JPH08240590A - 特異的結合アッセイ用試薬およびそのキット - Google Patents
特異的結合アッセイ用試薬およびそのキットInfo
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- JPH08240590A JPH08240590A JP7271031A JP27103195A JPH08240590A JP H08240590 A JPH08240590 A JP H08240590A JP 7271031 A JP7271031 A JP 7271031A JP 27103195 A JP27103195 A JP 27103195A JP H08240590 A JPH08240590 A JP H08240590A
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多相系アッセイにおいて非特異的結合を減少
させる。 【解決手段】 (1)分析対象、分析対象のアナログ、
または分析対象の特異的結合相手が取り付けられた固相
と、標識化された分析対象、分析対象の標識化されたア
ナログ、または分析対象の標識化された結合相手とを特
異的反応によって反応させ、固相上に固定化された検出
可能な反応生成物を生成し、(2)検出可能な反応産物
の量と前記試料中に存在する分析対象の量とを相関づけ
る、各工程より成る。ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリメチ
ルシロキサンブロックコポリマー、ポリアルキレンオキ
サイドで修飾されたポリジメチルシロキサンブロックコ
ポリマー、およびこれらの混合物からなる群より選択さ
れた界面活性剤を、界面活性剤を用いなかった場合と比
較して少なくとも数倍、非特異的結合を減少させる効果
を発揮する量で存在させる。
させる。 【解決手段】 (1)分析対象、分析対象のアナログ、
または分析対象の特異的結合相手が取り付けられた固相
と、標識化された分析対象、分析対象の標識化されたア
ナログ、または分析対象の標識化された結合相手とを特
異的反応によって反応させ、固相上に固定化された検出
可能な反応生成物を生成し、(2)検出可能な反応産物
の量と前記試料中に存在する分析対象の量とを相関づけ
る、各工程より成る。ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリメチ
ルシロキサンブロックコポリマー、ポリアルキレンオキ
サイドで修飾されたポリジメチルシロキサンブロックコ
ポリマー、およびこれらの混合物からなる群より選択さ
れた界面活性剤を、界面活性剤を用いなかった場合と比
較して少なくとも数倍、非特異的結合を減少させる効果
を発揮する量で存在させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相系での特異的結合
アッセイに関するものである。
アッセイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生化学的結合を利用したアッセイ
は、生物学的試料中における目的物の存在の検出および
濃度の決定に幅広く利用されている。多相系でのアッセ
イとは、「結合相手(binding partner) 」の一つが「固
相(solid-phase) 」に結合されているものであり、これ
までに、「サンドイッチ法」、「間接的方法(indirectm
ethod) 」、「競合的方法(competitive method)」など
がある。ここでいうところの「結合相手」とは、「目的
とする分析対象および分析対象のアナログ(類似物質)
と特異的に結合する特異的結合相手」と、「分析対象自
身」を指すものとする。また「非特異的結合」とは「結
合相手と固相表面との非特異的相互作用」を指すものと
する。
は、生物学的試料中における目的物の存在の検出および
濃度の決定に幅広く利用されている。多相系でのアッセ
イとは、「結合相手(binding partner) 」の一つが「固
相(solid-phase) 」に結合されているものであり、これ
までに、「サンドイッチ法」、「間接的方法(indirectm
ethod) 」、「競合的方法(competitive method)」など
がある。ここでいうところの「結合相手」とは、「目的
とする分析対象および分析対象のアナログ(類似物質)
と特異的に結合する特異的結合相手」と、「分析対象自
身」を指すものとする。また「非特異的結合」とは「結
合相手と固相表面との非特異的相互作用」を指すものと
する。
【0003】この非特異的結合は、しばしば多相系での
アッセイの感度を低下させる。アッセイの感度は、一般
に、「分析対象の入っていない状態で得られたシグナル
と有意差を示す最小の分析対象の質量」として言及され
る。そして、結合アッセイの感度を上昇させる(即ち、
より少ない量の分析対象を検出する)方法を発展させる
必要がある。また、一般に好感度のアッセイでは、分析
対象の、全てにわたるより詳細な測定が可能である。
アッセイの感度を低下させる。アッセイの感度は、一般
に、「分析対象の入っていない状態で得られたシグナル
と有意差を示す最小の分析対象の質量」として言及され
る。そして、結合アッセイの感度を上昇させる(即ち、
より少ない量の分析対象を検出する)方法を発展させる
必要がある。また、一般に好感度のアッセイでは、分析
対象の、全てにわたるより詳細な測定が可能である。
【0004】多くの多相系での非特異的結合を減少させ
る方法がこれまでにも知られている。例えば、牛血清ア
ルブミン、ゼラチン、カゼインなどのタンパク質を、ア
ッセイ試薬に加える、または、固相の非特異的結合部位
の保護のために、前もって固相に吸着させておく、など
である。また、さまざまな界面活性剤の(概して高い濃
度での)使用が文献に報告されている。
る方法がこれまでにも知られている。例えば、牛血清ア
ルブミン、ゼラチン、カゼインなどのタンパク質を、ア
ッセイ試薬に加える、または、固相の非特異的結合部位
の保護のために、前もって固相に吸着させておく、など
である。また、さまざまな界面活性剤の(概して高い濃
度での)使用が文献に報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】公知の技術は、いくら
かは非特異的結合の減少に有効であるかも知れないが、
多くの先行技術は、目的としている結合相手との間の望
ましい特異的相互作用への干渉が見られたり、特異的結
合反応によって形成される複合体として本来意図したも
のではないものが形成されたりしていた。さらに、文献
に記載された界面活性剤やタンパク質を高濃度で使用し
ても、多相系のアッセイにおいて、かなりの量の非特異
的結合がなおも存在している。これらに代わる、多相系
での非特異的結合を減少させる方法が必要とされてい
る。
かは非特異的結合の減少に有効であるかも知れないが、
多くの先行技術は、目的としている結合相手との間の望
ましい特異的相互作用への干渉が見られたり、特異的結
合反応によって形成される複合体として本来意図したも
のではないものが形成されたりしていた。さらに、文献
に記載された界面活性剤やタンパク質を高濃度で使用し
ても、多相系のアッセイにおいて、かなりの量の非特異
的結合がなおも存在している。これらに代わる、多相系
での非特異的結合を減少させる方法が必要とされてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題は、以下の手
順より成る、試料中の分析対象の検出または測定法の発
見により解決された。
順より成る、試料中の分析対象の検出または測定法の発
見により解決された。
【0007】(1)分析対象、分析対象のアナログ、ま
たは分析対象の特異的結合相手が取り付けられた固相
と、標識化された分析対象、分析対象の標識化されたア
ナログ、または分析対象の標識化された結合相手とを特
異的反応によって反応させ、固相上に固定化された検出
可能な反応産物を生成し、(2)検出可能な反応産物の
量と前記試料中に存在する分析対象の量とを相関づけ
る、各工程より成るアッセイであって、このアッセイに
おいては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
アルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、ポリアルキレンオキサイドで修
飾されたポリジメチルシロキサンブロックコポリマー、
およびこれらの混合物からなる群より選ばれた界面活性
剤を、界面活性剤を用いなかった場合と比較して少なく
とも数倍、非特異的結合を減少させる効果を発揮する量
で存在させる。
たは分析対象の特異的結合相手が取り付けられた固相
と、標識化された分析対象、分析対象の標識化されたア
ナログ、または分析対象の標識化された結合相手とを特
異的反応によって反応させ、固相上に固定化された検出
可能な反応産物を生成し、(2)検出可能な反応産物の
量と前記試料中に存在する分析対象の量とを相関づけ
る、各工程より成るアッセイであって、このアッセイに
おいては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
アルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、ポリアルキレンオキサイドで修
飾されたポリジメチルシロキサンブロックコポリマー、
およびこれらの混合物からなる群より選ばれた界面活性
剤を、界面活性剤を用いなかった場合と比較して少なく
とも数倍、非特異的結合を減少させる効果を発揮する量
で存在させる。
【0008】前述の各界面活性剤を比較的少量、ひとつ
以上のアッセイ試薬中に存在させることにより、固相結
合アッセイ技術(Solid-phase binding assey techniqu
e) に関連する非特異的結合が減少することがわかっ
た。さらに、本発明は、種々のタンパク質やオリゴヌク
レオチドの固相への非特異的結合を、目的とする特異的
相互作用に対する干渉を最小限にしつつ減少させること
にも使用可能である。本発明は、サンドイッチ法、間接
的方法、直接的方法、そして競合的方法において使用可
能である。また、本発明には、本発明のアッセイを実施
するためのキットも含まれている。
以上のアッセイ試薬中に存在させることにより、固相結
合アッセイ技術(Solid-phase binding assey techniqu
e) に関連する非特異的結合が減少することがわかっ
た。さらに、本発明は、種々のタンパク質やオリゴヌク
レオチドの固相への非特異的結合を、目的とする特異的
相互作用に対する干渉を最小限にしつつ減少させること
にも使用可能である。本発明は、サンドイッチ法、間接
的方法、直接的方法、そして競合的方法において使用可
能である。また、本発明には、本発明のアッセイを実施
するためのキットも含まれている。
【0009】本発明によれば、ある特異的な反応におい
て、少なくともひとつの結合相手が、固相上に固定化さ
れる。固相は、水あるいは生物から得られた液体に晒さ
れた際にその構造上の原形を保つことが可能で、商業的
に容易に入手可能な無機および/または有機材料から調
製できる。固相の調製に用いられるのに適当と思われる
無機材料としては、石英質の材料(シリカ、ベントナイ
ト、珪灰石、イオライト (cordirite))、非石英質の金
属酸化物(磁性体、酸化鉄、フェライト、ニッケル酸化
物、コバルト酸化物など)などが挙げられるが、特にこ
れらに限定されるわけではない。使用するのに適当と思
われる有機物としては、合成ポリマー(例えば、ポリス
チレン及びその誘導体、アクリル系ポリマー、ポリメタ
クリル酸、ポリオレフィン、塩化物ポリマー、ポリウレ
タン、ポリアミド)、天然ポリマー(多糖類、セルロー
ス、デキストラン、アガロース、ポリペプチド、タンパ
ク質)や紙などが挙げられるが、特にこれらに限定され
るものではない。前述の有機材料と無機材料との組み合
わせもまた、固相の調製に使用しうるであろう。例え
ば、米国特許第 4,554,088号(Whitehead, et al,1985,
参考文献としてここに引用する)に記載されている、金
属酸化物の核の周りをポリマーでコーティングした磁性
粒子なども使用できる。固相は粒状形態(磁鉄鉱のよう
な細かい粉末から、粗い粒状の材料までの範囲にあるも
の)あるいは造形品(ビーズ、試験管、マイクロタイタ
ープレート、キュベット、膜、フィルム、濾紙、ディス
ク等)であってもよい。前述のいずれを用いてもよい
が、固相は、少なくともその表面にポリマー材料(もっ
とも好ましくは、ポリスチレン、ポリプロピレン、ある
いはこれらの混合物)が存在する物品または粒子からな
るものが好ましく、例えば全体がポリマー材料でできて
いるもの、並びにポリマー(好ましくはポリスチレン)
でコートされた磁性粒子(好ましくは酸化鉄粒子)等が
挙げられる。
て、少なくともひとつの結合相手が、固相上に固定化さ
れる。固相は、水あるいは生物から得られた液体に晒さ
れた際にその構造上の原形を保つことが可能で、商業的
に容易に入手可能な無機および/または有機材料から調
製できる。固相の調製に用いられるのに適当と思われる
無機材料としては、石英質の材料(シリカ、ベントナイ
ト、珪灰石、イオライト (cordirite))、非石英質の金
属酸化物(磁性体、酸化鉄、フェライト、ニッケル酸化
物、コバルト酸化物など)などが挙げられるが、特にこ
れらに限定されるわけではない。使用するのに適当と思
われる有機物としては、合成ポリマー(例えば、ポリス
チレン及びその誘導体、アクリル系ポリマー、ポリメタ
クリル酸、ポリオレフィン、塩化物ポリマー、ポリウレ
タン、ポリアミド)、天然ポリマー(多糖類、セルロー
