JP2697287B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2697287B2
JP2697287B2 JP2298784A JP29878490A JP2697287B2 JP 2697287 B2 JP2697287 B2 JP 2697287B2 JP 2298784 A JP2298784 A JP 2298784A JP 29878490 A JP29878490 A JP 29878490A JP 2697287 B2 JP2697287 B2 JP 2697287B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、リズムマシンやシーケンサなどのパター
ン演奏中に音色の変換を容易にかつ自由に行うことので
きる電子楽器に関する。
[従来技術] 従来、発音タイミングや音色情報などをパターンデー
タとしてパターンメモリにシーケンシャルに記憶し、こ
のパターンデータを順次読み出して所定のタイミングで
発音するパターン演奏を行う電子楽器があった。
第14図は、従来のこの種の電子楽器におけるパターン
メモリ上のパターンデータの一例を示す。発音のタイミ
ングを示すタイミング情報とそのタイミングで発音すべ
き楽音の音色を特定するためのインストキー番号がシー
ケンシャルに並べられている。インストキーは電子楽器
のパネル上に例えば8つ設けられる。
第15図はインストキーの一例を示す。8つのインスト
キー101のそれぞれには例えば下記の第1表に示すよう
に音色が割当てられる。インストキーへの音色の割当て
はユーザが任意に変更可能である。
ここで、HHopはハイハットオープン、HHclはハイハッ
トクローズ、CRASHはクラッシュシンバル、RIDEはライ
ドシンバル、BD1は第1バスドラム、SD1は第1スネアド
ラム、TOM1は第1タムタム、TOM2は第2タムタムをそれ
ぞれ示す。
パターン演奏は以下のように行われる。まず、電子楽
器は第14図のようなパターンデータを順次読み出す。現
タイミングとパターンデータ中のタイミングデータの値
とが一致した場合は、引き続くインストキー番号を読出
し、音源へと送出する。音源は、第1表のようなインス
トキーの割当て状況を参照し、第14図のようにインスト
キー番号が「2」であったとするとハイハットクローズ
HHclの音色にて発音する。また、次のタイミングではイ
ンストキー番号が「7」であるから第1タムタムTOM1の
音色にて発音する。
このように従来はインストキーにあらかじめ音色を割
当て、パターンデータにインストキー番号を記憶するよ
うにしていた。
このように電子楽器において、パターンデータは変更
することなく音色のみを変換したい場合がある。このよ
うな音色変換はインストキーの割当てを変更することに
より行っていた。例えば、下記第2表に示すように8つ
のインストキーの割当てを第1アサインから第2アサイ
ンへと変更するようにしていた。
このようにインストキーの割当てを変更することによ
り、例えばパターンデータとしてインストキー番号
「2」が読み出された場合は、変換前はハイハットクロ
ーズHHclの音色で発音されていた楽音が音色変換後は第
2シンセドラムSYND2の音色で発音されることとなる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述のようなインストキーの割当てを変更
することにより音色の変換を行う方式では、一旦インス
トキーの割当てを変更してしまうと元の割当て状況を復
元するのが困難となるという問題点があった。
特に、上述の第2表に示すような変換を行った後、元
の第1アサインへと復元する場合は、元の音色の1つで
あるハイハットオープンHHopがどのインストキーに割当
てられていたか、ハイハットクローズHHclがどのインス
トキーに割当てられていたかなどについて操作者が覚え
ている必要があり、復元が非常に面倒であった。
また、インストキーの割当てを変更する際に音色変換
前の割当てと同じ音色タイプで割当てを行わないと音楽
的に意味のないパターン演奏となってしまうおそれがあ
る。例えば、割当てることのできる音色は、スネア系、
バスドラム系、あるいはシンバル系などのグループ(同
じ音色タイプのグループ)に分けることができるが、音
色タイプがシンバル系であるハイハットの音色をスネア
系のスネアドラムに変換したりするとパターン演奏が音
楽的に無意味で異様なものとなるおそれがあった。これ
を避けるためには、どのインストキーにどの音色タイプ
の音色が割当てられているかを考慮しそれと同じ音色タ
イプの音色の中から変換する音色をあらかじめ選択して
おかなければならず、音色変換の操作が面倒であった。
この発明は、上述の従来例における問題点に鑑み、音
色変換を行った後、元のパターンに復元することが容易
で、また変換する音色をインストキーに割当てる際に前
の配置を考慮することなく自由な配置をすることがで
き、音色変換を行っても音楽的に無意味なパターン演奏
となることがない電子楽器を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
音色を特定する音色情報と該音色で発音を行なうタイミ
ングを特定するタイミング情報とを含むパターンデータ
を記憶するパターン記憶手段と、このパターン記憶手段
からパターンデータを読み出すパターン読み出し手段と
