JPH08205084A - ビデオcdの再生方法 - Google Patents

ビデオcdの再生方法

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JPH08205084A
JPH08205084A JP7011806A JP1180695A JPH08205084A JP H08205084 A JPH08205084 A JP H08205084A JP 7011806 A JP7011806 A JP 7011806A JP 1180695 A JP1180695 A JP 1180695A JP H08205084 A JPH08205084 A JP H08205084A
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JP7011806A
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Shinya Okamoto
慎也 岡本
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Alpine Electronics Inc
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオCDに記録されている高精細静止画を
素早く滑らかに表示させることが可能なビデオCDの再
生方法を提供する。 【構成】 I、P、Bの各ピクチャからなる圧縮デジタ
ル画像データをMPEGフォーマットで記録し、圧縮デ
ジタル画像データとして通常解像度静止画及び高精細静
止画を並列的に記録させたトラックを含むビデオCDの
再生方法において、高精細静止画の記録(サブヘッダ)
が検出された場合に、高精細静止画の圧縮デジタル画像
データを定常速度の4倍の速度で読み出し、読み出した
高精細静止画の圧縮デジタル画像データを一時的にメモ
リ12に記憶し、高精細静止画の読み出しタイミングの
期間中、高精細静止画の圧縮デジタル画像データをメモ
リ12から繰返し読み取り、高精細静止画として繰返し
画像表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオCD(コンパク
トディスク)の再生方法に係わり、特に、MPEGフォ
ーマットによる圧縮画像データに記録されている高精細
静止画像を、通常解像度静止画を再生した状態と等価な
状態で再生表示させるビデオCDの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、直径12cmのCDに、CD−R
OMフォーマットにより最大74分の圧縮画像データと
圧縮オーディオデータとを時分割で記録したビデオCD
が開発された。かかるビデオCDにおいては、規格が確
立されているが、この規格の中に、オプション機能とし
て、静止画再生機能とプレイバックコントロール機能が
確定されている。この場合、静止画には、標準レベルと
高精度レベルとの2種類があって、標準レベルは通常解
像度静止画を再生する機能であり、高精度レベルは高精
細静止画を再生する機能である。また、プレイバックコ
ントロール機能は、メニュー再生機能に係わるものであ
る。
【0003】ここで、前記既知のビデオCDについて、
図面によってその概要を説明する。
【0004】始めに、図3は、ビデオCDにおけるディ
スクの構成を示す説明図である。
【0005】図3に示されるように、ディスクの構成
は、リードインエリア(LIN)と、トラック1(TR
1)と、トラック2(TR2)乃至トラックN(TR
N)と、リードアウトエリア(LOUT)とからなって
いる。この場合、リードインエリア(LIN)は、各種
のTOC情報が記録されているエリアであり、トラック
1(TR1)は、ISO9660に準拠したファイル管
理情報部(PVD)、カラオケインフォメーション部、
ビデオCDインフォメーション部、セグメントプレイ
部、CD−Iアプリケーション部等が順次記録されてい
るエリアである。この中で、セグメントプレイ部は、静
止画を記録しているエリアである。トラック2(TR
2)乃至トラックN(TRN)は、いずれも、MPEG
1(Moving Picture image coding Experts Group 1)方
式にしたがった圧縮画像データ及びオーディオデータが
記録されているエリアであり、リードアウトエリア(L
