JPH06341253A - ビル管理装置及びビル管理システム - Google Patents

ビル管理装置及びビル管理システム

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JPH06341253A
JPH06341253A JP7005894A JP7005894A JPH06341253A JP H06341253 A JPH06341253 A JP H06341253A JP 7005894 A JP7005894 A JP 7005894A JP 7005894 A JP7005894 A JP 7005894A JP H06341253 A JPH06341253 A JP H06341253A
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JP
Japan
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management
building
information
mode
screen
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Pending
Application number
JP7005894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Onishi
一義 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI ARAAMU SERVICE KK
Original Assignee
TOKAI ARAAMU SERVICE KK
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Publication date
Application filed by TOKAI ARAAMU SERVICE KK filed Critical TOKAI ARAAMU SERVICE KK
Priority to JP7005894A priority Critical patent/JPH06341253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化を図ることができ、紙資源の無
駄にならず、かつ、警備員が巡回する場合の適正なモー
ドを設定できるとともに、入館時や退館時の操作が簡単
で、かつ、鍵を持ったまま外出することによる鍵の紛失
のおそれをなくすことができるビル管理装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 入力操作を行う入力部と管理情報を表示する
表示部にLCDタッチパネルを使用したLCDモニタ1
0を使用する。このLCDモニタ10には、接続される
センサ50−1の作動も表示される。また、ビル管理装
置Aには、警戒モードと解除モードの他に巡回モードが
設定される。入館時には鍵をキーボックス46に入れ、
退館時には鍵を取り出すことにより、鍵の存否によりモ
ードの変更操作とする。装置の各操作は、タスク記憶部
20の各タスクが各役割を受け持って行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル管理装置に関する
ものであり、特に、ビルへの入退館やビル内に設置され
た各種センサ等の作動を監視制御するビル管理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ビル管理装置は、一般的にビルに入口等
に設置され、ビルへの入退館やビル内に設置された各種
センサ等の作動を監視制御する。ここで、従来のビル管
理装置においては、入館時や退館時にユーザーが操作す
る入力部が操作ボタンあるいはキーボードを使用したも
のが一般的である。さらに、ビル内に設置されたセンサ
が異常を感知した場合に発報を行う警戒モード等の各種
モードを表示するには、表示ランプを使用するのが一般
的である。
【0003】また、従来のビル管理装置にあっては、操
作者の操作の履歴を用紙に印字するものが知られてい
る。また、ビル管理装置が有するモードとしては、セン
サが異常を感知した場合に発報を行う上記の警戒モード
と、センサが異常を感知しても発報を行わない解除モー
ドを有するものが一般的である。
【0004】また、ビル管理装置に接続される各外部機
器には、ビル管理装置と外部機器間に設けられた閉ルー
プ回路において、回路が開状態になった場合に外部機器
が作動するタイプ(ノーマルクローズタイプ)のもの
と、回路が閉状態になった場合に外部機器が作動するタ
イプ(ノーマルオープンタイプ)のものとがある。ま
た、従来のビル管理装置においては、ユーザー等がカー
ドを携帯し、所定のカードリーダーによりカード内に記
憶された情報を読み取って、カードを所持するユーザー
の入館の是非を判断しているが、従来のビル管理装置に
あっては、装置に使用可能なカードのコード番号を記憶
させておき、このカードに記憶されたコード番号と照合
のみならず、カードがあるビルに設置された装置用のカ
ードであるかどうかという点も判断していた。また、ビ
ル内の各テナントは部屋等の鍵を外出する場合にも所持
しているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のビル管
理装置にあっては、入力部に操作ボタンやキーボードを
使用し、また、表示部には表示ランプをするので、装置
が大型化するという問題があった。特に、従来の装置に
おいては、入力部と表示部が異なるので、その分確実に
装置が大型化してしまう。また、ビル管理装置にあって
は、センサが作動して発報した場合や外部機器から適性
に通信が行われない場合に、そのような事実を表示でき
ず、また、用紙を使用するので、紙資源が無駄になると
いう問題があった。
【0006】さらには、従来の装置においては、警戒モ
ードと解除モードのみであったので、例えば、センサが
作動して発報状態となり、巡回員が巡回をしようとする
場合に、通常は発報状態を解消するために解除モードに
してから巡回を行うが、例えば、他のフロア等を巡回し
ている間にテナントが解除モードであることを見てその
まま部屋に入ってしまい、テナントが部屋にいる事実を
知らずに巡回員が巡回終了後に再度警戒モードにしてし
まうと、部屋にテナントがいるのでセンサがこれを感知
し警戒モードであることから、発報してしまうという問
題があった。
【0007】また、ビル管理装置と外部機器との接続に
おいて、ノーマルクローズタイプの機器とノーマルオー
プンタイプの機器とをそれぞれハード的に接続する場合
に、それぞれのタイプに合わせたスイッチイング素子を
用いたり、また、それぞれのタイプに合わせた組付けを
行わなければならないという問題があった。また、従来
のビル管理装置に使用するカードは、カードが有するコ
ード番号のみならず装置用のカードであるか否かの点も
判断するので、異なるビルにテナントを有する場合等に
は、各ビルに設置されているビル管理装置ごとにカード
を所持しなければならず、特に、警備員にとっては、多
くのビルを巡回管理することがあるので、多くのカード
を所持しなければならないという不便さがあった。
【0008】また、特にオフィスビルにおいては、例え
ば、玄関のシャッターをいつ開閉するか、照明をいつ点
灯、消灯させるかが予め決められても不都合がなく、反
って、操作の無駄を省くことができる場合があるが、従
来では接続される外部機器の動作予定を予め設定できる
ものは存在しなかった。また、各テナントは通常入館時
には警戒モードから解除モードに、退館時には解除モー
ドから警戒モードに切り換えるが、従来の装置にあって
は、いちいちモード変更の操作を行わなければならず、
また、鍵を持ったまま退館して外出等すると鍵を紛失し
てしまう等の問題も生じていた。
【0009】そこで、本発明は、装置の小型化を図り、
センサの作動状態や通信エラーを表示でき、それらの表
示が紙資源の無駄にならず、警備員が巡回する場合に適
性なモードを設定でき、外部機器と接続する際に容易に
組付けができ、ビルごとに多くのカードを所持する必要
がなく、また、入館時や退館時にモード変更の操作が容
易で、鍵を持ったまま外出することによる鍵の紛失のお
それを減少させることができるビル管理装置とビル管理
システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に基づくビル管理
装置及びビル管理システムは、上記問題点を解決するた
めに創作されたものであって、第1には、少なくともビ
ル内への入退館管理やビル内に設置された各設備管理を
行うビル管理装置であって、入力情報を入力操作すると
ともに、管理情報を画面表示するLCDタッチパネルを
備えたLCDモニタを有することを特徴とするものであ
る。また、第2には、上記第1の構成のビル管理装置
が、さらに、少なくとも、テナント管理用の管理モード
