JP3787862B2 - エレベータのブレーキ装置及びエレベータ装置 - Google Patents

エレベータのブレーキ装置及びエレベータ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエレベータのブレーキ装置のブレーキ動作時の騒音を低減するエレベータのブレーキ装置及びエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
両側式平板リニア誘導モータを利用したエレベータの一例として、平成5年度電気学会全国大会講演論文集S.10−3−1「リニアドライブのACドライブ応用(1)リニアモータエレベータ」の図3に記載されている両側式平板リニア誘導モータを応用したエレベータを図13に示す。図において1は釣合おもり2の片側に設けられた両側式平板リニア誘導モータ、3は釣合おもり2の別の片側に設けられたレール挟み式ブレーキ、4はアルミニウム等で構成された平板2次導体である。5はエレベータのかご、6はかごのレール、7は釣合おもり2のレールである。8はかごの下部バッファで、9は釣合おもりのレール昇降用ローラである。
10はエレベータのかご5と釣合おもり2を吊すエレベータロープ、11は昇降路頂部に設けられたエレベータロープ10を吊す返し車である。
【0003】
以上説明したリニアモータエレベータで利用されるレール挟み式ブレーキ9の断面図の一例を図14に示す。
図において12はレール挟み式ブレーキ9のブレーキシューである。13はブレーキアームである。14はブレーキアームを保持する支点である。15はブレーキアーム13と電磁石20を接続する接続ピンである。16は電磁石20の磁路となる可動式鉄蓋である。17は電磁石20の開放用、即ちブレーキのレール拘束力を発生するばねである。18は電磁石20のコイル(ブレーキコイル)である。19は電磁石20のコイルを収め、磁路となる磁石枠である。
【0004】
このように構成されているリニアモータエレベータ用ブレーキで用いられる電磁石の吸引力は、図14の電磁石20を図15に示した電磁石で近似すると、電磁石の吸引力Fmは電磁気学の基礎式により、次のように求められる。
Figure 0003787862
ここで、Bは磁束密度、Sは磁路の断面積、μo は鉄の比透磁率、μa は空気の透磁率、wはコイルのターン数、Iはコイル電流、la は磁石枠19の磁路長、xは可動式鉄蓋16と磁石枠19の間のギャップ長さ、lb は鉄蓋16の磁路長である。
この式から電磁石の吸引力Fm はギャップ長さxの2乗に反比例し、給電電流Iの2乗に比例することがわかる。
【0005】
また、ばね17のばね力Fs はフックの法則によりばね変位、即ちギャップ長さxに比例する。その関係を図16に示す。図16では電磁石に所定の電流Iを流した時の電磁石の吸引力Fm 及びばね力Fa に対するギャップ長さxの特性を示す。g2 はブレーキ動作時のギャップ位置、g0 はブレーキ開放時、即ち電磁石吸引時にギャップ長さが0となる点である。
この図に示すように、ブレーキ作動時のギャップ長さxがg2 の時、電磁石に所定の電流Iを流した場合、所定の時定数で電流が立ち上がり、所定電流となる。
この時の電磁石の吸引力Fm =F3、ばね力Fs =F1 とした場合、F3 ≧F1 となった場合にブレーキが開放開始し電磁石のギャップが狭くなりはじめる。その場合、前述したように、電磁石の吸引力Fm はギャップ長さxの2乗に反比例し、ギャップが狭くなるに従って、急激に大きくなり、ギャップが0位置であるg0 点では電磁石の吸引力F4 とばね力F2 と比較するとF4 が非常に大きくなっている。
【0006】
従って、電磁石の運動方程式は可動式鉄蓋16の摩擦抵抗を無視すると次式のようになる。
m −FS =m・α
ここで、mは可動式鉄蓋16の質量、αは可動式鉄蓋16の加速度である。
従って、可動式鉄蓋16の加速度αはギャップが狭くなるのに従って急激に大きくなるために速度を増し、可動式鉄蓋16と磁石枠19の鉄同志が衝突する。
また、逆にブレーキを動作させる場合には電磁石の電流を遮断するために、ばね17のばね力のみにより電磁石20が急速に開放され、ブレーキアーム13がレールに急速に衝突しブレーキが動作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常のエレベータのブレーキはエレベータかごやビルの居住者から隔離された機械室に設けられた巻上機等にもけられているが、リニアモータエレベータのブレーキ装置は、昇降路内部に敷設されたリニアモータの近くに設けられるのでブレーキ動作時の騒音が問題であった。