OUT)は、各種データの記録の終わりを示す情報が記
録されているエリアである。
【0006】次に、図4は、ビデオCDにおけるトラッ
ク及びセクタの構成を示す説明図であって、(a)はト
ラックの構成、(b)はセクタの構成を示すものであ
る。
【0007】図4(a)に示されるように、それぞれの
トラック(例えば、トラックナンバーN)は、先頭部に
トラックナンバーで検索するためのポーズマージン(1
50セクタ)があり、それに続いてフロントマージン
(15セクタ)があり、その後にMPEGデータ部があ
り、最後にリアマージン(15セクタ)がある。そし
て、ポーズマージンにインデックナンバー00が付さ
れ、フロントマージン、MPEGデータ部、リアマージ
ンにインデックナンバー01乃至99が付されている。
【0008】また、図4(b)に示されるように、それ
ぞれのセクタは、先頭部にパックヘッダ(PHD)があ
り、それに続いてパックデータ(PDT)があるもの
で、1セクタが1パック(2324バイト)を構成して
いる。そして、パックデータ(PDT)は、複数のパケ
ット、図示の例では、パケット1(Packet-1)、パケッ
ト2(Packet-2)、パケット3(Packet-3)からなり、
各パケット1乃至3はパケットヘッダ(PCH)とパケ
ットデータ(PCD)とからなっている。この場合、パ
ックヘッダ(PHD)には、スタートコード、基準クロ
ック、転送レート等が記録されている。それぞれのパケ
ット1乃至3において、パケットヘッダ(PCH)に
は、スタートコード、ストリームタイプ(画像データ/
オーディオデータの別)、再生開始時刻、デコード開始
時刻等が記録され、パケットデータ(PCD)には、少
なくとも1画面分の圧縮画像データ及び/または1フレ
ーム分の圧縮オーディオデータ、それにその他のデータ
が記録されている。ここで、画像データには約1.2M
b/秒、オーディオデータには0.2Mb/秒がそれぞ
れ割り当てられている。
【0009】続く、図5は、MPEGフォーマットによ
る圧縮画像データの階層構造の一例を示す説明図であ
る。
【0010】図5に示されるように、圧縮画像データ
は、シーケンス層、GOP(Group ofPicture)層、ピ
クチャ層からなっている。そして、シーケンス層は、多
くのシーケンスが連続した構成のもので、それぞれのシ
ーケンスは、始めにシーケンスヘッダ(HD)があり、
続いて複数のGOPがあり、最後にシーケンス終了コー
ドがあって、1つのシーケンスが構成されている。ま
た、GOP層は、GOPヘッダ(HD)と、複数(好ま
しくは15)のピクチャとからなり、それぞれのGOP
は、始めにGOPヘッダ(HD)があり、それに続いて
I、P、Bの3種類の15のピクチャB1 、B2
3 、B4 、B5 、P6 、B7 、B8 、P9 、B10、B
11、P12、B13、B14、P15がある。さらに、ピクチャ
層は、ピクチャヘッダ(HD)と、符号化データとから
なっている。各ピクチャにおいて、Iピクチャは、フレ
ーム内符号化画像であって、独立してデコードでき、P
ピクチャやBピクチャに比べてデータ量が最も多くなっ
ている。Pピクチャは、フレーム間予測符号化画像であ
り、過去のIピクチャ及びPピクチャを基準にして予測
符号化されているもので、Iピクチャよりもデータ量は
少なく、Bピクチャよりもデータ量は多くなっている。
Bピクチャは、MPEGに特有のピクチャであって、過
去のIピクチャまたはPピクチャ及び未来のIピクチャ
またはPピクチャの双方からフレーム間予測符号化され
たもので、他の2つのピクチャに比べてデータ量が最も
少なくなっている。
【0011】また、図6は、I、P、Bの3種類の15
のピクチャの原画順序(再生順序)及び記録順序を示す
説明図である。
【0012】図6に示されるように、I、P、Bの3種
類の15のピクチャの原画順序が、B1 、B2 、I3
4 、B5 、P6 、B7 、B8 、P9 、B10、B11、P
12、B13、B14、P15である場合、ビデオCDに記録さ
れる際の記録順序は、原画順序とやや異なってI3 、B
1 、B2 、P6 、B4 、B5 、P9 、B7 、B8
12、B10、B11、P15、B13、B14の順になり、ビデ
オCDからの再生順序は、原画順序と同じB1 、B2
3 、B4 、B5 、P6 、B7 、B8 、P9 、B10、B
11、P12、B13、B14、P15になっている。このよう
