JP2010041137A - インターホンシステム及びインターホン住戸装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インターホンシステム1の住戸装置3は、操作部31と、その操作モードを、監視機能の動作状態を切り替える監視切替用に機能させる監視制御モードと、応対機能を終了させる応対終了用に機能させる呼出応対モードとの間で切り替える操作モード切替部39とを有し、操作モード切替部39は、呼出応対モード中に操作部31が操作されたことを検出すると、呼出応対モードを終了して監視制御モードへ移行させるとともに、その操作から所定時間を経過するまで操作部31の操作を無効とする無効期間を設定する。
【選択図】図1
Description
また、住戸への不審者の侵入等を検知して警報を発するセキュリティ機能を備えたインターホンシステムも開発されている。このようなインターホンシステムに用いられる住戸装置は、ロビーインターホンからの呼出に応対する操作機能の他、住戸に設置されたセキュリティ機器による監視機能の設定を行う操作機能を有する。このため、住戸装置は、画面設定または音量変更等の一般操作を担う操作ボタンだけでなく、呼出応対時にロビーの通用扉を遠隔解錠するための操作ボタン及びセキュリティ機能の動作状態を設定するための操作ボタンなど、非常に多くの操作ボタンを必要とする。
なお、操作モード切替部は、呼出装置から呼出信号を受信すると操作モードを監視制御モードから呼出応対モードへ移行させ、このときは利用者が迅速に応対操作することが可能なように所定の無効期間を設けることなく操作部への操作を有効にするとよい。
図1は、インターホンシステム1の概略構成を示す。図1に示すように、インターホンシステム1は、集合住宅100に設置される。そして、インターホンシステム1は、集合住宅100の共用玄関であるロビー110に設置された呼出装置2と、各住戸に設置された複数の住戸装置3とを有する。そして、呼出装置2と各住戸装置3とは、信号線6により接続されており、各種の制御信号、音声信号、映像信号などを互いに伝送することが可能となっている。なお、インターホンシステム1に設置された全住戸装置3及び呼出装置2を統括管理する管理装置(図示せず)を設け、その管理装置を介して住戸装置3と呼出装置2間を接続する構成としてもよい。また各住戸装置3には、住戸内または住戸周囲で発生した異常事象を検知するための検出器4が少なくとも一つ接続されている。検出器4は、例えば、住戸内の火災を検知する火災センサ、玄関の扉に設けられ、その扉の開放を検知する開閉センサ、窓に設けられ、その窓の開放を検知する開閉センサ、あるいは住戸内の侵入者を、人体が発する熱源を検知したり、住戸内を撮影した画像から移動物体を検知することにより検知する侵入センサである。これらのセンサとして、公知の様々なものを利用できるため、ここではその詳細な説明を省略する。
以下、インターホンシステム1の各部について詳細に説明する。
表示灯23は、例えば、複数のLED等により構成されるセグメントディスプレイであり、操作ボタン22を介して入力した住戸番号をセグメント表示する。あるいは表示灯23は、液晶ディスプレイなどで構成され、入力した住戸番号の他、「呼び出し中」、「解錠」など、インターホンシステム1の状態を表示してもよい。
通信インターフェース27は、呼出装置2を、住戸装置3、電気錠5など、その他の機器と接続し、各種信号を送受信するためのインターフェースであり、例えば、USB、SCSI、RS232C、イーサネット(登録商標)などの通信規格にしたがった通信インターフェース及びその周辺回路などで構成される。
例えば、操作ボタン22のうちのテンキーを操作して、住戸番号が入力された後、呼出ボタンが押下されると、制御部28は、その操作ボタン22からの入力信号に従って入力された住戸番号に対応する住戸装置3に呼出信号を送出する。そして住戸装置3からの応答を受けて、その住戸装置3と呼出装置2との間での通話を可能にする。また上記のように、制御部28は、カメラ21を起動する。そして制御部28は、カメラ21から取得した映像信号、マイクロホン24から取得した音声信号などを通信インターフェース27及び信号線6を介して住戸装置3へ送信する。また制御部28は、住戸装置3から解錠指示信号を受信すると、電気錠5を解錠制御する。さらに、住戸装置3から応対終了信号を受信すると、制御部28は、その住戸装置3との通信・通話を終了する処理を行い、カメラ21による撮影を停止させる。
あるいは、操作ボタン22のうちのテンキーを操作して暗証番号が入力され、その後解錠ボタンが押下されると、制御部28は、入力された暗証番号がメモリ26に予め記憶された登録暗証番号と一致するか否か判定する。そして一致する場合、制御部28は、通信インターフェース27を介して解錠信号を電気錠5へ送信して、電気錠5を解錠制御する。
機能ボタン31a(モニタ32上の対応表示は「監視」):住戸装置3の警戒モードを警戒解除モード、在宅警戒モード及び外出警戒モードの間でサイクリックに切り替える。
機能ボタン31b(モニタ32上の対応表示は「玄関」):住戸装置3の警戒モードを玄関だけを監視する部分警戒モードに設定する。
機能ボタン31c(モニタ32上の対応表示は「窓」):住戸装置3の警戒モードを窓だけを監視する部分警戒モードに設定する。