ス、デキストラン、アガロース、ポリペプチド、タンパ
ク質)や紙などが挙げられるが、特にこれらに限定され
るものではない。前述の有機材料と無機材料との組み合
わせもまた、固相の調製に使用しうるであろう。例え
ば、米国特許第 4,554,088号(Whitehead, et al,1985,
参考文献としてここに引用する)に記載されている、金
属酸化物の核の周りをポリマーでコーティングした磁性
粒子なども使用できる。固相は粒状形態(磁鉄鉱のよう
な細かい粉末から、粗い粒状の材料までの範囲にあるも
の)あるいは造形品(ビーズ、試験管、マイクロタイタ
ープレート、キュベット、膜、フィルム、濾紙、ディス
ク等)であってもよい。前述のいずれを用いてもよい
が、固相は、少なくともその表面にポリマー材料(もっ
とも好ましくは、ポリスチレン、ポリプロピレン、ある
いはこれらの混合物)が存在する物品または粒子からな
るものが好ましく、例えば全体がポリマー材料でできて
いるもの、並びにポリマー(好ましくはポリスチレン)
でコートされた磁性粒子(好ましくは酸化鉄粒子)等が
挙げられる。
【0010】固相に固定化された結合相手は、「目的と
する分析対象の標識化されていない特異的結合相手」、
「分析対象の標識化されていないアナログ」、あるいは
「分析対象それ自体」等である。ここで、「特異的結合
相手」とは、「目的とする分析対象またはそのアナログ
と、ある特異的結合反応によって結合することが可能な
物質」と定義する。「分析対象のアナログ」とは、「目
的とする分析対象の特異的結合相手と、ある特異的結合
反応によって結合することが可能な物質」と定義する。
する分析対象の標識化されていない特異的結合相手」、
「分析対象の標識化されていないアナログ」、あるいは
「分析対象それ自体」等である。ここで、「特異的結合
相手」とは、「目的とする分析対象またはそのアナログ
と、ある特異的結合反応によって結合することが可能な
物質」と定義する。「分析対象のアナログ」とは、「目
的とする分析対象の特異的結合相手と、ある特異的結合
反応によって結合することが可能な物質」と定義する。
【0011】「特異的結合反応生成物である複合体」と
は、「目的とする分析対象と特異的結合相手とによって
形成された複合体」、「特異的結合相手と、分析対象の
アナログとによって形成された複合体」、または「第一
の結合相手/分析対象/第二の結合相手というサンドイ
ッチ複合体(第一の結合相手と第二の結合相手とは同一
であっても異なっていてもよい)」の三種類のいずれか
をいう。目的の分析対象(用いられた場合にはそのアナ
ログ)と特異的結合相手とは、免疫的、化学的、相補的
結合などを含む何種類もの反応を通して結合してもよ
い。ここで、固相に固定化された結合相手は、「固相試
薬」と呼ぶことにする。本発明で使われている「特異的
結合相手」には、例えば、抗体、抗原、アビジン、ビオ
チン、チロキシン、チロキシン結合グロブリン、多糖、
オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、ホスホリルコ
リン、アミノエチル二水素リン酸残基、エストロジェ
ン、ビタミンB12内因子、レクチン、結合タンパク
質、その他の多様なタンパク質、受容体、ペプチド、核
酸、ヌクレオシド、あるいはこれらの混合物、などがな
り得る。
は、「目的とする分析対象と特異的結合相手とによって
形成された複合体」、「特異的結合相手と、分析対象の
アナログとによって形成された複合体」、または「第一
の結合相手/分析対象/第二の結合相手というサンドイ
ッチ複合体(第一の結合相手と第二の結合相手とは同一
であっても異なっていてもよい)」の三種類のいずれか
をいう。目的の分析対象(用いられた場合にはそのアナ
ログ)と特異的結合相手とは、免疫的、化学的、相補的
結合などを含む何種類もの反応を通して結合してもよ
い。ここで、固相に固定化された結合相手は、「固相試
薬」と呼ぶことにする。本発明で使われている「特異的
結合相手」には、例えば、抗体、抗原、アビジン、ビオ
チン、チロキシン、チロキシン結合グロブリン、多糖、
オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、ホスホリルコ
リン、アミノエチル二水素リン酸残基、エストロジェ
ン、ビタミンB12内因子、レクチン、結合タンパク
質、その他の多様なタンパク質、受容体、ペプチド、核
酸、ヌクレオシド、あるいはこれらの混合物、などがな
り得る。
【0012】本発明は、多くの、タンパク質、ペプチ
ド、ポリアミノ酸、オリゴヌクレオチド、RNA、DN
A、多糖などを含む多くの分析対象の、結合アッセイ、
免疫学的アッセイ、DNAのハイブリダイゼーションア
ッセイ(即ち遺伝子プローブアッセイ)などによる検出
および/または測定に利用できる。本発明は、前述の分
析対象のアッセイによる検出または測定において、結合
相手の非特異的結合を減少させるという点で特に有用で
ある。
ド、ポリアミノ酸、オリゴヌクレオチド、RNA、DN
A、多糖などを含む多くの分析対象の、結合アッセイ、
免疫学的アッセイ、DNAのハイブリダイゼーションア
ッセイ(即ち遺伝子プローブアッセイ)などによる検出
および/または測定に利用できる。本発明は、前述の分
析対象のアッセイによる検出または測定において、結合
相手の非特異的結合を減少させるという点で特に有用で
ある。
【0013】本発明によるアッセイにおいて、固定化さ
れた特異的結合の複合体の、直接的または間接的な検出
に多くの既知の方法が利用できる。本発明によるアッセ
イは、免疫学的アッセイおよび遺伝子プローブアッセイ
で一般的に用いられているように、「トレーサー試薬」
を用いて行われるのが望ましい。ここで使われる「トレ
ーサー試薬」とは、「標識化された分析対象」「分析対
象の標識化されたアナログ」および「分析対象の標識化
された特異的結合相手」と定義される。分析対象、分析
対象のアナログ、分析対象の特異的結合相手に取り付け
られる標識は、検出可能な信号を放出可能な物質であ
る。多くの物質が、金属および非金属と同様に、標識と
して使用できる。例えば、放射性同位元素、発光性物
質、蛍光性物質、化学発光物質(ケミルミネッセン
ト)、酵素、リポソームなどである。標識は、分析対
象、分析対象のアナログ、特異的結合相手に、直接的に
(例えば共有結合)、あるいは間接的に(例えば、ビオ
チン/アビジン、DNA/アンチセンスDNA)既知の
技術によって取り付けが可能である。固定化された複合
体は、直接的(例えば、複合体上の標識の測定などによ
り)に、あるいは間接的(例えば、未反応の標識物の測
定により)に、標識物質として用いた物質に対応する多
くの方法で検出可能である。好ましい標識は、化学発光
性標識(もっとも好ましくはアクリジンエステル、acri
dinium ester, AE)または酵素的標識である。特に好ま
しい化学発光性標識は、米国特許第 4,918,192号および
US特許出願番号第08/035,130号(3/19/1993 Law et a
l.)に記載された(ここに参考文献として引用してい
る)もののようなアクリジンエステル(AE)で、測定
可能な信号は、酸性試薬(過酸化水素や硝酸)処理とそ
れに続く塩基性試薬(水酸化ナトリウムなど)処理等に
より、活性化される化学発光光の放射である。
れた特異的結合の複合体の、直接的または間接的な検出
に多くの既知の方法が利用できる。本発明によるアッセ
イは、免疫学的アッセイおよび遺伝子プローブアッセイ
で一般的に用いられているように、「トレーサー試薬」
を用いて行われるのが望ましい。ここで使われる「トレ
ーサー試薬」とは、「標識化された分析対象」「分析対
象の標識化されたアナログ」および「分析対象の標識化
された特異的結合相手」と定義される。分析対象、分析
対象のアナログ、分析対象の特異的結合相手に取り付け
られる標識は、検出可能な信号を放出可能な物質であ
る。多くの物質が、金属および非金属と同様に、標識と
して使用できる。例えば、放射性同位元素、発光性物
質、蛍光性物質、化学発光物質(ケミルミネッセン
ト)、酵素、リポソームなどである。標識は、分析対
象、分析対象のアナログ、特異的結合相手に、直接的に
(例えば共有結合)、あるいは間接的に(例えば、ビオ
チン/アビジン、DNA/アンチセンスDNA)既知の
技術によって取り付けが可能である。固定化された複合
体は、直接的(例えば、複合体上の標識の測定などによ
り)に、あるいは間接的(例えば、未反応の標識物の測
定により)に、標識物質として用いた物質に対応する多
くの方法で検出可能である。好ましい標識は、化学発光
性標識(もっとも好ましくはアクリジンエステル、acri
dinium ester, AE)または酵素的標識である。特に好ま
しい化学発光性標識は、米国特許第 4,918,192号および
US特許出願番号第08/035,130号(3/19/1993 Law et a
l.)に記載された(ここに参考文献として引用してい
る)もののようなアクリジンエステル(AE)で、測定
可能な信号は、酸性試薬(過酸化水素や硝酸)処理とそ
れに続く塩基性試薬(水酸化ナトリウムなど)処理等に
より、活性化される化学発光光の放射である。
【0014】多相系でのアッセイでは、一般に、特異的
反応により固相に固定化された複合体の、未反応のトレ
ーサー試薬からの分離が必要である。多くの分離の手法
が用いられるが、それらの多くは、液状溶液のみ、ある
いは、液状溶液と他の技術(例えば、磁気を利用した分
離)との組み合わせを利用している。液状溶液が使われ
る場合には、ここでは、それを「洗浄試薬」と呼び、後
に詳述されるように、当業者に知られた他の成分を含む
場合もある、一般的には水溶液である。
反応により固相に固定化された複合体の、未反応のトレ
ーサー試薬からの分離が必要である。多くの分離の手法
が用いられるが、それらの多くは、液状溶液のみ、ある
いは、液状溶液と他の技術(例えば、磁気を利用した分
離)との組み合わせを利用している。液状溶液が使われ
る場合には、ここでは、それを「洗浄試薬」と呼び、後
に詳述されるように、当業者に知られた他の成分を含む
場合もある、一般的には水溶液である。
【0015】本明細書中で記述される三つのクラスの一
般的な界面活性剤のうち、第一のクラスは、好ましくは
以下の一般式により示される構造を有するポリオキシエ
チレンアルキルエーテル非イオン性界面活性剤である。
般的な界面活性剤のうち、第一のクラスは、好ましくは
以下の一般式により示される構造を有するポリオキシエ
チレンアルキルエーテル非イオン性界面活性剤である。
【0016】CH3 ( CH2 )n-( OCH2 CH2 )m-OH ここでnは約1から約18までの値を有する自然数で、
mは約2から約100までの値を有する自然数である。
mは約2から約100までの値を有する自然数である。
【0017】n;自然数(1-18) m;自然数(2-100 ) これらの化合物は広く市販されている。
【0018】特にポリオキシエチレン-(4)- ラウリルエ
ーテル(界面活性剤 BRIJ 30 ICIアメリカズ製、IC
I Americas,Delawere )が望ましい。
ーテル(界面活性剤 BRIJ 30 ICIアメリカズ製、IC
I Americas,Delawere )が望ましい。
【0019】利用しうる第二、第三のクラスの界面活性
剤は、二つのタイプからなる、ポリアルキレンオキサイ
ドで修飾されたポリアルキルシロキサンブロック非イオ
ン性コポリマー(一般的にシリコングリコールコポリマ
ーとも呼ばれている)であって、ここでは化学式A、化
学式Bと区別する。化学式Aと分類されたタイプの構造
は、ヒドロシル化(hydrosilation) 反応によって直線状
のポリジメチルシロキサンにポリエーテルが側鎖として
結合されているものである。この工程の結果、加水分解
に対して安定な一連のSi-C結合によりシロキサンの骨格
に沿ってポリアルキレン分子団が結合している、アルキ
ル基のついたコポリマーが生成される。これらの生成物
が以下の化学式1で示される。
剤は、二つのタイプからなる、ポリアルキレンオキサイ
ドで修飾されたポリアルキルシロキサンブロック非イオ
ン性コポリマー(一般的にシリコングリコールコポリマ
ーとも呼ばれている)であって、ここでは化学式A、化
学式Bと区別する。化学式Aと分類されたタイプの構造
は、ヒドロシル化(hydrosilation) 反応によって直線状
のポリジメチルシロキサンにポリエーテルが側鎖として
結合されているものである。この工程の結果、加水分解
に対して安定な一連のSi-C結合によりシロキサンの骨格
に沿ってポリアルキレン分子団が結合している、アルキ
ル基のついたコポリマーが生成される。これらの生成物
が以下の化学式1で示される。
【0020】
【化1】
【0021】下記の、化学式2で示されるポリアルキレ
ンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサンコポ
リマーは、縮合化学理論(condensation chemistry)によ
りポリエーテルが付加された分枝したポリジメチルシロ
キサンコポリマーである。この工程の結果、ポリアルキ
レンオキサイド分子団がシリコン骨格の末端にSi-O-C結
合で取り付けられた、アルコキシ末端が保護されたコポ
リマーが生成される。
ンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサンコポ
リマーは、縮合化学理論(condensation chemistry)によ
りポリエーテルが付加された分枝したポリジメチルシロ
キサンコポリマーである。この工程の結果、ポリアルキ
レンオキサイド分子団がシリコン骨格の末端にSi-O-C結
合で取り付けられた、アルコキシ末端が保護されたコポ
リマーが生成される。