を備え、読み出したパターンデータのタイミング情報に
基づくタイミングで発音指示信号を音源に送出する電子
楽器であって、音色情報を変換するための音色情報変換
用データを記憶した音色情報変換用データ記憶手段であ
って、1つの音色情報をキーとして該音色情報変換用デ
ータを参照すると、その音色情報と同じ音色タイプの音
色情報群の中から1つの変換後音色情報が読み出せるも
のと、上記パターン読み出し手段により読み出したパタ
ーンデータに含まれる音色情報をキーとして上記音色情
報変換用データを参照し、読出した変換後音色情報を音
源に送出するパターン出力手段とを具備することを特徴
とする。
請求項2に係る発明は、音色を特定する音色情報と該
音色で発音を行なうタイミングを特定するタイミング情
報とを含むパターンデータを記憶するパターン記憶手段
と、このパターン記憶手段からパターンデータを読み出
すパターン読み出し手段とを備え、読み出したパターン
データのタイミング情報に基づくタイミングで発音指示
信号を音源に送出する電子楽器であって、複数の音色情
報を格納したアサインテーブルを記憶したアサインテー
ブル記憶手段と、音色情報を変換するための音色情報変
換用データを上記アサインテーブルを参照して生成し記
憶する音色情報変換用データ生成記憶手段であって、1
つの音色情報をキーとして該音色情報変換用データを参
照すると、その音色情報と同じ音色タイプの音色情報群
の中から上記アサインテーブルに格納されている何れか
の音色情報と一致する1つの音色情報が、変換後音色情
報として読み出せるように、音色情報変換用データを生
成し記憶するものと、上記パターン読み出し手段により
読み出したパターンデータに含まれる音色情報をキーと
して上記音色情報変換用データを参照し、読出した変換
後音色情報を音源に送出するパターン出力手段とを具備
することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2のパターン
出力手段において、読み出したパターンデータに含まれ
る音色情報に対応する変換後音色情報が前記音色情報変
換用データ中に無かったとき、読み出したパターンデー
タに含まれる音色情報をそのまま音源に送出するように
したものである。
請求項4に係る発明は、請求項2において、前記アサ
インテーブル記憶手段が複数のアサインテーブルを記憶
しており、該複数のアサインテーブルから1つのアサイ
ンテーブルを選択するアサインテーブル選択手段を備
え、前記音色情報変換用データ生成記憶手段は、前記ア
サインテーブル選択手段により選択されたアサインテー
ブルを参照して音色情報変換用データを生成記憶するよ
うにしたものである。
なお、さらに通常モードと音色変換モードとを切換え
る演奏モード切換え手段を設け、通常モードにおいては
読み出したパターンデータに含まれる音色情報をそのま
ま音源に送出し、音色変換モードにおいては上記のよう
な音色変換を行うようにしてもよい。
[作 用] 上記構成の電子楽器によれば、パターン記憶手段に記
憶された音色を特定する音色情報を含むパターンデータ
はパターン読み出し手段により読み出され、このパター
ンデータに基づいて音源に発音指示信号が送出される。
また、あらかじめ音色情報変換用データ記憶手段に音色
情報変換用データが生成記憶してある。この音色情報変
換用データは、1つの音色情報をキーとして該音色情報
変換用データを参照すると、その音色情報と同じ音色タ
イプの音色情報群の中から1つの変換後音色情報が読み
出せるようなものである。
そして、パターン読み出し手段により読み出したパタ
ーンデータに含まれる音色情報をキーとして上記音色情
報変換用データを参照し、読出した変換後音色情報を音
源に送出する。これにより、変換後音色情報にてパター
ン演奏がなされる。
パターンデータ中には音色を特定する音色情報がその
まま含まれ、音色の変換の際にこれを書き替えることが
ないので、音色の復元は容易である。また、音色情報変
換用データは、変換後音色情報として、読み出しのキー
となる音色情報と同じ音色タイプ(その音色情報の代わ
りに使用しても音楽的に違和感が無いということ)の音
色情報が読み出せるように設定されているので、音色変
換後に音楽的に無意味なパターン演奏となることがな
い。
[実施例] 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器の概略
の全体ブロック構成図を示す。この実施例の電子楽器
は、パターンデータをパターンメモリに記憶し、これを
読み出して打楽器音を発生するリズムマシンに本発明を
適用した例である。
第1図において、1は音色を割当てるインストキー、
2はインストキー1の押下を検出するキー検出回路であ
る。インストキー1は第1番から第8番まで8つ設けて
いる。1−1は第1番のインストキー、1−2は第2番
のインストキー、…、1−8は第8番のインストキーを
それぞれ示す。
3はこの電子楽器のパネル上に設けられている各種の
情報を表示するための表示装置を含む表示回路、4はパ
ネル上に設けられた各種のスイッチ類、5は後述するよ
うな各種のテーブル類あるいはバッファなどに用いるラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)、6はCPUが実行するプロ
グラムあるいは音色データ等を格納するリードオンリー
メモリー(ROM)、7はこの電子楽器の全体の動作を制
御する中央処理装置(CPU)、8はCPU7から送出される
