JP2009076000A - インターホン親機 - Google Patents

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Kazuhiko Kono
和彦 河野
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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光紀 大島
Toshiya Takano
俊哉 高野
Yasuharu Fujishima
康晴 藤島
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Abstract

【課題】留守番モードに設定されている間に、防犯センサによって異常を検知すると警報音を出力する機能を有したインターホンシステムにおいて、住人の操作によって直ちに警戒モードを実行できるようにする。
【解決手段】防犯センサ4を監視して異常を検知する異常検知部16と、異常検知部16が異常を検知したときに警報音を出力する警報出力部15と、ドアホン子器3からの特定手順の入力操作を警戒開始指令として予め登録している記憶部19と、ドアホン子器3の入力操作手順を解読して、警戒開始指令と判別したときには、直ちに警戒モードを開始して、異常検知部16が異常を検知したときには、警報出力部15を作動して警報を出力させる制御部21とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターホン親機と、ドアホン子器と、住戸への侵入を検知する防犯センサとで構成され、警戒モード設定機能を備えたインターホンシステムの改良に関する。
近時、セキュリティを考慮したインターホンシステムとして、インターホンシステムと防犯センサとを組み合わせ、住戸人が外出中は防犯センサを警戒モードに設定して監視できるようにした、システムが広く使用されている。
なお、次の特許文献1には、ドアの施錠に連動する警戒設定スイッチから警戒設定した場合の設定入力を受信して警戒設定要求を出力する設定入力手段と、複数系統のセンサの状態を監視して防犯センサ
状態を出力するセンサ入力監視手段と、設定入力手段からの警戒設定要求とセンサ入力監視手段からの防犯センサ状態により警戒設定が完了と判断した場合、表示灯の点灯指示を出力する設定完了判断手段と、その点灯指示により戸外に設置された表示灯を点灯させる表示灯制御手段とを備えた防犯機能付き住戸インターホン装置が開示されている。
特開平10−307976号公報
上記のような警戒モード設定機能を備えたインターホンシステムでは、住戸人が外出する際には、戸締まり等を行うための猶予時間を与えるために、設定操作した後は、防犯センサが作動してもすぐには警報を出力させないようにするため、遅延時間を設けた留守番モードあるいは外出モードが実行されるようになっており、これらのモードに設定された場合、設定操作後、指定の遅延時間を経てから警戒モードに切り替えている。
そのため、住人が外出してから警戒モードに入って防犯センサが作動し始めるまで無防備な時間が存在して不安を与えており、このような不安を解消するには、警戒モードに切り替わるまで玄関前に留まって確認するなど使い勝手が悪いものになっている。
本発明は、このような問題の解決を課題としている。
本発明によるインターホン親機は、住戸への侵入を検知する防犯センサを監視して異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部が異常を検知したときに警報音を出力する警報出力部と、前記ドアホン子器からの特定手順の入力操作を警戒開始指令として予め登録している記憶部と、前記ドアホン子器の入力操作手順を解読して、警戒開始指令と判別したときには、直ちに警戒モードを開始して、前記異常検知部が異常を検知したときには、前記警報出力部を作動して警報を出力させる制御部とを備えた。
前記インターホン親機は、留守番モード設定釦と、時間経過を計測するタイマとを更に備え、前記制御部は、前記留守番モード設定釦の操作によって前記タイマを起動し、所定時間が経過するまでに、前記ドアホン子器からの入力操作を受け付けて解読し、該入力操作を警報開始指令と判断したときには、警戒モードを直ちに開始する一方、前記タイマの起動後、前記ドアホン子器からの入力操作がなく、前記所定時間を経過したときには、警戒モードを開始する構成としてもよい。
また、前記インターホン親機の前記制御部は、前記ドアホン子器のスピーカーから、ドアホン子器の入力操作を誘導する区切音を出力させる構成としてもよい。
