JPH08240145A - 内燃機関の制御方法および装置 - Google Patents

内燃機関の制御方法および装置

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JPH08240145A
JPH08240145A JP2120196A JP2120196A JPH08240145A JP H08240145 A JPH08240145 A JP H08240145A JP 2120196 A JP2120196 A JP 2120196A JP 2120196 A JP2120196 A JP 2120196A JP H08240145 A JPH08240145 A JP H08240145A
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JP
Japan
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output
electric motor
control
internal combustion
combustion engine
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JP2120196A
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English (en)
Inventor
Frank Bederna
フランク・ベデルナ
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/107Safety-related aspects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備費は明らかに少ないが常に高い運転確実
度で出力設定要素の電気的操作を可能にする内燃機関の
出力制御のための手段、とくに走行速度制御およびアイ
ドリング制御のための手段を提供することである。 【解決手段】 内燃機関の出力を調節するための電気的
に操作可能な設定要素(24)と、少なくとも2つの運
転モードにおいて設定要素を操作することにより内燃機
関の出力を制御する計算ユニット(12)とを含み、こ
こで、設定要素が電動機(20)を介して両回転方向に
操作される内燃機関の制御方法において、モニタ論理
(14)が設けられ、モニタ論理が少なくとも2つの運
転モードを区別しかつ存在する運転モードに応じて計算
ユニットにより電動機の操作を制限したり解放したりす
ることを特徴とする内燃機関の制御方法に関するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の制御方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の制御の場合、燃料供給量およ
び点火角を調節するほかに内燃機関への空気供給量を内
燃機関の吸気管内に存在する出力設定要素により制御さ
れる。出力設定要素の操作はドライバによる加速ペダル
の操作により機械的および/または電気的手段を用いて
行われる。走行速度制御のために、アイドリング制御の
ために、駆動滑り制御またはエンジン牽引トルク制御の
ために、走行速度制限、回転速度制限またはトルク制限
のためになどに電子式制御ユニットを介して加速ペダル
の操作とは無関係に空気供給量が調節される。出力設定
要素により内燃機関の出力が制御されるので、電子式手
段を用いて出力を増大するように作用する制御装置にお
いては、とくに運転の確実性に注意が払われなければな
らない。この場合あらゆる状況下で、電気制御装置の故
障によりエンジン出力が暴走して増大されることは避け
なければならない。
【0003】したがってたとえばドイツ特許公開第43
30696号から、相互にバックアツプし合う2つのマ
イクロコンピュータが設けられ、マイクロコンピュータ
はそれぞれ同じ機能範囲を有しかつ両方とも出力段を介
して内燃機関の出力設定要素を調節する。この場合マイ
クロコンピュータは、出力の増大および低減の方向に設
定要素を操作することができる。確実性の理由から、出
力増大方向への設定要素の操作は、両方のコンピュータ
から対応信号が得られたときにのみ可能である。
【0004】この方法は両方の計算要素の相互バックア
ツプにより設備費の増大を必要とし、したがってこれに
よるコスト増大のためにこの方法はとくに走行速度制御
およびアイドリング制御用の制御装置には適していな
