JPH08236788A - 半導体センサの製造方法 - Google Patents

半導体センサの製造方法

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JPH08236788A
JPH08236788A JP6707995A JP6707995A JPH08236788A JP H08236788 A JPH08236788 A JP H08236788A JP 6707995 A JP6707995 A JP 6707995A JP 6707995 A JP6707995 A JP 6707995A JP H08236788 A JPH08236788 A JP H08236788A
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recess
alignment
semiconductor substrate
diaphragm
substrate
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JP6707995A
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Yasunobu Osa
保信 小佐
Mamoru Tomoma
衛 友眞
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Motorola Solutions Japan Ltd
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Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 特殊な機器を使用することなく、位置合わせ
が容易で精度の高い、張り合わせ技術を用いた半導体セ
ンサの製造方法を提供する。 【構成】 第一半導体基板1のいずれか一方面にダイヤ
フラム用の凹部3を形成するとともに、この凹部周辺の
所定位置に当該凹部よりも深い位置あわせ用の凹部を形
成し、これら凹部の形成された第一半導体基板1の一方
面に絶縁膜7を有する第二半導体基板8を張り合わせる
とともに、第一半導体基板1の他方の面を前記位置合わ
せ用の凹部が露出するまで研磨し、露出した凹部の位置
に基づいて第一半導体基板の他方の面に圧力検出素子1
0を形成する。尚11は検出信号処理用集積回路であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体センサの製造方
法に係り、詳しくは、例えばダイヤフラムの歪みを検出
することにより、圧力や加速度等を検出する半導体セン
サをSOI(silicon on insulato
r)基板上に形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、圧力を検出する半導体セ
ンサとして、図5に示すような半導体圧力センサが知ら
れている。この半導体圧力センサの製法については、図
5(a)に示すように、例えば、500μm程度の厚さ
の単結晶シリコンウエハ21の一方面側において、当該
単結晶シリコンウエハ21の局所的な厚みが20μm程
度となるようにKOHを用いて異方性エッチングを行う
ことで、凹部22びダイヤフラム23が形成され、さら
に、歪みの検出を効率良く行うためにダイヤフラム23
の端部近傍位置に、例えば、ピエゾ素子等の圧力検出素
子24が埋設される。そして図5(b)に示すように、
単結晶シリコンウエハ21の凹部22形成側にガラス基
板25やシリコン基板が接合されることにより、絶対圧
を測定する圧力センサが形成され、一方、図5(c)に
示すように、ガラス基板25に孔26が穿設されること
により、ダイヤフラム23両面の差圧を測定する圧力セ
ンサが形成される。そして、半導体圧力センサのダイヤ
フラム23部分に圧力が加わって歪みが生じると、圧力
検出素子24により歪みが電気信号に変換され、ダイヤ
フラム23の歪み、すなわち、印加圧力の大きさに比例
した信号出力が行われる。
【0003】半導体圧力センサにおけるダイヤフラム2
3は、わずかな圧力に対しても反応するように、ダイヤ
フラム23を精度良く薄くすることや、あるいは、ダイ
ヤフラム23の面積を大きくすることが必要であり、ま
た、半導体圧力センサ自体をより小型化することが要求
されている。
【0004】ところが、前述の異方性エッチングを用い
た凹部22の形成では、ダイヤフラム23の厚さを高精
度に制御することが困難であり、また、2mm四方程度
のダイヤフラムを得るためには3mm四方程度の開口部
が形成されるため、半導体圧力センサのサイズを小さく
することが困難となる。
【0005】そこで、近時においては、図5に示すよう
に、張り合わせ技術を用いた半導体圧力センサが案出さ
れている。この半導体圧力センサは、まず、単結晶シリ
コンウエハからなる支持基板31の一方面側にプラズマ
