JPH08237808A - レールブレーキ制御装置 - Google Patents

レールブレーキ制御装置

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JPH08237808A
JPH08237808A JP3694795A JP3694795A JPH08237808A JP H08237808 A JPH08237808 A JP H08237808A JP 3694795 A JP3694795 A JP 3694795A JP 3694795 A JP3694795 A JP 3694795A JP H08237808 A JPH08237808 A JP H08237808A
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JP
Japan
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rail
brake
contact
connection switch
exciting coil
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Application number
JP3694795A
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English (en)
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Toshiro Hasebe
寿郎 長谷部
Shigetomo Shiraishi
茂智 白石
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レール吸着式渦電流ブレーキ装置がメール面
に接触した時にすぐにレールブレーキを作動させるよう
にして非常ブレーキの停止距離を短くする。 【構成】 この発明のレールブレーキ制御装置は、電磁
石の励磁コイル9にブレーキ動作指令と同時に交流電源
16から微小電力の交流電圧を印加し、励磁コイルに流
れる電流を測定して、この電流値が所定の設定値、つま
りレール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシュー
11がレール面12に接触した時に流れる電流値よりも
低下した時に交流電源を切り離し、接続スイッチ14を
投入して直流電源13から励磁コイルに励磁電流を通電
して電磁ブレーキをかける。これによって、ブレーキシ
ューがレール面に接触するとほぼ同時に電磁ブレーキ力
を発生させることができ、ブレーキ指令が出てからブレ
ーキ力を発生させるまでの空走時間、空走距離を短くし
て電磁ブレーキ力の実質的な効きを良くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両に組み込まれて
使用される電磁石を利用したレールブレーキ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両を減速させるためのブレーキ装
置には、従来からレールと車輪との間の摩擦力を利用し
た粘着ブレーキ装置が広く用いられている。この粘着ブ
レーキ装置は、最大取り得るブレーキ力がレールと車輪
との間の摩擦力(摩擦係数)によって決定され、車輪自
体に急激に大きな制動力を与えて車輪の回転を停止させ
ても、レールと車輪との間の摩擦力を超える大きなブレ
ーキ力を得ることはできない。
【0003】このために、レールと車輪との間の摩擦力
を超える大きなブレーキ力を得るためには、レールブレ
ーキ装置のようなレールと車輪との間の粘着によらない
ブレーキ装置を使用しなければならない。
【0004】ところで近年、鉄道車両では在来線の高速
化の要請が高まり、それに答えるために、従来の最高速
度120〜130km/hであったものを、130〜160
km/hにまで引き上げようとする動きがある。しかしなが
ら、日本国内の在来線の場合、法令によって非常ブレー
キをかけ始めてから列車が停止するまでの距離が600
mを超えないことが義務づけられている。
【0005】ところが、在来線の最高速度を130〜1
60km/hに引き上げ、しかも従来の粘着ブレーキ装置で
600m以内の距離で車両を停止させようとして車輪に
大きな制動力をかけても、必要なブレーキ力が最大摩擦
係数を超えてしまい、車輪がレール上を滑走して必要な
ブレーキ力が得られなくなり、車両を600m以内の距
離で停止させることができない。
【0006】この課題を解決するためには、車両のブレ
ーキ力をレール面から直接得る方式を採用する必要があ
るが、それにはレール吸着ブレーキ装置とレール吸着式
渦電流ブレーキ装置が知られている。
【0007】このうち特にレール吸着式渦電流ブレーキ
装置は、電磁石の吸着力と電磁石により発生する磁束が
レールに作用することによって発生する渦電流との2種
類の力によってブレーキ力を発生させる方式で、高速で
のブレーキ力が得やすい特徴があり、高速鉄道における
非常用のレールブレーキ装置として採用されている。
【0008】このレール吸着式渦電流ブレーキ装置は、
図10〜図12に示す構成である。すなわち、一対の車
輪1に車軸2が貫挿され、車軸2の両端それぞれに台車
枠3が結合されている。この台車枠3の横梁4にバネ5
を介してレール吸着式渦電流ブレーキ装置6が懸架され
ており、またバネ5の上端には油圧又は空気圧シリンダ
などの流体圧シリンダ7が取り付けられていて、この流
体圧シリンダ7の作用によってレール吸着式渦電流ブレ
ーキ装置6の全体が押し下げられるようになっている。
【0009】このレール吸着式渦電流ブレーキ装置6
は、図11及び図12に詳しいように、フレーム8の下
面に磁極9が複数個取り付けられ、これら磁極9各々の
外周に励磁コイル10が装着されており、電流通電時に
N極とS極とが交互になるように接続されている。また
磁極9各々の下面に板状のブレーキシュー11が取り付
けられており、下方のレール面12と対向させてある。
【0010】このような構成の従来のレールブレーキ装
置は、車両を停止させる時には、各流体圧シリンダ7を
駆動させてフレーム8を介して各磁極9及びブレーキシ
ュー11が降下してレール面12に接触し、この後に励
磁コイル10にバッテリ、あるいはパワーコンデンサの
ような直流電源から励磁電流を供給してレール面12と
ブレーキシュー11との間に電磁吸引力を発生させて吸
着ブレーキ力を発生させて車両に制動をかける。これと
共に、レール面12に発生する渦電流との相互作用によ
って渦電流ブレーキ力も加わり、効果的に車両の制動が
かけられるのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のレール吸着式渦電流ブレーキ装置6では車両限界
や台車寸法限界などでその大きさに制限を受け、励磁コ
イル10の大きさも自ずと制限を受け、所要ブレーキ力
を発生させるためには大きな励磁電流を流さなければな
らなくなり、この結果として、直流電源に大容量のもの
を使用する必要があり、車両重量が増加し、また各機器
の容量が増大することになる。
【0012】また、このような従来のレール吸着式渦電