指令信号に基づき音楽信号を発生する音源回路、9は音
源回路8から出力される楽音信号に基づいて実際に楽音
を発生するサウンドシステム、10は各回路などが接続さ
れる双方向のバスラインを示す。
第2図は、この実施例の電子楽器のパネル上の外観図
を示す。この図に示すように、この実施例の電子楽器は
パネル上に、インストキー1のほか、電源スイッチ21、
テンキー22、INC(インクリメント)キー23、DEC(デク
レメント)キー24、アサインテーブル選択スイッチ25、
スタート/ストップスイッチ26、エンターキー27、パタ
ーンデータ選択スイッチ28、アサインテーブル選択スイ
ッチ29、演奏モード選択スイッチ30、キャンセルキー31
などを有する。35は各種の情報を表示する表示装置であ
る。
次に、この実施例の電子楽器で用いているテーブル
類、バッファ類あるいはレジスタなどにつき説明する。
(a)プレイフラグPLAY:「1」でパターン演奏が動
作中であることを示し、「0」でパターン演奏が停止中
であることを示す。
(b)音色変換モードフラグREPLACE:「1」で音色変
換モードを示し、「0」で通常モードを示す。音色変換
モードではパターンデータ中のボイスナンバーは後述す
るように変換され発音される。通常モードではパターン
データ中のボイスナンバーのままの音色で発音される。
(c)ボイステーブルVTBL:音色を特定するボイスナ
ンバー(音色情報)と、各ボイスナンバーに対応するボ
イス名と、名ボイスの音色タイプを示すボイスタイプの
情報を有するテーブルである。
第3図にボイステーブルVTBLの設定例を示す。ここで
は20種類の音色を用いることとし、ボイスナンバーは
「1」から「20」の値を取る。ボイスナンバー「1」か
ら「3」は第1バスドラムBD1から第3バスドラムBD3ま
でが割当てられている。これらは同一の音色タイプであ
るのでボイスタイプは「1」としている。ボイスナンバ
ー「4」から「6」は第1スネアドラムSD1から第3ス
ネアドラムSD3が割当てられている。これらは同一の音
色タイプとしてボイスタイプは「2」としている。ボイ
スナンバー「7」から「10」は第1タムタムTOM1から第
4タムタムTOM4が割当てられており、ボイスタイプは
「3」としている。ボイスナンバー「11」から「14」は
第1シンセドラムSYND1から第4シンセドラムSYND4が割
当てられており、ボイスタイプは「4」としている。ボ
イスナンバー「15」と「16」はハイハットオープンHHop
enおよびハイハットクローズHHcloseがそれぞれ割当て
られており、ボイスタイプは「5」としている。ボイス
ナンバー「17」と「18」はクラッシュシンバルCRASHお
よびライドシンバルRIDEがそれぞれ割当てられており、
ボイスタイプは「6」としている。ボイスナンバー「1
9」と「20」は第1リムショットRIM1および第2リムシ
ョットRIM2がそれぞれ割当てられており、ボイスタイプ
は「7」としている。
(d)ボイスバッファVBUF:音色を特定するボイスナ
ンバーを変換する際に用いる音色情報変換用データであ
る。
第4図にボイスバッファVBUFの設定例を示す。20種類
あるボイスナンバーのそれぞれに対応して20個の記憶域
(要素)を有する。n=1〜20としてn番目の記憶域を
VBUF(n)で表すものとすると、ボイスナンバー「n」
に対応する変換後ボイスナンバー(変換後音色情報)が
ボイスバッファのn番目の記憶域VBUF(n)に設定され
る。
第4図(A)はある1つのボイスバッファへの割当て
例(以下、「アサイン1」という)を示す。アサイン1
では第1番目から第3番目の要素VBUF(1)からVBUF
(3)の値が「1」であるので、パターンデータ中に出
現するボイスナンバー「1」〜「3」はすべてボイスナ
ンバー「1」に変換される。以下同様にして、パターン
データ中のボイスナンバー「n」はボイスバッファのn
番目の要素VBUF(n)の値に変換される。
ここで、同一のボイスタイプを有する名ボイスナンバ
ーに対応する各ボイスバッファの要素の値は、そのボイ
スタイプを有するボイスナンバーの中から選択して設定
される。すなわち、例えばボイスバッファの第4番目か
ら第6番目の要素VBUF(4)からVBUF(6)はボイスタ
イプが「2」であるボイスナンバー「4」から「6」に
対応する変換後ボイスナンバーを設定する領域である
が、これらの領域VBUF(4)からVBUF(6)には同じボ
イスタイプ「2」のボイスナンバー「4」から「6」の
いずれかの値のみが選択設定されるようになっている。
ボイスバッファVBUFのうちアスタリスク「*」が記載し
てある領域は変換後ボイスナンバーが設定されていない
ことを示す。例えば第4図(A)ではボイスナンバー
「19」および「20」に対応する変換後ボイスナンバーVB
UF(19)およびVBUF(20)が設定されていない。第4図
(B)はアサイン1と異なるアサイン2のときのボイス
バッファVBUFを示す。
(e)アサインテーブルASTBL:変換後ボイスナンバー
とすべきボイスナンバーを格納するn個(nの値は任
意)のテーブルである。第5図にアサインテーブルASTB
Lの設定例を示す。1つのテーブル例えば第1アサイン
テーブルASTBL1は8つの記憶域(第1記憶域から第8記
憶域)を有し、これらの記憶域にはボイスナンバーを格
納する。各記憶域は8つのインストキーに対応してい
る。
アサインテーブルに格納されたボイスナンバーは、音