【0022】
【化2】
【0023】これらの二つのクラスのブロックコポリマ
ーは両方とも、一般に、一種類の化合物としてというよ
りはむしろ、異なった分子量、およびポリエチレンオキ
サイド分子団(EO)のポリプロピレンオキサイド分子団(P
O)に対する異なったモル比を有する数種類の化合物の混
合物として存在し、それ故、o,p,s,t の値は、EO/POの
モル比や分子量から決定される平均値で表される。さら
に、x,y,r,q もまた、コポリマーの分子量から決定され
る平均値である。両方のクラスのブロックコポリマー
は、OSiスペシャリティズ社(OSi Specilities) によ
って界面活性剤SILWET Lシリーズとして作られた界面活
性剤 SILWET L-7604(ポリアルキレンオキサイドで修飾
されたポリジメチルシロキサン)および、もっとも望ま
しい界面活性剤 SILWET L-7607(ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリメチルシロキサン)などのよう
に、幅広く市販されている。
ーは両方とも、一般に、一種類の化合物としてというよ
りはむしろ、異なった分子量、およびポリエチレンオキ
サイド分子団(EO)のポリプロピレンオキサイド分子団(P
O)に対する異なったモル比を有する数種類の化合物の混
合物として存在し、それ故、o,p,s,t の値は、EO/POの
モル比や分子量から決定される平均値で表される。さら
に、x,y,r,q もまた、コポリマーの分子量から決定され
る平均値である。両方のクラスのブロックコポリマー
は、OSiスペシャリティズ社(OSi Specilities) によ
って界面活性剤SILWET Lシリーズとして作られた界面活
性剤 SILWET L-7604(ポリアルキレンオキサイドで修飾
されたポリジメチルシロキサン)および、もっとも望ま
しい界面活性剤 SILWET L-7607(ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリメチルシロキサン)などのよう
に、幅広く市販されている。
【0024】既知の、当業者にとって一般的な構成成分
が、試薬の混合物(即ち、トレーサー試薬、固相試薬、
洗浄試薬)の中に含まれてもよい。構成成分は、リン
酸、クエン酸、ホウ酸などの緩衝基質、および/または
牛血清アルブミン、および/または保存剤、およびそれ
に類するものなどが含まれてもよい。トレーサー試薬お
よび洗浄試薬中には、リン酸緩衝液と牛血清アルブミン
があるのが特に望ましい。
が、試薬の混合物(即ち、トレーサー試薬、固相試薬、
洗浄試薬)の中に含まれてもよい。構成成分は、リン
酸、クエン酸、ホウ酸などの緩衝基質、および/または
牛血清アルブミン、および/または保存剤、およびそれ
に類するものなどが含まれてもよい。トレーサー試薬お
よび洗浄試薬中には、リン酸緩衝液と牛血清アルブミン
があるのが特に望ましい。
【0025】前記界面活性剤は、個々の、あるいは全て
の試薬の混合物中で(即ち、トレーサー試薬、固相試薬
および/または洗浄試薬)、多相系でのアッセイに関わ
る非特異的な結合を減少させるために利用される。数多
くの組み合わせが実行されうる。固相試薬中で用いられ
た場合、界面活性剤は、固相と結合相手とを結合させる
前に、固相を前処理する溶液中に投入されてもよく、同
時に/または、結合相手が固相に取り付けられたあとの
固相の入っている溶液中に投入されてもよい。
の試薬の混合物中で(即ち、トレーサー試薬、固相試薬
および/または洗浄試薬)、多相系でのアッセイに関わ
る非特異的な結合を減少させるために利用される。数多
くの組み合わせが実行されうる。固相試薬中で用いられ
た場合、界面活性剤は、固相と結合相手とを結合させる
前に、固相を前処理する溶液中に投入されてもよく、同
時に/または、結合相手が固相に取り付けられたあとの
固相の入っている溶液中に投入されてもよい。
【0026】驚いたことに、選ばれた界面活性剤は、洗
浄試薬中に界面活性剤が存在するときですら、特異的結
合反応および固相上で特異的結合反応を形成している複
合体に対する干渉は無いか、あっても最小限に抑えつ
つ、非特異的結合を減少させる。界面活性剤の「効果的
な量」とは、0.001-3%(w/v) であり、%(w/v)において、
v は各試薬混合物の、選択された界面活性剤を含む合計
容量にもとずくものである。本発明は、前記の量の界面
活性剤を使用することのみに限定されるものではない。
より大量の界面活性剤も使用しうるが、本発明の利点の
一つは、選択された界面活性剤が、比較的少量の存在
で、非特異的結合を減少させることにおいて有効である
点である。さらに望ましくは、界面活性剤は0.005%(も
っとも望ましくは0.01%)(w/v) から1.5% (もっとも望ま
しくは1%)(w/v)の範囲内で用いる。固相試薬、トレーサ
ー試薬、洗浄試薬のうちの1つあるいはそれ以上の試薬
中に効果的な量で界面活性剤を存在させた場合、界面活
性剤を用いなかったアッセイでの非特異的な結合と比較
して、結合相手の固相に対する非特異的結合を少なくと
も数倍(時には10000倍も)減少させる。特に望ま
しいアッセイにおいては、固相試薬、トレーサー試薬、
洗浄試薬の各試薬の一つ以上に、一つ以上の選択された
界面活性剤を含めることにより、非特異的結合の少なく
とも1000倍の減少効果が達成される。
浄試薬中に界面活性剤が存在するときですら、特異的結
合反応および固相上で特異的結合反応を形成している複
合体に対する干渉は無いか、あっても最小限に抑えつ
つ、非特異的結合を減少させる。界面活性剤の「効果的
な量」とは、0.001-3%(w/v) であり、%(w/v)において、
v は各試薬混合物の、選択された界面活性剤を含む合計
容量にもとずくものである。本発明は、前記の量の界面
活性剤を使用することのみに限定されるものではない。
より大量の界面活性剤も使用しうるが、本発明の利点の
一つは、選択された界面活性剤が、比較的少量の存在
で、非特異的結合を減少させることにおいて有効である
点である。さらに望ましくは、界面活性剤は0.005%(も
っとも望ましくは0.01%)(w/v) から1.5% (もっとも望ま
しくは1%)(w/v)の範囲内で用いる。固相試薬、トレーサ
ー試薬、洗浄試薬のうちの1つあるいはそれ以上の試薬
中に効果的な量で界面活性剤を存在させた場合、界面活
性剤を用いなかったアッセイでの非特異的な結合と比較
して、結合相手の固相に対する非特異的結合を少なくと
も数倍(時には10000倍も)減少させる。特に望ま
しいアッセイにおいては、固相試薬、トレーサー試薬、
洗浄試薬の各試薬の一つ以上に、一つ以上の選択された
界面活性剤を含めることにより、非特異的結合の少なく
とも1000倍の減少効果が達成される。
【0027】本発明はまた、免疫学的アッセイ用および
遺伝子プローブアッセイ用のa)固相試薬、b)トレーサー
試薬、c)洗浄試薬、から成るアッセイ用のキットも提供
するものである。これらの試薬の一つまたはそれ以上
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキ
レンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサンブロ
ックコポリマー、ポリアルキレンオキサイドで修飾され
たポリジメチルシロキサンブロックコポリマー、および
これらの混合物から成る群より選択された界面活性剤を
含み、その濃度範囲は約0.001% (w/v) -約3% (w/v)であ
る。付加的に、このテストキットは、よく知られている
ように、既知量の分析対象入りの較正用溶液を含んでい
てもよい。界面活性剤が固相試薬中で用いられる場合、
界面活性剤は、結合相手と固相との結合以前の、固相の
前処理剤として用いられてもよく、および/または、結
合相手が固相に結合されたあとの実際の試薬の混合物に
含有させてもよい。
遺伝子プローブアッセイ用のa)固相試薬、b)トレーサー
試薬、c)洗浄試薬、から成るアッセイ用のキットも提供
するものである。これらの試薬の一つまたはそれ以上
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキ
レンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサンブロ
ックコポリマー、ポリアルキレンオキサイドで修飾され
たポリジメチルシロキサンブロックコポリマー、および
これらの混合物から成る群より選択された界面活性剤を
含み、その濃度範囲は約0.001% (w/v) -約3% (w/v)であ
る。付加的に、このテストキットは、よく知られている
ように、既知量の分析対象入りの較正用溶液を含んでい
てもよい。界面活性剤が固相試薬中で用いられる場合、
界面活性剤は、結合相手と固相との結合以前の、固相の
前処理剤として用いられてもよく、および/または、結
合相手が固相に結合されたあとの実際の試薬の混合物に
含有させてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は、以下に詳述する形態
(ただし、これに限定されない)をふくむ多くのアッセ
イの形態で実施できる。
(ただし、これに限定されない)をふくむ多くのアッセ
イの形態で実施できる。
【0029】標識化された分析対象または分析対象の標
識化されたアナログを用いた競合的なアッセイの形態 (1)試料と、(a) 分析対象の標識化されたアナログま
たは標識化された分析対象を含むトレーサー試薬、およ
び(b) 前記分析対象あるいは分析対象のアナログとの特
異的結合相手が取り付けられた固相を含む固相試薬とを
接触させ、前記分析対象の標識化されたアナログまたは
前記標識化された分析対象と前記固定化された特異的結
合相手とが対合したものから成る、特異的結合反応生成
物であるところの固定化された複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体を有する固相を、洗浄試
薬を用いた方法で前記トレーサー試薬から分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、各工程より成るアッセイであって、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリメチルシロキサンブロックコポリ
マー、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリジメ
チルシロキサンブロックコポリマー、およびこれらの混
合物からなる群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相
試薬、b)前記トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬か
ら成る群より選ばれた一つ以上の試薬中に、非特異的結
合を少なくとも数倍減少させる効果を発揮する量で存在
させることを特徴とする、試料中の分析対象の検出また
は測定のための多相系での特異的結合アッセイ。
識化されたアナログを用いた競合的なアッセイの形態 (1)試料と、(a) 分析対象の標識化されたアナログま
たは標識化された分析対象を含むトレーサー試薬、およ
び(b) 前記分析対象あるいは分析対象のアナログとの特
異的結合相手が取り付けられた固相を含む固相試薬とを
接触させ、前記分析対象の標識化されたアナログまたは
前記標識化された分析対象と前記固定化された特異的結
合相手とが対合したものから成る、特異的結合反応生成
物であるところの固定化された複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体を有する固相を、洗浄試
薬を用いた方法で前記トレーサー試薬から分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、各工程より成るアッセイであって、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリメチルシロキサンブロックコポリ
マー、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリジメ
チルシロキサンブロックコポリマー、およびこれらの混
合物からなる群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相
試薬、b)前記トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬か
ら成る群より選ばれた一つ以上の試薬中に、非特異的結
合を少なくとも数倍減少させる効果を発揮する量で存在
させることを特徴とする、試料中の分析対象の検出また
は測定のための多相系での特異的結合アッセイ。
【0030】標識化された特異的結合相手を用いた競合
的なアッセイの形態 (1)試料を、 (a)分析対象の標識化された特異的結合
相手より成るトレーサー試薬、および (b)分析対象ある
いは分析対象のアナログが取り付けられている固相を含
む固相試薬と接触させ、前記分析対象の標識化された特
異的結合相手と前記固定化された分析対象または分析対
象のアナログとが対合したものから成る、特異的結合反
応生成物であるところの固定化された複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体をもつ固相を、洗浄試薬
を用いた方法で前記トレーサー試薬からの分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、 各工程より成るアッセイであって、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリアルキレンオキサイドで修飾さ
