JP2003224664A - インターホン操作ボタン配置構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各操作ボタンの機能を表示し、かつ操作ボタ
ンに複数の機能をもたせたインターホン操作ボタン配置
構造を提供する。 【解決手段】 玄関に設けられたカメラ１１付きインタ
ーホン子機１０での訪問者とハンズフリー通話を行なう
ための通話ボタン６及びハンドセット通話を行なうため
のハンドセット７の少なくとも一つと、呼出時にカメラ
で撮像された訪問者の画像を出画し居住者に対して機器
操作のための操作案内情報を表示するモニタ２と、モニ
タに表示された操作案内情報に基づいて操作をするため
の操作ボタン３ａ〜３ｄ、４ａ〜４ｃとを有するインタ
ーホン親機において、操作ボタンは、操作時にモニタの
表示窓の操作案内情報を遮ることなく操作できるように
モニタの下部３及び右部４の少なくとも一方に配置され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターホン操作
ボタン配置構造に係わり、特に、操作案内情報を利用す
る操作ボタンの配置を考慮したインターホン操作ボタン
配置構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、玄関先などに設置したドアホン子
機から呼出がなされたときに、通話スイッチを操作して
応答すれば、モニタテレビを見ながらドアホン子機との
通話が出来るハンズフリー通話テレビインターホンとし
て、特開平７−１４７６７６号公報に記載の露出取付型
のハンズフリー通話テレビインターホンがある。

【０００３】このハンズフリー通話テレビインターホン
は、モニタテレビ表示窓を本体上部に配したハンズフリ
ー通話テレビインターホンにおいて、モニタテレビ表示
窓の下方には、面型通話押ボタンを中央部分に設け、こ
の面型通話押ボタンは、モニタテレビとして本体部に内
蔵されたＣＲＴの偏向ヨークの上方に位置するように配
置され、モニタテレビ表示窓の下方隅部には、小型のモ
ニタ押ボタンを設け、面型通話スイッチの操作により押
圧される通話スイッチを、本体カバー部の裏面側に設け
た回路基板に設けている（図示せず）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このハンズフリー通話
テレビインターホンでは、面型通話押ボタンの大型化に
よって操作をし易くし、面型通話スイッチを設けた回路
基板を、本体カバー部の裏面側に設けたことにより、面
型通話押ボタンおよびその関連回路を、薄型、省スペー
スに構成でき、全体として機器の小型、薄型化が図られ
ている。

【０００５】しかしながらこのような従来のハンズフリ
ー通話テレビインターホンでは、大型の面型通話スイッ
チと小型のモニタ押ボタンだけのため、音量調整等の機
能設定のためには裏面または側面のカバーで覆われた設
定スイッチ（図示せず）を操作する必要があり、親機表
面の操作ボタンによって機能を選択できなかった。さら
に、各設定スイッチは一つの機能しか果たすことができ
なかった。とくにテレビインターホンでは音量調整のみ
ならず画面の調整も必要であり、また、インターホンに
セキュリティ機能が付加されるとそれらの設定も種々必
要になる。それら設定項目を１対１の操作スイッチで行
うにはスペースが必要であり、機器の小型化に反する。
このため、各種設定をコンパクトにまとめて実施できる
機器の開発が要請されていた。

【０００６】本発明は、これらの難点を解決するために
なされたもので、モニタの操作案内情報に対応した位置
に操作ボタンを配置して操作ボタンの機能を明確にし、
かつ操作ボタンに複数の機能をもたせたインターホン操
作ボタン配置構造の提供を目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明によるインターホン操作ボタン配置構造は、
玄関に設けられたカメラ付きインターホン子機での訪問
者とハンズフリー通話を行なうための通話ボタン及びハ
ンドセット通話を行なうためのハンドセットの少なくと
も一つと、呼出時にカメラで撮像された訪問者の画像を
出画し居住者に対して機器操作のための操作案内情報を
表示するモニタと、モニタに表示された操作案内情報に
基づいて操作をするための操作ボタンとを有するインタ
ーホン親機において、操作ボタンは、モニタの表示窓に
表示された操作案内情報の縦方向、横方向の少なくとも
一つの延長線上に配置されている。

【０００８】また、本発明によるインターホン操作ボタ
ン配置構造によれば、操作ボタンは、操作時にモニタの
表示窓の操作案内情報を遮ることなく操作できるように
モニタの下部及び右部の少なくとも一方に配置されてい
る。

【０００９】このようなインターホン操作ボタン配置構
造によれば、モニタに操作案内情報を表示させることが
でき、これに対応した位置に操作ボタンを配置されてい
るので、操作ボタンの機能が明確であると共に、操作ボ
タンの操作後にモニタに表示させる内容を変更して操作
ボタンに複数の機能をもたせることができる。

【００１０】

【発明の実態の形態】以下、本発明のインターホン操作
ボタン配置構造の好ましい実施の形態例について図面を
参照して詳述する。

【００１１】本発明のインターホン操作ボタン配置構造
は、図１に示すように、玄関に設けられたカメラ１１付
きのインターホン子機１０と接続されたインターホン親
機１に採用される。

【００１２】同図に示すようにインターホン子機１０
は、インターホン親機１との接続を可能にする子機イン
ターフエース１６と、インターホン子機１０とインター
ホン親機１との通話を可能にする子機通話回路１５と、
来訪者の映像を撮像するカメラ１１と、インターホン親
機１の音声をインターホン子機１０に伝える子機スピー
カ１２と、インターホン子機１０からインターホン親機
１に音声を伝える子機マイク１３と、インターホン子機
１０からインターホン親機１を呼出開始する呼出スイッ
チ１４とを備えている。

