JPH08236352A - 異方性磁石の脱磁方法および脱磁装置 - Google Patents

異方性磁石の脱磁方法および脱磁装置

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JPH08236352A
JPH08236352A JP4220395A JP4220395A JPH08236352A JP H08236352 A JPH08236352 A JP H08236352A JP 4220395 A JP4220395 A JP 4220395A JP 4220395 A JP4220395 A JP 4220395A JP H08236352 A JPH08236352 A JP H08236352A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンド磁石を完全に脱磁するとともに、脱磁
工程数の低減を図り、低コスト化を達成することを目的
とする。 【構成】 磁気異方性を有する磁石を脱磁する方法にお
いて、着磁された2以上の磁石を一列に並べて互いに吸
着させそれぞれの磁場配向方向を磁石の並び方向に揃え
る磁場配向方向整列工程と、前記磁石に対して並び方向
に平行に磁界を印加してこれら磁石の脱磁を行う磁界印
加工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性粉末を樹脂で結合
して成形された磁気異方性を有するボンド磁石の製造工
程において、残留磁気による磁粉等の異物付着を防止す
るのに好適な異方性磁石の脱磁方法および脱磁装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、小型モーターやオートアイリス
機構等に使用される磁石は、磁性粉末と樹脂とを混ぜて
成形したボンド磁石であり、特に磁化容易軸の方向を一
方向に配向することにより強い磁性を有する磁気異方性
のボンド磁石(例えば、希土類を用いたSmCoやNd
FeB磁石)が好適とされる。この磁気異方性のボンド
磁石の製造方法は、磁性粉末と樹脂を混ぜた後、これを
磁場中において成形し、さらに150℃〜200℃の温
度で樹脂硬化を行う。この後、腐食防止用のコーティン
グ等の加工を施し、直流磁場中で再び着磁して製造す
る。
【0003】上記の製造方法において、成形されたボン
ド磁石の加工を行う前に、磁性粉末等の異物付着を防止
するための脱磁を行う必要がある。特に、NdFeB磁
石等は腐食され易いことから成形後に耐食性を向上させ
るためのコーティングを施す工程があり、この工程前に
成形品の脱磁を行い表面に付着する異物を除去する必要
がある。しかし、ボンド磁石の場合は、耐熱温度(20
0℃〜300℃)が比較的低く通常の焼結磁石のように
キュリー点(300℃〜400℃)以上の温度に加熱し
て熱消磁を行うことができない。このため、従来は、脱
磁手段として以下に述べる方法を用いている。
【0004】まず、成形時に磁場配向後、金型内で反転
磁場を印加してできる限りの脱磁を行う。この後、金型
から取り外す前に、ボンド磁石に予めマーキング(例え
ば、ポンチ等で刻印を行う)等を施し、金型から取り出
した後に、僅かに残った磁気の磁場配向方向を揃えて並
べ、この方向に平行に漸次減衰する交流磁界を印加して
完全脱磁を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記脱磁手段
には、以下のような解決すべき課題が残されている。金
型内での反転磁場による脱磁だけでは、完全に脱磁する
ことが困難であり、特に多数個を一度に成形する場合に
は、それぞれの成形体にかかる磁場がばらつくため完全
に脱磁することが不可能である。また、磁場配向方法を
揃えるためには、前述のようにボンド磁石にマーキング
を施す等の工程が必要となり、多大なコストの増大を招
