JPH07240899A - 圧縮画像再生装置 - Google Patents

圧縮画像再生装置

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JPH07240899A
JPH07240899A JP6030000A JP3000094A JPH07240899A JP H07240899 A JPH07240899 A JP H07240899A JP 6030000 A JP6030000 A JP 6030000A JP 3000094 A JP3000094 A JP 3000094A JP H07240899 A JPH07240899 A JP H07240899A
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JP
Japan
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frame
image
rom
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Application number
JP6030000A
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English (en)
Inventor
Tomohito Yamashita
山下  智史
Masakazu Hamaguchi
昌和 濱口
Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
Takashi Takeuchi
崇 竹内
Masafumi Oki
雅史 大木
Hisanobu Tajima
久順 多島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク状記録媒体で高速サーチを可能とす
る。 【構成】 CD−ROM1には、所定数おきのフレーム
がフレーム内符号化され、かかるフレーム間のフレーム
がフレーム間符号化された圧縮動画像信号が記録されて
いる。高速サーチの場合には、システム制御部13の制
御のもとに、通常再生時に等しい速度で回転するCD−
ROM1から再生される圧縮動画像信号がIピクチャ抽
出部5に供給され、フレーム内符号化されたIピクチャ
が抽出される。このIピクチャは復号化され、アナログ
化されてフレームメモリ8に画像圧縮されて記憶され
る。このようにIピクチャが抽出されると、ピックアッ
プが例えば100トラック分ジャンプし、次のIピクチ
ャが抽出されるようにする。このようにして、Iピクチ
ャからの静止画像がフレームメモリ8に順次画像圧縮さ
れて記憶され、このフレームメモリ8の全域の画像が表
示部12で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状記録媒体に
記録された動画像の圧縮画像信号を再生する圧縮画像再
生装置に係り、特に、早送りサーチでの画像の再生とそ
の表示に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、符号化によってデータ圧縮された
動画像信号が記録されたCD−ROMなどのディスク状
記録媒体からこの動画像信号を再生し、動画像を表示す
るようにした技術が知られている。例えば、特開平1ー
314080号公報にその一例が光ディスクを用いたも
のとして記載されており、動画像信号の符号化方式とし
て、フレーム内符号化方式とフレーム間符号化方式とが
用いられて、高速再生ができるようにしている。フレー
ム内符号化方式はフレーム内で完結する符号化方式であ
り、それ自体でもとの情報量のフレームを復元できる。
また、フレーム間符号化方式は時間的に前方のフレーム
との差分を符号化するものであり、それ自体でもとの情
報量のフレームを復元することはできないが、情報量を
充分低減することができる。
【0003】かかるフレーム内符号化されたフレームと
フレーム間符号化されたフレームとを所定の順序に配列
して光ディスクに記録し、通常再生の場合には、光ディ
スクを低速回転させ、符号化された全てのフレームを再
生して復号化し、高速再生の場合には、光ディスクを高
速回転させ、フレーム内符号化されたフレームのみを間
引いて再生し、復号化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、高速再生も可能であるが、このためには、通常
再生時とは異なる回転数で光ディスクを回転させる必要
があり、従って、通常再生と高速再生とを行なわせるた
めには、光ディスクの回転数の変速機構を必要とする。
【0005】また、画像情報を再生できるためには、画
