JPH08237598A - ディスクプレーヤー - Google Patents

ディスクプレーヤー

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Publication number
JPH08237598A
JPH08237598A JP3560795A JP3560795A JPH08237598A JP H08237598 A JPH08237598 A JP H08237598A JP 3560795 A JP3560795 A JP 3560795A JP 3560795 A JP3560795 A JP 3560795A JP H08237598 A JPH08237598 A JP H08237598A
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JP
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mpeg
picture
video decoder
temperature
image data
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Withdrawn
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JP3560795A
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English (en)
Inventor
Shinya Okamoto
慎也 岡本
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MPEGビデオデコーダ7の外付放熱部材を
用いずに、ビデオデコーダ7の温度を所定温度以下に保
持するビデオCDプレーヤーを提供する。 【構成】 I、P、B各ピクチャからなる圧縮デジタル
画像データをMPEGフォーマットで記録したビデオC
Dから画像データを読み取るデータ読取部2と、読み取
った画像データを信号処理するデータ処理部3と、信号
処理した画像データをMPEGデコードするMPEGビ
デオデコーダ7と、デコード画像データを表示する画像
表示部13と、動作を制御する制御部5とを備えるビデ
オCDプレーヤーにおいてビデオデコーダ7上に温度セ
ンサ15を配置し、温度センサ15の感知温度が所定温
度以上のとき、ビデオデコーダ7は、Iピクチャのみを
デコードし、かつ、1つのIピクチャのデコード後、次
のIピクチャのデコードまで、直前の1つのIピクチャ
の画像データを画像表示部13に供給して表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオコンパクトディ
スク(CD)プレーヤーやデジタルビデオディスク(D
VD)プレーヤー等のディスクプレーヤーに係わり、特
に、ディスクプレーヤーの連続動作時等において、MP
EGビデオデコーダの温度がその動作保証温度以上に上
昇しないような温度補償手段を設けたディスクプレーヤ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、直径12cmのCDに、CD−R
OMフォーマットによって最大74分の圧縮デジタル画
像データと圧縮デジタルオーディオデータとを時分割で
記録した形のビデオCDが開発され、また、このビデオ
CDに記録された圧縮デジタルデータを再生するビデオ
CDプレーヤーも既に開発されている。
【0003】そこで、この既知のビデオCDの概要につ
いて、図面を用いてその内容を説明する。
【0004】まず、図4は、かかるビデオCDにおける
ディスク構成を示す説明図である。
【0005】図4に示されるように、ディスク構成は、
リードインエリア(LIN)と、トラック1(TR1)
と、トラック2(TR2)乃至トラックN(TRN)
と、リードアウトエリア(LOUT)とからなってい
る。ここで、リードインエリア(LIN)は、各種のT
OC情報が記録されているエリアであり、トラック1
(TR1)は、ISO9660に準拠したファイル管理
情報部(PVD)、カラオケインフォメーション部、ビ
デオCDインフォメーション部、セグメントプレイアイ