い。さらにこの冗長性のために、この制御装置の運転確
実度を保証するために高価な手段がとられなければなら
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】設備費は明らかに少な
いが常に高い運転確実度をもって出力設定要素の電気的
操作を可能にする内燃機関の出力制御のための手段とく
に走行速度制御およびアイドリング制御のための手段を
提供することが本発明の課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】ドイツ特許公開第422
0244号から、出力設定要素すなわち絞り弁のための
機械式設定装置が既知であり、この設定装置において絞
り弁の軸は電動機により設定可能である。これはいわゆ
る中間部材を含み、中間部材は第1のばねを介して絞り
弁の軸と結合されまた第2のばねを介して設定装置の位
置固定のハウジングと結合されている。両方のばねの協
働によりエンジンのアイドリングケースにおいては絞り
弁は所定の位置に保持され、この位置は所定の開口断面
を形成させる。この場合第2のばねは絞り弁の完全閉止
位置の方向に作用し、一方第1のばねは絞り弁の開放方
向に作用する。したがって、このばねリンクの構造設計
はモータに電流が流れない場合、絞り弁の位置を決定し
ている。さらに中間部材はドライバによる加速ペダルの
操作により機械的方法でも操作可能である。加速ペダル
が踏まれた場合中間部材は絞り弁の軸に作用して絞り弁
を開く。加速ペダルを放したとき中間部材は第2のばね
の作用を受けて引き戻されかつ絞り弁は閉止される。モ
ータが作動している場合、モータは絞り弁の軸を操作し
て加速ペダルの操作とは無関係に絞り弁を開閉する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を以下に図面に示す実施態
様により詳細に説明する。
【0008】図1において制御ユニットが10で示さ
れ、制御ユニット10は計算ユニット12およびモニタ
論理14を含む。さらに操作ユニット16が制御ユニッ
ト10の一部でもある。操作ユニット16は出力ライン
18を有し、出力ライン18は操作ユニット16を電動
機20と結合している。電動機20は機械式結合22を
介して出力設定要素24とくに内燃機関の吸気管系内に
設けられた絞り弁と結合されている。第1のライン26
および第2のライン28は操作ユニット16および計算
ユニット12を結合している。さらに操作ユニット16
は少なくとも1つの入力ライン30を有し、入力ライン
30は操作ユニット16をモニタ論理14と結合してい
る。計算ユニット12に測定装置36ないし38から入
力ライン32ないし34が供給され、測定装置36ない
し38は内燃機関および/または車両の運転変数を測定
する。それに対応してモニタ論理14に入力ライン40
ないし42が供給され、入力ライン40ないし42は同
様に測定装置36ないし38から通じている。
【0009】供給される運転変数に基づき計算ユニット
12はライン26および28ならびに操作ユニット16
を介して設定要素24を操作することにより内燃機関の
出力を調節する。この場合それぞれ実施態様に応じて種
々の機能が行われる。たとえば走行速度制御はドライバ
から運転要素の操作により与えられる目標速度値および
測定された実際速度値に基づいて行われ、アイドリング
回転速度制御の場合はアイドリング回転速度が目標回転
速度に近づけられ、エンジン出力制御の場合は絞り弁2
4の設定がドライバにより加速ペダルを介して与えられ
た値に近づけられ、駆動滑り制御の場合は駆動滑り制御
装置が出力を車両の駆動車輪における滑り状態の関数と
して制御し、エンジン牽引トルク制御の場合は制御装置
が出力を非駆動車輪における滑り状態の関数として制御
し、制限機能の場合は制限すべきパラメータが制限値に
制御されるなどである。
【0010】計算ユニット12は上記の機能の少なくと
も1つにおいて電動機20のための操作信号を計算し、
電動機20はこれにより第1の回転方向(前転)または
第2の回転方向(逆転)に回転される。この場合ある実
施態様においては、出力を増大するように作用する第1
の回転方向の操作信号はライン28を介して伝達され、
出力を低減するように作用する第2の回転方向の操作信
号はライン26を介して伝達される。操作ユニット16
はHブリッジ回路を示し、この場合相互に対角方向に対
向する出力トランジスタはそれぞれ対角方向に対をなし
て配置されたモータ20を制御するためにそれぞれの操