流ブレーキ装置を働かせるためのレールブレーキ制御装
置では、流体圧シリンダで押し下げてブレーキシューを
レール面に接触させるまでにかかる時間を考慮して、ブ
レーキ指令が出てから一定時間を経過した後に励磁コイ
ルに励磁電流を流すように時間管理している。したがっ
て、ブレーキ指令が出てから実際にブレーキが聞き始め
るまでには空走距離が発生していた。
【0013】そこで、大きなブレーキ力を得るために励
磁容量を増大させなければならないという問題点を避け
るためには、ブレーキ指令が出てから励磁コイルに励磁
電流を流し始めるまでの時間を短くし、無駄なブレーキ
距離を可能な限り短くすることにより、レール吸着式渦
電流ブレーキ装置の必要ブレーキ力を下げ、励磁電流を
下げることが有効である。
【0014】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、励磁容量を増大させることなく大きな
ブレーキ力を発生させることができるレールブレーキ制
御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電源に接続スイッチを介して接続され、N極及びS極が
交互に配置された複数個のブレーキシュー付き電磁石が
レールに対向して台車に懸架され、ブレーキ動作時に流
体圧シリンダによりレール面に接触するまで降下し、ブ
レーキシューがレール面に接触した後に接続スイッチを
投入して電磁石の励磁コイルを直流電源で励磁してブレ
ーキシューをレール面に押しつけるレールブレーキ制御
装置において、ブレーキシューのレール面への接触を検
知するレール接触検知手段と、レール接触検知手段がレ
ール面との接触検知信号を出力する時に接続スイッチに
投入指令を与える作動手段とを備えたものである。
【0016】請求項2の発明は、直流電源に接続スイッ
チを介して接続され、N極及びS極が交互に配置された
複数個のブレーキシュー付き電磁石がレールに対向して
台車に懸架され、ブレーキ動作時に流体圧シリンダによ
りレール面に接触するまで降下し、ブレーキシューがレ
ール面に接触した後に接続スイッチを投入して電磁石の
励磁コイルを直流電源で励磁してブレーキシューをレー
ル面に押しつけるレールブレーキ制御装置において、電
磁石の励磁コイルにブレーキ動作指令と同時に微小電力
の交流電圧を印加する交流電源と、励磁コイルに流れる
電流を測定する電流測定手段と、電流測定手段が測定す
る電流値が所定の設定値よりも低下した時に交流電源を
切り離し、接続スイッチを投入する接続切換手段とを備
えたものである。
【0017】請求項3の発明は、直流電源に接続スイッ
チを介して接続され、N極及びS極が交互に配置された
複数個のブレーキシュー付き電磁石がレールに対向して
台車に懸架され、ブレーキ動作時に流体圧シリンダによ
りレール面に接触するまで降下し、ブレーキシューがレ
ール面に接触した後に接続スイッチを投入して電磁石の
励磁コイルを直流電源で励磁してブレーキシューをレー
ル面に押しつけるレールブレーキ制御装置において、電
磁石の励磁コイルとは別のもう一つの励磁コイルと、も
う一つの励磁コイルにブレーキ動作指令と同時に微小電
力の交流電圧を印加する交流電源と、交流電源の交流電
力によってもう一つの励磁コイルに発生する交流磁束を
検知する磁束検知コイルと、磁束検知コイルの発生電圧
を測定する励磁電圧測定手段と、励磁電圧測定手段の測
定する電圧値が所定の設定値よりも低くなった時に交流
電源を切り離し、接続スイッチを投入する接続切換手段
とを備えたものである。
【0018】請求項4の発明は、直流電源に接続スイッ
チを介して接続され、N極及びS極が交互に配置された
複数個のブレーキシュー付き電磁石がレールに対向して
台車に懸架され、ブレーキ動作時に流体圧シリンダによ
りレール面に接触するまで降下し、ブレーキシューがレ
ール面に接触した後に接続スイッチを投入して電磁石の
励磁コイルを直流電源で励磁してブレーキシューをレー
ル面に押しつけるレールブレーキ制御装置において、複
数個の電磁石の一部の磁極を残りの電磁石の磁極と電気
的に絶縁した状態にする絶縁手段と、絶縁手段により電
気的に絶縁された一部の電磁石の磁極と残りの電磁石の
磁極との間の電気抵抗を測定する電気抵抗測定手段と、
電気抵抗測定手段が測定する電気抵抗値が所定の設定値
よりも低くなった時に接続スイッチを投入する作動手段
とを備えたものである。
【0019】請求項5の発明は、直流電源に接続スイッ
チを介して接続され、N極及びS極が交互に配置された
複数個のブレーキシュー付き電磁石がレールに対向して
台車に懸架され、ブレーキ動作時に流体圧シリンダによ
りレール面に接触するまで降下し、ブレーキシューがレ
ール面に接触した後に接続スイッチを投入して電磁石の
励磁コイルを直流電源で励磁してブレーキシューをレー
ル面に押しつけるレールブレーキ制御装置において、ブ
レーキシューのレール接触面よりも若干レール側に突き
出した位置に接触点が来るように設定された接触体と、
接触体を支え、流体圧シリンダによって電磁石と共に駆
動されるロッドと、ロッドを上下方向に移動可能な状態
で支えるロッド支えと、ロッドと同一運動ができるよう
に配置された永久磁石と、永久磁石の磁束と鎖交する位
置に固定された誘導コイルと、誘導コイルに発生する誘
起電圧を測定する誘起電圧測定手段と、誘起電圧測定手
段の測定する電圧値が所定の設定値を超える時に接続ス
イッチを投入する作動手段とを備えたものである。
【0020】請求項6の発明は、直流電源に接続スイッ
チを介して接続され、N極及びS極が交互に配置された
複数個のブレーキシュー付き電磁石がレールに対向して
台車に懸架され、ブレーキ動作時に流体圧シリンダによ
りレール面に接触するまで降下し、ブレーキシューがレ
ール面に接触した後に接続スイッチを投入して電磁石の
励磁コイルを直流電源で励磁してブレーキシューをレー
ル面に押しつけるレールブレーキ制御装置において、ブ
レーキシューのレール接触面よりも若干レール側に突き
出した位置に接触点が来るように設定された接触体と、
接触体を支え、流体圧シリンダによって電磁石と共に駆
動されるロッドと、ロッドを上下方向に移動可能な状態
で支えるロッド支えと、接触体がレール面に接触する位
置までロッドが降下した時に接続スイッチを投入する作
動手段とを備えたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明のレールブレーキ制御装置で
は、レール接触検知手段がレール吸着式渦電流ブレーキ
装置のブレーキシューがレール面に接触したことを検知
すると直ちに、作動手段が接続スイッチに投入指令を与
え、直流電源から励磁コイルに励磁電流を通電して電磁
ブレーキをかける。
【0022】これによって、ブレーキシューがレール面
に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ、
ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの
空走時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的
な効きを良くする。