色変換モードにおいて変換されないボイスナンバーを示
し、また、変換時にはその音色タイプを代表するボイス
ナンバー(アサインテーブルの8つの記憶域の中に同一
音色タイプのボイスナンバーが複数個ある場合はその中
の1つが音色タイプを代表するボイスナンバーとなる)
となる。例えば、第5図の第1アサインテーブルASTBL1
の第5記憶域ASTBL1(5)にはボイスナンバー「1」が
格納されているが、この結果第1アサインテーブルASTB
L1に基づき音色変換を行う際にはパターンデータ中のボ
イスナンバー「1」は変換されない。また、ボイスナン
バー「1」のボイスタイプは「1」であるから、音色変
換時にはボイスナンバー「1」はボイスタイプ「1」を
代表するボイスナンバーとなり、ボイスタイプ「1」の
ボイスナンバー「2」および「3」はボイスナンバー
「1」に変換されることとなる。
(f)アサインバッファABUF:1つのアサインテーブル
ASTBLと同様の8つの記憶域を有するワークバッファで
ある。
(g)パターンデータPDATA:パターン演奏のためのパ
ターンデータである。第6図にパターンデータPDATAの
設定例を示す。パターンデータは、発音タイミングを示
すタイミングデータと音色を特定するボイスナンバーと
をシーケンシャルに並べたデータである。この実施例の
電子楽器では第6図のようなパターンデータを複数有
し、適宜選択することができるようになっている。
次に、第7図から第13図のフローチャートを参照して
第1および第2図に示す電子楽器の動作について説明す
る。
まず、第7図を参照して、この電子楽器のメインルー
チンの処理手順を説明する。
この電子楽器に電源が投入されると、まずステップS1
で各種のテーブル、バッファおよびレジスタ類などをイ
ニシャライズする。次に、ステップS2でパターン演奏を
行うパターン演奏モードであるか否かを判別する。パタ
ーン演奏モードであるときは、ステップS3でどのパター
ンデータを用いてパターン演奏を行うかを選択するパタ
ーンデータ選択処理を行う。次に、ステップS4でアサイ
ンテーブル選択処理を行う。アサインテーブル選択処理
では、複数あるアサインテーブルの中から1つを選択し
そのアサインテーブルの内容をボイスバッファへと展開
する処理を行う。
ステップS4の後、ステップS5でスタート/ストップス
イッチ処理を行い、ステップS6でパターン出力処理を行
った後、ステップS7へと進む。スタート/ストップスイ
ッチ処理は、第2図のスタート/ストップスイッチ26の
操作者による押下を検出しパターン演奏を開始または停
止するためのフラグをセット/リセットする処理を行
う。パターン出力処理は、パターンデータを読み出し所
定の音色で音源に発音指示信号を送出する処理を行う。
ステップS2でパターン演奏モードでない場合は、ステッ
プS7へと分岐する。
次に、ステップS7でアサインテーブル作成モードであ
るか否かを判別する。アサインテーブル作成モードであ
る場合は、ステップS8でアサインテーブル作成処理を行
った後、ステップS9へと進む。ステップS7でアサインテ
ーブル作成モードでない場合は、ステップS9へと分岐す
る。アサインテーブル作成処理は第5図に示したアサイ
ンテーブルASTBLにデータを書込むことなどの処理を行
う。
次に、ステップS9でパターンデータ作成モードである
か否かを判別する。パターンデータ作成モードであると
きは、ステップS10でパターンデータ作成処理を行い、
ステップS11へと進む。ステップS9でパターンデータ作
成モードでない場合は、ステップS11へと分岐する。パ
ターンデータ作成処理は、第6図に示したようなパター
ンデータPDATAを作成する処理である。パターンデータ
作成処理はどのような手順で行ってもよい。例えば以下
のような手順でパターンデータを作成すればよい。まず
操作者は第2図のテンキー22、INCキー23、およびDECキ
ー24を用いて1つのパターンデータPDATAを作成する領
域を選択する。次に、押されたインストキーに割当てら
れたボイスナンバーと押されたタイミングに基づいて、
そのパターンデータ作成領域にパターンデータを作成す
る。
次に、ステップS11で演奏モード選択処理を行い、ス
テップS12でその他の処理を行った後、再びステップS2
へと戻る。演奏モード選択処理は、音色を変換しない通
常モードか音色を変換する音色変換モードかを選択する
処理を行う。その他の処理としては、例えばパターン演
奏モードに設定しあるいは解除する処理、アサインテー
ブル作成モードに設定しあるいは解除する処理、パター
ンデータ作成モードを設定しあるいは解除する処理など
がある。
次に、第8図のフローチャートを参照して、第7図ス
テップS3のパターンデータ選択処理について説明する。
パターンデータ選択処理においては、まずステップS2
1でパターンデータ選択スイッチ28が操作者により押下
されたか否かを判別し、この選択スイッチ28が押下され
ていた場合はステップS22に進む。ステップS22で操作者
は第2図のテンキー22、INCキー23、およびDECキー24を
用いてパターン演奏に用いるパターンデータPDATAを選
択する。ステップS21で選択スイッチ28が押下されてい
なかったとき、およびステップS22の後は、リターンす
る。
次に、第9図のフローチャートを参照して、第7図ス
テップS4のアサインテーブル選択処理について説明す
る。
アサインテーブル選択処理においては、まずステップ