作信号により操作される。操作信号は好ましい実施態様
においてはパルス幅変調信号であり、この場合パルス幅
はモータを流れる平均電流の尺度である。
【0011】出力ライン30を介してモニタ論理14は
計算ユニット12の電動機20との係合したがって内燃
機関の出力との係合をチェックする。これは全体出力段
の遮断によりおよび/またはモニタ論理により選択され
た所定の運転状態において出力を増大する方向への操作
のブロッキングにより行われる。このためにモニタ論理
は好ましい実施態様においては信号を供給し、この信号
からそれぞれの内燃機関および/または車両の運転モー
ドを検出することができる。走行速度制御およびアイド
リング制御のための制御装置の好ましい実施態様におい
ては、車両の運転変数ならびに運転変数に関する信号が
供給され、これらから種々の運転状態が検出される。こ
の場合モニタ論理14は、アイドリング制御運転におい
ては電動機の前転操作すなわち出力を増大する方向の操
作を計算ユニット12により阻止し、一方走行速度制御
運転においては計算ユニット12にこの可能性を与える
ように形成されている。従来技術から既知の設定要素の
構造によりないしは対応するモータの操作により、アイ
ドリングにおいてはアイドリング領域内またはその上限
において存在する設定要素の位置が調節される。計算ユ
ニット12はこのとき電動機の操作により電動機を出力
の増大する方向に操作することなく所定の位置にリセッ
トする力によりアイドリング制御を実行する。
【0012】図2に示す実施態様においては、モータ2
0として直流モータが使用される。計算ユニット12に
入力ライン32ないし34が供給される。出力ライン2
6を介して計算ユニット12は出力段16と結合され、
出力段16は少なくとも1つのHブリッジ回路を有して
いる。出力ライン18aおよび18bを介して直流電動
機20が出力段16に接続されている。計算ユニット1
2の出力ライン28aは論理ANDゲート104に通じ
ており、ANDゲート104の出力ライン28bは出力
段16に通じている。
【0013】ある実施態様においては計算ユニット12
は図1に図示されていない出力ライン106を有し、出
力ライン106は第2のANDゲート108に通じてい
る。ANDゲート108の出力ライン110も同様に出
力段16に通じている。
【0014】モニタ論理14には、車両速度制御装置の
操作要素から第1の入力信号32aを介してブレーキ信
号が、またライン32bを介して停止信号がそれぞれ供
給され、またライン32cを介して車両速度自体が供給
される。好ましい実施態様においてはさらにライン32
dを介して電動機20ないし設定要素の設定に対する尺
度が、またライン32eを介して車両速度制御装置の挿
入を識別する信号が供給される。
【0015】ライン32cはしきい値段112に通じて
おり、しきい値段112の出力ライン116はライン3
2aおよび32bと同様にNORゲート118に通じて
いる。NORゲート118の出力ライン120はAND
ゲート104に通じている。
【0016】有利な実施態様においてはこの出力ライン
120からさらにライン122が他のANDゲート12
4の反転入力に通じており、ANDゲート124に第2
の入力ラインとしてライン126がしきい値段128か
ら供給される。しきい値段128にライン32dが供給
されている。ANDゲート124の出力ライン130は
ORゲート132に通じ、ORゲート132には入力ラ
インとしてさらにライン32eが供給されている。OR
ゲート132の出力ライン134はANDゲート108
に通じている。
【0017】図2に示す装置は好ましい実施態様におい
ては出力設定要素すなわち絞り弁の電気式設定のため
に、および走行速度とアイドリング回転速度の制御のた
めに使用される。正常な出力制御のためには絞り弁は機
械式結合を介して加速ペダルと結合されている。本発明
の基本的な考え方は、モニタ論理14により車両走行速
度制御運転以外では絞り弁の誤操作したがってアイドリ
ング値を超えた希望しない出力供給が防止される。この
場合計算ユニット12に対して絞り弁の開度が所定の開
度までは許容されるが、それ以上の開度は防止される。
絞り弁の出力低減方向への閉止は走行状態に関係なく常
に可能である。出力段16は常に作動可能状態である。
この方法に対する前提は、絞り弁を制御する設定装置が
機械的にまたは電気的にアイドリング開度を提供し、こ
のアイドリング開度がアイドリング制御範囲内ないしそ
の上限に存在することである。