の変更と、ビル管理装置に接続されるセンサの作動と、
外部機器との通信エラーと、をモニタに表示する履歴表
示手段を有することを特徴とするものである。
【0011】また、第3には、上記第2の構成のビル管
理装置において、管理モードが、互いに両立する第1モ
ードと第2モードにより少なくとも構成され、上記第1
モードには、ビル管理装置に接続されるセンサの作動を
監視しモニタ表示するとともに、所定の発報を行う警戒
モードと、センサの作動を監視しモニタ表示する解除モ
ードが含まれ、第2モードには、巡回中であることを示
し、発報状態を停止させる巡回モードが含まれることを
特徴とするものである。
【0012】また、第4には、上記第1から第3のいず
れかの構成のビル管理装置が、外部機器と接続するため
の複数のチャンネルを有し、各チャンネルにおける入力
側と出力側の論理設定を行う論理設定手段であって、入
力側と出力側のそれぞれについて、閉ループ回路におい
て通常は開状態で外部機器作動時に閉状態となるノーマ
ルオープンモードと、閉ループ回路において通常は閉状
態で外部機器作動時に開状態となるノーマルクローズモ
ードのいずれかに設定可能な論理設定手段を有すること
を特徴とするものである。
【0013】また、第5には、上記第1から第4のいず
れかの構成のビル管理装置が、さらに、カードに記憶さ
れたコード情報を読み取るカード情報読取手段を有し、
カード情報読取手段により読み取られたコード情報のみ
によりカードの真偽を判別するカード管理手段を有する
ことを特徴とするものである。また、第6には、上記第
1から第5のいずれかの構成のビル管理装置が、さら
に、1日のスケジュールを設定する日間スケジュール管
理と、日間スケジュール管理で設定された動作パターン
を曜日ごとに設定する週間スケジュールと、上記週間ス
ケジュールで入力されたスケジュールと異なる管理スケ
ジュールを設定する年間スケジュール管理と、を行うス
ケジュール管理手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0014】また、第7には、上記第1から第6のいず
れかの構成のビル管理装置が、さらに、LCDモニタに
おけるボタン表示部分が押圧された場合に、該ボタン表
示部分を、奥方向に移動したように画面表示させる画面
変更手段を有することを特徴とするものである。また、
第8には、上記第1から第7のいずれかの構成のビル管
理装置が、さらに、鍵を収納するキーボックスと、該キ
ーボックスへ鍵が収納されているかどうかを判別するキ
ー判別手段と、該判定手段の判定に従い、テナント管理
用の管理モードを変更するモード管理手段と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0015】また、第9には、少なくともビル内への入
退館管理やビル内に設置された各設備管理を行うビル管
理装置であって、入力情報を入力操作するとともに、管
理情報を画面表示するLCDタッチパネルを備えたLC
Dモニタと、ビル管理情報を記憶するメモリと、管理部
と、を有するとともに、カード内に記憶された情報を読
み取るカードリーダーと、履歴情報を印字するプリンタ
と、に接続され、さらに、上記管理部が、タッチパネル
管理部と、カードリーダー管理部と、画面管理部と、テ
ナント管理部と、ログ管理部と、入力管理部と、出力管
理部と、スケジュール管理部と、プリンタ管理部と、を
有し、上記タッチパネル管理部が、LCDタッチパネル
の所定部分が押圧されたことを検知して、画面管理部に
送り、上記カードリーダー管理部が、カードリーダーで
読み取られた情報を評価し、カードの真偽の判断を行
い、上記画面管理部が、上記タッチパネル管理部からの
情報に従い、所定の情報を他の管理部に受け渡すととも
に、他の管理部から情報を受け取り、その情報を画面に
表示し、上記テナント管理部が、LCDモニタや接続さ
れる外部機器からの情報に従い、各チャンネルについて
のモードの変更を含むビル管理情報を管理し、該ビル管
理情報を他の管理部に出力し、上記ログ管理部は、上記
テナント管理部における所定のビル管理情報をメモリに
格納するとともに、他の管理部からの要求に基づき所定
のビル管理情報をメモリより出力し、上記入力管理部
は、接続される外部機器からの情報を受け取り、他の管
理部に出力し、上記出力管理部は、外部機器に出力され
る情報を受け取り、外部機器に出力し、上記スケジュー
ル管理部は、動作予定をメモリに記憶させるとともに、
メモリに記憶した情報を他の管理部に出力し、上記プリ
ンタ管理部は、印字用の情報を上記ログタスクより受け
取り、プリンタに出力することを特徴とするものであ
る。
【0016】また、第10には、ビル管理システムであ
って、上記第1から第9のいずれかの構成のビル管理装
置と、該ビル管理装置に接続される外部機器と、該ビル
管理装置に接続される管理センターと、を有することを
特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明における第1の構成のビル管理装置にお
いては、LCDタッチパネルを備えたLCDモニタが設
けられているので、入力操作部と表示部とを一体に形成
することができ、装置を小型化することができる。ま
た、上記第2の構成のビル管理装置においては、テナン
ト管理用の管理モードの変更のみならず、ビル管理装置
に接続されるセンサの作動と、外部機器との通信エラー
とをモニタに表示するので、作動したセンサの特定が容
易となり、通信エラーもモニタで一目で認識できるの
で、情報の欠落を早期に発見できビル管理を徹底するこ
とができる。
【0018】また、第3の構成のビル管理装置において
は、警戒モードや解除モードで少なくとも構成される第
1モードの他に、巡回モードを含む第2モードを有して
いるので、第1モードが警戒モードになっていた場合に
発報した際警備員が巡回を行う場合には、第2モードの
方を巡回モードにして巡回をし、巡回終了後には上記巡
回モードを解除する。警備員が巡回中にテナントが部屋
に入ろうとする場合には、第1モードの方は依然として
警戒モードのままであるので、これを解除モードにして
から入室することになり、警備員がテナントの入室を知
らずに退館しようとしてもテナントによりすでに解除モ
ードになっているので、発報することはない。
【0019】また、第4の構成のビル管理装置において
は、ビル管理装置が、外部機器と接続するための複数の
チャンネルを有し、各チャンネルにおける入力側と出力
側の論理設定を行う論理設定手段であって、この論理設
定手段によって、ノーマルオープンモード又はノーマル
クローズモードに設定が可能であるので、例えば、入力
側のあるチャンネルに通常は閉ループ回路で接続された
場合に閉状態になっているセンサを接続する場合には、
ノーマルクローズモードに設定する。一方、通常は開状
態になっている外部機器、例えば、非常の押ボタンや火
災報知器を接続する場合には、ノーマルクローズモード
に設定する。本構成によれば、任意のチャンネルについ
て、接続される外部機器のタイプに合わせて設定するの
みでよいので、それぞれのタイプに合わせたスイッチイ
ング素子を用いる等の必要がなく、組付けが非常に容易
になる。
【0020】また、第5の構成のビル管理装置において
は、カード情報読取手段が、カードに記憶されたコード
番号を読み取る。その上で、カード管理手段が、カード
情報読取手段により読み取られたコード情報のみにより
カードの真偽を判別する。したがって、カードの真偽を
判別する場合に所定の装置用のカードであるか否かの判
断をしないので、あるユーザーについてのコード番号を
定めておき、このコード番号をそれぞれのビル管理装置
に記憶させておけば、あるユーザーについては1枚のカ
ードで複数のビルに使用することができる。よって、警
備員も1枚のカードを携帯すればよく、多数のカードを
携帯する必要がない。
【0021】また、第6の構成のビル管理装置において
は、スケジュール管理手段が、スケジューリングに際し
て、まず、日間スケジュール管理において、1日のスケ
ジュールを設定する。そして、週間スケジュール管理に
おいて、上記日間スケジュール管理において設定された
動作パターンを曜日ごとに設定していく。以上のように
して、管理スケジュールを設定していくが、上記週間ス
ケジュールと異なる管理スケジュールを設定する場合、
例えば、年末年始等については、年間スケジュール管理
において設定を行う。本構成においては、1日の動作パ
ターンを予め設定しておき、その動作パターンを各曜日
ごとに設定するようにし、例外的なものを年間スケジュ
ール管理によって設定できるようにするので、1年のス
ケジュールが非常に楽になる。特に、LCDタッチパネ
ルを有するLCDモニタを使用するので、スケジューリ
ング用の入力画面を次々と表示していき入力すればよい
ので、設定が非常に楽になる。
【0022】また、上記第7の構成のビル管理装置にお
いては、LCDモニタにおけるボタン表示部分がユーザ
ー等によって押圧された場合に、画面変更手段がボタン