S31で操作者によりアサインテーブル選択スイッチ29が
押下されたか否かを判別する。アサインテーブル選択ス
イッチ29が押下されていない場合はそのままリターンす
る。アサインテーブル選択スイッチ29が押下されていた
場合は、ステップS32で操作者はテンキー22、INCキー2
3、およびDECキー24を用いて複数あるアサインテーブル
ASTBL1〜ASTBLnのうちの1つを選択する。
そして、ステップS33で操作者によりエンターキー27
が押下されたか否かを判別する。エンターキーの押下が
ない場合は、再びステップS32に戻る。ステップS33でエ
ンターキー27の押下があった場合は、ステップS34で選
択されたアサインテーブルASTBLxの内容をアサインバッ
ファABUFへ書き込む。アサインバッファABUFは、アサイ
ンテーブルと同様の8つの記憶域を有する。
次に、ステップS35でワークレジスタiに「1」をセ
ットし、ステップS36でボイスバッファVBUFをクリアす
る。ここでボイスバッファVBUFのクリアとは、全要素VB
UF(1)〜VBUF(20)に設定データなしを示すアスタリ
スク「*」を設定する処理である。
そして、ステップS37でアサインバッファABUFのイン
ストキーナンバーiに対応する要素ABUF(i)の値(ボ
イスナンバー)を読み出す。次に、ステップS38でボイ
スバッファVBUFの該当ボイスナンバーABUF(i)の位置
VBUF(ABUF(i))に既にデータ(変換後ボイスナンバ
ー)が格納されているか否か(アスタリスクか否か)を
判別する。該当する位置VBUF(ABUF(i))に既に変換
後ボイスナンバーが格納されている場合は、ステップS3
9でボイスバッファの該当位置VBUF(ABUF(i))のみ
に先にステップS37において読み出したボイスナンバーA
BUF(i)を書き込み、ステップS41へと進む。ステップ
S38で該当ボイスナンバーの位置VBUF(ABUF(i))に
変換後ボイスナンバーが格納されていない場合(すなわ
ち、アスタリスク「*」が格納されている場合)は、ス
テップS40で該当ボイスナンバーABUF(i)の属するボ
イスタイプであるすべてのボイスナンバーに対応するボ
イスバッファVBUFの各要素領域に先にステップS37で読
み出したボイスナンバーABUF(i)を書き込み、ステッ
プS41に進む。
ステップS41でワークレジスタiをインクリメント
し、ステップ42でワークレジスタiの値が「9」に至っ
たか否かを判別する。レジスタiの値が「9」でない場
合は、再びステップS37に戻り次のインストキーに対応
するデータを処理していく。ステップS42でレジスタi
の値が「9」に等しくなった場合は、リターンする。
次に、第10図を参照して、第7図ステップS5のスター
ト/ストップスイッチ処理について説明する。
スタート/ストップスイッチ処理においては、まずス
テップS51で操作者により第2図のスタート/ストップ
スイッチ26が押下されたか否かを判別する。このスイッ
チ26の押下がない場合はそのままリターンする。このス
イッチ26の押下があった場合は、ステップS52でプレイ
フラグPLAYを反転し、ステップS53でタイミングクロッ
クをリセットした後、リターンする。
次に、第11図を参照して、第7図ステップS8のアサイ
ンテーブル作成処理について説明する。
アサインテーブル作成処理においては、まずステップ
S71で操作者は第2図のテンキー22、INCキー23、および
DECキー24を用いて複数あるアサインテーブルASTBL1〜A
STBLnのうち1つアサインテーブルASTBLxのナンバーx
を選択する。次に、ステップS72で選択されたアサイン
テーブルASTBLxの内容をアサインバッファABUFにコピー
する。
そして、ステップ73で操作者によりエンターキー27の
押下があるか否かを判別し、エンターキー27の押下がな
い場合は再びステップS71に戻ってアサインテーブルの
選択処理を続行する。
ステップS73でエンターキー27の押下があった場合
は、ステップS74で操作者はテンキー22、INCキー23、お
よびDECキー24を用いて割当てたいボイスナンバーを選
択し、ステップS75で操作者によるインストキー1の押
下があるか否かを判別する。インストキー1の押下がな
い場合は再びステップS74に戻りボイスナンバーの選択
処理を続行する。
ステップS75で8つあるインストキー1のうちの1つ
のキーの押下があった場合は、ステップS76で押下のあ
ったインストキーに対応するアサインバッファABUFの記
憶域に先にステップS74で選択したボイスナンバーを書
き込む。次に、ステップS77で操作者によるエンターキ
ー27の押下があるか否かを判別する。
エンターキーの押下でない場合は、ステップS78で操
作者によるキャンセルキー31の押下であるか否かを判別
し、キャンセルキー31の押下でない場合はステップS74
へと戻る。ステップS78でキャンセルキー31の押下であ
る場合は、そのままリターンする。ステップS77でエン
ターキー27の押下があった場合は、ステップS79でアサ
インバッファABUFの内容を選択されたアサインテーブル
ASTBLxにコピーし、リターンする。
次に、第12図を参照して、第7図ステップS11の演奏
モード選択処理について説明する。
演奏モード選択処理においては、まずステップS81で
操作者により演奏モード選択スイッチ30が押下されたか