れたポリメチルシロキサンブロックコポリマー、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、およびこれらの混合物からなる
群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相試薬、b)前記
トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬から成る群より
選択された、一つ以上の試薬中に、非特異的結合を少な
くとも数倍減少させる効果を発揮する量で存在させるこ
とを特徴とする、試料中の分析対象の検出または測定の
ための多相系での特異的結合アッセイ。
的なアッセイの形態 (1)試料を、 (a)分析対象の標識化された特異的結合
相手より成るトレーサー試薬、および (b)分析対象ある
いは分析対象のアナログが取り付けられている固相を含
む固相試薬と接触させ、前記分析対象の標識化された特
異的結合相手と前記固定化された分析対象または分析対
象のアナログとが対合したものから成る、特異的結合反
応生成物であるところの固定化された複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体をもつ固相を、洗浄試薬
を用いた方法で前記トレーサー試薬からの分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、 各工程より成るアッセイであって、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリアルキレンオキサイドで修飾さ
れたポリメチルシロキサンブロックコポリマー、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、およびこれらの混合物からなる
群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相試薬、b)前記
トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬から成る群より
選択された、一つ以上の試薬中に、非特異的結合を少な
くとも数倍減少させる効果を発揮する量で存在させるこ
とを特徴とする、試料中の分析対象の検出または測定の
ための多相系での特異的結合アッセイ。
【0031】サンドイッチアッセイを用いた非競合的な
アッセイの形態 (1)試料と、(a) 分析対象の標識化された特異的結合
相手より成るトレーサー試薬、および(b) 固相上に分析
対象の標識されていない特異的結合相手が取り付けられ
ている固相を含む固相試薬とを接触させ、前記分析対象
の標識化された特異的結合相手と前記固定化された標識
されていない特異的結合相手とが対合したものから成
る、特異的結合反応生成物であるところの固定化された
複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体を有する固相を、洗浄試
薬を用いた方法で前記トレーサー試薬から分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、各工程より成るアッセイであって、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリメチルシロキサンブロックコポリ
マー、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリジメ
チルシロキサンブロックコポリマー、およびこれらの混
合物からなる群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相
試薬、b)前記トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬か
ら成る群より選択された一つ以上の試薬中に、非特異的
結合を少なくとも数倍減少させる効果を発揮する量で存
在させることを特徴とする、試料中の分析対象の検出ま
たは測定のための多相系での特異的結合のサンドイッチ
アッセイ。
アッセイの形態 (1)試料と、(a) 分析対象の標識化された特異的結合
相手より成るトレーサー試薬、および(b) 固相上に分析
対象の標識されていない特異的結合相手が取り付けられ
ている固相を含む固相試薬とを接触させ、前記分析対象
の標識化された特異的結合相手と前記固定化された標識
されていない特異的結合相手とが対合したものから成
る、特異的結合反応生成物であるところの固定化された
複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体を有する固相を、洗浄試
薬を用いた方法で前記トレーサー試薬から分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、各工程より成るアッセイであって、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリメチルシロキサンブロックコポリ
マー、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリジメ
チルシロキサンブロックコポリマー、およびこれらの混
合物からなる群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相
試薬、b)前記トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬か
ら成る群より選択された一つ以上の試薬中に、非特異的
結合を少なくとも数倍減少させる効果を発揮する量で存
在させることを特徴とする、試料中の分析対象の検出ま
たは測定のための多相系での特異的結合のサンドイッチ
アッセイ。
【0032】本発明の一つの好ましい実施形態では、ア
ッセイを、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリ
ジメチルシロキサンをトレーサー試薬中で用い、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサン
またはポリオキシエチレンラウリルエーテルを洗浄試薬
中で用いて行う。
ッセイを、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリ
ジメチルシロキサンをトレーサー試薬中で用い、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサン
またはポリオキシエチレンラウリルエーテルを洗浄試薬
中で用いて行う。
【0033】あるいは、前記界面活性剤は、固相を用い
るが分離のステップを用いないアッセイ系(ここでは疑
似均一系(pseudo-homogeneous)でのアッセイと名付け
る)において利用されてもよい。疑似均一系でのアッセ
イにおいて、一つ以上の前記界面活性剤をアッセイ系中
に非特異的結合を少なくとも数倍減少させる効果のある
量だけ使用することからなる非特異的結合を減少させる
方法が提供される。好ましくは、界面活性剤はこのよう
なアッセイで使われる溶液、例えば、サンプルを入れた
溶液、または(用いられるとしたら)トレーサー試薬、
および/または固相試薬(もし、独立した試薬として用
いられる場合)中に存在する。
るが分離のステップを用いないアッセイ系(ここでは疑
似均一系(pseudo-homogeneous)でのアッセイと名付け
る)において利用されてもよい。疑似均一系でのアッセ
イにおいて、一つ以上の前記界面活性剤をアッセイ系中
に非特異的結合を少なくとも数倍減少させる効果のある
量だけ使用することからなる非特異的結合を減少させる
方法が提供される。好ましくは、界面活性剤はこのよう
なアッセイで使われる溶液、例えば、サンプルを入れた
溶液、または(用いられるとしたら)トレーサー試薬、
および/または固相試薬(もし、独立した試薬として用
いられる場合)中に存在する。
【0034】本発明の構成及び範囲から逸脱することが
なければ、多くの変更が、当業者にとって明らかであ
り、また当業者により容易になされ得るであろうが、そ
れらはすべて本発明に含まれることはよく理解できよ
う。以下に示す実施例は説明のためにのみ意図されたも
のであり、本発明はそれらの実施例のみに限定されるも
のでないことに留意されたい。
なければ、多くの変更が、当業者にとって明らかであ
り、また当業者により容易になされ得るであろうが、そ
れらはすべて本発明に含まれることはよく理解できよ
う。以下に示す実施例は説明のためにのみ意図されたも
のであり、本発明はそれらの実施例のみに限定されるも
のでないことに留意されたい。
【0035】
【実施例】この実施例の中で使われている材料は以下の
ように調達された。
ように調達された。
【0036】界面活性剤 BRIJ 30 [polyoxyethlene-
(4)-lauryl ether] 界面活性剤 TWEEN 20 [polyoxyethyene sorbitan mon
olaurate] ポリエチレンオキサイド (Polyethylene oxide;PEO, Ca
t. No. P6667, 平均分子量;Average M.W. 10000) ポリビニルアルコール(Polyvinyl alcohol;PVA, Cat. N
o. P8316, 平均分子量;Average M.W. 30000-70000) 牛ガンマグロブリン(Bovine gamma globulin;BgG) ヘモグロビン(Hemoglobin;HB) シグマケミカル社(SIGMA Chemical Co. ; St. Louis, M
O) より購入した。
(4)-lauryl ether] 界面活性剤 TWEEN 20 [polyoxyethyene sorbitan mon
olaurate] ポリエチレンオキサイド (Polyethylene oxide;PEO, Ca
t. No. P6667, 平均分子量;Average M.W. 10000) ポリビニルアルコール(Polyvinyl alcohol;PVA, Cat. N
o. P8316, 平均分子量;Average M.W. 30000-70000) 牛ガンマグロブリン(Bovine gamma globulin;BgG) ヘモグロビン(Hemoglobin;HB) シグマケミカル社(SIGMA Chemical Co. ; St. Louis, M
O) より購入した。
【0037】SILWET L7604 (polyalkylene oxide modif
ied polydimethyl siloxane) SILWET L7607 (polyalkylene oxide modified polymeth
yl siloxane) OSiスペシャリティ社(OSi Specialities Inc.) より
得られた。
ied polydimethyl siloxane) SILWET L7607 (polyalkylene oxide modified polymeth
yl siloxane) OSiスペシャリティ社(OSi Specialities Inc.) より
得られた。
【0038】 TRITON X-100(octyl phenol polyether alcohol) TRITON X-705(octyl phenol polyether alcohol) ユニオンカーバイド社(Union Carbide Corp.) より購入
した。
した。
【0039】PLURONIC ポリオキシエチレンオキシプロ
ピレンコポリマー界面活性剤 (PLURONIC poly(oxyethylene-oxypropylene) copolymer
surfactant) TETRONIC アルコキシル化ジアミン界面活性剤 (TETRONIC alkoxylated diamine surfactant) BASF社(BASF Corp.;Parsippany,NJ)より得られた。
ピレンコポリマー界面活性剤 (PLURONIC poly(oxyethylene-oxypropylene) copolymer
surfactant) TETRONIC アルコキシル化ジアミン界面活性剤 (TETRONIC alkoxylated diamine surfactant) BASF社(BASF Corp.;Parsippany,NJ)より得られた。
【0040】 ポリスチレンチューブ(Polystylene tube) 12x75 mm サーステッド社(Sarstedt Inc.;Cat. No. 55.476, Pens
sauken, NJ) より購入した。
sauken, NJ) より購入した。
【0041】ポリプロピレンキュベット(Polypropylene
cuvette) 12x75 mm ベクトンディッキンソン社(Becton Dickinson Corp. ;F
alcon 2002, Lincorn Park, NJ) より購入した。
cuvette) 12x75 mm ベクトンディッキンソン社(Becton Dickinson Corp. ;F
alcon 2002, Lincorn Park, NJ) より購入した。
【0042】ポリプロピレンキュベットは、チバコーニ
ングディアゴノスティク社(Ciba-Corning Diagnostics
Corp. ;Medfeild, MA)のために製造された。
ングディアゴノスティク社(Ciba-Corning Diagnostics
Corp. ;Medfeild, MA)のために製造された。
【0043】ポリスチレンでカプセル化された磁性小片
は、バングズラボラトリー社(Bangs Laboratries, Inc.