テム部、CD−Iアプリケーション部が順次記録されて
いるエリアである。トラック2(TR2)乃至トラック
N(TRN)は、いずれも、MPEG1(Moving Pictu
re Experts Group 1) 方式にしたがった圧縮デジタル画
像データ及び圧縮デジタルオーディオデータがそれぞれ
記録されているエリアであり、リードアウトエリア(L
OUT)は、各種データの記録の終わりを示す情報が記
録されているエリアである。
【0006】次に、図5は、かかるビデオCDにおける
トラック及びセクタの構成を示す説明図であって、
(a)はトラックの構成、(b)はセクタの構成を示す
ものである。
【0007】図5(a)に示されるように、それぞれの
トラック(例えば、トラックナンバーn、ただし、n=
2、3、…、…、N)は、先頭部にトラックナンバーで
検索するためのポーズマージン(150セクタ以上)が
設けられ、それに続いてフロントマージン(15セクタ
以上)が設けられ、その後にMPEGデータ部が設けら
れ、最後にリアマージン(15セクタ以上)が設けられ
ている。そして、ポーズマージンにはインデックスナン
バー00が付され、フロントマージン、MPEGデータ
部、リアマージンにはインデックスナンバー01乃至9
9が付されている。
【0008】また、図6(b)に示されるように、それ
ぞれのセクタは、先頭部にパックヘッダ(PHD)が設
けられ、それに続いてパックデータ(PDT)が設けら
れているもので、1セクタが1パック(2324バイ
ト)を構成している。そして、パックデータ(PDT)
は、パケット(Packet)を備えており、パケット(Pack
et)は、パケットヘッダ(PCH)とパケットデータ
(PCD)とからなっている。この場合、パックヘッダ
(PHD)には、スタートコード、基準クロック、転送
レート等が記録されている。パケット(Packet)におい
て、パケットヘッダ(PCH)には、スタートコード、
ストリームタイプ(画像データ/オーディオデータの
別)、再生開始時刻、デコード開始時刻等が記録されて
おり、パケットデータ(PCD)には、少なくとも1画
面分の圧縮画像データ及び/または1フレーム分の圧縮
オーディオデータと、その他のデータが記録されてい
る。なお、画像データには、約1.2Mb/秒が割り当
てられ、オーディオデータには、0.2Mb/秒が割り
当てられている。
【0009】続く、図6は、MPEGフォーマットによ
る圧縮画像データの階層構造の一例を示す説明図であ
る。
【0010】図6に示されるように、圧縮画像データ
は、シーケンス層、GOP(Group ofPicture)層、ピ
クチャ層からなっている。そして、シーケンス層は、多
くのシーケンスが連続して構成されているもので、それ
ぞれのシーケンスは、始めに、シーケンスヘッダ(H
D)が設けられ、その後に、複数のGOPが連続して設
けられ、最後に、シーケンス終了コードが設けられてい
るもので、これらが1シーケンスを構成している。ま
た、GOP層は、始めに、GOPヘッダ(HD)が設け
られ、その後に、I、P、Bの3種類の複数のピクチ
ャ、好ましくは15のピクチャI3 、B1 、B2
6 、B4 、B5 、P9 、B7 、B8 、P12、B10、B
11、P15、B13、B14が設けられているもので、これら
が1GOPを構成している。さらに、ピクチャ層は、始
めに、ピクチャヘッダ(HD)が設けられ、その後に、
符号化データが設けられているもので、これらが1つの
ピクチャを構成している。この場合、I、P、B各ピク
チャにおいて、Iピクチャは、フレーム内符号化画像で
あって、それだけで独立のデコードを行うことができ、
PピクチャやBピクチャに比べてデータ量が最も多いも
のである。Pピクチャは、フレーム間予測符号化画像で
あって、最新の過去のIピクチャ及びPピクチャを基準
にして予測符号化されているものであり、Iピクチャよ
りもデータ量が少なく、Bピクチャよりもデータ量が多
いものである。Bピクチャは、MPEGに特有のピクチ
ャであって、最新の過去のIピクチャまたはPピクチャ
及び次に到来するIピクチャまたはPピクチャの双方か
らフレーム間予測符号化されているもので、他の2つの
ピクチャに比べてデータ量が最も少ないものである。
