JPH08236269A - 電子レンジ - Google Patents
電子レンジInfo
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- JPH08236269A JPH08236269A JP4071795A JP4071795A JPH08236269A JP H08236269 A JPH08236269 A JP H08236269A JP 4071795 A JP4071795 A JP 4071795A JP 4071795 A JP4071795 A JP 4071795A JP H08236269 A JPH08236269 A JP H08236269A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- excitation
- heated
- cooking
- microwave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくとも2個以上の励振口を有するものに
おいて、被加熱物を加熱調理する際に、その被加熱物を
中央部も周辺部も均一に加熱すると共に、被加熱物を入
れた容器の加熱し過ぎを防止する。 【構成】 加熱室2の側壁の上下に励振口9,10を設
け、加熱調理時に励振口9,10を開閉器16により交
互に開く。加熱開始から所定時点までの第1ステップで
は上励振口9の開口比率を下励振口10よりも大きくし
て被加熱物の中央部をより強く加熱し、その後加熱調理
終了20秒前までの第2ステップでは下励振口10の開
口比率を上励振口9よりも大きくして被加熱物の周辺部
をより強く加熱し、その後加熱調理終了までの第3ステ
ップでは両励振口9,10の開口比率を同じにしてマグ
ネトロン13のマイクロ波出力を弱めて被加熱物の温度
分布の均一化を図りつつ加熱する。
おいて、被加熱物を加熱調理する際に、その被加熱物を
中央部も周辺部も均一に加熱すると共に、被加熱物を入
れた容器の加熱し過ぎを防止する。 【構成】 加熱室2の側壁の上下に励振口9,10を設
け、加熱調理時に励振口9,10を開閉器16により交
互に開く。加熱開始から所定時点までの第1ステップで
は上励振口9の開口比率を下励振口10よりも大きくし
て被加熱物の中央部をより強く加熱し、その後加熱調理
終了20秒前までの第2ステップでは下励振口10の開
口比率を上励振口9よりも大きくして被加熱物の周辺部
をより強く加熱し、その後加熱調理終了までの第3ステ
ップでは両励振口9,10の開口比率を同じにしてマグ
ネトロン13のマイクロ波出力を弱めて被加熱物の温度
分布の均一化を図りつつ加熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱室内へのマイクロ
波の供給制御に改良を施した電子レンジに関する。
波の供給制御に改良を施した電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子レンジでは加熱室の
天井壁もしくは側壁の上部に1個の励振口を有し、マグ
ネトロンにより生成したマイクロ波をこの励振口から加
熱室内に供給して被加熱物を加熱調理するようにしてい
る。この場合、加熱室内の底部には調理皿が設けられ、
被加熱物はその調理皿に載せられるようになっている。
天井壁もしくは側壁の上部に1個の励振口を有し、マグ
ネトロンにより生成したマイクロ波をこの励振口から加
熱室内に供給して被加熱物を加熱調理するようにしてい
る。この場合、加熱室内の底部には調理皿が設けられ、
被加熱物はその調理皿に載せられるようになっている。
【0003】ところが、従来のものでは、マイクロ波の
電界強度の分布パターンから、加熱室内において加熱強
度の大きい部分と小さい部分が生じるため、調理皿の中
央部分と周辺部分とで加熱強度が異なってくることがあ
り、電子レンジにて加熱調理を行う場合、被加熱物が部
分的に加熱不足となり、或いは逆に加熱し過ぎたりする
等、仕上がりにムラが生じることがあった。
電界強度の分布パターンから、加熱室内において加熱強
度の大きい部分と小さい部分が生じるため、調理皿の中
央部分と周辺部分とで加熱強度が異なってくることがあ
り、電子レンジにて加熱調理を行う場合、被加熱物が部
分的に加熱不足となり、或いは逆に加熱し過ぎたりする
等、仕上がりにムラが生じることがあった。
【0004】そこで、加熱室の側壁に2個の励振口を設
け、両励振口から加熱室内に放射されるマイクロ波の電
界強度の分布パターンを異ならせて、調理皿の中央部と
周辺部における加熱強度が同等になるようにしたものが
供されている。このものでは、例えばシューマイのよう
に調理皿上に複数個を分散させて加熱調理を行う場合、
調理皿の中央部に配置されたものも、周辺部に配置され
たものも比較的均等に加熱されるというものである。
け、両励振口から加熱室内に放射されるマイクロ波の電
界強度の分布パターンを異ならせて、調理皿の中央部と
周辺部における加熱強度が同等になるようにしたものが
供されている。このものでは、例えばシューマイのよう
に調理皿上に複数個を分散させて加熱調理を行う場合、
調理皿の中央部に配置されたものも、周辺部に配置され
