JP2768937B2 - マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法 - Google Patents
マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法Info
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Description
ラムを例えば光ディスク、CD−ROMの記録媒体に記
録し、しかも、上記プログラムについては、データ列を
各種選択でき、ユーザのシーン選択の自由度を拡大した
マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法に関する。
時進行する複数のシーンの映像は存在しない。例えば視
聴者が見る映像を表シーンとすると、視聴者は表シーン
のみしか見ることはできない。しかしながら、例えばス
ペースシャトル内部のシーン(表シーン)と、地上管制
塔のシーン(裏シーン)があるように、現実には、同時
に進行する複数のシーンがある。従来の映画では、複数
のシーンがあってもこれを時系列につなげて演出や編集
を行っている。また、オペラを例にとると、ユーザは、
全体シーンを連続して見たい人、オペラ歌手の口元をズ
ームアップで見たい人、あるいは指揮者の表情をズーム
アップで見たい人等、人によっては見たいシーンやタイ
ミングが様々である。テレビ放送技術においては、マル
チ画面を利用して、同時進行する表シーンと裏シーンを
映出することができる。例えば、遠距離から撮像した映
像と、ズームアップした映像の両方を、2つのチャンネ
ルを利用して伝送し、ユーザは、好きなタイミングで好
きなシーンを選択することができる。
ラム情報は、表シーンのみであり、ユーザが裏シーンを
選択する自由はない。また、映画制作者は、プログラム
の編集の自由度が制限されている。またプログラムの編
集によって裏、表のシーンを時系列的につなげることが
できるが、ユーザにとっては選択のタイミングの自由度
が制限される。
送技術においては、複数のチャンネルを利用して、同時
進行する表シーンと裏シーンを放送制作側で送出するこ
とができる。しかしながら、記録媒体に記録済のプログ
ラム情報は、表シーンのみであり、ユーザが裏シーンを
選択する自由はない。
プログラム情報であっても、表シーンのみならず、ユー
ザに裏シーンを選択する自由を与えることができるマル
チシーン記録媒体の再生装置及び方法を提供することを
目的とする。
ン間の切り替わりがスムーズに行われ、しかも制作者の
希望している対応個所に切り替わることができるように
したマルチシーン記録媒体の再生装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
他の領域にデータ領域が形成され、前記データ領域に
は、第1のプログラム情報と、前記第1のプログラム情
報と入れ替えて再生できる時間的に対応した第2のプロ
グラム情報とが少なくとも記録されおり、前記管理領域
には、前記第1のプログラム情報と第2のプログラム情
報がリンクすることを示すマルチシーン構成情報が記録
されているディスクを再生する装置であって、前記ディ
スクの情報を読取るピックアップ手段と、前記ピックア
ップ手段からの出力信号を復調する復調手段と、前記復
調手段から出力された前記マルチシーン構成情報を含む
管理情報を記憶するための管理情報記憶手段と、前記第
1又は第2のプログラム情報のうち一方のプログラム情
報の再生の途中で、シーン切り換え情報が入力された場
合に、第2のデータユニットを前記管理情報に基づいて
サーチするサーチ手段と、サーチ対象となった前記第2
のデータユニットが取り込まれたときにこれをデコード
して再生する再生手段と、前記第2のデータユニットが
サーチされている間は、前記デコードされている第1の
データユニットの出力画像をフリーズする手段とを備得
るものである。
ーザが選択することができ、選択の自由度が広くなると
ともに制作者に取っては演出のバリエーションの余地が
大きく拡大することになる。しかもこの場合、マルチシ
ーンの切換えが行われた場合に、画面上のつながりがス
ムーズになるように、つまりプロバイダーの設定する個
所に切り替わり次の画像再生が安定して続行されるもの
である。
面を参照して説明する。図1はこの発明の記録媒体(例
えば光ディスク、以下単純にディスクと称する)100
を記録再生装置(アクセス装置)に装填した状態を示し
ている。
上に載置され、モータ102により回転駆動される。
今、再生モードであるとすると、ディスク100に記録
された情報は、ピックアップ手段103によりピックア
ップされる。ピックアップ手段103は、ピックアップ
駆動部104により移動制御及びトラッキング制御され
ている。ピックアップ手段103の出力は、変調及び復
調部201に入力されて復調される。ここで復調された
復調データは、エラー訂正データ処理部202に入力さ
れて、エラー訂正された後、データ列処理部203に入
力される。データ列処理部203は、ビデオ情報、字幕
及び文字情報、オーディオ情報を分離して導出する。つ
まりディスク100には、後述するようにビデオ情報に
対応して字幕及び文字情報、オーディオ情報が記録され
ているからである。この場合、字幕及び文字情報やオー
ディオ情報としては、各種の言語を選択することがで
き、これはシステム制御部204の制御に応じて選択さ
れる。システム制御部204に対しては、ユーザによる
操作入力が操作部205を通して与えられる。
えば映画の情報が記録されているものとすると、ユーザ
が選択可能な複数のシーンが記録されている。このため
に再生装置は、ユーザの操作に応じて、データ列処理部
203、システム制御部204、操作部205は、デー
タ列制御手段、シーン選択手段を構築している。
情報は、ビデオ処理部206に入力され、表示装置の方
式に対応したデコード処理が施される。例えばNTS
C、PAL、SECAM、ワイド画面、等に変換処理さ
れる。ビデオ処理部206でデコードされたビデオ信号
は、加算器207に入力され、ここで字幕及び文字情報
と加算され、この加算出力は出力端子209に導出され
る。またデータ列処理部203で選択され分離されたオ
ーディオ情報は、オーディオ処理部211に入力されて
復調され、出力端子212に導出される。
オーディオ処理部211の他にオーディオ処理部213
