JPH0746885A - 無段変速機の変速比変更用直流電動機の駆動回路 - Google Patents

無段変速機の変速比変更用直流電動機の駆動回路

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JPH0746885A
JPH0746885A JP20883993A JP20883993A JPH0746885A JP H0746885 A JPH0746885 A JP H0746885A JP 20883993 A JP20883993 A JP 20883993A JP 20883993 A JP20883993 A JP 20883993A JP H0746885 A JPH0746885 A JP H0746885A
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JP
Japan
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motor
circuit
current
bridge circuit
monitoring means
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JP20883993A
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English (en)
Inventor
Masahide Nakamura
正英 中村
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Nippon Carburetor Co Ltd
Original Assignee
Nippon Carburetor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無段変速機の変速比変更操作力を発生させる
直流電動機を電界効果トランジスタで構成したH形ブリ
ッジ回路とマイクロコンピュータで電子制御するシステ
ムにフェイルセーフ機能をもたせる。 【構成】 H形ブリッジ回路3の直流電動機12への電
流供給部A,Bの電圧を電圧監視手段21で監視して回
路3、電界効果トランジスタT1,T2,T3,T4の短
絡、開放と直流電動機12の開放とを検知する。また、
H形ブリッジ回路3の電流を電流監視手段24で監視し
て直流電動機12の短絡を検知する。これらの異常によ
りマイクロコンピュータ6が回路遮断手段25を作動し
直流電動機12を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の発進から低速また
は高速運転まで無段階で変速する無段変速機の変速比を
電子制御により変化させる際の原動機として使用される
電動機の駆動回路、詳しくは駆動回路の主要部であるH
形ブリッジ回路自身および電動機の保護機能をもたせた
駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の変速機において、無段変速機は理
想的な変速手段とされており、殊に電磁クラッチとベル
ト式伝動機構とを組合わせてこれらを電子制御すること
により自動無段変速を行なうベルト式無段変速機は走行
機能と燃料経済性とを両立させることが可能なシステム
として期待され、既に約10年前に某自動車会社が乗用
車に採用したほかに多くの人により開発、改良が進めら
れている。
【0003】そして、ベルト式無段変速機の駆動側プー
リィと従動側プーリィのベルトが巻掛けられる有効径を
無段階に変える操作力を発生させる原動機として使用さ
せる直流電動機の運転を制御する一例として、電界効果
トランジスタによって構成したH形ブリッジ回路を直流
電動機の駆動回路に用いてエンジン回転速度、車速、絞
り弁開度などにより検知した車両の運転状態に応じた制
御信号をマイクロコンピュータから電界効果トランジス
タのゲートに加え、電界によりドレーン・ソース間の電
流を制御して直流電動機を運転する、という手段があ
る。このようなH形ブリッジ回路を用いると、単一電源
で直流電動機を直接且つ正逆両方向に駆動できる、とい
う利点がある。
【0004】一方、車両の電子制御システムにおいて
は、車両の運転状態を検出するセンサの故障やマイクロ
コンピュータ内部の故障に対してはマイクロコンピュー
タが異常を検知して制御を中止し車速を一定値に固定さ
せる、などの安全対策機能を具えており、これは広く知
られたパワートレイン制御におけるフエイルセーフ機能
の一つである。
【0005】ところが、前記の駆動回路および直流電動
機について見ると、H形ブリッジ回路の線路と電界効果