【0018】車両速度制御モードにおいては計算ユニッ
ト12は少なくとも操作要素の操作により調節された目
標速度および実際速度に基づき電動機のための操作信号
を決定し、この操作信号はパルス幅変調信号として操作
方向に応じてライン26ないしライン28aを介してそ
れぞれ出力される。この場合操作信号はライン26を介
して出力段のトランジスタを制御し、これによりモータ
は逆転方向にすなわち絞り弁の閉止の方向に操作され、
一方モータはライン28aおよび28bを介して供給さ
れた操作により開放方向に調節される。
【0019】車両速度制御およびアイドリング制御の好
ましい実施態様においては、計算ユニット12およびモ
ニタ論理14はそれらに供給される運転変数に基づい
て、車両がどのような運転状態にあるかすなわちどのよ
うな運転モードが作動しているかを評価する。このよう
な信号はブレーキペダルを操作したときに発生する信号
すなわち車両速度モードの終了を識別する信号と同様に
ドライバの操作信号であり、所定の限界速度たとえば4
0km/hを下回ったときに走行速度制御モードの終了
を識別する速度信号でありまたは走行速度制御装置の操
作要素から伝達された「停止」信号である。これらの信
号の少なくとも1つが存在するとき、計算ユニット12
は走行速度制御装置を遮断する。これと平行してモニタ
論理14はこれらの信号を評価する。上記の信号の少な
くとも1つが発生したとき、NORゲート118の出力
におけるレベルは0となる。これによりANDゲート1
04との組合せで、いずれの場合でもまたはエラーの場
合においても計算ユニット12から、ライン28aを介
してモータ20を前転方向すなわち出力増大方向に操作
する可能性が排除される。これにより、計算ユニット1
2がエラーの場合でも設定要素の出力を増大させる方向
の制御が阻止される。計算ユニット12は走行速度制御
モード以外ではライン26を介してのみモータをしたが
って絞り弁を操作し、すなわち出力を低減するアイドリ
ング制御の方向に操作する。
【0020】この場合、絞り弁の設定がそれのアイドリ
ング値に到達したときにアイドリング制御が作動する。
これはライン32dおよびしきい値段128を介して検
出される。好ましい実施態様においては、走行速度制御
装置およびアイドリング制御装置のいずれも作動してい
ないとき、ライン110を介してしきい値段16の電流
が遮断される。モニタ論理14の走行速度制御装置の操
作要素からの“ON”信号が存在するとき、対応する信
号がORゲート132ならびにライン134および10
6およびANDゲート108を介してライン110に供
給され、これにより計算ユニット12からの対応する信
号と結合されて出力段16は走行速度制御を実行するよ
うに作動される。走行速度制御装置が遮断されると“O
N”信号が消えるので、出力段16には再び電流が流れ
なくなる。走行速度制御装置のこの運転状態において絞
り弁がそのアイドリング位置に到達すると、しきい値段
128の出力側に高い信号レベルが発生される。AND
ゲート124の反転入力における高い信号レベルにより
計算ユニット12内の比較可能な機能と組み合わされて
アイドリング制御運転のために出力段が作動される。こ
れにより、出力段は設定要素が電気的に操作される運転
状態にあるときのみ作動されることになる。これは確実
性を得るための他の手段である。
【0021】この場合他の実施態様において、出力段が
計算ユニットおよびモニタ論理により論理OR結合を介
して作動されてもよい。
【0022】図2に示すような回転方向ごとのパルス幅
変調信号による有利な操作のほかに、他の実施態様にお
いて、調節すべき電流に対する尺度を出力段に伝達する
第1のパルス幅変調信号によりおよびそのレベルが回転
方向を識別する第2の信号により操作が行われる。この
場合パルス幅変調信号はライン26を介して、また状態
信号はライン28aを介して出力される。モニタ論理は
この場合、走行速度制御運転以外ではライン28b上の
状態信号が逆転操作(出力低減)に対する値に固定され
る。簡単な実施態様においては、逆転操作に対しレベル
0が割り当てられ、これにより走行速度制御運転以外で
はライン28b上に常に0レベルが存在する。
【0023】駆動装置として直流モータを使用した場
合、機械的方法による操作がない場合アイドリング制御
の実行のために設定要素はたとえば既知の設定装置を使
用することによりアイドリング位置に移動され、このア
イドリング位置はアイドリング制御運転の上限ないし上
部領域内に存在している。これにより車両走行速度制御