を有し、他の言語の音声を再生して出力端子214に出
力することもできる(この機能については後述する)。
合は、入力端子301から記録ビデオ信号が入力され、
入力端子302から記録オーディオ信号が入力される。
この場合は、ビデオ処理部206はビデオエンコーダと
して動作し、オーディオ処理部211は、オーディオエ
ンコーダとして動作する。データ列処理部203は、記
録情報のフォーマッタとして動作し、またエラー訂正デ
ータ処理部202は、エラーコード付加部として動作す
る。このように処理されたデータは、変調及び復調部2
01の変調部201で変調され、ピックアップ部103
に記録情報として送られる。
ィスク100には、互いに関連した複数のプログラム情
報(マルチシーンプログラム情報)を格納している。こ
のために、再生装置は、ユーザの指定により複数のプロ
グラム情報の中から任意のものを再生したり、途中で一
方のプログラム情報再生状態から、他方のプログラム情
報再生状態に移行することができる。
語情報と、音楽情報や環境音情報とを含むオーディオ情
報が記録され、また各種の言語の字幕情報が記録されて
いる。これらの情報のいずれの情報を再生するかを決め
るために、データ列処理部203、システム制御部20
4、操作部205は、データ列制御手段、シーン選択手
段を構築している。
の記録フォーマット、及びその利用方法等の概要に付い
て説明する。この発明に係わるディスクは、例えば映画
を記録しているものであれば、この映画のシーンを複数
系列有する。また上記映画に対応して、複数の言語情報
も記録されている。さらにこの映画に対応して複数の言
語による字幕情報も記録されている。
している。ディスク10の内周側には、管理領域があ
り、この管理領域の外周側にデータ領域がある。管理領
域には、後述するようにデータ領域のプログラムを管理
するための管理データが記録されている。データ領域に
は、サブコード、サブピクチャー、オーディオ、ビデオ
等の情報つまりプログラムが記録されている。
まれているかを図2Bを参照して説明する。図2Bはデ
ータ領域の、データユニットDUT(Data Unit )#0
の内容を拡張して示している。データユニットDUT#
0には、先頭にサブコード(SUB-CODE) が存在し、次に
サブピクチャー(SUB-PICTURE)、オーディオ(AUDI
O)、ビデオ(VIDEO)情報と続いている。サブコ
ード(SUB-CODE) は、データユニットDUT#0の属性
情報である。データユニットのサイズ(情報量)、デー
タユニット内の映像や音声情報の先頭位置、さらには、
そのデータユニットのための制御情報である。サブピク
チャー(SUB-PICTURE)は、例えば字幕情報(プログラム
が映画の場合)、文字情報(プログラムが例えばカラオ
ケや、教育ビデオ等の場合)である。この字幕情報や、
文字情報は、PICTURE #0〜#7があり、それぞれ言語
が異なる、あるいは、幾つかが異なる言語であり、残り
は無信号部となっている。また設問と回答等のように異
なった目的の情報を記録しておくこともできる。オーデ
ィオ(AUDIO)情報は、音楽情報あるいは、それぞ
れ異なる言語で最大AUDIO #0〜#7の8つの言語(そ
れぞれが再生した場合約1秒分に相当する)で記録され
ている。また、オーケストラとソロ、カラオケとボーカ
ル等の使い方もあり、特に制限はない。それぞれのAUDI
O 情報は、フレーム単位で記録されており、各フレーム
#0、#1、…は、ヘッダー(HEADER)とデータ(DATA)
で構成されている。ビデオ(VIDEO)情報は、映像
の例えば30フレーム分(再生した場合約1秒となる)
を含む。このビデオ(VIDEO)情報は、高能率符号
化画像圧縮技術が採用されて記録されている。なお、規
格によっては、フレーム数は限定されるものではない。
また、オーディオ情報については高能率符号化処理が施
されている。
類について説明する。図3Aは、あるプログラムの情報
の構成列を示している。ここでは、1つの流れを構成す
るプログラムをプログラム章(プログラムムーブメン
ト)と呼び、プログラム章を構成する複数のプログラム
をプログラム小節(プログラムバー)と称することにす
る。プログラム小節は、さらに図2で説明した複数のデ
ータユニットにより構成されている。
(プログラムムーブメント)を示しており、第1のプロ
グラム章901が例えばオーケストラの全体シーンを第
1のカメラで撮影したシーンであり、第2のプログラム
章902が例えば上記オーケストラにおいて指揮者のみ
をズームアップして第2のカメラで撮影したシーンであ
る。このようなプログラムの場合、いずれか一方のプロ
グラム章の映像及び音声を再生してモニタで視聴するこ
とができる。また、点線で示すように、第1のプログラ
ム章901の映像及び音声を再生してモニタで視聴して
いる途中で、他方の第2のプログラム章902の映像及
び音声を再生してモニタで視聴することができる。つま
りユーザにとっては、シーン選択の自由度がある。図3
Aの例では、2つのプログラム章を示しているが、さら
に多くのプログラム章がディスクに記録されていてもよ
い。このようなプログラム構成を映画に適用した場合、
例えば最初に同居していた複数人の人物が成長した後、
それぞれの人物の経過を追ったプログラムを別々に作成
することができる。
の経過途中で、一部期間が、同一時間軸上で進行するマ
ルチシーンの出力を可能とするプログラムである。この
プログラム構成によると、図3Aの場合よりも、データ
量が少なくてよい。今、プログラム小節に番号を付して
説明する。この例であるとプログラム小節#1と#2が
マルチシーンを構成している。また、プログラム小節#
4、#5、#6がマルチシーンを構成している。このよ
うなプログラムの場合、例えば標準プログラム章903
がカメラ#0で撮影されたもの、プログラム小節#4、
#5がカメラ2で撮影されたもの、プログラム小節#6
がカメラ3で撮影されたものとして編集することができ
る。
野球のシーンをカメラ1でバックネット裏から撮影した
もとする。プログラム小節#2、#5は、カメラ2で外
野スタンドから撮影し、プログラム小節#6は、ライト
側スタンドから撮影したものとする。このプログラムが
再生された場合、例えばプログラム小節#0の再生が終
わると、プログラム小節#0の最後のフレームでメニュ
ー画面となり、ユーザに対してシーン選択の機会を与え
る。
メニュー画面の例である。このメニュー画面であると、
例えば「ここからはマルチシーンです #1、#2のな