否かを判別する。演奏モード選択スイッチ30が押下され
ていない場合はそのままリターンする。演奏モード選択
スイッチ30が押下されている場合は、ステップS82で音
色変換モードフラグREPLACEを反転させリターンする。
次に、第13図を参照して、第7図のステップS6のパタ
ーン出力処理について説明する。
パターン出力処理においては、まずステップS91でパ
ターン演奏フラグPLAYが「1」であるか否かを判別す
る。フラグPLAYが「1」でないときはパターン演奏を行
わないということであるのでそのままリターンする。
フラグPLAYが「1」のときはパターン演奏を行うとい
うことであるので、ステップS92に進む。ステップS92で
現在のタイミングクロックの値とパターンデータPDATA
中のタイミング値とを比較し一致するタイミングデータ
があるか否かを判別する。タイミング値が一致するタイ
ミングデータがない場合は現タイミングで発音すべきデ
ータがないということであるから、そのままリターンす
る。
ステップS92でタイミング値が一致するタイミングデ
ータがある場合は、ステップS93で当該タイミングデー
タに引き続くボイスナンバーを読み出し、ステップS94
で音色変換モードフラグREPLACEが「1」であるか否か
を判別する。音色変換モードフラグREPLACEが「1」の
ときは音色変換モードであるから、ステップS95で読み
出したボイスナンバーに対応する変換後ボイスナンバー
を変換用データであるボイスバッファVBUFを参照して得
る。そして、ステップS96で変換後ボイスナンバーがあ
るか否か(すなわち、アスタリスク「*」でないかどう
か)を判別する。変換後ボイスナンバーがある場合は、
ステップS97でレジスタVOICEに該当する変換後ボイスナ
ンバーを格納し、ステップS99でレジスタVOICEの値(変
換後ボイスナンバー)を音源へ送出し、リターンする。
ステップS94で音色変換モードフラグREPLACEの値が
「1」でない場合は通常モードであるから、ステップS9
8へ分岐する。ステップS96で変換後ボイスナンバーがな
い場合も同様にステップS98へ分岐する。ステップS98で
レジスタVOICEにパターンデータ中のボイスナンバーを
そのまま格納し、ステップS99へと進む。
上述したような各処理手順によりこの電子楽器は例え
ば以下のような動作を行うことができる。
まず操作者は所定のスイッチを操作することにより第
6図に示すようなパターンデータPDATAを作成すること
ができる。これは主として第7図ステップS6のパターン
データ作成処理による。
また、操作者はパターン演奏モードにおいて演奏モー
ド選択スイッチ30を用いて通常モード(REPLACE=0)
とし、スタート/ストップスイッチ26を押下してプレイ
状態(PLAY=1)とすることにより、作成したパターン
データPDATAを読み出して音源に音色情報であるボイス
ナンバーを含む発音指示信号を送出することができる。
これによりパターン演奏が行われる。
このとき、通常モードであるからパターンデータPDAT
Aから読み出したボイスナンバーは第13図ステップS93→
S94→S98→S99のような一連の処理により音源に送出さ
れる。すなわち、パターンデータPDATA中のボイスナン
バーがそのまま音源へと送出され、パターンデータPDAT
Aに格納されたボイスメンバー(音色情報)そのままの
音色にて発音が行われる。例えば第6図のパターンデー
タでは、順次以下のような音色で発音される(第3図参
照)。
なお、読み出すパターンデータPDATAは複数あるうち
から第8図のパターンデータ選択処理により1つを選択
することができる。
さらに、この電子楽器では以下のようにしてパターン
演奏における音色を変換することができる。
音色変換のためにまず、所定のスイッチを操作してア
サインテーブル作成モードとし第11図のアサインテーブ
ル作成処理を行う。このアサインテーブル作成処理によ
り第5図に示すように複数あるアサインテーブルASTBL1
〜ASTBLnにボイスナンバーが設定される。
次に、複数あるアサインテーブルASTBL1〜ASTBLnの中
から1つを選択するアサインテーブル選択処理を行う。
例えば、アサインテーブル選択処理により第5図のアサ
インテーブルASTBL1が選択されたとすると、これに基づ
き第9図のアサインテーブル選択処理においてボイスバ
ッファVBUFが設定される。
アサインテーブルASTBL1からボイスバッファVBUFが設
定される手順は以下のようなものである。まず第5図に
おいて第1番のインストキー1−1に対応するアサイン
テーブルASTBL1の要素ASTBL1(1)は「16」であるの
で、第4図(A)に示すようにボイスバッファVBUFのボ
イスナンバー「16」に対応する位置VBUF(16)にボイス
ナンバー「16」が設定される。これとともに、同一のボ
イスタイプであるボイスナンバー「15」の位置VBUF(1
5)は現在アスタリスク「*」であるから、このVBUF(1
5)にも同じボイスナンバー「16」が設定される。これ
は、第9図ステップS37→S38→S40の一連の処理によ
る。
次に、アサインテーブルASTBL1のインストキー1−2
に対応する記憶域ASTBL1(2)にはボイスナンバー「1
7」が割当てられている。これに基づき、第4図(A)
のボイスバッファVBUFのボイスナンバー「17」に対応す
る位置VBUF(17)にボイスナンバー「17」が設定され
る。これとともに、同一のボイスタイプを有するボイス