本発明によれば、インターホン親機は、ドアホン子器の入力操作手順を解読して、警戒開始指令と判別したときには、直ちに警戒モードを開始する。従って、従来のような防犯センサが作動を開始するまでの無防備な時間が存在しないので、安心して外出できる
また、留守番モード設定釦と、時間経過を計測するタイマとを更に備えた構成では、留守番モード設定釦が操作されてから所定時間が経過するまでに、ドアホン子器で警戒開始指令がなされると直ちに警戒モードを開始するので、この場合には、上記と同様の効果が発揮される。一方、留守番モード設定釦が操作されてから、ドアホン子器で警戒開始指令がなされずに所定時間が経過したときには、警戒モードを開始する。すなわち、ドアホン子器による警戒開始指令に馴染んでいない住人が、留守番ボード設定釦のみを操作しても、従来の構成の留守番モードで作動するので安全である。
ドアホン子器のスピーカーから、警戒開始指令の入力操作を誘導する区切音を出力させる構成構成では、警報開始指令を入力するための正しい操作タイミングを確認できるのでミスが生じにくい。
図1は、本発明を適用したインターホン親機の概略構成を示した機能ブロック図で、このインターホンシステムは、インターホン親機1と、ドアホン子器3と、インターホン親機1に接続された防犯センサ4とで構成されている。防犯センサ4は、住戸への侵入を検知するもので、具体例としては、窓等の解放を検出するマグネットスイッチや、不正な解錠操作を検出する機能を有した電気錠制御装置等がある。
インターホン親機1は、ドアホン子器3を制御するドアホン制御部11と、マイク12およびスピーカー13を有しドアホン子器3との間で相互通話を行う通話制御部14と、防犯センサ4を監視して異常を検知する異常検知部16と、異常検知部16が異常を検知したときにスピーカー13から警報音を出力させる警報音出力部15と、異常検知部16が異常を検知したときに所定の外部装置5に異常信号を送信する通報制御部17と、小型液用パネル、表示ランプ、操作キー等を有した操作部18と、ドアホン子器3からの特定手順の入力操作を警戒開始指令として予め登録している記憶部19と、時間経過を計測するタイマ20と、各部を制御するCPU等で構成された制御部21とを備えている。操作部18には、留守番モードに設定するための留守番モード設定釦18aが設けられている。なお、異常検出部16には、防犯センサ4だけでなく、例えば、熱検知器、煙検知器や、ガス検知器サ等の防災センサも制御する構成としてもよい。
ドアホン子器3は、マイク31およびスピーカー32を有しインターホン親機1との間で相互通話を行う通話制御部33と、呼出釦34とを備えている。
インターホンシステムは、基本的な機能として、ドアホン子器3の呼出釦34を操作することによって、インターホン親機1からチャイム音等を鳴動させ、インターホン親機1の応答操作によって、所定時間の相互通話をさせる機能と、防犯センサ4あるいは防災センサを監視して異常を検知すると、スピーカー13から警報音を鳴動させる機能とを備えている。
後者の機能では、防災センサの監視は常時実行するが、防犯センサ4の監視は住人の操作により必要に応じて実行する。すなわち、ドアホン子器3から警戒開始指令を操作入力すれば、インターホン親機1は、直ちに警戒モードを開始する。警戒モードは、防犯センサ4を監視して異常を検知すると警報音を出力するモードである。このとき、従来のような防犯センサ4が作動を開始するまでの無防備な時間が存在しないので、住人は安心して外出できるという効果がある。
また、インターホン親機1の留守番モード設定釦18aを操作すると、所定の猶予時間(例えば1〜5分程度で変更可能)の経過後に警戒モードを開始する留守番モードを開始する。そして、猶予時間が経過するまでに、ドアホン子器3から警戒開始指令を受け付けたときには、直ちに警戒モードを開始する。この場合には、警戒開始指令と同時に警戒モードが開始されるので、住人は安心して外出できるという効果がある。一方、ドアホン子器3から警戒開始指令を受け付けずに猶予時間が経過しても、警戒モードを開始する。従って、ドアホン子器3の操作、具体的には警戒開始指令に馴染んでいない住人が、留守番ボード設定釦18aのみを操作しても、従来構成と同様に留守番モードで作動するので安全である。
警戒モードの解除は、基本的には、インターホン親機1の留守番モード設定釦18aの再操作によって行われるが、ドアホン子器3の操作によって警戒モードを解除できるようにしてもよい。