かからどれか1つを選択してください」というふうに表
示される。また、プログラム小節#3の再生が終わった
時点では、図4Bに示すように、「ここからはマルチシ
ーンです #4、#5、#6のなかからどれか1つを選
択してください」というふうに表示される。この表示形
式は、図4A、図4Bの例に限らず、例えば図4Cに示
すように、「ここからはマルチシーンです #4バック
ネットアングル、#5センターアングル、#6一塁側ア
ングル」というふうに視点を現してもよい。
いずれかのプログラム小節を選択することになる。する
と再生装置は、選択されたプログラム小節を再生する。
上記の説明では、マルチシーンの前のプログラム小節の
再生が終わった時点で、図4A〜図4Cに示すようなメ
ニュー画面が表示されるとした。
図5Aに示すように、プログラム小節#4、#5、#6
のそれぞれの代表的なシーン、あるいは先頭シーンがデ
ィスクから読み取られ、マルチ画面で表示されてもよ
い。あるいは、標準プログラム章903のシーンが大き
く映されて、他のプログラム小節#5、#6の代表シー
ンが図5Bに示すように小さく表示されて、ユーザにシ
ーン選択の自由度を与えるようにしてもよい。
ログラム章903を再生中に、プログラム小節#4にな
ったら、例えば画面の隅に#5、#6のキー情報のみを
表示してプログラム小節#4に対応しているプログラム
小節#5、#6が存在することを知らせるようにしても
よい。
ては、図6に示すように、例えばプログラム小節#4、
#5、#6のそれぞれの代表的なシーンを、サイクル的
に例えば2秒程度、繰り返すようにしてもよい。そし
て、希望のシーンのときに、ユーザがキー操作を行うよ
うにしてもよい。
している途中において、その一部のプログラム小節区間
に、他のプログラム小節が存在しマルチシーンを構成し
ていることを知らせるものとして説明した。しかしなが
ら、これに限らず、再生すべきプログラム小節の順序を
最初の段階でユーザが決定して固定するようにしてもよ
い。
きに、現れるメニュー画面の例である。再生装置は、デ
ィスクの管理情報を読み取り、マルチシーンが存在する
ことを認識する。これにより、モニタにメニュー画面を
表示させる。例えばカメラ#0による画像、カメラ#1
による画像、カメラ#2による画像のいずれかを選択す
る機会を与える。カメラ#0に対応したキー情報が与え
られると、図3Bのデータ列904のプログラム小節を
順次再生するように設定される。カメラ#1に対応した
キー情報が与えられると、図3Bのデータ列905のプ
ログラム小節を順次再生するように設定される。カメラ
#2に対応したキー情報が与えられると、図3Bのデー
タ列906のプログラム小節を順次再生するように設定
される。
について説明する。管理情報は、テーブル化されてい
る。管理テーブルとしては、図2に示したように、最内
周のボリウムアイデンティティーフィールド(VID)
と、その外周のピクチャーインフォメーションフィール
ド(PIF)と、その外周のデータユニットアロケーシ
ョンテーブル(DAT)がある。
イトから書き込まれ、256バイトを使用してディスク
全体の諸元情報等を示している。例えば、記録されてい
る言語の国を表す国識別情報等である。
ンを構成するプログラム章あるいはプログラム小節が存
在する場合は、そのプログラムの組合わせ情報がテーブ
ル化されて格納されている。図8Aの場合は、図3Bに
示したプログラムに関する組合わせ情報である。
に詳しくプログラム小節のリンクが定義されている。図
8Bは、図3Bのプログラム管理のための(PIF)で
ある。再生されるプログラム小節の番号(例えば先頭ア
ドレス)に対して、次に再生すべきプログラム小節の番
号(例えば先頭アドレス)が規定されている。#0の次
は、#1であり、#1の次は#3であることが示されて
いる。しかし、このシステムは、#2と#1がマルチシ
ーンを構成していることを(VID)の情報により認識
している。このために、#0の再生が終わったときに、
ユーザに対してシーン選択の機会を与えるようにソフト
ウエアが構築されている。つまり、再生装置は、#0の
次にすぐに#1の再生には移行せず、ユーザからの選択
情報が入力されるまで待機状態となる。ユーザが#2を
選択した場合、#2の再生の後は、再生装置は、(PI
F)のテーブルのプログラムリンクに従い自動的に#3
の再生に移行する。
ザからの指示を待つことになる。これは#3の再生の後
に再生するように(PIF)のプログラムリンクで示さ
れている#4は、(VID)の情報により、#5、#6
はマルチシーンを構成することが定義されているからで
ある。#4又は#5又は#6の再生の後は、自動的に#
7の再生に移るように(PIF)の中のプログラムリン
クテーブルにより規定されている。
情報が記録される。各プログラム小節毎に例えば16バ
イトが使用される。諸元情報としては、プログラム小節
の開始時間、終了時間、プログラム小節がホームビデ
オ、映画、音楽、カラオケ、コンピュータ・グラフィッ
ク、インタラクティブ、ゲーム、コンピュータデータ、
プログラム等のいずれであるか、音声符号化方式の識
別、映像符号化方式の識別、ピクチャ属性、つまりアス
ペクト比、PAL、NTSC等の方式を識別するための
情報、画面水平解像度、画面垂直解像度等の情報があ
る。また、開始ポインタがあり、プログラム小節開始点
のデータユニット情報が保存されているDATアドレス
を示すポインタ値が記録されている。
ログラムが決まり、かつ、そのプログラムの識別が分か
った状態で、データ領域のデータを読み取る場合の物理
的な配置を示す情報をテーブル化して記録されている。
て、ディスク上のゾーン番号(NZON)、セクタ番号
(NSCT)、トラック番号(NTRC)、プログラム
時間(PTMB)、リンクポインタ(PNTL)があ
る。ゾーン番号、トラック番号、セクタ番号によってそ
のデータユニットの先頭の記録セクタを知ることができ
る。(NZON)は、データユニット先頭の記録セクタ
が所属するゾーン番号である。ゾーン番号は、記録内周
から半径方向に複数トラックを単位に分割して付され、
内周側から順番に0から番号が付されている。1ゾーン
は多数のトラックからなる。1ゾーン当たり2528ト
ラックである。(NSCT)は、トラック内のデータユ
ニットの先頭のセクタ番号を示している。セクタ番号
は、そのゾーン内で完結する番号である。(NTRC)
は、ゾーン内のトラック番号を示している。さらに、