;StockNo. M0009400CN, Carmel, IN)より購入された。
は、バングズラボラトリー社(Bangs Laboratries, Inc.
;StockNo. M0009400CN, Carmel, IN)より購入された。
【0044】トリヨードチロニン(triiodethyronine)、
クレアチンキナーゼ、ジニトロフェノール、甲状腺刺激
ホルモンに対するモノクローナル抗体は、マウスの抗体
で、当業者によく知られた技術により調製された。アク
リジンエステル(AE)標識は、ウィークス等によっ
て、I. Weeks, et al., ”Acredinium Esters as High-
Specific Activity Labels in immunoassay ”, Clin.
Chem.,29, 1474-1479 (1983)にて記述された方法によ
り、様々な特異的結合相手と接合され、その結果トレー
サーを形成した。全ての界面活性剤の%(w/v) は、それ
ぞれの試薬の、界面活性剤を含めた混合物の全容量に基
づいている。AEで標識化されたオリゴヌクレオチド
は、5'-NH2-mecA-495,であり、配列は5' GAA GAT GGT A
TG TGG AAG TTA GAT ATT である。
クレアチンキナーゼ、ジニトロフェノール、甲状腺刺激
ホルモンに対するモノクローナル抗体は、マウスの抗体
で、当業者によく知られた技術により調製された。アク
リジンエステル(AE)標識は、ウィークス等によっ
て、I. Weeks, et al., ”Acredinium Esters as High-
Specific Activity Labels in immunoassay ”, Clin.
Chem.,29, 1474-1479 (1983)にて記述された方法によ
り、様々な特異的結合相手と接合され、その結果トレー
サーを形成した。全ての界面活性剤の%(w/v) は、それ
ぞれの試薬の、界面活性剤を含めた混合物の全容量に基
づいている。AEで標識化されたオリゴヌクレオチド
は、5'-NH2-mecA-495,であり、配列は5' GAA GAT GGT A
TG TGG AAG TTA GAT ATT である。
【0045】(A=アデニン、G=グアニン、T=チミン)磁
気による分離の棚(rack)( チバコーニングディアゴノス
ティック社;Ciba Corning Diagnostics Corp., Medfiel
d, Mass より入手可能)が、分離のステップで用いられ
た。化学発光標識は、分離された固相を、最初に0.3 ml
のフラッシュ試薬1(0.1 N HNO3 の 0.5% H2O2水溶液)
と接触させ、続いてフラッシュ試薬2 (0.5%のARQUEAD,
16-50-N−アルキルアンモニウムクロライド;16-50 N-a
lkyl trimethyl ammmonium chloride(50% 活性化, AKZO
ケミカル社;AKZO Chemical Inc.より購入) を含む水溶
液中の0.25 N NaOH )と接触させて活性化された。
気による分離の棚(rack)( チバコーニングディアゴノス
ティック社;Ciba Corning Diagnostics Corp., Medfiel
d, Mass より入手可能)が、分離のステップで用いられ
た。化学発光標識は、分離された固相を、最初に0.3 ml
のフラッシュ試薬1(0.1 N HNO3 の 0.5% H2O2水溶液)
と接触させ、続いてフラッシュ試薬2 (0.5%のARQUEAD,
16-50-N−アルキルアンモニウムクロライド;16-50 N-a
lkyl trimethyl ammmonium chloride(50% 活性化, AKZO
ケミカル社;AKZO Chemical Inc.より購入) を含む水溶
液中の0.25 N NaOH )と接触させて活性化された。
【0046】実施例1 洗浄試薬中のBRIJ 30 およびSILWET L-7607 の、牛ガン
マグロブリン(BgG )のポリスチレンチューブへの非特異
的結合に対する影響 第一段階として、以下の試薬を12x75 mmのポリスチレン
チューブに加えた。
マグロブリン(BgG )のポリスチレンチューブへの非特異
的結合に対する影響 第一段階として、以下の試薬を12x75 mmのポリスチレン
チューブに加えた。
【0047】a) 0.1 ml PBS/BSA buffer pH 7.4 [0.05 M リン酸ナトリウム一塩基酸, 0.15 M NaCl, 1 m
M EDTA, 0.02 % (w/v)NaN2 , 0.1 % (w/v) BSA] b) 0.1 ml アクリジン標識化された BgG溶液 (約 1 x 10 8 RLU(相対光単位;relative light u
nit )、PBS/BSA bufferに溶解) c) 0.5 ml PBS/BSA buffer a),b),c)を加えるごとに、チューブをボルテックスによ
って攪拌した。
M EDTA, 0.02 % (w/v)NaN2 , 0.1 % (w/v) BSA] b) 0.1 ml アクリジン標識化された BgG溶液 (約 1 x 10 8 RLU(相対光単位;relative light u
nit )、PBS/BSA bufferに溶解) c) 0.5 ml PBS/BSA buffer a),b),c)を加えるごとに、チューブをボルテックスによ
って攪拌した。
【0048】第二段階として、室温で一時間保温したの
ち、それぞれのチューブの中身を除き、吸収性のティッ
シュペーパーで吸い取った。次に界面活性剤を含まない
洗浄試薬(1 ml のPBS/BSA buffer) を比較対照として、
表1に示された多数の異なった界面活性剤を0.1 % (w/
v) 含む1 mlのPBS/BSA bufferと同様に用意した。おの
おのの試薬を個別のチューブに入れ、ボルテックスで混
合し、中身を捨て、三分間ティッシュペーパーで吸い取
った。この洗浄操作を四回繰り返した。その後、5 mlの
脱塩水をそれぞれのチューブに入れ、ボルテックスで混
合したあと捨て、三分間吸い取った。
ち、それぞれのチューブの中身を除き、吸収性のティッ
シュペーパーで吸い取った。次に界面活性剤を含まない
洗浄試薬(1 ml のPBS/BSA buffer) を比較対照として、
表1に示された多数の異なった界面活性剤を0.1 % (w/
v) 含む1 mlのPBS/BSA bufferと同様に用意した。おの
おのの試薬を個別のチューブに入れ、ボルテックスで混
合し、中身を捨て、三分間ティッシュペーパーで吸い取
った。この洗浄操作を四回繰り返した。その後、5 mlの
脱塩水をそれぞれのチューブに入れ、ボルテックスで混
合したあと捨て、三分間吸い取った。
【0049】最後に、0.1 mlの脱塩水を加え、0.3 mlの
フラッシュ試薬1、続いて0.3 mlのフラッシュ試薬2を
入れたあとで生じた発光を、マジックアナライザー2
(チバコーニングディアゴノスティック社;Ciba-Corni
ng Diagnostics Corp. Medfeild, MA )を用いて測定
し、AE標識化されたBgGのポリスチレンチューブへ
の非特異的結合を測定した。おのおののチューブから測
定されたデータを表1にまとめた。示されたデータはそ
れぞれのチューブの中に残存しているRLUを、投入さ
れたRLU(即ち1x108 )で割った値で定義されるとこ
ろの、部分的非特異的結合として表されている。
フラッシュ試薬1、続いて0.3 mlのフラッシュ試薬2を
入れたあとで生じた発光を、マジックアナライザー2
(チバコーニングディアゴノスティック社;Ciba-Corni
ng Diagnostics Corp. Medfeild, MA )を用いて測定
し、AE標識化されたBgGのポリスチレンチューブへ
の非特異的結合を測定した。おのおののチューブから測
定されたデータを表1にまとめた。示されたデータはそ
れぞれのチューブの中に残存しているRLUを、投入さ
れたRLU(即ち1x108 )で割った値で定義されるとこ
ろの、部分的非特異的結合として表されている。
【0050】
【表1】
【0051】表1の結果が示すように、0.1%(w/v) BRIJ
30 あるいは0.1%(w/v) SILNET L-7607 を洗浄試薬(PBS
/BSA buffer)に添加すると、AE-BgGのポリスチレンチュ
ーブへの非特異的結合を10000倍以上も減少させる
ことが観察された。これとは対照的に、0.1%(w/v) のTW
EEN 20またはTRITON X- 100 を洗浄試薬へ添加すると、
非特異的結合を減少させたことが観察されたが、減少率
はそれぞれ200 および2000倍にとどまった。
30 あるいは0.1%(w/v) SILNET L-7607 を洗浄試薬(PBS
/BSA buffer)に添加すると、AE-BgGのポリスチレンチュ
ーブへの非特異的結合を10000倍以上も減少させる
ことが観察された。これとは対照的に、0.1%(w/v) のTW
EEN 20またはTRITON X- 100 を洗浄試薬へ添加すると、
非特異的結合を減少させたことが観察されたが、減少率
はそれぞれ200 および2000倍にとどまった。
【0052】実施例2 洗浄試薬中のBRIJ 30 およびSILWET L-7607 の甲状腺刺
激ホルモン抗体のポリスチレンチューブへの非特異的結
合への影響 甲状腺刺激ホルモンに対するマウスのモノクローナル抗
体(TSH)の、ポリスチレンチューブへの非特異的結
合を、BgGの代わりに抗TSH抗体を用いた点、およ
び第一段階で、PBS/BSA bufferのかわりに0.1 mlのBS
A溶液(5%(w/v)BSA溶液(0.05 M 一塩基リン酸ナトリウ
ム,0.02%(w/v) アジ化ナトリウム,5% (w/v)BSA,pH 7.4)
を用いた点を除き、実施例1に記述された方法と同一の
方法で測定した。
激ホルモン抗体のポリスチレンチューブへの非特異的結
合への影響 甲状腺刺激ホルモンに対するマウスのモノクローナル抗
体(TSH)の、ポリスチレンチューブへの非特異的結
合を、BgGの代わりに抗TSH抗体を用いた点、およ
び第一段階で、PBS/BSA bufferのかわりに0.1 mlのBS
A溶液(5%(w/v)BSA溶液(0.05 M 一塩基リン酸ナトリウ
ム,0.02%(w/v) アジ化ナトリウム,5% (w/v)BSA,pH 7.4)
を用いた点を除き、実施例1に記述された方法と同一の
方法で測定した。
【0053】
【表2】
【0054】表2に示されるように、0.1%(w/v) のBRIJ
30 またはSILWET L-7607 を洗浄試薬に添加すると、抗
TSH抗体のポリスチレンへの部分的非特異的結合を5
0,000倍も減少させることが観察された。これとは
対照的に、0.1% (w/v)のTRITON X-705を洗浄試薬に添加
した場合は、(米国特許第 4,668,639号において開示さ
れているように)50倍程度の減少しかみられなかった。
30 またはSILWET L-7607 を洗浄試薬に添加すると、抗
TSH抗体のポリスチレンへの部分的非特異的結合を5
0,000倍も減少させることが観察された。これとは
対照的に、0.1% (w/v)のTRITON X-705を洗浄試薬に添加
した場合は、(米国特許第 4,668,639号において開示さ
れているように)50倍程度の減少しかみられなかった。
【0055】実施例3 洗浄試薬中のBRIJ 30 およびSILWET L-7607 の濃度によ
る各種トレーサー試薬の非特異的結合に対する影響 AEで標識化されたBgGおよびヘモグロビン(HB)
に加えて、トリヨードチロニン、クレアチンキナーゼ
(CKーMB)、ジニトロフェノール、甲状腺刺激ホル
モンの各々に対するモノクローナル抗体をトレーサー試
薬として、ポリスチレンへの非特異的結合を評価した。
様々な界面活性剤を PBS/BSA buffer 中に二つの異なっ
た濃度で用いて、実施例2で用いた方法と同一の方法に
従って評価した。(ただし、第二段階で、チューブは四
回ではなく三回洗浄された。)試験された界面活性剤の
