JP2024034021A - 減圧弁制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノーマリクローズタイプの減圧弁を用いる構成において、駆動IC等に異常が発生した際にも、コモンレール内の圧力を確実に減圧できる装置を提供する。【解決手段】減圧弁駆動装置1において、駆動IC3は、コモンレール内の圧力を減圧させるノーマリクローズタイプの減圧弁8に通電を行う通電部4の駆動を制御する。マイコン2は駆動IC3を制御し、監視IC5は駆動IC3及びマイコン2を監視する。強制駆動部6は、マイコン2、駆動IC3及び監視IC5の何れか1つ以上に異常が発生すると、減圧弁8を強制駆動する信号を通電部4に出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、コモンレール内の圧力を減圧させる減圧弁を制御する装置に関する。
特許文献1には、ディーゼルエンジンにおけるコモンレールの燃料噴射システムにおいて、コモンレール内の圧力を減圧させるために減圧弁を制御する技術が開示されている。この技術は、減圧弁に通電する電流及び時間を制御することで減圧弁を開閉させて、コモンレール内の圧力が目標値となるように制御するものである。
特許文献1の技術において、減圧弁にノーマリクローズタイプを採用することを想定する。この場合、減圧弁に通電することで開弁状態となり、コモンレール内の圧力を減圧させることができる。このため、減圧弁に通電する電流を制御する駆動ICや、駆動ICの動作を制御するマイクロコンピュータや監視ICに異常が発生すると、減圧弁に通電して開弁させることができず、コモンレール内の圧力を減圧できなくなるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノーマリクローズタイプの減圧弁を用いる構成において、駆動IC等に異常が発生した際にも、コモンレール内の圧力を確実に減圧できる減圧弁駆動装置を提供することにある。
請求項1記載の減圧弁駆動装置によれば、駆動ICは、コモンレール内の圧力を減圧させるノーマリクローズタイプの減圧弁に通電を行う通電部の駆動を制御する。マイクロコンピュータ;マイコンは駆動ICを制御し、監視ICは駆動IC及びマイコンを監視する。強制駆動部は、駆動IC、マイコン及び監視ICの何れか1つ以上に異常が発生すると、減圧弁を強制駆動する信号を通電部に出力する。このように構成すれば、駆動IC、マイコン及び監視ICの何れかに異常が発生した場合でも、強制駆動部により減圧弁を強制駆動して開弁させ、コモンレール内の圧力を減圧させることが可能になる。
請求項2記載の減圧弁駆動装置によれば、圧力判定部は、コモンレール内の圧力が閾値を超えたことを判定し、電流判定部は、減圧弁に通電される電流が閾値を下回ったことを判定する。通電部は、減圧弁の高電位側と低電位側とにそれぞれ配置されるスイッチを備え、強制駆動部は前記異常が発生すると、圧力が閾値を超えたこと、及び電流が閾値を下回ったことを条件に2つのスイッチの両方をオンにする。そして、前記オンの状態から電流が閾値を上回ったことを条件に2つのスイッチの他方をオフにする。これにより、減圧弁に通電する電流を所定の値に制御できる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、減圧弁駆動装置1は、マイコン2、駆動IC3、通電部4、監視IC5及び強制駆動部6を備えている。通電部4は、ハイサイドドライバであるPチャネルMOSFET4H、及びローサイドドライバであるNチャネルMOSFET4Lを備えている。電源VBとグランドとの間には、FET4H、減圧弁8、FET4L及び電流検出回路9の直列回路が接続されている。FET4H及び4Lは、スイッチの一例である。
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、減圧弁駆動装置1は、マイコン2、駆動IC3、通電部4、監視IC5及び強制駆動部6を備えている。通電部4は、ハイサイドドライバであるPチャネルMOSFET4H、及びローサイドドライバであるNチャネルMOSFET4Lを備えている。電源VBとグランドとの間には、FET4H、減圧弁8、FET4L及び電流検出回路9の直列回路が接続されている。FET4H及び4Lは、スイッチの一例である。
減圧弁8はノーマリクローズタイプであり、図示しないが、車両に搭載されるディーゼルエンジンにおけるコモンレール内の圧力を減圧させるために用いられる。電流検出回路9は、FET4H及び4Lがオンした際に、減圧弁8に通電される負荷電流を検出し、検出値を強制駆動部6に入力する。マイコン2は、駆動IC3を制御して通電部4を駆動させる。駆動IC3は、FET4H及び4Lのゲートに駆動信号を出力する。また、マイコン2は、駆動IC3の動作を、例えばウォッチドッグタイマ等を用いて監視する。監視IC5は、マイコン2及び駆動IC3の動作を監視する。また、マイコン2は監視IC5の動作も監視する。