エッチング等によって深さ2μm程度のマイクロキャビ
ティ32を形成するとともに(図6(a)参照)、マイ
クロキャビティ32の形成面側に支持基板31と同様の
単結晶シリコンウエハからなる素子形成用基板33(だ
だし表面に例えば厚さ0.2μmの絶縁膜が形成されて
いる。)を張り合わせ(図6(b)参照)、次に、素子
形成用基板33の厚さが10μm程度になるまで研磨し
てダイヤフラム34を形成するとともに(図6(c)参
照)、ダイヤフラム34に歪みを効率良く検出するよう
に前記マイクロキャビティ32の端部近傍位置に圧力検
出素子35を埋設することによって形成されるものであ
り(図6(d)参照)、圧力印加に伴うダイヤフラム3
4の歪みを圧力検出素子35によって検出することで圧
力を電気信号に変換するものである。
【0006】ここで、圧力検出素子35は、その目的か
らダイヤフラム34の歪みを効率良く検出するために、
当該ダイヤフラム34におけるマイクロキャビティ32
の端部近傍位置に埋設する必要があるが、2枚のシリコ
ンウエハを張り合わせた後は、図6(b)及び図6
(c)に示すように、素子形成用基板33のダイヤフラ
ム34からマイクロキャビティ32の形成位置、つま
り、圧力検出素子35を埋設する位置は、可視光では見
ることができない。そこで、従来のキャビティ位置検出
方法では、図6(d)に示すように、マイクロキャビテ
ィ32の形成位置が視認できるようにIRコンタクトア
ライナー等を用いて予めアライメントキー36を打ち込
むことにより、このアライメントキー36に基づいて圧
力検出素子35の埋設位置が決定されていた。
【0007】また位置合わせ精度を更に改良するために
図7に示すように基板31、33の張り合わせ前に、マ
イクロキャビティ32の位置を基準として基板31の裏
面側にアライメントキー37を設けておき、基板31、
33の張り合わせ後に、前記アライメントキー37を素
子形成用基板33の表面側に転写したアライメントキー
38を形成する手法も検討されている。
【0008】なお、張り合わせ技術を用いることの利点
としては、半導体デバイス製造において、SOI(Sili
con On Insulator)基板を容易に製造できることが挙げ
られる。SOI基板は絶縁物上に単結晶シリコン層を形
成するものである。
【0009】SOI基板は、絶縁物による完全な素子間
の分離が容易であり、CMOSにおけるラッチアップ等
の誤動作の少ない構造であり、また、高密度化が容易
で、接合容量を低減できることから高速動作が可能であ
るという数々の利点がある。さらに、シリコン層の厚さ
が2μm以下になると、デバイスの製造工程を少なくす
ることができる。以上のような利点から張り合わせ技術
を用いることにより、将来的に圧力センサと他の集積回
路とのモノリシック化を図る技術を検討することが可能
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すような従来の張り合わせ技術を用いた半導体圧力セ
ンサにあっては、アライメントキー36を形成するため
にIRコンタクトアライナー等を用いていたため、以下
に述べるような問題点があった。
【0011】すなわち、今日のMOSLSI工場では、
半導体デバイスの製造工程においてIRコンタクトアラ
イナーといった特殊な機器は使用されておらず、そのほ
とんどがプロジェクションタイプアライナー(主にステ
ッパ)を用いたものとなっている。これは、IRコンタ
クトアライナーが高価であり、分解能があまり良くない
といった理由によるものであり、従って上述のプロセス
のためのみに同装置を購入しなければならず、コスト高
になってしまう。
【0012】また、コンタクトアライナーの欠点である
マスクが直接基板(フォトレジスト)に接触するため、
プロセス上の欠陥が生じ易いという問題点があるし、特
に図6に示すように表面側にアライメントキーを転写す
る方法では両面コンタクトアライナーが用いられている
が、この場合は基板の表面と裏面とで露光を繰り返すこ
とになるため、MOS工場のプロセスに馴染みにくいと
いう問題点もある。更にいずれのコンタクトアライナー
の場合にも分解能をよくするために両面が鏡面研磨され
た基板が必要になり、材料コストの増加をもたらすとい
う欠点がある。
【0013】本発明の課題は、上記問題点を解消し、特
殊な機器を使用することなく、位置合わせの精度が高
い、張り合わせ技術を用いた半導体センサの製造方法を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第一
半導体基板の一方面に、ダイヤフラム用の凹部と、この
凹部よりも深い位置合わせ用の凹部とを形成する工程
と、これら凹部の形成された前記第一半導体基板の一方
面に第二半導体基板の一方面側を張り合わせる工程と、
前記第一半導体基板の他方面を前記位置合わせ用の凹部
が露出するまで研磨する工程と、露出した前記位置合わ
せ用の凹部の位置に基づいて、ダイヤフラム用の凹部に