【0011】また、図7は、I、P、Bの3種類の15
のピクチャの原画順序(再生順序)と、ビデオCDへの
記録順序を示す説明図である。
【0012】図7に示されるように、I、P、Bの3種
類の15のピクチャについて、原画順序がB1 、B2
3 、B4 、B5 、P6 、B7 、B8 、P9 、B10、B
11、P12、B13、B14、P15である場合に、ビデオCD
に記録される際の記録順序は、原画順序とやや異なって
3 、B1 、B2 、P6 、B4 、B5 、P9 、B7 、B
8 、P12、B10、B11、P15、B13、B14の順になり、
ビデオCDからの再生順序は、原画順序と同じB1 、B
2 、I3 、B4 、B5 、P6 、B7 、B8 、P9
10、B11、P12、B13、B14、P15になっているもの
である。このように、I、P、Bの3種類の15のピク
チャについて、ビデオCDへの記録順序とビデオCDか
らの再生順序とを異ならせている理由は、デコーダのフ
レームメモリの容量をできるだけ少なくするためと、画
質の向上を図るためである。
【0013】そして、I、P、Bの3種類の15のピク
チャB1 、B2 、I3 、B4 、B5、P6 、B7
8 、P9 、B10、B11、P12、B13、B14、P15がM
PEGデコードされる場合に、既に述べたように、I3
ピクチャはそれ単独でMPEGデコードされるが、P6
ピクチャはMPEGデコードされたI3 ピクチャを用い
てMPEGデコードされ、P9 ピクチャはMPEGデコ
ードされたP6 ピクチャを用いてMPEGデコードさ
れ、P12ピクチャはMPEGデコードされたP9 ピクチ
ャを用いてMPEGデコードされ、P15ピクチャはMP
EGデコードされたP12ピクチャを用いてMPEGデコ
ードされるものである。また、B1 ピクチャ、B2 ピク
チャは、いずれも、MPEGデコードされたI3 ピクチ
ャと1つ前のGOPにあるMPEGデコードされたP15
ピクチャを用いてMPEGデコードされ、B4 ピクチ
ャ、B5 ピクチャは、いずれも、MPEGデコードされ
たI3 ピクチャとデコードされたP6 ピクチャを用いて
MPEGデコードされ、以下同様にして、B7 ピクチ
ャ、B8 ピクチャ、B10ピクチャ、B11ピクチャ、B13
ピクチャ、B14ピクチャも、MPEGデコードされるも
のである。
【0014】ところで、前記既知のビデオCDプレーヤ
ーに用いられているMPEGビデオデコーダは、通常、
数10万個程度の多くのトランジスタを備えた集積回路
(IC)で構成されており、MPEGビデオデコーダが
MPEGデコード動作を行なうときには、これら多くの
トランジスタが数10メガヘルツ(MHz)の周波数で
オン、オフされるもので、MPEGビデオデコーダだけ
でも1ワット(W)程度の電力消費があり、内部発熱が
大きいものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のビデオCD
プレーヤーは、前述のように、内部発熱の大きなMPE
Gビデオデコーダを備えているため、比較的高温の環境
下においてビデオCDプレーヤーを使用する、特に、連
続して使用するような場合には、MPEGビデオデコー
ダの温度がかなりの高温にまで上昇し、遂に、MPEG
ビデオデコーダがその動作保証温度を超え、MPEGビ
デオデコーダのMPEGデコード動作を停止させねばな
らなくなる。
【0016】このため、既知のビデオCDプレーヤー、
特に、車載用ビデオCDプレーヤーにおいては、MPE
Gビデオデコーダの温度がその動作保証温度を超えない
ように、MPEGビデオデコーダにヒートシンクを設け
たり、MPEGビデオデコーダに放熱用ファンを関連さ
せたりする必要があり、その分、ビデオCDプレーヤー
が大型になったり、製造コストが増大したりするという
問題があった。
【0017】本発明は、前記問題点を解決するもので、
その目的は、MPEG画像を表示しながら、MPEGビ
デオデコーダに外付けの放熱部材を取り付けることな
く、MPEGビデオデコーダの温度を所定温度(MPE
Gビデオデコーダの動作保証温度)以下に保持させるよ
うにしたディスクプレーヤーを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、I、P、B各ピクチャからなる圧縮デジ