ブレーキ騒音の原因は前述したように、所定電流を流したとき、電磁石の吸引力Fm がギャップの変化にともない、急激に変化し、電磁石の吸引力Fm とばね力Fa の差が大きくなり、短時間に可動式鉄蓋が急速に加速し、電磁石の鉄同志の衝突音、或はブレーキアームのレール掴み音が原因であった。この対策として一般に考えられる方法としてはギャップを狭くすることが考えられるが、ブレーキの拘束側が昇降路全長に敷設されているレールであるために、ギャップが不均一であり、回転式のディスクブレーキと異なり、ギャップを狭くした場合ブレーキが開放し、エレベータを昇降させた場合、ブレーキシューがレールに接触したりする不具合等が発生し、シューの寿命が短くなったり、異音が発生する不具合があった。
【0008】
また、電磁石の吸引力特性をばね力の特性に合わせ、ブレーキ電流を制御するためには、電磁石の電気時定数を動作時間に比較して極めて小さくする必要があり、安定に動作させるには複雑な制御が必要であったり、難しい問題があった。
【0009】
また、その他のブレーキ動作音の対策として、例えば特開平6−48669等に記載されているように、ブレーキ動作時、衝撃音源となる鉄同志が衝突しないようにストッパー部分に弾性体であるゴム等を挿入した例等もあるが、ブレーキ動作頻度が多い場合、寿命等に問題があった。
【0010】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、ブレーキ動作時の騒音が小さい、リニアモータを利用したエレベータのブレーキ装置及びエレベータ装置を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータのブレーキ装置は、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置において、
ブレーキを開放するときは、上記電磁石に所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの減少に基づく変位の増加による付勢力の増加率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの減少に基づく上記電磁石の吸引力の増加率に近似するものである。
この構成により、上記電磁石の吸引力とばね力の差が小さくなり上記可動鉄蓋と磁枠の衝突速度を下げる。
【0012】
また、上記電流制御手段は、上記電磁石の吸引力が上記付勢力より所定値大きくなるように所定の電流を流すものである。
【0013】
また、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置において、ブレーキを作動させるときは、上記電磁石に所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの増加に基づく変位の減少による付勢力の減少率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似するものである。
この構成により、上記電磁石の吸引力と付勢力の差が小さくなり、上記アームと上記ガイドレールとの衝突速度を下げる。
【0014】
また、上記電流制御手段は、上記電磁石の吸引力が上記付勢力より所定値小さくなるように所定の電流を所定の時間流したのちに、電流を遮断するものである。
【0015】
また、上記電流制御手段は、非常時に電流を遮断して制動し、緊急停止させる緊急電流遮断手段を備える。
【0016】
また、上記付勢手段は、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する円筒形の第1のコイルばねと、上記可動鉄蓋と上記磁石枠とのギャップが所定値以下になったときに上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する第2のコイルばねとを備える。
この構成により、ブレーキを開放するときは、上記付勢手段変位の増加による付勢力の増加率が、上記ギャップの減少に基づく電磁石の吸引力の増加率に近似し、ブレーキを作動するときは、上記ギャップの増加に基づく上記付勢手段変位の減少による付勢力の減少率が、上記ギャップの増加に基づく電磁石の吸引力の減少率に近似する。
【0017】
また、上記付勢手段は、所定のばね巻数毎にばね半径を順次増加させたコイルばねとしたものである。
