JPH05247018A - 抗生物質106−b、その製造方法、抗生物質106−bを有効成分とする抗菌剤および抗生物質106−bを有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents
抗生物質106−b、その製造方法、抗生物質106−bを有効成分とする抗菌剤および抗生物質106−bを有効成分とする抗腫瘍剤Info
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- JPH05247018A JPH05247018A JP10066892A JP10066892A JPH05247018A JP H05247018 A JPH05247018 A JP H05247018A JP 10066892 A JP10066892 A JP 10066892A JP 10066892 A JP10066892 A JP 10066892A JP H05247018 A JPH05247018 A JP H05247018A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 抗腫瘍活性を有し、かつグラム陽性菌および
グラム陰性菌に対して抗菌力を有する新規な抗生物質を
提供する。 【構成】 ストレプトマイセス(Streptomyc
es)属に属する抗生物質106−B生産菌を培養し、
その培養物から抗生物質106−Bを分離、採取して、
下記の平面構造式で表される抗生物質106−Bを製造
する方法、抗生物質106−Bそれ自体ならびに抗生物
質106−Bを含有する抗菌剤または抗腫瘍剤。
グラム陰性菌に対して抗菌力を有する新規な抗生物質を
提供する。 【構成】 ストレプトマイセス(Streptomyc
es)属に属する抗生物質106−B生産菌を培養し、
その培養物から抗生物質106−Bを分離、採取して、
下記の平面構造式で表される抗生物質106−Bを製造
する方法、抗生物質106−Bそれ自体ならびに抗生物
質106−Bを含有する抗菌剤または抗腫瘍剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な抗生物質、その
製造方法、その抗生物質を有効成分とする抗菌剤および
その抗生物質を有効成分とする抗腫瘍剤に関する。
製造方法、その抗生物質を有効成分とする抗菌剤および
その抗生物質を有効成分とする抗腫瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種の抗生物質が発見、開発
されているが、抗生物質は、使用を継続すると、被使用
菌に使用抗生物質に対する耐性が生じるという問題があ
る。また、癌(がん)などの腫瘍も、抗生物質の使用を
継続すると、使用抗生物質に対して耐性が生じるように
なる。
されているが、抗生物質は、使用を継続すると、被使用
菌に使用抗生物質に対する耐性が生じるという問題があ
る。また、癌(がん)などの腫瘍も、抗生物質の使用を
継続すると、使用抗生物質に対して耐性が生じるように
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、常に新しい
抗生物質の出現が望まれている。特に抗腫瘍活性を有す
る新規抗生物質の出現が望まれている。
抗生物質の出現が望まれている。特に抗腫瘍活性を有す
る新規抗生物質の出現が望まれている。
【0004】したがって、本発明は、抗腫瘍活性を有す
る新規な抗生物質を提供することを目的とする。
る新規な抗生物質を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ストレプ
トマイセス(Streptomyces)K106(微
工研菌寄第12701号)が、抗腫瘍活性を有し、かつ
グラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して抗菌力を有す
る新規な抗生物質106−Bを生産することを見出し、
本発明を完成するにいたった。
トマイセス(Streptomyces)K106(微
工研菌寄第12701号)が、抗腫瘍活性を有し、かつ
グラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して抗菌力を有す
る新規な抗生物質106−Bを生産することを見出し、
本発明を完成するにいたった。
【0006】上記ストレプトマイセスK106は、本発
明者らが大阪府堺市で採取した土壌試料中より発見した
微生物であり、通商産業省工業技術院微生物工業技術研
究所に寄託されていて、その微生物受託番号は、前記の
ように微工研菌寄第12701号である。
明者らが大阪府堺市で採取した土壌試料中より発見した