運転に対し電動機を介しての絞り弁の完全な操作が保証
され、一方アイドリング制御運転においては出力を低減
するために絞り弁の閉止方向操作が行われ、対応する操
作をリセットするときは最大アイドリング出力まで出力
増加が行われる。要約すると、図2に示す好ましい実施
態様においては計算ユニットの出力設定要素との係合は
モニタ論理により、計算ユニットが走行速度制御運転に
おいては完全係合を有しまたアイドリングにおいては制
限係合を有するように制御されるといえる。アイドリン
グにおいては設定要素はある最大値までしか開放されな
い。したがって計算ユニットは最大アイドリング出力を
設定することができる。
【0024】図3は計算ユニット12内でランされる走
行速度制御およびアイドリング制御の実行のためのプロ
グラムの流れ図を示す。プログラム部分のスタート後第
1のステップ400において、ドライバが走行速度制御
運転を希望しているかどうかすなわち速度が所定のしき
い値を超えているかどうかが判別される。この判別が肯
定の場合、ステップ402において走行速度制御が作動
され、それに続くステップ404においてライン106
を介して出力段が作動される。その後ステップ406に
おいて、絞り弁の位置制御を含む好ましい実施態様にお
いては、少なくともドライバにより与えられる目標速度
sollおよび測定された実際速度vistに基づき絞り弁
目標値αsollが求められる。それに続くステップ408
において、絞り弁目標値αsollおよび測定された実際値
αistに基づき操作方向ならびに出力すべきパルス信号
のパルス幅PWMが決定され、これにより所定の制御手
順(たとえばPID)に従って絞り弁の実際値が目標値
に近づけられる。その後ステップ410において、パル
ス信号がライン26ないし28aを介して出力されかつ
絞り弁がそれに応じて操作される。ここでプログラム部
分は終了しかつ所定の時間経過後プログラム部分は反復
される。
【0025】走行速度制御運転が存在しない場合、ステ
ップ412において絞り弁がアイドリング状態にあるか
どうかが判別される。この判別が否定の場合、ステップ
414においてライン106を介して出力段を非動作と
する信号が出力されてプログラム部分は終了する。
【0026】絞り弁がアイドリング状態にある場合、ス
テップ416によりアイドリング制御が作動されおよび
ステップ418により出力段が作動される。それに続い
てステップ420により少なくとも回転速度目標値n
sollおよび回転速度実際値nis tに基づき絞り弁目標値
αsollが決定されおよびステップ422においてステッ
プ408と同様に絞り弁の実際値を目標値に制御するた
めの操作方向およびパルス幅PMWが決定される。ステ
ップ424により操作信号が出力されてプログラム部分
が終了する。
【0027】ステップ422において制御装置が絞り弁
の前方方向操作を求めた場合この操作値は出力される
が、ライン120上に0レベルが存在するために絞り弁
を操作することはない。したがってこの操作においては
電流が流れず、したがってばね作用により開放方向に移
動する。絞り弁設定が目標値を超えたときにはじめて制
御装置はステップ422において閉止方向の操作信号を
求め、この信号は出力によりライン26を介してモータ
を操作するためにばね力に抗して供給される。目標値に
向けてのアイドリング回転速度の制御はこのようにして
達成される。
【0028】上記の走行速度およびアイドリング回転速
度の制御のほかに本発明による方法は、加速ペダル操作
の関数として絞り弁を電子式に調節する制御装置におい
てもまた有利に使用可能である。このために計算ユニッ
ト12およびモニタ論理14はアイドリング制御運転を
走行運転から切り離し、一方上記の信号のほかに加速ペ
ダルのアイドリング設定を識別する信号が発生される。
アイドリング制御運転は加速ペダルが操作されずかつ走
行速度制御装置が挿入されていないときにのみ存在す
る。これとは逆の場合走行運転が検出され、計算ユニッ
ト12によりモータに前転方向の電流が流される。
【0029】これに応じて他の実施態様においては、走
行速度制御およびアイドリング制御のほかにまたはそれ
らの代わりに他の機能たとえば駆動滑り制御が行われて
いてもよい。駆動車輪における滑り状態が検出される
と、計算ユニットおよびモニタ論理に供給された状態信
号が出力段ないしは前転操作を作動させる。ASR(駆
動滑り制御)運転が実行可能である。同様に確実な出力
増大操作を必要とする冒頭記載の他の機能もまた本発明