機能ボタン31d(モニタ32上の対応表示は「カメラ」):呼出装置2に対してカメラ21の撮影映像を要求し、取得した映像をモニタ32に表示する。
機能ボタン31e(モニタ32上の対応表示は「再生」):住戸装置3が記録している映像を表示する。
機能ボタン31f(モニタ32上の対応表示は「設定」):住戸装置3の操作モードを、モニタ32の輝度、警報音の音量などの各種基本設定を変更する保守モードへ移行させる。
機能ボタン31a(モニタ32上の対応表示は「解錠」):呼出装置2に対してロビー110と住戸エリア120間の扉130に設けられた電気錠5の解錠を指示する制御信号を送信する。また呼出応対モードを終了し、住戸装置3の操作モードを監視制御モードへ移行させる。
機能ボタン31b(モニタ32上の対応表示は「音大」):住戸装置3のスピーカ35から発せられる通話音量を上げる。
機能ボタン31c(モニタ32上の対応表示は「音小」):住戸装置3のスピーカ35から発せられる通話音量を下げる。
機能ボタン31d(モニタ32上の対応表示は「録画」):呼出装置2のカメラ21により撮影された映像を録画し、メモリ36に記憶する。
機能ボタン31e(モニタ32上の対応表示は「停止」):映像の録画を停止する。
機能ボタン31f(モニタ32上の対応表示は無し):機能は設定されていない。
なお、多機能ボタン31の各機能ボタンの配列及び機能は上記の例に限られない。
通信インターフェース37は、住戸装置3を信号線6を介して呼出装置2と接続し、各種信号を送受信するためのインターフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)などの通信規格にしたがった通信インターフェース及びその周辺回路などで構成される。さらに通信インターフェース37は、信号線6あるいは公衆通信回線網を介して、管理装置(図示せず)または集合住宅100の外部に設置された警備センタ装置(図示せず)との間で通信を行う。また監視インターフェース38は、各検出器4を住戸装置3に接続し、各検出器4からの検知信号を受信したり、住戸装置3から各検出器4への制御信号を送信するためのインターフェースであり、例えば、USB、SCSI、RS232C、イーサネット(登録商標)などの通信規格にしたがった通信インターフェース及びその周辺回路などで構成される。
先ず、住戸装置3と呼出装置2との間で通信を行わない待機時において、操作モードは監視制御モードに設定されている。そして制御部39は、メモリ36から監視制御モードに対応するメニュー画面の表示画面データを読み込み、モニタ32に表示させる。なお、制御部39は、操作モードを監視制御モードへ移行させる度、上記と同様にメモリ36からメニュー画面の表示画面データを読み込み、モニタ32に表示させる。そのため、以下の説明において操作モードが監視制御モードへ移行するときには画面の切り替えについて特に言及しない。また制御部39は、多機能ボタン31の何れかの機能ボタンが押下されると、メモリ36に記憶された多機能ボタン対応テーブルを参照して、その機能ボタンに対応する監視制御モード時の機能を実行する。
一方、呼出応対モードへ移行して上記の待機時間以内に通話ボタン33が押下されると、制御部39は、住戸装置3と呼出装置2との間の通話制御を実行し、両装置間の通話を開始させる。その後、通話中に再度通話ボタン33が押下されると、制御部39は、住戸装置3と呼出装置2との間の終話制御を実行して応対終了信号を呼出装置2へ送信し、両装置間の通話・通信を終了させる。制御部39は呼出応対モードを終了し、操作モードを監視制御モードへ戻す。
ここで、操作モードを監視制御モードに移行させてから一定の操作無効期間(例えば、3秒間)が経過するまでの間、制御部39は、多機能ボタン31の各ボタン操作を無効とする。これにより、解錠操作の際に、居住者が誤って連続して2回以上機能ボタン31aを押下してしまった場合でも、意図せずに警備モードが現在設定されているモード(例えば、在宅警戒モード)から他のモード(警戒解除モードあるいは外出警戒モード)へ切り替えられてしまうことを防止できる。この場合において、住戸装置3が解錠操作を受け付けたことを住居者に認識させるため、制御部39は、1回目の機能ボタン31aの押下後、モニタ32の表示を即座にメニュー画面に切り替える。そして機能ボタン31の操作のみ一時的に無効とする。
なお、通話中に機能ボタン31とは別個に設けられた通話ボタン33を押下することによって操作モードが監視制御モードへ移行する場合には、機能ボタン31aの連続押下による警備モードの誤設定は生じない。そのため、この場合には、制御部39は操作無効期間を設定せず、居住者は通話ボタン33の押下後に直ちに多機能ボタン31の何れかを押下して住戸装置3を操作することができる。
同様に、住戸装置3が呼出信号を受信したことによって操作モードが切り替わる場合も、機能ボタン31aの連続押下による警備モードの誤設定は生じないので、制御部39は操作無効期間を設定しない。