微生物であり、通商産業省工業技術院微生物工業技術研
究所に寄託されていて、その微生物受託番号は、前記の
ように微工研菌寄第12701号である。
【0007】本発明の抗生物質106−Bを生産するス
トレプトマイセスK106株は次のような菌学的性質を
有している。
トレプトマイセスK106株は次のような菌学的性質を
有している。
【0008】(1) 形態学的特徴 培養は通常28℃で行う、ストレプトマイセスK106
株の形態学的特徴は、気菌糸、基底菌糸を形成し、胞子
を形成することである。
株の形態学的特徴は、気菌糸、基底菌糸を形成し、胞子
を形成することである。
【0009】(2) 各種培地上の成育状態 麦芽エキス寒天培地、あるいは、でんぷん(殿粉)酵母
エキス培地上の成育状態は良好であり、灰色ないし白色
気菌糸が生じ、基底菌糸が生じる。可溶性褐色色素を生
産する。
エキス培地上の成育状態は良好であり、灰色ないし白色
気菌糸が生じ、基底菌糸が生じる。可溶性褐色色素を生
産する。
【0010】(3) 生理学的性質 ストレプトマイセスK106株の生理学的性質を表1
に、炭素源の資化性を表2に示す。
に、炭素源の資化性を表2に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】 +:利用する ++:かなり利用する
【0013】ストレプトマイセスK106株の菌学的性
質は上記のとおりであるが、このストレプトマイセスK
106株の自然的および遺伝子工学的方法を含む人工的
変異株も抗生物質106−Bを生産でき、これらも抗生
物質106−Bの生産菌として使用することができる。
質は上記のとおりであるが、このストレプトマイセスK
106株の自然的および遺伝子工学的方法を含む人工的
変異株も抗生物質106−Bを生産でき、これらも抗生
物質106−Bの生産菌として使用することができる。
【0014】本発明において、抗生物質106−Bの生
産にあたり、抗生物質106−B生産菌の培養は、一般
の放線菌における培養方法に準じて行われる。これを詳
しく説明すると、次のとおりである。
産にあたり、抗生物質106−B生産菌の培養は、一般
の放線菌における培養方法に準じて行われる。これを詳
しく説明すると、次のとおりである。
【0015】本発明の抗生物質106−Bは、ストレプ
トマイセス(Streptomyces)属に属する抗
生物質106−B生産菌、たとえばストレプトマイセス
K106株を好気的条件下に利用しうる炭素源および窒
素源を含有する栄養培地中で生育させることにより生産
される。
トマイセス(Streptomyces)属に属する抗
生物質106−B生産菌、たとえばストレプトマイセス
K106株を好気的条件下に利用しうる炭素源および窒
素源を含有する栄養培地中で生育させることにより生産
される。
【0016】その具体的手段としては、液体培地中での
振盪培養、深部培養あるいは通気攪拌培養などによるの
が好ましい。工業的に有利に培養するには、前記抗生物
質106−B生産菌の胞子懸濁液または培養液を培地に
接種し、通気攪拌培養を行うのが好ましい。
振盪培養、深部培養あるいは通気攪拌培養などによるの
が好ましい。工業的に有利に培養するには、前記抗生物
質106−B生産菌の胞子懸濁液または培養液を培地に
接種し、通気攪拌培養を行うのが好ましい。
【0017】培地の栄養源としては、特に限定されるこ
とはなく、微生物の培養に通常用いられる炭素源、窒素
源、その他を培地中に含有させ、これらを栄養源とする
ことができる。
とはなく、微生物の培養に通常用いられる炭素源、窒素
源、その他を培地中に含有させ、これらを栄養源とする
ことができる。
【0018】培地成分としては、炭素源として、たとえ
ばグルコース、ガラクトース、シュクロース、マルトー
ス、ラクトース、ラフィノース、イノシトール、マンニ
ット、糖蜜、グリセロール、デキストリン、でんぷん、
大豆油、綿実油などが用いられ、特にグリセロール、グ
ルコース、でんぷんが好ましい。
ばグルコース、ガラクトース、シュクロース、マルトー
ス、ラクトース、ラフィノース、イノシトール、マンニ
ット、糖蜜、グリセロール、デキストリン、でんぷん、
大豆油、綿実油などが用いられ、特にグリセロール、グ
ルコース、でんぷんが好ましい。
【0019】また、窒素源としては、たとえば大豆粉、
落花生粉、綿実油、魚粉、コーンスティーブリカー、ペ
プトン、肉エキス、酵母、酵母エキス、麦芽、米ぬか、
ふすま、アスパラギン、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、NZアミンTypeA(商品
名、和光純薬工業社製)などが用いられ、特にNZアミ
ンTypeA、ペプトンが好ましい。
