JPH11318069A - 自動車用非接触式過電流型制動装置 - Google Patents
自動車用非接触式過電流型制動装置Info
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- JPH11318069A JPH11318069A JP11059074A JP5907499A JPH11318069A JP H11318069 A JPH11318069 A JP H11318069A JP 11059074 A JP11059074 A JP 11059074A JP 5907499 A JP5907499 A JP 5907499A JP H11318069 A JPH11318069 A JP H11318069A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L7/00—Electrodynamic brake systems for vehicles in general
- B60L7/28—Eddy-current braking
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- Power Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
時間の遅延、ブレーキパッドの摩耗、高速走行時の制動
力の減少などを解消するための自動車用非接触式渦電流
型制動装置を提供することにある。 【解決手段】自動車の車輪内側のブレーキディスク
(4)に90°間隔に近接設置され、コイル(2)が巻
取されて電磁石をなす鉄心(1)と、回転軸(5)に設
置され、車輪の回転数を測定する測定器(6)と、測定
器(6)の回転数を受け、速度によって直流又は交流制
御電流を計算し、鉄心(1)のコイル(2)に適正制御
電流入力値を伝達する制御部(7)と、前記制御部
(7)からの制御電流入力値又はブレーキペダル(9)
による電流入力値を各々のコイル(2)に供給する電流
増幅器(8)とから構成される。
Description
過電流型制動装置に関するものである。
てブレーキディスクに摩擦力を加えることにより制動力
を発生させる。このような方式の制動装置は、圧力上昇
時間の遅延と摩擦によるブレーキパッドの摩擦、大容
積、高速での制動力減少の問題点を持っている。
は、走行中の自動車を減速させるか、停止させるか、又
は停止状態を維持させるための装置である。このような
機能を有する既存の接触式ブレーキは、走行中の運動エ
ネルギーを機械的摩擦装置により熱エネルギーに変換
し、その摩擦熱を大気中に放出して制動する方式で、ド
ラム式油圧ブレーキとディスク式油圧ブレーキなどがあ
る。ディスクブレーキはホイールとともに回転する円板
形のディスクを両側からパッドで強く圧迫して制動力を
得るものである。
成を示すもので、キャリパハウジング10の内部に、進
退運動し得るように、一定間隔に離隔された一対の内外
側パッド20、30が設置される。前記パッド20、3
0間に一部挿入され、パッド20、30から一定間隔を
おいてホイールとともに回転する円板形のディスク40
が設置される。また、図示しないマスタシリンダーの油
圧を用いてパッド20、30をディスク40に圧着させ
るピストン50及びシリンダー60が内側パッド20の
一側面に設置され、シリンダー60の一側にはその内部
に油圧を案内する流入口61が形成される。一方、ブレ
ーキペダルを放すと、ピストン50を元の位置に復帰さ
せる機能を有する弾性部材であるスプリング51がシリ
ンダー60の内周面に円周方向に形成されたスプリング
溝52に挿入されている。
有する自動車が走行するとき、ブレーキを踏むと、シリ
ンダー60により背力により油圧が作動し、次いでこの
油圧は流入口61を通じてシリンダー60内に伝達され
る。したがって、ピストン50は内側パッド20を瞬間
的にディスク40に圧着すると同時に、シリンダー60
に油圧が存在するので、図示しないスライディング部材
によりキャリパハウジング10自体が右側に移動して外
側パッド30をディスク40に圧着することにより制動
作用を行う。そして、ブレーキペダルを放すと、ピスト
ン50はスプリング51の弾性力により元の位置に復帰
され、再びディスク40と内外側パッド20、30が一
定間隔に離隔される。
キは、複雑な油圧装置を必要とし、油圧がディスクブレ