たものも比較的均等に加熱されるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2個の
励振口から放射されるマイクロ波の電界強度の分布パタ
ーンが常に一定で調理皿の中央部と周辺部の加熱強度が
常に同等であると、被加熱物として例えば茶碗に入れた
ご飯、耐熱性のガラス容器等に入れられたシチューやグ
ラタン等の食品を加熱調理する場合、中央部は周辺部に
熱を奪われて温度上昇し難く、逆に周辺部は中央部から
も熱を受けるため、温度上昇し易いという事情があるた
め、被加熱物の周辺部が過剰に加熱され、中央部が加熱
不足になり、やはり仕上がりにムラを生ずる。しかも、
被加熱物の周辺部が早期に温度上昇するため、その熱が
容器に伝わって熱くなり、調理終了時に容器を加熱室か
ら取り出す際に暫く持つことができなくなったりする等
の不具合があった。
励振口から放射されるマイクロ波の電界強度の分布パタ
ーンが常に一定で調理皿の中央部と周辺部の加熱強度が
常に同等であると、被加熱物として例えば茶碗に入れた
ご飯、耐熱性のガラス容器等に入れられたシチューやグ
ラタン等の食品を加熱調理する場合、中央部は周辺部に
熱を奪われて温度上昇し難く、逆に周辺部は中央部から
も熱を受けるため、温度上昇し易いという事情があるた
め、被加熱物の周辺部が過剰に加熱され、中央部が加熱
不足になり、やはり仕上がりにムラを生ずる。しかも、
被加熱物の周辺部が早期に温度上昇するため、その熱が
容器に伝わって熱くなり、調理終了時に容器を加熱室か
ら取り出す際に暫く持つことができなくなったりする等
の不具合があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は少なくとも2個以上の励振口を有するも
のにおいて、被加熱物を加熱調理する際に、その被加熱
物を中央部も周辺部も均一に加熱できると共に、被加熱
物を入れた容器が不必要に熱くなることを防止できる電
子レンジを提供するにある。
で、その目的は少なくとも2個以上の励振口を有するも
のにおいて、被加熱物を加熱調理する際に、その被加熱
物を中央部も周辺部も均一に加熱できると共に、被加熱
物を入れた容器が不必要に熱くなることを防止できる電
子レンジを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは加
熱室と、マグネトロンと、前記加熱室内に発生したガス
量を検出するガスセンサと、前記加熱室の室壁に位置を
異ならせて設けられ、前記マグネトロンから供給される
マイクロ波を前記加熱室内に放射するための複数個の励
振口と、これら複数個の励振口を開閉する開閉手段と、
前記開閉手段を制御する開閉制御手段とを具備し、前記
開閉制御手段は、加熱調理時に前記ガスセンサの検出し
たガスの変化量に応じて前記複数個の励振口の開閉比率
を変化させるように構成されていることを特徴とする
(請求項1)。
熱室と、マグネトロンと、前記加熱室内に発生したガス
量を検出するガスセンサと、前記加熱室の室壁に位置を
異ならせて設けられ、前記マグネトロンから供給される
マイクロ波を前記加熱室内に放射するための複数個の励
振口と、これら複数個の励振口を開閉する開閉手段と、
前記開閉手段を制御する開閉制御手段とを具備し、前記
開閉制御手段は、加熱調理時に前記ガスセンサの検出し
たガスの変化量に応じて前記複数個の励振口の開閉比率
を変化させるように構成されていることを特徴とする
(請求項1)。
【0008】この場合、開閉制御手段は、ガスセンサの
検出したガスの変化量が所定値に達したとき複数個の励
振口の開閉比率をそれまでの開閉比率と違えるように構
成されていると良い(請求項2)。さらに、被加熱物の
重量を検出する重量センサを備え、開閉制御手段は、そ
の重量センサの検出結果に応じて加熱調理開始時におけ
る複数個の励振口の開閉比率を決定するように構成され
ていると良い(請求項3)。
検出したガスの変化量が所定値に達したとき複数個の励
振口の開閉比率をそれまでの開閉比率と違えるように構
成されていると良い(請求項2)。さらに、被加熱物の
重量を検出する重量センサを備え、開閉制御手段は、そ
の重量センサの検出結果に応じて加熱調理開始時におけ
る複数個の励振口の開閉比率を決定するように構成され
ていると良い(請求項3)。
【0009】また、複数個の励振口は、調理室内に放射
するマイクロ波の電界強度が被加熱物を載置する調理皿
の中央部で大きくなるような位置に設けられた一方の励
振口と、前記調理皿の周辺部で電界強度が大きくなるよ
うな位置に設けられた他方の励振口とから構成されてい
ると良い(請求項4)。この場合、一方の励振口と他方
の励振口とは加熱室の室壁の上下に設けられていると良
い(請求項5)。
するマイクロ波の電界強度が被加熱物を載置する調理皿
の中央部で大きくなるような位置に設けられた一方の励
振口と、前記調理皿の周辺部で電界強度が大きくなるよ
うな位置に設けられた他方の励振口とから構成されてい
ると良い(請求項4)。この場合、一方の励振口と他方
の励振口とは加熱室の室壁の上下に設けられていると良
い(請求項5)。
【0010】さらに、マグネトロンの出力を変化させる
マイクロ波出力制御手段を備え、加熱調理時間の経過と
共に、マイクロ波出力制御手段及び開閉制御手段によ
り、一方の励振口が他方の励振口より大きい開口比率に