像を再生するための復号回路の処理速度に限界がある
し、さらに、光ディスクを高速回転させるにも限界があ
り、あまり高速の再生は実現できない。一方、光ディス
クに記録されている所望の画像情報をサーチする場合に
は、非常に高速のサーチが必要であるが、上記特開平1
ー314080号公報には、3倍速程度の高速再生が可
能であることが記載されるだけであり、高速サーチの場
合には、3倍速再生に比べて充分高速の再生を必要とす
る。このような高速サーチ再生は、上記従来技術では実
現できない。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、符
号化によってデータ圧縮された動画像信号が記録された
ディスク状記録媒体の回転速度を通常再生時と同様にし
て、充分高速なサーチ再生を実現できるようにした圧縮
画像再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディスク状記録媒体にフレーム内符号化
された画像フレームとフレーム間符号化された画像フレ
ームとが所定の順序で配列されてなる動画像の圧縮画像
信号が記録されており、順方向もしくは逆方向の早送り
サーチを行なう場合には、ピックアップを順方向もしく
は逆方向に所定トラック数分ずつジャンプさせ、ジャン
プしたトラックからは該フレーム内符号化された画像フ
レームを1つ再生し、この再生の完了ともに該ピックア
ップを該所定トラック数分離れた次のトラックにジャン
プさせる。
【0008】また、本発明は、該ディスク状記録媒体か
ら順次再生される該フレーム内符号化された画像フレー
ムの画像を、表示画面上に、再生順に並べて表示する。
【0009】
【作用】ピックアップがトラックジャンプしながら、ジ
ャンプしたトラックからそれ自体で復号可能なフレーム
内符号化されたフレームを1つずつ再生するので、ディ
スク状記録媒体の回転速度を通常再生時での回転速度に
等しくしても、飛び飛びの再生画像が得られるし、ま
た、ピックアップのトラックジャンプは高速に行なうこ
とができるので、充分高速のサーチ再生が可能となる。
【0010】また、このように順次再生されるフレーム
内符号化されたフレームの復号画像が表示画面上にその
再生順に表示されるので、前後の表示画像を用いてサー
チの対象となる内容の画像が記録されている位置を判断
することが可能となり、サーチ対象位置の特定が容易か
つ正確なものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0012】図1は本発明による圧縮画像再生装置の一
実施例を示す構成図であって、1はCD−ROM、2は
ディスクドライブ部、3は信号処理部、4はスイッチ、
5はIピクチャ抽出部、6はIピクチャ復号部、7はD
/A(ディジタル/アナログ)変換部、8はフレームメ
モリ、9は復号部、10はD/A変換部、11はビデオ
/オーディオ出力部、12は表示部、13はシステム制
御部、14は参照テーブル、15はリモートコントロー
ラ(以下、リモコンという)である。
【0013】同図において、図示しないが、ここでは、
通常のテレビジョン受像機と同様のテレビジョン放送番
組の受信部やVTRなどの再生映像信号の入力端子を有
している。図示しない操作部やリモコン15などによる
ユーザの指示があると、システム制御部13はテレビジ
ョン放送番組の受信やVTRなどからの再生映像信号の
入力制御を行ない、これらの映像信号によって表示部に
画像を表示させる。
【0014】また、CD−ROM1には映像信号に音声
信号を付随した動画像信号が符号化によりデータ圧縮さ
れて記録されており(以下、かかる動画像信号を圧縮動
画像信号という)、例えば、リモコン15などによって
ユーザがその再生を指示すると、システム制御部13は
ディスクドライブ部2に制御指令を送り、また、スイッ
チ4をQ側に閉じる。これによってディスクドライブ部
2はCD−ROM1の通常の再生を開始させる。CD−
ROM1から再生される圧縮動画像信号は信号処理回路
3に供給されてエラー訂正や同期検出などの処理がなさ
れ、スイッチ4を介して復号部9に供給される。この復
号部9では、圧縮動画像信号や圧縮音声信号がもとのデ
ータ量の信号に復号され、D/A変換部10でアナログ
の動画像信号と音声信号とに変換される。これら動画像
信号と音声信号とはビデオ/オーディオ出力部11を介
して表示部12に供給され、表示画面12上に動画像が
表示されるとともに音声が再生される。
【0015】ところで、CD−ROM1に記録されてい
る圧縮動画像信号のデータ圧縮方式としては、ビデオC
Dと呼ばれるものでは、MPEGの規格に準拠した動画
符号化方式が使用される。この実施例においても、かか
る動画符号化方式が使用されるものとする。
