JPH08239399A - 脂質低下作用物質 - Google Patents

脂質低下作用物質

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JPH08239399A
JPH08239399A JP7042233A JP4223395A JPH08239399A JP H08239399 A JPH08239399 A JP H08239399A JP 7042233 A JP7042233 A JP 7042233A JP 4223395 A JP4223395 A JP 4223395A JP H08239399 A JPH08239399 A JP H08239399A
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JP
Japan
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hypolipemic
measured
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streptoverticillium
culture
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JP7042233A
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Inventor
Tomoko Akama
智子 赤間
Akira Kawashima
朗 川嶋
Ikuyo Taneoka
郁代 種岡
Tsutomu Ando
勉 安藤
Shigeo Morimoto
繁夫 森本
Sosho Chin
曽湘 陳
Junmo Ko
潤茂 胡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sichuan Industrial Institute of Antibiotics
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sichuan Industrial Institute of Antibiotics
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然界から分離される微生物から脂質低下作
用を有する新規物質を見いだす。 【構成】 式 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれエチル基、n−プロピ
ル基またはベンジル基を示す。)で表される化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脂質低下作用を有する
新規化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】高脂血症は、動脈硬化性疾患に結び付く
要因として知られており、虚血性疾患の危険因子である
ことが証明されている。従来、これらの病態に有効な血
中脂質低下作用を有する種々の薬剤が発見されてきてい
るが、臨床において血中脂質を完全にコントロールする
薬剤は未だ見いだされず、新規な脂質低下剤の開発が望
まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自然
界から分離される微生物から脂質低下作用を有する新規
物質を見いだすことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため探索研究を重ねた結果、本発明者らの見
いだした特定の微生物が、HEPATOMA G2培養
細胞(ヒト肝癌細胞;以下、HEP G2と略す)に対
するLDL取り込み促進作用を有する新規な生理活性物
質を生産することを見いだし、本発明を完成した。すな
わち、本発明は、式
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1およびR2はそれぞれエチル
基、n−プロピル基またはベンジル基を示す。)で表さ
れる化合物である。以下、R1およびR2がエチル基であ
る化合物をMC−200S、R1およびR2がn−プロピ
ル基である化合物をMC−201S、R1がエチル基
で、R2がベンジル基である化合物をMC−202S、
1がn−プロピル基で、R2がベンジル基である化合物
をMC−203S、R1およびR2がベンジル基である化
合物をMC−204Sと称する。
【0007】MC−200S、MC−201S、MC−
202S、MC−203S及びMC−204Sを生産す
る菌株は、本発明者らが自然界から新たに分離した菌株
であり、微生物の名称「Streptoverticillium sp. TA-0
257」及び微生物寄託番号「FERM P−14752」として工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されている。この
菌株の菌学的性状を以下に示す。 1)形態 気菌糸の着生状態は合成寒天培地及び天然寒天培地にお
いて比較的悪く、それらは不規則に分枝する。胞子はシ
ュクロース・硝酸塩培地で中程度に形成されるが、グル
コース・アスパラギン、グリセリン・アスパラギン、ス
ターチ無機塩、チロシン、普通栄養、イースト・麦芽、
オートミール、ペプトン・イースト・鉄寒天培地等では
形成されないか、もしくはわずかに形成される程度であ
る。光学顕微鏡で観察すると、胞子柄は対生または3〜
5本の輪生分岐として気菌糸上にほぼ一定間隔(40〜
65μm)に形成されている。さらに胞子柄の先端には
5〜10個程度からなる胞子連鎖が2〜6本、最高で1
0本が形成される。胞子連鎖の長さは10〜20μm
で、多少曲線状である。また、5〜7本の胞子鎖が主軸
に直接輪生状に形成されているものもある。また走査型
電子顕微鏡観察において、胞子鎖にねじれが確認され
る。胞子の表面はこぶ状、形状は円筒形、大きさは1.
