JPH08240293A - コルゲイト管接続用継手 - Google Patents

コルゲイト管接続用継手

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JPH08240293A
JPH08240293A JP807996A JP807996A JPH08240293A JP H08240293 A JPH08240293 A JP H08240293A JP 807996 A JP807996 A JP 807996A JP 807996 A JP807996 A JP 807996A JP H08240293 A JPH08240293 A JP H08240293A
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Minoru Fujiyoshi
稔 藤吉
Michio Hasegawa
道夫 長谷川
Shinichi Shikamata
信一 鹿又
Takashi Anamizu
孝 穴水
Masao Saitou
譲雄 斉藤
Fumitaka Sato
文隆 佐藤
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Sanko Gas Seiki Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】分解しなくともコルゲイト管を継手本体に挿入
し、ナットを締め付けることで接続出来、しかもコルゲ
イト管との接触部分でのシール性の良く、また継手の奥
までコルゲイト管を差し込んでいない場合には、ナット
を締め付けた後でも管が容易に抜けて正しい接続が行わ
れているかどうかが判る継手を提供する。 【解決手段】継手本体1、コルゲイト管4を保持するス
リーブ2、継手本体にねじ込まれたナット3及びスペー
サリング5からなり、継手本体1は、肩部14を内部に
有し、この肩部から順に内面テーパ面15、円環状の凹
溝16、狭くなっためねじ17がある。スリーブ2の一
端には突起23が出ており、この突起23は弾性的なピ
ボット運動をしてコルゲイト管の谷に入り込むことがで
きる。またナット3はスリーブ2の突起23を円環状の
凹溝16に向かい合う場所に保持しスリーブの当接面2
4に当たる押当面33を持っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周面にコルゲイ
ションを付けた金属製コルゲイト管(以下単に管という
ことがある。)を接続するための管継手に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来このようなコルゲイト管を接続する
ための継手としては、例えば特公平3−3837号(U
SP4,630,850)が提案され、使われている。
この継手は、一端部の外周におねじを持つ継手本体と、
この継手本体のおねじにねじ込まれる袋ナットと、コル
ゲイト管のコルゲイションと係合する波形を内周面に持
つスリーブとからなっている。このうち継手本体は、お
ねじ側の内周に奥に向かって小角度で一様に縮径するテ
ーパ孔部を有し、他端部の内周にはそのテーパ孔部より
も小径の通孔を有し、この通孔とテーパ孔部との境界に
管受け壁部を有している。スリーブは軸線方向にスリッ
トが入っており、複数のセグメントになっている。この
スリーブをコルゲイト管の端部から数山を残した外周に
取付けた上で、このスリーブを継手本体のテーパ孔部に
挿入し、スリーブの外側から袋ナットを継手本体のおね
じにねじ込んで袋ナットを締め付けるものである。そう
してスリーブの端部から突き出ているコルゲイト管の先
端数山を、スリーブの先端部と、継手本体の管受け壁部
との間で押し潰して接続シールしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この継手は、コルゲイ
ト管のコルゲイションと係合する波形を内周面に持った
スリーブをコルゲイト管の外周に嵌めて、このスリーブ
を袋ナットで継手本体にねじ込んでいるので確実な接続
が出来る。しかし、反面施工上のミスによりコルゲイト
管の端部をスリーブのなかに入れてしまった状態でも組
み立てることが出来るようになっている。すなわちコル
ゲイト管の端部がスリーブの端から出ていない状態で組
み立て、そのまま袋ナットを締め付けることができるか
ら、このような場合はコルゲイト管の端部は押し潰され
ないこととなり流体が漏れるという問題がある。
【0004】また、コルゲイト管を接続する手順は、上
記したようにまず継手を分解して、袋ナットとスリーブ
をコルゲイト管に通し、スリーブ付のコルゲイト管を継
手本体に挿入し、その後袋ナットを継手本体にねじ込ん