【0023】請求項2の発明のレールブレーキ制御装置
では、電磁石の励磁コイルにブレーキ動作指令と同時に
交流電源から微小電力の交流電圧を印加し、励磁コイル
に流れる電流を測定して、この電流値が所定の設定値、
つまりレール吸着式渦電流ブレーキ装置のブレーキシュ
ーがレール面に接触した時の電流値よりも低下した時に
交流電源を切り離し、接続スイッチを投入して直流電源
から励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレーキをか
ける。
【0024】これによって、ブレーキシューがレール面
に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ、
ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの
空走時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的
な効きを良くする。
【0025】請求項3の発明のレールブレーキ制御装置
では、電磁石の励磁コイルとは別のもう一つの励磁コイ
ルにブレーキ動作指令と同時に交流電源から微小電力の
交流電圧を印加し、このもう一つの励磁コイルに発生す
る交流磁束を磁束検知コイルによって検知し、磁束検知
コイルに発生する励磁電圧を励磁電圧測定手段によって
測定し、この励磁電圧値が所定の設定値、つまりブレー
キシューがレール面に接触した時の電圧値よりも低くな
った時に交流電源を切り離し、接続スイッチを投入して
直流電源から電磁石の励磁コイルに励磁電流を通電して
電磁ブレーキをかける。
【0026】これによって、ブレーキシューがレール面
に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ、
ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの
空走時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的
な効きを良くする。
【0027】請求項4の発明のレールブレーキ制御装置
では、複数個の電磁石の一部の磁極を残りの電磁石の磁
極と電気的に絶縁した状態にして、互いに絶縁されてい
る一部の電磁石の磁極と残りの電磁石の磁極との間の電
気抵抗を電気抵抗測定手段によって測定し、電気抵抗測
定手段が測定する電気抵抗値が所定の設定値、つまり両
方の電磁石の磁極が共にブレーキシューとレール面との
接触によって短絡状態になった時の抵抗値よりも低くな
った時に接続スイッチを投入して直流電源から電磁石の
励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレーキをかけ
る。
【0028】これによって、ブレーキシューがレール面
に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ、
ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの
空走時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的
な効きを良くする。
【0029】請求項5の発明のレールブレーキ制御装置
では、ロッド支えでロッドを上下方向に移動できるよう
に支え、このロッドによってブレーキシューのレール接
触面よりも若干レール側に突き出した位置にレールに対
する接触点が来る状態で接触体を支えておき、このロッ
ドと同一運動ができるように永久磁石を配置し、また永
久磁石の磁束と鎖交する位置に誘導コイルを設置してお
く。
【0030】そしてブレーキ指令が出て流体圧シリンダ
によって電磁石が駆動される時に、これと連動してロッ
ド及び接触体を駆動させると、永久磁石の動きによって
誘導コイルに誘起電圧が発生するので、誘起電圧測定手
段によってその誘起電圧を測定し、所定の設定値、つま
り接触体がレール面にちょうど接触する時に発生する誘
起電圧を超える時に接続スイッチを投入して直流電源か
ら電磁石の励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレー
キをかける。
【0031】これによって、ブレーキシューがレール面
に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ、
ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの
空走時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的
な効きを良くする。
【0032】請求項6の発明のレールブレーキ制御装置
では、ロッド支えでロッドを上下方向に移動できるよう
に支え、このロッドによってブレーキシューのレール接
触面よりも若干レール側に突き出した位置にレールに対
する接触点が来る状態で接触体を支えておき、この接触
体がレール面に接触する位置までロッドが降下した時に
作動手段によって接続スイッチを投入させ、直流電源か
ら電磁石の励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレー
キをかける。
【0033】これによって、ブレーキシューがレール面
に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ、
ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの
空走時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的
な効きを良くする。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は請求項1及び請求項2の発明のレールブレー
キ制御装置の一実施例の構成を示している。この実施例
のレールブレーキ制御装置によって作動されるレールブ
レーキ装置は従来例として図10〜図12に示した構造
のレール吸着式渦電流ブレーキ装置6であるが、図1に
おいてはその電磁石の励磁コイル10の部分だけを示し
てある。
【0035】この第1の実施例のレールブレーキ制御装
置は、レール吸着式渦電流ブレーキ装置6を非常用のレ
ールブレーキ装置として使用するので、万一架線からの
主電源が遮断されても高速度で走行中の車両を少なくと
も1回は停止させることができる容量を有するバッテリ
あるいはパワーコンデンサのような直流電源13が備え
られており、接続スイッチ14を投入することによって
直流電源13を励磁コイル10と接続してレール吸着式
渦電流ブレーキ装置に電磁吸着ブレーキ力と渦電流ブレ
ーキ力を発生させて車両を停止できるようになってい
る。
【0036】接続スイッチ14は、判別器15の指令に
よって励磁コイル10を交流電源16側の接点14aと
直流電源13側の接点14bに切換接続できるようにな
っており、通常時には接点14a側と接続されている。
また接続スイッチ14の交流電源16側の接点14aと
交流電源16との間にはブレーキ指令部17からのブレ
ーキ指令を受けて閉じ、通常時は開いているブレーキ作