落花生粉、綿実油、魚粉、コーンスティーブリカー、ペ
プトン、肉エキス、酵母、酵母エキス、麦芽、米ぬか、
ふすま、アスパラギン、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、NZアミンTypeA(商品
名、和光純薬工業社製)などが用いられ、特にNZアミ
ンTypeA、ペプトンが好ましい。
【0020】また、無機塩としては、食塩、リン(燐)
酸塩、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、微量金属塩
(たとえば、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、鉄、ホ
ウ素、コバルト、セレン、バナジウム、ヨウ素などの硫
酸塩、リン酸塩、塩酸塩、硝酸塩など)などが必要に応
じて適宜添加される。液体培養に際しては、シリコン
油、植物油、動物油、鉱油、液体パラフィン、界面活性
剤などが消泡剤として適宜使用される。
酸塩、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、微量金属塩
(たとえば、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、鉄、ホ
ウ素、コバルト、セレン、バナジウム、ヨウ素などの硫
酸塩、リン酸塩、塩酸塩、硝酸塩など)などが必要に応
じて適宜添加される。液体培養に際しては、シリコン
油、植物油、動物油、鉱油、液体パラフィン、界面活性
剤などが消泡剤として適宜使用される。
【0021】培地のpHは、中性ないし微アルカリ性、
特にpH7付近が好ましく、培養温度は25〜30℃、
特に28℃前後が好ましい。
特にpH7付近が好ましく、培養温度は25〜30℃、
特に28℃前後が好ましい。
【0022】培養の経過に伴って生産される抗生物質1
06−Bの力価の経時的変化は、枯草菌を被検菌とした
ペーパーディスク〔たとえば、東洋濾紙社製またはアド
バンテック東洋社製の直径6mmの濾紙Thin(薄)
タイプを使用〕検定法により測定することができる。通
常、48〜120時間の培養で抗生物質106−B(以
下、簡略化して、単に「106−B」という)の生産量
は最高値に達する。
06−Bの力価の経時的変化は、枯草菌を被検菌とした
ペーパーディスク〔たとえば、東洋濾紙社製またはアド
バンテック東洋社製の直径6mmの濾紙Thin(薄)
タイプを使用〕検定法により測定することができる。通
常、48〜120時間の培養で抗生物質106−B(以
下、簡略化して、単に「106−B」という)の生産量
は最高値に達する。
【0023】106−Bは、培養終了後、菌体その他の
固形部分を珪藻土などを濾過助剤とする濾過操作あるい
は遠心分離によって除去し、その濾液あるいは上清中か
ら抽出、精製することによって得られる。
固形部分を珪藻土などを濾過助剤とする濾過操作あるい
は遠心分離によって除去し、その濾液あるいは上清中か
ら抽出、精製することによって得られる。
【0024】また、106−Bの物理化学的性状を利用
することにより、たとえば吸着剤を用いて、106−B
を採取することができる。
することにより、たとえば吸着剤を用いて、106−B
を採取することができる。
【0025】吸着剤としては、たとえば活性炭、あるい
は吸着用樹脂であるアンバーライトXAD−2、XAD
−4、XAD−7など(いずれも商品名、ローム・アン
ド・ハース社製)またはダイヤイオンHP10、HP2
0、HP20AG、HP50など(いずれも商品名、三
菱化成工業社製)が使用される。
は吸着用樹脂であるアンバーライトXAD−2、XAD
−4、XAD−7など(いずれも商品名、ローム・アン
ド・ハース社製)またはダイヤイオンHP10、HP2
0、HP20AG、HP50など(いずれも商品名、三
菱化成工業社製)が使用される。
【0026】このような吸着剤を用いる場合、106−
Bは、106−Bを含む液を上記の吸着剤の層を通過さ
せて該106−Bを含む液に含まれる不純物を吸着させ
て取り除くか、または106−Bを吸着させた後、ベン
ゼン、アセトン、クロロホルム、メタノール、メタノー
ル水、アセトン水などを用いて溶出することによって得
られる。
Bは、106−Bを含む液を上記の吸着剤の層を通過さ
せて該106−Bを含む液に含まれる不純物を吸着させ
て取り除くか、または106−Bを吸着させた後、ベン
ゼン、アセトン、クロロホルム、メタノール、メタノー
ル水、アセトン水などを用いて溶出することによって得
られる。
【0027】また、106−Bは、酸性脂溶性物質を培
養液から採取する方法に準じ、たとえば水と混和しない
クロロホルム、酢酸エチル、n−ブタノールなどの有機