【0016】この動画符号化方式はフレーム内符号化方
式とフレーム間符号化方式とを使用するものである。即
ち、動画像信号の所定個数おきのフレームをフレーム内
符号化方式でデータ圧縮し、かかるフレームの間の複数
のフレームをフレーム間符号化方式でデータ圧縮する。
フレーム内符号化方式はそのフレーム内で完結する符号
化をするものであり、かかるフレーム内符号化方式で符
号化されたフレームはIntra-Frame Pictureと呼ば
れ、以下では、これをIピクチャという。また、フレー
ム間符号化方式は2通りのものが用いられ、その1つは
時間的に前方のフレームとの差分が取られ、この差分を
符号化するものであり、かかるフレームはPredicted
Frame Picture(フレーム間予測符号化ピクチャ)と呼
ばれ、以下では、これをPピクチャという。他の1つは
時間的に前後するフレームとの差分が取られ、この差分
を符号化するものであり、かかるフレームはBi-direct
ionalFrame Picture(双方向予測符号化ピクチャ)と呼
ばれ、以下では、これをBピクチャという。
【0017】Iピクチャと次のIピクチャとの間のピク
チャの配列は図2(a)に示すようになる。これが、M
PEG(Moving Picture Expert Group)の規格に
準拠した動画符号化方式である。また、各ピクチャの構
成は、図2(b)に示すように、ヘッダと圧縮画像のデ
ータとからなり、ヘッダには、I,P,Bのピクチャの
種類を表わす情報などが含まれている。
【0018】ここで、各ピクチャのデータ量の1例を挙
げると、もとの1フレームの画像のデータ量がほぼ10
0kバイトであるのに対し、Iピクチャは16〜25k
バイト、Pピクチャが7〜10kバイト、Bピクチャが
1〜2kバイトである。
【0019】CD−ROMでは、線速度一定でスパイラ
ル状のトラックに情報信号が記録される。かかるトラッ
クは2352バイトのセクタに区分されている。例え
ば、マルチメディアの情報を取り扱うCD−ROMの物
理フォーマットを規定したものとしてCD−ROM X
A(CD−ROM Extended Archtecture)規格があ
り、これによるセクタは、図3に示すように、12バイ
トの同期ビットと、4バイトのヘッダと、8バイトのサ
ブヘッダと、2324バイトの符号化データと、4ビッ
ト分のリザーブとで構成されている。図2(b)に示し
た各ピクチャのデータは符号化データとしてセクタに挿
入される。1つのピクチャのデータが1セクタに入り切
らないときには、残りのデータは次のセクタに挿入さ
れ、この残りのデータに続いて次のピクチャのデータが
挿入される。
【0020】図3のヘッダには、セクタ毎のタイムコー
ドが挿入されている。また、サブヘッダには、リアルタ
イム処理のための各種のフラグが挿入されている。
【0021】図4は図1のCD−ROM1での圧縮動画
像信号の記録の様子を模式的に示したものであって、ス
パイラル状のトラック16に太線で示すものはIピクチ
ャの記録位置である。CD−ROM1では、上記のよう
に、線速度一定で記録がなされ、また、各ピクチャのデ
ータ量も一定でないから、トラック16の一周当たりに
記録されるIピクチャの個数はCD−ROM1の半径方
向の位置によって異なる。
【0022】かかるCD−ROM1を通常再生する場
合、トラック16の任意の位置から再生することができ
るが、図1における信号処理部3は必ずIピクチャから
処理を開始して出力し、復号部9はIピクチャから復号
を開始する。このため、信号処理部3では、図2(b)
で示したヘッダのピクチャの種類を表わす情報を監視す
る。
【0023】次に、この実施例の所望画面の検索動作に
ついて説明する。
【0024】図1において、リモコン15などによって
ユーザの検索指示があると、システム制御部13はこれ
を検知し、ディスクドライブ部2に制御指令を送るとと
もに、スイッチ4をP側に切り換える。これにより、デ
ィスクドライブ部2はCD−ROM1を通常再生時と同
じ速度で回転させ、再生を開始させる。このときには、
ピックアップはCD−ROM1の例えば最内周のトラッ
ク(トラックはスパイラル状の1本のトラックである
が、以下では、特に断わらない限り、その各1周分をト
ラックと呼ぶことにする)上に停止しており、そのトラ
ックを再生する。
【0025】再生された圧縮動画像信号は信号処理部3
で処理され、スイッチ4を介してIピクチャ抽出部5に
供給される。このIピクチャ抽出部5では、供給された
圧縮動画像信号から、図2(b)に示すヘッダによって
ピクチャの種類を判別することにより、Iピクチャを検
出して抽出しまた、このIピクチャが挿入されているセ
クタでの図3に示すヘッダからタイムコードを抽出す
る。抽出されたIピクチャはIピクチャ復号部6でもと