表示部分を奥方向に移動したように画面表示させるの
で、実際に押ボタンを押している感覚を得ることができ
る。特に、ビル管理装置は、オフィスビルやマンション
等に設置されるので、多くの操作者が使用し、LCDモ
ニタにおけるLCDタッチパネルを操作する回数が多い
ので、ボタン表示部分が奥方向に移動したように画面表
示させることにより、操作者が押圧操作を止めるタイミ
ングを知ることができ、無理に押圧操作をしたり、不必
要な時間押圧操作することがないので、装置の故障を少
なくすることができる。
【0023】また、上記第8の構成のビル管理装置にお
いては、例えば、入館する場合に鍵が収納されているキ
ーボックスから鍵を取り出す。すると、キー判別手段が
キーボックスに鍵がないことを判断して、モード管理手
段はこのキー判別手段の判断に従いテナント管理用の管
理モードを変更する。退館する場合も、キーボックスに
鍵を収納して、キー判別手段が鍵の存在を見て管理モー
ドを変更する。本構成のビル管理装置においては、キー
ボックスに鍵があるか否かにより管理モードを変更する
ので、操作者が一々警戒モードに変更したり、解除モー
ドに変更したりする必要がない。また、退室時には、キ
ーボックスに鍵を収納しておけばよいので、外出の際に
鍵を携帯して鍵を紛失してしまうことがない。
【0024】また、第9の構成のビル管理装置において
は、上記装置が設置されるビルに入館しようとする者が
正規のテナントであるかどうかを判断するために、カー
ドを使用する。すなわち、カードに記憶された情報をカ
ードリーダーで読み取り、カードリーダー管理部がその
情報を評価する。そして、操作者が警戒モードを解除す
る等の所定の操作を、LCDモニタに備えられたLCD
タッチパネルの所定部分を押圧することにより行うが、
このタッチパネルの管理はタッチパネル管理部が行う。
そして、タッチパネル管理部からの情報に従い、操作が
例えば、警戒モードから解除モードへの変更であること
を判断して、解除モードに変更された旨の情報を他の管
理部に送る。すると、テナント管理部が操作されたチャ
ンネルについての管理情報を解除モードに変更する。ロ
グ管理部はテナント管理部における所定のビル管理情報
をメモリに格納して、他の管理部、例えば、プリンタ管
理部からの要求に基づき所定のビル管理情報をメモリよ
り出力する。
【0025】さらに、接続されるセンサ等の外部機器か
ら入力される情報は、入力管理部がこれを受け取り、テ
ナント管理部に送ることになる。また、外部機器に対し
て出力すべき情報は、出力管理部がこれを管理し、外部
機器に出力することになる。例えば、スケジュール管理
部において設定されメモリに記憶された動作予定につい
ては、ある機器の動作時刻になった時にスケジュール管
理部より出力管理部を経て該機器に動作指令が送られる
ことになる。
【0026】また、上記第10の構成のビル管理装置に
あっては、外部機器に接続されているので、ビル管理装
置がこの外部機器を監視制御する。また、管理センター
にも接続されているので、例えば、装置の初期設定等を
行う場合に、モデムを介した通信回線により設定可能で
あり、一々装置のあるビルにまで出向く必要がない。
【0027】
【実施例】本発明のビル管理装置の実施例を図面を利用
して説明する。 第1実施例.本発明に基づくビル管理装置Aは、図1に
示すように、LCDモニタ10と、管理部としてのタス
ク記憶部20と、メモリ30と、上記LCDモニタ10
とタスク記憶部20とメモリ30とに接続されるCPU
35と、を有している。ここで、LCDモニタ10はビ
ル管理情報を表示するとともに、LCDタッチパネルを
有し、このLCDタッチパネルにより入力情報を入力操
作することができる。また、タスク記憶部20には、ビ
ル管理装置を動作させるための各タスクが格納されてい
る。装置の一連の動作においては、各タスクが役割を分
担して処理を行うことになる。また、メモリ30には、
管理情報が格納される。CPU35は、所定の検索、演
算処理を行うものである。
【0028】次に、上記ビル管理装置Aには、制御部4
0と、カードリーダー42とが接続され、また、制御部
40には、通信機60やプリンタ44が接続されるとと
もに、センサ等の外部機器50が接続されている。通信
機60は、センター62や警備会社64と接続されてい
る。ここで、制御部40は、接続される各機器から入力
される信号に従い上記各機器に制御信号を出力する。ま
た、カードリーダー42は、以下の各カードを挿入する
カード挿入部(図示せず)を有し、カードに格納された
諸情報を読み取る。プリンタ44は、用紙に印字を行う
印字装置であり、必要な情報をプリントするものであ
る。通信機60は、センター62との通信を行う機器で
ある。センター62は、ビル管理装置の各種設定を行う
場合に通信回線を使って設定を行うものである。また、
警備会社75は、発報があった場合等に発報を受信す
る。
【0029】ここで、タスク記憶部20における各タス
クについて説明する。 a)テナント管理タスクは、LCDモニタや各機器から
の情報に従い各チャンネルについてのモードを変更し、
このモード変更情報を他のタスクに送るものである。 b)ログタスクは、テナント管理タスクにおけるモード
の変更、外部機器の作動、装置の電源オン、データのリ
セット等の情報をメモリに格納するとともに、他のタス
クからの要求に従いメモリ内のデータを出力するもので
ある。 c)タッチパネルタスクはタッチパネルを管理するタス
クで、画面の所定の部分が押されたことを検知し、この
情報を画面用タスクに送る。
【0030】d)カードリーダータスクは、カードリー
ダーで読み取られた情報を他のタスクに出力する役割を
担う。 e)カード管理タスクは、カードリーダータスクから送
られた情報を評価し、カードの真偽等を判定する。 f)画面用タスクは、画面に表示する画像を管理するタ
スクであり、タッチパネルタスクからの情報に従い所定
の情報を他のタスクに渡し、また、他のタスクから画面
用の情報を受け取り、その情報を画面に表示する。 g)入力管理タスクは、通信用の制御部から送られる情
報を受け取り、他のタスクにその情報を送る。 h)出力管理タスクは、通信用の情報を他のタスクから
受け取り、制御部に出力する。
【0031】i)年間タイマータスクは、年間タイマの
動作を管理し、必要な情報をメモリに格納するととも
に、メモリに格納した情報を読み出して他のタスクに出
力する。 j)プリンタ用タスクは、ログタスクより印字用のデー
タを受け取り、プリンタに印字する。 k)論理設定タスクは、接続される外部機器の論理設定
を受け持つタスクである。 l)通信管理タスクは、ビル管理装置に接続される機器
との通信状態を管理するタスクである。 また、上記の他に暗証番号を管理する暗証番号タスクも
ある。
【0032】上記構成に基づくビル管理装置の使用状態
について以下に説明する。まず、基本的な動作の仕組み
について説明すると、ユーザー等がLCDモニタの画面
を押した場合には、次のように動作する。つまり、タッ
チパネルタスクが、画面の所定の部分が押されたことを
検知し、この情報を画面用タスクに送る。画面用タスク
は、送られてきた情報と表示されている画面から入力さ
れた情報を読み取り、この情報に従い別の画面を表示さ
せるか、あるいは読み取った情報を他のタスクに送るの
である。なお、以下の説明においては、各タスクが管
理、処理を行うように説明しているが、実際には各タス
クのデータに基づきCPU35が演算処理を行うことに
なる。
【0033】(1)一般カードで使用する場合 まず、一般のユーザー(操作者)が入室する場合につい
て説明する。通常ビル管理装置の画面は消灯しているの
で、入館時に画面のどこかを押す。すると、タッチパネ
ルタスクが画面が押されたことを検知し、画面が押され
た旨の情報を画面用タスクに送る。画面用タスクは、こ
の情報に従い、図2に示すような全体表示画面を表示さ
せる。図2に示す画面において、バックが黒地のチャン
ネルは警戒モードにある場合であり、バックが白地のも
のは解除モードにあることを示している。また、図中の
「○」はセンサが正常に働いていることを示し、「×」
はセンサが異常を検知している場合を示している。
【0034】次に、ユーザーは、カードリーダー42
(図1参照)にカードを挿入する。すると、カードリー
ダータスクが、カード内に格納された情報を読み取り、
この情報をカード管理タスクに渡す。このカード管理タ
スクは、挿入されたカードが正規のカードであるかどう
かを判定し、正規のカードであると判定すると、カード
管理タスクは、正規であることを画面用タスクに伝え
る。画面用タスクは、この情報に従い図3に示す暗証番
号入力画面を表示させる。
【0035】上記暗証番号入力画面が表示されたら、ユ
ーザーは自分の暗証番号を入力する。すると、入力され
た暗証番号は、暗証番号タスクに送られ、この暗証番号
タスクがカード番号について正しい暗証番号であるかど
うかを判定する。正しい暗証番号であると判定された場
合には、画面用タスクは、図4(a)に示す使用可能な