溶媒により、106−Bを培養濾液または水溶液から抽
出することも可能である。
養液から採取する方法に準じ、たとえば水と混和しない
クロロホルム、酢酸エチル、n−ブタノールなどの有機
溶媒により、106−Bを培養濾液または水溶液から抽
出することも可能である。
【0028】このようにして得られた106−Bの精製
にあたっては、たとえばアビセル(旭化成工業社製)な
どのセルロースまたはセファデックスLH−20、LH
−60(ファルマシア社製)などを用いた分配カラムク
ロマトグラフィー、シリカゲル、アルミナ、フロリジル
のような担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィー、
逆相用担体を用いた逆相カラムクロマトグラフィー、あ
るいは106−Bと混在する不純物との溶媒に対する分
配率の差を利用した抽出法、あるいは向流分配法などを
精製手段として採用し、これらの精製手段を単独あるい
は適宜組み合わせ、要すれば反復して用いることによ
り、106−Bを精製することができる。
にあたっては、たとえばアビセル(旭化成工業社製)な
どのセルロースまたはセファデックスLH−20、LH
−60(ファルマシア社製)などを用いた分配カラムク
ロマトグラフィー、シリカゲル、アルミナ、フロリジル
のような担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィー、
逆相用担体を用いた逆相カラムクロマトグラフィー、あ
るいは106−Bと混在する不純物との溶媒に対する分
配率の差を利用した抽出法、あるいは向流分配法などを
精製手段として採用し、これらの精製手段を単独あるい
は適宜組み合わせ、要すれば反復して用いることによ
り、106−Bを精製することができる。
【0029】また、106−Bは、一般の脂溶性抗生物
質と同じく培養条件によっては培養液中の菌体部分に存
在する。この場合は、アルコール類、アセトンなどの親
水性有機溶媒を用いて抽出し、抽出液より溶媒を除去
し、ついで水溶液とした後、培養濾液からの場合と同様
の方法で抽出、精製することができる。
質と同じく培養条件によっては培養液中の菌体部分に存
在する。この場合は、アルコール類、アセトンなどの親
水性有機溶媒を用いて抽出し、抽出液より溶媒を除去
し、ついで水溶液とした後、培養濾液からの場合と同様
の方法で抽出、精製することができる。
【0030】このようにして得られた106−Bは、次
の理化学的および生物学的性状を有する。
の理化学的および生物学的性状を有する。
【0031】(1) 物質の性状 淡黄色粉末
【0032】(2) 比旋光度 〔α〕26 D −142.6° C=0.00345g/ml C2 H5 OH
【0033】(3) 分子式 C24H27O6 N
【0034】(4) 分子量 425(マススペクトル
測定)
測定)
【0035】(5) 紫外線吸収スペクトル メチルアルコール中で測定した紫外線吸収スペクトル
は、図1に示すとおり305nm(ε=22600リッ
トル/mol・cm)、278nm(ε=32100リ
ットル/mol・cm)に極大吸収を示す。
は、図1に示すとおり305nm(ε=22600リッ
トル/mol・cm)、278nm(ε=32100リ
ットル/mol・cm)に極大吸収を示す。
【0036】(6) 赤外線吸収スペクトル KBr錠剤法で測定した赤外線吸収スペクトルは、図2
に示すとおりである。
に示すとおりである。
【0037】(7) 核磁気共鳴(NMR)スペクトル CDCl3 :CD3 OD=95:5溶液中でテトラメチ
ルシランを基準物質として測定した。 1H−核磁気共鳴
スペクトルを図3に、13C−核磁気共鳴スペクトルを図
4に示す。図4における化学シフト値は次のとおりであ
る。
ルシランを基準物質として測定した。 1H−核磁気共鳴
スペクトルを図3に、13C−核磁気共鳴スペクトルを図
4に示す。図4における化学シフト値は次のとおりであ
る。
【0038】
【0039】(8) 融点 122〜124℃(分解)
【0040】(9) 溶解性 エチルアルコール、アセトン、ジメチルスルホキシドに
易溶、メチルアルコール、酢酸エチル、クロロホルムに
溶、ベンゼンに難溶
易溶、メチルアルコール、酢酸エチル、クロロホルムに
溶、ベンゼンに難溶
【0041】(10) 呈色反応 ヨーソガスに陽性、2,4−ジニトロフェニルヒドラジ
ンに陽性、硫酸に陽性、ニンヒドリンに陰性、ドラーゲ
ンドルフ試薬に陰性
ンに陽性、硫酸に陽性、ニンヒドリンに陰性、ドラーゲ
ンドルフ試薬に陰性
【0042】(11) 薄層クロマトグラフィー 吸着剤 シリカゲル 展開溶媒系 酢酸エチル Rf=0.27 展開溶媒系 ベンゼン:アセトン=1:1 Rf=0.