(PTMB)は前記データユニット先頭の映像データ
(Iピクチャ)の時間的位置情報を示すフラッグであ
り、内容はプログラム章開始点からの相対経過時間
(秒)である。この時間的位置情報は、タイムコードサ
ーチが行われるときに利用される。またこの時間的位置
情報は、プログラム時間、絶対時間、残量表示等を行う
ときに再生装置側にとり込まれてスタート基準データと
して利用される。(PNTL)は、現データユニット番
号と時間的に連続する次のデータユニット番号を示すた
めのフラッグである。単位は、データユニット番号に相
当し、プログラム終了点などでリンク先が存在しない場
合は全ビット“1”(=0×FFFF)とする。リンク
ポインタとして有効な値は、0×0000〜0×FFF
Fである。
の発明に関係する部分を示している。例えば、図3Bの
プログラム小節#0が全時間で3分40秒、プログラム
小節#1が全時間で1分18秒であるとすると、#1と
リンクするプログラム小節#2も全時間で1分18秒で
設定されている。これは、例えばプログラムがオーケス
トラの音楽であり、異なるアングルのシーンが編集され
ている場合、音楽を連続させながらシーン選択ができる
ようにしたためである。図8Cに示すように、(DA
T)には、ディスク上のゾーン番号(NZON)、セク
タ番号(NSTC)、トラック番号(NTRC)、リン
クポインタ(PNTL)がある。プログラム時間(PT
MB)が、図8Cのデータユニット毎の経過時間に相当
する。つまり(PTMB)は、プログラム小節内の各デ
ータユニット毎の、プログラム小節の先頭から再生した
場合の経過時間を現している。
ム制御部204は、ピックアップ駆動部104を制御し
て、ピックアップ103を移動させて、所望のプログラ
ムの記録位置へピックアップを制御する。そして、管理
領域から読み取った管理データとユーザの選択情報や指
定情報に従って、再生を行う。
ンが存在する場合、リンクするプログラム小節をそれぞ
れ再生したときの時間長は同じにしている。例えば図3
Bのプログラム小節#1と#2をそれぞれ再生したとき
の経過時間は同じである。図の例では1分18秒と記さ
れている。
は、図3Bのようなプログラムに限らず、図9Aに示す
ようなストーリ選択ができるプログラムであってもよ
い。例えば図9Aのプログラムの各プログラム小節に番
号を付して説明する。このプログラムは、プログラム小
節#0、#1、#5、#6が第1の主人公を追ったスト
ーリーであり、プログラム小節#0、#2、#3、#6
が第2の主人公を追ったストーリ、プログラム小節#
0、#1、#4、#6が第3の主人公を追ったストーリ
で編集されている。マルチシーン構成されたプログラム
小節は、#1と#2、#5と#4である。このように、
マルチストーリの場合は、#1の再生時の時間長は、#
2+#3の再生時の時間長に必ずしも一致する必要はな
い。このような情報を記録したディスクの場合、管理テ
ーブルの(PIF)のプログラムリンクを示すテーブル
として、複数のテーブルが設けられる。図9Bはストー
リ#1を指定した場合に利用される(PIF)の標準テ
ーブルである。図9Cはストーリ#2を指定した場合に
利用される(PIF)の拡張テーブルである。図9Dは
ストーリ#3を指定した場合に利用される(PIF)の
拡張テーブルである。
情報が存在する場合、いずれもユーザが選択して視聴す
ることができるものとして説明した。しかしながら、例
えば、図3Bの映画のプログラムの例で説明すると、カ
メラ#2のシーンは、特定の人、あるいは特定の国にお
いてのみ見れるようにすることもできる。また図9Aの
マルチストーリの例で説明すると、ストーリ#3は、特
定の人、あるいは特定の国においてのみ見れるようにす
ることもできる。
は、各国の法律によっては、シーン内容の規制があるか
らである。このような場合は、例えばデータユニットの
サブコード(SUB-CODE) に、パレンタルコンセントコー
ド、あるいは国コードを追加した記録媒体とされる。再
生装置は、例えば、ストーリ#3がユーザにより選択さ
れた場合、#4のプログラム小節が読み取るが、そのデ
ータユニットのパレンタルコンセントデータあるいは特
定の国コードが存在すると、#4のプログラム小節の画
像に対して、全体的、あるいは部分的に別の画像を重ね
合わせてマスクするためのマスク機能あるいは、まった
く別の画像に置き換える画像置き換え機能が設けられて
いる。パレンタルコンセントモードは、家庭内において
親にシーン表示の選択権を与える機能である。また国コ
ードは、シーン表示の規制を行うためのキー情報となっ
ており、再生装置側が国コードを判定する。
ク用、あるいは置き換え用のビデオ情報が記録されてい
てもよい。またこのビデオ情報のためのアドレスを示す
管理データが(PIF)のテーブルに含まれていてもよ
い。また映像のマスク用、あるいはジャミング用の信号
を発生する手段は、再生装置内部に設備されていてもよ
い。
コードに応じて例えばシーンの組み合わせが決定され
る。例えば、A国のコードが記録されていた場合、図9
の例であると、シーン再生順序が#0、#2、#5、#
6となり、B国のコードが記録されていた場合、#0、
#1、#4、#6というふうにシーンの組み合わせが決
定され、これに応じた再生が行われる。パレンタルコン
セントモードの場合も同様である。例えば、パレンタル
コンセントモードのときは、シーン再生順序が#0、#
2、#5、#6となり、これが解除されると#0、#
1、#4、#6というふうなる。また、特定の国コード
が存在するときは、再生装置に格納されている国コード
と比較し、両者が一致しない場合には、強制的に、所定
のプログラム小節の再生が妨げられるようにしてもよ
い。
た場合の例である。また図10Bは、画像が置き換えら
れた例であり、このとき、パレンタルコンセントモード
であることの表示と、このモードを解除するためのシー
クレットコード入力を促すコメントが表示された例であ
る。
データ処理に付いて説明する。図11は、マルチシーン
を有する映画が記録されているディスクを再生した場
合、ユーザに対してシーン選択の機会を与えるためのフ
ローチャートである。ディスクの再生途中において、プ
ログラム小節のエンドかどうかの判定が行われる(ステ
ップS1)。プログラム小節のエンドである場合、次の
プログラム小節にリンクする他のプログラム小節が存在
するかどうかの判定が行われる(ステップS2)。この
判定は、図8Bで示した(PIF)の管理データをワー