ーキのシリンダーまで作用する間、自動車が進行する空
走距離が発生する。
使用される過電流型制動装置は、図13に示すように、
固定子(stator)と回転子(rotor )で構成される。前
記固定子は環状の骨組70により支持される電子コイル
が巻取されたソレノイド71で構成され、このソレノイ
ド71はリング72の周辺を取り囲んでいる。前記リン
グ72はラジアルアーム73に連結されている。このよ
うに構成された固定子はスプライン74とベアリング7
5によりその運動が回転子から分離される。この回転子
はベントアーム76に連結された磁性体材質のマグネチ
ックディスク77で構成される。この回転子は駆動シャ
フトにボルト78で締結されて回転運動するようになっ
ている。
動車に制動をかけると、回転するマグネチックディスク
77の周辺に位置するソレノイド71のコイルに電流が
流れることにより磁束が発生し、この磁束が垂直方向に
マグネチックディスク77の内部に進入し、マグネチッ
クディスク77の内部を通じて、図示しない他のソレノ
イドに流れる。この際に、マグネチックディスク77内
に、ファラデー法則により渦電流が誘導され、渦電流と
磁束の間の相互作用により力(Lorents force)を発生
して制動トルクを形成する。しかし、このような制動装
置は、自動車が低速で走行するときは、制動トルクが非
常に小さいため、主ブレーキ装置としては使用できない
という問題点がある。
て圧力が変化する流体を使用して、既存のソレノイドバ
ルブが有する欠点を補完するための研究が進行されてい
る。しかし、このような流体を使用した装置は、依然と
して高価な装置が必要であり、システムが複雑になる欠
点がある。また、車両の最高速力が増加するのにしたが
って、安定性及び信頼性を確保するために、より効率的
な制動装置が必要になっている。
題点を補完するため、非接触方式の過電流型制動装置を
提供することを目的とする。
ィスクに制動トルクを加えることによって、磁気場を銅
材のブレーキディスクに通過させて該ブレーキディスク
の内部に過電流を発生させ、電磁石で発生する磁気場と
過電流の相互作用により、非接触式でブレーキディスク
に制動トルクを加えて、適正スリップ率を満足させ得る
ブレーキシステムを提供することに技術的課題がある。
きは、各々のコイルに、ブレーキペダルを踏む程度によ
って大きさが変わる直流電流を供給し、自動車を低速又
は傾斜面に停止状態に維持しようとするときは、各々の
コイルに、ブレーキペダルを踏む程度によって周波数が
変わる交流電流を、それぞれ異なる位相を有するように
供給して、自動車の状況によって十分な制動トルクを有
するようにすることに技術的課題がある。
ーキペダルを踏んだ場合、車両が滑り始めると、直流電
流又は交流電流の大きさを制御器で計算して、好適な制
動トルクを有するようにすることに技術的課題がある。
に、本発明に係る自動車用非接触式過電流型制動装置
は、自動車の車輪内側のブレーキディスクに90°間隔
に近接設置され、コイルが巻取されて電磁石をなす鉄心
と、回転軸に設置され、車輪の回転数を測定する測定器
と、測定器の回転数を受け、速度によって直流又は交流
制御電流を計算し、鉄心のコイルに適正制御電流入力値
を伝達する制御部と、前記制御部からの制御電流入力値
又はブレーキペダルによる電流入力値を各々のコイルに
供給する電流増幅器とから構成されることを特徴とす
る。
参照して詳細に説明する。
示すように、コイル2が巻取された鉄心1の両端部間
に、軸5により軸設されたブレーキディスク4を配置し
たものにおいて、磁束3が回転導体、つまりブレーキデ
ィスク4を通過すると、導体の内部に渦電流が誘導さ
れ、渦電流と磁束3との相互作用により反発力が生ず
る。
4の回転速度と磁束密度を形成するために加えた入力電
流の関数である。入力電流が一定であれば、制動力はブ
レーキディスク4の回転速度が増加すると大きくなり、
減少すると小さくなる。また、各々の電磁石に入力され
る電流が相違した位相(90°)を持ちサイン(Si
n)関数に変わると、誘導電動機と同じ原理により制動
トルクが発生する。
的に減少された制動力により車輪のロック現象を防止す
る。したがって、本発明の制動装置をロック防止装置
(anti-lock brake system)に適用する場合、最適制御
技法が導入され、より速い制動特性を得ることができ
る。ここで、最適トルク制御は制動距離を最小化する制
御を意味する。最小制動距離は車輪と地面の間の摩擦係