いている。本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもの
で、ボンド磁石を完全に脱磁するとともに、脱磁工程数
の削減を図り、低コスト化を達成することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】磁気異方性を有する磁石
を脱磁する方法において、着磁された2以上の磁石を一
列に並べて互いに吸着させそれぞれの磁場配向方向を磁
石の並び方向に揃える磁場配向方向整列工程と、前記磁
石に対して並び方向に平行に磁界を印加してこれら磁石
の脱磁を行う磁界印加工程とを有する技術を採用する。
また、2以上の磁石を一列に並べる磁石整列工程と、前
記磁石に対して並び方向に平行に直流磁界を印加して磁
石を着磁し互いに吸着させそれぞれの磁場配向方向を磁
石の並び方向に揃える仮着磁工程と、これら磁石に対し
て並び方向に平行に磁界を印加して磁石の脱磁を行う磁
界印加工程とを有する技術を採用する。さらに、これら
異方性磁石を脱磁する方法において、前記磁界印加工程
は、磁石に対して並び方向に平行に漸次減衰する交流磁
界を印加してこれら磁石の脱磁を行う交流減衰磁界印加
工程とされる技術が付加される。そして、磁気異方性を
有する磁石の脱磁装置において、2以上の磁石を一列に
並べる整列手段と、整列された磁石を搬送する磁石搬送
路と、該磁石搬送路の途中に設けられ磁石に対して並び
方向に平行に直流磁界を印加する仮着磁用コイルと、磁
石搬送路の該仮着磁コイルより下流に設けられ磁石に対
して並び方向に平行に漸次減衰する交流磁界を印加する
脱磁用コイルとを具備する技術を採用する。
【0007】
【作用】予め着磁された複数の磁石を一列に並べると、
各磁石は着磁されているので互いの異極同士が引き合う
とともに回転して吸着し合う。このとき、それぞれの磁
場配向方向が並び方向に揃えられる。そして、このよう
に並べられた磁石に対して、該磁石の並び方向に平行に
磁場を印加(例えば、磁場配向方向に対する反転磁界等
を印加)すると、磁石の磁化の強さを低下させ、脱磁す
ることができる。また、未着磁や僅かに着磁されただけ
の磁石を含む磁化の強さが互いに異なる複数の磁石の場
合には、これら磁石を一列に並べた後、磁石の並び方向
に平行に直流磁界を印加することによって、各磁石を仮
着磁して、互いの異極同士を引き合わせて回転させ吸着
させる。このとき、それぞれの磁場配向方向は並び方向
に揃う。この後、上記と同様に、並び方向に平行な磁界
を印加することによってこれら磁石を脱磁する。上記の
磁界を印加して磁石の脱磁を行う際に、磁石の並び方向
に平行に漸次減衰する交流磁界を印加すると、この交流
磁界の減衰に伴って磁石の磁化の強さも漸減し、最終的
には、交流磁界の強さを零まで減衰させることによって
磁石は完全に脱磁される。そして、本発明の異方性磁石
の脱磁装置においては、2以上の磁石を整列手段によっ
て一列に並べ、これら整列された磁石を磁石搬送路によ
って搬送する。このように搬送される磁石は、磁石搬送
路の途中で仮着磁用コイルにより並び方向に平行な直流
磁界を印加されて仮着磁され、互いの異極同士を引き合
わせて回転し吸着する。このとき、それぞれの磁場配向
方向は並び方向に揃う。この後、仮着磁された磁石は搬
送され、仮着磁コイルの下流に設けた脱磁用コイルによ
って磁石の並び方向に漸次減衰する交流磁界が印加され
る。これによって、磁石は完全に脱磁される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照しながら説明する。これらの図において符号1はボ
ンド磁石、2はボンド磁石の脱磁装置、3はパーツフィ
ーダー、4はガイド板、5は磁石搬送路、6は仮着磁用
コイル、7は脱磁用コイルである。
【0009】図1に示すように、脱磁装置2は、複数の
ボンド磁石1を供給するパーツフィーダー3と、該パー