対応する位置に圧力検出素子を形成する工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、第一半導体基板の一方
面に、ダイヤフラム用の凹部と、この凹部よりも深い位
置合わせ用の凹部とを形成する工程と、これら凹部の形
成された前記第一半導体基板の一方面に第二半導体基板
の一方面側を張り合わせる工程と、前記第一半導体基板
の他方面を前記位置合わせ用の凹部が露出するまで研磨
する工程と、露出した前記位置合わせ用の凹部の位置に
基づいて、ダイヤフラム用の凹部に対応する位置に圧力
検出素子及び集積回路を形成する工程と、を含むことを
特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、位置合わせ用の凹部には、第一半導体基板
の材質とは光学的に異なる材質よりなる埋め込み物が埋
めこまれていることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明は、半導体基板上に位置合
わせマークとダイヤフラム用の凹部とを形成し、前記位
置合わせマークに基づいてダイヤフラム用の凹部に対応
する位置に圧力検出素子を形成する半導体センサの製造
方法において、第一半導体基板の一方面に、ダイヤフラ
ム用の凹部を形成すると共に、前記一方面における位置
合わせマークをなす領域に前記凹部よりも深い位置合わ
せ用の複数の凹部とを形成し、更に位置合わせ用の凹部
を、第一半導体基板の材質とは光学的に異なる材質より
なる埋め込み物で埋める工程と、これら凹部の形成され
た前記第一半導体基板の一方面に第二半導体基板の一方
面を張り合わせる工程と、前記第一半導体基板の他方面
を前記位置合わせ用の凹部内の埋め込み物が露出するま
で研磨する工程と、露出した前記位置合わせ用の凹部の
位置に基づいて、ダイヤフラム用の凹部に対応する位置
に圧力検出素子を形成する工程と、を含み、複数の位置
合わせ用の凹部内の露出した埋め込み物の集合により1
個の位置合わせマークが構成されることを特徴とする。
【0018】
【作用】第一半導体基板及び第二半導体基板を張り合わ
せた後第一半導体の他方面を研磨して位置合わせ用の凹
部を露出させると、この凹部はダイヤフラム用の凹部に
対して所定の位置関係をもって形成されているので、位
置合わせ用の凹部を基準にして圧力検出素子を形成でき
る。従って特別なIRコンタクトアライナーを用いずに
位置合わせを行えるので簡単にかつ高精度に圧力検出素
子を形成できる。
【0019】そして半導体基板の張り合わせ技術により
いわゆるSOI基板を形成する方法において上述の手法
を取り入れているため、位置合わせ用の凹部を形成し
(更に例えばこの凹部にポリシリコンなどを埋め込んだ
後)、半導体基板の張り合わせを行う工程を経た後、圧
力検出素子及び集積回路の形成工程に移れるので、圧力
検出素子及び集積回路を含む単一チップの製造工程が簡
単になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図1〜図3を
参照して説明する。図1及び図2は、本発明の半導体セ
ンサの製造過程を示す概略断面図であり、図3は、本発
明の半導体センサの平面図及び断面図である。まず、図
1に示すように、単結晶シリコンウエハからなる第一半
導体基板である素子形成用基板1上に酸化膜(あるい
は、その他の耐エッチング膜)がマスク2として形成さ
れ、マスク2の形成面にダイヤフラム用の凹部となるマ
イクロキャビティ3が形成される(図1(a)参照)。
なお、本実施例での具体的なエッチングの深さは2μm
であるが、これはキャビティ構造の設計によって0.5
〜5μm程度の範囲で変動する。
【0021】そして、素子形成用基板1のマイクロキャ
ビティ3の位置に基づいて、位置合わせ用の凹部となる
アライメントキー(位置合わせキー)4のトレンチエッ
チングが行われ(図1(b)参照)、この場合のアライ
メントキー4のトレンチ深さは後述する「残し厚み」に
依存し、トレンチ全体の深さは「残し厚み」以上である
ことが必要となる。具体的には、本実施例のアライメン
トキー4のトレンチ深さは12μmとなっており、この
12μmのトレンチ深さは「残し厚み」が10μmであ
ることを仮定して設定している。またアライメントキー
4の孔の大きさについては、例えば0.8〜1.0μm
程度の角形とされる。
【0022】この場合、マイクロキャビティ3とアライ
メントキー4とを異なる方法によってエッチングすると
きや、位置合わせ精度があまりとれないときには、アラ
イメントキー4を先に形成し、後からマイクロキャビテ
ィ3を形成するようにしてもよく、また、エッチングの
方法としては、形成すべきアライメントキー構造の制約
によって、例えば、ウェットエッチング、プラズマエッ
チング、リアクティブイオンエッチング等の方法を用い
ることができるが、リアクティブイオンエッチングによ
る加工がもっとも効果的である。
【0023】そしてマイクロキャビティ3及びアライメ