数が最大値を維持するときに得られ、摩擦係数は車輪速
度と車両速度の差で生ずるスリップ率によって変化する
ので、道路状況に適したスリップ率を維持することによ
り、最適制御を達成し得る。
設置した測定器6により、車輪の回転数を受けて制御電
流を計算し、鉄心1のコイル2に適正制御電流入力値を
制御部7から伝達することにより、適正スリップ率を得
ることができる。
非線型的関数であり、制動系の動力学モデルには不確実
性が存在するので、堅実制御器の一種であるスライディ
ング型(sliding mode)制御器を用いて、制動装置の内
部に存在する負荷トルクと地面と車輪間の摩擦係数の不
確実性に対して強靱な制御器を設計することができる。
4に関連された制動装置の概略構成図で、d、S、R、
r、dθ/dt、a、bはそれぞれブレーキディスク4
の厚さ、磁束3が貫通する断面積、ブレーキディスク4
の中心から断面積中心までの距離、ブレーキディスク4
の半径、回転速度、鉄心1の断面積の幅と高さを示す。
総磁束の量φは次のようである。
磁気抵抗(magnetic reluctance )を示し、これらは次
のように表現される。
れたコイル2の巻線数、空隙の長さ、空気中の透磁率
(permeability)、コイル2に入力される電流値を示
す。鉄心1の透磁率を無限大と仮定すると、鉄心1の内
部の磁気抵抗は0(Zero)であり、空気中の磁気抵抗の
みが磁気回路の総磁気抵抗に影響を及ぼす。式(1)な
いし式(3)から、磁束密度Bは次のように表現でき
る。
する断面積の大きさと形状は磁束密度に影響を及ぼさな
いことが分かる。しかし、強磁性体内で磁束密度の飽和
現象を考慮すると、磁石密度の範囲は略0.4〜2.1
[T]であるので、入力電流には限界がある。磁束密度
と回転導体の相互作用により導体であるブレーキディス
ク4の内部で発生する電流Jは次のようである。
レーキディスク4の線速度である。渦電流により導体の
内部で消費される電流Pd がすべて制動力に変換される
と、制動トルクTb は次のようである。
度を示す。式(5)を用いて総電力消費Pd を求める
と、次のようである。
て、制動トルクは式(6)により次のように表現でき
る。
ぞれ補償因子αとCを用いて補償すると、式(8)を次
のように表現し得る。
α、Cはそれぞれ次のように表現される。
発生する制動トルクを計算する。
するための渦電流型制動装置の製作可能性を調べるた
め、実験用縮小モデルを設計した。実験用縮小モデルを
製作するため、コイル2を巻取する鉄心1の大きさと形
状、材質、製作方法、そして、ブレーキディスク4の材
質と鉄心1が置かれる位置までの距離を優先的に考慮す
べきである。鉄心1の材質は、渦電流損失(eddy curre
nt loss )を防ぎ、磁束3の流れを円滑にするため、珪
素鋼板であり、磁気履歴曲線の膝点が大きいほどよい
が、周辺で俗に求め得るSM45Cを使用する。鉄心1
の断面積の形状は製作便宜上矩形状にし、コ字形の0.
5mm厚さの鉄板を積層させた。積層時には、鉄心1の
内部の磁束3の変化による渦電流の発生を防ぐため、板
と板の間を絶縁させるべきであるが、鉄心1の内部の磁
束3の変化量が大きくないため、これを無視した。ブレ
ーキディスク4の材質は銅合金で、導電率が高いほどに
よいが、導電率が3.57×107 [1/Ωm]として
測定されたクロムなどを使用した。ブレーキディスク4
の中心から鉄心1の位置までの距離(R)を求めるた
め、式(9)のTi 値を最大にするR値を計算した。各
々の設計変数の値を示すものが表1である。
加し、余り大きくても、滑り現象のため、制動距離を短
くするためには適切な制動力を維持させる制御が必要で
ある。したがって、制御器が地面と車輪の間の摩擦係数
とスリップ率との関係を実時間で測定しなくても、一般
的なスリップ率対摩擦係数特性関係式のみを知っている
と仮定して、負荷トルクと摩擦係数に強靱なスライディ
ング型(sliding mode)制御器を設計すると、式(1
2)のような制御入力値を計算することができる。
車輪の慣性モーメント τce:車輪及び駆動軸の摩擦トルクの予測値÷車輪の慣
性モーメント τcs:車輪及び駆動軸の摩擦トルク予測値の最大値÷車
輪の慣性モーメント η:制御器利得 μHs:車輪と地面間の摩擦係数の予測値の最大値 s:スリップ率誤差 Φ:境界領域の厚さ λ:制御器利得 R0 :車輪の半径 srd:基準スリップ率 このような本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明