種類と濃度を表3、4に示した。表中の略語は以下のと
おりである。
る各種トレーサー試薬の非特異的結合に対する影響 AEで標識化されたBgGおよびヘモグロビン(HB)
に加えて、トリヨードチロニン、クレアチンキナーゼ
(CKーMB)、ジニトロフェノール、甲状腺刺激ホル
モンの各々に対するモノクローナル抗体をトレーサー試
薬として、ポリスチレンへの非特異的結合を評価した。
様々な界面活性剤を PBS/BSA buffer 中に二つの異なっ
た濃度で用いて、実施例2で用いた方法と同一の方法に
従って評価した。(ただし、第二段階で、チューブは四
回ではなく三回洗浄された。)試験された界面活性剤の
種類と濃度を表3、4に示した。表中の略語は以下のと
おりである。
【0056】AE:アクリジンエステル標識 BgG:牛ガンマグロブリン HB:ヘモグロビン Anti-TY 1-3 :三個の異なった系列(line)の抗トリヨー
ドチロニン抗体 Anti-TSH:抗甲状腺刺激ホルモン Anti-CK :抗クレアチンキナーゼ抗体 Anti-DNP:抗ジニトロフェノール抗体 E:10をかけること。(即ち 7.7E-8=7.7x10-8) Inv.:発明(Invention) Comp. :比較対照(comparison) SILWET :ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリメ
チルシロキサン(SILWET L−7607)
ドチロニン抗体 Anti-TSH:抗甲状腺刺激ホルモン Anti-CK :抗クレアチンキナーゼ抗体 Anti-DNP:抗ジニトロフェノール抗体 E:10をかけること。(即ち 7.7E-8=7.7x10-8) Inv.:発明(Invention) Comp. :比較対照(comparison) SILWET :ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリメ
チルシロキサン(SILWET L−7607)
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】表3および表4にまとめられた結果が示し
ているように、これら8種のトレーサー試薬の、0.0
1% (w/v)BRIJ 30存在下での非特異的結
合の平均減少率は約150倍、SILWET L-7607 では約4
0倍であったのに対し、TWEEN 20およびTRITON X-100存
在下で得られた減少率はそれぞれ20、15倍であっ
た。0.1% (w/v)の濃度では、BRIJ 30 による平均減少率
は850倍であった。0.1%(w/v) のSILWET L-7607 では
602倍の非特異的結合の平均減少率を示した。0.1%(w
/v) での比較対象界面活性剤試料TRITON X-100およびTW
EEN 20では、それぞれ273倍、63倍を示した。
ているように、これら8種のトレーサー試薬の、0.0
1% (w/v)BRIJ 30存在下での非特異的結
合の平均減少率は約150倍、SILWET L-7607 では約4
0倍であったのに対し、TWEEN 20およびTRITON X-100存
在下で得られた減少率はそれぞれ20、15倍であっ
た。0.1% (w/v)の濃度では、BRIJ 30 による平均減少率
は850倍であった。0.1%(w/v) のSILWET L-7607 では
602倍の非特異的結合の平均減少率を示した。0.1%(w
/v) での比較対象界面活性剤試料TRITON X-100およびTW
EEN 20では、それぞれ273倍、63倍を示した。
【0060】実施例4 トレーサー試薬中の界面活性剤による、抗クレアチンキ
ナーゼ抗体のポリスチレンへの非特異的結合に対する影
響 AEで標識化された抗クレアチンキナーゼモノクローナ
ル抗体のポリスチレンチューブへの非特異的結合を、実
施例2で用いたプロトコルに若干の変更を加えた方法で
測定した。AEで標識化された抗クレアチンキナーゼ抗
体の非特異的結合を試験したが、表5に示された界面活
性剤を、第二段階の洗浄試薬ではなくて第一段階のトレ
ーサー試薬にも加えた。さらに、界面活性剤はより高い
濃度である1%(w/v) で用いた。結果を表5にまとめた。
ナーゼ抗体のポリスチレンへの非特異的結合に対する影
響 AEで標識化された抗クレアチンキナーゼモノクローナ
ル抗体のポリスチレンチューブへの非特異的結合を、実
施例2で用いたプロトコルに若干の変更を加えた方法で
測定した。AEで標識化された抗クレアチンキナーゼ抗
体の非特異的結合を試験したが、表5に示された界面活
性剤を、第二段階の洗浄試薬ではなくて第一段階のトレ
ーサー試薬にも加えた。さらに、界面活性剤はより高い
濃度である1%(w/v) で用いた。結果を表5にまとめた。
【0061】
【表5】
【0062】表5に示されているとおり、1%(w/v) のSI
LWETの添加は、抗クレアチンキナーゼ抗体のポリスチレ
ンへの非特異的結合を200倍減少させることが観察さ
れた。また、1%(w/v) のTETRONIC 904のPBS/BSA buffer
への添加では、10倍の減少という結果であった。1%(w
/v) のTRITON X-705の添加は、非特異的結合を4倍減少
させることが観察された。
LWETの添加は、抗クレアチンキナーゼ抗体のポリスチレ
ンへの非特異的結合を200倍減少させることが観察さ
れた。また、1%(w/v) のTETRONIC 904のPBS/BSA buffer
への添加では、10倍の減少という結果であった。1%(w
/v) のTRITON X-705の添加は、非特異的結合を4倍減少
させることが観察された。
【0063】実施例5 トレーサー試薬中の界面活性剤によるBgGとポリスチ
レンとの非特異的結合に対する影響 AEで標識化されたBgGのポリスチレンチューブへの
非特異的結合を実施例4で用いた方法に、トレーサー試
薬においてAE標識化BgGを代用するという変更を加
えた方法で測定した。結果を表6にまとめた。
レンとの非特異的結合に対する影響 AEで標識化されたBgGのポリスチレンチューブへの
非特異的結合を実施例4で用いた方法に、トレーサー試
薬においてAE標識化BgGを代用するという変更を加
えた方法で測定した。結果を表6にまとめた。
【0064】
【表6】
【0065】実施例6 洗浄試薬中の界面活性剤によるBgGのポリスチレンへ
の非特異的結合に対する影響 AE標識化BgGのポリプロピレンキュベットへの非特
異的結合を以下のようにして調べた。:実施例2に示し
た5%(w/v)BSA溶液0.1 mlを各々のキュベットに加えた。
続いて、0.1 mlのAE標識化BgG( 1x108 RLU ) およ
び0.5 mlのPBS/BSA bufferをこの順序で加えた。室温で
一時間保温した後、キュベットを、3回、PBS buffer
(0.05 M一塩基リン酸ナトリウム、0.15 M塩化ナトリウ
ム、1 mM EDTA 、0.02% (w/v) アジ化ナトリウム)、1%
(w/v)ポリビニルアルコール(PVA)、0.1% (w/v) BRIJ 3
0より成る洗浄試薬(”PBS/PVA/BRIJ”)か、または水
(比較対照)により洗浄し、その後、フラッシュ試薬1
およびフラッシュ試薬2により発光させ、測定した。各
々のキュベットに残っているRLU はACS180インス
ツルメント(ACS180instrument;完全に自動化さ
れたランダムアクセスできる化学発光の免疫学的アッセ
イシステム、チバコーニング診断社製)によって決定し
た。それぞれのキュベット中に残存している測定された
RLU は、BgGのポリプロピレンキュベットへの非特異
的結合を表し、非特異的結合は、水による洗浄をPBS/PV
A/BRIJ 30 による洗浄に置き換えたとき、1.6x10-4から
7.8x10-7に減少することが観察された。
の非特異的結合に対する影響 AE標識化BgGのポリプロピレンキュベットへの非特
異的結合を以下のようにして調べた。:実施例2に示し
た5%(w/v)BSA溶液0.1 mlを各々のキュベットに加えた。
続いて、0.1 mlのAE標識化BgG( 1x108 RLU ) およ
び0.5 mlのPBS/BSA bufferをこの順序で加えた。室温で
一時間保温した後、キュベットを、3回、PBS buffer
(0.05 M一塩基リン酸ナトリウム、0.15 M塩化ナトリウ
ム、1 mM EDTA 、0.02% (w/v) アジ化ナトリウム)、1%
(w/v)ポリビニルアルコール(PVA)、0.1% (w/v) BRIJ 3
0より成る洗浄試薬(”PBS/PVA/BRIJ”)か、または水
(比較対照)により洗浄し、その後、フラッシュ試薬1
およびフラッシュ試薬2により発光させ、測定した。各
々のキュベットに残っているRLU はACS180インス
ツルメント(ACS180instrument;完全に自動化さ
れたランダムアクセスできる化学発光の免疫学的アッセ
イシステム、チバコーニング診断社製)によって決定し
た。それぞれのキュベット中に残存している測定された
RLU は、BgGのポリプロピレンキュベットへの非特異
的結合を表し、非特異的結合は、水による洗浄をPBS/PV
A/BRIJ 30 による洗浄に置き換えたとき、1.6x10-4から
7.8x10-7に減少することが観察された。
【0066】実施例7 洗浄試薬中のBRIJ 30 による、クレアチンキナーゼアッ
セイにおける特異的および非特異的結合への影響 洗浄試薬の組成による、マジックライト(Magic Lite C
K-MB)クレアチンキナーゼアッセイにおける特異的およ
び非特異的結合に対する影響を調べた。0.1 mlのCK-MB
標準液(0 または51.6 ng/mlのCK-MB を含む)を、個々
のポリスチレンチューブに入れ、続いて、0.1 mlのAE
標識化された抗CK-MB 抗体 (1.6x107 RLU)を加えた。続
いて、0.5 mlの、永久磁石の酸化鉄粒子に固定化された
抗CK-MB抗体を加えた。一時間の保温の後、各々のチュ
ーブを、水、またはPBS/BSA 、または PBS/BSA/0.1%(w/
v)BRIJ 30 により2回洗浄し、その後発光させ、実施例
1で用いた方法により測定した。以下の、表7にまとめ
られた結果が示すように、BRIJ 30 を洗浄試薬に添加す
ると、このアッセイのS/N 比は263から417へ改善
した。
セイにおける特異的および非特異的結合への影響 洗浄試薬の組成による、マジックライト(Magic Lite C
K-MB)クレアチンキナーゼアッセイにおける特異的およ
び非特異的結合に対する影響を調べた。0.1 mlのCK-MB
標準液(0 または51.6 ng/mlのCK-MB を含む)を、個々
のポリスチレンチューブに入れ、続いて、0.1 mlのAE
標識化された抗CK-MB 抗体 (1.6x107 RLU)を加えた。続
いて、0.5 mlの、永久磁石の酸化鉄粒子に固定化された
抗CK-MB抗体を加えた。一時間の保温の後、各々のチュ
ーブを、水、またはPBS/BSA 、または PBS/BSA/0.1%(w/
v)BRIJ 30 により2回洗浄し、その後発光させ、実施例
1で用いた方法により測定した。以下の、表7にまとめ
られた結果が示すように、BRIJ 30 を洗浄試薬に添加す
ると、このアッセイのS/N 比は263から417へ改善
した。
【0067】
【表7】
【0068】実施例8 洗浄試薬中の界面活性剤によるオリゴヌクレオチドのポ
リスチレンへの非特異的結合に対する影響 AE標識化されたオリゴヌクレオチド5'-NH2-mecA-495
のポリスチレンチューブへの非特異的結合は、0.1%(w/
v) のBRIJ 30 を洗浄試薬に添加することによって著し
く減少した。水またはPBS/PVA/BRIJ 30 によって3回洗
浄し、実施例2のプロトコルを実行した。オリゴヌクレ
オチドトレーサーの、ポリスチレン試薬に対する非特異
的結合は、洗浄溶液を比較対照である水からPBS/PVA/BR
IJ 30 に置き換えると1.4x10-4から5x10-8以下に減少し
た。
リスチレンへの非特異的結合に対する影響 AE標識化されたオリゴヌクレオチド5'-NH2-mecA-495