に、I、P、Bの3種類の15のピクチャのビデオCD
への記録順序とビデオCDからの再生順序とを異ならせ
た理由は、デコーダ側のフレームメモリの容量をできる
だけ少なくするためである。
【0013】ここで、I、P、Bの3種類の15のピク
チャB1 、B2 、I3 、B4 、B5、P6 、B7
8 、P9 、B10、B11、P12、B13、B14、P15がデ
コードされる場合、I3 ピクチャは単独で原画にデコー
ドされ、P6 ピクチャはデコードされたI3 ピクチャを
用いてデコードされ、P9 ピクチャはデコードされたP
6ピクチャを用いてデコードされ、P12ピクチャはデコ
ードされたP9 ピクチャを用いてデコードされ、P15
クチャはデコードされたP12ピクチャを用いてデコード
される。また、B1 ピクチャ、B2 ピクチャは、いずれ
も、デコードされたI3 ピクチャと1つ前のGOP内に
あるデコードされたP15ピクチャ、それに前記I3 ピク
チャ及び前記P15ピクチャを基に得られた補間ピクチャ
を用いてデコードされ、B4 ピクチャ、B5 ピクチャ
は、いずれも、デコードされたI3 ピクチャとデコード
されたP6 ピクチャ、前記I3 ピクチャ及び前記P6
クチャを基に得られた補間ピクチャを用いてデコードさ
れ、以下同様にして、B7 ピクチャ、B8 ピクチャ、B
10ピクチャ、B11ピクチャ、B13ピクチャ、B14ピクチ
ャがデコードされる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般に、既知のビデオ
CDに高精細静止画の記録を行う場合には、高精細静止
画を記録するとともに、その高精細静止画と同内容の通
常解像度静止画を並列的に記録する。同時に、それら静
止画に対応したオーディオ情報を記録するようにしても
よい。そして、NTSCによれば、通常解像度静止画
は、352×240画素で構成されているのに対し、高
精細静止画は、704×480画素で構成され、通常の
静止画の4倍の画素数(データ量)を有している。この
ため、ビデオCDに高精細静止画が記録されていること
を検出し、その検出に基づいて高精細静止画を読み出し
て表示部で表示する際には、1枚の通常の静止画の描画
に比べて、1枚の高精細静止画の描画にはかなりの時間
を要することになる。
【0015】ところで、既知のビデオCDの再生方法に
よれば、表示部に表示されている1枚の高精細静止画
に、次の1枚の高精細静止画の描画が上書きされるよう
になり、原画像と表示画像とが大きく異なるだけでな
く、非常にぎごちなく変化する表示画像が表示されると
いう問題がある。
【0016】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、ビデオCDに記録されている高精細静
止画を素早く滑らかに表示させることが可能なビデオC
Dの再生方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、I、P、Bの各ピクチャからなる圧縮デ
ジタル画像データをMPEGフォーマットで記録し、通
常解像度静止画及び高精細静止画を並列的に記録させた
トラックを含むビデオCDの再生方法において、前記高
精細静止画の記録(サブヘッダ)が検出された場合に、
前記高精細静止画の圧縮デジタル画像データを定常速度
の4倍の速度で読み出し、読み出した高精細静止画の圧
縮デジタル画像データを一時的にメモリに記憶し、当該
高精細静止画の読み出しタイミングの期間中、前記高精
細静止画を示す圧縮デジタル画像データを前記メモリか
ら繰返し読み取り、高精細静止画として繰返し画像表示
させる手段を備える。
【0018】
【作用】前記手段においては、ビデオCDの読み出し時
に、高精細静止画の記録(サブヘッダ)が検出された際
に、ビデオCDの回転速度、即ち、高精細静止画の圧縮
デジタルデータの読み出し速度を定常の読み出し速度の
4倍に上昇させ、短時間の間に高精細静止画の圧縮デジ
タルビデオデータ及びその静止画に関連する圧縮デジタ
ルオーディオデータを読み出し、デコードした後でメモ
リに一時的に記憶させる。そして、かかる高精細静止画
の読み出しの開始時点からビデオCDを定常の読み出し
速度で高精細静止画を読み出した場合の高精細静止画の
読み出し終了時点までの間、メモリに記憶されたデコー
ド後のビデオデータは、繰返し読み出された後、表示部