する。
で、銅材質のブレーキディスク4とコイル2が巻取され
た鉄心1とから構成された固定子と、固定子をナックル
に固定させるための図示しない固定板と、コイル2に電
流を供給するための電流増幅器8とから構成される。前
記電流増幅器8は、制動電流入力値を制御部7により供
給して、急停止時に、最短制動距離に停止するように
し、自動車が高速、たとえば50km/h以上の速度で
走行する場合は、各々のコイル2に、ブレーキペダル9
を踏む程度によって大きさが変わる直流電流を供給し、
自動車が低速、たとえば50km/h以下の速度で走行
するか、傾斜路(傾斜度>0°)で停止状態に維持しよ
うとする場合は、各々のコイル2に、ブレーキペダル9
を踏む程度によって大きさと周波数が変わる交流電流
を、それぞれ異なる位相を有するように供給する。そし
て、前記電流増幅器8は+Vsに相当する自動車バッテ
リーが備えられると、変圧器は不要である。そして、二
つの固定子を使用する場合、図4に示すように、90°
間隔で固定子を配置すると、その状態が最も大きい制動
トルクを得ることができる。
明すると、絶縁された珪素鋼板で積層された鉄心1が銅
材のブレーキディスク4の外周部を挟む位置に設置さ
れ、ブレーキディスク4が鉄心1の空隙に位置し、コイ
ル2が前記鉄心1に巻線される。このように設置される
鉄心1は固定状態であるので、鉄心1の端部面とブレー
キディスク4の表面との間には一定間隔が維持され、制
動のための何の接触力も存在しない。そして、コイル2
と鉄心1からなる固定子はブレーキディスク4の回転軸
5を中心として90°間隔にもう一つ設置され、このよ
うな各々の固定子は図示しないナックルに固定された図
示しない固定板に固定され、前記鉄心1に巻線された各
コイル2は電流増幅器8に連結される。
ーキペダル9を踏むと、電流増幅器8は、ブレーキペダ
ル9の踏む程度によって各コイル2に電流を供給し、こ
れにより、鉄心1の内部と空隙に磁気場が形成される。
したがって、前記発生された磁気場をブレーキディスク
4が通過すると、ブレーキディスク4の内部に渦電流が
発生し、渦電流と磁気場との相互作用により制動トルク
が発生される。この際、鉄心1のコイル2に適した制御
電流入力値を制御部7に伝達することにより、適切なス
リップ率を得ることができる。
場合は、ブレーキディスク4の回転のみでも、ブレーキ
ディスク4で発生する磁気場が十分に大きい変化を有す
るので、各々のコイル2に、ブレーキペダル9を踏む程
度によって大きさが変わる直流電流を供給して制動トル
クを発生させ、自動車が低速又は傾斜路で停止状態を維
持しようとする場合は、各々のコイル2に、ブレーキペ
ダル9を踏む程度によって大きさが変わる交流電流を相
違した位相(90°)を有するように供給して、ブレー
キディスク4の内部の磁気場を変化させるため、十分な
制動トルクを発生させることができる。
置及びその制御器に比べてどのような性能を有するかを
知るために、模擬実験により比較してみる。
を装着した1/4車両に対するHILS(Hardware In
the Loop Simulation )資料で、初期速度70km/h
で走行する車両を急制動させるため、スリップ率を最適
値に維持するためのON−OFF制御を遂行したが、H
ILSの構成要素のうち、実際ハードウエアである油圧
装置の時間遅延現象と単純なON−OFF制御により最
適のスリップ率を維持することができず、車輪の回転速
度が激しく遊動する現象が観測された。仮に、μH グラ
フの最大値が1に近ければ、1/4車両の理論的な最大
減加速度は重力加速度(g)と同じになり、4輪がすべ
て制動される全体車両も同一値の減加速度を有すること
になる。すなわち、初期速度が70km/hである車両
の最短制動時間(t=初期速度/重力加速度)は約2秒
程度となる。しかし、油圧式制動装置の場合、最短制動
時間である2秒を150%も上回る3秒後に停止した。
これは、これまでの制動装置が非効率的であり、車両の
安定性を向上させ得る十分な可能性が存在することを意
味するといえる。
とにより車両のスリップ率が変化することを示す。スリ
ップ率が0.2であるとき、車両が最も早く停止し得る
が、単純な制御アルゴリズムにより基準スリップ率であ
る0.2を追従することができない。
電流型制動装置の模擬実験結果である。図6に結果が似