タル画像データをMPEGフォーマットで記録したディ
スクから前記圧縮デジタル画像データを読み取るデータ
読取部と、前記読み取った圧縮デジタル画像データを信
号処理するデータ処理部と、前記信号処理した圧縮デジ
タル画像データをMPEGデコードするMPEGビデオ
デコーダと、前記MPEGデコードされた画像データを
表示する画像表示部と、動作を制御する制御部とを備え
るディスクプレーヤーにおいて、前記MPEGビデオデ
コーダ上に温度センサを配置し、前記温度センサの感知
温度が所定温度以上になったとき、前記MPEGビデオ
デコーダは、Iピクチャのみをデコードし、かつ、1つ
のIピクチャをデコードした後、次のIピクチャをデコ
ードするまで、前記1つのIピクチャの画像データを前
記画像表示部に供給して表示させる手段を備える。
【0019】
【作用】前記手段においては、MPEGビデオデコーダ
上に温度センサを配置し、この温度センサの感知温度が
所定温度(MPEGビデオデコーダの動作保証温度)以
上になったとき、MPEGビデオデコーダは、制御部の
制御に基づき、Iピクチャのみを順次MPEGデコード
し、かつ、1つのIピクチャをMPEGデコードした
後、次のIピクチャをMPEGデコードするまで、直前
にMPEGデコードした1つのIピクチャの画像データ
のみを画像表示部に供給し、画像表示部においてIピク
チャに関連する画像のみを表示させるようにしている。
【0020】このように、前記手段によれば、MPEG
ビデオデコーダの温度が前記所定温度以上になったと
き、MPEGビデオデコーダにIピクチャのMPEGデ
コードだけを行なわせ、また、MPEGビデオデコーダ
の温度が前記所定温度以下に低下したとき、MPEGビ
デオデコーダに通常のMPEGデコード動作、即ち、
I、P、B各ピクチャに対する連続的なMPEGデコー
ドを行なわせるようにしている。そして、MPEGビデ
オデコーダ7におけるIピクチャだけのMPEGデコー
ド時には、MPEGビデオデコーダを構成する集積回路
(IC)に内蔵されている数10万個のトランジスタの
内で動作しいるものの数が大幅に減少し、MPEGビデ
オデコーダの温度が低下するので、MPEGビデオデコ
ーダの温度を前記所定温度以下に低下させることができ
る。
【0021】また、前記手段によれば、MPEGビデオ
デコーダ7の温度を低下させる際に、MPEGビデオデ
コーダ7に外付けされる放熱部材を必要としないので、
ディスクプレーヤーが大型になったり、製造コストが上
昇することもなくなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0023】図1は、本発明に係わるディスクプレーヤ
ーの一実施例の構成を示すブロック構成図であって、デ
ィスクプレーヤーがビデオCDプレーヤーである例を示
すものである。
【0024】図1において、1はCDドライブ装置、2
はデータ読取部、3はデータ処理部、4はランダムアク
セスメモリ(RAM)、5は制御部、6はサーボ回路、
7はMPEGビデオデコーダ、8は第1ダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)、9は第1デジタル
−アナログ変換器(D/A)、10はMPEGオーディ
オデコーダ、11は第2ダイナミックランダムアクセス
メモリ(DRAM)、12は第2デジタル−アナログ変
換器(D/A)、13は画像表示部、14は放声部(ス
ピーカ)、15は温度センサである。
【0025】そして、CDドライブ装置1は、出力がデ
ータ読取部2の入力に接続され、データ読取部2は、出
力がデータ処理部3の入力に接続される。データ処理部
3は、RAM4が接続されるとともに、出力が制御部5
に接続される。制御部5は、サーボ回路6を介してCD
ドライブ装置1に接続され、温度センサ15にも接続さ
れる。制御部5のビデオ出力は、MPEGビデオデコー
ダ7の入力に接続され、制御部5のオーディオ出力は、
MPEGオーディオデコーダ10の入力に接続される。
MPEGビデオデコーダ7は、第1DRAM8が接続さ
れるとともに、出力が第1(D/A)9の入力に接続さ
れる。MPEGオーディオデコーダ10は、第2DRA