なるように制御される第1ステップと、他方の励振口が
一方の励振口より大きい開口比率になるように制御され
る第2ステップと、マグネトロンのマイクロ波出力が弱
くなるように制御される第3ステップとを順に経るよう
構成されていると良い(請求項6)。
マイクロ波出力制御手段を備え、加熱調理時間の経過と
共に、マイクロ波出力制御手段及び開閉制御手段によ
り、一方の励振口が他方の励振口より大きい開口比率に
なるように制御される第1ステップと、他方の励振口が
一方の励振口より大きい開口比率になるように制御され
る第2ステップと、マグネトロンのマイクロ波出力が弱
くなるように制御される第3ステップとを順に経るよう
構成されていると良い(請求項6)。
【0011】この場合、第3ステップは、一方の励振口
と他方の励振口の開口比率が同等になるように制御され
るよう構成しても良い(請求項7)。あるいは、第3ス
テップと、一方の励振口と他方の励振口の開口比率が同
等になるように、且つマグネトロンのマイクロ波出力が
前記第2ステップより弱くなるように制御されるよう構
成しても良い(請求項8)。
と他方の励振口の開口比率が同等になるように制御され
るよう構成しても良い(請求項7)。あるいは、第3ス
テップと、一方の励振口と他方の励振口の開口比率が同
等になるように、且つマグネトロンのマイクロ波出力が
前記第2ステップより弱くなるように制御されるよう構
成しても良い(請求項8)。
【0012】また、被加熱物の調理時間を設定する調理
時間設定手段を備え、第3ステップは調理終了時の所定
時間前から開始されるようにしても良い(請求項9)。
そして、第3ステップはガスセンサの検出したガスの変
化量が所定値になった時点から開始されるようにしても
良い(請求項10)。
時間設定手段を備え、第3ステップは調理終了時の所定
時間前から開始されるようにしても良い(請求項9)。
そして、第3ステップはガスセンサの検出したガスの変
化量が所定値になった時点から開始されるようにしても
良い(請求項10)。
【0013】
【作用】請求項1記載の電子レンジによれば、マグネト
ロンからマイクロ波が発生すると、このマイクロ波は複
数個の励振口から交互に電界強度の分布パターンを異な
らせて加熱室内に供給される。このため、加熱調理時に
おいて、開閉手段によりこれら複数個の励振口を開閉さ
せると、開口している励振口から供給されるマイクロ波
の電界強度パターンに対応して被加熱物のうち、より強
く加熱される部分が或る部分(例えば中央部分)と残り
の部分(例えば周辺部分)とで交互に変わるようにな
る。そして、加熱調理の進行状況はガスセンサの検出す
るガスの変化量に基づいて判別できるので、このガスの
変化量に応じて複数個の励振口の開閉比率を変化させて
加熱され難い部分(例えば中央部分)と加熱され易い部
分(例えば周辺部分)とに対し、より強く加熱される時
間と比較的弱く加熱される時間との比率を変えることる
ことにより、被加熱物全体を均一に加熱することができ
る。
ロンからマイクロ波が発生すると、このマイクロ波は複
数個の励振口から交互に電界強度の分布パターンを異な
らせて加熱室内に供給される。このため、加熱調理時に
おいて、開閉手段によりこれら複数個の励振口を開閉さ
せると、開口している励振口から供給されるマイクロ波
の電界強度パターンに対応して被加熱物のうち、より強
く加熱される部分が或る部分(例えば中央部分)と残り
の部分(例えば周辺部分)とで交互に変わるようにな
る。そして、加熱調理の進行状況はガスセンサの検出す
るガスの変化量に基づいて判別できるので、このガスの
変化量に応じて複数個の励振口の開閉比率を変化させて
加熱され難い部分(例えば中央部分)と加熱され易い部
分(例えば周辺部分)とに対し、より強く加熱される時
間と比較的弱く加熱される時間との比率を変えることる
ことにより、被加熱物全体を均一に加熱することができ
る。
【0014】請求項2記載の電子レンジによれば、ガス
センサの検出したガスの変化量が所定値に達する前後で
複数個の励振口の開閉比率が異なるため、加熱され難い
部分と加熱され易い部分に対し、より強く加熱される時
間と比較的弱く加熱される時間との比率を、被加熱物の
加熱調理がある状態に達する前後で変えることができる
ので、加熱され易い部分を過剰に加熱することなく被加
熱物全体を均一に加熱することができる。
センサの検出したガスの変化量が所定値に達する前後で
複数個の励振口の開閉比率が異なるため、加熱され難い
部分と加熱され易い部分に対し、より強く加熱される時
間と比較的弱く加熱される時間との比率を、被加熱物の
加熱調理がある状態に達する前後で変えることができる
ので、加熱され易い部分を過剰に加熱することなく被加
熱物全体を均一に加熱することができる。
【0015】請求項3記載の電子レンジによれば、被加
熱物の重量に応じて加熱調理開始時における複数個の励
振口の開閉比率が決まり加熱調理が開始される。その結
果、被加熱物の重量、すなわち大きさによって加熱され
難い部分の加熱難度が変わるという事情があっても、加
熱調理初期に加熱され難い部分に対し、より強く加熱さ
れる時間と比較的弱く加熱される時間との比率を、加熱
難度に応じて変えることができ、より一層均一に加熱で
きる。
熱物の重量に応じて加熱調理開始時における複数個の励
