072】警戒状態に設定する場合には、まず図5A
の初期画面で警戒ボタン33をタッチする。これを検知
するとCPU30は点検項目のチェックを行うための画
面を順次表示する。
【0073】いま、例えば点検項目が火元確認、戸締ま
り確認、ガス栓確認の3項目であるとすると、まずCP
U30は例えば図5Bに示すような火元確認のチェック
を行うための画面を表示する。この画面でOKボタン3
5がタッチされると、CPU30は次の点検項目、例え
ば図5Cに示すように戸締まり確認のチェックを行うた
めの画面を表示する。そしてこの画面でOKボタン35
がタッチされると、CPU30は次の点検項目、例えば
図5Dに示すようにガス栓確認のチェックを行うための
画面を表示する。
【0074】CPU30はこのように各点検項目のチェ
ックを行うための画面を順次表示し、これらの全ての画
面でOKボタン35がタッチされると暗証番号を入力す
るための画面を表示する。即ち、この場合には最後の点
検項目のチェックを行うための画面である図5Dの画面
においてOKボタン35がタッチされると、CPU30
は例えば図5Eに示すような画面をLCD31に表示
し、暗証番号の入力を要求する。
【0075】図5Eに示す画面においてテンキーが操作
されて暗証番号が入力されると、CPU30は入力され
た暗証番号が予め登録されている暗証番号であるか否か
を判断し、登録されている番号である場合には例えば図
5Fに示すような警戒状態に設定する旨の表示を行う。
【0076】そして、図5Fに示す画面においてOKボ
タン35がタッチされると、CPU30は当該暗証番号
に対応した警戒エリアを警戒状態に設定し、例えば図5
Gに示すような画面を表示する。この画面によって操作
者は当該警戒エリアが警戒状態に設定されたことを確認
することができる。
【0077】なお、図5Gに示す画面にはボタンが表示
されていないが、この画面は所定の時間、例えば10秒
程度表示した後に初期画面に戻るようにすればよい。ま
た、図5の各画面の中の取消ボタン34は一つ前の画面
に戻るためのボタンである。
【0078】以上、図5Eの画面で入力された暗証番号
が登録された番号であった場合について説明したが、図
5Eに示す画面において入力された暗証番号が登録され
ていない暗証番号であった場合には、CPU30は例え
ば図5Hに示すような画面を表示して再度暗証番号の入
力を要求する。
【0079】次に、警戒解除状態の設定を行う場合につ
いて説明する。この場合には、図5Aの画面において警
戒解除ボタン34をタッチする。これによりCPU30
は図5Eに示す画面を表示して暗証番号の入力を要求
し、入力された暗証番号が予め登録されているか否かを
判断し、登録されている番号である場合には例えば図6
Aに示すような警戒解除状態に設定する旨の表示を行
う。
【0080】そして、図6Aに示す画面においてOKボ
タン35がタッチされると、CPU30は当該暗証番号
に対応した警戒エリアを警戒解除状態に設定し、例えば
図6Bに示すような画面を表示する。この画面によって
操作者は当該警戒エリアが警戒解除状態に設定されたこ
とを確認することができる。
【0081】しかし、図5Eに示す画面で入力された暗
証番号が登録されていない番号であった場合にはCPU
30は図5Hに示す画面を表示して再度暗証番号の入力
を要求する。
【0082】以上のように、この防犯警報装置において
は予め定められた点検項目について点検を行ったことを
示す操作が行われなければ警戒状態に設定することがで
きず、従って警戒状態に設定されたことは点検項目につ
いて点検を行ったことを示すので、従来のようはチェッ
クシートを用いなくとも点検項目の点検が行われたこと
を確認することができる。
【0083】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、図4に示す防犯警報装置
においてハードディスク等の記憶装置及びプリンタを備
えることによって、操作部で操作された内容を記憶し、
必要に応じてプリンタでプリントアウトするようにする
ことも可能であることは当業者に明らかである。
【0084】また、リモコンにタッチパネル付きのLC
Dを備え、図5、図6に示すような画面を表示するよう
にすることも可能であることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る警戒設定装置を分散型システム
の錠式リモコンに適用した場合の一実施例の構成を示す
図である。
【図2】 本発明に係る警戒設定装置を分散型システム
のカード式リモコンに適用した場合の一実施例の構成を
示す図である。
【図3】 本発明に係る警戒設定装置を分散型システム
のテンキー式リモコンに適用した場合の一実施例の構成
を示す図である。
【図4】 本発明に係る警戒設定装置を集中型システム
の防犯警報装置に適用した場合の一実施例の構成を示す
図である。
【図5】 図4に示す構成において警戒状態に設定する
場合にLCD31に表示される画面の流れの例を示す図
である。
【図6】 図4に示す構成において警戒解除状態に設定
する場合にLCD31に表示される画面の流れの例を示
す図である。
【図7】 分散型の防犯警報システムの構成例を示す図
である。
【図8】 分散型の防犯警報システムに用いるリモコン
の構成例を示す図である。
【図9】 集中型の防犯警報システムの構成例を示す図
である。
【図10】 従来用いられていたチェックシートの例を
示す図である。
【符号の説明】
1…リモコン、2、3、4…スイッチ、5、6、7…L
ED、8…錠、9…CPU、10…通信回線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警戒状態に設定するための警戒スイッチ
    と、 所定の点検項目に関する設定を行う点検項目スイッチと
    を少なくとも備える操作手段と、 点検項目スイッチにより全ての点検項目について点検を
    行ったことを示す設定がなされたことを条件として警戒
    スイッチの操作を有効とする制御手段とを備えることを
    特徴とする警戒設定装置。
JP12355195A 1995-05-23 1995-05-23 警戒設定装置 Pending JPH08315279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12355195A JPH08315279A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 警戒設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12355195A JPH08315279A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 警戒設定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08315279A true JPH08315279A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14863408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12355195A Pending JPH08315279A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 警戒設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08315279A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014192595A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2014192594A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014192595A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2014192594A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4797663A (en) Portable security monitor and time recording
US20200279474A1 (en) Alarm system with first responder code for building access
JP3243096B2 (ja) 防犯警備システム
JPH08315279A (ja) 警戒設定装置
JP2012167500A (ja) ホームセキュリティ用保管システム
JP3202131B2 (ja) 警備装置及び警備システム
JP2009080641A (ja) セキュリティ管理装置
JPH06341253A (ja) ビル管理装置及びビル管理システム
JP4326858B2 (ja) 警備装置および警備方法
JP2001273577A (ja) 警備状態設定装置
JP3565376B2 (ja) 非常通報システム
JP3288224B2 (ja) 通行制御装置
JP3874394B2 (ja) 警報装置
JP2021026246A (ja) 防災監視システム用受信機
Durant et al. Alarm System Fundamentals
JP2001223822A (ja) 警備システム
JPS62103795A (ja) 防犯防災機能付タイムレコ−ダ
JP3151508B2 (ja) 警備開始操作忘れ監視装置
JP2021026245A (ja) 防災監視システム用受信機
JPH08235472A (ja) 防犯受信機
JPH03115672A (ja) キー保管ボックス
KR200232389Y1 (ko) 비상구자동개방장치
JPH02228798A (ja) レンタル表示装置
JPH08235476A (ja) 清掃、巡回のための警戒解除機能を備えた防犯監視システム
JPH0830883A (ja) 監視システム