この構成により、ブレーキを開放するときは、上記付勢手段変位の増加による付勢力の増加率が、上記ギャップの減少に基づく電磁石の吸引力の増加率により近似し、ブレーキを作動するときは、上記ギャップの増加に基づく上記付勢手段変位の減少による付勢力の減少率が、上記ギャップの増加に基づく電磁石の吸引力の減少率により近似する。
【0018】
また、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置を複数有するエレベータ装置において、ブレーキを開放するときは、上記各々のブレーキ装置の電磁石に所定の時間差を設けて所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの減少に基づく変位の増加による付勢力の増加率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの減少に基づく上記電磁石の吸引力の増加率に近似するものとする。
【0019】
また、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置を複数有するエレベータ装置において、ブレーキを作動させるときは、上記各々のブレーキ装置の電磁石に流す所定の電流を所定の時間差を設けて遮断する電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの増加に基づく変位の減少による付勢力の減少率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似するものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
図1は本実施の形態のエレベータのブレーキ装置に使用される電磁石の断面図であり、図2は電磁石に使用されるばねの動作原理図であり、図3は電磁石の吸引力及びばね力のギャップ長に対する特性図である。図1において、16〜20は従来例の図14と同一であり、説明を省略する。21はばね力の調整ネジであり、磁石枠19と可動式鉄蓋16との開離間隔を規制する22はストッパーである。23は可動鉄蓋16に固定され、磁石枠19に摺動自在に貫通している可動ピンである。24は可動式鉄蓋16を磁石枠19から開離する方向に付勢する円筒形コイルばねAである。25はばねA24より直径が小さく、可動式鉄蓋16と磁石枠19のギャップが所定値以下となったときに作動する円筒形コイルばねBであり、26は円筒形コイルばねB25の取付金具である。
【0021】
次に動作につき説明する。
図1,図2は電磁石が励磁されてなく、ブレーキが動作中の状態を示しており、図2においてLg は可動式鉄蓋16と磁石枠19とのギャップ長さ、g0 はブレーキ開放時、即ち電磁石吸引時に可動式鉄蓋16と磁石枠19のギャップ長さが0となる点、g2 はブレーキ作動時の点、g1 はばねの取付金具26の可動式鉄蓋16に対向する面でありg0 とg2 の中間点である。
電磁石に電流が流され、励磁されると、可動式鉄蓋16と磁石枠19のギャップ長さLg がg2 〜g1 間はばねA24のみが作動し、g1 〜g0 間はばねA24とばねB25の2組のばねが作動する。
ばね力Fs はばね定数をk、変位をxとするとFs = kx と表され、ばね定数kは一般に次式で表される。
k=(G・d4 )/(64・n・R3
ここで、Gは材料により異なるずれ弾性率、dはばね線の直径、nはターン数、Rはコイルの半径である。
従って、コイルの半径Rを変えることによってばね定数kを変え、ばね力を変えることができる。
【0022】
本実施の形態では、コイルの半径Rの異なるばねA24とB25の2組のばねを使用することにより、バネA24のばね定数をk1 、ばねA24とバネB25を組み合わせたときのばね定数をk2 とすることにより、g2 〜g1 間はFs =k1 ・x、g1 〜g0 間はFs =k2 ・x(但し、k2 >k1 )となり、図3に示したように所定の電流値での電磁石の吸引力とギャップ特性Fmに近似したばね力としている。
すなわち、ブレーキを開放するときは、ばねは磁石枠と可動鉄蓋とのギャップの減少に基づくたわみの増加によるばね力の増加率が、ギャップの減少に基づく電磁石の吸引力の増加率に近似し、ブレーキを作動させるときは、ばねは磁石枠と可動鉄蓋とのギャップの増加に基づくたわみの減少によるばね力の減少率が、ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似する。