トランジスタ、直流電動機が故障したとき、異常を検知
して変速比を異常発生時の値に固定し車速の思わぬ変動
を防止する、などの適切な安全対策手段を具えたものが
なく、H形ブリッジ回路の破壊や直流電動機の暴走を招
く、という心配があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、電界効果トランジスタで構成したH形ブリ
ッジ回路を用いた駆動回路およびマイクロコンピュータ
で無段変速機の変速比変更用操作力を発生させる直流電
動機の運転を電子制御するシステムにおいて、H形ブリ
ッジ回路や直流電動機の故障により発生した異常を検知
してこれらの破壊や暴走、ひいては変速比の制御不能に
よる車速の思わぬ変動を防止する適切な安全対策手段が
なかった、という点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明はH形ブリッジ回路の直流電動機への電流供
給部の電圧を検知する電圧監視手段と、H形ブリッジ回
路を流れる電流を検知する電流監視手段と、これら二つ
の監視手段が検知した値が規定値をと異なるとき作動し
てH形ブリッジ回路への電源電流供給を停止する回路遮
断手段とを具えさせることとし、このような構成により
H形ブリッジ回路や直流電動機の故障に対する適切な安
全対策手段を提供する、という目的を達成させた。
【0008】
【作用】直流電動機への電流供給部と各電界効果トラン
ジスタの短絡または開放および直流電動機の開放に対し
てはマイクロコンピュータによる制御の下で診断を行な
い、いずれかが短絡または開放したとき電圧監視手段が
検知する電圧信号レベルが変化することにより故障が判
明する。また、直流電動機の短絡に対しては電流監視手
段が過電流を検知することにより故障が判明する。これ
らの電圧または電流が正常時における規定値と異なる値
を示したとき、マイクロコンピュータが故障発生と判断
して回路遮断手段を作動しH形ブリッジ回路への電源電
流供給を停止して直流電動機を停止させる。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する
と、1は車両に搭載したバッテリからなる電源、2は電
源線、3はH形ブリッジ回路、4は接地線、5は電磁継
電器からなる遮断器、6はマイクロコンピュータであ
る。
【0010】H形ブリッジ回路3は四個のMOS型電界
効果トランジスタT1,T2,T3,T4で構成され、
電源線2が供給線路7により分岐して二個のトランジス
タT1,T2のドレーンに接続され、それらの各ソース
と別の二個のトランジスタT3,T4の各ドレーンとが
並列の駆動線路8,9によりそれぞれ接続されていると
ともに、トランジスタT3,T4の各ソースを接続した
接地線路10が接地線4により接地されている。駆動線
路8,9には直流電動機12の結線13、14が接続さ
れ、この接続個所がH形ブリッジ回路3の直流電動機1
2への電流供給部A,Bとなっている。
【0011】マイクロコンピュータ6はエンジン回転速
度、車速、絞り弁解度などにより検知した車両の運転状
態および無段変速機の実際の変速比が入力され、これら
に応じた制御信号を信号線15,16,17,18によ
り各電界効果トランジスタT1,T2,T3,T4のゲ
ートに加え、それらのドレーン・ソース間の電流を電界
により制御して直流電動機12を運転し、変速比を無段
階に変化させるものである。
【0012】また、このマイクロコンピュータ6は電流
供給部A,Bのそれぞれに接続された電圧検出回路1
9,20および信号線15,16,17,18と協働し
て電圧監視手段21を構成し、且つこのマイクロコンピ
ュータ6は接地線4および接地配線10に接続された電
流入力線22からなる電流検出回路23と協働して電流
監視手段24を構成する。更に、遮断器5はマイクロコ
ンピュータ6と協働して電源線2、H形ブリッジ回路3
からなる駆動回路のH形ブリッジ回路3への電源電流供
給を停止する回路遮断手段25を構成する。従って、マ
イクロコンピュータ6は電流供給部A,Bと電界効果ト
ランジスタT1,T2,T3,T4の短絡や開放の診断
ルーチン、電圧および電流の正常時における規定値、異
常な値が入力されたとき回路遮断手段25を作動するシ
ステムをプログラムの一部として組込んでいる。
【0013】このような構成の本実施例は正常時に遮断
器5が閉状態に置かれて電源1の電流を電源線2、ブリ
ッジ回路3に供給し、マイクロコンピュータ6から信号
線15,16,17,18を経て電界効果トランジスタ
T1,T2,T3,T4のゲートに加える制御信号でド
レーン・ソース間電流を制御することにより直流電動機
12の運転を制御して無段変速機の変速比を所定値に制