住戸装置3の制御部39は、呼出装置2から呼出信号を受信すると、操作モードを監視制御モードから呼出応対モードへ移行させる(ステップS101)。また制御部39は、スピーカ35から呼び出し音を発生させて、居住者へ呼び出されていることを報知する。その後、制御部39は、所定の待機時間が経過するまで、機能ボタン31aあるいは通話ボタン33による操作を待機する。そして制御部39は、所定の待機時間が経過するまでに機能ボタン31aが押下されたか否かを判定する(ステップS102)。所定の待機時間が経過するまでに機能ボタン31aが押下された場合、制御部39は、ロビー110と住戸エリア120の境界に設置された扉130の電気錠5を解錠するよう、呼出装置2へ解錠指示信号を送信する(ステップS103)。また制御部39は、呼出装置2と住戸装置3間の通信を終了する。その後制御部39は、操作モードを呼出応対モードから監視制御モードへ移行する(ステップS104)。さらに制御部39は、機能ボタン31aが押下された直後から一定の操作無効期間を設定し、その操作無効期間中における多機能ボタン31の操作を無効とする(ステップS105)。操作無効期間終了後、制御部39は呼出信号受信時の処理を終了する。
またステップS106において、所定の待機時間が経過するまでに機能ボタン31a及び通話ボタン33の何れも押下されない場合も、制御部39は呼出装置2と住戸装置3間の通信を終了し、操作モードを呼出応対モードから監視制御モードへ移行する(ステップS111)。ステップS111の後、制御部39は、呼出信号受信時の処理を終了する。
さらに、上記の実施形態では、多機能ボタンのうちの解錠制御を実行させる機能ボタン(上記の例における機能ボタン31a)のみが操作モードを呼出モードから監視制御モードへ移行させるように設定されているが、住戸装置の制御部は、他の機能ボタン(例えば、機能ボタン31eまたは31f)が押下されたときも、操作モードを呼出モードから監視制御モードへ移行させてもよい。この場合において、どの機能ボタンが押下されて操作モードを監視制御モードへ移行させるときも、住戸装置の制御部はそのボタン押下直後に一定の操作無効期間を設定してもよい。
さらに、呼出応対モードにおいて通話中に通話ボタンが押下されて操作モードが監視制御モードに戻る際にも、住戸装置の制御部は、その通話ボタンの押下直後から一定の操作無効期間を設定してもよい。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
2 呼出装置
3 住戸装置
31、31a〜31f 多機能ボタン(操作部)
32 モニタ
33 通話ボタン(第2操作部)
34 マイクロホン
35 スピーカ
36 メモリ
37 通信インターフェース
38 監視インターフェース
39 制御部(操作モード切替部)
4 検出器
5 電気錠
6 信号線
100 集合住宅
110 ロビー
120 住戸エリア
130 扉
Claims (3)
- 住戸外に設置された呼出装置と、
異常事象を検出する少なくとも一つの検出器と、
住戸内に設置され、前記呼出装置を介して来訪者と応対する応対機能及び前記検出器を用いて異常監視を行う監視機能を有する住戸装置と、
を含んで構成されるセキュリティ機能付きインターホンシステムにおいて、
前記住戸装置は、
利用者が操作する操作部と、
前記操作部の操作モードを、前記監視機能の動作状態を切り替える監視切替用に機能させる監視制御モードと、前記応対機能を終了させる応対終了用に機能させる呼出応対モードとの間で切り替える操作モード切替部とを有し、
前記操作モード切替部は、前記呼出応対モード中に前記操作部が操作されたことを検出すると、前記呼出応対モードを終了して前記操作モードを前記監視制御モードへ移行させるとともに、当該操作から所定時間を経過するまで前記操作部の操作を無効とする無効期間を設定する、
ことを特徴とするインターホンシステム。 - 前記住戸装置は、前記操作部とは別個に前記応対機能を終了させる第2操作部をさらに有し、
前記操作モード切替部は、前記呼出応対モード中に前記第2操作部が操作されたことを検出したときは、前記呼出応対モードを終了させるとともに、前記無効期間を設定せずに前記操作モードを前記監視制御モードへ移行させる、請求項1に記載のインターホンシステム。 - 住戸内に設置され、住戸外に設置された呼出装置を介して来訪者と応対する応対機能及び異常事象を検出する少なくとも一つの検出器を用いて異常監視を行う監視機能を有するインターホン住戸装置であって、
利用者が操作する操作部と、
前記操作部の操作モードを、前記監視機能の動作状態を切り替える監視切替用に機能させる監視制御モードと、前記応対機能を終了させる応対終了用に機能させる呼出応対モードとの間で切り替える操作モード切替部とを有し、
前記操作モード切替部は、前記呼出応対モード中に前記操作部が操作されたことを検出すると、前記呼出応対モードを終了して前記操作モードを前記監視制御モードへ移行させるとともに、当該操作から所定時間を経過するまで前記操作部の操作を無効とする無効期間を設定する、
ことを特徴とするインターホン住戸装置。
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2008
- 2008-07-31 JP JP2008198875A patent/JP5078795B2/ja active Active
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