動スイッチ18が設けられている。
【0037】ブレーキ指令部17は手動あるいは自動で
動作するもので、非常ブレーキが必要な時に投入され、
ブレーキ指令をブレーキ作動スイッチ18に出力し、同
時に図10、図11に示した流体圧シリンダ7を作動さ
せてレール吸着式渦電流ブレーキ装置6をレール面12
に降下させるための流体圧装置19にも動作指令を与え
て作動させるようになっている。
【0038】交流電源16は微小電力のものである。判
別器15は交流電源16から励磁コイル10に流れる交
流電流を検出する電流検出器20の電流検出値を所定の
設定値と比較し、その設定値よりも電流検出値が低くな
った時に接続スイッチ14に接続切換指令を与えるよう
になっている。
【0039】次に、上記構成のレールブレーキ制御装置
の動作について説明する。ブレーキ指令部17からブレ
ーキ指令が発せられると、流体圧装置19によって図1
0、図11に示した流体圧シリンダ7が駆動されてレー
ル吸着式渦電流ブレーキ装置6の全体を降下させ、ブレ
ーキシュー11をレール面12に接触させる。またこれ
と同時に、ブレーキ指令部17からのブレーキ指令によ
ってブレーキ作動スイッチ18が投入されて励磁コイル
10に交流電源16が接続され、交流電圧が印加される
ことになる。
【0040】励磁コイル10に交流電源16から一定の
交流電圧が印加される場合、図2に示すように、レール
吸着式渦電流ブレーキ装置6が降下することによってレ
ール面12との間のギャップ寸法Gが小さくなるにした
がって励磁コイル10のインダクタンスIDが大きくな
るために、この励磁コイル10に流れる交流電流IAは
最初は大きくて漸次低下し、レール面12にブレーキシ
ュー11が接触した後はほぼ一定の電流値となる。
【0041】そこで、判別器15に比較設定値ITとし
てこのレール面12に接触した後の電流値よりも若干高
めの電流値を設定してあり、電流検出器20によって検
出する交流電流IAがこの設定値ITよりも低下した時
にレール面12にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6の
ブレーキシュー11が接触したものと見て接続スイッチ
14に切換指令を与える。
【0042】接続スイッチ14はこの切換指令を受ける
と直ちに接点14b側に切り換え、直流電源13と励磁
コイル10を接続して直流電源13から励磁コイル10
に大電流を流して励磁させ、電磁吸着ブレーキ力を働か
せ、車両を急停止させる。
【0043】このようにして、この第1の実施例のレー
ルブレーキ制御装置では、ブレーキ指令が出た時点で交
流電源16によって励磁コイル10に交流電圧を印加さ
せ、レール吸着式渦電流ブレーキ装置6が降下すること
によって励磁コイル10のインダクタンスが大きくな
り、励磁コイル10に流れる交流電流が漸次小さくなる
ことに着目して、所定の設定値ITよりも交流電流IA
が小さくなった時にレール面12にレール吸着式渦電流
ブレーキ装置6のブレーキシュー11がちょうど接触し
たものとみなし、レールブレーキをかけるようにしてい
るので、従来のようにブレーキ指令の発令後、一定時間
が経過した後にレールブレーキをかける場合よりも早い
タイミングでレールブレーキを働かせることができ、効
果的にブレーキを効かせることができ、それだけ制動距
離を短くできるのである。
【0044】次に、請求項1及び請求項3の発明の一実
施例を図3〜図4に基づいて説明する。この実施例のレ
ールブレーキ制御装置によって作動されるレールブレー
キ装置は従来例として図10〜図12に示した構造のレ
ール吸着式渦電流ブレーキ装置6であるが、図3におい
てはその電磁石の励磁コイル10の部分だけを示してあ
る。
【0045】この第2の実施例のレールブレーキ制御装
置は、万一架線からの主電源が遮断されても高速度で走
行中の車両を少なくとも1回は停止させることができる
容量を有するバッテリあるいはパワーコンデンサのよう
な直流電源13が備えられており、常開の接続スイッチ
21を投入することによって直流電源13を励磁コイル
10と接続してレール吸着式渦電流ブレーキ装置に電磁
吸着ブレーキ力と渦電流ブレーキ力を発生させて車両を
停止できるようになっている。
【0046】レール吸着式渦電流ブレーキ装置6の内部
構造は図4に示すようになっており、電磁石の磁極9の
周囲に励磁コイル10が装着されていると共に、検知コ
イル22a,22bが装着されており、1つの検知コイ
ル22aは微小電力の交流電源23と接続されて閉回路
が構成されており、他の1つの検知コイル22bは判別
器24と接続されて電圧測定用の閉回路が構成されてい
る。
【0047】交流電源23と1つの検知コイル22aと
が含まれる閉回路には、ブレーキ指令部17のブレーキ
指令によって閉じる常開のブレーキ指令スイッチ25
と、判別器24の作動指令によって開く常閉スイッチ2
6が挿入されている。
【0048】判別器24は検知コイル22bが励磁され
る時の誘起電圧を測定し、所定の設定値よりも低くなる
時にレール接触判別信号を接続スイッチ21に与えて閉
じさせ、同時に常閉スイッチ26にもレール接触判別信
号を与えて開かせ、交流電源23が検知コイル22aに
印加させるのを停止させるようになっている。
【0049】接続スイッチ21は、判別器24の指令に
よって閉じることによって励磁コイル10を直流電源1
3と接続するようになっている。
【0050】次に、上記構成の第2の実施例の動作につ
いて説明する。ブレーキ指令部17からブレーキ指令が
発せられると、流体圧装置19によって図10、図11
に示した流体圧シリンダ7が駆動されてレール吸着式渦
電流ブレーキ装置6の全体を降下させ、ブレーキシュー
11をレール面12に接触させる。またこれと同時に、
ブレーキ指令部17からのブレーキ指令によってブレー
キ作動スイッチ25が投入されて検知コイル22aに微
小電力の交流電源23が接続され、交流電流が通電され
て検知コイル22aが励磁され、図4に示すように磁極
9とレール面12を含む磁気回路27を形成することに
なり、検知コイル22bに誘起電圧を生じさせる。
【0051】またブレーキ指令部17から流体圧装置1
9にブレーキ指令が与えられ、この流体圧装置19が流
体圧シリンダ7を駆動してレール吸着式渦電流ブレーキ
装置6を降下させるので、ブレーキシュー11とレール
面12との間のギャップ寸法Gが小さくなっていく。こ
の時、図5に示すように、レール吸着式渦電流ブレーキ
装置6の磁気回路27の磁気抵抗がギャップ寸法Gが小
さくなるにしたがって小さくなってゆき、検知コイル2
2bに誘起される電圧VIも徐々に低下していく。
【0052】そこで判別器24に設定する比較電圧VT
としてレール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシ
ュー11がちょうどレール面12と接触した時の誘起電
圧に設定しておくことにより、この比較電圧VTよりも
誘起電圧VIの方が小さくなった時点でレール接触判別
信号を常閉スイッチ26と接続スイッチ21に与える。
【0053】この結果、交流電源23が検知コイル22
aに通電するのを停止し、同時に、励磁コイル10に直