M11が接続されるとともに、出力が第2(D/A)1
2の入力に接続される。第1(D/A)9は、出力が画
像表示部13に接続され、第2(D/A)12は、出力
が放声部14に接続される。
【0026】また、図2は、図1に図示の第1の実施例
におけるMPEGビデオデコーダ7と温度センサ15の
配置状態の一例を示す断面構成図である。
【0027】図2において、7aはMPEGビデオデコ
ーダ7を構成している集積回路(IC)、8aは第1D
RAM8を構成している集積回路(IC)、16はプリ
ント回路基板(PCB)であり、その他、図1に図示さ
れた構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付け
ている。
【0028】そして、PCB16上には、MPEGビデ
オデコーダ7を構成しているIC7aと、第1DRAM
8を構成しているIC8aとが取付けられ、MPEGビ
デオデコーダ7を構成しているIC7aの上には温度セ
ンサ15が取り付けられている。この場合、温度センサ
15から導出されたリードは、図示されていない制御部
5に接続される。
【0029】ここで、前記構成による本実施例の動作
を、図2を併用して説明する。
【0030】CDドライブ装置1は、ビデオCD(図示
なし)が装荷された後、サーボ回路6によって駆動され
ると、装荷されたビデオCDが回転する。データ読取部
2は、回転駆動されたビデオCDに記録されている圧縮
デジタル画像データを読み取り、読み取った圧縮デジタ
ル画像データの増幅及び波形整形を行ない、次続のデー
タ処理部3に供給する。データ処理部3は、入力された
圧縮デジタル画像データに対して、復調処理、誤り検出
及び訂正処理等からなる第1のデジタル処理と、RAM
4を用いてCD−ROMフォーマットのMPEGデータ
の復調処理、誤り検出及び訂正処理、アドレス情報(時
間情報)の抽出処理等からなる第2のデジタル処理とを
行い、制御部5に供給する。サーボ回路6は、制御部5
の制御の基に、CDドライブ装置1がビデオCDから圧
縮デジタル画像データを読み取る際に、CDドライブ装
置1における各種のサーボ制御、例えば、回転サーボ、
フォーカシングサーボ、トラッキングサーボ、送りサー
ボ等の制御を行う。
【0031】次いで、制御部5は、データ処理部3から
デジタル処理された圧縮デジタル画像データが供給され
ると、圧縮デジタルビデオデータと圧縮デジタルオーデ
ィオデータとに分離し、圧縮デジタルビデオデータをM
PEGビデオデコーダ7に供給し、圧縮デジタルオーデ
ィオデータをMPEGオーディオデコーダ10に供給す
る。このとき、MPEGビデオデコーダ7は、第1DR
AM8を用いて、入力された圧縮デジタルビデオデータ
をMPEGデコードし、MPEGデコードされたデジタ
ルビデオデータを次続の第1(D/A)9に供給する。
第1(D/A)9は、MPEGデコードされたデジタル
ビデオデータをアナログビデオデータに変換し、変換さ
れたアナログビデオデータは画像表示部13に供給さ
れ、そこで画像表示される。一方、MPEGオーディオ
デコーダ10は、第2DRAM11を用いて、入力され
た圧縮デジタルオーディオデータをMPEGデコード
し、MPEGデコードされたデジタルオーディオデータ
を次続の第2(D/A)12に供給する。第2(D/
A)12は、MPEGデコードされたデジタルオーディ
オデータをアナログオーディオデータに変換し、変換さ
れたアナログオーディオデータを放声部15に供給し、
そこで放声される。
【0032】前記動作が行なわれている際に、制御部5
は、MPEGビデオデコーダ7の上に取付けられている
温度センサ15の感知温度、即ち、MPEGビデオデコ
ーダ7の温度を常時監視する。そして、制御部5は、M
PEGビデオデコーダ7の温度がその動作保証温度tLM
を超えたことを検出すると、それまでMPEGビデオデ
コーダ7に供給していたI、P、B各ピクチャの中のI
ピクチャのみを選択し、このIピクチャのみをMPEG
ビデオデコーダ7に供給する。同時に、制御部5は、M
PEGビデオデコーダ7に対しIピクチャを毎フレーム
繰返し出力し続けるコマンドを送る。このとき、MPE
Gビデオデコーダ7は、それまで行なっていたI、P、