ナンバー「18」に対応する位置VBUF(18)は現在アスタ
リスク「*」であるから、この位置VBUF(18)にも同じ
ボイスナンバー「17」が設定される。これも第9図ステ
ップS37→S38→S40の一連の処理による。
さらに、アサインテーブルASTBL1のインストキー1−
3に対応する記憶域ASTBL1(3)にはボイスナンバー
「18」が割当てられている。これに基づき、第4図
(A)のボイスバッファVBUFのボイスナンバー「18」に
対応する位置VBUF(18)の値はボイスナンバー「18」と
される。このとき同じボイスタイプを有するボイスナン
バー「17」に対応する位置VBUF(17)には既に変換後ボ
イスナンバーが設定されているのでこのVBUF(17)は書
換えられない。以上は、第9図ステップS37→S38→S39
の一連の処理による。
以下同様にしてアサインテーブルASTBL1に格納されて
いるボイスナンバーの値をボイスバッファVBUFに順次設
定していく。その結果、アサインテーブルASTBL1に基づ
いて第4図(A)のようにボイスバッファVBUFが設定さ
れる。同様にして、例えば第5図のアサインテーブルAS
TBL2を選択するとボイスバッファVBUFは第4図(B)の
ようになる。以上のようにして、音色情報変換用データ
であるボイスバッファVBUFの値が設定される。
アサインテーブルを選択した後、操作者が演奏モード
選択スイッチ30により音色変換モードにしてパターン演
奏を行うと、第6図のパターンデータ内のボイスナンバ
ーはボイスバッファVBUFにしたがって変換される。具体
的には、まず第13図ステップS93→S94→S95により音色
情報変換用データであるボイスバッファVBUFを参照しパ
ターンデータPDATAから読出したボイスナンバーに対応
する変換後データを得る。この変換後データがアスタリ
スク「*」であれば、変換後ボイスナンバなしとしてス
テップS98でもとのパターンデータPDATA内のボイスナン
バーを送出する。一方、変換後ボイスナンバーがあれば
ステップS97でこの変換後ボイスナンバーを音源に送出
する。これにより、変換されたボイスナンバーの音色に
て発音が行われる。
例えば、第6図のパターンデータを用いて第4図
(A)のアサイン1のボイスバッファで変換を行ったと
すると、順次以下のような音色で発音される(第3図お
よび第4図(A)参照)。
さらに、例えば同じ第6図のパターンデータを用いて
第4図(B)のアサイン2のボイスバッファで変換を行
ったとすると、順次以下のような音色で発音される(第
3図および第4図(B)参照)。
上記実施例によれば、パターン演奏に用いる発音可能
な音色のボイスナンバーをアサインテーブルに記憶し、
これをボイスバッファに展開するときに、アサインテー
ブルに記憶されているボイスナンバーについてはボイス
バッファの該当位置に同じボイスナンバーを設定し(し
たがって結果としてアサインテーブルに記憶されている
ボイスナンバーは変換されない)、一方アサインテーブ
ルに記憶されていないボイスナンバーに対応する変換後
ボイスナンバーはアサインテーブルに記憶されているボ
イスナンバーのうち同じボイスタイプのボイスナンバー
から選択されて設定される。したがって、音色情報変換
用データであるボイスバッファの変換後ボイスナンバー
は必ず同じボイスタイプのボイスナンバーとなり、変換
した後のパターン演奏において音楽的に無意味となるこ
とがない。
なお、通常モードと音色変換モードとの切り換えはパ
ターン演奏の途中においても行うことができる。
上記の実施例によればパターンデータにはボイスナン
バーが記録してありボイスナンバーと音色との対応関係
は変更していないので、元の音色のパターンを復元する
のは容易である。
また、インストキーに音色を割当てるときにその配置
を考慮する必要がなく自由な配置が可能である。これは
インストキーに割当てた音色情報をボイスバッファに展
開することにより音色の変換を行っているからである。
なお、上記の実施例では第1番のインストキー1−1に
割り当てられたボイスナンバーから順次処理しているの
でインストキー番号の小さいデータがボイスタイプを代
表する変換後ボイスナンバーとなるが、これに限らずイ
ンストキー番号が大きいデータをボイスタイプを代表す
る変換後ボイスナンバーとしてもよいし、あるいは使用
者が自由に選択できるようにしてもよい。
さらに、上記の実施例ではボイスバッファを1つのみ
備えているが、これに限らず複数のボイスバッファを備
え複数のアサインテーブルデータから各ボイスバッファ
に展開しておきこれらを切替えるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、変換後音色
情報を同じ音色タイプの音色情報群の中から決定して音
色情報変換用データとして記憶し、この音色情報変換用
データを参照してパターンデータの音色情報を変換して
音源に送出するようにしているので、音色の変換は同じ
音色タイプの音色の中で行われ音楽的に意味のないパタ
ーンになることがない。
また、パターンデータ中の音色情報は変更せずその音
色情報と音色との対応関係も変更していないので、元の
パターンを復元することは極めて容易である。さらに、
音色情報変換用データを作成する際に、いくつかの音色
情報を指定し、指定された音色情報についてはその音色
情報そのものを音色情報変換データに設定し、指定され