流電源13から大電流が流されて励磁し、電磁吸着ブレ
ーキ力を働かせ、車両を急停止させる。
【0054】このようにして、この第2の実施例のレー
ルブレーキ制御装置では、ブレーキ指令が出た時点で交
流電源23によって検知コイル22aに交流電流を通電
して磁気回路27を形成し、レール吸着式渦電流ブレー
キ装置6が降下することによって磁気回路27の磁気抵
抗がギャップ寸法が小さくなるにしたがって小さくなっ
てゆくことに着目して、所定の設定値VTよりも検知コ
イル22bの誘起電圧VIが小さくなった時にレール面
12にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシ
ュー11がちょうど接触したものとみなし、レールブレ
ーキをかけるようにしているので、従来のようにブレー
キ指令の発令後、一定時間が経過した後にレールブレー
キをかける場合よりも早いタイミングでレールブレーキ
を働かせることができ、効果的にブレーキを効かせるこ
とができ、それだけ制動距離を短くできるのである。
【0055】次に、請求項1及び請求項4の発明の一実
施例を図6に基づいて説明する。この第3の実施例のレ
ールブレーキ制御装置は、レール吸着式渦電流ブレーキ
装置6の複数個の電磁石の一部の磁極9aをフレーム8
に対して取り付けボルト28aにより絶縁体29を介し
て電気的に絶縁した状態で固定し、残りの電磁石の磁極
9bはフレーム8に対して取り付けボルト28bにより
電気的に短絡した状態で固定している。したがって、レ
ール面12に対してブレーキシュー11が接触しない限
り、絶縁側の磁極9a及び取り付けボルト28aが他の
磁極9b及びフレーム8と電気的に絶縁された状態にな
っている。
【0056】そして、絶縁側の取り付けボルト28a
(この取り付けボルト28aは絶縁側の磁極9aとは電
気的に短絡状態になっている)とフレーム8との間に電
気抵抗を測定するための抵抗測定器30が備えられ、ま
たこの抵抗測定器30の測定信号を入力し、所定の設定
値と比較してその設定値よりも測定値が低くなった時に
レール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシュー1
1がレール面12に接触したと判断して接続指令を出力
する判別器31が備えられている。
【0057】レール吸着式渦電流ブレーキ装置6の励磁
コイル10に対しては、常開の接続スイッチ21を介し
て直流電源13から直流電力を供給できるようにしてあ
り、判別器31の接続指令によって接続スイッチ21が
投入されると、直流電源13から励磁コイル10に直流
電力が通電され、レールブレーキがかけられるようにし
てある。
【0058】次に、上記構成の第3の実施例の動作につ
いて説明する。この実施例の場合、通常時にはレール吸
着式渦電流ブレーキ装置6がレール面12と接触してい
ないので、絶縁体29により絶縁側の磁極9aと取り付
けボルト28aがフレーム8に対して絶縁状態にあり、
抵抗測定器30の測定値は大きい。
【0059】しかしながら、ブレーキ指令が出て図1
0、図11に示した流体圧シリンダ7が作動してレール
吸着式渦電流ブレーキ装置6を降下させ、レール面12
にブレーキシュー11が接触すると、図6に示すように
絶縁側の磁極9aのブレーキシュー11aと絶縁されて
いない磁極9bのブレーキシュー11bとが電気的導体
であるレール面12を介して短絡されることになり、フ
レーム8と絶縁側の取り付けボルト28a、磁極9aと
の間の電気抵抗は急激に低下することになる。そこで、
判別器31は抵抗測定器30から入力される抵抗値の低
下を検出してレール面12にレール吸着式渦電流ブレー
キ装置6のブレーキシュー11が接触したと判断し、接
続スイッチ21に作動信号を与えて閉じさせ、直流電源
13から励磁コイル10に通電を開始させ、レールブレ
ーキを働かせる。
【0060】このようにして、この第3の実施例のレー
ルブレーキ制御装置では、ブレーキ指令が出てレール吸
着式渦電流ブレーキ装置6が降下を始め、レール面12
にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシュー
11がちょうど接触した時に電気抵抗が急激に低下する
のを検出してレールブレーキをかけるようにしているの
で、従来のようにブレーキ指令の発令後、一定時間が経
過した後にレールブレーキをかける場合よりも早いタイ
ミングでレールブレーキを働かせることができ、効果的
にブレーキを効かせることができ、それだけ制動距離を
短くできるのである。
【0061】しかもこの第3の実施例の場合、ブレーキ
指令の受信の有無に関係なく、判別器31の判別結果だ
けでレールブレーキの作動を行うことができ、回路構成
が単純化できる。
【0062】次に、請求項1及び請求項5の発明の一実
施例を図7及び図8に基づいて説明する。この実施例の
レールフレーム制御装置は、レール吸着式渦電流ブレー
キ装置6の筐体に支持シリンダ32を取り付け、この支
持シリンダ32にロッド33をある所定位置から上方向
に若干移動できる状態で支持し、このロッド33の下端
にローラ34をバネ(図示せず)を介して取り付け、ロ
ッド33の無負荷状態でローラ34の転動面がブレーキ
シュー11のレール接触面よりも若干レール側に突き出
した位置に来るように位置設定してある。
【0063】ロッド33の上部には永久磁石35を取り
付けてあり、この永久磁石35の磁束が鎖交する位置に
検知コイル36を配置して、レール吸着式渦電流ブレー
キ装置6の筐体と一体となる支持部材(図示せず)にて
支持させてある。なお、検知コイル36と永久磁石35
の部分はゴミが入り込まないようにカバー37によって
覆ってある。
【0064】そして、検知コイル36の誘起電圧を検出
するための電圧測定器38と、この電圧測定器38の測
定信号を入力し、所定の設定値と比較してその設定値よ
りも測定値が高くなった時にレール吸着式渦電流ブレー
キ装置6がレール面12に接触したと判断して接続指令
を出力する判別器39が備えられている。
【0065】レール吸着式渦電流ブレーキ装置6の励磁
コイル10に対しては、図6に示した第3の実施例と同
じように常開の接続スイッチ21を介して直流電源13
から直流電力を供給できるようにしてあり、判別器39
の接続指令によって接続スイッチ21が投入されると、
直流電源13から励磁コイル10に直流電力が通電さ
れ、レールブレーキがかけられるようにしてある。
【0066】次に、上記構成の第4の実施例の動作につ
いて説明する。この実施例の場合、通常時にはレール吸
着式渦電流ブレーキ装置6がレール面12より上方に位
置し、ロッド33の下端のローラ34の転動面もレール
面12よりも上方に離れた位置にあり、ロッド33は動
かない。したがって、ロッド33の上部の永久磁石35
から検知コイル36を鎖交する磁束はほとんどなく、検
知コイル36に誘起電圧が発生せず、図8(b)に示す
ように、電圧測定器38から判別器39に出力する電圧
測定値はほとんど0である。
【0067】しかしながら、ブレーキ指令が出て流体圧
シリンダ7が作動してレール吸着式渦電流ブレーキ装置
6を降下を始めると、ブレーキシュー11よりも先に、
まずローラ34の転動面がレール面12に接触し、さら
にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6が降下することに
よってレール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシ
ュー11とレール面12とのギャップ寸法が縮まると、
ローラ34によってロッド33が押し上げられ、永久磁
石35の磁束が検知コイル36と鎖交するようになり、
検知コイル36の誘起電圧が上昇する。
【0068】そこで、電圧測定器38の電圧測定値Vs
を所定の設定値Vrと比較してブレーキシュー11のレ
ール面12への接触を判定する判別器39は、電圧測定
値Vsが設定値Vrを超えた時点でレール面12にレー
ル吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシュー11が
接触したと判断し、接続スイッチ21に作動信号を与え
て閉じさせ、直流電源13から励磁コイル10に通電を
開始させ、レールブレーキを働かせる。
【0069】このようにして、この第4の実施例のレー
ルブレーキ制御装置では、ブレーキ指令が出てレール吸
着式渦電流ブレーキ装置6が降下を始めると、まずロー
ラ34がレール面12に接触してロッド33を押し上げ
るようになり、これによって永久磁石35から出て検知
コイル36と鎖交する磁束が増大して検知コイル36の
誘起電圧が上昇するのを検出してレール吸着式渦電流ブ
レーキ装置6のブレーキシュー11がレール面12に接
触したと判断し、レールブレーキをかけるようにしてい
るので、従来のようにブレーキ指令の発令後、一定時間
が経過した後にレールブレーキをかける場合よりも早い
タイミングでレールブレーキを働かせることができ、効
果的にレールブレーキを効かせることができ、それだけ
制動距離を短くできるのである。
【0070】しかもこの第4の実施例の場合も、ブレー
キ指令の受信の有無に関係なく、判別器39の判別結果
だけでレールブレーキの作動を行うことができ、回路構
成が単純化できる。
【0071】次に、請求項1及び請求項6の発明の一実
施例を図9に基づいて説明する。この実施例のレールフ
レーム制御装置は、レール吸着式渦電流ブレーキ装置6
の筐体に支持シリンダ41を取り付け、この支持シリン
ダ41にロッド42をある所定位置から上方向に若干移
動できる状態で支持し、このロッド42の下端にローラ
43をバネ(図示せず)を介して取り付け、ロッド42
の無負荷状態でローラ43の転動面がブレーキシュー1
1のレール接触面よりも若干レール側に突き出した位置
に来るように位置設定してある。
【0072】ロッド42の上端部には動作杆44が対向
配置されており、この動作杆44は支点45によってレ
ール吸着式渦電流ブレーキ装置6の筐体に回転自在に支
持され、かつ引っ張りバネ46によって通常時には図中
右回転方向に付勢されていて、ロッド42の上昇によっ
てその上端が動作杆44をバネ46の付勢力に抗して押
し上げるようになっている。
【0073】動作杆44の支点45と反対側の端部には
接点47が設けられていて、動作杆44の左回転によっ
てレール吸着式渦電流ブレーキ装置6の筐体に取り付け
られている固定接点48と接触するようになっている。
【0074】接点47,48はバッテリ49と抵抗50
とを含む接触検知回路51に接続されていて、それらの
接触によって接触検知回路51を閉じてバッテリ49か
ら抵抗50に電流を流すようになっている。この接触検
知回路51にはそこを流れる電流を検出する電流検出器
52が設けられている。
【0075】そして、この電流検出器52の測定信号を
入力し、所定の設定値と比較してその設定値よりも測定
値が高くなった時にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6
のブレーキシュー11がレール面12に接触したと判断
して接続指令を出力する判別器53が備えられている。
【0076】レール吸着式渦電流ブレーキ装置6の励磁
コイル10に対しては、図6に示した第3の実施例と同
じように常開の接続スイッチ21を介して直流電源13
から直流電力を供給できるようにしてあり、判別器53
の接続指令によって接続スイッチ21が投入されると、
直流電源13から励磁コイル10に直流電力が通電さ
れ、レールブレーキがかけられるようにしてある。
【0077】次に、上記構成の第5の実施例の動作につ
いて説明する。この実施例の場合、通常時にはレール吸
着式渦電流ブレーキ装置6がレール面12より上方に位
置し、ロッド42の下端のローラ43の転動面もレール
面12よりも上方に離れた位置にあり、ロッド42は動
かない。したがって、ロッド42の上端部が動作杆44
を押し上げることがなく、接点47,48間は開いた状
態にあり、接触検知回路51には電流が流れていない。
【0078】しかしながら、ブレーキ指令が出て流体圧
シリンダ7が作動してレール吸着式渦電流ブレーキ装置
6を降下を始めると、ブレーキシュー11よりも先に、
まずローラ43の転動面がレール面12に接触し、さら
にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6が降下することに
よってレール吸着式渦電流ブレーキ装置6のブレーキシ
ュー11とレール面12とのギャップ寸法が縮まると、
ローラ43によってロッド42が押し上げられ、このロ
ッド42の上端部が動作杆44を押し上げ、これによっ
て支点45を挟んだ反対側の端部の接点47が固定接点
48と接触して接触検知回路51を閉じることになる。
この結果、バッテリ49から抵抗50に電流が流れ始
め、電流検出器52が電流を検出して判別器53に出力
する。
【0079】そこで、判別器53は電流の発生を識別す
るとレール面12にレール吸着式渦電流ブレーキ装置6
のブレーキシュー11が接触したと判断し、接続スイッ
チ21に作動信号を与えて閉じさせ、直流電源13から
励磁コイル10に通電を開始させ、レールブレーキを働
かせる。
【0080】このようにして、この第5の実施例のレー
ルブレーキ制御装置では、ブレーキ指令が出てレール吸
着式渦電流ブレーキ装置6が降下を始めると、まずロー
ラ43がレール面12に接触してロッド42を押し上げ
るようになり、これによって接触検知回路51に電流が
流れ始めるのを検出してレール吸着式渦電流ブレーキ装
置6のブレーキシュー11がレール面12に接触したと
判断し、レールブレーキをかけるようにしているので、
従来のようにブレーキ指令の発令後、一定時間が経過し
た後にレールブレーキをかける場合よりも早いタイミン
グでレールブレーキを働かせることができ、効果的にレ
ールブレーキを効かせることができ、それだけ制動距離
を短くできるのである。
【0081】しかもこの第5の実施例の場合も、ブレー
キ指令の受信の有無に関係なく、判別器31の判別結果
だけでレールブレーキの作動を行うことができ、回路構
成が単純化できる。
【0082】なお、上記第4、第5の実施例において
は、ローラに代えてレール面12と接触してスライドで
きる摺動体を用いてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
レール接触検知手段がレール吸着式渦電流ブレーキ装置