振口の開閉比率が決まり加熱調理が開始される。その結
果、被加熱物の重量、すなわち大きさによって加熱され
難い部分の加熱難度が変わるという事情があっても、加
熱調理初期に加熱され難い部分に対し、より強く加熱さ
れる時間と比較的弱く加熱される時間との比率を、加熱
難度に応じて変えることができ、より一層均一に加熱で
きる。
【0016】請求項4記載の電子レンジによれば、複数
個の励振口のうち一方の励振口からマイクロ波が供給さ
れると、調理皿に載置されている被加熱物の中央部分を
より強く加熱し、他方の励振口から供給されると調理皿
に載置されている被加熱物の周辺部分をより強く加熱す
る。
個の励振口のうち一方の励振口からマイクロ波が供給さ
れると、調理皿に載置されている被加熱物の中央部分を
より強く加熱し、他方の励振口から供給されると調理皿
に載置されている被加熱物の周辺部分をより強く加熱す
る。
【0017】請求項5記載の電子レンジによれば、一方
の励振口と他方の励振口とは加熱室の室壁の上下に設け
られており、その結果、下側の励振口は調理皿の近傍に
位置するように構成されるので、下側の励振口から加熱
室内に放射されるマイクロ波は調理皿に載置された被加
熱物に直接吸収され被加熱物の周辺部位を効率良く加熱
することができる。
の励振口と他方の励振口とは加熱室の室壁の上下に設け
られており、その結果、下側の励振口は調理皿の近傍に
位置するように構成されるので、下側の励振口から加熱
室内に放射されるマイクロ波は調理皿に載置された被加
熱物に直接吸収され被加熱物の周辺部位を効率良く加熱
することができる。
【0018】請求項6記載の電子レンジによれば、加熱
調理時間の経過と共に、第1ステップでは被加熱物のう
ち加熱されにくい部分である中央部分をより強く加熱
し、第2ステップでは加熱され易い部分である周辺部分
をより強く加熱することにより被加熱物全体として均一
な加熱調理を行い、そして第3ステップではマグネトロ
ンからのマイクロ波出力を第2ステップより弱くするこ
とにより過剰加熱のおそれがなく、被加熱物が入れられ
た容器の温度上昇を防ぐことができる。しかも、マイク
ロ波出力が大きいときに加熱された部分の熱が次にマイ
クロ波出力が一段下げられた時に被加熱物全体に伝導さ
れるようになるので、被加熱物全体が均一に温度上昇す
るようになる。
調理時間の経過と共に、第1ステップでは被加熱物のう
ち加熱されにくい部分である中央部分をより強く加熱
し、第2ステップでは加熱され易い部分である周辺部分
をより強く加熱することにより被加熱物全体として均一
な加熱調理を行い、そして第3ステップではマグネトロ
ンからのマイクロ波出力を第2ステップより弱くするこ
とにより過剰加熱のおそれがなく、被加熱物が入れられ
た容器の温度上昇を防ぐことができる。しかも、マイク
ロ波出力が大きいときに加熱された部分の熱が次にマイ
クロ波出力が一段下げられた時に被加熱物全体に伝導さ
れるようになるので、被加熱物全体が均一に温度上昇す
るようになる。
【0019】この場合、請求項7記載の電子レンジのよ
うに、第3ステップでは、被加熱物の中央部分と周辺部
分の加熱強度を同等にすることにより被加熱物全体の温
度均一化を図ることもできる。また、請求項8記載の電
子レンジのように、第3ステップでは、被加熱物の中央
部分と周辺部分の加熱強度を同等にし、且つマグネトロ
ンからのマイクロ波出力を第2ステップより弱くする
と、被加熱物全体をより一層温度分布を均一にしながら
加熱することができ、また被加熱物を過剰に加熱するこ
とがない。
うに、第3ステップでは、被加熱物の中央部分と周辺部
分の加熱強度を同等にすることにより被加熱物全体の温
度均一化を図ることもできる。また、請求項8記載の電
子レンジのように、第3ステップでは、被加熱物の中央
部分と周辺部分の加熱強度を同等にし、且つマグネトロ
ンからのマイクロ波出力を第2ステップより弱くする
と、被加熱物全体をより一層温度分布を均一にしながら
加熱することができ、また被加熱物を過剰に加熱するこ
とがない。
【0020】請求項9記載の電子レンジによれば、調理
時間設定手段により被加熱物の調理時間が設定され加熱
調理終了時の所定時間前になると、自動的に第3ステッ
プが開始され、その結果、被加熱物全体として良好な加
熱調理が実行される。
時間設定手段により被加熱物の調理時間が設定され加熱
調理終了時の所定時間前になると、自動的に第3ステッ
プが開始され、その結果、被加熱物全体として良好な加
熱調理が実行される。
【0021】請求項10記載の電子レンジによれば、被
加熱物の加熱調理がある段階まで進みガスセンサの検出
したガスの変化量が所定値になると、第3ステップが開
始されるので、被加熱物全体としてより一層良好な加熱
調理が行われる。
加熱物の加熱調理がある段階まで進みガスセンサの検出
したガスの変化量が所定値になると、第3ステップが開
始されるので、被加熱物全体としてより一層良好な加熱
調理が行われる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。まず、図2において、外箱1内には内
部を加熱室2とした内箱3が配設されている。前記外箱
1の前面には加熱室2を開閉するための扉4が設けられ
ていると共に、操作パネル5が設けられている。加熱室