において高精細静止画として繰返し表示され、一方、メ
モリに記憶されたデコード後のオーディオデータは、リ
アルタイム(定常速度)で読み出された後、高精細静止
画の表示に合わせてリアルタイムで再生される。
【0019】このように、前記手段によれば、高精細静
止画を素早く滑らかに表示させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0021】図1は、本発明によるビデオCDの再生方
法を実施するのに用いられるビデオCDプレーヤーの構
成の一例を示すブロック構成図である。
【0022】図1において、1はCDドライブ装置、2
は高周波(RF)増幅器、3は波形整形回路、4はCD
信号プロセッサ、5はCD−ROM信号プロセッサ、6
はスタティックメモリ(SRAM)、7はサーボ回路、
8はコントローラ、9は操作部、9aはキー、9bは表
示部、10はMPEGビデオデコーダ、11は第1のデ
ジタル−アナログ変換器、12は第1のダイナミックメ
モリ(DRAM)、13はMPEGオーディオデコー
ダ、14は第2のデジタル−アナログ変換器、15はオ
ーディオ信号ミュート回路、16は第2のダイナミック
メモリ(DRAM)、17はアナログビデオ信号出力端
子、18はアナログオーディオ信号出力端子である。
【0023】そして、CDドライブ装置1の出力は高周
波増幅器2の入力に接続され、高周波増幅器2の出力は
波形整形回路3の入力とコントローラ8に接続される。
波形整形回路3の出力はCD信号プロセッサ4の入力に
接続され、CD信号プロセッサ4の出力はCD−ROM
信号プロセッサ5の入力とコントローラ8に接続され
る。CD−ROM信号プロセッサ5の出力はコントロー
ラ8に接続され、コントローラ8の第1の制御出力はサ
ーボ回路7の入力に接続され、サーボ回路7の出力はC
Dドライブ装置1に接続される。CD−ROM信号プロ
セッサ5はスタティックメモリ6に接続され、コントロ
ーラ8は操作キー9a及び表示部9bを備える操作部9
に接続される。また、コントローラ8のビデオ出力はM
PEGビデオデコーダ10の入力に接続され、コントロ
ーラ8のオーディオ出力はMPEGオーディオデコーダ
13の入力に接続される。MPEGビデオデコーダ10
の出力は第1のデジタル−アナログ変換器11の入力に
接続され、第1のデジタル−アナログ変換器11の出力
はアナログビデオ信号出力端子17に接続される。MP
EGオーディオデコーダ13の出力は第2のデジタル−
アナログ変換器14の入力に接続され、第2のデジタル
−アナログ変換器14の出力はオーディオ信号ミユート
回路15の入力に接続される。オーディオ信号ミュート
回路15の出力はアナログオーディオ信号出力端子17
に接続され、コントローラ8の第2の制御出力はオーデ
ィオ信号ミュート回路15の制御端に接続される。MP
EGビデオデコーダ10は第1のダイナミックメモリ1
2に接続され、MPEGオーディオデコーダ13は第2
のダイナミックメモリ16に接続される。
【0024】次いで、図2は、図1に図示のビデオCD
プレーヤーに用いられるビデオCDに記録されるデータ
の記録状態の一例を示す説明図であって、ビデオCDに
おけるトラック(データ記録部)の極く一部のデータの
記録状態を、ビデオCDに対するデータの読み出し速度
の状態、画像の表示状態、オーディオの再生状態にそれ
ぞれ対応させて示している。
【0025】図2において、1段目はビデオCDにおけ
るトラックのデータの記録状態、2段目はビデオCDに
対するデータの読み出し速度の状態、3段目は画像の表
示状態、4段目はオーディオの再生状態であって、横軸
は時間である。
【0026】ここで、前記構成に係わるビデオCDプレ
ーヤーの動作を、図2を併用して説明する。
【0027】CDドライブ装置1は、ビデオCD(図示
なし)が装荷され、サーボ回路7によって装荷されたビ
デオCDが回転駆動され、ビデオCDに記録されている
圧縮デジタルデータが読み出される。CDドライブ装置
1から読み出された圧縮デジタルデータは、まず、高周
波増幅器2で増幅され、次いで、波形整形回路3で波形
整形された後、CD信号プロセッサ4に供給されるとと
もに、コントローラ8にも供給される。CD信号プロセ
ッサ4は、入力された圧縮デジタルデータを、復調処
理、誤り検出及び訂正処理等からなる第1のデジタル信
号処理を行い、次続のCD−ROM信号プロセッサ5に
供給する。CD−ROM信号プロセッサ5は、スタティ