のブレーキシューがレール面に接触したことを検知する
と直ちに、作動手段が接続スイッチに投入指令を与え、
直流電源から励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレ
ーキをかけるようにしているので、ブレーキシューがレ
ール面に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生
させることができ、ブレーキ指令が出てからブレーキ力
を発生させるまでの空走時間、空走距離を短くして電磁
ブレーキ力の実質的な効きを良くすることができる。
【0084】請求項2の発明によれば、電磁石の励磁コ
イルにブレーキ動作指令と同時に交流電源から微小電力
の交流電圧を印加し、励磁コイルに流れる電流を測定し
て、この電流値が所定の設定値、つまりレール吸着式渦
電流ブレーキ装置のブレーキシューがレール面に接触し
た時点に流れていると予想される電流値よりも低下した
時に交流電源を切り離し、接続スイッチを投入して直流
電源から励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレーキ
をかけるようにしているので、ブレーキシューがレール
面に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させ
ることができ、ブレーキ指令が出てからブレーキ力を発
生させるまでの空走時間、空走距離を短くして電磁ブレ
ーキ力の実質的な効きを良くすることができる。
【0085】請求項3の発明によれば、電磁石の励磁コ
イルとは別のもう一つの励磁コイルにブレーキ動作指令
と同時に交流電源から微小電力の交流電圧を印加し、こ
のもう一つの励磁コイルに発生する交流磁束を磁束検知
コイルによって検知し、磁束検知コイルに発生する励磁
電圧を励磁電圧測定手段によって測定し、この励磁電圧
値が所定の設定値、つまりブレーキシューがレール面に
接触した時点で発生していると予想される電圧値よりも
低くなった時に交流電源を切り離し、接続スイッチを投
入して直流電源から電磁石の励磁コイルに励磁電流を通
電して電磁ブレーキをかけるようにしているので、ブレ
ーキシューがレール面に接触するのとほぼ同時に電磁ブ
レーキ力を発生させることができ、ブレーキ指令が出て
からブレーキ力を発生させるまでの空走時間、空走距離
を短くして電磁ブレーキ力の実質的な効きを良くするこ
とができる。
【0086】請求項4の発明によれば、複数個の電磁石
の一部の磁極を残りの電磁石の磁極と電気的に絶縁した
状態にして、互いに絶縁されている一部の電磁石の磁極
と残りの電磁石の磁極との間の電気抵抗を電気抵抗測定
手段によって測定し、電気抵抗測定手段が測定する電気
抵抗値が所定の設定値、つまり両方の電磁石の磁極がブ
レーキシューとレール面との接触によって短絡状態にな
った時点で予想される抵抗値よりも低くなった時に接続
スイッチを投入して直流電源から電磁石の励磁コイルに
励磁電流を通電して電磁ブレーキをかけるようにしてい
るので、ブレーキシューがレール面に接触するのとほぼ
同時に電磁ブレーキ力を発生させることができ、ブレー
キ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの空走時
間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的な効き
を良くすることができる。
【0087】請求項5の発明によれば、ロッド支えでロ
ッドを上下方向に移動できるように支え、このロッドに
よってブレーキシューのレール接触面よりも若干レール
側に突き出した位置にレールに対する接触点が来る状態
で接触体を支えておき、このロッドと同一運動ができる
ように永久磁石を配置し、また永久磁石の磁束と鎖交す
る位置に誘導コイルを設置し、ブレーキ指令が出て流体
圧シリンダによって電磁石が駆動される時に、これと連
動してロッド及び接触体を駆動させ、永久磁石の動きに
よって誘導コイルに発生する誘起電圧を誘起電圧測定手
段によって測定し、所定の設定値、つまり接触体がレー
ル面にちょうど接触する時点に発生すると予想される誘
起電圧を超える時に接続スイッチを投入して直流電源か
ら電磁石の励磁コイルに励磁電流を通電して電磁ブレー
キをかけるようにしているので、ブレーキシューがレー
ル面に接触するのとほぼ同時に電磁ブレーキ力を発生さ
せることができ、ブレーキ指令が出てからブレーキ力を
発生させるまでの空走時間、空走距離を短くして電磁ブ
レーキ力の実質的な効きを良くすることができる。
【0088】請求項6の発明によれば、ロッド支えでロ
ッドを上下方向に移動できるように支え、このロッドに
よってブレーキシューのレール接触面よりも若干レール
側に突き出した位置にレールに対する接触点が来る状態
で接触体を支えておき、この接触体がレール面に接触す
る位置までロッドが降下した時に作動手段によって接続
スイッチを投入させ、直流電源から電磁石の励磁コイル
に励磁電流を通電して電磁ブレーキをかけるようにして
いるので、ブレーキシューがレール面に接触するのとほ
ぼ同時に電磁ブレーキ力を発生させることができ、ブレ
ーキ指令が出てからブレーキ力を発生させるまでの空走
時間、空走距離を短くして電磁ブレーキ力の実質的な効
きを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の発明の共通する実施例
の回路ブロック図。
【図2】上記実施例におけるレール吸着式渦電流ブレー
キ装置のレール面とのギャップ寸法と判別器が検出する
交流電流との関係を示すグラフ。
【図3】請求項1及び請求項3の発明の共通する実施例
の回路ブロック図。
【図4】上記実施例のレール吸着式渦電流ブレーキ装置
部分の断面図。
【図5】上記実施例におけるレール吸着式渦電流ブレー
キ装置のレール面とのギャップ寸法と判別器が検出する
誘起電圧との関係を示すグラフ。
【図6】請求項1及び請求項4の発明の共通する実施例
の断面図。
【図7】請求項1及び請求項5の発明の共通する実施例
の一部破断正面図。
【図8】上記実施例におけるレール吸着式渦電流ブレー
キ装置のレール面とのギャップ寸法と電圧測定器が測定
する誘起電圧との関係を示すグラフ。
【図9】請求項1及び請求項6の発明の一実施例の一部
破断正面図。
【図10】従来例の正面図。
【図11】従来例の側面図。
【図12】従来例のレール吸着式渦電流ブレーキ装置の
断面図。
【符号の説明】
5 バネ 6 レール吸着式渦電流ブレーキ装置 7 流体圧シリンダ 8 フレーム 9,9a,9b 磁極 10 励磁コイル 11 ブレーキシュー 12 レール面 13 直流電源 14 接続スイッチ 15 判別器 16 交流電源 17 流体圧装置 18 ブレーキ指令スイッチ 19 流体圧装置 20 電流検出器 21 接続スイッチ 22a,22b 検知コイル 23 交流電源 24 判別器 25 ブレーキ指令スイッチ 26 常閉スイッチ 27 磁気回路 28a,28b 取り付けボルト 29 絶縁体 30 抵抗測定器 31 判別器 32 支持シリンダ 33 ロッド 34 ローラ 35 永久磁石 36 検知コイル 38 電圧測定器 39 判別器 41 支持シリンダ 42 ロッド 43 ローラ 44 動作杆 45 支点 46 引っ張りバネ 47 接点 48 固定接点 49 バッテリ 50 抵抗 51 接触検知回路 52 電流検出器 53 判別器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続スイッチを介して接続さ