2〜1.8μm×0.6〜0.8μmである。尚、胞子
のう、ベン毛胞子は観察されない。
【0008】2)培地上での生育状態 各種培地上で、28℃、14日間培養した場合の肉眼的
観察結果を次の表1に示した。なお色の表示は日本規格
協会、JIS色名帳(1985年)の系統色名を引用し
た。
【0009】
【表1】
【0010】3)生理的性質 生育温度範囲 イースト・麦芽エキス液体培地で11〜40℃の範囲で
生育し、最適生育温度は33〜37℃である。 生化学的性質 a.好気性、嫌気性の区別:好気性 b.ゼラチンの液化 :陽性 c.脱脂乳の凝固 :疑陽性 d.脱脂乳のペプトン化 :陽性 e.澱分の加水分解 :陽性 f.メラニン様色素の生産:ペプトン・イースト・鉄寒
天培地で疑陽性 炭素源の利用 (プリドハム・ゴドリーブ寒天培地上) 利用する:D−グルコース、イノシトール わずかに利用する:フラクトース 利用しない:キシロース、シュクロース、マンニトー
ル、L−アラビノース、L−ラムノース、ラフィノース 全菌体中のジアミノピメリン酸 LL−ジアミノピメリン酸が検出された。 主要メナキノン MK−9(H6)とMK−9(H8)であった。上記の
諸性状をワックスマン著「ジ・アクチノミセテス」第2
巻(1961年)、「バージーズ・マニュアル・オブ・デタ
ーミネイテイブ・バクテリオロジー」第8巻(1974年)
及びその他の文献に従って検索した。その結果、本菌株
はLL−ジアミノピメリン酸を有し、胞子柄に輪生分岐
が見られ、この分岐はさらに二次分岐を形成している点
から Streptoverticillium 属に属する放線菌に分類す
ることができるので、本菌株を Streptoverticillium s
p. TA-0257 と命名した。MC−200S、MC−20
1S、MC−202S、MC−203S、MC−204
Sの生産は、大略一般の発酵生成物を生産する場合に準
じ、各種の栄養物質を含む培地でStreptoverticillium
sp. TA-0257株を好気的条件下で培養することにより行
う。培地は主として液体培地を用い、炭素源、窒素源、
無機塩よりなり、必要に応じてビタミン類、先駆物質、
消泡剤を加えることができ、pHは6前後に調整する。
炭素源としては、例えばグルコース、マルトース、デキ
ストリン、グリセリン、澱粉などを単独かまたは混合し
て用いる。窒素源としては、例えば酵母エキス、ペプト
ン、肉エキス、大豆粉、コーン・スティープ・リカー、
尿素、アンモニウム塩などを単独かまたは混合して用い
る。無機塩としては、例えば燐酸一カリウム、硫酸マグ
ネシウム、塩化ナトリウム、炭酸カルシウムなどを単独
かまたは混合して用いる。消泡剤としてはアデカノー
ル、シリコン化合物などを用いることができる。
【0011】培養方法としては振盪培養、通気攪拌培養
などの好気的培養が適しており、pH4〜8、25〜3
0℃で2〜4日間、望ましくはpH6〜7、26〜28
℃で4日間培養する。この培養により生産されたMC−
200S、MC−201S、MC−202S、MC−2
03S、MC−204Sを単離するには、発酵生産物を
採取する一般的な方法に準じて行えばよい。すなわち、
培養終了後、遠心分離または濾過により分離した菌体か
らMC−200S、MC−201S、MC−202S、
MC−203S、MC−204Sを低級アルコール、ア
セトンなどの有機溶媒で抽出し、この抽出液を減圧濃縮
し有機溶媒を除去した後、酢酸エチル、ベンゼン、クロ
ロホルムなどの非水溶性有機溶媒に転溶し、これを減圧
濃縮してシロップ状とする。このシロップを再度酢酸エ
チル、ベンゼン、クロロホルム、アセトン、メタノール
などの有機溶媒に溶解し、シリカゲルを用いたカラムク
ロマトグラフィー、逆相分配用シリカゲルODSを充填
した高速液体クロマトグラフィー及びゲル濾過カラムク
ロマトグラフィーに付すことによりMC−200S、M
C−201S、MC−202S、MC−203S、MC
−204Sを精製、単離することができる。
【0012】以上の精製によって得られた本発明の目的
物質であるMC−200S、MC−201S、MC−2
02S、MC−203S、MC−204Sは、以下のよ
うな物理化学的性状を有する。本物質と物理化学的性状