なかった音色情報については音色情報変換データにその
音速情報と同じタイプの音色情報群の中から指定された
音色情報を設定するようにすれば、音色情報の指定の順
序などを考慮する必要がなく自由な指定が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器の全体ブ
ロック構成図、 第2図は、この実施例の電子楽器のパネルの外観図、 第3図は、ボイステーブルの概念図、 第4図は、ボイスバッファの概念図、 第5図は、アサインテーブルの概念図、 第6図は、パターンデータの概念図、 第7図は、この電子楽器のメインルーチンのフローチャ
ート、 第8図は、この電子楽器のパターンデータ選択処理ルー
チンのフローチャート、 第9図は、この電子楽器のアサインテーブル選択処理ル
ーチンのフローチャート、 第10図は、この電子楽器のスタート/ストップスイッチ
処理ルーチンのフローチャート、 第11図は、この電子楽器のアサインテーブル作成モード
ルーチンのフローチャート、 第12図は、この電子楽器の演奏モード選択処理ルーチン
のフローチャート、 第13図は、この電子楽器のパターン出力処理ルーチンの
フローチャート、 第14図は、従来より用いられているパターンデータの概
念図、 第15図は、従来のこの種の電子楽器のインストキーを示
す外観図である。 1:インストキー、2:キー検出回路、3:表示回路、4:スイ
ッチ類、5:ランダムアクセスメモリ、6:リードオンリー
メモリ、7:中央処理装置、8:音源回路、9:サウンドシス
テム、10:バスライン、22:テンキー、23:INCキー、24:D
ECキー、25:演奏モード選択スイッチ、26:スタート/ス
トップスイッチ、27:エンターキー。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音色を特定する音色情報と該音色で発音を
    行なうタイミングを特定するタイミング情報とを含むパ
    ターンデータを記憶するパターン記憶手段と、このパタ
    ーン記憶手段からパターンデータを読み出すパターン読
    み出し手段とを備え、読み出したパターンデータのタイ
    ミング情報に基づくタイミングで発音指示信号を音源に
    送出する電子楽器であって、 音色情報を変換するための音色情報変換用データを記憶
    した音色情報変換用データ記憶手段であって、1つの音
    色情報をキーとして該音色情報変換用データを参照する
    と、その音色情報と同じ音色タイプの音色情報群の中か
    ら1つの変換後音色情報が読み出せるものと、 上記パターン読み出し手段により読み出したパターンデ
    ータに含まれる音色情報をキーとして上記音色情報変換
    用データを参照し、読出した変換後音色情報を音源に送
    出するパターン出力手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】音色を特定する音色情報と該音色で発音を
    行なうタイミングを特定するタイミング情報とを含むパ
    ターンデータを記憶するパターン記憶手段と、このパタ
    ーン記憶手段からパターンデータを読み出すパターン読
    み出し手段とを備え、読み出したパターンデータのタイ
    ミング情報に基づくタイミングで発音指示信号を音源に
    送出する電子楽器であって、 複数の音色情報を格納したアサインテーブルを記憶した
    アサインテーブル記憶手段と、 音色情報を変換するための音色情報変換用データを上記
    アサインテーブルを参照して生成し記憶する音色情報変
    換用データ生成記憶手段であって、1つの音色情報をキ
    ーとして該音色情報変換用データを参照すると、その音
    色情報と同じ音色タイプの音色情報群の中から上記アサ
    インテーブルに格納されている何れかの音色情報と一致
    する1つの音色情報が、変換後音色情報として読み出せ
    るように、音色情報変換用データを生成し記憶するもの
    と、 上記パターン読み出し手段により読み出したパターンデ
    ータに含まれる音色情報をキーとして上記音色情報変換
    用データを参照し、読出した変換後音色情報を音源に送
    出するパターン出力手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】前記パターン出力手段は、読み出したパタ
    ーンデータに含まれる音色情報をキーとして前記音色情
    報変換用データを参照した際に、前記音色情報変換用デ
    ータ中に読み出すべき変換後音色情報が無かったとき
    は、読み出したパターンデータに含まれる音色情報をそ
    のまま音源に送出するものである特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】前記アサインテーブル記憶手段が複数のア
    サインテーブルを記憶しており、該複数のアサインテー
    ブルから1つのアサインテーブルを選択するアサインテ
    ーブル選択手段を備え、前記音色情報変換用データ生成
    記憶手段は、前記アサインテーブル選択手段により選択
    されたアサインテーブルを参照して音色情報変換用デー
    タを生成記憶する特許請求の範囲第2項に記載の電子楽
    器。
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