インターホン親機1の記憶部19には、ドアホン子器3で警戒開始指令を入力するための操作手順が予め登録されている。
例えば、呼出釦34の2秒以上の長押し連続3回、あるいは、短押し連続3回、短押し1回、更に短押し連続2回というような操作手順である。この操作手順は、インターホン親機1の設定によって自由に変更できることが望ましい。また、ドアホン子器3の呼出釦34の操作で警戒モードを解除する警戒解除指令の操作手順も、記憶部19に同様に登録するようにしてもよい。なお、警戒開始指令あるいは警戒解除指令の操作を行う釦は、呼出釦34とは別に設けたものとしてもよい。警戒開始指令や警戒解除指令は、ドアホン子器3の特定の操作手順として登録するので、子供等がでたらめに呼出釦34を操作しても、警戒モードが開始されてしまうことが生じない。また、警戒開始指令の操作手順を変更可能にすれば、子供がいつの間にか操作手順を覚えてしまうことも防げるので、より安全になる。
また、ドアホン子器3のスピーカー32から、警戒開始指令の入力操作を補助するための区切音を出力させてもよい。例えば、一例として留守番モード開始操作が、短押し連続3回、短押し1回、更に短押し連続2回の場合では、呼出釦の短押し3回の後、区切音「ピッ」、短押し1回、区切音「ピッ」、短押し連続2回、区切音「ピッ」というように、一定間隔で区切音を鳴動させてもよい。このような区切音を出力させれば、正しい操作タイミングを確認できるのでミスが生じにくい。また、留守番モード設定釦18aが操作された時点から所定時間は、ドアホン子器3での警戒開始指令の操作入力を促すためのアラーム音を再生してもよい。そうすれば、警戒開始指令の操作入力をし忘れることが防止される。
なお、通報制御部17が異常信号を送信する先の外部装置5は特に制限されない。例えば、通話回線を通じて、セキュリティサービス企業等のセンター装置に送信する構成としても、ネットワークを通じて、家人の携帯電話等にメール送信する構成としてもよい。
また、本発明を集合住宅用インターホンシステムに適用することもできる。すなわち、同様の構成としたインターホンシステムを各住戸に設置して、各住戸の異常発生を集中監視する警報監視盤に接続した構成では、各住戸のインターホン親機1は、上記外部装置5として警報監視盤に送信する構成が望ましい。
図2は、集合住宅用インターホンシステムの概略構成図で、各住戸のインターホン親機1には本発明が適用されている。
この集合用住宅インターホンシステムは、多重伝送線8を通じて、各住戸のインターホン親機1と、ロビーインターホン6とが、警報監視盤に接続されている。なお、7は分岐器を示している。
警報監視盤は、通話制御機能を有しており、ロビーインターホン6で指定された住戸のインターホン親機1を呼び出し、呼び出されたインターホン親機1で応答操作がなされると、ロビーインターホン6と双方向通話するための通話路を形成する。また、自ら所望の住戸のインターホン親機1を呼び出し、呼び出されたインターホン親機1で応答操作がなされると、そのインターホン親機1と双方向通話するための通話路を形成する。
また各住戸を集中監視する機能を有しており、いずれかの住戸のインターホン親機1から、防犯センサ4あるいは防災センサが異常を検知したことを示す異常信号を受信すると、その住戸番号を特定して表示して警報音を出力する。これにより管理人等は迅速に対応することができる。更に、特定した住戸に近接した複数の住戸のインターホン親機1に警報指令を送信して警報音を出力させることにより、それらの住戸の住人に注意を促す。また、異常信号を、ネットワーク等を通じてセキュリティサービス企業のセンター装置に移報してもよい。
図3は、警戒モードの設定に関する動作を説明するフローチャートである。
この手順では、インターホン親機1の制御部21は、最初の処理として、留守番釦18aの操作状態を調べて、操作があれば、留守番モードを実行して、タイマ20の作動を開始させる。そして、猶予時間の経過を判別し、経過していれば、警戒モードの実行を開始して、この処理を終えるが、タイマ20が作動していない、あるいは猶予時間が経過していなければ、次の処理に進む(ステップ101〜103,108)。
次の処理では、ドアホン子器3での呼出釦34の操作状態を調べて、操作があれば、押圧時間や、操作と操作との時間間隔等の情報を操作手順として記録する。この記録は、複数回の釦操作の履歴であり、古い情報を順次消去して新しい情報を記録するようになっている(ステップ104,105)。