46
46
【0043】(12) 抗菌スペクトル 106−Bの抗菌スペクトルをアガーダイリューション
法によって測定した。その結果は表3に示すとおりであ
る。
法によって測定した。その結果は表3に示すとおりであ
る。
【0044】
【表3】
【0045】以上のデータの解析により(比旋光度、分
子式、分子量などに加え、紫外線吸収スペクトルによる
カルボニル基などの二重結合の存在確認、赤外線吸収ス
ペクトルによる官能基の類推、核磁気共鳴スペクトルに
よる水酸基の特定、メチル基の数、全カーボン数の特定
などにより)、106−Bの平面構造は、
子式、分子量などに加え、紫外線吸収スペクトルによる
カルボニル基などの二重結合の存在確認、赤外線吸収ス
ペクトルによる官能基の類推、核磁気共鳴スペクトルに
よる水酸基の特定、メチル基の数、全カーボン数の特定
などにより)、106−Bの平面構造は、
【0046】
【化2】
【0047】と決定した。また、これを既知物質と比較
した結果、106−Bは新規物質であると判定された。
した結果、106−Bは新規物質であると判定された。
【0048】つぎに、106−Bを有効成分とする抗菌
剤について説明する。
剤について説明する。
【0049】上記106−Bを有効成分とする抗菌剤
は、経口投与、非経口投与のいずれにも適用可能であ
る。経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤または錠
剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、腸溶剤、懸濁剤として使用
することができる。非経口投与する場合は、注射剤、点
滴剤、坐剤、乳剤、懸濁剤として使用することができ、
また軟膏剤、クリーム剤、液剤、パップ剤、テープ剤と
して粘膜吸収または経皮吸収が維持できるような剤型で
使用することができる。
は、経口投与、非経口投与のいずれにも適用可能であ
る。経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤または錠
剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、腸溶剤、懸濁剤として使用
することができる。非経口投与する場合は、注射剤、点
滴剤、坐剤、乳剤、懸濁剤として使用することができ、
また軟膏剤、クリーム剤、液剤、パップ剤、テープ剤と
して粘膜吸収または経皮吸収が維持できるような剤型で
使用することができる。
【0050】106−Bを有効成分とする抗菌剤の製剤
化は、医学的に許容しうる界面活性剤、賦形剤、滑沢
剤、佐剤、その他を用いて適宜行うことができ、固体、
半固体、液体などの製剤を得ることができる。さらに、
安定化剤、着色剤、香料などを使用してもよい。製剤中
の106−B量は、対象菌、使用方法などに応じて適宜
決定すればよい。
化は、医学的に許容しうる界面活性剤、賦形剤、滑沢
剤、佐剤、その他を用いて適宜行うことができ、固体、
半固体、液体などの製剤を得ることができる。さらに、
安定化剤、着色剤、香料などを使用してもよい。製剤中
の106−B量は、対象菌、使用方法などに応じて適宜
決定すればよい。
【0051】つぎに、106−Bの抗腫瘍作用を下記の
マウス腫瘍細胞に対する増殖抑制試験の結果に基づいて
説明する。
マウス腫瘍細胞に対する増殖抑制試験の結果に基づいて
説明する。
【0052】1.培養B16−F0 ATCC No.
CRL6322(マウスのメラノーマ)に対する増殖抑
制効果の評価
CRL6322(マウスのメラノーマ)に対する増殖抑
制効果の評価
【0053】1−(1)試料添加培地の調製 106BをダルベッコMEM(大日本製薬社製)90容
量%とFBS(シグマ社製の牛胎児血清)10容量%か
らなる培地に溶解して、106Bの濃度が0.4μg/
ml、2μg/ml、10μg/mlおよび50μg/
mlの4種類の試料添加培地を調製した。
量%とFBS(シグマ社製の牛胎児血清)10容量%か
らなる培地に溶解して、106Bの濃度が0.4μg/
ml、2μg/ml、10μg/mlおよび50μg/
mlの4種類の試料添加培地を調製した。
【0054】1−(2)培養 ポリスチレン製シャーレ(コーニング社製、最大外径5
9mm、高さ15mm)に各試料添加培地を4mlずつ
加え、培養B16−F0を4×105 個まきこみ(播き
込み)3日間培養した。上記培養には炭酸ガス培養器を
用い、37℃、5%CO2 in air(5容量%の炭
酸ガスを含んだ空気中)で行った。
9mm、高さ15mm)に各試料添加培地を4mlずつ
加え、培養B16−F0を4×105 個まきこみ(播き
込み)3日間培養した。上記培養には炭酸ガス培養器を
用い、37℃、5%CO2 in air(5容量%の炭
酸ガスを含んだ空気中)で行った。
【0055】1−(3)細胞増殖測定 培養3日後、シャーレから上清を取り出した後、残渣を
トリプシンで処理し、そのトリプシン処理後、遠心分離
により細胞を集め、ビルケルチュルク血球計算盤を用い
て細胞数を測定した。
トリプシンで処理し、そのトリプシン処理後、遠心分離