による方法により行うことができる。
【0030】第2の好ましい実施態様においては、電動
機としてステップモータが使用される。これが図4に示
されている。この場合図2に示す第1の実施態様におい
て説明した要素はそれと同様に作動する。したがって以
下においてはこれらは詳細に説明しない。
【0031】単相ステップモータ20の操作のために各
相にHブリッジ回路(出力段)16aないし16bが使
用され、これらのHブリッジ回路16aないし16bは
ライン18aおよび18bないし18cおよび18dを
介してステップモータ20の相巻線と結合されている。
ライン110を介して両方の出力段は、第1の実施態様
と同様に作動されるかないしは非作動とされる。ステッ
プモータ巻線内を流れる電流を制御するために電流制御
器500aおよび500bが設けられ、電流制御器50
0aおよび500bは個々の相に付属されている。電流
制御器500aはこの場合ライン502aを介して出力
段16aと結合されまた電流制御器500bはライン5
02bを介して出力段16bと結合されている。電流制
御器500aはライン26を介して計算ユニット12と
結合されまた電流制御器500bはライン28bを介し
て最大値選択段(max)504と結合され、最大値選
択段504には入力ラインとしてライン28aおよび1
34が供給されている。モニタ論理14は図2と同様に
構成されかつその入力信号に応じて走行速度制御運転と
アイドリング制御運転とを区別している。
【0032】ステップモータの制御のために計算ユニッ
ト12は移相用操作信号をライン26および28aを介
して電流制御器に供給する。電流制御器はステップモー
タの相巻線内を流れる電流を操作信号のパルス幅により
与えられる目標値に制御する。この場合マイクロステッ
プ操作もまた設けられ、マイクロステップ操作において
は、ステップモータの位置を中間値に微調節するように
電流が制御される。モニタ論理14は走行速度制御運転
およびアイドリング制御運転を切り離し、この場合論理
は、正常な走行運転において絞り弁の機械式操作の場
合、ライン120を介して最大値選択段504に最大電
流値をあらかじめ与えることにより、コンピュータが絞
り弁を最大アイドリング開度より大きく開くことができ
ないことを保証する。モニタ論理14による最大電流デ
ータの提供によりステップモータの一方の相には定格電
流が流れる。ステップモータがたとえば7.2°のステ
ップ幅を有する場合アイドリング制御運転は、電流を流
すことが可能なステップモータの第2の相により発生さ
れる界磁ベクトル位置すなわち各々電流により+/−
3.6°だけ変化可能な領域に対応する。ドライバが走
行速度制御装置を作動させたとき、いままで一定電流が
流れていた相はモニタ論理により解放される(たとえば
ライン120上の0レベルにより)。速度が40km/
hより大きくなったときコンピュータは絞り弁を完全に
開くことができる。エラーの場合ないしは走行速度制御
運転から切り離された場合、論理は絞り弁がアイドリン
グ領域内に到達するまでステップモータ出力段に電流を
流さない。ここで一方の相には最大値データを介して再
び電流が流れ、これによりアイドリング制御が可能とな
る。
【0033】ステップモータの位相位置を調節するため
に、設定要素を製作するときステップモータの位相位置
は下部ストッパに引き下げられるように調節される。こ
れにより、一方の相に定格電流を流したとき絞り弁は
3.6°に開かれ、したがって電気式方法で、上記の実
施態様において機械式方法で達成された断面に調節され
ることが保証される。
【0034】この実施態様に対する設定装置の構造が図
5に示されている。加速ペダル600がボーデンケーブ
ル602を介して伝動部材604と結合されている。伝
動部材604はばね606を介してハウジング608と
結合されている。伝動部材604がハウジング608か
ら離れたときスイッチ628が開かれる。さらに絞り弁
610が図示されており、絞り弁610は2つのストッ
パ616および620を有する軸612と結合されてい
る。この軸に位置センサ614が設けられている。第1
のストッパ616はばね618を介してハウジング60
8と結合されている。モータ20は第2の伝動部材62
2を介して軸612を移動させる。
【0035】加速ペダル600を操作すると伝動部材6
04は図面平面内で右方向に移動され、駆動部材604
のストッパ605とストッパ616とを介して軸612
したがって絞り弁610をステップモータの操作とは無