ているが、よりよい性能を有していることを示すといえ
る。図6のような初期速度で急制動を始めて、1秒後に
は図6より低い速度まで減速した。このような性能は過
電流型制動装置に適用されたABS装置(anti-lockbra
ke system)が1/4車両のスリップ率を最適状態に維
持したためであるといえる。しかし、図9において、1
秒後のスリップ率が減少する現象が現れることは過電流
型制動装置が低速では低効率を有するためである。しか
し、過電流型制動装置の制動力が減少する前である制動
開始後1秒間の平均減加速度は The National Associat
ion of Australian State Road Authorityの基準である
0.5gより高い0.8gである。図10は図8の模擬
実験時に発生した制動トルク値を示す。図9のスリップ
率が1秒後に減少し始める理由が制動トルクが不足する
ためであることがわかる。図11は図8の模擬実験時に
式(12)により計算された制御入力により決定された
入力電流値を示す。電流値の最大値は8[A]であり、
電流値が飽和するにしたがって図10の制動トルクが減
少することが分かる。
正スリップ率を正確に維持することにより、道路状況を
正確に知らない状態でも既存装置に比べて短い制動距離
を有することが分かる。
ルクを発生させて、既存の油圧又は空圧式ブレーキが有
するブレーキパッドの摩擦を防止し、高速及び低速走行
時において、それぞれ異なる形態の電流をコイルに供給
して、低速及び高速で十分な制動トルクを得るようにし
たため、制動の安全性を確保し得る効果を有する。
である。
図である。
ある。
着し、1/4車両モデルをソフトウエアとして構成した
HILSシステムに対し、初期速度70km/hの車両
を急制動させたときの時間による車両の進行速度と車輪
の回転速度を示すグラフである。
ることを示すグラフである。
制動装置で交替したときの時間による車両の進行速度と
車輪の回転速度を示すグラフである。
ることを示すグラフである。
示す。
れた制御入力により決定された入力電流値を示すグラフ
である。
Claims (4)
- 【請求項1】自動車の車輪内側のブレーキディスク
(4)に90°間隔に近接設置され、コイル(2)が巻
取されて電磁石をなす鉄心(1)と、回転軸(5)に設
置され、車輪の回転数を測定する測定器(6)と、測定
器(6)の回転数を受け、速度によって直流又は交流制
御電流を計算し、鉄心(1)のコイル(2)に適正制御
電流入力値を伝達する制御部(7)と、前記制御部
(7)からの制御電流入力値又はブレーキペダル(9)
による電流入力値を各々のコイル(2)に供給する電流
増幅器(8)とから構成されることを特徴とする自動車
用非接触式過電流型制動装置。 - 【請求項2】測定器(6)の回転数を受ける制御部
(7)は、制御電流入力値uを次の式 【数1】 ただし、 ue :予測制御入力値 ub :不連続制御入力値 μHe:車輪と地面間の摩擦係数の予測値 g:重力加速度 dx/dt:車両の進行速度 τi =[Tb /{i2 ・(dθ/dt)・I}] Tb :制動トルク i:電流値 dθ/dt:ブレーキディスクの回転速度 I:弾性モーメント τf :1/4車両の重量による垂直抗力×車輪の半径÷
車輪の慣性モーメント τce:車輪及び駆動軸の摩擦トルクの予測値÷車輪の慣
性モーメント τcs:車輪及び駆動軸の摩擦トルク予測値の最大値÷車
輪の慣性モーメント η:制御器利得 μHs:車輪と地面間の摩擦係数の予測値の最大値 s:スリップ率誤差 Φ:境界領域の厚さ λ:制御器利得 R0 :車輪の半径 srd:基準スリップ率 により計算することを特徴とする請求項1記載の自動車
用非接触式過電流型制動装置。 - 【請求項3】自動車が高速で走行する場合は、各々のコ
イル(2)に、ブレーキペダル(9)を踏む程度によっ
て大きさが変わる直流電流を供給し、自動車が低速で走
行するか、傾斜路で停止状態に維持しようとする場合
は、各々のコイル(2)に、ブレーキペダル(9)を踏
む程度によって大きさ及び周波数が変わる交流電流を、
相違した位相を有するように供給することを特徴とする
請求項1記載の自動車用非接触式過電流型制動装置。 - 【請求項4】ブレーキディスク(4)は銅材料で構成さ
れることを特徴とする請求項1記載の自動車用非接触式
過電流型制動装置。
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