JPH0823745B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH0823745B2
JPH0823745B2 JP2161219A JP16121990A JPH0823745B2 JP H0823745 B2 JPH0823745 B2 JP H0823745B2 JP 2161219 A JP2161219 A JP 2161219A JP 16121990 A JP16121990 A JP 16121990A JP H0823745 B2 JPH0823745 B2 JP H0823745B2
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JP
Japan
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musical instrument
electronic musical
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program
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JP2161219A
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正忠 和智
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピュータを用いて鍵盤や各種操作子
の情報を処理して楽音を発生する電子楽器に関するもの
である。
〔従来の技術〕
電子楽器には極めて単純な楽音の発生機能しか持たな
い低位機種から複雑な楽音の発生機能を備えた高位機種
まで各種のものがあり、近時においてはこのような楽音
発生機能をコンピュータ(マイクロコンピュータ)の制
御によって実現するものも増加している。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、従来においてこのような低位機種から高位
機種に亘る電子楽器を構成する場合、通常、各機種別に
例えば音色や効果や自動伴奏などの各種機能を選択する
操作子などのハードウェアを異ならせている。このた
め、コンピュータをハードウェアの制御および楽音発生
処理などに使用する場合には各機種別に異なるソフトウ
ェアを開発しなければならなくなり、各機種の設計が面
倒になつてしまう欠点が生じている。
この発明は上記の事情に鑑みなされたもので、その目
的は各機種の設計が極めて容易となる電子楽器を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
このためにこの発明は、電子楽器の複数の機種のうち
当該電子楽器の機種を特定するための機種コードが設定
された機種コード設定手段と、当該電子楽器の機種とは
無関係に実行され所定の機能を実現するための第1の部
分と、当該電子楽器の機種に応じて選択的に実行され複
数の異なる機能を実現するための複数の第2の部分とか
らなり、複数の機種に対して共通な1つのプログラムを
記憶したプログラム記憶手段と、プログラム記憶手段に
記憶された1つのプログラムのうち第1の部分を当該電
子楽器の機種とは無関係に実行するとともに、プログラ
ム記憶手段に記憶された1つのプログラムのうち複数の
第2の部分について、各第2の部分毎に実行すべきか否
かを機種コード設定手段に設定された機種コードに応じ
て判別し、実行すべきと判別された第2の部分のみを選
択的に実行するプログラム実行手段とを設けたものであ
る。
〔作用〕
この発明においては、電子楽器の複数の機種のうち当
該電子楽器の機種を特定するための機種コードを設定
し、プログラム実行手段は、プログラム記憶手段に記憶
された1つのプログラムのうち第1の部分を当該電子楽
器の機種とは無関係に実行するとともに、複数の第2の
部分については、各第2の部分毎に実行すべきか否かを
設定された機種コードに応じて判別し、実行すべきと判
別された第2の部分のみを選択的に実行する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。同図において、1は鍵盤部(図示せず)の各鍵に対
応したキースイッチを備えたキースイッチ回路、2は楽
音の音色や効果さらには自動伴奏などを選択する多数の
操作子を備えた操作子回路、3はこの電子楽器の機種コ
ードを設定する機種コード設定回路、4はROM(読出し
専用メモリ)5に予め記憶された楽音処理プログラムに
従ってキースイッチ回路1におけるキースイッチ動作状
態,操作子回路2における操作子状態,機種コード設定
回路3において設定された機種コードを検出するコンピ
ュータ(以下、CPU)、6はCPU4の各種処理結果や回路
1〜3の状態情報を記憶するRAM(ランダムアクセスメ
モリ)、7はCPU4からコモンバスCOM・BUSを介して転送
される音高情報,音色情報などの各種パラメータ情報に
基づいて楽音信号を形成し、スピーカ8から発音させる
トーンジェネレータである。9は機種コード設定回路3
とCPU4とインターフェース回路である。
機種コード設定回路3は第2図にその一例を示すよう
に、回路基板10の一部に設けた端子P1〜P6に対しジャン
パ線JPを用いて論理「1」に対応した電圧+Vを印加す
ることにより、当該電子楽器の機種コードを設定するよ
うに構成されている。
一方、ROM5には例えば第3図のフローチャートに示す
ようなプログラムが予め記憶されている。
以上のような構成において、CPU4は第3図のフローチ
ャートのステップ100においてキースイッチ回路1にお