2の底部には、図示しない被加熱物が載置される調理皿
6が配設されており、図1に示すように、この調理皿6
は調理皿駆動用モータ7によって回転されるようになっ
ている。さらに、詳しくは図示しないが、この調理皿駆
動用モータ7に設けられた周知の重量センサ8に前記調
理皿6を支持する駆動軸7aが接続され、この重量セン
サ8により被加熱物の重量が検出されるようになってい
る。
ながら説明する。まず、図2において、外箱1内には内
部を加熱室2とした内箱3が配設されている。前記外箱
1の前面には加熱室2を開閉するための扉4が設けられ
ていると共に、操作パネル5が設けられている。加熱室
2の底部には、図示しない被加熱物が載置される調理皿
6が配設されており、図1に示すように、この調理皿6
は調理皿駆動用モータ7によって回転されるようになっ
ている。さらに、詳しくは図示しないが、この調理皿駆
動用モータ7に設けられた周知の重量センサ8に前記調
理皿6を支持する駆動軸7aが接続され、この重量セン
サ8により被加熱物の重量が検出されるようになってい
る。
【0023】そして、図1に示すように、前記加熱室2
の室壁のうち右壁部(内箱3の右壁部)2aの上下部に
はマイクロ波を供給するために複数個、この場合2個の
励振口9,10が形成されており、これら励振口9,1
0のうち下側の励振口10は調理皿6の近傍に位置する
ように構成されている。前記励振口9,10が形成され
た内箱3の右壁部2aの裏側の機械室11内には、図3
及び図4に示すように、これら励振口9,10を包囲す
るようにT字形の導波管12が設けられており、この導
波管12の操作パネル5と反対側側面にはマグネトロン
13が配設されていて、そのアンテナ13aが導波管1
2内に突出されている。該マグネトロン13は図示しな
いマグネトロン駆動回路に駆動されて発振動作し、導波
管12を介して励振口9,10から加熱室2内にマイク
ロ波を供給する。
の室壁のうち右壁部(内箱3の右壁部)2aの上下部に
はマイクロ波を供給するために複数個、この場合2個の
励振口9,10が形成されており、これら励振口9,1
0のうち下側の励振口10は調理皿6の近傍に位置する
ように構成されている。前記励振口9,10が形成され
た内箱3の右壁部2aの裏側の機械室11内には、図3
及び図4に示すように、これら励振口9,10を包囲す
るようにT字形の導波管12が設けられており、この導
波管12の操作パネル5と反対側側面にはマグネトロン
13が配設されていて、そのアンテナ13aが導波管1
2内に突出されている。該マグネトロン13は図示しな
いマグネトロン駆動回路に駆動されて発振動作し、導波
管12を介して励振口9,10から加熱室2内にマイク
ロ波を供給する。
【0024】また、図示はしないが、機械室11内には
商用交流電源の電圧を昇圧してマグネトロン駆動回路に
高圧電源として与える高圧トランスなどの電装品が配設
されていると共に、これら電装品とマグネトロン13を
冷却するためのファン装置が配設されている。また、内
箱3の左側には排気ダクト14が形成されており、ファ
ン装置から送風された空気の一部は加熱室2内に取り入
れられ、排気ダクト14から外部に排出されるようにな
っている。そして、排気ダクト14内にはガスセンサ1
5が配設されていて、このガスセンサ15により加熱室
2内のガス(例えば水蒸気)量、具体的には排気ダクト
14内を流れる加熱室2からの空気中のガス量を検出す
るようにしている。
商用交流電源の電圧を昇圧してマグネトロン駆動回路に
高圧電源として与える高圧トランスなどの電装品が配設
されていると共に、これら電装品とマグネトロン13を
冷却するためのファン装置が配設されている。また、内
箱3の左側には排気ダクト14が形成されており、ファ
ン装置から送風された空気の一部は加熱室2内に取り入
れられ、排気ダクト14から外部に排出されるようにな
っている。そして、排気ダクト14内にはガスセンサ1
5が配設されていて、このガスセンサ15により加熱室
2内のガス(例えば水蒸気)量、具体的には排気ダクト
14内を流れる加熱室2からの空気中のガス量を検出す
るようにしている。
【0025】尚、上側の一方の励振口9から加熱室2内
にマイクロ波が放射されると、その電界強度は調理皿6
の中央部で大きくなるため、調理皿6に載置される被加
熱物の中央部分が比較的強く加熱されるようになり、下
側の他方の励振口10から加熱室2内にマイクロ波が放
射されると、その電界強度は調理皿6の周辺部で大きく
なるため、調理皿6に載置される被加熱物の周辺部分が
比較的強く加熱されるようになる。
にマイクロ波が放射されると、その電界強度は調理皿6
の中央部で大きくなるため、調理皿6に載置される被加
熱物の中央部分が比較的強く加熱されるようになり、下
側の他方の励振口10から加熱室2内にマイクロ波が放
射されると、その電界強度は調理皿6の周辺部で大きく
なるため、調理皿6に載置される被加熱物の周辺部分が
比較的強く加熱されるようになる。
【0026】前記導波管12内には、図1に示すよう
に、2個の励振口9,10間の略中央に位置するように
切換器16が導波管12の外側壁部に回動可能に取り付
けられている。この切換器16は直接励振口9,10を
開閉するものではないが開閉手段として機能し、マグネ
トロン13から放射されるマイクロ波が導波管12内を