チャンネルを示すチャンネル表示画面を表示させる。こ
のチャンネル表示画面は、操作可能なチャンネルのみを
濃く表示させるもので、図4(a)では、チャンネル0
01からチャンネル008が操作可能であることを示し
ている。
【0036】ここで、ユーザーは、例えば、チャンネル
007が自分の部屋に通ずるドアの電気錠であり、この
部屋に入室したい場合には、画面中チャンネル007の
部分を押す。すると、タッチパネルタスクが、チャンネ
ル007が押されたことを検知し、画面用タスクにこの
情報を送る。画面用タスクは、図4(b)に示すような
個別操作画面を表示させる。
【0037】次に、ユーザーが解除ボタンを押す。する
と、解除ボタンが押されたことが画面用タスクに送ら
れ、画面用タスクはテナント管理タスクにこの情報を送
る。すると、テナント管理タスクは、テナント管理タス
クにおけるチャンネル007を警戒モードから解除モー
ドに切り換える。テナント管理タスクが、チャンネル0
07について解除モードに切り換えると、解除モードに
切り替わったことを画面用タスクに伝え、画面用タスク
は、画面を図4(a)に示すようなチャンネル表示画面
に切り換えるとともに、チャンネル表示画面においてチ
ャンネル007を解除モードの表示にする。すなわち、
黒地から白地になる。また、解除モードへの変更は、テ
ナント管理タスクから音声管理タスクに送られ、この音
声管理タスクが「どうぞお入りください」という音声メ
ッセージを流す。
【0038】次に、ユーザーが退室する場合について説
明する。この場合も上記の入室する場合とほぼ同様であ
り、個別操作画面(図4(b)参照)が表示されたら、
今度は警戒ボタンを押す。すると、センサ、すなわち電
気錠に設けられたセンサが動作していない場合、すなわ
ち、異常状態ではない場合には、テナント管理タスクに
おけるチャンネル007におけるモードが、解除モード
から警戒モードになり、音声メッセージ「おつかれ様で
した」が流れ、チャンネル表示画面においてはチャンネ
ル007が白地から黒字に変えて警戒モードにする。な
お、センサが動作している場合、すなわち、異常状態で
ある場合には、その旨が入力管理タスクからテナント管
理タスクに送られ、テナント管理タスクは、異常である
のでモードを変更させず、また、異常である旨を画面用
タスクに送る。すると画面用タスクは画面に「もう一度
確認してください」と表示する。チャンネル007を電
気錠とした場合に、そのセンサが動作している場合とは
例えば電気錠が開いたままになっている場合であり、ユ
ーザーは再度この電気錠の場所へ行って電気錠を閉めて
センサが動作しない状態にした上で再度警戒ボタンを押
す。すると、上記のセンサが動作していない場合の動作
となる。
【0039】なお、上記においては、使用可能なチャン
ネルが複数であり、かつ、暗証番号の登録がある場合の
操作であるが、単数チャンネルで暗証番号の登録がない
場合、単数チャンネルで暗証番号の登録がある場合、複
数チャンネルで暗証番号の登録がない場合があり、単数
チャンネルの場合には、図4に示すような個別操作画面
の表示は省略される。また、暗証番号の登録がない場合
には、暗証番号入力画面の表示は省略される。
【0040】次に、ビル内に侵入者があり、侵入者用の
センサ50−1(図1参照)が侵入者を検知した場合に
ついて説明する。侵入者用のセンサ50−1において
は、該センサ50−1が有するスイッチが通常閉状態で
あり、侵入者を検知して作動した場合にはセンサ50−
1内のスイッチは開となる。よって、後記する入力論理
設定において、そのチャンネルの入力はノーマルクロー
ズ(N.C)に設定される。また、センサ50−1が異
常を検知した場合に通信線を介して警備会社75等に通
報するものとする場合には、そのチャンネルにおける出
力論理設定は通常ノーマルオープン(N.O)にしてお
く。上記論理設定は論理設定タスク(図1参照)が受け
持つ。
【0041】よって、センサ50−1のチャンネルを0
08とした場合、入力論理設定は図25に示すように
「N.C」となり、出力論理設定は図26に示すように
「N.O」となる。また、センサが正常の場合の入力モ
ニタにおいては、チャンネル008は閉状態となってお
り、出力モニタにおいては、開状態になっている。な
お、入出力論理設定については、「(4)セットアップ
カードを使用する場合」で詳しく説明する。
【0042】ビル内に侵入者が侵入し、センサ50−1
が侵入者を検知した場合に、センサ50−1内のスイッ
チは開状態となり、この開状態となったことを電流値の
変化により制御部40に設けられた検出器(図示せず)
が開状態になったことを検知し、この情報を入力管理タ
スクに送る。入力管理タスクはモードを開状態に切り換
える。その状態で入力モニタを見ると、チャンネル00
8は開状態になっている。入力管理タスクは、開状態に
なったことをテナント管理タスクに送り、テナント管理
タスクは開状態になったことを見て、論理設定タスクに
おける設定と比較して異常状態と判断するとモードを発
報状態にし、この発報状態になったことをログタスク、
画面用タスク、出力タスクにそれぞれ送る。
【0043】すると、ログタスクは、センサ50−1が
オープンになったことをメモリ30に格納するととも
に、プリンタ用タスクにこの情報を渡してプリンタ44
により印刷させる。画面用タスクは発報状態になったこ
とを受けて、図7のチャンネル009、010等のよう
なランプ表示100を点滅させるとともに、「×」表示
をしてセンサが動作していることを知らせ、さらに、出
力タスクは、出力モニタにおけるチャンネル008を閉
状態として、この旨を制御部40に出力し、発報情報が
通信機を通じて警備会社64に送られる。ただし、上記
ランプ表示は、警備カードを使用した場合のみ画面に表
示され、一般カードの場合には画面表示されない。
【0044】ここで、ログタスクにおけるメモリ30へ
の情報の格納は以下のようにして行われる。すなわち、
図5に示すように、送られた情報が画面表示用の情報で
ある場合には、画面表示用の情報としてメモリ30に格
納し(001、002)、プリンタ用の情報である場合
には、プリンタ用の情報として情報をメモリ30に格納
する(003、004)。これにより、履歴を画面に表
示させる場合には、画面用タスクからの要求に従い画面
表示用の情報をメモリより拾い出して画面用タスクに受
け渡す。また、プリンタに印字する場合には、プリンタ
用タスクからの要求に従いプリンタ用の情報を拾い出し
て、その情報を受け渡す。
【0045】なお、テナント管理タスクにおけるモード
が解除モードになっている場合には、入力タスクは開状
態になったことをテナント管理タスクに送るが、テナン
ト管理タスクはログタスクや出力タスクには送らない。
つまり、ログタスクには送らないでメモリに格納させ
ず、また、出力タスクに送らず、よって警備会社にも発
報しない。ただし、解除モードになっている場合には、
テナント管理タスクから開状態になったことが画面用タ
スクに送られ、「○」から「×」に表示が変更される。
【0046】(2)警備カードで使用する場合 警備員等が警報後の状態で巡回を行う場合等に使用する
場合である。以下、警備カードを使用して警備等を行う
者を「警備カードユーザー」として説明する。
【0047】まず、上記一般カードの場合と同様に、警
備カードユーザーが画面のどこかを押し、警備カードを
挿入し、暗証番号を入力することにより図6に示すよう
なシステムメニュー画面を表示させる。このシステムメ
ニューにおいては、「警戒解除」と「プリンタ」の各メ
ニューが設けられている。
【0048】a)警戒解除について ここで、システムメニュー画面において、「警戒解除」
のボタンを押すと、画面用タスクは、図7に示す画面を
表示させる。ここで、「○」と「×」は各チャンネルの
現在の状態を示すものであり、ランプ表示100は発報
した事実のあったことを示すものである。例えば、チャ
ンネル006は、ランプ表示がされているのでセンサが
何らかの異常を検知して動作したことを示すものであ
り、また、「×」マークが表示されているので現在にお
いてもその異常状態が継続していることを示すものであ
る。つまり、この状態では、テナント管理タスクでは、
チャンネル006に関しては、警戒状態であり、センサ
が動作中であり、かつ、発報していることを保持してい
る。なお、このランプ表示100は、一般カードを使用
して全体表示画面を表示した場合には表示されない。
【0049】次に、警備カードユーザーは、例えば、チ
ャンネル006の侵入者用のセンサ50−1について巡
回するものとする。その場合、警備カードユーザーはチ
ャンネル006の部分を押し、図8に示す画面を表示す
る。この画面において、「巡回開始」ボタンは、巡回モ
ードにするためのボタンであり、「巡回終了」ボタン
は、巡回モードを終了するためのボタンである。また、
「警戒中」と表示されている警戒モード表示部102を
押すと、解除モードに変更することができ、また、警戒
モード表示部が「解除中」になっている場合に、この警