により細胞を集め、ビルケルチュルク血球計算盤を用い
て細胞数を測定した。
【0056】1−(4)結果 生細胞数について、添加群(T)と無添加群(C)を比
較した。106Bの添加量とT/C(%)との関係を表
4に示す。
較した。106Bの添加量とT/C(%)との関係を表
4に示す。
【0057】
【表4】
【0058】上記表4に示す結果から、106Bの培養
B16−F0に対する50%抑制濃度(IC50)を算出
したところ、50%抑制濃度は2.5μg/mlであ
り、これは市販の抗腫瘍剤と同レベルの値であって、こ
の50%抑制濃度値から、106Bは有効な抗腫瘍活性
を有し、抗腫瘍剤として充分に使用可能であると考えら
れる。
B16−F0に対する50%抑制濃度(IC50)を算出
したところ、50%抑制濃度は2.5μg/mlであ
り、これは市販の抗腫瘍剤と同レベルの値であって、こ
の50%抑制濃度値から、106Bは有効な抗腫瘍活性
を有し、抗腫瘍剤として充分に使用可能であると考えら
れる。
【0059】2.培養P388D1 ATCC No.C
CL46(転移性リンパ様細胞)に対する増殖抑制効果
の評価
CL46(転移性リンパ様細胞)に対する増殖抑制効果
の評価
【0060】2−(1)試料添加培地の調製 106BをRPMI−1640(大日本製薬社製)90
容量%とFBS(シグマ社製の牛胎児血清)10容量%
からなる培地に溶解して、106Bの濃度が2μg/m
l、10μg/ml、25μg/ml、50μg/ml
および100μg/mlの5種類の試料添加培地を調製
した。
容量%とFBS(シグマ社製の牛胎児血清)10容量%
からなる培地に溶解して、106Bの濃度が2μg/m
l、10μg/ml、25μg/ml、50μg/ml
および100μg/mlの5種類の試料添加培地を調製
した。
【0061】2−(2)培養 ポリスチレン製丸底試験管(外径16mm、長さ125
mm)に各試料添加培地を1mlずつ加え、培養P38
8D1 を5×105 個まきこみ2日間培養した。上記培
養には炭酸ガス培養器を用い、37℃、5%CO2 in
airで行った。
mm)に各試料添加培地を1mlずつ加え、培養P38
8D1 を5×105 個まきこみ2日間培養した。上記培
養には炭酸ガス培養器を用い、37℃、5%CO2 in
airで行った。
【0062】2−(3)細胞増殖測定 培養2日後、ビルケルチュルク血球計算盤を用いて細胞
数を測定した。 2−(4)結果 生細胞数について、添加群(T)と無添加群(C)を比
較した。106Bの添加量とT/C(%)との関係を表
5に示す。
数を測定した。 2−(4)結果 生細胞数について、添加群(T)と無添加群(C)を比
較した。106Bの添加量とT/C(%)との関係を表
5に示す。
【0063】
【表5】
【0064】表5に示す結果から、106Bの培養P3
88D1 に対する50%抑制濃度(IC50)を算出した
ところ、50%抑制濃度は5.7μg/mlであり、こ
れは市販の抗腫瘍剤と同レベルの値であって、この50
%抑制濃度値から、106Bは有効な抗腫瘍活性を有
し、抗腫瘍剤として充分に使用可能であると考えられ
る。
88D1 に対する50%抑制濃度(IC50)を算出した
ところ、50%抑制濃度は5.7μg/mlであり、こ
れは市販の抗腫瘍剤と同レベルの値であって、この50
%抑制濃度値から、106Bは有効な抗腫瘍活性を有
し、抗腫瘍剤として充分に使用可能であると考えられ
る。
【0065】つぎに、106−Bを有効成分とする抗腫
瘍剤について説明する。
瘍剤について説明する。
【0066】上記106−Bを有効成分とする抗腫瘍剤
は、経口投与、非経口投与のいずれにも適用可能であ
る。経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤または錠
剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、腸溶剤、懸濁剤として使用
することができる。非経口投与する場合は、注射剤、点
滴剤、坐剤、乳剤、懸濁剤として使用することができ、
また軟膏剤、クリーム剤、液剤、パップ剤、テープ剤と
して粘膜吸収または経皮吸収が維持できるような剤型で
使用することができる。
は、経口投与、非経口投与のいずれにも適用可能であ
る。経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤または錠
剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、腸溶剤、懸濁剤として使用
することができる。非経口投与する場合は、注射剤、点
滴剤、坐剤、乳剤、懸濁剤として使用することができ、
また軟膏剤、クリーム剤、液剤、パップ剤、テープ剤と
して粘膜吸収または経皮吸収が維持できるような剤型で
使用することができる。
【0067】106−Bを有効成分とする抗腫瘍剤の製
剤化は、医学的に許容しうる界面活性剤、賦形剤、滑沢
剤、佐剤、その他を用いて適宜行うことができ、固体、
半固体、液体などの製剤を得ることができる。さらに、