ツフィーダー3の供給路3Aに連結された一対のガイド
板4と、該ガイド板4を上部に配する磁石搬送路5と、
該磁石搬送路5の途中に設けられる仮着磁用コイル6
と、磁石搬送路5の仮着磁コイル6より下流に設けられ
る脱磁用コイル7とを具備している。
【0010】パーツフィーダー3の内部には、未着磁状
態および磁化の強さが異なる複数のボンド磁石1が収納
されている。これらボンド磁石1は、SmCoやNdF
eB磁石等の磁気異方性のボンド磁石であり、それぞれ
同一の円柱状に成形されている。パーツフィーダー3
は、内部のボンド磁石1に振動を加えることによりこれ
らボンド磁石1を整列させて供給路3Aに送り出すもの
であり、該供給路3Aの両側壁3Bに接続状態に設けら
れた一対のガイド板4とともに、ボンド磁石を一列に並
べる整列手段を構成している。上記両側壁3Bの間隔
は、ガイド板4に向けて漸次狭くなるように設定され、
両側壁3Bのガイド板4との接続部分および一対のガイ
ド板4の間隔は、ボンド磁石1の直径より僅かに広く設
定されている。供給路3Aの先端下部には、ベルトコン
ベア5Aがガイド板4に沿って設けられている。このベ
ルトコンベア5Aは、供給路3Aより送り込まれるボン
ド磁石1を一対のガイド板4の間に位置させながらガイ
ド板4の長さ方向に搬送させるものである。
【0011】ベルトコンベア5Aの途中には、円筒状に
形成された仮着磁用コイル6が、中心軸上にベルトコン
ベア5Aが位置するように設けられている。該仮着磁用
コイル6は、ガイド板4の長さ方向に平行な直流状態の
磁界をベルトコンベア5A上を搬送されるボンド磁石1
に印加し、着磁させるものである。ベルトコンベア5A
の終端部には、ベルトコンベア5Bが近接して設けられ
ており、ベルトコンベア5Aの長さ方向に対し直交する
方向に向けて配されている。このベルトコンベア5B
は、ベルトコンベア5A側に開口した複数の磁石用トレ
ー8を搬送し、ベルトコンベア5Aによって搬送される
ボンド磁石1を該磁石用トレー8の内部に移載するよう
に設定されている。また、ベルトコンベア5Bの終端部
は、ベルトコンベア5Aと平行に配されたベルトコンベ
ア5Cの側部に近接して配され、内部にボンド磁石1を
収納した磁石用トレー8をベルトコンベア5Cの上面へ
と移載するように設定されている。
【0012】ベルトコンベア5Cの途中には、円筒状に
形成された脱磁用コイル7が、中心軸上にベルトコンベ
ア5Cが位置するように設けられている。この脱磁用コ
イル7は、ベルトコンベア5Cの搬送方向に平行な交流
状態の磁界を漸次減衰させてベルトコンベア5C上を搬
送されるボンド磁石1に印加して脱磁するものである。
上記のベルトコンベア5A,5B,5Cは、それぞれボ
ンド磁石1の磁石搬送路5を構成している。また、ベル
トコンベア5A、5Cの上方には、一定間隔を空けて上
部ベルトコンベア5D,5Eが仮着磁コイル6および脱
磁用コイル7にそれぞれ貫通状態にかつベルトコンベア
5A,5Cに平行に配されている。上部ベルトコンベア
5D,5Eは、それぞれベルトコンベア5A,5Cとと
もに、ボンド磁石1を該ボンド磁石1が回転可能な程度
に挟み込んで搬送し、ボンド磁石1が仮着磁コイル6お
よび脱磁用コイル7を通過する際にこれらに引き寄せら
れ吸着されることを阻止するものである。
【0013】次に、上記の脱磁装置2を用いた場合の本
発明に係る異方性磁石の脱磁方法の一工程例を説明す
る。
【0014】〔磁石の整列〕まず、パーツフィーダー3
を作動させることによって、内部のボンド磁石1は供給
路3Aに送り出され、ガイド板4に至る過程で供給路3
Aの側壁3Bによって導かれ一列に整列する。整列状態
のボンド磁石1は、供給路3Aからベルトコンベア5A
の上面に送り出された後、ベルトコンベア5Aを作動さ
せることにより、一対のガイド板4によって一列状態を
維持しながら搬送される。上記の搬送時において、各ボ
ンド磁石1は、図2の(a)に示すように、互いに磁化