戒モード表示部102を押すことにより、「警戒中」に
切り換えることができる。
【0050】そこで、警備カードユーザーは、「巡回開
始」のボタンを押す。すると、テナント管理タスクにお
いては発報モードから巡回モードに切り替わり、テナン
ト管理タスクにおけるモードの変更を受けて画面用タス
クもランプマークから図7のチャンネル026のような
巡回中を示すキーマーク104とする。その後、警備カ
ードユーザーは、目的の侵入者用センサの設置場所に巡
回を行い、侵入者がいないことを確認すると、再度図8
の画面を表示させて「巡回終了」ボタンを押す。このま
まセンサが異常を検知しなければこのまま警備カードユ
ーザーによる巡回を終了するが、再度発報してしまう場
合には、侵入者が侵入したわけではなく、センサそれ自
体が故障している場合が考えられる。この場合には、下
記に説明する「応急処理」を行うことになる。
【0051】ここで、上記チャンネル006が警戒モー
ドになっていた場合に発報した際に警備カードユーザー
が巡回を行う場合には、巡回モードにして巡回をし、巡
回終了後には上記巡回モードを解除する。警備カードユ
ーザーが巡回中にテナントが部屋に入ろうとする場合に
は、警戒モードのままであるので、これを解除モードに
してから入室することになり、警備員がテナントの入室
を知らずに退館しようとしても、巡回モードを終了させ
るのみであり、テナントによりすでに解除モードになっ
ているので、発報することはない。
【0052】b)プリンタ(履歴画面表示)にについて 次に、図6に示すシステムメニューにおいてプリンタの
ボタンを押すと、画面用タスクは、ログタスクに対して
履歴情報を要求する。すると、ログタスクはメモリーか
ら履歴情報を読み出し、これを画面用タスクに送り、画
面用タスクは、この履歴情報を表示するのである。図9
は、表示の一例であり、テナント管理におけるモードの
変更、すなわち、警戒モードから解除モード、また、解
除モードから警戒モードへの変更と、センサの動作、通
信エラー等が表示される。これにより、センサ異常がい
つ発生したかを確認することができる。また、ログタス
クは、要求された日付の情報を検索する検索機能を有
し、所望の日付を入力することにより、該当する日の情
報を検索することができる。
【0053】(3)保守カードを使用する場合 次に、保守カードを使用する場合について説明する。こ
の保守カードは、ビルオーナーや本ビル管理装置の販売
元等が事前に各設定を行う場合等に使用されるものであ
る。以下、保守カードを使用して保守等を行う者を「保
守カードユーザー」として説明する。
【0054】まず、上記一般カードや警備カードの場合
と同様に、保守カードユーザーが画面のどこかを押し、
保守カードを挿入し、暗証番号を入力することにより図
10に示すようなシステムメニュー画面を表示させる。
システムメニューは、図10に示すように「警戒解除」
と「プリンタ」と「年間タイマ」と「カード登録」と
「保守」の各メニューを有している。ここで、「警戒解
除」と「プリンタ」については、上記の警備カードを使
用した場合と同様であるので説明を省略する。以下では
まず「年間タイマ」について説明する。
【0055】a)年間タイマについて 年間タイマのメニューにおいては、年間に亘る動作プロ
グラムを設定する。図10における年間タイマボタンを
押すと、年間タイマタスクからの情報により図11に示
すような「プログラムタイマ設定」の画面が表示され
る。ここで、「日間」ボタンは日間動作プログラムを動
作させるためのもので、これにより一日の動作を設定す
ることができる。また、「週間」ボタンは、各曜日につ
いて予め定められた日間動作パターンを設定するための
ものである。また、「年間」ボタンは、祝日、臨時休日
等、曜日とは関係なく動作させたい日に対して日間動作
パターンを指定するためのものである。また、「出力」
ボタンは、現在動作中の日間動作パターンや各チャンネ
ルの出力状況を表示するためのものである。また、「カ
レンダー」は、日付や時刻を設定するためのものであ
る。この「プログラムタイマ設定」のメニュー画面にお
いて行われる処理は、図1における年間タイマタスクに
より行われる。
【0056】まず、予め「カレンダー」ボタンを押し
て、カレンダー設定画面(図示せず)を呼び出し、日付
と時刻を入力する。次に、「日間」ボタンを押して、
「日間動作パターン1設定」の画面(図12参照)を呼
び出す。この画面で一日の動作パターンを入力する。つ
まり、この図12の画面における「日間動作パターン1
設定」の部分を押すことにより、パターン番号設定画面
(図示せず)を表示してパターン番号を入力し、次に、
出力設定画面(図示せず)を表示して出力時間とチャン
ネルと動作を入力する。すなわち、例えば、午前9時に
チャンネル5の共用部分の照明を点灯させる場合には、
「9:00 CH5 ON」というように入力する。こ
こで、「日間動作パターン1設定」の画面において、
「パルス」とは所定時間の間オン又はオフ作動させる場
合に使用するものであり、また、「削除」は入力データ
を削除する場合に使用するものである。また、「呼出」
は同一時間に複数の出力制御を行いたい場合に使用する
もので、「コピー」は既に入力したデータを複写するの
に使用するものであり、ある動作パターンを作成する場
合に、他のパターン番号を入力することにより複写した
上で修正して別の動作パターンを入力することができ
る。
【0057】次に、上記「週間」ボタンを押すと、図1
3に示す「週間プログラム設定」の画面が表示されるの
で、前記日間動作パターンの設定に際して設定された各
種動作パターンのパターン番号を入力して曜日ごとの動
作パターンを入力する。例えば、具体的に、図13にお
いては、日曜日はパターン11で動作し、月曜日はパタ
ーン12で動作することを意味している。また、水曜日
は「−」と入力されているが、これは前の日の火曜日と
同じ動作パターンであることを示している。
【0058】次に、上記において設定した1週間分の動
作プログラムとは無関係に動作させたい場合には、年間
プログラムの設定を行う。つまり、1月3日には週間の
設定とは関係なく、パターン1に設定したい場合には、
まず、上記「年間」ボタンを押して図14に示す「年間
プログラム設定」の画面を表示させ、「1月」のボタン
を押す。すると、図15に示すように、1月分の「年間
プログラム設定」画面が表示されるので、1月3日の箇
所を押して設定画面(図16参照)を表示してパターン
1と入力する。なお、図15において、1月1日や1月
15日のように日にち部分が黒地になっている場合は、
祝日に設定されている場合を示すものである。ここで、
祝日の設定は上記図ナの設定画面における「祝日」ボタ
ンを押すことにより行う。なお、上記図11に示すプロ
グラムタイマ設定画面における「出力」を押すと、「タ
イマ出力設定」の画面が表示される。この画面において
は、現在動作中の動作パターン及び各チャンネルの出力
状況が表示される。
【0059】b)カード登録について カードの登録のメニューにおいては、一般カードや警備
カード等のカードのカード番号のビル管理装置への登
録、抹消、カードへの使用可能なチャンネルの設定、暗
証番号の登録を行う。
【0060】まず、カードの登録においては、既にカー
ドがある場合には、システムメニューの「カード登録」
のボタンを押すと、図17に示すようなカード登録画面
が表示され、さらに、カードリーダー42にカードを挿
入する。すると、新たに登録されるカードのコード番号
が「A00005」というように追加表示され、登録が
完了する。次に、カードがない場合には、上記と同様に
カード登録画面(図17参照)を表示し、この画面の
「登録」を押すことによりカード番号入力画面を表示し
てコード番号を入力する。
【0061】入力が終了すると、使用可能なチャンネル
が表示されるので、そのカードに使用可能なチャンネル
を入力する。例えば、図17において、○印のついたチ
ャンネルが各カードについて使用可能なチャンネルであ
ることを示している。次に、暗証番号登録画面を表示さ
せて、暗証番号を入力する。
【0062】ここで、既に上述したように、一般カード
等をカードリーダーに挿入し、カードリーダータスクが
カード内の情報に従いカードの真偽を判断するが、ここ
で、真偽の判断においては、コード番号のみにより判断
する。つまり、従来におけるような所定の装置用のカー
ドであるか否かの判断はしない。よって、あるユーザー
についてのコード番号を定めておき、このコード番号を
それぞれのビル管理装置に記憶させておけば、あるユー
ザーについては1枚のカードで複数のビルに使用するこ
とができる。よって、警備員も1枚のカードを携帯すれ
ばよく、多数のカードを携帯する必要がない。
【0063】c)保守について 保守メニューは、図18に示すように構成され、図10
のシステムメニューの「保守」を押すとこの保守メニュ
ーが表示される。この保守メニューには、「入力モニ
タ」と「出力モニタ」と「応急処理」と「カード保守」