【００１３】図１に示すように、インターホン親機１
は、インターホン子機１０での訪問者とハンズフリー通
話を行なうための通話ボタン６と、ハンドセット通話を
行なうためのハンドセット７と、呼出時にインターホン
子機１０のカメラ１１で撮像された訪問者の画像を出画
し居住者に対して機器操作のための操作案内情報２１ａ
〜２１ｄ（図２（ｂ））を表示するモニタ２と、モニタ
２を起動／終了させるモニタ押ボタン５とを有し、モニ
タ２に表示された操作案内情報２１ａ〜２１ｄに基づい
て操作をするための操作ボタン３ａ〜３ｄをモニタ２の
表示窓の下でモニタの表示窓に表示された操作案内情報
の縦方向の延長線上に有し、操作ボタン４ａ〜４ｃをモ
ニタ２の表示窓の右でモニタの表示窓に表示された操作
案内情報の横方向の延長線上に有している。

【００１４】なお、実施例では通話ボタン６とハンドセ
ット７の両方とも備えているが、そのうちの一つでも好
適である。

【００１５】また、操作ボタン３ａ、３ｂ、３ｃ、３
ｄ、４ａ、４ｂ、４ｃは、上述の実施例に限定されない
が、モニタ２の表示窓に表示された操作案内情報２１ａ
〜２１ｄの縦方向、横方向の少なくとも一つの延長線上
で、操作時にモニタ２の表示窓の操作案内情報２１ａ〜
２１ｄを手で覆い隠さないように、モニタ２の下部３、
または右部４に配置させるのが望ましい。

【００１６】以下に本発明のインターホン操作ボタン配
置構造の動作を説明する。

【００１７】図２（ａ）、（ｂ）に示すように、居住者
が通話音量を変更するためにモニタ２のメニュー２２ａ
に基づいて、モニタ２の外で延長線上に設けられた操作
ボタン３ａを操作すると、モニタ２に表示される操作案
内情報が次画面に移行し、次の操作案内情報２１ａ〜２
１ｄが表示される。ここで音量調整と書かれた操作案内
情報２１ａに基づいて、モニタ２の外で延長線上に設け
られたの延長線上にある操作ボタン３ａを操作すると操
作案内情報が再度移行し（図示せず）、その後モニタ２
に表示される操作案内情報に基づいて順次、操作ボタン
３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ、４ａ、４ｂ、４ｃを操作して
所望の設定を完了する。

【００１８】このような、本発明によるインターホン操
作ボタン配置構造によれば、操作ボタン３ａ、３ｂ、３
ｃ、３ｄ、４ａ、４ｂ、４ｃの機能が何であるのかがモ
ニタ２に表示されて一目瞭然であると共に、一つの操作
ボタンに複数の機能をもたせることができる。

【００１９】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるインターホン操作ボタン配置構造は、玄関に設け
られたカメラ付きインターホン子機での訪問者とハンズ
フリー通話を行なうための通話ボタン及びハンドセット
通話を行なうためのハンドセットの少なくとも一つと、
呼出時にカメラで撮像された訪問者の画像を出画し居住
者に対して機器操作のための操作案内情報を表示するモ
ニタと、モニタに表示された操作案内情報に基づいて操
作をするための操作ボタンとを有するインターホン親機
において、操作ボタンは、モニタの表示窓に表示された
操作案内情報の縦方向、横方向の少なくとも一つの延長
線上に配置され、操作ボタンは、操作時にモニタの表示
窓の操作案内情報を遮ることなく操作できるようにモニ
タの下部及び右部の少なくとも一方に配置されているの
で、操作ボタンによって機能が選択できると共に、各操
作ボタンに複数の機能をもたせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるインターホン操作ボタン配置構造
の構成を示す図である。

【図２】本発明によるインターホン操作ボタン配置構造
の操作時におけるモニタの操作案内情報を示す図で、
（ａ）は第１の操作時における情報を、（ｂ）は第２の
操作時におけるモニタの操作案内情報を示す図である。

【符号の説明】

１・・・インターホン親機 １０・・・インターホン子機 １１・・・カメラ ２・・・モニタ ２１ａ、２１ｂ、２１ｃ、２１ｄ・・・操作案内情報 ３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ、４ａ、４ｂ、４ｃ・・・操作
ボタン ３・・・モニタの下部 ４・・・モニタの右部 ６・・・通話ボタン ７・・・ハンドセット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】玄関に設けられたカメラ（１１）付きイン
   ターホン子機（１０）での訪問者とハンズフリー通話を
   行なうための通話ボタン（６）及びハンドセット通話を
   行なうためのハンドセット（７）の少なくとも一つと、
   前記呼出時に前記カメラで撮像された前記訪問者の画像
   を出画し居住者に対して機器操作のための操作案内情報
   （２１ａ〜２１ｄ）を表示するモニタ（２）と、前記モ
   ニタに表示された操作案内情報に基づいて操作をするた
   めの操作ボタン（３ａ〜３ｄ、４ａ〜４ｃ）とを有する
   インターホン親機（１）において、 前記操作ボタンは、前記モニタの表示窓に表示された前
   記操作案内情報の縦方向、横方向の少なくとも一つの延
   長線上に配置されていることを特徴とするインターホン
   操作ボタン配置構造。
2. 【請求項２】前記操作ボタンは、操作時に前記モニタの
   表示窓の操作案内情報を遮ることなく操作できるように
   前記モニタの下部（３）及び右部（４）の少なくとも一
   方に配置されていることを特徴とする請求項１記載のイ
   ンターホン操作ボタン配置構造。