上側の励振口9,下側の励振口10或は両側の励振口
9,10に向かうように切り換えるようになっている。
この切換器16は回転体としての2枚の平行な円板16
a,16aの間に反射体としての3本の金属製シャフト
16bを円板16a,16aに対して垂直に挟んで構成
されている。
に、2個の励振口9,10間の略中央に位置するように
切換器16が導波管12の外側壁部に回動可能に取り付
けられている。この切換器16は直接励振口9,10を
開閉するものではないが開閉手段として機能し、マグネ
トロン13から放射されるマイクロ波が導波管12内を
上側の励振口9,下側の励振口10或は両側の励振口
9,10に向かうように切り換えるようになっている。
この切換器16は回転体としての2枚の平行な円板16
a,16aの間に反射体としての3本の金属製シャフト
16bを円板16a,16aに対して垂直に挟んで構成
されている。
【0027】これらシャフト16bは円板16a,16
aの円周部の略4分の1を占める位置に配置されてお
り、電子レンジのマイクロ波の波長が12.2cmであ
ることから、マグネトロン13から放射され導波管12
を通ってシャフト16bに当たるマイクロ波がシャフト
16bの間を通過せず全て反射されるように、シャフト
16b間は12.2cm以下になるよう設定されてい
る。そして、導波管12の外側壁部には図示しない取付
具を介して切換器回転用モータ17が取り付けられてお
り、このモータ17の回転軸17aが切換器16の2枚
の円板16aのうち外側のものに連結されている(図3
及び図4では切換器回転用モータ17は省略してい
る)。
aの円周部の略4分の1を占める位置に配置されてお
り、電子レンジのマイクロ波の波長が12.2cmであ
ることから、マグネトロン13から放射され導波管12
を通ってシャフト16bに当たるマイクロ波がシャフト
16bの間を通過せず全て反射されるように、シャフト
16b間は12.2cm以下になるよう設定されてい
る。そして、導波管12の外側壁部には図示しない取付
具を介して切換器回転用モータ17が取り付けられてお
り、このモータ17の回転軸17aが切換器16の2枚
の円板16aのうち外側のものに連結されている(図3
及び図4では切換器回転用モータ17は省略してい
る)。
【0028】さて、前記マグネトロン13、ファン装
置、切換器回転用モータ17等はマイクロコンピュータ
を主体とする制御手段としての制御装置によって通断電
制御されるようになっている。この制御装置には、前記
ガスセンサ15の出力信号、重量センサ8の出力信号、
操作パネル5からの各種スイッチ5aの操作信号などが
与えられ、これらの各信号及びあらかじめ記憶された加
熱調理運転プログラムに基づいて、制御装置は調理全体
の制御を行うものである。この操作パネル5におけるス
イッチにはスタートスイッチ、取消スイッチ、加熱調理
時間設定スイッチ、自動調理スイッチ等があり、時間設
定スイッチにて加熱調理時間を設定した場合には、設定
された時間だけ加熱調理を実行するが、自動調理を選択
して被加熱物を加熱調理する場合には、詳しくは後の作
用説明にて述べるように、制御装置はそのソフトウェア
構成により被加熱物の重量を加味して加熱調理時間を決
定することや、加熱室2内のガスの変化量に応じて切換
器16を回転させて2個の励振口9,10から加熱室2
内へ供給されるマイクロ波の放射時間の比率を変化させ
ること及びマイクロ波出力を低下させること等を制御す
るようになっている。従って、この制御装置は本発明に
いう調理時間設定手段やマイクロ波出力制御手段、開閉
制御手段を含んで構成されているのである。尚、マイク
ロ波出力の制御は、マグネトロン駆動回路を介してマグ
ネトロン13をデューティー制御することにより行って
いる。
置、切換器回転用モータ17等はマイクロコンピュータ
を主体とする制御手段としての制御装置によって通断電
制御されるようになっている。この制御装置には、前記
ガスセンサ15の出力信号、重量センサ8の出力信号、
操作パネル5からの各種スイッチ5aの操作信号などが
与えられ、これらの各信号及びあらかじめ記憶された加
熱調理運転プログラムに基づいて、制御装置は調理全体
の制御を行うものである。この操作パネル5におけるス
イッチにはスタートスイッチ、取消スイッチ、加熱調理
時間設定スイッチ、自動調理スイッチ等があり、時間設
定スイッチにて加熱調理時間を設定した場合には、設定
された時間だけ加熱調理を実行するが、自動調理を選択
して被加熱物を加熱調理する場合には、詳しくは後の作
用説明にて述べるように、制御装置はそのソフトウェア
構成により被加熱物の重量を加味して加熱調理時間を決
定することや、加熱室2内のガスの変化量に応じて切換
器16を回転させて2個の励振口9,10から加熱室2
内へ供給されるマイクロ波の放射時間の比率を変化させ
ること及びマイクロ波出力を低下させること等を制御す
るようになっている。従って、この制御装置は本発明に
いう調理時間設定手段やマイクロ波出力制御手段、開閉
制御手段を含んで構成されているのである。尚、マイク
ロ波出力の制御は、マグネトロン駆動回路を介してマグ
ネトロン13をデューティー制御することにより行って
いる。
【0029】次に上記構成において本発明に直接関係す