強制駆動部6は、圧力判定部10、電流値判定部11並びにANDゲート12及び13を備えている。圧力判定部10の入力端子は、コモンレールに配置されている圧力センサの端子に接続されている。また、その圧力センサの端子は、マイコン2の入力ポートにも接続されている。マイコン2は、コモンレール内の圧力が閾値を超えると、駆動IC3を介してFET4H及び4Lをオンさせる。強制駆動部6の圧力判定部10は、コモンレール内の圧力が閾値を超えると、ハイレベルの信号をANDゲート12の一方の入力端子に出力する。
監視IC5は、マイコン2又は駆動IC3に異常が発生したと判断すると、ハイレベルの異常信号をANDゲート12の他方の入力端子に出力する。マイコン2も、駆動IC3又は監視IC5に異常が発生したと判断すると、ハイレベルの異常信号を上記の入力端子に出力する。ANDゲート12の出力端子は、FET4Lのゲートに接続されていると共に、ANDゲート13の一方の入力端子に接続されている。
電流値判定部11は、電流検出回路9より入力される電流値が閾値を上回ると、ハイレベルの信号をANDゲート13の他方の入力端子に出力する。ANDゲート13の出力端子は、FET4Hのゲートに接続されている。尚、強制駆動部6は、ディスクリート素子により構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。図2に示すように、マイコン2は、駆動IC3と監視IC5とを診断するルーチン1,2を、それぞれ実行している。ステップS1で駆動IC3に異常が発生したと判断すると、また、ステップS3で監視IC5に異常が発生したと判断すると、強制駆動部6に異常信号を出力する(S2,S4)。
図3に示すように、初期状態で、FET4Hのゲートである(A)点の電圧はハイレベル、FET4Lのゲートである(B)点の電圧はローレベルであるから、減圧弁8は非通電状態にあり、閉弁している。そして、圧力センサの信号は閾値を超えているので、マイコン2及び駆動IC3が正常に動作していれば、マイコン2は、駆動IC3を介して通電部4を制御し、減圧弁8に通電して開弁させる。
減圧弁8の非通電状態が継続している間に、監視IC5が、マイコン2又は駆動IC3の少なくとも一方に異常が発生したことを検出すると、強制駆動部6に異常信号を出力する。すると、ANDゲート12の出力信号はハイレベルとなる。この時、電流検出回路9が検出している電流値は閾値を下回っているので、ANDゲート13の出力信号はローレベルとなる。これにより、FET4H及び4Lは共にオンになり、減圧弁8に通電が行われ、負荷電流値は上昇する。
負荷電流がある程度上昇すると、減圧弁8が開弁してコモンレール内の圧力が低下し始める。負荷電流値が閾値を超えると、ANDゲート13の出力信号がハイレベルとなり、FET4Hはオフする。すると、負荷電流値が低下するが、閾値を下回るとFET4Hはオンに転じる。この動作を繰り返すことで、負荷電流値は所定の値を維持するように制御される。
そして、IC5が異常信号出力を維持し、且つコモンレール内の圧力が閾値を下回ると、ANDゲート12の出力信号はローレベルとなりFET4Lはオフする。このため、コモンレール内の圧力を閾値以下まで減圧した後は減圧弁に通電され電流は減少し、減圧弁は閉弁状態となり、コモンレールの内部は所定の低い圧力を維持することができる。
以上のように本実施形態によれば、減圧弁駆動装置1において、駆動IC3は、コモンレール内の圧力を減圧させるノーマリクローズタイプの減圧弁8に通電を行う通電部4の駆動を制御する。マイコン2は駆動IC3を制御し、監視IC5は駆動IC3及びマイコン2を監視する。強制駆動部6は、マイコン2、駆動IC3及び監視IC5の何れか1つ以上に異常が発生すると、減圧弁8を強制駆動する信号を通電部4に出力する。このように構成すれば、マイコン2、駆動IC3及び監視IC5の何れかに異常が発生した場合でも、強制駆動部6により減圧弁8を強制駆動して開弁させ、コモンレール内の圧力を減圧させることが可能になる。
具体的には、圧力判定部10は、コモンレール内の圧力が閾値を超えたことを判定し、電流値判定部11は、減圧弁8に通電される負荷電流が閾値を下回ったことを判定する。通電部4は、減圧弁8の高電位側と低電位側とにそれぞれ配置されるFET4H,4Lを備え、強制駆動部6は前記異常が発生すると、圧力が閾値を超えたことを条件にFET4H,4Lの両方をオンにする。そして、異常の発生中に、負荷電流が閾値を下回ったことを条件にFET4Hをオフにする。これにより、負荷電流を所定の値に制御できる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図4に示す第2実施形態の減圧弁駆動装置21では、強制駆動部6が、駆動IC22の内部に構成されている点が相違している。