で、コルゲイト管端部の数山を押し潰さなければならな
いというように比較的手間と力の掛かるものであった。
さらに、分解した継手の部品を配管作業中に手元から落
とし部品を紛失してしまうという不具合もあった。この
ようなことからコルゲイト管を挿入しただけで接続でき
る継手が要求されている。
【0005】そこで本発明は、予め仮に組み立てられた
継手にコルゲイト管を挿入し、その後ナットを少しだけ
増し締めすることで、手間なくかつシール性よく接続で
きる継手を提供するものである。しかもこの時、コルゲ
イト管が正しく差し込まれているか否かが判る機能をも
った継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸方向の通孔
及びめねじを持った継手本体、予めナットに装着されて
おり前記通孔内でコルゲイト管の端部を保持するスリー
ブ、継手本体のめねじに予め仮締め状態にねじ込まれた
ナット、継手本体とナットの間に装着し締め込み量を保
持するスぺーサリングとからなる継手であって、通孔内
に気密面を持った肩部を設け、この肩部の隣にスリーブ
の一端が縮径して嵌まるテーパ内周面を、このテーパ内
周面の隣に円環状の凹部を、この凹部の隣に凹部より小
径のめねじを形成した継手本体と、弾性的に拡開してコ
ルゲイト管の先端から一つ目の山を乗り越え、縮小して
コルゲイト管の先端から一つ目の谷に入り込む突起を一
端に設け、他端側にはナット側の溝部と係合する突起部
とナットの押当面が当たる当接面を形成したスリーブ
と、一方の端部に前記継手本体のめねじと螺合するおね
じと、前記スリーブの当接面に当たる押当面及び前記ス
リーブ側の突起部と係合する溝部を形成したナットと、
前記スリーブの突起から前記継手本体の気密面までの距
離を接続しようとするコルゲイト管の約1山分の長さに
設定するスペーサリングとからなり、前記コルゲイト管
を継手内に押し込んだときは、前記スリーブの突起部分
は継手本体の円環状の凹部に位置しており、拡開を許容
してコルゲイト管の先端から一つ目の山を乗り越え、縮
小してコルゲイト管の先端から一つ目の谷に入り込み、
このコルゲイト管を引き抜こうとしたときは、前記スリ
ーブの外周面が前記継手本体のめねじ部分に拘束されて
前記スリーブの突起部分の拡開が阻止され、コルゲイト
管が引き抜けないようになっているコルゲイト管接続用
継手である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の継手は、ナットに先端の
突起が拡縮自在なスリーブを装着し、この突起と気密面
との距離が接続しようとするコルゲイト管の約1山分に
なるようにナットを継手本体に仮締めしてスぺーサリン
グをナットと継手本体で挟み付け、この位置(締め付け
量)をスペーサリングで保持して予め仮組み立てしたも
のである。従って、この継手のナット開孔側からコルゲ
イト管を差し込むと1つ目の山がスリーブの突起に当た
り、このときスリーブの突起は継手本体の凹部に位置し
ているから突起部分は弾性的な拡開が可能である。さら
に管を押し込むとスリーブの他端側(係合部側)を支点
として突起が外側に広がって拡開しようとする。このと
きこの拡りを阻止するものはないから、突起は管の山に
沿って拡りこれを乗り越え、そのまま縮小して先端から
一つ目の谷に嵌まる。(スリーブの後部を支点として前
部の突起部分が弾性的に拡開して管の山を乗り越えるよ
うな運動を本発明では弾性的ピボット運動と呼ぶ。)こ
れと同時に管の先端は肩部の気密面に当たりこれ以上管
を押し込むことは出来なくなる。
【0008】次に係合差し込み確認のために管を引き抜
こうとすると、スリーブは管の谷に嵌まったまま後退す
るが、スリーブの後部外周面は継手本体のめねじ部分に
嵌まり外面が拘束される。これによってスリーブの突起
が外側に拡がろうとするのが阻止され管を引き抜くこと
が出来ない。その後、ナットを約1山分ねじ込んで締め
付けると、ナットの押当面がスリーブの当接面に当たり
スリーブを押して前進させる。スリーブが嵌まる内面は
縮径するテーパ面を有しているからスリーブは内径側に
絞られながら管の先端1山分を肩部気密面(これはガス
ケットやOリングあるいは単なる金属面であっても良
い。)に強く押し潰し接続シールする。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の継手の一実施例を示す部分
断面の正面図で、ナットと継手本体を仮り組み立てしコ
ルゲイト管を挿入したところである。図2は、図1の継
手のナットを締め付けた状態の部分断面を示す正面図で
ある。図3は本発明の継手に用いられるスリーブの斜視
図である。
【0010】以下、図面を参照しながら本発明の実施例