る自動調理を行う場合の作用を図5ないし図7をも参照
しながら説明する。耐熱性のガラス容器或いは茶碗等に
入れられた例えば調理済み食品(被加熱物)をあたため
なおすために調理皿6に載置して、自動調理スイッチを
操作した後スタートスイッチを操作すると、制御装置は
加熱調理運転プログラムに従った加熱調理運転を実行す
る。この加熱調理運転では、制御装置は、まずリフレッ
シュ運転を行うと共に重量センサ8及びガスセンサ15
の出力の取り込みを開始する。リフレッシュ運転は所定
時間T1、マグネトロン13を断電した状態でファン装
置だけを駆動することにより行い、これにより加熱室2
内に送り込まれた外気と共に加熱室2内の残留ガスが外
部に排出される。リフレッシュ運転終了後、ファン装置
を駆動したままマイクロ波出力600Wでマグネトロン
13を駆動し、調理皿6に載せられた被加熱物を加熱す
ると共にタイムカウントが開始される。
る自動調理を行う場合の作用を図5ないし図7をも参照
しながら説明する。耐熱性のガラス容器或いは茶碗等に
入れられた例えば調理済み食品(被加熱物)をあたため
なおすために調理皿6に載置して、自動調理スイッチを
操作した後スタートスイッチを操作すると、制御装置は
加熱調理運転プログラムに従った加熱調理運転を実行す
る。この加熱調理運転では、制御装置は、まずリフレッ
シュ運転を行うと共に重量センサ8及びガスセンサ15
の出力の取り込みを開始する。リフレッシュ運転は所定
時間T1、マグネトロン13を断電した状態でファン装
置だけを駆動することにより行い、これにより加熱室2
内に送り込まれた外気と共に加熱室2内の残留ガスが外
部に排出される。リフレッシュ運転終了後、ファン装置
を駆動したままマイクロ波出力600Wでマグネトロン
13を駆動し、調理皿6に載せられた被加熱物を加熱す
ると共にタイムカウントが開始される。
【0030】一方、制御装置は加熱調理の経過と共にガ
スセンサ15の検出ガス量Vを一定時間毎に読み込むよ
うになっており、この検出ガス量Vが最大値であるか否
か判断して、つまり前回の検出ガス量よりも今回の検出
ガス量Vが小さくなったか否かを判断して、小さくなっ
たことが判断されれば前回の検出ガス量Vを最大値Vma
x として記憶するようになっている。そして、制御装置
は、重量センサ8の検出重量W及びガスセンサ15の検
出ガス量V及びVmax から加熱調理時間を決定すると共
に、その加熱調理を第1ステップから第3ステップに分
けて各ステップ毎の励振口9,10の開閉比率を決定す
ると共に、マグネトロン13のマイクロ波出力を調整す
る。
スセンサ15の検出ガス量Vを一定時間毎に読み込むよ
うになっており、この検出ガス量Vが最大値であるか否
か判断して、つまり前回の検出ガス量よりも今回の検出
ガス量Vが小さくなったか否かを判断して、小さくなっ
たことが判断されれば前回の検出ガス量Vを最大値Vma
x として記憶するようになっている。そして、制御装置
は、重量センサ8の検出重量W及びガスセンサ15の検
出ガス量V及びVmax から加熱調理時間を決定すると共
に、その加熱調理を第1ステップから第3ステップに分
けて各ステップ毎の励振口9,10の開閉比率を決定す
ると共に、マグネトロン13のマイクロ波出力を調整す
る。
【0031】以下、上記制御装置による具体的な加熱調
理運転の制御について説明する。調理運転が開始される
と、制御装置は、まず励振口9,10の開口比率を決定
する。この開口比率の決定を例えば500gの被加熱物
を加熱調理するものとして図6のフローチャートを参照
しながら説明するに、今、被加熱物の重量が例えば50
0gであるとすると、重量センサ8の出力重量Wは45
0gを越えるので、ステップS1で「YES」と判断し
てステップS2へ移行し、ここで加熱調理の第1ステッ
プ及び第2ステップにおける励振口9,10からのマイ
クロ波放射時間の比率(励振口9,10の開口比率)
が、第1ステップにおいては最初は上側の励振口9が1
5秒間開き、次に下側の励振口10が5秒間開く動作を
繰り返すように決定され、第2ステップにおいては最初
は上側の励振口9が5秒間開口し、次に下側の励振口1
0が15秒間開く動作を繰り返すように決定される。
尚、図6においてPは上側の励振口9の、Qは下側の励
振口10の開口時間(秒)を示している。
理運転の制御について説明する。調理運転が開始される
と、制御装置は、まず励振口9,10の開口比率を決定
する。この開口比率の決定を例えば500gの被加熱物
を加熱調理するものとして図6のフローチャートを参照
しながら説明するに、今、被加熱物の重量が例えば50
0gであるとすると、重量センサ8の出力重量Wは45
0gを越えるので、ステップS1で「YES」と判断し
てステップS2へ移行し、ここで加熱調理の第1ステッ
プ及び第2ステップにおける励振口9,10からのマイ
クロ波放射時間の比率(励振口9,10の開口比率)
が、第1ステップにおいては最初は上側の励振口9が1
5秒間開き、次に下側の励振口10が5秒間開く動作を
繰り返すように決定され、第2ステップにおいては最初
は上側の励振口9が5秒間開口し、次に下側の励振口1
0が15秒間開く動作を繰り返すように決定される。
尚、図6においてPは上側の励振口9の、Qは下側の励
振口10の開口時間(秒)を示している。