を同一にする脂質低下作用物質は知られていない。
【0013】[1]MC−200Sの物理化学的性状 (1)外観:白色粉末 (2)融点:112−115℃ (3)高分解能マススペクトル: 実測値;m/z 693.3869(M+H)+ 理論値;m/z 693.3864 (C385348として計算) (4)マススペクトル: SIMS(+) m/z 693(M+H)+ (5)分子量:692 (6)分子式:C385248 (7)比旋光度: [α]D 21=−38.0°(c=0.1,クロロホルム) (8)紫外線吸収スペクトル: λmax 201nm(ε=31850) 275nm(ε=3310) (メタノール溶液中で測定) (9)赤外線吸収スペクトル:Neat法で測定した結
果を図1に示す。 (10)1H−NMRスペクトル:CD3OD中、400
MHzで測定した結果を図2に示す。 (11)13C−NMRスペクトル:CD3OD中、10
0MHzで測定した結果を図3に示す。 (12)溶剤に対する溶解性:水に不溶、クロロホル
ム、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホル
ム、ベンゼンに可溶 (13)呈色反応; 陽性:ヨウド、硫酸 陰性:塩化第2鉄 (14)塩基性、酸性、中性の区別:中性 [2]MC−201Sの物理化学的性状 (1)外観:白色粉末 (2)融点:118−120℃ (3)高分解能マススペクトル: 実測値;m/z 721.4141(M+H)+ 理論値;m/z 721.4177 (C405748として計算) (4)マススペクトル: SIMS(+) m/z 721(M+H)+ (5)分子量:720 (6)分子式:C405648 (7)比旋光度: [α]D 21=−52.0°(c=0.1,クロロホルム) (8)紫外線吸収スペクトル: λmax 202nm(ε=40050) 277nm(ε=4020) (メタノール溶液中で測定) (9)赤外線吸収スペクトル:Neat法で測定した結
果を図4に示す。 (10)1H−NMRスペクトル:CD3OD中、400
MHzで測定した結果を図5に示す。 (11)13C−NMRスペクトル:CD3OD中、10
0MHzで測定した結果を図6に示す。 (12)溶剤に対する溶解性:水に不溶、クロロホル
ム、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホル
ム、ベンゼンに可溶 (13)呈色反応; 陽性:ヨウド、硫酸 陰性:塩化第2鉄 (14)塩基性、酸性、中性の区別:中性 [3]MC−202Sの物理化学的性状 (1)外観:白色粉末 (2)融点:120−122℃ (3)高分解能マススペクトル: 実測値;m/z 793.3582(M+K)+ 理論値;m/z 793.3578 (C435448Kとして計算) (4)マススペクトル: SIMS(+) m/z 755(M+H)+ (5)分子量:754 (6)分子式:C435448 (7)比旋光度: [α]D 21=−28.0°(c=0.1,クロロホルム) (8)紫外線吸収スペクトル: λmax 202nm(ε=53720) 277nm(ε=3960) (メタノール溶液中で測定) (9)赤外線吸収スペクトル:Neat法で測定した結
果を図7に示す。 (10)1H−NMRスペクトル:CD3OD中、400
MHzで測定した結果を図8に示す。 (11)13C−NMRスペクトル:CD3OD中、10
0MHzで測定した結果を図9に示す。 (12)溶剤に対する溶解性:水に不溶、クロロホル
ム、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホル
ム、ベンゼンに可溶 (13)呈色反応; 陽性:ヨウド、硫酸 陰性:塩化第2鉄 (14)塩基性、酸性、中性の区別:中性 [4]MC−203Sの物理化学的性状 (1)外観:白色粉末 (2)融点:125−130℃ (3)高分解能マススペクトル: 実測値;m/z 807.3733(M+K)+ 理論値;m/z 807.3735 (C445648Kとして計算) (4)マススペクトル: SIMS(+) m/z 769(M+H)+ (5)分子量:768 (6)分子式:C445648 (7)比旋光度: [α]D 21=−56.0°(c=0.1,クロロホル