図3ではギャップg2 のFs =k1 ・xがブレーキ9のレール5への押し付け力となっている。
【0023】
以上のように、ブレーキ開放時には図3に示されるように所定の電流値による電磁石の吸引力Fm(図3の実線)とばね力Fsの関係がFm>Fsとなるようにし、かつ、FmとFsを極めて接近させ、FmとFsとの差を小さくして、電磁石の可動鉄蓋16と鉄製の磁石枠19の衝突速度を容易に下げることができる。
【0024】
また、ブレーキの作動時には図3に示されたように、電磁石の電流を所定下げることによりばね力Fsよりわずかに小さい電磁石の吸引力Fm1 とし、かつ、Fm1とFsを図3の点線に示すように極めて接近させ、FmとFsとの差を小さくしてブレーキアーム13とレール5との衝突速度を容易に下げることができる
【0025】
なお、本実施の形態では、ギャップのg1の位置をg0 とg2 の中間としているが、所定の位置としてもよい。
【0026】
次に、電磁石に流す電流を制御する電流制御手段であるブレーキ定電流回路につき説明する。図4はこの発明のブレーキ装置に使用するブレーキ定電流回路のブロック図、図5は図4に示した定電流回路の電流指令値と実電流との関係図、図6は電磁石に流す電流であるブレーキ電流を制御した場合の電磁石の吸引力とばね力のギャップ距離に関する特性図である。
図4において、30は電磁石に流れるブレーキ電流を検出する瞬時電流検出器(DCCT)である。31は電磁石コイル(ブレーキコイル)18のダイオード、抵抗等からなるサージアブソーバである。32は定電流指令値Icom とブレーキ電流IFBとの偏差を算出する減算器である。33は定電流指令値Icom がブレーキ電流IFBより大きい場合はブレーキ電流を流すように動作し、定電流指令値Icom がブレーキ電流IFBより小さい場合はブレーキ電流を遮断するように動作するヒステリシスコンパレータである。34は出力トランジスタ35の駆動ベースアンプ回路である。36は非常時ブレーキ電流遮断用のリレー接点である。P125、D0はブレーキ用直流電源電圧の記号である。
【0027】
次にブレーキ開放時及びブレーキ作動時に電磁石に流れる電流を制御するブレーキ定電流回路の動作について説明する。
図4の定電流回路に図5に示したようにリレー接点36を閉じて、電磁石に流れる電流指令Icom1を流した時(t0 )、ブレーキ電流はIFB1 のごとく、所定の時定数をもって立あがり、Icom1に所定のリップルをもって追従する。ブレーキ電流IFB1 がIcom1になった時(t1 )ばね力Fs より電磁石吸引力Fmは大きくなり、電磁石が吸引を開始し、ブレーキを開放する。また、ブレーキ動作時は電流指令Icom2に減流した時(t2 )、ブレーキ電流はIFB2 のごとく、所定の時定数をもって減流し、Icom2に所定のリップルをもって追従する。ブレーキ電流IFB2 がIcom2になった時(t3 )、ばね力Fsより電磁石吸引力Fm1は小さくなり、電磁石が開放を開始し、ブレーキを作動する(t4)。その後、電流指令I com2 を0として、レーキ電流が0となった時(t5 )、接点36を開放する。この時の吸引力〜ギャップ特性は図6に示すように、ばね力Fs のカーブは電磁石の吸引力Fmのカーブに相似であり、ブレーキ電流がIcom1となるt1〜t2間で電磁石の吸引力Fmはばね力Fsより大きくなり、ブレーキを開放し、ブレーキ電流がIcom2となるt3〜t4間で電磁石の吸引力Fmはばね力Fsより小さくなり、ブレーキを作動する。
なお、をFm、FM1と電流の関係はFm Icom1、Fm1 Icom2である。
【0028】
また、この機械式接点36はリニアモータエレベータの制御装置等が異常を発生し、緊急停止する必要がある場合には、ブレーキ動作音は無視して全てのブレーキを作動させるため、ブレーキ電流を強制的に遮断することもできるできる。
【0029】
なお、本実施の形態では電流制御回路として、トランジスタを利用した電流瞬時値制御回を利用した例で説明したが、トランジスタの代わりに他の半導体スイッチング素子を用いてもよい。また、ブレーキ騒音のの程度によってトランジスタを利用した電流瞬時値制御回を用いずに、単に抵抗による電流制御回路を用いてもよい。
【0030】
以上のようにブレーキ動作による騒音を低減することができるとともに、異常時にすみやかにエレベータを停止させることができ安全性を増すことができる。
【0031】
実施の形態2.