ックメモリ6に処理したデジタル信号を一時的に記憶さ
せながら、第1のデジタル信号処理された圧縮デジタル
データを、CD−ROMフォーマットのMPEGシステ
ムデータの復調分離処理、誤り検出及び訂正処理、アド
レス情報(時間情報)の抽出処理等からなる第2のデジ
タル信号処理を行い、コントローラ8に供給する。サー
ボ回路7は、コントローラ8が送出する第1の制御出力
の制御の基に、CDドライブ装置1がビデオCDから圧
縮デジタルデータの読み出しを行う際に、CDドライブ
装置1における各種のサーボ制御、例えば、回転サー
ボ、フォーカシングサーボ、トラッキングサーボ、送り
サーボ等の制御を行う。
【0028】また、コントローラ8は、第2のデジタル
信号処理された圧縮デジタルデータが供給されると、圧
縮デジタルビデオデータと圧縮デジタルオーディオデー
タとを分離し、圧縮デジタルビデオデータをMPEGビ
デオデコーダ10に供給し、圧縮デジタルオーディオデ
ータをMPEGオーディオデコーダ13に供給する。こ
のとき、MPEGビデオデコーダ10は、第1のダイナ
ミックメモリ12に処理したデータを一時的に記憶させ
ながら、入力された圧縮デジタルビデオデータを、MP
EG1方式によるデコードを行い、デコードされたデジ
タルビデオ信号を出力する。このデコードされたデジタ
ルビデオ信号は、次続の第1のデジタル−アナログ変換
器11でアナログビデオ信号に変換され、得られたアナ
ログビデオ信号は、アナログビデオ信号出力端子17を
介して外部回路(図示なし)に供給される。一方、MP
EGオーディオデコーダ13は、第2のダイナミックメ
モリ16に処理したデータを一時的に記憶させながら、
入力された圧縮デジタルオーディオデータを、MPEG
1方式によるデコードを行い、デコードされたデジタル
オーディオ信号を出力する。このデコードされたデジタ
ルオーディオ信号は、次続の第2のデジタル−アナログ
変換器14でアナログオーディオ信号に変換され、得ら
れたアナログオーディオ信号は、オーディオ信号ミュー
ト回路15を通してアナログオーディオ信号出力端子1
8から外部回路(図示なし)に供給される。
【0029】ところで、ビデオCDには、例えば、図2
の第1段に示されるように、動画とそれに対応する音
声、通常の静止画とそれに対応する音声、高精細静止画
とそれに対応する通常の静止画及び音声がそれぞれセグ
メントSegi乃至Seg(i+4)に順に記録されて
おり、特に、高精細静止画が記録されたセグメントSe
g(i+1)には、その高精細静止画に対応する通常解
像度静止画も並列的に記録されている。そして、各セグ
メントSegi乃至Seg(i+4)の記録内容が、動
画の記録であるか、通常解像度静止画だけの記録である
か、もしくは高精細静止画と通常解像度静止画の並列的
な記録であるかの別は、各セグメントSegi乃至Se
g(i+4)に先立って設けられている各サブヘッダの
記録情報を読み出し、その記録情報をコントローラ8に
供給することにより、コントローラ8は、各セグメント
Segi乃至Seg(i+4)の読み出し時に、それら
の記録内容の区別を行い、記録内容に適した各種の制御
を行うようになっている。
【0030】いま、図2に図示の時間t1以前であっ
て、CDドライブ装置1が動画とそれに対応した音声を
記録しているセグメントSegiの読み出しを行ってい
るときは、CDドライブ装置1がビデオCDを定常速度
で回転駆動させる、即ち、CDドライブ装置1が定常速
度で圧縮デジタルデータを読み出しているので、MPE
Gビデオデコーダ10でデコードされた画像データはリ
アルタイムで画像表示され、MPEGオーディオデコー
ダ13でデコードされたオーディオデータもリアルタイ
ムで再生される。
【0031】次に、時間t1になって、CDドライブ装
置1が高精細静止画(及び通常解像度静止画)とそれに
対応した音声を記録しているセグメントSeg(i+
1)の読み出しを行うようになると、コントローラ8
は、そのサブヘッダの記録情報に基づき、第1の制御出
力から高速駆動制御信号を発生し、この高速駆動制御信
号をサーボ回路7を経てCDドライブ装置1に供給す
る。このとき、CDドライブ装置1は、ビデオCDを定
常速度の4倍の速度で回転駆動させ、定常速度の4倍の
速度で圧縮デジタルデータの読み出しが行われ、この状
態はセグメントSeg(i+1)の読み出しが終了する
時間t2になるまで続行される。そして、かかる高速度