クメモリに読み取っておくことにより可能である。次の
プログラム小節にリンクする他のプログラム小節が存在
する場合は、次のプログラム小節の再生に移行する(ス
テップS3)。次のプログラム小節にリンクする他のプ
ログラム小節が存在しない場合は、ユーザにより予め入
力されている事前選択情報が存在するかどうかの判定が
行われる(ステップS4)。この事前選択情報は、図7
で示したように、プログラム再生が開始される前に、メ
ニュー画面を参照したユーザが、操作部から入力したも
のであり、システム制御部のメモリに記憶されている。
予めユーザにより事前選択情報が入力されている場合
は、選択されているデータ列に沿ったプログラム小節の
再生状態になる(ステップS5)。事前選択情報がない
場合は、ステップS6に移行する。このステップS6で
は、シーン選択のためのメニュー画面の表示が行われ
る。この表示画面は、図4A、図4B、図4C、図5
A、図5B、図5C、図6で説明した各種の形態の実施
例が可能である。この状態で、ユーザにより選択情報の
入力があったかどうかの判定が行われる(ステップS
7)。選択情報が入力された場合、選択されたシーンの
プログラム小節の再生が実行される(ステップS8)。
ステップS6で、一定時間経過してもユーザからの選択
情報が入力されなかった場合は、標準のプログラム小節
が自動的にシーン選択されて再生される。
れている途中において、ユーザからシーン選択情報がラ
ンダムに入力された場合に動作する他の実施例によるフ
ローチャートである。このフローチャートによる機能
は、シーン切り換えを円滑に行う場合に有効である。
て、マルチシーンの選択情報が入力されたかどうかの判
定が行われる(ステップS11、S12)。選択情報が
入力した場合、現在再生中の第1のプログラム小節にマ
ルチ配列するマルチシーンの第2のプログラム小節(選
択情報により指定された番号)が存在するかどうかの判
定が(VID)を参照することにより行われる(ステッ
プS13)。第2のプログラム小節が存在した場合、現
在再生中の第1のデータユニット(第1のプログラム小
節内)のユニット番号、及び再生中のフレームの計数値
(FNO)がメモリに記憶される(ステップS14)。
さらに第1のデータユニットの経過時間長(TL1)が
メモリに記憶される(ステップS15)。この経過時間
長(TL1)は、図8Cで説明したように(DAT)の
データを参照することにより認識することができる。次
に、再生すべき第2のプログラム小節の先頭アドレスが
(PIF)を参照することにより認識され、また第2の
プログラム小節内のデータユニットの中から、先の経過
時間長(TL1)と同一経過時間長を有するデータユニ
ットのユニット番号が(DAT)のデータを参照するこ
とにより認識される(ステップS16)。これにより、
再生装置は、ピックアップを制御して、第2のプログラ
ム小節の先頭位置をサーチすることができる。そして、
第2のデータユニットをサーチすることもできる(ステ
ップS17)。第2のデータユニットが取り込まれた場
合、再生装置は、ビデオ処理部において第2のデータユ
ニットの先頭フレームから順次デコードを行う。しか
し、ビデオ出力は、禁止する。デコードを行いながら、
フレーム数を計数する。このフレーム計数値が、先に記
憶していたフレーム計数値(FNO)と等しくなったと
きに、ビデオ出力を許可する(S18)。
は、単独で再生装置内に組み込まれてもよい。また図1
1に示したフローチャートとともに再生装置内に組み込
まれてもよい。図11に示すフローチャートを主とし
て、図12に示すフローチャートが副で再生装置内に組
み込まれる場合、図12に示すフローチャートは割り込
みルーチンとなる。そしてステップS18の次のステッ
プは、図11のステップS1となる。また、図11と図
12のフローチャートの機能を切り換え可能にして、再
生装置内に組み込んでもよい。この場合は、メニュー画
面の表示方式は、図5C、あるいは図7の方式にした方
が好ましい。即ち、現在見ているシーンができるだけ隠
されることなく、マルチシーンの選択の機会を与えるに
は、図5Cのメニュー画面を表示したほうが好ましい。
また、ディスクを再生する前に予めマルチシーンを含む
プログラムであることをユーザが認識し、かつユーザの
選択意思が明確に決まっている場合には、図7の方式の
マルチ画面が有効である。図5Cのメニュー画面を表示
させる場合は、メニュー画面の出力処理を、図12のス
テップS13とS14の間に設けるとよい。
出力を開始する方法としては、次に述べるような方法で
もよい。図13は、例えば図3Bのマルチシーンのプロ
グラム小節#4から#5へ切り換えるために、システム
制御部へコマンドが与えられた場合のタイミングを示し
ている。例えばプログラム小節#4のn秒目のデータユ
ニットの中で第5フレームを再生しているときにコマン
ドが入力したとする。すると再生装置は、図12に示し
たフローチャートに従って処理を行った場合は、プログ
ラム小節#5のn秒目のデータユニットの第5フレーム
からビデオ出力を開始する。この場合は、デコードされ
たフレームの出力パルスを計数し、そのカウント数が、
第5フレームを示すときに出力が開始される。このとき
のデータユニット間の位置関係は、破線951で示すよ
うな関係となる。しかし、破線952で示す位置関係の
ように、プログラム小節#5のn秒目のデータユニット
の先頭フレームのデコード出力が得られた時点からビデ
オ出力を開始してもよい。あるいは、破線953で示す
位置関係で示すように、プログラム小節#5のn秒目の
データユニットの次のデータユニットの先頭フレームの
デコード出力が得られた時点で、ビデオ出力を開始して
もよい。
の開始までに空き時間がある場合は、プログラム小節#
4のビデオ出力の最終のフレームが画像メモリに書き込
まれ、繰り返し読み出されることにより、スチル再生状
態とされる。画像メモリは、デコーダあるいは制御部に
用意されている。
タユニットが同一被写体で同一環境音のなかで、異なる
アングルから撮影された内容の映像であるとすると、双
方の音声情報は、同一内容である。したがって、プログ
ラム小節#4のn秒目のデータユニットの先頭領域(図
2B参照)に記録されてオーディオ情報を、プログラム
小節#5のn秒目のデータユニットが再生されている間
利用することができる。
ーディオ情報や映像情報の再生出力をさらに円滑にする
ための方法を示している。この場合は、ディスクから読
み取ったオーディオ情報やビデオ情報を一時格納するた