と「音声テスト」の各メニューが設けられている。
【0064】ここで、「入力モニタ」と「出力モニタ」
とは、各チャンネルについての現在のセンサのループの
開閉状態と出力リレーの接点の状態を示すものである。
すなわち、入力モニタボタンを押すと図19に示すよう
な入力モニタが表示され、各チャンネルにおける現在の
入力のループの開閉の状態が表示される。例えば、図1
9において、チャンネル1は閉状態であることを示して
いる。この各チャンネルについての入力のループの開閉
の状態は入力管理タスクが常に監視しており、この入力
タスクからの情報が、テナント管理タスク、画面用タス
クに送られて表示されるのである。
【0065】また、同様に、出力モニタボタンを押すと
図20に示すような出力モニタが表示され、各チャンネ
ルにおける現在の出力リレーの接点の状態が表示され
る。例えば、図20ではチャンネル2は、現在閉じてい
ることが表示されている。この各チャンネルの出力リレ
ーの接点の状態は、出力管理タスクが常に監視してお
り、この出力タスクからの情報が、テナント管理タス
ク、画面用タスクに送られて表示されるのである。
【0066】次に、「応急処理」は、センサの故障や配
線の異常等により入力管理タスクが常に異常状態と認識
してしまう場合に仮想的に入力を正常とする処理であ
る。つまり、センサが故障しているチャンネルが開状態
になってしまいすぐに復旧できない場合には、開状態で
あることをテナント管理タスクが受けて、出力タスクに
渡して警備会社等に通報したり、ランプマークを点灯さ
せたりしてしまう。そこで、図21に示した入力応急処
理画面で、あるチャンネルに応急処理をすればセンサが
動作していないものとして、各タスクが以後の処理を行
うので、すぐに復旧できない場合に効果がある。この
「応急処理」は入力側だけでなく、図22に示すように
出力側にも設けられている。
【0067】次に、「カード保守」は、モータ式カード
リーダー使用時に電源オン/オフ等の設定を行うもので
ある。また、「音声テスト」は、「どうぞお入り下さ
い。」「お疲れ様でした。」等の使用可能な音声、ブザ
ー音を聞くことができるものである。
【0068】(4)セットアップカードを使用する場合 次に、セットアップカードを使用する場合について説明
する。このセットアップカードは、主に装置を設置する
際に予め初期設置する場合に使用するものである。ここ
で、セットアップカードのメニューとしては、図23に
示すように、「システムデータ」と「入力管理」と「出
力管理」と「カード登録」と「テナント設定」とを有し
ている。
【0069】上記「システムデータ」を押すと、図24
に示すようなシステムデータ設定画面が表示される。こ
の画面は、所定の時間を設定するためのものであり、例
えば、「液晶表示タイマー」は通常時のLCD画面表示
時間を設定するものであり、「テナントカード操作時
間」は一般カードを使用する場合の操作開始までの許容
時間を設定するものである。このテナントカード操作時
間内に操作をしないと初期画面に戻ることになる。「暗
証番号キー入力タイマー」は暗証番号入力画面での操作
開始までの許容時間を設定するものである。
【0070】次に、「入力論理」と「出力論理」を押す
と、入力論理設定の画面(図25参照)と出力論理設定
の画面(図26参照)が表示される。ここで、例えばチ
ャンネル7にセンサを接続する場合には、センサは通常
は閉状態で作動時には開状態になるので、入力論理設定
はノーマルクローズ(N.C)にいておく。また、セン
サが異常を検知した場合に、通信線を介して警備会社等
に通報するものとする場合には、そのチャンネルにおけ
る出力論理設定は通常ノーマルオープン(N.O)にし
ておくことになる。この論理設定は論理設定タスクが受
け持つ。
【0071】以上のように論理設定しておけば、例えば
上記センサの場合に、センサが作動すると、作動した旨
の検知信号が入力されると、上記入力管理タスクがこの
情報をテナント管理タスクに渡して、テナント管理タス
クは論理設定タスクに設定してある設定と比較し、異常
状態であるならば発報信号を出力することになる。次
に、「カード登録」においては、は上記の保守カードの
場合において述べたのと同様に、一般カードや警備カー
ド等のカードのカード番号のビル管理装置への登録、抹
消、カードへの使用可能なチャンネルの設定、暗証番号
の登録を行う。
【0072】次に、「テナント設定」においては、任意
のテナント群をグループ設定することができ、例えば、
チャンネル001と002と003をグループ1に設定
すると、上記チャンネルのうちのいずれかにおいて、モ
ードの変更、すなわち、警戒モードから解除モードに変
更された場合、あるいはその逆の場合に、グループの全
てのチャンネルのモードが一括して変更されるものであ
る。
【0073】第2実施例.次に、第2実施例について説
明する。本実施例は上記第1実施例とほぼ同一の構成で
あるが、図27に示すように、キーボックス46がさら
に設けられている。
【0074】このキーボックス46は例えば図28
(a)のような構造の個別キーボックス70を複数備
え、個別キーボックス70の本体部71に鍵76を収納
する収納部74が設けられ、この収納部74の収納口に
は上片を中心に奥側に回動収納される扉72が設けら
れ、手前から押すことにより扉72を開けることができ
る。また、このキーボックス46には、扉72が閉まっ
たタイミングで中に鍵76が収納されているかどうかを
判定し、この判定結果をビル管理装置Aのキータスクに
送るキー判定部(図示せず)が設けられている。この扉
72は所定の操作により解錠する。
【0075】上記構成に基づくキーボックス46の使用
状態について、図29を使用しながら説明する。このキ
ーボックス46の使用状態にも上記説明の場合と同様に
単数チャンネルで暗証番号の登録がない場合、単数チャ
ンネルで暗証番号の登録がある場合、複数チャンネルで
暗証番号の登録がない場合、複数チャンネルで暗証番号
の登録がある場合の4つのケースに分けられるが、説明
を容易にするためまず複数チャンネルで暗証番号の登録
がある場合について説明する。
【0076】まず、ユーザーはカードリーダー42(図
27参照)に一般カードを入れる。すると、カード管理
タスクは、挿入されたカードが正規のカードであるかど
うかを判定し(010)、正規のカードであると判定し
た場合には暗証番号入力画面を表示させる(011)。
【0077】次に、正しい暗証番号が入力された場合
に、使用可能なチャンネルを画面に表示し、ユーザーに
所定のチャンネルを選択させる(012、013)。チ
ャンネルの選択があった場合には、個別操作画面を表示
させる(014、015)。なお、センサに異常がある
場合には、図30に示すように個別操作画面に「もう一
度確認してください。」の表示がされるので、テナント
の戸締まり等を確認する必要がある(016、01
7)。
【0078】次に、センサが正常であると判断された
ら、扉開ボタン(図30参照)を押すことにより錠解さ
れ扉72を開くことができる(019、020)。な
お、図30の画面で取消ボタンを押した場合には、ステ
ップ013に戻り使用チャンネル表示画面が表示され
る。扉72を開けたら、鍵76を収納部74に収納し
て、扉72を閉める。扉72を閉めたタイミングで判定
部が鍵があるかどうかを判定し(021、022)、こ
の結果をキータスクに送り、キータスクはテナント管理
タスクにこの情報を渡して、テナント管理タスクはモー
ドを警戒モードに変更する(023)。
【0079】なお、鍵76は、図28(a)に示すよう
に、鍵本体76aと上記鍵本体76aを収納するための
溝部を有するケース部76bとを有し、鍵76を個別キ
ーボックス70の収納部74に収納する際には、鍵本体
76aを手前側に回転させてケース部76bに収納す
る。
【0080】なお、上記操作の流れは退室する場合の流
れであり、入室する場合にはセンサが異常かどうかの判
定は行われず、また、鍵76については、収納部74に
収納されている鍵76を取り出す動作を行なうことにな
る。この入室する場合には、判定部が鍵がないことを判
定してこの結果をキータスクに送り、最終的にテナント
管理タスクが解除モードに変更することになる。
【0081】また、単数チャンネルで暗証番号の登録が
ない場合には、暗証番号入力の操作及びチャンネル選択
の操作が省略される。単数チャンネルで暗証番号の登録
がある場合には、使用チャンネル選択の操作が省略され
る。なお、単数チャンネルの場合に、ステップ019で
取消しボタンを押した場合には、ステップ001に戻る
ことになる。さらに、複数チャンネルで暗証番号の登録
がない場合には、暗証番号入力の操作が省略される。
【0082】以上のように本実施例においては、上記第
1実施例において行われる解除ボタンと警戒ボタンの押
し動作を、扉開操作とキー収納あるいは取出し動作に変
えることにより上記第1実施例と変わらない操作の手間
でキーの紛失のおそれをなくすことができる。
【0083】次に他の種類の個別キーボックスを使用す