で読み出された圧縮デジタルデータは、既に述べたよう
に、高周波増幅器2、波形整形回路3、CD信号プロセ
ッサ4、CD−ROM信号プロセッサ5において、それ
ぞれ通常の処理速度の4倍の速度で処理され、コントロ
ーラ8に供給される。続いて、コントローラ8に供給さ
れた圧縮デジタルデータは、既に述べたように、圧縮デ
ジタルビデオデータと圧縮デジタルオーディオデータに
分離された後、圧縮デジタルビデオデータがMPEGビ
デオデコーダ10に供給され、圧縮デジタルオーディオ
データがMPEGオーディオデコーダ13に供給され
る。MPEGビデオデコーダ10は、供給された圧縮デ
ジタルビデオデータを通常のデコード速度の4倍の速度
でデコードして第1のダイナミックメモリ12に記憶さ
せ、MPEGオーディオデコーダ13は、供給された圧
縮デジタルオーディオデータを通常のデコード速度の4
倍の速度でデコードして第2のダイナミックメモリ16
に記憶させる。
【0032】この場合、第1のダイナミックメモリ12
に記憶されたデコード後のビデオデータは、時間t1乃
至t2の間、通常の読み出し速度の4倍の速度で読み出
され、高精細静止画として画像表示される。一方、第2
のダイナミックメモリ16に記憶されたデコード後のオ
ーディオデータは、時間t1乃至t2の間、通常の読み
出し速度で読み出され、表示中の高精細静止画に合わせ
てリアルタイムで再生される。
【0033】続いて、時間t2になり、CDドライブ装
置1が動画とそれに対応した音声を記録しているセグメ
ントSeg(i+2)の読み出しを行うようになると、
コントローラ8は、そのサブヘッダに基づき、第1の制
御出力から通常の駆動制御信号を発生し、サーボ回路7
を経てCDドライブ装置1に供給する。このとき、CD
ドライブ装置1は、ビデオCDを定常速度で回転駆動さ
せるように働き、定常速度で圧縮デジタルデータの読み
出しが行われるので、MPEGビデオデコーダ10でデ
コードされた画像データはリアルタイムで画像表示さ
れ、MPEGオーディオデコーダ13デコードされたオ
ーディオデータもリアルタイムで再生される。
【0034】次いで、時間t3になり、CDドライブ装
置1が通常の静止画とそれに対応した音声を記録してい
るセグメントSeg(i+3)の読み出しを行うように
なると、コントローラ8は、そのサブヘッダの記録情報
に基づき、第1の制御出力から通常の駆動制御信号を続
けて発生し、サーボ回路7を経てCDドライブ装置1に
供給する。このときも、CDドライブ装置1は、ビデオ
CDを定常速度で回転駆動させ、定常速度で圧縮デジタ
ルデータの読み出しが行われるので、MPEGビデオデ
コーダ10でデコードされた画像データは、通常の静止
画としてリアルタイムで画像表示され、MPEGオーデ
ィオデコーダ13でデコードされたオーディオデータも
リアルタイムで再生される。
【0035】続いて、時間t4になり、CDドライブ装
置1が動画とそれに対応した音声を記録しているセグメ
ントSeg(i+4)の読み出しを行うようになると、
既に述べたセグメントSegiやセグメントSeg(i
+2)の読み出しの場合と同様に、CDドライブ装置1
は定常速度で圧縮デジタルデータの読み出しを行い、そ
れによりMPEGビデオデコーダ10でデコードされた
画像データは、リアルタイムで画像表示され、MPEG
オーディオデコーダ13でデコードされたオーディオデ
ータもリアルタイムで再生される。
【0036】このように、本実施例のビデオCDの再生
方法においては、CDドライブ装置1によるビデオCD
の読み出し時に、高精細静止画の記録セグメントSeg
(i+1)を読み出す際に、高精細静止画の圧縮デジタ
ルデータの読み出し速度を定常の読み出し速度の4倍に
上昇させ、短時間の間に高精細静止画のビデオデータ及
び高精細静止画に関連するオーディオデータを読み出
し、デコードした後で第1及び第2のダイナミックメモ
リ12、16に一時的に記憶させる。そして、高精細静
止画の記録セグメントSeg(i+1)を読み出してい
る間、第1のダイナミックメモリ12に記憶されたデコ
ード後のビデオデータは、読み出された後、表示部にお
いて高精細静止画として表示され、一方、第2のダイナ
ミックメモリ16に記憶されたデコード後のオーディオ
データは、リアルタイムで読み出された後、高精細静止
画の表示に合わせてリアルタイムで再生される。
【0037】このため、本実施例のビデオCDの再生方