御する。
【0014】電流供給部A,Bと各電界効果トランジス
タT1,T2,T3,T4の短絡または開放、および直
流電動機12の開放は電流供給部A,Bから電圧検出回
路19,20によってマイクロコンピュータ6に入力さ
れる電圧信号レベルが正常時の規定値に比べて高く或い
は低くなることによって前記の故障が発生したことが判
る。
【0015】前記の故障は各電界効果トランジスタ
1,T2,T3,T4のゲートに加える制御信号を制御し
てオン、オフし直流電動機12の運転を制御していると
きに電圧信号レベルが変化することによっても知ること
ができ、従って直流電動機12の正規の制御信号により
診断が可能であるが、故障の個所と内容に応じた適切な
診断ルーチンをマイクロコンピュータ6にプログラムの
一部として組込んでおき、常時連続的にまたは要求時の
みに診断させ故障発生の発見と故障個所の特定とを行な
うようにするのが好ましい。
【0016】各個所の故障内容とその診断方法、および
電流供給部A,Bからマイクロコンピュータ6に入力さ
れる電圧信号PA,PBのレベルの正常時から異常時への
変化の様子は表1に示した通りである。また、直流電動
機12が短絡したときは電流検出回路23を通ってマイ
クロコンピュータ6に入力される電流信号Iが正常時の
規定値と異なる値である過電流となることによって判明
する。
【0017】
【表1】
【0018】このように電圧信号レベルの変化、過電流
発生によりマイクロコンピュータ6が故障発生と判断し
たとき、遮断器5を作動してH形ブリッジ回路3への電
源流供給を停止して直流電動機12を停止させ、無段変
速機を異常発生時における変速比に固定するのである。
尚、故障個所によっては変速比を中間値にすることが可
能であるので、このような場合には変速比が大または小
の位置であれば中間値に変更してから直流電動機12を
停止させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よるとH形ブリッジ回路を無段変速機の変速比変更用直
流電動機の駆動回路に使用してマイクロコンピュータで
電子制御させるシステムに電圧監視手段、電流監視手段
およびこれらが検知した故障発生による異常に基づいて
作動する回路遮断手段を具えさせたことにより、回路、
電界効果トランジスタ、直流電動機の短絡および開放を
全て検知して故障発生時に直流電動機を停止させること
ができ、これらの故障を原因とする回路の破壊や直流電
動機の暴走による車速の思わぬ変動が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図。
【符号の説明】
1 電源, 3 H形ブリッジ回路, 5遮断器, 6
マイクロコンピュータ, 12 直流電動機, 21
電圧監視手段, 24 電流監視手段, 25 回路
遮断手段,T1,T2,T3,T4 電界効果トランジス
タ,A,B電流供給部,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタで構成したH形ブ
    リッジ回路を具え、マイクロコンピュータから前記電界
    効果トランジスタに印加される制御信号によって制御さ
    れる電流で無段変速機の変速比変更用直流電動機を運転
    する駆動回路において、前記H形ブリッジ回路の前記直
    流電動機への電流供給部の電圧を検知する電圧監視手段
    と、前記H形ブリッジ回路を流れる電流を検知する電流
    監視手段と、前記二つの監視手段が検知した値が規定値
    と異なるとき作動して前記H形ブリッジ回路への電源電
    流供給を停止する回路遮断手段とを具えさせたことを特
    徴とする駆動回路。
JP20883993A 1993-07-30 1993-07-30 無段変速機の変速比変更用直流電動機の駆動回路 Withdrawn JPH0746885A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999056139A1 (fr) * 1998-04-28 1999-11-04 Mikuni Corporation Appareil permettant de detecter les defaillances d'un dispositif a solenoide
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KR20220001667U (ko) * 2020-12-28 2022-07-05 주식회사 한국가스기술공사 Dc 모터 보호 장치

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