B各ピクチャに対するMPEGデコードの代わりに、I
ピクチャに対するMPEGデコードのみを行なうように
なる。即ち、MPEGビデオデコーダ7においては、あ
るGOPにおける1つのIピクチャ(これを最初のIピ
クチャという)をMPEGデコードしてから、次のGO
Pにおける1つのIピクチャ(これを2番目のIピクチ
ャという)をMPEGデコードするまでの間、何等MP
EGデコード動作が行われないことになり、2番目のI
ピクチャをMPEGデコードしてから、その次のGOP
における1つのIピクチャ(これを3番目のIピクチャ
という)をMPEGデコードするまでの間も、何等MP
EGデコード動作が行われないことになり、その後も全
く同様である。
【0033】ところで、MPEGビデオデコーダ7は、
最初のIピクチャをMPEGデコードしてから2番目の
IピクチャをMPEGデコードするまでの間、MPEG
デコードされた最初のIピクチャが連続して出力され、
また、2番目のIピクチャをMPEGデコードしてから
3番目のIピクチャをMPEGデコードするまでの間
も、MPEGデコードされた2番目のIピクチャが連続
して出力されるもので、その後も全く同様である。そし
て、MPEGデコードされたIピクチャの画像データ
は、第1(D/A)9を介して画像表示部13に順次供
給され、画像表示部13の表示面に、静止画像またはス
トロボ画像からなる出力画像を表示させる。
【0034】前述のような動作が行なわれているとき、
MPEGビデオデコーダ7は、IピクチャのみのMPE
Gデコードを間歇的に行なっているため、通常のMPE
Gデコード動作の場合、即ち、I、P、B各ピクチャを
連続的にMPEGデコードしている場合に比べ、内部消
費電力が大幅に低下し、それによってMPEGビデオデ
コーダ7の温度も低下するようになる。
【0035】このとき、制御部5は、温度センサ15の
感知温度、即ち、MPEGビデオデコーダ7の温度がそ
の動作保証温度tLM以下に低下したことを検出すると、
MPEGビデオデコーダ7に供給するピクチャを、それ
までのIピクチャのみから、I、P、B各ピクチャに切
り換え、制御部5は、MPEGビデオデコーダ7に対し
て、I、P、B各ピクチャの全てをデコードするように
コマンドを送る。このため、MPEGビデオデコーダ7
は、それまで行なっていたIピクチャのみに対するMP
EGデコード動作に代えて、通常のMPEGデコード動
作、即ち、I、P、B各ピクチャに対するMPEGデコ
ードを行なうようになる。そして、それぞれMPEGデ
コードされたI、P、B各ピクチャの画像データは、第
1(D/A)9を介して画像表示部13に供給され、画
像表示部13の表示面にビデオCDから読み取った動画
画像を表示させる。
【0036】また、MPEGビデオデコーダ7が通常の
MPEGデコード動作に復帰すると、MPEGビデオデ
コーダ7の内部消費電力が増大し、それによりMPEG
ビデオデコーダ7の温度が上昇して、再び、MPEGビ
デオデコーダ7の温度がその動作保証温度tLMを超える
ようになると、制御部5は、その旨を温度センサ15の
感知温度で検出し、前述のようにMPEGビデオデコー
ダ7の動作を、IピクチャのみのMPEGデコード動作
に切り換え、前記動作が繰り返される。
【0037】この場合、MPEGビデオデコーダ7の温
度がその動作保証温度tLMの近傍にあるとき、MPEG
ビデオデコーダ7のMPEGデコード動作の切り換えを
こまめに行なうと、ビデオCDプレーヤーの動作が不安
定になるので、MPEGビデオデコーダ7のMPEGデ
コード動作の切り換えは、既知のように、ヒステリシス
特性を有する状態で切り換えを行なう必要がある。
【0038】ここで、図3は、本実施例のビデオCDプ
レーヤーと既知のビデオCDプレーヤーの動作時におけ
るMPEGビデオデコーダの温度状態を示す特性図であ
る。
【0039】図3において、縦軸は(℃)で示すMPE
Gビデオデコーダの温度、横軸は(t)で示すビデオC
Dプレーヤーの動作時間であり、太い実線部分は本実施
例のものの特性、細い実線部分は既知のものの特性であ
る。
【0040】図3に示されるように、既知のビデオCD
プレーヤーは、動作時間の経過とともにMPEGビデオ
デコーダの温度が上昇して行き、MPEGビデオデコー