法によれば、表示部に表示される高精細静止画を、通常
解像度静止画を表示する場合と同様に、素早く滑らかに
表示させることが可能になる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にお
いては、ビデオCDの読み出し時に、高精細静止画の記
録(サブヘッダ)の読み出しが検出された際に、高精細
静止画を示す圧縮デジタルデータの読み出し速度を定常
の読み出し速度の4倍に上昇させ、短時間の間に高精細
静止画のビデオデータ及びその高精細静止画に関連する
オーディオデータを読み出し、デコードした後でメモリ
に一時的に記憶させる。そして、かかる高精細静止画の
読み出しの開始時点からビデオCDを定常の読み出し速
度で高精細静止画を読み出した場合の高精細静止画の読
み出し終了時点までの間、メモリに記憶されたデコード
後のビデオデータは、読み出された後、表示部において
高精細静止画として表示され、一方、メモリに記憶され
たデコード後のオーディオデータは、リアルタイムで読
み出された後、高精細静止画の表示に合わせてリアルタ
イムで再生されるものである。
【0039】このため、本発明によれば、表示部に表示
される高精細静止画を、通常解像度静止画を表示する場
合と同様に、素早く滑らかに表示させることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオCDの再生方法を実施する
のに用いられるビデオCDプレーヤーの構成の一例を示
すブロック構成図である。
【図2】図1に図示のビデオCDプレーヤーに用いられ
るビデオCDに記録されるデータの記録状態の一例を示
す説明図である。
【図3】ビデオCDにおけるディスクの構成を示す説明
図である。
【図4】ビデオCDにおけるトラック及びセクタの構成
を示す説明図である。
【図5】MPEGフォーマットによる圧縮画像データの
階層構造の一例を示す説明図である。
【図6】I、P、Bの3種類の15のピクチャの原画順
序(再生順序)及び記録順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CDドライブ装置 2 高周波(RF)増幅器 3 波形整形回路 4 CD信号プロセッサ 5 CD−ROM信号プロセッサ 6 スタティックメモリ(SRAM) 7 サーボ回路 8 コントローラ 9 操作部 9a 操作キー 9b 表示部 10 MPEGビデオデコーダ 11 第1のデジタル−アナログ変換器 12 第1のダイナミックメモリ(DRAM) 13 MPEGオーディオデコーダ 14 第2のデジタル−アナログ変換器 15 オーディオ信号ミュート回路 16 第2のダイナミックメモリ(DRAM) 17 アナログビデオ信号出力端子 18 アナログオーディオ信号出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I、P、Bの各ピクチャからなる圧縮デ
    ジタル画像データをMPEGフォーマットで記録し、前
    記圧縮デジタル画像データとして通常解像度静止画及び
    高精細静止画を並列的に記録させたトラックを含むビデ
    オCDの再生方法において、前記高精細静止画の記録が
    検出された場合に、前記高精細静止画の圧縮デジタル画
    像データを定常速度の4倍の速度で読み出し、読み出し
    た高精細静止画の圧縮デジタル画像データを一時的にメ
    モリに記憶し、当該高精細静止画の読み出しタイミング
    の期間中、前記高精細静止画の圧縮デジタル画像データ
    を前記メモリから繰返し読み取り、高精細静止画として
    繰返し画像表示させることを特徴とするビデオCDの再
    生方法。
  2. 【請求項2】 前記高精細静止画の圧縮デジタル画像デ
    ータとともに読み出された圧縮デジタル音声データを一
    時的にメモリに記憶し、前記高精細静止画の読み出しタ
    イミングの期間中、前記圧縮デジタル音声データを前記
    メモリからリアルタイムで読み取り、前記高精細静止画
    の表示に合わせて再生することを特徴とする請求項1に
    記載のビデオCDの再生方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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