関係に駆動する。ばね606および618は伝動部材6
04、軸612および絞り弁610をスタート位置にリ
セットする。走行速度制御運転において加速ペダル60
0を放すと、ステップモータはばね618と協働してス
トッパ620および伝動部材622を介して絞り弁の位
置を制御する。アイドリング制御運転において同様に加
速ペダル600を放した場合、ステップモータの制御は
モニタ論理により、絞り弁の操作がステップモータの
7.2°のステップ幅の範囲内でのみ上記のように可能
となるようにロックされている。
【0036】確実性の理由から図5に示すこの設定要素
においてもまたばねを設けてもよく、ばねはモータの電
流が遮断されたときに絞り弁を所定の位置に開くことに
なる。この場合、ステップモータが絞り弁を閉止方向に
制御可能であることが保証されなければならない。
【0037】制御機能を行うために計算ユニット内でラ
ンされるプログラムは図3に示したプログラムと同じで
ある。ステップモータを使用した場合でも、走行速度制
御およびアイドリング制御のほかにまたはそれらの代わ
りに上記のような他の機能が実行される実施態様もまた
可能である。
【0038】
【効果】本発明による内燃機関の電子式出力制御装置に
おいては、設備費が明らかに低減されかつ常に高い運転
確実度が得られる。
【0039】この場合、走行速度制御および内燃機関の
アイドリング制御のためにこの設備費はとくに有利であ
る。
【0040】計算ユニットが1台しか設けられていなく
ても運転の確実度が影響されないことはさらに有利であ
る。この場合たとえば出力設定要素の設定を測定するた
めのバックアツプセンサのような冗長測定装置を必要と
しないこともまた有利である。
【0041】出力設定要素の制御のためにステップモー
タを使用する場合、ステップモータに電流が流れていな
い場合に設定要素の非常位置の確実な設定を行うための
従来から既知の手段を用いなくてもよいので、この場合
さらに有利である。さらに本質的な利点は、分離構造要
素および/または論理構造要素から構成されたモニタ論
理により計算ユニットの出力設定要素との係合がチェッ
クされることである。したがって計算ユニットが故障し
た場合に意に反した運転状態が発生することはない。
【0042】この場合、モニタ論理が計算ユニットの設
定要素との係合ばかりでなくその係合の程度もチェック
することもまたとくに有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】出力制御の全体ブロック線図である。
【図2】本発明の第1の実施態様の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施態様の計算プログラムの流
れ図である。
【図4】出力設定要素の駆動装置としてステップモータ
が使用された本発明の第2の実施態様の回路図である。
【図5】図4に示す本発明の第2の実施態様の設定要素
の構造図である。
【符号の説明】
10 制御ユニット 12 計算ユニット 14 モニタ論理 16、16a、16b 操作ユニット 18、18a…18d、26、28、28a、28b、
30、32…34、32a…32e、40…42、10
6、110、116、120、126、130、13
4、502a、502b ライン 20 電動機 24 設定要素 36…38 測定装置 104、108、124 ANDゲート 112、128 しきい値段 118 NORゲート 132 ORゲート 500a、500b 電流制御器 504 最大値選択段 600 加速ペダル 602 ボーデンケーブル 604、622 伝動部材 605、616、620 ストッパ 606、618 ばね 608 ハウジング 610 絞り弁 612 軸 614 位置センサ αsoll 絞り弁目標値 αist 絞り弁実際値 PWM パルス幅変調 vsoll 走行速度目標値 vist 走行速度実際値

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の出力を調節するための電気的
    に操作可能な設定要素と、 少なくとも2つの運転モードにおいて前記設定要素を操
    作することにより前記内燃機関の出力を制御する計算ユ
    ニットと、を含み、 前記設定要素が電動機を介して両回転方向に操作される
    内燃機関の制御方法において、 モニタ論理が設けられ、該モニタ論理が少なくとも2つ
    の運転モードを区別しかつ存在する運転モードに応じて
    前記計算ユニットにより前記電動機の操作を制限したり