を説明する。図1において、1は継手本体でその軸方向
に通孔11が開けられており、通孔11内にその一方側
(図面では左)を向いた気密面を持った肩部14を形成
し、この肩部に本例では耐熱ガスケット12を装着し、
これにほぼ接して耐火膨張パッキン13を設けている。
その隣に肩部に向かって縮径しているテーパ内周面15
を設け(テーパ面は内面の一部に設けられていても良
い。)、その隣に円環状の凹溝16とめねじ17が並ん
で設けられており、その端部にOリング36を収容する
ための切欠き18がある。継手本体の他の側(右側)に
は、継手本体を他の管や器具などに取り付けるためのお
ねじ19が設けられている。尚、本発明ではナットをね
じ込むねじをめねじ17としたからナット側は継手本体
の通孔11内に入り込む形となり、その結果継手の径方
向の寸法が抑えられコンパクトに出来る。
【0011】継手本体1の通孔11内には、可撓性のコ
ルゲイト管4の自由端を保持するスリーブ2が予めナッ
トに装着された状態で位置している。このスリーブ2
は、図3に示す通り後部は合成樹脂製のリング体21と
なっており、前部は軸方向の複数本のスリット(ここで
は5本)によって各セグメント22に分かれている。各
セグメントの先端、つまり継手本体の通孔11内で肩部
14に向かい合った部分には、半径方向内部に向かって
出た突起23がある。この突起23の先端が作る円は、
挿入されるコルゲイト管の山の径よりも小さく、谷の径
よりも若干大きくなっている。このスリーブ2は、合成
樹脂体と金属セグメントを一体的に成形した複合部材で
ある。即ち、スリーブのリング体21からセグメント2
2の内周部分にかけては樹脂体27とし、突起23がリ
ング21の部分を支点として弾性的に拡開する弾性的な
ピボット運動が出来やすいようにしている。突起23及
びセグメント22の外周部分26は黄銅板を樹脂材で包
むように埋設し剛性を高めて、突起23は管の山部分を
押し潰せるようにし、スリーブのセグメント22の端面
24はナットとの当接面となりナット3からの強い力を
受けることができるようにしている。そしてスリーブ2
のリング21の後端部の外周には複数個の突起部、例え
ば爪25が付いており、この爪をナット3側の溝部に掛
けて保持するようにしている。
【0012】ナット3は、コルゲイト管を通す開孔があ
いており、継手本体1のめねじ17にねじ込むためのお
ねじ31を一方の端部外周に有している。このおねじ3
1の内側端部には環状の溝部を設けている。これは内側
端部に内周凹溝を形成することでこれを突起部32とし
ても良い。そして、ここにスリーブの突起爪25を弾性
的に嵌めて回転自在に取付け、ナット3に対してスリー
ブ2が軸方向に動くのを許容しかつ離れるのを防いでい
る。ナット3の先端は上記スリーブの当接面24に押し
当てる押当面33としている。尚、上記溝部はおねじ3
1側の外周端部に凹溝を形成することで設けてもよく、
この場合はスリーブ側の突起部はリング21の後端部の
内周側に設けるようにする。このとき溝と突起の凹凸係
合は軸方向にほとんど動かないように嵌合するような形
としても良い。またナット3とコルゲイト管の樹脂カバ
ー41の対向部分にはE字形パッキング37が付けられ
ており、これによって継手内部へ水分が入り込むことを
防いでいる。
【0013】次に、コルゲイト管の接続手順について説
明する。先ず、ナット3と継手本体1を接続しようとす
るコルゲイト管の約1山分の締め付け量を残してスペー
サリング等を装着し、仮り締め状態に組み立てた継手と
する。一方、コルゲイト管4は耐候性の向上及び外傷を
防ぐために、塩化ビニルなどの樹脂カバー41が付けら
れていることが多いので、コルゲイト管4の端部から4
〜5山の長さ分のカバーを取り除いてナット3の開孔か
ら(図面左側から)継手に挿入する。すると、コルゲイ
ト管4の先端あるいは先端の山42がスリーブ2の突起
23を奥に押すので、スリーブの突起爪25とナットの
溝の突起部32の引っ掛りが許すまで奥に進む。最奥位
置にきたところでスリーブの先端突起23の外周には、
継手本体の円環状の凹溝16が位置している。さらに管
を押し込むと、スリーブの突起23には、コルゲイト管
の先端から更に奥へ向かう力がかかり、スリーブ前部の
セグメント部22は、後部の一体リング部21を支点と
して弾性的なピボット運動をして、スリーブ先端の突起
23が開きコルゲイト管の山42を乗り越えて、次に縮
小しながら元に復帰し一つ目の谷43に突起23が入っ
て係止する(図の状態)。ここでスリーブ先端の突起2
3から本体内部の肩部(本例ではガスケット12)まで
の距離がコルゲイト管の約1山に相当する長さとなって
いるので、スリーブの突起23がコルゲイト管の一つ目