安定化剤、着色剤、香料などを使用してもよい。製剤中
の106−B量は、対象腫瘍、使用方法などに応じて適
宜決定すればよい。
剤化は、医学的に許容しうる界面活性剤、賦形剤、滑沢
剤、佐剤、その他を用いて適宜行うことができ、固体、
半固体、液体などの製剤を得ることができる。さらに、
安定化剤、着色剤、香料などを使用してもよい。製剤中
の106−B量は、対象腫瘍、使用方法などに応じて適
宜決定すればよい。
【0068】この106−Bを有効成分として含有する
抗腫瘍剤をヒト(人間)に使用する場合、静脈内、筋肉
内、経口または経皮投与により使用することが望まし
い。投与量は、対象腫瘍を治療するのに充分な量であれ
ばよく、腫瘍の症状、投与経路、剤型などによって若干
異なるが、マウスのLD50値から考えて、一般に経口投
与の場合、106−Bが1日あたり0.0001〜20
0mg/kg体重の範囲、特に上限は約50mg/kg
体重程度にするのが好ましい。非経口投与の場合は、1
06−Bが1日あたり0.0001〜100mg/kg
体重の範囲、特に上限は約5mg/kg体重程度にする
のが好ましい。
抗腫瘍剤をヒト(人間)に使用する場合、静脈内、筋肉
内、経口または経皮投与により使用することが望まし
い。投与量は、対象腫瘍を治療するのに充分な量であれ
ばよく、腫瘍の症状、投与経路、剤型などによって若干
異なるが、マウスのLD50値から考えて、一般に経口投
与の場合、106−Bが1日あたり0.0001〜20
0mg/kg体重の範囲、特に上限は約50mg/kg
体重程度にするのが好ましい。非経口投与の場合は、1
06−Bが1日あたり0.0001〜100mg/kg
体重の範囲、特に上限は約5mg/kg体重程度にする
のが好ましい。
【0069】
【実施例】つぎに、106−Bの製造例を実施例として
示す。なお、実施例は、単に本発明の例示目的に提供さ
れるものであって、本発明の範囲を限定するものではな
い。
示す。なお、実施例は、単に本発明の例示目的に提供さ
れるものであって、本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0070】実施例1 ストレプトマイセスK106株を下記の培地組成−1で
示される培地16.8リットルに接種し、28℃で5日
間振盪培養した。
示される培地16.8リットルに接種し、28℃で5日
間振盪培養した。
【0071】培地組成−1 グリセロール 10g NZアミンTypeA 2.5g 酵母エキス 1g 肉エキス 1g 蒸留水 1000ml pH 7.0
【0072】培養終了後、培養液を遠心分離し、得られ
た上清部分(液側部分)16.8リットルに8.4リッ
トルの酢酸エチルを加え、2回抽出した。
た上清部分(液側部分)16.8リットルに8.4リッ
トルの酢酸エチルを加え、2回抽出した。
【0073】一方、菌体部分(固形分側部分)にはメチ
ルアルコール6リットルを加え、攪拌後、濾過した。こ
の濾液のメチルアルコールを減圧濃縮した後、残渣に水
6リットルを加え、これを6リットルの酢酸エチルで3
回抽出した。
ルアルコール6リットルを加え、攪拌後、濾過した。こ
の濾液のメチルアルコールを減圧濃縮した後、残渣に水
6リットルを加え、これを6リットルの酢酸エチルで3
回抽出した。
【0074】得られた抽出液を前記上清部分からの抽出
液とあわせ、溶媒を減圧濃縮し、得られた油状残渣にベ
ンゼンを加え、不溶物を除去した後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーに供した。
液とあわせ、溶媒を減圧濃縮し、得られた油状残渣にベ
ンゼンを加え、不溶物を除去した後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーに供した。
【0075】すなわち、上記ベンゼン溶液をあらかじめ
ベンゼンを充填したシリカゲル(和光純薬工業社製)3
cm×45cmのカラムに通導し、ベンゼン:アセトン
=8:2で溶出し、106−Bの含まれる画分を集め、
減圧濃縮し、得られた油状残渣にクロロホルムを加え不
溶物を除去した後、再度シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに供した。
ベンゼンを充填したシリカゲル(和光純薬工業社製)3
cm×45cmのカラムに通導し、ベンゼン:アセトン
=8:2で溶出し、106−Bの含まれる画分を集め、
減圧濃縮し、得られた油状残渣にクロロホルムを加え不
溶物を除去した後、再度シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに供した。
【0076】すなわち、上記クロロホルム溶液をあらか
じめクロロホルムを充填したシリカゲル(和光純薬工業
社製)3cm×45cmのカラムに通導し、クロロホル
ム:メタノール=95:5で溶出し、106−Bの含ま
れる画分を集め、減圧濃縮することによって106−B
を400mg得た。
じめクロロホルムを充填したシリカゲル(和光純薬工業
社製)3cm×45cmのカラムに通導し、クロロホル