のポリスチレンチューブへの非特異的結合は、0.1%(w/
v) のBRIJ 30 を洗浄試薬に添加することによって著し
く減少した。水またはPBS/PVA/BRIJ 30 によって3回洗
浄し、実施例2のプロトコルを実行した。オリゴヌクレ
オチドトレーサーの、ポリスチレン試薬に対する非特異
的結合は、洗浄溶液を比較対照である水からPBS/PVA/BR
IJ 30 に置き換えると1.4x10-4から5x10-8以下に減少し
た。
【0069】実施例9 洗浄試薬中の界面活性剤によるオリゴヌクレオチドのポ
リプロピレンへの非特異的結合に対する影響 AE標識化されたオリゴヌクレオチド 5'-NH2-mecA-495
の非特異的結合は、洗浄溶液を水からPBS/PVA/BRIJ 30
へ置き換えると、5.9x10-4から1.9x10-5へ減少した。実
施例2のプロトコルに加えた変更は、実施例6で述べた
ものと同様である。
リプロピレンへの非特異的結合に対する影響 AE標識化されたオリゴヌクレオチド 5'-NH2-mecA-495
の非特異的結合は、洗浄溶液を水からPBS/PVA/BRIJ 30
へ置き換えると、5.9x10-4から1.9x10-5へ減少した。実
施例2のプロトコルに加えた変更は、実施例6で述べた
ものと同様である。
【0070】実施例10 洗浄試薬中の界面活性剤によるオリゴヌクレオチドのポ
リプロピレンへの非特異的結合に対する影響 AE標識化されたオリゴヌクレオチド5'-NH2-mecA-495
のポリプロピレンへの非特異的結合を、界面活性剤TETR
ONIC 904を用いて評価した。そのアッセイのプロトコル
は以下の通りである。
リプロピレンへの非特異的結合に対する影響 AE標識化されたオリゴヌクレオチド5'-NH2-mecA-495
のポリプロピレンへの非特異的結合を、界面活性剤TETR
ONIC 904を用いて評価した。そのアッセイのプロトコル
は以下の通りである。
【0071】最初に、0.1 mlの5%(w/v)BSA溶液を各々の
キュベットに加え、続いて、0.1 mlの、0.1%(w/v) 界面
活性剤TETRONIC 904を含む PBS/BSA溶液に溶解している
オリゴヌクレオチド 5'-NH2-mecA-495溶液を加えた。次
に、 0.45 mlの0.1%(w/v) TETRONIC 904入り/無しPBS/
BSA 溶液をキュベットに入れた。37℃で7.5 分間保温
した後、キュベットをPBS/0.1%(w/v)BRIJ 30で3回洗浄
した。オリゴヌクレオチドのポリプロピレンキュベット
への非特異的結合は、0.1%(w/v)TETRONIC 904がバッフ
ァーに加えられると、実施例6で述べた方法で発光させ
測定した場合、1.4x10-5から5.2x10-6へ減少した。
キュベットに加え、続いて、0.1 mlの、0.1%(w/v) 界面
活性剤TETRONIC 904を含む PBS/BSA溶液に溶解している
オリゴヌクレオチド 5'-NH2-mecA-495溶液を加えた。次
に、 0.45 mlの0.1%(w/v) TETRONIC 904入り/無しPBS/
BSA 溶液をキュベットに入れた。37℃で7.5 分間保温
した後、キュベットをPBS/0.1%(w/v)BRIJ 30で3回洗浄
した。オリゴヌクレオチドのポリプロピレンキュベット
への非特異的結合は、0.1%(w/v)TETRONIC 904がバッフ
ァーに加えられると、実施例6で述べた方法で発光させ
測定した場合、1.4x10-5から5.2x10-6へ減少した。
【0072】実施例11 洗浄あるいは固相溶液中の界面活性剤によるポリスチレ
ンでコートされた磁性小片へのBgGの非特異的結合に
対する影響 この実験においては、BRIJ 30 およびTETRONIC 908によ
る、AE標識化BgGの、ポリスチレンでカプセル化さ
れた磁性小片への非特異的結合に対する影響を調べた。
最初に、PBS/BSA または1%(w/v)TETRONIC 908 を含むPB
S を0.1 mlポリスチレンチューブに入れた。続いてPBS/
BSA に磁性粒子0.5 mlを0.1 mg/ml となるように加え、
108 RFU のAE標識化BgGを0.1 ml入れた。各々の添
加後には、サンプルはボルテックスをかけられた。室温
での一時間の保温の後、PBS/BSAまたはPBS/PVA/BRIJ 30
により3回洗浄し、実施例1に記述されている方法で
発光させ、測定した。結果を表8に示す
ンでコートされた磁性小片へのBgGの非特異的結合に
対する影響 この実験においては、BRIJ 30 およびTETRONIC 908によ
る、AE標識化BgGの、ポリスチレンでカプセル化さ
れた磁性小片への非特異的結合に対する影響を調べた。
最初に、PBS/BSA または1%(w/v)TETRONIC 908 を含むPB
S を0.1 mlポリスチレンチューブに入れた。続いてPBS/
BSA に磁性粒子0.5 mlを0.1 mg/ml となるように加え、
108 RFU のAE標識化BgGを0.1 ml入れた。各々の添
加後には、サンプルはボルテックスをかけられた。室温
での一時間の保温の後、PBS/BSAまたはPBS/PVA/BRIJ 30
により3回洗浄し、実施例1に記述されている方法で
発光させ、測定した。結果を表8に示す
【0073】
【表8】
【0074】実施例12 固相試薬に加えた様々な界面活性剤によるポリスチレン
でコートされた磁性小片へのBgGの非特異的結合に対
する影響 この研究のためのプロトコルは実施例11に述べたとお
りである。サンプルを洗浄するための洗浄試薬を全てPB
S/PVA/BRIJ 30 とした。結果を表9にまとめた。
でコートされた磁性小片へのBgGの非特異的結合に対
する影響 この研究のためのプロトコルは実施例11に述べたとお
りである。サンプルを洗浄するための洗浄試薬を全てPB
S/PVA/BRIJ 30 とした。結果を表9にまとめた。
【0075】
【表9】
【0076】この請求項の技術範囲は、これまでの記述
のみに限定することは意図されておらず、請求項は当業
者によって本発明と均等であるとみなされるすべての特
徴をカバーし、本発明に内在しているすべての特許とな
りうる特徴を包含するように解釈されるものである。
のみに限定することは意図されておらず、請求項は当業
者によって本発明と均等であるとみなされるすべての特
徴をカバーし、本発明に内在しているすべての特許とな
りうる特徴を包含するように解釈されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローリー アン リヴシン アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02067 シャロン ウッドランド ストリ ート 30 (72)発明者 ユーリ ピラン アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02067 シャロン ウッドランド ストリ ート 16
Claims (44)
- 【請求項1】 (1)試料と、(a) 分析対象の標識化さ
れたアナログまたは標識化された分析対象を含むトレー
サー試薬、および (b)前記分析対象あるいは分析対象の
アナログとの特異的結合相手が取り付けられた固相を含
む固相試薬とを接触させ、前記分析対象の標識化された
アナログまたは前記標識化された分析対象と前記固定化
された特異的結合相手とが対合したものから成る、特異
的結合反応生成物であるところの固定化された複合体を
形成し、 (2)前記固定化された複合体を有する固相を、洗浄試
薬を用いた方法で前記トレーサー試薬から分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、 各工程より成るアッセイであって、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリアルキレンオキサイドで修飾さ
れたポリメチルシロキサンブロックコポリマー、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、およびこれらの混合物からなる
群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相試薬、b)前記
トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬から成る群より
選ばれた一つ以上の試薬中に、非特異的結合を少なくと
も数倍減少させる効果を発揮する量で存在させることを
特徴とする、試料中の分析対象の検出または測定のため
の多相系での特異的結合アッセイ。 - 【請求項2】 前記界面活性剤が、前記特異的結合相手
を前記固相へ取り付けるに先立って前処理するために使
われるか、または、前記界面活性剤が、前記特異的結合
相手が前記固相に取り付けられた後の前記固相試薬中に
含まれるか、または、前記界面活性剤が、前記特異的結
合相手を前記固相へ取り付けるに先立って前記固相を前
処理するために使われかつ前記界面活性剤が、前記特異
的結合相手が前記固相に取り付けられた後に前記固相試
薬中に含まれることを特徴とする請求項1記載のアッセ
イ。 - 【請求項3】 前記界面活性剤が前記トレーサー試薬中
に存在すること特徴とする請求項1記載のアッセイ。 - 【請求項4】 前記界面活性剤が前記洗浄試薬中に存在
することを特徴とする請求項3記載のアッセイ。 - 【請求項5】 前記界面活性剤が前記洗浄試薬、前記ト
レーサー試薬、および前記固相試薬に含まれることを特
徴とする請求項1記載のアッセイ。 - 【請求項6】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤の
濃度が約0.001%(w/v) から約3% (w/v)の範囲であること
を特徴とする請求項5記載のアッセイ。 - 【請求項7】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤の
濃度が約0.001%(w/v) から約3% (w/v)の範囲であること
を特徴とする請求項1記載のアッセイ。 - 【請求項8】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤の
濃度が約0.005%(w/v) から約1.5% (w/v)の範囲であるこ
とを特徴とする請求項1記載のアッセイ。 - 【請求項9】 前記洗浄試薬中に存在する前記界面活性
剤が、ポリオキシエチレンラウリルエーテルおよびポリ
アルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキサ
ンから成る群から選択されたものであり、前記トレーサ
ー試薬中の前記界面活性剤が、ポリアルキレンオキサイ
ドで修飾されたポリジメチルシロキサンであることを特
徴とする請求項8記載のアッセイ。 - 【請求項10】 前記洗浄試薬中の前記界面活性剤がポ
リオキシエチレンラウリルエーテルであることを特徴と
する請求項9記載のアッセイ。 - 【請求項11】 前記界面活性剤が各々の試薬について
0.01%(w/v)から1%(w/v) の範囲で用いられており、さら
に、前記トレーサー試薬はリン酸バッファーおよび牛血
清アルブミンを含んでいる請求項10記載のアッセイ。 - 【請求項12】 前記非特異的結合が少なくとも100
0倍減少されていることを特徴とする請求項1記載のア
ッセイ。 - 【請求項13】 前記特異的結合相手が抗体であること
を特徴とする請求項1記載のアッセイ。 - 【請求項14】 前記特異的結合相手がオリゴヌクレオ
チドであることを特徴とする請求項1記載のアッセイ。 - 【請求項15】 (1)試料を、(a) 分析対象の標識化
された特異的結合相手より成るトレーサー試薬、および
(b) 分析対象あるいは分析対象のアナログが取り付けら
れている固相を含む固相試薬と接触させ、前記分析対象
の標識化された特異的結合相手と前記固定化された分析
対象または分析対象のアナログとが対合したものから成
る、特異的結合反応生成物であるところの固定化された