の谷43に入った状態でコルゲイト管の先端がガスケッ
ト12に当たり、それ以上挿入できないようになる。
【0014】ここで1山のみ挿入できる構造は、管を正
常に奥まで入れたのか、それとも入れてないのか判断で
きるので数山挿入出来る構造よりも望ましいものであ
る。なぜならば上記のようにスリーブの突起23がコル
ゲイト管の1つ目の谷43に入った状態でそれ以上挿入
できなくなるから、この状態で一旦コルゲイト管を引き
抜こうとすると、スリーブは管と共に後退して突起23
も凹溝16の位置から後退する。しかもスリーブの後部
外周面26は継手本体のめねじ17部分に嵌まってしま
うから突起23は開くことが出来ず管を阻止して引き抜
くことが出来ない。 尚、他にナットのおねじ31端の
外周溝とスリーブ2のリング部21の内周側の突起との
係合の場合は、仮り締め状態でスリーブの突起は凹溝部
分にすでに位置して弾性的ピボット運動が可能となる。
またこの状態でも係合部の外周面は継手本体の狭くなっ
ためねじ部分に拘束された状態となっており、コルゲイ
ト管を引き抜こうとしたときは弾性的ピボット運動は阻
止され管が抜けることがない。以上のように管が抜けな
いことによってコルゲイト管を正常に挿入したことを確
認できる。逆にコルゲイト管が抜けてしまったときは、
突起23がコルゲイト管の山42を乗り越えていないこ
とを意味し、正しく接続されていないことが判る。そし
て更に管を押し込む必要をこれで知ることができる。こ
のとき2山あるいは3山挿入できる構造であると、1山
分しか挿入していなくても、管は抜けないのに管の潰し
代は無いという不都合が生じ、差し込み確認と正常なシ
ールが出来ないという問題がある。尚、上記してきた約
1山というのは0.5山から1.5山の範囲であればよ
いという意味である。
【0015】また、上記接続確認とは別にスリーブ2か
らコルゲイト管4を引き抜こうとする力がコルゲイト管
4に働くことがある。この時もスリーブとコルゲイト管
は共にナット3の方向に引っ張られてナットの押当面3
3に、スリーブの当接面24が当たったところでスリー
ブ2が止まる。この位置までスリーブ2が戻ると、スリ
ーブのセグメント部22の外周(特に後側)は、本体の
円環状の凹溝16のところから離れて、本体1の内径の
狭いめねじ17のところまで来て嵌まった状態となる。
こうなるとコルゲイト管を引き抜こうとする力が掛かっ
ても、セグメント部22の外周は本体側のめねじ部分に
嵌まって拘束されているから弾性的ピボット運動ができ
ずにスリーブ先端の突起23が拡がらず、コルゲイト管
4が抜けるのが防止される。
【0016】その後、ナット3を回してナットのおねじ
31を本体のめねじ17に沿って締めていく。ナットの
押当面33がスリーブの当接面24に突き当たるまで
は、ナット3は軽く回るが、ナットの押当面33がスリ
ーブの当接面24に突き当たった後は、スリーブ2はナ
ット3の回転に対して回転自在になっているので管がね
じれることなくナット3の締め付けに伴い、スリーブ2
が本体の通孔部11の奥に向かって押されて進む。本体
の通孔部11の奥にはテーパ内面15があり、奥に進む
に従いテーパ面15の内径が小さくなっているので、テ
ーパ面によってスリーブの先端の外周が絞られていく。
一方スリーブの先端の内径方向の突起23はコルゲイト
管4の1つ目の谷43に入っているので、スリーブ2が
奥に進むに従い、スリーブの突起23で谷43を半径方
向に締め付けると共に先端の1山42を肩部14のガス
ケット12に押し付けて押し潰し完全な気密を得て接続
する。 また図に示すように、本体の肩部に耐熱ガスケ
ット12を入れて気密性能を向上させているが、更に耐
熱ガスケット12の外周側に膨張黒鉛入りのゴムパッキ
ン13を入れて、火災時の安全性を向上させることが望
ましい。また本体の肩部14は平坦な金属面だけでもよ
く、あるいは環状の突起を持った面でも良い。
【0017】本発明の継手では、仮り締め状態で組み立
てた時、スリーブの突起23と継手本体1の肩部気密面
までの距離を決めるために、ナット端面と本体端面との
間にスペーサリング5を入れて、ナット3と継手本体1
の締め付け量を保持しておくようにしている。スペーサ
リング5の大きさは、例えばスリーブの突起部と本体の
肩部ガスケット面までの距離と潰し代を足した長さで、
コルゲイト管の約1山長さを基準に設定する。そしてこ
のスペーサリング5は、弾性のあるプラスチックなどで
出来ており、円周の一部に軸方向の切欠きを付けた略C
字状である。こうするとナットを本体に弱く締め付けた
状態(仮締め状態)では、ナットと本体の端面間にスペ
ーサリング5が挟まれてナットの位置が出せる。しかし
ナットを強く締め付けると、スペーサリング5は切欠き
部で割れてナットと本体の端面間から外れて本体の外周