実施の形態1では電磁石に使用されるばねを直径の異なるばねを並列にして使用したが、本実施の形態では、ばね定数の異った2組のばねを直列に接続したものである。以下、図について説明する。図7は本実施の形態のエレベータのブレーキ装置に使用される電磁石の断面であり、電磁石が無励磁の状態を示す。
図8は電磁石に使用されるばねの動作の原理図である。
図7において、27は可動式鉄蓋16を磁石枠19から開離する方向に付勢する円筒形コイルばねCである。28は円筒形コイルばねC27に直列に接続され、円筒形コイルばねC27よりばね定数が大きい円筒形コイルばねDである。
他の符号は図1と同一であり説明を省略する。
円筒形コイルばねC27と円筒形コイルばねD28は所定のばね巻数でコイルの半径を変えてばね定数を変えてあり、円筒形コイルばねD28のコイル半径を円筒形コイルばねC27より小さくしたものである。
【0032】
動作は図8に示すように電磁石に電流が流され、励磁されると、鉄蓋16と磁石枠19のギャップ長さlg がg2 〜g1 間はばねのコイル半径の大きい、定数の小さい方のばねB27が作動し、g1 点でばねB27を飽和させ、g1 〜g0 間はばねのコイル半径の小さい、定数の大きい方のばねC28が作動し実施の形態1と同様に図3に示すばね力特性がえられる。
【0033】
従って、本実施の形態においても、実施の形態1と同様にブレーキ動作による騒音を低減することができる、
【0034】
実施の形態3.
図9は本実施の形態のエレベータのブレーキ装置に使用される電磁石の断面であり、29はばね巻数を1つ毎に半径を順次増加させた円錐ばねであり、他の符号は図一と同一であり説明を省略する。電磁石に電流が流され、励磁されると、ばね径の大きい部分から順次接触飽和が行われ、図10に示したようにばね力Fs1が電磁石の吸引力Fmのカーブに沿って変化する。
【0035】
従って、本実施の形態においても、実施の形態1と同様にブレーキ動作による騒音をさらに低減することができる、
【0036】
実施の形態4.
リニアモータエレベータでは図13に示したように、通常複数のブレーキが必要とされる。従ってブレーキ装置が一斉に動作した場合の動作音は台数倍となるため、本実施の形態は複数のブレーキ装置を所定の時間差をもうけて、順次ブレーキ開放、ブレーキ作動をおこなうようにしたものである。
以下図について説明する。
図11は本実施の形態の4台のブレーキがある場合のブレーキ定電流回路のブロック図であり、図12はブレーキ定電流回路の動作タイミングの説明図である。
図11において20a〜20dは通常釣合おもりに敷設されるブレーキであり、4台のブレーキBK1〜4の各々の電磁石コイル(ブレーキコイル)を示す。31a〜31dは電磁石コイル(ブレーキコイル)20a〜20dの抵抗、ダイオードからなるアブソーバである。37〜40は電磁石コイル(ブレーキコイル)20a〜20dを動作させるリレー接点RA1〜RA4である。41は通常、建物側に敷設される制御装置である。42はブレーキBK1〜4の給電ケーブルである。
【0037】
次に動作について説明する。
制御装置41は通常マイクロコンピュータにより制御されており、図12に示したようにブレーキ動作リレーRA1をt1タイミングで閉し、ブレーキBK1を開放する。さらに、RA2をt1より僅かの時間差をもうけてt2タイミングでブレーキBK2を開放する。RA3をt2より僅かの時間差をもうけt3タイミングでブレーキBK3を開放する。RA4をt3より僅かの時間差をもうけt4タイミングでブレーキBK4を開放する。また、ブレーキを動作させる場合はブレーキ動作リレーRA1をt5タイミングで開し、ブレーキBK1で動作させる。さらに、RA2をt5より僅かの時間差をもうけt6タイミングでブレーキBK2を動作させる。RA3をt6より僅かの時間差をもうけt7タイミングでブレーキBK3を動作させる。RA4をt7より僅かの時間差をもうけt8タイミングでブレーキBK4を動作させる。
【0038】
また、制御装置等が異常の場合はブレーキ動作音は無視して、ブレーキ動作リレーRA1〜RA4を一斉に開させて、ブレーキBK1〜BK4を一斉に動作させることもできる。
【0039】
以上のように、ブレーキ動作による騒音を低減することができるとともに、異常時にすみやかにエレベータを停止させることができ安全性を増すことができる。
【0040】
なを、本実施の形態ではブレーキ回路としてリレーを用いて説明したが、実施の形態1の図4に示した定電流回路、実施の形態1〜3に示した電磁石を使用すれば、さらに低騒音とすることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置において、ブレーキを開放するときは、上記電磁石に所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの減少に基づく変位の増加による付勢力の増加率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの減少に基づく上記電磁石の吸引力の増加率に近似するものとしたので、ブレーキ開放時の騒音を低減することができる。