の強さが異なり、僅かに着磁されたものや磁化の強さが
零のものが含まれるため、磁場配向方向および磁化容易
軸方向が無秩序に向いた状態となっている。なお、図2
において、矢印の長さは、ボンド磁石1の磁化の強さに
比例するものとし、矢印の方向および破線の方向は磁場
配向方向および磁化容易軸方向を示している。また、矢
印の示されていないボンド磁石1は、磁化の強さが零の
ものを示している。
【0015】〔磁石の仮着磁(磁場配向方向の整列)〕
ボンド磁石1は、ベルトコンベア5Aによって搬送さ
れ、仮着磁用コイル6の内部を通過する。このとき、仮
着磁用コイル6を作動させ、ボンド磁石1の並び方向と
平行な直流磁界を、通過するボンド磁石1に印加する。
これによって、ボンド磁石1を、互いに異極を引き合い
回転して吸着し合う磁化の強さまで仮着磁する。仮着磁
用コイル6の内部を通過して出てきた各ボンド磁石1
は、着磁されたために、図2の(b)に示すように、磁
場配向方向および磁化容易軸方向を並び方向に平行な方
向に揃え、この状態を維持して搬送される。
【0016】このように磁場配向方向が整列状態のボン
ド磁石1は、ベルトコンベア5Aの終端部まで搬送さ
れ、ベルトコンベア5Bの上面へと送り出される。この
とき、ベルトコンベア5Bの上面に、ベルトコンベア5
A側を開口状態とした磁石用トレー8を載置するととも
に、ボンド磁石1の整列方向の延長上に位置するように
ベルトコンベア5Bを作動させる。これによって、ベル
トコンベア5Aから送り込まれた一定個数のボンド磁石
1は、整列状態を維持したままベルトコンベア5Bの磁
石用トレー8の内部に移載されて収納される。このボン
ド磁石1の移載は、ベルトコンベア5Bの上面に載置さ
れた複数の磁石用トレー8の内部へ一定個数毎に順次行
われる。
【0017】磁石用トレー8に移載されたボンド磁石1
は、ベルトコンベア5Bによって終端部まで搬送され、
近接するベルトコンベア5Cの上面へと送り込まれる。
【0018】〔磁石への交流減衰磁界印加〕磁石用トレ
ー8は、ベルトコンベア5Cによって搬送され、脱磁用
コイル7の内部を通過する。このとき、脱磁用コイル7
を作動させ、通過するボンド磁石1に対してその並び方
向と平行な交流磁界を漸次減衰させて印加する。この交
流磁界の減衰に伴って、各ボンド磁石1の磁化の強さも
漸減し、最終的には、交流磁界の強さを零まで減衰させ
て磁石用トレー8の内部の各ボンド磁石1を完全に脱磁
する。強磁性体であるボンド磁石1は、印加される磁界
の強さと磁化の強さの関係にヒステリシス現象を生じる
ことから、単に直流状態の磁界を印加して漸次減衰させ
る場合では、磁界の強さが零になっても磁化の強さは零
とならず有限の値を示す。しかしながら、上記のように
磁界を交流状態で減衰印加するので、ヒステリシス現象
による残留磁気が漸次減少し、交流磁界の強さが零に至
った状態で、ボンド磁石1は完全に脱磁される。脱磁用
コイル7を通過した各ボンド磁石1は、図2の(c)に
示すように、磁化容易軸方向が同一に揃えられ、磁化の
強さが零となっている。この後、これら完全脱磁された
ボンド磁石1は次工程へと搬送される。
【0019】なお、本実施例では、ボンド磁石1に適用
したが、磁気異方性を有する他の磁石でも同様の効果を
得ることができる。例えば、焼結磁石に適用しても構わ
ない。また、ボンド磁石1の形状を円柱状としたが、他
の形状でも構わない。例えば、直方体状の磁石でも構わ
ない。そして、既に着磁され、互いに異極を引き合い吸
着し合う複数の磁石だけを脱磁する場合には、パーツフ
ィーダー3およびガイド板4による整列時に、各磁石
は、互いに吸着し合い磁場配向方向および磁化容易軸方
向を並び方向に平行な方向に揃えた状態とすることがで
きるので、上記の仮着磁用コイル6を作動させる必要は
ない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)着磁された磁石を並べて互いに吸着させ磁場配向