る場合について説明する。個別キーボックス80は、図
28(b)に示すように、本体部81に扉82と収納部
84とを有し、この収納部84に鍵86を収納するよう
に構成されている。ここで、この個別キーボックス80
は、上記個別キーボックス70と同様に機能するもので
あり、図示しない判定部が鍵の存在を判定して、モード
を変更するものである。
【0084】次に、他の種類の個別キーボックスを使用
する場合について説明する。この個別キーボックス90
は、図28(c)に示すように構成され、個別キーボッ
クス90の本体部91に扉92が設けられ、この本体部
91の扉92が開くと中に鍵96を差し込む鍵穴が設け
られた鍵穴部94が設けられている。この鍵穴部94に
おける鍵穴は鍵96の形状に合わせて形成され、異なる
形状の鍵は収納できないように構成されている。
【0085】また、鍵穴部94は本体部91内に設けら
れた回転ドラム(図示せず)に連設されており、鍵96
を差し込んだ状態で鍵穴部94及び回転ドラムを回転で
きる。この鍵穴部94の回転は、鍵96を鍵穴に着脱で
きる着脱位置と鍵の着脱をできなくするロック位置の間
で可能となっている。つまり、鍵穴部94は、鍵96を
差し込んだ際の状態から回転させたロック位置では差し
込まれた鍵96がロックされ、鍵96を抜き取ることが
できないようになっている。なお、この鍵穴部94の回
転は、カードが正規のものであり、暗証番号が正しく、
さらに、退室する場合には、上記の条件の他さらにセン
サが正常である場合に回転させることができる。
【0086】また、本体部91内には、回転ドラムの回
転角度、つまり着脱位置にあるか、ロック位置にあるか
を検出して、鍵96が収納されているか否かを判定する
キー判定部(図示せず)が設けられている。なお、上記
個別キーボックス80の場合と異なり、扉92の開閉は
自由に構成されている。
【0087】上記個別キーボックス90を使用する場合
の使用状態について説明すると、退室する場合に、カー
ドリーダーにカードを挿入し、暗証番号を入力し個別操
作画面を表示させる点は同様である。また、個別操作画
面において、センサが異常である場合に「もう一度確認
してください。」の表示がされるのも同様である。そし
て、センサが正常である場合に、扉92を開けて鍵96
を鍵穴部94に差込み、鍵96を所定方向に回転させ
る。すると、判定部が回転ドラムの回転角度を検出し
て、回転ドラムがロック位置にあり鍵96があると判断
すると、判断結果をキータスクに送ると、キータスクは
テナント管理タスクにこの情報を渡して、テナント管理
タスクはモードを警戒モードに変更する。差し込まれた
鍵96はロックされ、入室時の操作をしなければ取り出
すことはできない。
【0088】また、入室する場合には、上記退室する場
合とほぼ同様であるが、センサが異常であるか否かの判
断はされず、また、上記カード挿入操作、暗証番号入力
操作をした後に鍵96回転させて鍵穴部94を元の差込
み時の位置にまで戻すことにより、ロック状態を解除し
て鍵96を抜き取る。判定部は回転ドラムが着脱位置に
あることを検出して、これをキータスクからテナント管
理タスクに送り、テナント管理タスクはモードを解除モ
ードに変更する。
【0089】以上のように個別キーボックス90を使用
する場合も、上記第1実施例において行われる解除ボタ
ンと警戒ボタンの押し動作を、鍵穴部への差込みあるい
は鍵穴部からの取出し操作と鍵穴部の回転動作に変える
ことにより上記第1実施例と変わらない操作の手間でキ
ーの紛失のおそれをなくすことができる。
【0090】なお、上記各実施例におけるビル管理装置
Aにおいては、図31に示すように、LCDモニタにお
けるボタン表示部分が押圧動作された場合に画面が変更
されるように構成されている。すなわち、例えば、図3
1(a)の状態でLCDモニタにおける「保守」ボタン
表示部分が押圧動作された場合に、図31(b)に示す
ように、「保守」ボタン表示部分を奥方向に移動したよ
うに画面表示させる機能を有する画面変更部(図示せ
ず)が設けられている。これによりユーザーは実際に押
ボタンを押しているような感覚を得ることができ、押圧
動作を止めるタイミングを知ることができ、無理に押圧
動作をしたり、余分な時間押圧動作をすることがないの
で、LCDタッチパネルの故障を少なくすることができ
る。
【0091】次に、図32〜図34に示すのは、本発明
に基づくビル管理装置を使用したシステム全体の具体例
を示す図であり、ビル管理システムKにおいて、ビルの
テナント部分のドアD、照明S、空調機B等を監視制御
するセンサ211a、制御スイッチ212a、リモート
スイッチ213aよりなる監視制御素子211aと、ビ
ルの共用部分のエレベータE、通用口T、玄関G、駐車
場C等を監視制御する監視カメラ211bと、電気錠2
12bと、カードリーダ213bとよりなる監視制御素
子201bと、監視制御盤でなる監視制御部202と、
LCDモニタ231及びカードリーダ232よりなる監
視制御操作部203と、管理センタ204と、各テナン
トに設けた監視制御素子201aと連結されたテナント
盤251と、各共用部分に設けた監視制御素子201b
と連結された共用盤252と、これらと前記監視制御部
202とを連結する通信ケーブル253と、該kn足制
御部202と管理センタ204をモデム541及び電話
回線542を介して連結するモデム回線253とよりな
る接続装置205により構成されている。
【0092】上記構成のビル管理システムによれば、監
視制御部203のカードリーダ232に磁気カードを挿
入してLCDモニタ231に表示される所望の表示項目
に指先をタッチすることにより、所望の監視制御あるい
は作動、保守点検時期設定、変更操作を実施することが
可能となる。また、管理センタ204により、各所に散
在したビルを効率的に集中管理することが可能となる。
【0093】
【発明の効果】本発明に基づくビル管理装置及びビル管
理システムによれば、LCDタッチパネルを備えたLC
Dモニタを使用するので管理装置の小型化を図ることが
できる。
【0094】また、履歴表示手段を有する場合には、ビ
ル管理装置に接続されるセンサの作動と、外部機器との
通信エラーとをモニタに表示するので、ビル管理を徹底
することができる。また、それらの表示がLCDモニタ
に表示されるので紙資源の無駄にならない。
【0095】また、第2モードとして巡回モードを有す
る場合には、警備員が巡回する場合に適性なモードを設
定でき、不用意な発報をしてしまうことがない。また、
論理設定手段を有する場合には、外部機器と接続する際
に組付けが容易にできる。
【0096】また、カード管理手段を有する場合には、
コード情報のみによりカードの真偽を判別するので、多
数のカードを携帯する必要がない。また、スケジュール
管理手段を有する場合には、スケジューリングが非常に
楽になり、特に、LCDタッチパネルを有するLCDモ
ニタを使用するので、スケジューリング用の入力画面を
次々と表示していき入力すればよいので、設定が非常に
楽になる。
【0097】また、画面変更手段を有する場合には、無
理に押圧操作をしたり、不必要な時間押圧操作すること
がないので、装置の故障を少なくすることができる。ま
た、キーボックスを有する場合には、モードの変更が楽
であり、外出の際に鍵を携帯して鍵を紛失してしまうこ
とがない。
【0098】また、本発明のビル管理システムによれ
ば、外部機器に接続されているので、ビル管理装置によ
り外部機器を監視制御することができ、また、管理セン
ターにも接続されているので、モデムを介した通信回線
により設定可能であり、一々装置のあるビルにまで出向
く必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例に基づくビル管理装置の
構成を示す構成図である。
【図2】全体表示画面を示す説明図である。
【図3】暗証番号入力画面を示す説明図である。
【図4】表示画面を示す図であり、(a)は使用可能チ
ャンネル表示画面を示す説明図であり、(b)は個別操
作画面を示す説明図である。
【図5】ログタスクの動作を示すフローチャート図であ
る。
【図6】警備カードを使用した場合のシステムメニュー
画面を示す説明図である。
【図7】全体表示画面を示す説明図である。
【図8】個別操作画面を示す説明図である。
【図9】履歴情報を表示した画面を示す説明図である。
【図10】保守カードを使用した場合のシステムメニュ
ー画面を示す説明図である。
【図11】年間タイマのメニュー画面を示す説明図であ
る。
【図12】「日間動作パターン1設定」の表示画面を示
す説明図である。
【図13】「週間プログラム設定」の表示画面を示す説
明図である。
【図14】「年間プログラム設定」の表示画面を示す説
明図である。
【図15】「年間プログラム設定」において、1月を選
択した場合の表示画面を示す説明図である。
【図16】図15において、1月3日について設定する
場合の表示画面を示す説明図である。
【図17】カード登録画面を示す説明図である。