【0042】
また、上記電流制御手段は、上記電磁石の吸引力が上記付勢力より所定値大きくなるように所定の電流を流すので、ブレーキ開放時の騒音をさらに低減することができる。
【0043】
また、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置において、ブレーキを作動させるときは、上記電磁石に所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの増加に基づく変位の減少による付勢力の減少率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似するものとしたので、ブレーキ作動時の騒音を低減することができる。
【0044】
また、上記電流制御手段は、上記電磁石の吸引力が上記付勢力より所定値小さくなるように所定の電流を所定の時間流したのちに、電流を遮断するので、ブレーキ作動時の騒音をさらに低減することができる。
【0045】
また、上記電流制御手段は、非常時に電流を遮断して制動し、緊急停止させる緊急電流遮断手段を備えたので、異常時にすみやかにエレベータを停止させることができ安全性を増すことができる。
【0046】
また、上記付勢手段は、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する円筒形の第1のコイルばねと、上記可動鉄蓋と上記磁石枠とのギャップが所定値以下になったときに上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する第2のコイルばねとを備えたので、ブレーキ開放と動作による騒音を低減することができる。
【0047】
また、上記付勢手段は、所定のばね巻数毎にばね半径を順次増加させたコイルばねとしたものであるので、ブレーキ開放と動作による騒音をさらに低減することができる。
【0048】
また、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置を複数有するエレベータ装置において、ブレーキを開放するときは、上記各々のブレーキ装置の電磁石に所定の時間差を設けて所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの減少に基づく変位の増加による付勢力の増加率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの減少に基づく上記電磁石の吸引力の増加率に近似するものとしたので、ブレーキ開放による騒音を低減することができる。
【0049】
また、磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置を複数有するエレベータ装置において、ブレーキを作動させるときは、上記各々のブレーキ装置の電磁石に流す所定の電流を所定の時間差を設けて遮断する電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの増加に基づく変位の減少による付勢力の減少率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似するものとしたので、ブレーキ動作による騒音を低減することができるとともに、異常時にすみやかにエレベータを停止させることができ安全性を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すエレベータのブレーキ装置に使用する電磁石の断面図である。
【図2】図1の電磁石に使用されるばねの動作原理図である。
【図3】図1に示した電磁石及びばねにおける電磁石の吸引力及びばね力のギャップに対する特性図である。
【図4】この発明の一実施の形態を示すエレベータのブレーキ装置に使用するブレーキ定電流回路のブロック図である。
【図5】図4に示したブレーキ定電流回路の電流指令値と実電流の関係図である。
【図6】図5に示すようにブレーキ電流を制御した場合の電磁石吸引力及びばね力のギャップに対する特性図である。
【図7】この発明の他の実施の形態を示すエレベータのブレーキ装置に使用する電磁石の断面図である。
【図8】図7の電磁石に使用されるばねの動作原理図である。
【図9】この発明の他の実施の形態を示すエレベータのブレーキ装置に使用する電磁石の断面図である。
【図10】図9に示した電磁石及びばねにおける電磁石の吸引力及びばね力のギャップに対する特性図である。
【図11】この発明の他の実施の形態を示すエレベータのブレーキ装置に使用するブレーキ定電流回路のブロック図である。
【図12】図11に示すブレーキ定電流回路の動作タイミングの説明図である。
【図13】この発明を適用するリニアモータエレベータの構成図である。