ム:メタノール=95:5で溶出し、106−Bの含ま
れる画分を集め、減圧濃縮することによって106−B
を400mg得た。
【0077】この実施例1で得られた106−Bの理化
学的および生物学的性状は、前記した106−Bの理化
学的および生物学的性状の通りである。
学的および生物学的性状は、前記した106−Bの理化
学的および生物学的性状の通りである。
【0078】実施例2 ストレプトマイセスK106株を培地組成−2で示され
る培地16.8リットルに接種し、28℃で5日間振盪
培養した。
る培地16.8リットルに接種し、28℃で5日間振盪
培養した。
【0079】培地組成−2 グルコース 10g ポリペプトン 2g 酵母エキス 1g 肉エキス 1g 蒸留水 1000ml pH 7.0
【0080】培養終了後、実施例1と同様の操作によ
り、106−Bを200mg得た。
り、106−Bを200mg得た。
【0081】この実施例2で得られた106−Bの理化
学的および生物学的性状も、前記した106−Bの理化
学的および生物学的性状の通りである。
学的および生物学的性状も、前記した106−Bの理化
学的および生物学的性状の通りである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の抗生物質
106−Bは、新規物質であり、抗菌活性および抗腫瘍
活性を有する。
106−Bは、新規物質であり、抗菌活性および抗腫瘍
活性を有する。
【図1】抗生物質106−Bの紫外線吸収スペクトル
(メチルアルコール溶液中)である。
(メチルアルコール溶液中)である。
【図2】抗生物質106−Bの赤外線吸収スペクトル
(KBr錠剤)である。
(KBr錠剤)である。
【図3】抗生物質106−Bの 1H−核磁気共鳴スペク
トルである。
トルである。
【図4】抗生物質106−Bの13C−核磁気共鳴スペク
トルである。
トルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) 7804−4B (72)発明者 林 謙一郎 大阪府堺市百舌鳥梅町4丁804 大阪府立 大学内
Claims (6)
- 【請求項1】 下記の平面構造式で表される抗生物質1
06−B。 【化1】 - 【請求項2】 ストレプトマイセス属に属する抗生物質
106−B生産菌を培養し、その培養物から抗生物質1
06−Bを分離、採取することを特徴とする請求項1記
載の抗生物質106−Bの製造方法。 - 【請求項3】 抗生物質106−B生産菌がストレプト
マイセスK106株である請求項2記載の抗生物質10
6−Bの製造方法。 - 【請求項4】 抗生物質106−B生産菌がストレプト
マイセスK106株の通常手段による変異株である請求
項2記載の抗生物質106−Bの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の抗生物質106−Bを有
効成分として含有することを特徴とする抗菌剤。 - 【請求項6】 請求項1記載の抗生物質106−Bを有
効成分として含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2211792 | 1992-01-12 | ||
JP4-22117 | 1992-01-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247018A true JPH05247018A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12073947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10066892A Pending JPH05247018A (ja) | 1992-01-12 | 1992-03-25 | 抗生物質106−b、その製造方法、抗生物質106−bを有効成分とする抗菌剤および抗生物質106−bを有効成分とする抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05247018A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998043955A1 (fr) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Compose d'acide tetramique |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP10066892A patent/JPH05247018A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998043955A1 (fr) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Compose d'acide tetramique |
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