へ取り付く。またコルゲイト管を挿入した後で、ナット
と本体端面間のスペーサリング5を手で外すことも出来
る。
【0018】
【発明の効果】本発明の継手は、継手本体、ナット等の
継手部品を分解しなくとも、コルゲイト管を継手本体に
挿入し、ナットを締めることで接続が行える。しかもコ
ルゲイト管との接触部分でのシール性が良い。またコル
ゲイト管が正しく挿入されているかどうかが判るので、
常に正しい接続が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の継手の一実施例の部分断面を示す正
面図で、仮り組み立て後可撓性コルゲイト管を挿入した
状態を示す。
【図2】 図1の継手で、ナットを締め付けた状態の部
分断面を示す正面図である。
【図3】 本発明の継手に用いられるスリーブの斜視図
である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 スリーブ 3 ナット 4 コルゲイト管 5 スペーサリング 11 通孔 12 耐熱ガスケット 13 膨張黒鉛入
りゴムパッキン 14 肩部 15 内面テーパ
面 16 円環状の凹溝 17 めねじ 18 切り欠き 19 おねじ 21 リング 22 セグメント 23 スリーブ2の突起 24 当接面 25 爪 26 黄銅板 27 樹脂 31 おねじ 32 ナット3の突起 33 押当面 36 Oリング 37 E字形パッ
キング 41 コルゲイト管4の樹脂カバー 42 コルゲイト
管の山 43 コルゲイト管の谷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 道夫 新潟県上越市大字上源入428−7 (72)発明者 鹿又 信一 東京都杉並区上井草3−1−21−108 (72)発明者 穴水 孝 東京都新宿区納戸町21市ヶ谷納戸町ハイデ ンス404 (72)発明者 斉藤 譲雄 東京都大田区鵜の木1−11−11 (72)発明者 佐藤 文隆 東京都江戸川区西一之江3−27−15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の通孔及びめねじを持った継手本
    体、予めナットに装着されており前記通孔内でコルゲイ
    ト管の端部を保持するスリーブ、継手本体のめねじに予
    め仮締め状態にねじ込まれたナット、継手本体とナット
    の間に装着し締め付け量を保持するスぺーサリングとか
    らなる継手であって、 通孔内に気密面を持った肩部を設け、この肩部の隣にス
    リーブの一端が縮径して嵌まるテーパ内周面を、このテ
    ーパ内周面の隣に円環状の凹部を、この凹部の隣に凹部
    より小径のめねじを形成した継手本体と、 弾性的に拡開してコルゲイト管の先端から一つ目の山を
    乗り越え、縮小してコルゲイト管の先端から一つ目の谷
    に入り込む突起を一端に設け、他端側にはナット側の溝
    部と係合する突起部とナットの押当面が当たる当接面を
    形成したスリーブと、 一方の端部に前記継手本体のめねじと螺合するおねじ
    と、前記スリーブの当接面に当たる押当面及び前記スリ
    ーブ側の突起部と係合する溝部を形成したナットと、 前記スリーブの突起と前記継手本体の気密面との距離を
    接続しようとするコルゲイト管の約1山分の長さに設定
    するスペーサリングとからなり、 前記コルゲイト管を継手内に押し込んだときは、前記ス
    リーブの突起部分は継手本体の円環状の凹部に位置して
    おり、拡開を許容してコルゲイト管の先端から一つ目の
    山を乗り越え、縮小してコルゲイト管の先端から一つ目
    の谷に入り込み、このコルゲイト管を引き抜こうとした
    ときは、前記スリーブの外周面が前記継手本体のめねじ
    部分に拘束されて前記スリーブの突起部分の拡開が阻止
    され、コルゲイト管が引き抜けないようになっているこ
    とを特徴とするコルゲイト管接続用継手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103104768A (zh) * 2013-02-05 2013-05-15 杭州万全金属软管有限公司 燃气输送用不锈钢波纹软管连接装置
CN113236640A (zh) * 2021-04-16 2021-08-10 台州学院 一种波纹管接头
CN114654816A (zh) * 2022-04-06 2022-06-24 安徽源锂高新材料有限公司 一种高光亮高强度高抗冲hdpe-m三维立体增强直壁管

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