ントキー4を同時に形成する場合には、アライメントキ
ー4をマイクロキャビティ3よりも深くするために更に
アライメントキー4に対してエッチングする工程が行わ
れるが、このエッチング工程は一旦マイクロキャビティ
3を含む基板2の表面に保護膜を形成した状態で行われ
る。
【0024】次に新たに1000オングストロームオー
ダーの酸化膜5を形成し、アライメントキー4のトレン
チ部分をポリシリコン6等によって埋める。このように
ポリシリコンなどで埋め込みを行う理由は、以降の工程
(センサエレメント及びその他のデバイス形成過程)に
おいて、トレンチ部分内にゴミが残るなどの問題を回避
するためである(図1(d)参照)。
【0025】そして、素子形成用基板1のマイクロキャ
ビティ3形成面側に、絶縁膜(酸化膜)81を有する第
二半導体基板である支持基板8を張り合わせる(図1
(e)参照)。このとき張り合わせを容易に行うために
例えば厚さ0.2μmの酸化膜7を表面に形成しておく
ことが望ましい。続いて所定の厚みにまで素子形成用基
板1を削り、マイクロキャビティ3上に10μm厚さ程
度のダイヤフラム9を形成する(図2(a)参照)。こ
れによりアライメントキー4のトレンチ部分の一部が素
子形成用基板1の表面に露出するので、以後のセンサエ
レメント及びその他のデバイス形成過程において、この
アライメントキー4をアライメントマークとして利用す
ることができる。
【0026】すなわち、このアライメントマークによ
り、素子形成用基板1のマイクロキャビティ3形成位置
が把握できるので、アライメントマーク位置に基づい
て、圧力検出素子であるピエゾ素子10が形成され(図
2(b)及び図3参照)、さらに、他の集積回路11,
12等が形成されることによって本実施例の半導体セン
サが形成される(図2(c)参照)。
【0027】ここでアライメントキー4は、凹部のまま
としておくよりもポリシリコン等で埋め込む方が、ゴミ
等の混入を防止する上で好ましく、その場合ポリシリコ
ンを用いることが得策である。何故ならポリシリコンは
付着性が良いので埋め込みが容易だからである。
【0028】一方上述の説明では1個のアライメントキ
ー4を1個のアライメントマークとして利用するように
便宜上記載したが、ポリシリコン6によってアライメン
トキー4のトレンチ部分を埋め込む場合、アライメント
キー4を複数形成してその集合をアライメントマークと
して利用することが望ましい。図4はその一例を示す図
であり、露光装置により認識されるアライメントマーク
の大きさは、例えば図4(b)に示すように一辺Aが4
μmもの正方形であるが、このように間口の大きい凹部
をポリシリコンで埋めると、厚い膜が必要になりポリシ
リコンを大量に使用しなければならず、埋め込み時間も
長くなるなど得策ではない。
【0029】そこで本発明では図4(a)に示すように
線幅B及び長さCが夫々0.8〜1.0μm及び4μm
の横長の帯状のアライメントキー4を、間隔Dが0.8
〜1.0μmとなるように例えば4個形成して、4個の
アライメントキー4の集合により図4(b)に示すアラ
イメントマーク40と同等のものとすることが望まし
い。なお図4の例ではアライメントマーク40を例えば
間隔4μmで複数個配列して、これらアライメントマー
ク40の群に基づいて露光時の位置合わせを行うように
している。
【0030】また集積回路11、12は、例えば圧力検
出素子の信号の処理に関連する周辺回路や他の信号の処
理回路などが相当する。こうしてウエハの張り合わせに
よるSOI基板を用いることにより、ダイヤフラムの厚
さを小さくすれば回路設計の自由度の大きい集積回路を
形成できると共に、集積回路と圧力センサとを含む複合
デバイスを1チップ化することができ、そして上述の位
置あわせの手法によればIRコンタクトアライナを用い
ないので高精度な位置あわせをおこなうことができるた
め、結果として集積度の高い小型なチップを製造するこ
とができる。
【0031】以上において、支持基板8側に孔13を穿
設することによって図2(c)における絶対圧測定用圧
力センサは、差圧測定用圧力センサとすることができる
(図2(d)参照)。そして複数のダイヤフラムを形成
して孔13を穿設するものとしないものとを適宜選択す
ることにより、一つの基板上に絶対圧測定用圧力センサ
と差圧測定用圧力センサとを容易に形成することができ
る。また差圧測定用圧力センサを構成する場合、ウエハ
の張り合わせ技術を用いれば例えば図2(d)に示すよ
うにマイクロキャビティ3に段部を形成できるので、つ
まりマイクロキャビティ3の開口部を絞ることができる
ので、基板1が歪んだときに前記開口部(段部)が塞が
るため、破壊に至る圧力を大きくとれる。
【0032】なお、前記アライメントキー4のトレンチ
部分を含む素子形成用基板1を削るポリッシング工程に
おいて、トレンチ部分の最下部で自動的にポリッシング
が停止するためのポリッシングストッパとして利用する
ことも可能であり、このようにすることで、均一で薄い