複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体をもつ固相を、洗浄試薬
を用いた方法で前記トレーサー試薬からの分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、 各工程より成るアッセイであって、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリアルキレンオキサイドで修飾さ
れたポリメチルシロキサンブロックコポリマー、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、およびこれらの混合物からなる
群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相試薬、b)前記
トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬から成る群より
選択された、一つ以上の試薬中に、非特異的結合を少な
くとも数倍減少させる効果を発揮する量で存在させるこ
とを特徴とする、試料中の分析対象の検出または測定の
ための多相系での特異的結合アッセイ。 - 【請求項16】 前記界面活性剤が、前記特異的結合相
手を前記固相へ取り付けるに先立って前処理するために
使われるか、または、前記界面活性剤が、前記特異的結
合相手が前記固相に取り付けられた後に前記固相試薬中
に含まれるか、または、前記界面活性剤が、前記特異的
結合相手の前記固相への取り付けに先立つ前処理のため
に使われかつ前記界面活性剤が、前記特異的結合相手が
前記固相に取り付けられた後に前記固相試薬中に含まれ
ることを特徴とする請求項15記載のアッセイ。 - 【請求項17】 前記界面活性剤が前記トレーサー試薬
中に存在することを特徴とする請求項16記載のアッセ
イ。 - 【請求項18】 前記界面活性剤が前記洗浄試薬中に存
在することを特徴とする請求項17記載のアッセイ。 - 【請求項19】 前記界面活性剤が前記洗浄試薬、前記
トレーサー試薬、および前記固相試薬中に存在すること
を特徴とする請求項15記載のアッセイ。 - 【請求項20】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤
の濃度が約0.001%(w/v) から約3%(w/v) の範囲であるこ
とを特徴とする請求項19記載のアッセイ。 - 【請求項21】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤
の濃度が約0.001%(w/v) から約3%(w/v) の範囲であるこ
とを特徴とする請求項15記載のアッセイ。 - 【請求項22】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤
の濃度が約0.005%(w/v) から約1.5% (w/v)の範囲である
ことを特徴とする請求項21記載のアッセイ。 - 【請求項23】 前記洗浄試薬中に存在する前記界面活
性剤が、ポリオキシエチレンラウリルエーテルおよびポ
リアルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキ
サンから成る群より選択されたものであり、前記トレー
サー試薬中の前記界面活性剤が、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリジメチルシロキサンであることを
特徴とする請求項22記載のアッセイ。 - 【請求項24】 前記洗浄試薬中の前記界面活性剤がポ
リオキシエチレンラウリルエーテルであることを特徴と
する請求項23記載のアッセイ。 - 【請求項25】 前記界面活性剤が各々の試薬について
0.01%(w/v)から1% (w/v)の範囲で用いられており、さら
に、前記トレーサー試薬がリン酸バッファーおよび牛血
清アルブミンを含んでいることを特徴とする請求項24
記載のアッセイ。 - 【請求項26】 前記非特異的結合が少なくとも100
0倍減少されていることを特徴とする請求項15記載の
アッセイ。 - 【請求項27】 前記特異的結合相手が抗体であること
を特徴とする請求項15記載のアッセイ。 - 【請求項28】 前記特異的結合相手がオリゴヌクレオ
チドであることを特徴とする請求項15記載のアッセ
イ。 - 【請求項29】 (1)試料と、(a) 分析対象の標識化
された特異的結合相手より成るトレーサー試薬、および
(b) 固相上に分析対象の標識されていない特異的結合相
手が取り付けられている固相を含む固相試薬とを接触さ
せ、前記分析対象の標識化された特異的結合相手と前記
固定化された標識されていない特異的結合相手とが対合
したものから成る、特異的結合反応生成物であるところ
の固定化された複合体を形成し、 (2)前記固定化された複合体を有する固相を、洗浄試
薬を用いた方法で前記トレーサー試薬から分離し、 (3)前記固定化された複合体上の標識を直接的あるい
は間接的に検出し、 (4)前記標識と前記試料中の前記分析対象の存在とを
相関づける、 各工程より成るアッセイであって、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリアルキレンオキサイドで修飾さ
れたポリメチルシロキサンブロックコポリマー、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、およびこれらの混合物からなる
群より選ばれた界面活性剤を、a)前記固相試薬、b)前記
トレーサー試薬、およびc)前記洗浄試薬から成る群より
選択された一つ以上の試薬中に、非特異的結合を少なく
とも数倍減少させる効果を発揮する量で存在させること
を特徴とする、試料中の分析対象の検出または測定のた
めの多相系での特異的結合のサンドイッチアッセイ。 - 【請求項30】 前記界面活性剤が、前記特異的結合相
手を前記固相へ取り付けるに先立って前処理するために
使われるか、または、前記界面活性剤が、前記特異的結
合相手が前記固相に取り付けられた後に前記固相試薬中
に含まれるか、または、前記界面活性剤が、前記特異的
結合相手を前記固相へ取り付けるに先立って前処理する
ために使われかつ前記界面活性剤が、前記特異的結合相
手が前記固相に取り付けられた後にも前記固相試薬中に
含まれることを特徴とする請求項29記載のアッセイ。 - 【請求項31】 前記界面活性剤が前記トレーサー試薬
中に存在することを特徴とする請求項29記載のアッセ
イ。 - 【請求項32】 前記界面活性剤が前記洗浄試薬中に存
在することを特徴とする請求項31記載のアッセイ。 - 【請求項33】 前記界面活性剤が前記洗浄試薬、前記
トレーサー試薬、および前記固相試薬中に存在すること
を特徴とする請求項29記載のアッセイ。 - 【請求項34】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤
の濃度が約0.001%(w/v) から約3% (w/v)の範囲であるこ
とを特徴とする請求項33記載のアッセイ。 - 【請求項35】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤
の濃度が約0.001%(w/v) から約3% (w/v)の範囲であるこ
とを特徴とする請求項29記載のアッセイ。 - 【請求項36】 前記界面活性剤の濃度が、各々の前記
試薬に対して約0.005% (w/v)から約1.5% (w/v)の範囲で
あることを特徴とする請求項35記載のアッセイ。 - 【請求項37】 前記洗浄試薬中に存在する前記界面活
性剤が、ポリオキシエチレンラウリルエーテルおよびポ
リアルキレンオキサイドで修飾されたポリメチルシロキ
サンから成る群より選択されたものであり、前記トレー
サー試薬中の前記界面活性剤が、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリジメチルシロキサンであることを
特徴とする請求項36記載のアッセイ。 - 【請求項38】 前記洗浄試薬中の前記界面活性剤がポ
リオキシエチレンラウリルエーテルであることを特徴と
する請求項37記載のアッセイ。 - 【請求項39】 前記界面活性剤が各々の前記試薬につ
いて0.01%(w/v)から1% (w/v)の範囲で用いられており、
さらに、前記トレーサー試薬はリン酸バッファーおよび
牛血清アルブミンを含んでいることを特徴とする請求項
38記載のアッセイ。 - 【請求項40】 前記非特異的結合が少なくとも100
0倍減少されていることを特徴とする請求項29記載の
アッセイ。 - 【請求項41】 ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリアルキレンオキサイドで修飾されたポリメチル
シロキサンブロックコポリマー、ポリアルキレンオキサ
イドで修飾されたポリジメチルシロキサンブロックコポ
リマー、およびこれらの混合物、から成る群より選択さ
れた界面活性剤を、a)前記固相試薬、b)前記トレーサー
試薬、およびc)前記洗浄試薬から成る群より選択された
一つ以上の試薬中に、非特異的結合を少なくとも数倍減
少させる効果を持つ量で存在させることを特徴とする疑
似多相系のアッセイ。 - 【請求項42】 各々の試薬に含まれる前記界面活性剤
の濃度が約0.001% (w/v)から、約3% (w/v)の範囲である
ことを特徴とする請求項41記載のアッセイ。 - 【請求項43】 免疫的アッセイおよび遺伝子プローブ
アッセイのためのテストキットであって、a)固相試薬、
b)トレーサー試薬、およびc)洗浄試薬より成り、前記試
薬中の少なくとも一つに、約0.001%(w/v) から約3%(w/
v) の、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリア
ルキレンオキサイドで修飾されたポリジメチルシロキサ
ンブロックコポリマー、およびそれらの混合物から成る
群より選択された界面活性剤を含んでいることを特徴と
するテストキット。 - 【請求項44】 d)既知の量の分析対象を含む標準液を
含むことを特徴とする請求項43記載のテストキット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/339,870 US5639626A (en) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | Reagents for specific binding assays |
US339870 | 1994-11-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08240590A true JPH08240590A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=23330986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7271031A Withdrawn JPH08240590A (ja) | 1994-11-15 | 1995-10-19 | 特異的結合アッセイ用試薬およびそのキット |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5639626A (ja) |
EP (2) | EP0713095B1 (ja) |
JP (1) | JPH08240590A (ja) |
KR (1) | KR960018584A (ja) |
AT (1) | ATE201771T1 (ja) |
AU (1) | AU713482B2 (ja) |
CA (1) | CA2151197A1 (ja) |
DE (1) | DE69521104T2 (ja) |
PL (1) | PL178150B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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