    解放したりすることを特徴とする内燃機関の制御方法。
  2. 【請求項2】 第1の運転モードが走行速度制御モード
    であり、第2の運転モードがアイドリング制御モードで
    あることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記モニタ論理が、アイドリング制御運
    転モードにおいて前記設定要素の開度が制限され、した
    がって前記内燃機関の出力制御がアイドリング出力に制
    限されるように形成されていることを特徴とする請求項
    2の方法。
  4. 【請求項4】 前記電動機が直流モータであり、この場
    合前記モニタ論理がアイドリング制御運転における操作
    を前記内燃機関の出力を上昇する方向に制限することを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つの方法。
  5. 【請求項5】 前記アイドリング制御運転におけるアイ
    ドリング制御が前記電動機の確動操作により出力低下方
    向に可能とされることを特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 前記電動機がステップモータであり、前
    記アイドリング制御運転において前記ステップモータの
    少なくとも一方の相に定格電流が流されることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれか一つの方法。
  7. 【請求項7】 前記アイドリング制御運転においてアイ
    ドリング制御が、他方の相に定格電流が流されている前
    記ステップモータの第2の相を流れる電流の制御により
    行われることを特徴とする請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 前記モニタ論理が運転モードを、ブレー
    キ操作信号、加速ペダル操作信号および/または走行速
    度制御運転信号のような走行速度信号および運転信号に
    基づいて区別することを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれか一つの方法。
  9. 【請求項9】 電動機を含む電気的に操作可能な設定要
    素と、 少なくとも2つの運転モードにおいて前記電動機を両回
    転方向に操作する計算ユニットと、を含む内燃機関の制
    御装置において、 モニタ論理が設けられ、該モニタ論理が両方の運転モー
    ドを区別しかつ少なくとも1つの運転モードにおいて前
    記計算ユニットにより前記電動機の操作を制限したり解
    放したりすることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記電動機が直流モータであり、該モ
    ータに電流が流れていないとき前記設定要素の終端位置
    以外の所定位置がとられるように前記設定要素が形成さ
    れていることを特徴とする請求項9の装置。
JP2120196A 1995-02-10 1996-02-07 内燃機関の制御方法および装置 Pending JPH08240145A (ja)

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DE1995104412 DE19504412A1 (de) 1995-02-10 1995-02-10 Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Brennkraftmaschine
DE19504412.6 1995-02-10

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US7594495B2 (en) * 2003-11-12 2009-09-29 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Electronic throttle valve control system and two-wheeled motor vehicle

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DE19504412A1 (de) 1996-08-14

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