ダの温度がその動作保証温度tLMを超えると、MPEG
ビデオデコーダのMPEGデコード動作を一時的に停止
させ、その後、MPEGビデオデコーダの温度がその動
作保証温度tLMより規定値だけ低下すると、MPEGビ
デオデコーダのMPEGデコード動作を再開させ、以
後、MPEGビデオデコーダの温度がその動作保証温度
LMを超える度ごとに、MPEGビデオデコーダのMP
EGデコード動作を一時的に停止させるようにしてい
る。
【0041】これに対して、本実施例のビデオCDプレ
ーヤーは、動作時間の経過とともにMPEGビデオデコ
ーダの温度が上昇して行き、MPEGビデオデコーダの
温度がその動作保証温度tLMを超えると、MPEGビデ
オデコーダのMPEGデコード動作を停止させることな
く、MPEGビデオデコーダをIピクチャだけのMPE
Gデコード動作に切り換え、その後、MPEGビデオデ
コーダの温度がその動作保証温度tLMより低下すると、
MPEGビデオデコーダを通常のMPEGデコード動作
に再び切り換え、以後、MPEGビデオデコーダの温度
がその動作保証温度tLMを超える度ごとに、MPEGビ
デオデコーダのMPEGデコード動作を停止させること
なく、MPEGビデオデコーダをIピクチャだけのMP
EGデコード動作に切り換えるようにしている。即ち、
本実施例のビデオCDプレーヤーにおいては、MPEG
ビデオデコーダがMPEGデコード動作を停止すること
がなく、常時、ビデオCDに記録されている圧縮デジタ
ル画像データのMPEGデコードを行ない、常時、画像
表示部に画像を表示しているものである。
【0042】このように、本実施例によれば、MPEG
ビデオデコーダ7の温度を制御部5が監視し、MPEG
ビデオデコーダ7の温度が所定温度(MPEGビデオデ
コーダの動作保証温度)以上になったとき、MPEGビ
デオデコーダ7にIピクチャのMPEGデコードだけを
行なわせ、MPEGビデオデコーダ7の温度が前記所定
温度以下に低下したとき、MPEGビデオデコーダ7に
通常のMPEGデコード動作を行なわせるようにしてい
る。そして、MPEGビデオデコーダ7におけるIピク
チャだけのMPEGデコード時には、MPEGビデオデ
コーダ7を構成する集積回路(IC)に内蔵されている
数10万個のトランジスタのうち、動作しているものの
数が大幅に減少し、MPEGビデオデコーダ7の温度が
低下するので、MPEGビデオデコーダ7の温度を前記
所定温度以下に低下させることができる。
【0043】また、本実施例によれば、MPEGビデオ
デコーダ7の温度を低下させる際に、MPEGビデオデ
コーダ7に外付けされる放熱部材を必要としないので、
ビデオCDプレーヤーが大型になったり、製造コストが
上昇することもない。
【0044】なお、前記実施例においては、ディスクプ
レーヤーがビデオCDプレーヤーである場合を例に挙げ
て説明したが、本発明によるディスクプレーヤーはビデ
オCDプレーヤーに限られるものではなく、他の同様の
ディスクプレーヤー、例えば、デジタルビデオディスク
(DVD)プレーヤーにも同様に適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、MPEGビデオデコーダ7の温度を制御部5が監
視し、MPEGビデオデコーダ7の温度が所定温度(M
PEGビデオデコーダの動作保証温度)以上になったと
き、MPEGビデオデコーダ7にIピクチャのMPEG
デコードだけを行なわせ、また、MPEGビデオデコー
ダ7の温度が前記所定温度以下に低下したとき、MPE
Gビデオデコーダ7に通常のMPEGデコード動作を行
なわせている。そして、MPEGビデオデコーダ7にお
けるIピクチャだけのMPEGデコード時には、MPE
Gビデオデコーダ7を構成する集積回路(IC)に内蔵
されている数10万個のトランジスタのうち、動作して
いるものの数が大幅に減少し、MPEGビデオデコーダ
7の温度が低下するので、ストロボモーション的ではあ
るが動画を表示しながらもMPEGビデオデコーダ7の
温度を前記所定温度以下に低下させることができるとい
う効果がある。
【0046】また、本発明によれば、MPEGビデオデ
コーダ7の温度を低下させる際に、MPEGビデオデコ
ーダ7に外付けされる放熱部材を必要としないので、デ