めのバッファメモリが利用される。
において示したプログラム小節#4のn秒目のデータユ
ニットであり、データユニット#5Uは、プログラム小
節#5のn秒目のデータユニットである。A4は、オー
ディオ#4Aのデータ読取り期間、A5はオーディオ#
5Aのデータ読取り期間、またV4は、ビデオ情報#4
Vのデータ読取り期間、V5はビデオ#5Vのデータ読
取り期間である。オーディオA4及びビデオV4のデコ
ードデータの出力期間は、AV4で示されている。オー
ディオA5及びビデオV5のデコードデータの出力期間
は、AV5で示されている。シーン切り換え機能を設け
られた場合、少なくともデータユニット#4Uとデータ
ユニット#5Uのデータを一時蓄積できるだけのバッフ
ァメモリを用意することにより、データユニット#4U
のデータのデコード処理を完全に終えて、次に、データ
ユニット#5Uのデコード処理を行うことができる。こ
れにより、データユニット#4Uの再生期間の途中で、
シーン切り換えが行われても、音声及び映像を円滑に再
生することができる。この場合、音声の連続性が必要な
映画の場合は、データユニット#4Uと、データユニッ
ト#5Uのオーディオ情報に連続性を持たせて記録して
おくことが好ましい。上記の説明は、ピックアップの移
動時間は図では省略して示してる。
体の場合、パレンタルコンセント(親承認)機能が可能
であることを図10で説明した。図15は、パレンタル
コンセント機能が働く場合のフローチャートを示してい
る。ディスクが挿入されと、管理領域の管理データ、つ
まり(VID)、(PIF)、(DAT)が読み取ら
れ、ワークメモリに格納される。次に、再生装置は、パ
レンタルコンセントモードを設定すべきか否かを判定す
る。この判定のための手法は、各種ある。例えば、図1
0で説明したように、データユニットのサブコードにパ
レンタルコンセントデータを記録しておき、ディスク挿
入時、あるいは再生の途中に判定が行われるようにして
もよい。また、(VID)は、リンクするプログラム小
節の定義がされるが(図8A参照)、さらに特定のプロ
グラム小節のデータ列に対して、フラッグを追加し、こ
のフラッグが付されたデータ列あるいはストーリは、特
定の操作を必要とするものとして判定してもよい。
ントの情報が記録されているかどうかを判定している
(ステップS21〜S23)。パレンタルコンセントの
プログラムがない場合は、通常のプログラムリンクに従
って再生処理が行われる(ステップS24)。パレンタ
ルコンセントのプログラムが存在することが検出された
場合は、例えば図10Bに示したようなコメント画面が
表示される(ステップS25)。許可キーの入力があっ
た場合は、特定のプログラムリンクに従って再生が行わ
れる(ステップS27)。
く場合の他のフローチャートの例を示している。図15
のフローチャートと同じ部分には同一符号を付してい
る。パレンタルコンセントのプログラムが存在しない場
合、ステップS32に移行し、プログラム選択メニュー
画面を表示する。パレンタルコンセントのプログラムが
存在した場合、コメント画面が表示され、許可キーが入
力されたか否かの判定が行われる(ステップS25、S
26)。許可キーが入力されない場合は、ステップS3
2に移行してプログラム選択メニュー画面が表示され
る。許可キーが入力された場合は、秘匿モードが解除さ
れて(ステップS31)、ステップS32に移行する。
プログラム選択メニュー画面の表示状態において、プロ
グラム選択、データ列選択、あるいはストーリ選択が行
われると、その選択に従って再生が行われる。秘匿モー
ドが解除された場合は、例えば図10Aに示したような
画像表示処理を行わず、正常な状態で画像表示処理が行
われる。
制御されるディスクの場合、図9で説明したような、各
種の拡張テーブルを管理データとして記録しておくと便
利である。
スクを再生する場合、マルチシーンの全てを画面に表示
する装置の例である。ディスクのデータが読み取られ
(ステップS41)、データユニットのサブコードが読
み取られる(ステップS42)。このディスクの場合、
サブコードにマルチシーンの存在を示すコード(例えば
パレンタルコンセントコード)が記録されている。この
コードが検出されると、再生装置は、フレーム分割表示
モードが設定されているかどうかを判定する(ステップ
S43)。フレーム分割表示モードは、ユーザの操作に
より再生装置の操作部から入力される。
され、リンクしているプログラム小節の画面が分割表示
される(ステップS44)。図18Aは例えば4つのリ
ンクしているプログラム小節#11、#12、#13、
#14が存在する場合に表示された分割画面の例であ
る。図18Bはリンクしているディスク上のプログラム
小節#11、#12、#13、#14の例を示してい
る。この場合は、プログラム小節#11、#12、#1
3、#14を1/4に縮小して記録したプログラム小節
#15がディスク上に記録されていてもよい。ステップ
S44では、プログラム小節#15を再生することによ
り、縮小されたプログラム小節#11´、#12´、#
13´、#14´が表示される。
れていない場合には、画面拡大スイッチ情報を読み取
り、画面拡大が指示されているかどうかを判定する(ス
テップS45、S46)。拡大モードが指示されていな
い場合には、ステップS44に移行して、多画面表示が
行われる。拡大モードの指示が行われている場合には、
拡大すべき画面の選択情報(データ列選択情報、ストー
リ選択情報等)が読み取られ、指定されているプログラ
ム小節が通常再生される(ステップS48)。図18B
に示されているようなプログラムが記録されているディ
スクの場合、ステップS43あるいはステップS46か
らステップS44に移行した場合、図18Aに示すよう
な表示が行われる。つまりプログラム小節#10、#1
5、#10、#16、…と再生される。しかし拡大画面
が指示されている場合は、プログラム小節#10の次
は、#11、#12、#13、#14のいずれか1つが
通常のサイズで再生される。次にプログラム小節#16
が再生される。
を予め用意したが、これに限らず、多画面表示が行われ
る場合は、プログラム小節#11、#12、#13、#
14の各代表的なフレームをデコードして表示し、静止
画状態とし、拡大画面の指示入力を待つような方式であ
ってもよい。この場合の再生装置は、さらにビデオ処理
部が増設されデコーダを複数用意している。さらに、デ
コード出力を画面縮小して合成し多画面ビデオ信号を作