【図18】保守メニューにおけるメニュー画面を示す説
明図である。
【図19】入力モニタ表示画面を示す説明図である。
【図20】出力モニタ表示画面を示す説明図である。
【図21】入力応急処理表示画面を示す説明図である。
【図22】出力応急処理表示画面を示す説明図である。
【図23】セットアップカードを使用した場合のメニュ
ー画面を示す説明図である。
【図24】システムデータ設定画面を示す説明図であ
る。
【図25】入力論理設定表示画面を示す説明図である。
【図26】出力論理設定表示画面を示す説明図である。
【図27】本発明における他の実施例に基づくビル管理
装置の構成を示す構成図である。
【図28】キーボックスの外観を示す斜視図である。
【図29】キーボックスの使用状態を示すフローチャー
ト図である。
【図30】個別操作画面を示す説明図である。
【図31】LCDモニタにおけるLCDタッチパネル操
作が行なわれた場合の表示画面の変化を示す説明図であ
り、(a)は操作前の状態を示す図であり、(b)は操
作後の状態を示す図である。
【図32】ビル管理システム全体の一実施例を示す説明
図である。
【図33】テナント部分の監視制御素子の一実施例を示
す説明図である。
【図34】共用部分の監視制御素子の一実施例を示す説
明図である。
【符号の説明】
A ビル管理装置 10 LCDモニタ 20 タスク記憶部 30 メモり 35 CPU 40 制御部 42 カードリーダー 44 プリンタ 46 キーボックス 50 外部機器 50−1 センサ 60 通信機 70 センター 75 警備会社 100 ランプ表示 102 警戒モード表示部 104 キーマーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともビル内への入退館管理やビル
    内に設置された各設備管理を行うビル管理装置であっ
    て、 入力情報を入力操作するとともに、管理情報を画面表示
    するLCDタッチパネルを備えたLCDモニタを有する
    ことを特徴とするビル管理装置。
  2. 【請求項2】 ビル管理装置が、さらに、少なくとも、
    テナント管理用の管理モードの変更と、ビル管理装置に
    接続されるセンサの作動と、外部機器との通信エラー
    と、をモニタに表示する履歴表示手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載のビル管理装置。
  3. 【請求項3】 管理モードが、互いに両立する第1モー
    ドと第2モードにより少なくとも構成され、上記第1モ
    ードには、ビル管理装置に接続されるセンサの作動を監
    視しモニタ表示するとともに、所定の発報を行う警戒モ
    ードと、センサの作動を監視しモニタ表示する解除モー
    ドが含まれ、第2モードには、巡回中であることを示
    し、発報状態を停止させる巡回モードが含まれることを
    特徴とする請求項2に記載のビル管理装置。
  4. 【請求項4】 ビル管理装置が、外部機器と接続するた
    めの複数のチャンネルを有し、各チャンネルにおける入
    力側と出力側の論理設定を行う論理設定手段であって、
    入力側と出力側のそれぞれについて、閉ループ回路にお
    いて通常は開状態で外部機器作動時に閉状態となるノー
    マルオープンモードと、閉ループ回路において通常は閉
    状態で外部機器作動時に開状態となるノーマルクローズ
    モードのいずれかに設定可能な論理設定手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のビル
    管理装置。
  5. 【請求項5】 ビル管理装置が、さらに、カードに記憶
    されたコード情報を読み取るカード情報読取手段を有
    し、カード情報読取手段により読み取られたコード情報
    のみによりカードの真偽を判別するカード管理手段を有
    することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のビル管理装置。
  6. 【請求項6】 ビル管理装置が、さらに、1日のスケジ
    ュールを設定する日間スケジュール管理と、日間スケジ
    ュール管理で設定された動作パターンを曜日ごとに設定
    する週間スケジュールと、上記週間スケジュールで入力
    されたスケジュールと異なる管理スケジュールを設定す
    る年間スケジュール管理と、を行うスケジュール管理手
    段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載のビル管理装置。
  7. 【請求項7】 ビル管理装置が、さらに、LCDモニタ
    におけるボタン表示部分が押圧された場合に、該ボタン
    表示部分を、奥方向に移動したように画面表示させる画
    面変更手段を有することを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載のビル管理装置。
  8. 【請求項8】 ビル管理装置が、さらに、鍵を収納する
    キーボックスと、該キーボックスへ鍵が収納されている
    かどうかを判別するキー判別手段と、該判定手段の判定
    に従い、テナント管理用の管理モードを変更するモード
    管理手段と、を有することを特徴とする請求項1から7
    のいずれかに記載のビル管理装置。
  9. 【請求項9】 少なくともビル内への入退館管理やビル
    内に設置された各設備管理を行うビル管理装置であっ
    て、 入力情報を入力操作するとともに、管理情報を画面表示
    するLCDタッチパネルを備えたLCDモニタと、ビル
    管理情報を記憶するメモリと、管理部と、を有するとと
    もに、カード内に記憶された情報を読み取るカードリー
    ダーと、履歴情報を印字するプリンタと、に接続され、 さらに、上記管理部が、タッチパネル管理部と、カード
    リーダー管理部と、画面管理部と、テナント管理部と、
    ログ管理部と、入力管理部と、出力管理部と、スケジュ
    ール管理部と、プリンタ管理部と、を有し、 上記タッチパネル管理部が、LCDタッチパネルの所定
    部分が押圧されたことを検知して、画面管理部に送り、 上記カードリーダー管理部が、カードリーダーで読み取
    られた情報を評価し、カードの真偽の判断を行い、 上記画面管理部が、上記タッチパネル管理部からの情報
    に従い、所定の情報を他の管理部に受け渡すとともに、
    他の管理部から情報を受け取り、その情報を画面に表示
    し、 上記テナント管理部が、LCDモニタや接続される外部
    機器からの情報に従い、各チャンネルについてのモード
    の変更を含むビル管理情報を管理し、該ビル管理情報を
    他の管理部に出力し、 上記ログ管理部は、上記テナント管理部における所定の
    ビル管理情報をメモリに格納するとともに、他の管理部
    からの要求に基づき所定のビル管理情報をメモリより出
    力し、 上記入力管理部は、接続される外部機器からの情報を受
    け取り、他の管理部に出力し、 上記出力管理部は、外部機器に出力される情報を受け取
    り、外部機器に出力し、 上記スケジュール管理部は、動作予定をメモリに記憶さ
    せるとともに、メモリに記憶した情報を他の管理部に出
    力し、 上記プリンタ管理部は、印字用の情報を上記ログタスク
    より受け取り、プリンタに出力することを特徴とするビ
    ル管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載のビ
    ル管理装置と、該ビル管理装置に接続される外部機器
    と、該ビル管理装置に接続される管理センターと、を有
    することを特徴とするビル管理システム。
JP7005894A 1993-03-19 1994-03-14 ビル管理装置及びビル管理システム Pending JPH06341253A (ja)

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JP8554693 1993-03-19
JP5-85546 1993-03-19
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09319543A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Mitsubishi Electric Corp グラフィカルユーザインタフェース
JP2017174193A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 三菱電機株式会社 入退室管理システム

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Effective date: 20040323