ム) (8)紫外線吸収スペクトル: λmax 202nm(ε=49310) 277nm(ε=4130) (メタノール溶液中で測定) (9)赤外線吸収スペクトル:Neat法で測定した結
果を図10に示す。 (10)1H−NMRスペクトル:CD3OD中、400
MHzで測定した結果を図11に示す。 (11)13C−NMRスペクトル:CD3OD中、10
0MHzで測定した結果を図12に示す。 (12)溶剤に対する溶解性:水に不溶、クロロホル
ム、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホル
ム、ベンゼンに可溶 (13)呈色反応; 陽性:ヨウド、硫酸 陰性:塩化第2鉄 (14)塩基性、酸性、中性の区別:中性 [5]MC−204Sの物理化学的性状 (1)外観:白色粉末 (2)融点:140−142℃ (3)高分解能マススペクトル: 実測値;m/z 855.3722(M+K)+ 理論値;m/z 855.3735 (C485648Kとして計算) (4)マススペクトル: SIMS(+) m/z 817(M+H)+ (5)分子量:816 (6)分子式:C485648 (7)比旋光度: [α]D 21=−36.0°(c=0.1,クロロホルム) (8)紫外線吸収スペクトル: λmax 202nm(ε=52580) 277nm(ε=3590) (メタノール溶液中で測定) (9)赤外線吸収スペクトル:Neat法で測定した結
果を図13に示す。 (10)1H−NMRスペクトル:CD3OD中、400
MHzで測定した結果を図14に示す。 (11)13C−NMRスペクトル:CD3OD中、10
0MHzで測定した結果を図15に示す。 (12)溶剤に対する溶解性:水に不溶、クロロホル
ム、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホル
ム、ベンゼンに可溶 (13)呈色反応; 陽性:ヨウド、硫酸 陰性:塩化第2鉄 (14)塩基性、酸性、中性の区別:中性
【0014】
【発明の効果】本発明の化合物はHEP G2細胞(ヒ
ト肝癌細胞)に対してLDL取り込み促進活性を有する
ので、脂質低下剤として有用である。
【0015】
【実施例】以下、実施例及び試験例を示し、本発明を更
に詳細に説明する。 実施例 (1)100ml当り可溶性デンプン2g、グルコース
0.1g、ポリペプトン0.3g、酵母エキス0.2
g、NZアミン0.3g、リン酸一カリウム0.05
g、硫酸マグネシウム0.05gからなるpH7の無菌
液体培地100mlを含む500ml溶三角フラスコに
Streptoverticillium sp. TA-0257株を接種し、28
℃、72時間ロータリー培養した。次に50L容培養タ
ンク3基及び200L容培養タンク1基を用いて、種培
養と同じ組成の無菌培地30L×3基及び120Lに前
記種培養液0.3L×3基及び1.2Lを接種し28
℃、96時間攪拌通気培養した。
【0016】(2)培養終了後遠心分離機で上清と菌体
に分けた。得られた菌体を45L容のアセトンで抽出
し、減圧濃縮した。アセトンを除去した後、残渣を10
Lの酢酸エチルで3回抽出した。この酢酸エチル抽出区
分を合わせ無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮乾固
し褐色シロップ55.7gを得た。 (3)この褐色シロップをジクロロメタン200mlに
溶解し、ジクロロメタンで調製したシリカゲル[キーセ
ルゲル−60(商品名、メルク社製)]の1200ml
カラムに吸着させた。ジクロロメタン2000mlで洗
浄後、クロロホルム−メタノール(98:2〜85:1
5)の混合溶媒で順に溶出し、活性画分を合わせ、減圧
濃縮乾固し、褐色シロップ9.9gを得た。
【0017】(4)前項の褐色シロップをメタノールに
溶解し、この溶液を55%アセトニトリルを移動相とし
た分取高速液体クロマトグラフィー[使用装置:ウオー
ターズ社製;カラム:ウオーターズRCM(40φ×2
00mm)]を用い、UV吸収215nmでモニターし
ながら流速18.7ml/minで16.4分、25.