のデータ量の画像データに復号され、D/A変換部7で
アナログの1フレームの画像信号に変換された後、シス
テム制御部13の制御のもとに、フレームメモリ8に画
像圧縮されて記憶される。フレームメモリ8では、その
全体の記録領域が複数個の部分領域に区分されている。
【0026】Iピクチャ抽出部5で抽出されたタイムコ
ードはシステム制御部13に供給される。そこで、シス
テム制御部13は、このタイムコードを受けると、フレ
ームメモリ8での第1番目の部分領域を指定し、これに
D/A変換部7からの1フレームの画像データを記憶さ
せる。フレームメモリ8の部分領域と表示部12での表
示画面の領域とは一対一に対応しており、また、フレー
ムメモリ8は表示部12の画面表示と同期して読出しが
行なわれている。従って、フレームメモリ8に記憶され
た上記の1フレームの画像は表示部12の画面の上記第
1番目の部分領域に対応した領域に静止画像として表示
される。
【0027】また、システム制御部13は、上記のタイ
ムコードを受けると、このタイムコードを参照テーブル
14に書き込むとともに、ディスクドライブ部2に制御
指令を送る。これにより、ディスクドライブ部2はピッ
クアップを所定トラック数(以下では、100トラック
分とする)だけトラックジャンプさせ、トラックジャン
プしたトラックの再生を行なわせる。かかるトラックか
らの再生圧縮動画像信号は、上記と同様に、信号処理部
3、スイツチ4を介してIピクチャ抽出部5に供給さ
れ、Iピクチャとそのタイムコードとが抽出される。I
ピクチャはIピクチャ復号部6とD/A変換部7で処理
されてフレームメモリ8に供給され、また、タイムコー
ドはシステム制御部13に供給される。システム制御部
13は、このタイムコードを参照テーブル14に書き込
むとともに、フレームメモリ8を制御してD/A変換部
7からの1フレームの画像データを第2番目の部分領域
に記憶させる。従って、表示部12の画面では、フレー
ムメモリ8の第1番目の部分領域に対応した領域に最初
に抽出されたIピクチャに対する1フレームの画像が表
示されている上に、フレームメモリ8の第2番目の部分
領域に対応した領域に第2番目に抽出されたIピクチャ
に対する1フレームの画像が表示されることになる。
【0028】さらに、システム制御部13は、上記のタ
イムコードを受けると、ディスクドライブ部2に制御指
令を送り、CD−ROM1上でピックアップをさらに1
00トラックだけトラックジャンプさせ、さらに次のI
ピクチャが抽出されるようにする。以下、同じ動作が繰
り返され、100トラック分離れたIピクチャに対する
フレームの画像データがフレームメモリ8の第3番目,
第4番目,……の部分領域に順番に記録されていき、こ
れとともに、表示部12の画面に表示される静止画像も
増えていく。
【0029】図5(a)は図1での表示部12の画面1
7での表示例を示すものであり、ここでは、フレームメ
モリ8の記憶領域が12個の部分領域に区分されて画面
17に12個の静止画像が表示されるものとしている。
図示される状態は、ピックアップが6回トラックジャン
プして7個のIピクチャが抽出され、7個の静止画像が
表示されたまでの状態を示している。CD−ROM1で
のトラックジャンプがさらに可能であれば、さらにIピ
クチャが抽出されて表示される静止画像も増えていく。
【0030】ここで、100トラックジャンプするもの
として、トラックジャンプを開始してからIピクチャを
抽出して静止画像表示までに要する時間は、ほぼ140
〜540msecかかり、この時間間隔で画面が増えて
いく。このために、CD−ROM1に記録されている圧
縮動画像信号が等価的に高速に再生されることになり、
しかも、飛び飛びに抽出してIピクチャによる画像が抽
出順に表示されて時間的に前後の画像が同時に表示され
るものであるから、CD−ROM1に記録されている動
画像信号の内容の変化を大まかに知ることができて、ユ
ーザが見始めたい場面を容易に見つけ出すことができ、
CD−ROM1の回転速度を通常再生時と同じにして高
速サーチが可能となる。
【0031】ユーザは、かかる画面17を見ながら、所
望の静止画像(例えば、静止画像F)が所望とする場面
を表わしているものとすると、図1において、リモコン
15によってこの静止画像Fを指示する。この指示によ
り、システム制御部13はフレームメモリ8を制御し、
この静止画像Fの画像データが記録されている部分領域
のみを読み出して、図5(b)に示すように、表示部1
2の画面全体にこの静止画像Fを拡大表示させる。この
とき、システム制御部13は、また、ディスクドライブ
部2に制御指令を送り、トラックジャンプを停止させ
る。
【0032】画面17全体に表示される静止画像Fが所