成する回路を備えた再生装置となる。
は、図2で説明したように、例えば映画に関する音声情
報としては各種の言語の音声情報がデータユニット内に
含まれているとした。したがって、このシステムは、音
声データ列選択機能も有するもので、データ列処理部2
03(図1)において、任意の言語のオーディオ音声情
報や字幕情報を選択できるようになっている。
合は、シーン切り換えが行われたときに、自動的に再生
を行うべきデータユニットの音声情報のデコードが開始
される。またこのときに選択される言語も、切り換え前
に選択されていた言語と同じ言語のオーディオ情報が選
択される。
機能が働く場合、その開始情報は、ディスクに記録され
ている管理データあるいはサブコードから取得してい
る。さらに図16においては、秘匿モードを解除する例
を説明した。しかしながら、例えばマルチストーリを記
録したディスクを購入して、逆に、パレンタルコンセン
トモードを設定したい場合もある。
設定する場合の、再生装置の動作を示すフローチャート
である。ディスクが挿入されて、管理データが読み取ら
れる(ステップS51、S52)。次に、ユーザの操作
によりパレンタルコンセントモードを設定するための要
求信号が入力されているかどうかの判定が行われる(ス
テップS53)。要求信号がない場合は、通常の再生モ
ードになる。パレンタルコンセントモードを設定するた
めの要求信号が入力されている場合、管理データのなか
からプログラムのリンク情報を用いて、メニュー画面を
表示する(ステップS54)。メニュー画面としては、
例えば図7に示したような画面であり、複数のデータ列
に対して、番号が付されて表示される。ここでユーザ
は、パレンタルコンセントモードを設定する番号をキー
情報により与え、シーンに対応したデータ列を指定する
(ステップS55)。すると、許可コードを入力するた
めのメニュー画面が表示される。このメニュー画面は例
えば図10Bに示すような画面である(ステップS5
6)。許可コードが入力されると、その許可コードと指
定されたデータ列の番号及びディスクの識別番号等がペ
アとなり、ワークメモリに記憶される。
ドが設定された場合、再生装置は、当該ディスクが装填
されると、管理データの読み取りの他に、上記ワークメ
モリの読み取りも行う。以後は、図15や図16のステ
ップ23からの処理に移る。
存在を知った場合、ランダムなタイミングでシーン切り
換え操作を行うことがある。このような場合、シーン切
り換えが行われないと、故障と勘違いすることがある。
また、現在再生しているデータ列がマルチシーンの中で
いずれのものであるかが不明となり、むやみにシーン切
り換え操作を行うことがある。そこでこの再生装置に
は、図20に示すようなメニュー画面表示機能も設けら
れる。
を参照してリンクするプログラム小節、例えば図3Bの
ようなプログラムが存在する場合は、図20Aに示すよ
うに「現在はシーン切り換え時期ではありません」とい
うような表示を行う。また、マルチシーンの切り換えが
行われた場合は、図20B、あるいは図20Cのように
「現在のシーンはデータ列#1です」、「現在のシーン
はデータ列#4です」というような表示を行う。これに
より、ユーザの使い勝手が向上する。
ユーザに対してシーン選択の自由を与え、またソフトウ
エアの表現拡大を得ることができる。図21Aは、マル
チシーンが記録されたディスクのプログラム小節の配列
の他の例である。たとえば図3Bに示したマルチシーン
プログラムを図21Aに示すように記録してもよい。即
ち、#0…#1#2#1#2…#3…#4#5#6#4
#5#6#…#7という配列でトラック上に順次記録す
るものである。つまり、プログラム小節#0の次はマル
チシーン構成のプログラム小節#1、#2となるが、こ
のディスクでは、再生順にしたがって、プログラム小節
#1、#2がエリアTAの範囲に記録されている。プロ
グラム小節#3の次のマルチシーン構成のプログラム小
節#4#5#6も同様である。この場合、マルチシーン
構成のプログラム小節は、データ量が図3Bの場合より
少ない。このような記録フォーマットのディスク100
は、図21Bに示すような再生装置でアクセスされる。
この再生装置は、図1に示したものとほとんど同様であ
るが、データ列処理部203の内部にバッファメモリ2
30が設けられている。このバッファメモリ203は、
上記のマルチシーン構成のプログラム小節を格納するた
めに利用される。例えばプログラム小節#0の次は、プ
ログラム小節#1、#2のデータユニットが読み取ら
れ、バッファメモリ230に格納される。また、プログ
ラム小節#3の次は、マルチシーン構成のプログラム小
節#4#5#6のデータユニットが読み取られ、バッフ
ァメモリ230に格納される。そして、これらのマルチ
シーン構成のプログラム小節は、ビデオ処理部206に
送られる。この結果、モニタでは、マルチシーン構成の
プログラム小節の映像を同時にマルチ画面で視聴するこ
とができる。このような再生では、マルチシーンのリア
ルタイム再生を得ることができる。マルチシーン構成の
プログラム小節が読み取られる場合、システム制御部2
04は、モータ102を制御して高速でデータ読み取り
を実現する。たとえばn個のプログラム小節がある場
合、n倍速で読み取るようにしている。図21Aに示し
た記録方式であると、ピックアップの移動制御を行う必
要がない。
録されたディスクのプログラム小節の配列のさらに他の
例である。このディスクの場合、プログラム小節#10
の次のプログラム小節#11を再生すると、例えば4画
面情報が記録されている。図には画面A〜Dを示してい
る。このプログラム小節#11を連続再生すると、画面
上はマルチシーンが同時に動画で表示される。ユーザ
は、マルチシーンを多画面で同時に見ることができる。
また、このマルチシーンが再生されている途中で、ユー
ザは、いずれか1つの画面を操作部から指定して選択す
ることもできる。すると再生装置は、選択された画面を
拡大表示する。図22Bは、上記のようなディスクを再
生する再生装置に組み込まれたソフトウエアのフローチ
ャートである。再生装置が再生をスタートして、通常再
生を行っているとき、マルチシーン部分であることが判
定されると、そのままマルチシーンが多画面で再生され
る。つまり、図22Aのプログラム小節#11が再生さ
れる(ステップS71〜S74)。次に、この再生の途
中において、ユーザが1つの画面選択を行うと、再生装
置は、その選択された画面の情報を拡大画面に変換処理