【図14】従来の実施の形態を示すリニアモータエレベータに使用するブレーキ装置の構成図である。
【図15】図14に示すブレーキ装置に使用する電磁石の原理図である。
【図16】図15に示した電磁石及びばねにおける電磁石の吸引力及びばね力のギャップに対する特性図である。
【符号の説明】
3 釣合おもり、4 エレベータかご、5 釣合おもり用レール、9 ブレーキ、12 ブレーキシュー、13 ブレーキアーム、14 支点、15 接続ピン、16 可動式鉄蓋、17 ばね、18 コイル、19 磁石枠、20 電磁石、24 円筒形コイルばねA、25 円筒形コイルばねB、26 取付金具、27 円筒形コイルばねC、28 円筒形コイルばねD、29 円錐ばね、30 瞬時電流検出器(DCCT)、31 サージアブソーバ、32 減算器、33 ヒステレシスコンパレータ。

Claims (9)

  1. 磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置において、
    ブレーキを開放するときは、上記電磁石に所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの減少に基づく変位の増加による付勢力の増加率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの減少に基づく上記電磁石の吸引力の増加率に近似するものとしたことを特徴とするエレベータのブレーキ装置。
  2. 上記電流制御手段は、上記電磁石の吸引力が上記付勢力より所定値大きくなるように所定の電流を流すことを特徴とする請求項1記載のエレベータのブレーキ装置。
  3. 磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置において、
    ブレーキを作動させるときは、上記電磁石に所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの増加に基づく変位の減少による付勢力の減少率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似するものとしたことを特徴とするエレベータのブレーキ装置。
  4. 上記電流制御手段は、上記電磁石の吸引力が上記付勢力より所定値小さくなるように所定の電流を所定の時間流したのちに、電流を遮断することを特徴とする請求項3記載のエレベータのブレーキ装置。
  5. 上記電流制御手段は、非常時に電流を遮断して制動し、緊急停止させる緊急電流遮断手段を備えたことを特徴とする請求項3または4記載のエレベータのブレーキ装置。
  6. 上記付勢手段は、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する円筒形の第1のコイルばねと、上記可動鉄蓋と上記磁石枠とのギャップが所定値以下になったときに上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する第2のコイルばねとを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータのブレーキ装置。
  7. 上記付勢手段は、所定のばね巻数毎にばね半径を順次増加させたコイルばねとしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータのブレーキ装置。
  8. 磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置を複数有するエレベータ装置において、
    ブレーキを開放するときは、上記各々のブレーキ装置の電磁石に所定の時間差を設けて所定の電流を流す電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの減少に基づく変位の増加による付勢力の増加率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの減少に基づく上記電磁石の吸引力の増加率に近似するものとしたことを特徴とするエレベータ装置。
  9. 磁石枠と可動鉄蓋とを有する電磁石と、上記可動鉄蓋を上記磁石枠から開離する方向へ付勢する付勢手段と、上記電磁石に連結されるブレーキシューとを備えたエレベータのブレーキ装置を複数有するエレベータ装置において、
    ブレーキを作動させるときは、上記各々のブレーキ装置の電磁石に流す所定の電流を所定の時間差を設けて遮断する電流制御手段を備えるとともに、上記付勢手段は上記磁石枠と上記可動鉄蓋とのギャップの増加に基づく変位の減少による付勢力の減少率が、上記所定の電流を流したときの上記ギャップの増加に基づく上記電磁石の吸引力の減少率に近似するものとしたことを特徴とするエレベータ装置。
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