7分、28.4分、37.4分、59.8分に溶出され
るピークを分取した。分取して得られた5区分を各々合
わせ減圧濃縮し、アセトニトリルを除去した後、半量の
酢酸エチルで2回抽出した。この酢酸エチル抽出区分を
合わせ無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮乾固し、
52.4mgのMC−200S、198.1mgのMC
201−S、183.3mgのMC−202S、37
0.8mgのMC−203S、1.985gのMC−2
04Sを得た。
【0018】試験例(HEP G2細胞を用いたLDL
取り込み促進作用) (検体)実施例で得られたMC−200S、MC−20
1S、MC−202S、MC−203S、MC−204
Sをそれぞれ 2.0mgずつエタノールに溶解し、目
的濃度となるように調製したものを用いた。 (試験細胞) HEP G2細胞(ヒト肝癌細胞) (使用した培養液) DMEM(10%FBSを含む) (試験方法)HEP G2細胞を4×105/mlの濃度
に調製した培養液を、直径20mmの24穴プレート
(コーニング社製)に0.5mlずつ分注し、37℃、
5%炭酸ガス培養器内で48時間培養した。次いで目的
濃度にあらかじめ希釈した検体10μlを加えた、10
%LPDS(国際バイオ社)を含むDMEM0.3ml
で培地交換し、さらに24時間培養した。1μgのDi
I−LDL(フナコシ薬品)を添加して4時間培養した
のち培地を除去し、2mM SDS溶液0.4mlで細
胞を溶解した。得られた細胞溶解液のうち0.3mlを
精製水で2倍に希釈して蛍光光度計(島津製作所 RF
−5000)で蛍光強度を測定し、残る0.1mlをL
owry法にて蛋白定量に供した。取り込まれたDiI
−LDL量は蛍光強度から検量線にて算出し、コントロ
ールに対する単位蛋白量あたりの比活性を取り込み促進
活性として表した。 (結果)結果は表2に示した。
【0019】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】Neat法にて測定したMC−200Sの赤外
線吸収スペクトルを示す。
【図2】CDCl3中、400MHzで測定したMC−
200Sの1H−NMRスペクトルを示す。
【図3】CDCl3中、100MHzで測定したMC−
200Sの13C−NMRスペクトルを示す。
【図4】Neat法にて測定したMC−201Sの赤外
線吸収スペクトルを示す。
【図5】CDCl3中、400MHzで測定したMC−
201Sの1H−NMRスペクトルを示す。
【図6】CDCl3中、100MHzで測定したMC−
201Sの13C−NMRスペクトルを示す。
【図7】Neat法にて測定したMC−202Sの赤外
線吸収スペクトルを示す。
【図8】CDCl3中、400MHzで測定したMC−
202Sの1H−NMRスペクトルを示す。
【図9】CDCl3中、100MHzで測定したMC−
202Sの13C−NMRスペクトルを示す。
【図10】Neat法にて測定したMC−203Sの赤
外線吸収スペクトルを示す。
【図11】CDCl3中、400MHzで測定したMC
−203Sの1H−NMRスペクトルを示す。
【図12】CDCl3中、100MHzで測定したMC
−203Sの13C−NMRスペクトルを示す。
【図13】Neat法にて測定したMC−204Sの赤
外線吸収スペクトルを示す。
【図14】CDCl3中、400MHzで測定したMC
−204Sの1H−NMRスペクトルを示す。
【図15】CDCl3中、100MHzで測定したMC
−204Sの13C−NMRスペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種岡 郁代 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 安藤 勉 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 森本 繁夫 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 陳 曽湘 中華人民共和国四川省成都市杉板橋路9号 国家医薬管理局四川抗菌素工業研究所内 (72)発明者 胡 潤茂 中華人民共和国四川省成都市杉板橋路9号 国家医薬管理局四川抗菌素工業研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれエチル基、n−プロピ
    ル基またはベンジル基を示す。)で表される化合物。
JP7042233A 1995-03-02 1995-03-02 脂質低下作用物質 Pending JPH08239399A (ja)

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