その次の処理では、ドアホン子器3の操作記録と、記憶部19に登録されている警戒開始指令とが一致するか否かを判断する。ここで、一致していれば、ドアホン子器3の操作手順を消去し、警戒モードの実行を開始して、この処理を終えるが、一致していない、あるいは部分的な一致であれば、最初の処理に戻る(ステップ106〜108)。
これらの処理はループになっており、高速に繰り返して実行される。なお、警戒開始指令の操作入力が途中であっても、猶予時間が経過したときには、警戒モードの実行が開始される。
図4は、異常検知部16を備えたアラームユニット9がインターホン親機1とは別体として構成されたインターホンシステムの例である。本発明は、このような構成にも適用できる。
インターホン親機1は、複数のドアホン子器3と複数の電話機とが接続され、更に、コネクタ等によってアラームユニット9とも接続されている。
アラームユニット9は、ガス検知器、熱検知等の防災センサ、非常用押釦、マグネットスイッチ等の防犯センサ4、風呂センサ等が接続されている。そして、防災センサ、非常用押釦、風呂センサを常に監視しており、それらが異常を検知したときには、自ら警報音を出力すると共に、インターホン親機1に通知して、インターホン親機1、丸形防犯ベル、ドアホン子器3、電話機からも警報音を出力させる。
また、防災センサの監視は基本的には常時実行するが、防犯センサ4の監視は警戒モードの実行中のみ行う。
インターホン親機1は、いずれかのドアホン子器3で留守番モード開始操作が行われると、アラームユニット9に対して警戒開始信号を送信して、アラームユニット9に警戒モードを実行させる。
また、アラームユニット9に設けられた留守番モード設定釦18aが操作されると、アラームユニット9は、所定の猶予時間の経過後に警戒モードを開始する留守番モードを開始する。そして、猶予時間が経過するまでに、インターホン親機1から警戒開始信号を受け付けたときには、直ちに警戒モードを開始する一方、インターホン親機1から警戒開始信号を受け付けずに猶予時間が経過しても、警戒モードを開始する
本発明を適用したインターホン親機の概略構成を示した機能ブロック図である。 集合住宅用インターホンシステムの概略構成図である。 留守番モード設定に関する動作を説明するフローチャートである。 インターホンシステムの別例を示すシステム図である。
符号の説明
1 インターホン親機
3 ドアホン子器
4 防犯センサ
5 外部装置
15 警報出力部
17 通報制御部
18a 留守番モード設定釦
16 異常検知部
19 記憶部
20 タイマ
21 制御部
32 スピーカー

Claims (3)

  1. インターホン親機と、ドアホン子器と、住戸への侵入を検知する防犯センサとを備えたインターホンシステムに使用されるインターホン親機において、
    防犯センサを監視して異常を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部が異常を検知したときに警報音を出力する警報出力部と、
    前記ドアホン子器からの特定手順の入力操作を警戒開始指令として予め登録している記憶部と、
    前記ドアホン子器の入力操作手順を解読して、警戒開始指令と判別したときには、直ちに警戒モードを開始して、前記異常検知部が異常を検知したときには、前記警報出力部を作動して警報を出力させる制御部とを備えたインターホン親機。
  2. 請求項1において、
    留守番モード設定釦と、時間経過を計測するタイマとを更に備え、
    前記制御部は、前記留守番モード設定釦の操作によって前記タイマを起動し、所定時間が経過するまでに、前記ドアホン子器からの入力操作を受け付けて解読し、該入力操作を警報開始指令と判断したときには、警戒モードを直ちに開始する一方、前記タイマの起動後、前記ドアホン子器からの入力操作がなく、前記所定時間を経過したときには、警戒モードを開始する構成にしている、インターホン親機。
  3. 請求項1または2において、
    前記制御部は、前記ドアホン子器のスピーカーから、前記警戒開始指令の入力操作を誘導する区切音を出力させる構成にしているインターホン親機。


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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010256991A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
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