ける各キースイッチを順次走査することにより動作して
いるキースイッチがあるか否かを検出し、動作中のキー
スイッチが有ればこのキースイッチに対応した音高情報
を生成し、この音高情報をトーンジェネレータ7におけ
る複数の発音チャンネルのいずれかに割当てる。この場
合、発音チャンネル数は機種によって異なることがある
ので、機種コード設定回路3で設定された機種コードに
よってチャンネル数を判別して割当て処理を実行する。
次にCPU4はステップ101において操作子回路2における
操作子状態を検出した後、次のステップ102において自
動伴奏機能付機種か否かを機種コード設定回路3で設定
された機種コードによって判別する。この結果、自動伴
奏機能付機種に該当する場合はステップ103において自
動伴奏音を発生させるための処理を行つた後、ステップ
104においてプリセット機能付機種か否かを機種コード
に基づいて判別する。しかし、自動伴奏機能付機種に該
当しない場合は自動伴奏処理を行わずにステップ104の
判別処理に移行する。
ステップ104の判別処理の結果、当該電子楽器がプリ
セット機能付機種に該当する場合はステップ105におい
てプリセット処理を行う。すなわちCPU4はROM6の中に設
けられたプリセットメモリ領域から操作子回路2のプリ
セットセレクトスイッチによって選択されたプリセット
パラメータ情報を読出す。しかし、プリセット機能付機
種に該当しない場合はプリセット処理を実行せず、ステ
ップ106のデータ転送処理に移行する。
CPU4は、ステップ106においてはトーンジェネレータ
7の各発音チャンネルに割当てた音高情報,操作子回路
2の操作子状態に対応した音色情報などの各種パラメー
タ情報をコモンバス(COM,BUS)を介してトーンジェネ
レータ7に転送する。また、自動伴奏付機種に該当する
場合は、自動伴奏音の音高情報をトーンジェネレータ7
に転送する。さらに、プリセット機能付機種に該当する
場合は、操作子回路2の操作子状態に対応したパラメー
タ情報に代えてプリセットメモリ領域から読出したプリ
セットパラメータ情報をトーンジェネレータ7に転送す
る。この後、CPU4は同様の処理を繰返し実行する。
これによって、トーンジェネレータ7においてはデー
タ転送処理において転送されてきた各種情報に基づき楽
音信号が形成され、スピーカ8から楽音として発音され
るようになる。
なお、機種コードはジャンパ線を接続することによっ
て設定する代わりに、切換えスイッチなどによって設定
するものであってもよい。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明は、電子楽器の複数の機種のう
ち当該電子楽器の機種を特定するための機種コードを設
定し、プログラム実行手段は、プログラム記憶手段に記
憶された1つのプログラムのうち第1の部分を当該電子
楽器の機種とは無関係に実行するとともに、複数の第2
の部分については、各第2の部分毎に実行すべきか否か
を設定された機種コードに応じて判別し、実行すべきと
判別された第2の部分のみを選択的に実行するようにし
たものである。このため、各機種の開発に際してはハー
ドウェア部分のみの設計を行うだけで足り、各機種の電
子楽器を効率良く、極めて容易に開発することができ、
開発コストの削減を図れるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は機種コード設定回路の一例を示す図、第3図は処理プ
ログラムの一例を示すフローチャートである。 1……キースイッチ回路、2……操作子回路、3……機
種コード設定回路、4……コンピュータ、7……トーン
ジェネレータ、10……回路基板、JP……シャンパ線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子楽器の複数の機種のうち当該電子楽器
    の機種を特定するための機種コードが設定された機種コ
    ード設定手段と、 当該電子楽器の機種とは無関係に実行され、所定の機能
    を実現するための第1の部分と、当該電子楽器の機種に
    応じて選択的に実行され、複数の異なる機能を実現する
    ための複数の第2の部分とからなり、前記複数の機種に
    対して共通な1つのプログラムを記憶したプログラム記
    憶手段と、 前記プログラム記憶手段に記憶された1つのプログラム
    のうち前記第1の部分を実行するとともに、前記プログ
    ラム記憶手段に記憶された1つのプログラムのうち前記
    複数の第2の部分について、各第2の部分毎に実行すべ
    きか否かを前記機種コード設定手段に設定された機種コ
    ードに応じて判別し、実行すべきと判別された第2の部
    分のみを選択的に実行するプログラム実行手段と を備えたことを特徴とする電子楽器。
JP2161219A 1990-06-21 1990-06-21 電子楽器 Expired - Lifetime JPH0823745B2 (ja)

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JPH0339995A JPH0339995A (ja) 1991-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52112251A (en) * 1976-03-17 1977-09-20 Hitachi Ltd Suitability decision system for microprogram

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