方向を並び方向に揃えた後、並び方向に交流減衰磁界を
印加して脱磁を行うので、磁石の磁場配向方向および磁
化容易軸方向を容易に揃えることができ、マーキング等
の高コストな工程を削減できるとともに、これら磁石を
脱磁することができる。 (2)磁石を並べた後、その並び方向に平行に直流磁界
を印加して仮着磁し、互いに吸着させ、この後、並び方
向に磁界を印加して脱磁を行うので、未着磁状態および
磁化の強さが僅かな磁石に適用しても、確実かつ容易に
磁場配向方向を揃えることができるとともに、これら磁
石を脱磁することができる。 (3)上記の磁界を印加して磁石の脱磁を行う際に、磁
石の並び方向に平行に漸次減衰する交流磁界を印加する
ことによって、磁石の磁化の強さを零にし、完全に脱磁
することができる。 (4)本発明の異方性磁石の脱磁装置によれば、磁石の
整列手段と、整列された磁石の磁石搬送路と、直流磁界
を印加する仮着磁用コイルと、交流減衰磁界を印加する
脱磁用コイルとを具備するので、大量の磁石を連続的か
つ確実に脱磁することができ、脱磁工程の量産性が向上
し、生産コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異方性磁石の脱磁装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る異方性磁石の脱磁装置の一実施例
による脱磁の各工程における磁石の磁場配向方向および
磁化容易軸方向を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ボンド磁石(磁石) 2 脱磁装置 3 パーツフィーダー 3A 供給路 4 ガイド板 5 磁石搬送路 5A,5B,5C ベルトコンベア 6 仮着磁用コイル 7 脱磁用コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気異方性を有する磁石を脱磁する方法
    において、 着磁された2以上の磁石を一列に並べて互いに吸着させ
    それぞれの磁場配向方向を磁石の並び方向に揃える磁場
    配向方向整列工程と、 前記磁石に対して並び方向に平行に磁界を印加してこれ
    ら磁石の脱磁を行う磁界印加工程とを有することを特徴
    とする異方性磁石の脱磁方法。
  2. 【請求項2】 磁気異方性を有する磁石を脱磁する方法
    において、 2以上の磁石を一列に並べる磁石整列工程と、 前記磁石に対して並び方向に平行に直流磁界を印加して
    磁石を着磁し互いに吸着させそれぞれの磁場配向方向を
    磁石の並び方向に揃える仮着磁工程と、 これら磁石に対して並び方向に平行に磁界を印加して磁
    石の脱磁を行う磁界印加工程とを有することを特徴とす
    る異方性磁石の脱磁方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の磁気異方性を有
    する磁石を脱磁する方法において、 前記磁界印加工程は、磁石に対して並び方向に平行に漸
    次減衰する交流磁界を印加してこれら磁石の脱磁を行う
    交流減衰磁界印加工程とされることを特徴とする異方性
    磁石の脱磁方法。
  4. 【請求項4】 磁気異方性を有する磁石の脱磁装置にお
    いて、 2以上の磁石を一列に並べる整列手段と、 整列された磁石を搬送する磁石搬送路と、 該磁石搬送路の途中に設けられ磁石に対して並び方向に
    平行に直流磁界を印加する仮着磁用コイルと、 磁石搬送路の該仮着磁コイルより下流に設けられ磁石に
    対して並び方向に平行に漸次減衰する交流磁界を印加す
    る脱磁用コイルとを具備することを特徴とする異方性磁
    石の脱磁装置。
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