ダイヤフラムが得られる。
【0033】更に例えば、前記圧力検出素子としては、
拡散抵抗素子や静電容量素子を用いてもよく、また、圧
力検出素子は、図3に示すように1つの素子により圧力
を検出するものだけではなく、4個の素子によってホイ
ートストンブリッジを構成するタイプのものとしてもよ
いし、さらには圧力を検出するためのセンサに限らず圧
力検出素子の信号に基づいて加速度を検出するための加
速度センサとして構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、本発明に
よれば、IRコンタクトアライナー等の特殊な機器を使
用しなくて済み、また精度の高い位置あわせを行うとが
できるので、SOI基板上に精度よく圧力検出素子を形
成できると共に、微細なパターンを形成できるため、圧
力センサを搭載した集積度の高い小型なチップが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体センサの製造過程を示す概略断
面図である。
【図2】図1に続く、本発明の半導体センサの製造過程
を示す概略断面図である。
【図3】本発明の半導体センサの平面図及び断面図であ
る。
【図4】複数のアライメントキーの集合により位置合わ
せマークを形成した例を示す平面図である。
【図5】従来の半導体センサの製造過程を示す概略断面
図である。
【図6】図5と異なる従来の半導体センサの製造過程を
示す概略断面図である。
【図7】従来の半導体センサの製造過程の更に他の例を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 素子形成用基板(第一半導体基板) 2 マスク 3 マイクロキャビティ(第一凹部) 4 アライメントキー(第二凹部) 5 酸化膜 6 ポリシリコン 7 酸化膜 8 支持基板(第二半導体基板) 9 ダイヤフラム 10 ピエゾ素子(圧力検出素子) 11,12 他の集積回路 13 孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一半導体基板の一方面に、ダイヤフラム
    用の凹部と、この凹部よりも深い位置合わせ用の凹部と
    を形成する工程と、 これら凹部の形成された前記第一半導体基板の一方面に
    第二半導体基板の一方面側を張り合わせる工程と、 前記第一半導体基板の他方面を前記位置合わせ用の凹部
    が露出するまで研磨する工程と、 露出した前記位置合わせ用の凹部の位置に基づいて、ダ
    イヤフラム用の凹部に対応する位置に圧力検出素子を形
    成する工程と、を含むことを特徴とする半導体センサの
    製造方法。
  2. 【請求項2】第一半導体基板の一方面に、ダイヤフラム
    用の凹部と、この凹部よりも深い位置合わせ用の凹部と
    を形成する工程と、 これら凹部の形成された前記第一半導体基板の一方面に
    第二半導体基板の一方面側を張り合わせる工程と、 前記第一半導体基板の他方面を前記位置合わせ用の凹部
    が露出するまで研磨する工程と、 露出した前記位置合わせ用の凹部の位置に基づいて、ダ
    イヤフラム用の凹部に対応する位置に圧力検出素子及び
    集積回路を形成する工程と、を含むことを特徴とする半
    導体センサの製造方法。
  3. 【請求項3】位置合わせ用の凹部には、第一半導体基板
    の材質とは光学的に異なる材質よりなる埋め込み物が埋
    めこまれていることを特徴とする請求項1または2記載
    の半導体センサの製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板上に位置合わせマークとダイヤ
    フラム用の凹部とを形成し、前記位置合わせマークに基
    づいてダイヤフラム用の凹部に対応する位置に圧力検出
    素子を形成する半導体センサの製造方法において、 第一半導体基板の一方面に、ダイヤフラム用の凹部を形
    成すると共に、前記一方面における位置合わせマークを
    なす領域に前記凹部よりも深い位置合わせ用の複数の凹
    部を形成し、更に位置合わせ用の凹部を、第一半導体基
    板の材質とは光学的に異なる材質よりなる埋め込み物で
    埋める工程と、 これら凹部の形成された前記第一半導体基板の一方面に
    第二半導体基板の一方面側を張り合わせる工程と、 前記第一半導体基板の他方面を前記位置合わせ用の凹部
    内の埋め込み物が露出するまで研磨する工程と、 露出した前記位置合わせ用の凹部の位置に基づいて、ダ
    イヤフラム用の凹部に対応する位置に圧力検出素子を形
    成する工程と、を含み、 複数の位置合わせ用の凹部内の露出した埋め込み物の集
    合により1個の位置合わせマークが構成されることを特
    徴とする半導体センサの製造方法。
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