望のものであることを確認し、ユーザがリモコン15な
どを操作して再生を指示すると、システム制御部13は
参照テーブル14からこの静止画像Fに対するタイムコ
ードを検出し、これと通常再生のための制御指令をディ
スクドライブ部2に送る。そこで、ディスクドライブ部
2は、タイムコードによってこの静止画像Fに対するI
ピクチャの記録位置を検索し、この位置から通常再生を
開始する。このとき、スイッチ4はシステム制御部13
によってQ側に切り換えられており、従って、上記のよ
うに再生圧縮動画像信号が処理されて表示部12に静止
画像Fの部分から動画像が表示される。
【0033】図6は図1における参照テーブル14の一
具体例を示すものである。同図において、画面座標は図
5(a)に示す画面17上の表示領域を示しており、従
って、フレームメモリ8での各部分領域を示すものであ
る。ここでは、画面座標(1,1)は図5(a)に示す
画面17上での左上隅の静止画像Aが表示される位置を
表わし、画面座標(1,2)、(1,3)、(1,4)
は画面座標(1,1)に対する位置から順に右方に並ん
だ位置(即ち、静止画像B,C,Dが表示される位置)
を表わしている。また、画面座標(2,1)は画面座標
(1,1)に対する位置の下方の位置(即ち、静止画像
Eが表示される位置)を表わしている。
【0034】このように、参照テーブル14には、フレ
ームメモリ8の各部分領域に対応した画面座標がフレー
ムメモリ8での部分領域の書込み順に設定されており、
上記のようにIピクチャがIピクチャ抽出部5で抽出さ
れる毎に、これと同時に抽出されるタイムコードが参照
テーブルの上から順に書き込まれる。
【0035】また、図5(a)の画面17で所望の静止
画像(例えば、静止画像F)を指示すると、システム制
御部13はこの指示される参照テーブル14の画面座標
を静止画像Fに対する画面座標(2,2)と翻訳し、フ
レームメモリ8でのこの画面座標(2,2)に対する部
分領域のみを読み出して図5(b)に示すように画面1
7に静止画像Fを拡大表示させる。次に、ユーザが再生
指示すると、システム制御部13は参照テーブル14か
らこの画面座標(2,2)に対するタイムコードを読み
出し、このタイムコードと通常再生の制御指示を送り、
これにより、上記のように、ユーザが希望する場面から
通常再生が行なわれる。
【0036】なお、CD−ROM1は線速度一定で記録
がなされているから、その内周部と外周部とで1トラッ
ク当たりの記録時間が異なる。因みに、100トラック
分は最内周部で約15秒分の動画像信号を含み、最外周
部で約35秒分の動画像信号を含んでいる。
【0037】このことから、高速サーチを行なうに際
し、ピックアップのCD−ROM1上での位置に応じて
トラックジャンプの量を制御することによって、即ち、
より具体的には、ピックアップが比較的内周側にあると
きには、ジャンプするトラック数を多くし、逆に、ピッ
クアップが比較的外周側にあるときには、ジャンプする
トラック数を少なくすることにより、ピックアップがC
D−ROM1上のどの位置にあっても、ほぼ一定の時間
間隔を有するIピクチャを再生することが可能となる。
【0038】ところで、100トラック分のトラックジ
ャンプを行なっても、CD−ROM1の全体にわたって
上記のようにIピクチャの飛び飛びの抽出を行なう場
合、1つのフレームメモリ8では到底抽出される全ての
Iピクチャの画像を納めることができない。そこで、画
面17に表示される最初の方の静止画像はユーザにとっ
て必要がないものとし、図5(a)の画面17の右下隅
に12個目の静止画像が表示されると、フレームメモリ
8で次のIピクチャからは第1番目の部分領域から画像
データを書き替えていき、図5(a)の画面17の左上
隅から新たな静止画像を順次表示していくようにするこ
とができる。勿論、この場合には、参照テーブル14の
書替えも行なわれる。
【0039】また、一度表示された過去の静止画像も見
たい場合もある。これを可能とするためには、複数のフ
レームメモリを用い、これらに順に画像データを書き込
み、書込み中のフレームメモリの内容を図5(a)に示
すように表示させる。勿論、参照テーブル14には、各
フレームメモリを識別する符号も書き込まれている。シ
ステム制御部13は、現在表示している静止画像を記憶
したフレームメモリを表わす符号を保持し、ユーザから
過去の静止画像の表示の指示があると、システム制御部
13は現在表示されている静止画像を記憶したフレーム
メモリの1つ前に記憶動作を行なったフレームメモリの
読出しを行ない、その静止画像を図5(a)のように表
示させる。ユーザから過去の静止画像の表示の指示があ
る毎に、順次遡って静止画像が表示されることになる。
この間でも、上記のように、トラックジャンプによるI