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図4に示す第2実施形態の減圧弁駆動装置21では、強制駆動部6が、駆動IC22の内部に構成されている点が相違している。
(その他の実施形態)
減圧弁8を強制駆動する際に、FET4Hをオンし続けている間に、FET4Lを間欠的にオンさせても良い。
スイッチは、MOSFETに限ることなく、IGBTやバイポーラトランジスタ等でも良い。
異常を検出する手段は、ウォッチドッグタイマに限ることはない。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
減圧弁8を強制駆動する際に、FET4Hをオンし続けている間に、FET4Lを間欠的にオンさせても良い。
スイッチは、MOSFETに限ることなく、IGBTやバイポーラトランジスタ等でも良い。
異常を検出する手段は、ウォッチドッグタイマに限ることはない。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1は減圧弁駆動装置、2はマイコン、3は駆動IC、4は通電部、4HはPチャネルMOSFET、4LはNチャネルMOSFET、5は監視IC、6は強制駆動部、8は減圧弁、10は圧力判定部、11は電流値判定部を示す。
Claims (9)
- コモンレール内の圧力を減圧させるノーマリクローズタイプの減圧弁(8)に通電を行う通電部(4)と、
この通電部の駆動を制御する駆動IC(3、22)と、
この駆動ICを制御するマイクロコンピュータ(2)と、
前記駆動IC及び前記マイクロコンピュータを監視する監視IC(5)と、
前記駆動IC、前記マイクロコンピュータ及び前記監視ICの何れか1つ以上に異常が発生すると、前記減圧弁を強制駆動する信号を、前記通電部に出力する強制駆動部(6)とを備える減圧弁駆動装置。 - 前記コモンレール内の圧力が閾値を超えたことを判定する圧力判定部(10)と、
前記減圧弁に通電される電流が閾値を下回ったことを判定する電流判定部(11)と、を備え、
前記通電部は、前記減圧弁の高電位側と低電位側とにそれぞれ配置されるスイッチ(4H、4L)を備えており、
前記強制駆動部は、前記異常が発生すると、前記圧力が閾値を超えたこと、及び前記電流が閾値を下回ったことを条件に2つのスイッチの両方をオンにし、
前記オンの状態から前記電流が閾値を上回ったことを条件に2つのスイッチの他方をオフにする請求項1記載の減圧弁駆動装置。 - 前記監視ICは、前記マイクロコンピュータの異常を検知すると、前記強制駆動部に異常信号を出力する請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
- 前記監視ICは、前記駆動ICの異常を検知すると、前記強制駆動部に異常信号を出力する請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
- 前記マイクロコンピュータは、前記監視ICの異常を検知すると、前記強制駆動部に異常信号を出力する請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
- 前記マイクロコンピュータは、自身の異常を検知すると、前記強制駆動部に異常信号を出力する請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
- 前記マイクロコンピュータは、前記駆動ICの異常を検知すると、前記強制駆動部に異常信号を出力する請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
- 前記強制駆動部は、前記駆動ICの外部においてディスクリート素子により構成されている請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
- 前記強制駆動部は、前記駆動IC(22)の内部に構成されている請求項1又は2記載の減圧弁駆動装置。
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JP2022138007A JP2024034021A (ja) | 2022-08-31 | 2022-08-31 | 減圧弁制御装置 |
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