ィスクプレーヤーが大型になったり、製造コストが上昇
することがないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクプレーヤーの一実施例の
構成を示すブロック構成図である。
【図2】図1に図示の実施例におけるMPEGビデオデ
コーダ及び温度センサの配置状態の一例を示す断面構成
図である。
【図3】図1に図示の実施例のディスクプレーヤーと既
知のディスクプレーヤーとの動作時におけるMPEGビ
デオデコーダの温度状態を示す特性図である。
【図4】ビデオCDにおけるディスク構成を示す説明図
である。
【図5】ビデオCDにおけるトラック及びセクタの構成
を示す説明図である。
【図6】MPEGフォーマットによる圧縮画像データの
階層構造の一例を示す説明図である。
【図7】I、P、Bの3種類の15のピクチャの原画順
序(再生順序)及び記録順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CDドライブ装置 2 データ読取部 3 データ処理部 4 ランダムアクセスメモリ(RAM) 5 制御部 6 サーボ回路 7 MPEGビデオデコーダ 7a MPEGビデオデコーダ7を構成している集積回
路(IC) 8 第1ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRA
M) 8a 第1DRAM8を構成している集積回路(IC) 9 第1デジタル−アナログ変換器(D/A) 10 MPEGオーディオデコーダ 11 第2ダイナミックランダムアクセスメモリ(DR
AM) 12 第2デジタル−アナログ変換器(D/A) 13 画像表示部 14 放声部(スピーカ) 15 温度センサ 16 プリント回路基板(PCB)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I、P、B各ピクチャからなる圧縮デジ
    タル画像データをMPEGフォーマットで記録したディ
    スクから前記圧縮デジタル画像データを読み取るデータ
    読取部と、前記読み取った圧縮デジタル画像データを信
    号処理するデータ処理部と、前記信号処理した圧縮デジ
    タル画像データをMPEGデコードするMPEGビデオ
    デコーダと、前記MPEGデコードされた画像データを
    表示する画像表示部と、動作を制御する制御部とを備え
    るディスクプレーヤーにおいて、前記MPEGビデオデ
    コーダ上に温度センサを配置し、前記温度センサの感知
    温度が所定温度以上になったとき、前記MPEGビデオ
    デコーダは、Iピクチャのみをデコードし、かつ、1つ
    のIピクチャをデコードした後、次のIピクチャをデコ
    ードするまで、前記1つのIピクチャの画像データを前
    記画像表示部に供給して表示させることを特徴とするデ
    ィスクプレーヤー。
  2. 【請求項2】 前記所定温度は、前記MPEGビデオデ
    コーダの動作保証温度であることを特徴とする請求項1
    に記載のディスクプレーヤー。
  3. 【請求項3】 前記ディスクプレーヤーは、ビデオコン
    パクトディスク(CD)プレーヤーであることを特徴と
    する請求項1乃至2のいずれかに記載のディスクプレー
    ヤー。
  4. 【請求項4】 前記ディスクプレーヤーは、デジタルビ
    デオディスク(DVD)プレーヤーであることを特徴と
    する請求項1乃至2のいずれかに記載のディスクプレー
    ヤー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011114817A1 (ja) * 2010-03-18 2013-06-27 日本電気株式会社 発熱が小さい、テレビ電話機能を持つ携帯電話機

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JPWO2011114817A1 (ja) * 2010-03-18 2013-06-27 日本電気株式会社 発熱が小さい、テレビ電話機能を持つ携帯電話機

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