ピクチャの抽出とフレームメモリへの画像データの書き
込みは続けられる。また、現在図5(a)のように表示
される静止画像を記憶したフレームメモリよりも後に記
憶が行なわれたフレームメモリの静止画像を、同様にし
て、表示させるようにすることもできる。以上のことか
ら、所望の静止画像を見落としても、これを検索するこ
とができ、より正確にユーザが所望とするところからの
動画像信号の再生が可能となる。
【0040】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。例
えば、動画像信号の符号化方式としてMPEGの規定に
準拠したものを用いるものとしたが、特にこれに限るも
のではなく、所定数おきのフレームでそれ自身復号可能
な符号化処理がなされるものであれば、どのような符号
化方式を使用してもよい。
【0041】また、図3に示すデータ構成や図5(a)
に示す静止画像の表示個数などの数値は説明の便宜上一
例として示したに過ぎず、本発明がかかる数値によって
限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク状記録媒体を通常再生時に等しい速度で回転さ
せた状態で充分高速のサーチが可能となる。
【0043】また、本発明によれば、時間的に順番に抽
出される画像が同一画面に同時に表示されるので、これ
ら画像の前後関係から容易に動画像の場面を把握するこ
とができ、従って、ユーザが所望とする場面を見つけ出
すことができて、サーチをより正確にできることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮画像再生装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】図1に示した実施例での圧縮動画像信号のフレ
ーム配列と各フレームのデータ構成を示す図である。
【図3】CD−ROMでのセクタのデータ構成を示す図
である。
【図4】図1におけるCD−ROMでの圧縮動画像信号
の記録の様子を模式的に示す図である。
【図5】図1における表示部での静止画像の表示例を示
す図である。
【図6】図1における参照テーブルの一具体例を示す図
である。
【符号の説明】
1 CD−ROM 2 ディスクドライブ部 3 信号処理部 4 スイッチ 5 Iピクチャ抽出部 6 Iピクチャ復号部 7 D/A変換部 8 フレームメモリ 12 表示部 13 システム制御部 14 参照テーブル 15 リモートコントローラ 16 スパイラル状トラック 17 画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 (72)発明者 竹内 崇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 大木 雅史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内 (72)発明者 多島 久順 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内符号化された画像フレームと
    フレーム間符号化された画像フレームとが所定の順序で
    配列されてなる動画像の圧縮画像信号が記録されたディ
    スク状記録媒体から該圧縮画像信号を再生する圧縮画像
    再生装置において、 ピックアップを該ディスク状記録媒体の半径方向内周側
    から外周側にもしくは外周側から内周側に所定トラック
    数分ずつジャンプさせ、ジャンプしたトラックから該フ
    レーム内符号化された画像フレームを1つ再生し、この
    再生の完了ともに該ピックアップを該所定トラック数分
    離れた次のトラックにジャンプさせて、順方向もしくは
    逆方向の早送りサーチを行なうことを特徴とする圧縮画
    像再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ディスク状記録媒体から順次再生される前記フレー
    ム内符号化された画像フレームの画像を、表示画面上
    に、再生順に並べて表示することを特徴とする圧縮画像
    再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ピックアップをジャンプさせるに際し、前記ディス
    ク状記録媒体上の前記ピックアップの位置に対応して、
    ジャンプさせるトラック数を前記ディスク状記録媒体の
    内周側では多く、外周側では少なくするように制御する
    ことを特徴とする圧縮画像再生装置。
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