    れ、N極及びS極が交互に配置された複数個のブレーキ
    シュー付き電磁石がレールに対向して台車に懸架され、
    ブレーキ動作時に流体圧シリンダによりレール面に接触
    するまで降下し、前記ブレーキシューがレール面に接触
    した後に前記接続スイッチを投入して前記電磁石の励磁
    コイルを前記直流電源で励磁して前記ブレーキシューを
    レール面に押しつけるレールブレーキ制御装置におい
    て、 前記ブレーキシューの前記レール面への接触を検知する
    レール接触検知手段と、 前記レール接触検知手段がレール面との接触検知信号を
    出力した際に前記接続スイッチに投入指令を与える作動
    手段とを備えて成るレールブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 直流電源に接続スイッチを介して接続さ
    れ、N極及びS極が交互に配置された複数個のブレーキ
    シュー付き電磁石がレールに対向して台車に懸架され、
    ブレーキ動作時に流体圧シリンダによりレール面に接触
    するまで降下し、前記ブレーキシューがレール面に接触
    した後に前記接続スイッチを投入して前記電磁石の励磁
    コイルを前記直流電源で励磁して前記ブレーキシューを
    レール面に押しつけるレールブレーキ制御装置におい
    て、 前記電磁石の励磁コイルにブレーキ動作指令と同時に微
    小電力の交流電圧を印加する交流電源と、 前記励磁コイルに流れる電流を測定する電流測定手段
    と、 前記電流測定手段が測定する電流値が所定の設定値より
    も低下した際に前記交流電源を切り離し、前記接続スイ
    ッチを投入する接続切換手段とを備えて成るレールブレ
    ーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 直流電源に接続スイッチを介して接続さ
    れ、N極及びS極が交互に配置された複数個のブレーキ
    シュー付き電磁石がレールに対向して台車に懸架され、
    ブレーキ動作時に流体圧シリンダによりレール面に接触
    するまで降下し、前記ブレーキシューがレール面に接触
    した後に前記接続スイッチを投入して前記電磁石の励磁
    コイルを前記直流電源で励磁して前記ブレーキシューを
    レール面に押しつけるレールブレーキ制御装置におい
    て、 前記電磁石の励磁コイルとは別のもう一つの励磁コイル
    と、 前記もう一つの励磁コイルにブレーキ動作指令と同時に
    微小電力の交流電圧を印加する交流電源と、 前記交流電源の交流電力によって前記もう一つの励磁コ
    イルに発生する交流磁束を検知する磁束検知コイルと、 前記磁束検知コイルの発生電圧を測定する励磁電圧測定
    手段と、 前記励磁電圧測定手段の測定する電圧値が所定の設定値
    よりも低くなった際に前記交流電源を切り離し、前記接
    続スイッチを投入する接続切換手段とを備えて成るレー
    ルブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 直流電源に接続スイッチを介して接続さ
    れ、N極及びS極が交互に配置された複数個のブレーキ
    シュー付き電磁石がレールに対向して台車に懸架され、
    ブレーキ動作時に流体圧シリンダによりレール面に接触
    するまで降下し、前記ブレーキシューがレール面に接触
    した後に前記接続スイッチを投入して前記電磁石の励磁
    コイルを前記直流電源で励磁して前記ブレーキシューを
    レール面に押しつけるレールブレーキ制御装置におい
    て、 前記複数個の電磁石の一部の磁極を残りの電磁石の磁極
    と電気的に絶縁した状態にする絶縁手段と、 前記絶縁手段により電気的に絶縁された一部の電磁石の
    磁極と前記残りの電磁石の磁極との間の電気抵抗を測定
    する電気抵抗測定手段と、 前記電気抵抗測定手段が測定する電気抵抗値が所定の設
    定値よりも低くなった際に前記接続スイッチを投入する
    作動手段とを備えて成るレールブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 直流電源に接続スイッチを介して接続さ
    れ、N極及びS極が交互に配置された複数個のブレーキ
    シュー付き電磁石がレールに対向して台車に懸架され、
    ブレーキ動作時に流体圧シリンダによりレール面に接触
    するまで降下し、前記ブレーキシューがレール面に接触
    した後に前記接続スイッチを投入して前記電磁石の励磁
    コイルを前記直流電源で励磁して前記ブレーキシューを
    レール面に押しつけるレールブレーキ制御装置におい
    て、 前記ブレーキシューのレール接触面よりも若干レール側
    に突き出した位置に接触点が来るように設定された接触
    体と、 前記接触体を支え、前記流体圧シリンダによって前記電
    磁石と共に駆動されるロッドと、 前記ロッドを上下方向に移動可能な状態で支えるロッド
    支えと、 前記ロッドと同一運動ができるように配置された永久磁
    石と、 前記永久磁石の磁束と鎖交する位置に固定された誘導コ
    イルと、 前記誘導コイルに発生する誘起電圧を測定する誘起電圧
    測定手段と、 前記誘起電圧測定手段の測定する電圧値が所定の設定値
    を超える際に前記接続スイッチを投入する作動手段とを
    備えて成るレールブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 直流電源に接続スイッチを介して接続さ
    れ、N極及びS極が交互に配置された複数個のブレーキ
    シュー付き電磁石がレールに対向して台車に懸架され、
    ブレーキ動作時に流体圧シリンダによりレール面に接触
    するまで降下し、前記ブレーキシューがレール面に接触
    した後に前記接続スイッチを投入して前記電磁石の励磁
    コイルを前記直流電源で励磁して前記ブレーキシューを
    レール面に押しつけるレールブレーキ制御装置におい
    て、 前記ブレーキシューのレール接触面よりも若干レール側
    に突き出した位置に接触点が来るように設定された接触
    体と、 前記接触体を支え、前記流体圧シリンダによって前記電
    磁石と共に駆動されるロッドと、 前記ロッドを上下方向に移動可能な状態で支えるロッド
    支えと、 前記接触体がレール面に接触する位置まで前記ロッドが
    降下した際に前記接続スイッチを投入する作動手段とを
    備えて成るレールブレーキ制御装置。
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