する。これによりディスプレイには、選択された画面が
拡大表示されることになる。マルチシーン部分の再生が
終了すれば通常再生に移行する(ステップS75〜S7
7)。
マルチシーンのいずれかをユーザが選択することがで
き、選択の自由度が広くなるとともに制作者に取っては
演出のバリエーションの余地が大きく拡大することにな
る。そしてマルチシーン間の切り替わりがスムーズに行
われ、しかも制作者の希望している対応個所に切り替わ
ることができる。
図。
データフォーマットの例を示す図。
示す図。
示例を示す図。
示例を示す図。
示例を示す図。
を示す図。
ディスクの管理領域の情報テーブルの例を示す図。
示す図。
たフローチャート。
したフローチャート。
明するために示したデータ列の例を示す図。
説明するために示したデータ列の例を示す図。
たフローチャート。
したフローチャート。
したフローチャート。
ディスクのデータ列例を示す図。
たフローチャート。
び上記データ列を処理する再生装置の一部を示してい
る。
及び上記データ列を処理するフローチャートの例を示し
ている。
Claims (4)
- 【請求項1】一部の領域に管理領域、他の領域にデータ
領域が形成され、 前記データ領域には、第1のプログラム情報と、前記第
1のプログラム情報と入れ替えて再生できる時間的に対
応した第2のプログラム情報とが少なくとも記録されお
り、前記管理領域には、前記第1のプログラム情報と第
2のプログラム情報がリンクすることを示すマルチシー
ン構成情報が記録されているディスクを再生する装置で
あって、 前記ディスクの情報を読取るピックアップ手段と、 前記ピックアップ手段からの出力信号を復調する復調手
段と、 前記復調手段から出力された前記マルチシーン構成情報
を含む管理情報を記憶するための管理情報記憶手段と、前記第1又は第2のプログラム情報のうち一方のプログ
ラム情報の再生の途中で、シーン切り換え情報が入力さ
れた場合に、第2のデータユニットを前記管理情報に基
づいてサーチするサーチ手段と、 サーチ対象となった前記第2のデータユニットが取り込
まれたときにこれをデコードして再生する再生手段と、 前記第2のデータユニットがサーチされている間は、前
記デコードされている第1のデータユニットの出力画像
をフリーズする手段と、 を具備したことを特徴とするマルチシーン記録媒体の再
生装置。 - 【請求項2】前記再生手段は、前記一方のプログラム情
報の前記第1のデータユニットに時間的に対応する前記
他方のプログラム情報の前記第2のデータユニットの先
頭からデコードを行う手段とを具備したことを特徴とす
る請求項1記載のマルチシーン記録媒体の再生装置。 - 【請求項3】一部の領域に管理領域、他の領域にデータ
領域が形成され、 前記データ領域には、第1のプログラム情報と、前記第
1のプログラム情報と入れ替えて再生できる時間的に対
応した第2のプログラム情報とが少なくとも記録されお
り、前記管理領域には、前記第1のプログラム情報と第
2のプログラム情報がリンクすることを示すマルチシー
ン構成情報が記録されているディスクを再生する方法で
あって、 前記ディスクの情報を読取る第1の工程と、前記第1の工程による読み取り出力信号を復調する第2
の工程と、 前記第2の工程による復調出力のうち前記マルチシーン
構成情報を含む管理情報を記憶するための第3の工程
と、 前記第1又は第2のプログラム情報のうち一方のプログ
ラム情報の再生の途中で、シーン切り換え情報が入力さ
れた場合に、第2のデータユニットを前記管理情報に基
づいてサーチする第4の工程と、 サーチ対象となった前記第2のデータユニットが取り込
まれたときにこれをデコードして再生する第5の工程
と、 前記第2のデータユニットがサーチされている間は、前
記デコードされている第1のデータユニットの出力画像
をフリーズする第6の工程と、 を具備したことを特徴とするマルチシーン記録媒体の再
生方法。 - 【請求項4】前記第5の工程では、前記一方のプログラ
ム情報の前記第1のデータユニットに時間的に対応する
前記他方のプログラム情報の前記第2のデータユニット
の先頭からデコードを行うことを特徴とする請求項3記
載のマルチシーン記録媒体の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179809A JP2768937B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179809A JP2768937B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07512507 Division |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1092153A JPH1092153A (ja) | 1998-04-10 |
JP2768937B2 true JP2768937B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=16072279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9179809A Expired - Lifetime JP2768937B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2768937B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256378A (ja) * | 1989-03-29 | 1990-10-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 表示切換回路 |
JPH04324165A (ja) * | 1991-04-23 | 1992-11-13 | Sanyo Electric Co Ltd | ディスク再生装置 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9179809A patent/JP2768937B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1092153A (ja) | 1998-04-10 |
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