【0032】一方、リフレッシュ運転が終了すると、実
際の加熱運転が開始される。この加熱運転は第1ステッ
プから第3ステップに区分けされるが、図5に示すよう
に、第1ステップは加熱運転の開始からB時点まで、第
2ステップはB時点から加熱調理終了時点の所定時間
前、この実施例では20秒前までで、それ以降が第3ス
テップとされる。
際の加熱運転が開始される。この加熱運転は第1ステッ
プから第3ステップに区分けされるが、図5に示すよう
に、第1ステップは加熱運転の開始からB時点まで、第
2ステップはB時点から加熱調理終了時点の所定時間
前、この実施例では20秒前までで、それ以降が第3ス
テップとされる。
【0033】上記B時点はガスの変化量、この実施例で
はガス量変化率が例えば0.2以上となった時点に定め
られる。ここで、ガス量変化率ΔVはガスセンサ15の
検出ガス量をVとしたとき、次の(1)式で定義される
ものである。 ΔV=1−V/Vmax …… (1)
はガス量変化率が例えば0.2以上となった時点に定め
られる。ここで、ガス量変化率ΔVはガスセンサ15の
検出ガス量をVとしたとき、次の(1)式で定義される
ものである。 ΔV=1−V/Vmax …… (1)
【0034】B時点及び加熱調理時間は図7のフローチ
ャートに従って決定され、この場合、重量センサ8の出
力重量Wは450gを越えるので(ステップS1で「Y
ES」)、B時点を決定するステップS2に移行し、こ
こで一定時間毎に読み込むガスセンサ15の検出ガス量
Vから上記(1)式に基づいてガス量変化率を算出し、
そしてそのガス量変化率が0.2以上になった時点をB
時点とする。B時点が決定されると、次に、加熱調理開
始時からB時点に達するまでに要した時間t(B) に係数
αを掛け算して得られた残り時間に、t(B) を加えて全
体の調理時間Tを算出し(ステップS3)、この全体の
調理時間Tから20秒を引き算した時間t(C) となる時
点をC点とする。
ャートに従って決定され、この場合、重量センサ8の出
力重量Wは450gを越えるので(ステップS1で「Y
ES」)、B時点を決定するステップS2に移行し、こ
こで一定時間毎に読み込むガスセンサ15の検出ガス量
Vから上記(1)式に基づいてガス量変化率を算出し、
そしてそのガス量変化率が0.2以上になった時点をB
時点とする。B時点が決定されると、次に、加熱調理開
始時からB時点に達するまでに要した時間t(B) に係数
αを掛け算して得られた残り時間に、t(B) を加えて全
体の調理時間Tを算出し(ステップS3)、この全体の
調理時間Tから20秒を引き算した時間t(C) となる時
点をC点とする。
【0035】而して、制御装置は、第1ステップ及び第
2ステップにおいて切換器16の一往復の回転動作を2
0秒周期で行い、第1ステップではマグネトロン13の
マイクロ波出力を600Wとし、最初の15秒間は切換
器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、残り
5秒間は上側の励振口9側に位置するように切換器回転
用モータ17を作動させる。これにより、マグネトロン
13から放射されるマイクロ波はまず上側の励振口9か
ら加熱室2内に供給され15秒経過すると切換器16が
回転して下側の励振口10から5秒間加熱室2内に供給
される(図3及び図4においてそれぞれ矢印H及びIで
示す)。
2ステップにおいて切換器16の一往復の回転動作を2
0秒周期で行い、第1ステップではマグネトロン13の
マイクロ波出力を600Wとし、最初の15秒間は切換
器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、残り
5秒間は上側の励振口9側に位置するように切換器回転
用モータ17を作動させる。これにより、マグネトロン
13から放射されるマイクロ波はまず上側の励振口9か
ら加熱室2内に供給され15秒経過すると切換器16が
回転して下側の励振口10から5秒間加熱室2内に供給
される(図3及び図4においてそれぞれ矢印H及びIで
示す)。
【0036】第2ステップに入ると、マグネトロン13
のマイクロ波出力は600Wのまま、最初の5秒間は切
換器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、残
り15秒間は上側の励振口9側に位置するように切換器
回転用モータ17が作動するようになっており、マグネ
トロン13から放射されるマイクロ波はまず上側の励振
口9から加熱室2に供給され5秒経過すると切換器16
が回転して下側の励振口10から15秒間加熱室内に供
給される。
のマイクロ波出力は600Wのまま、最初の5秒間は切
換器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、残
り15秒間は上側の励振口9側に位置するように切換器
回転用モータ17が作動するようになっており、マグネ
トロン13から放射されるマイクロ波はまず上側の励振
口9から加熱室2に供給され5秒経過すると切換器16
が回転して下側の励振口10から15秒間加熱室内に供
給される。
【0037】そして、C点から調理時間終了時までの2
0秒間の第3ステップでは、被加熱物の重量に関わらず
上側、下側の励振口9,10側に5秒間ずつ交互に位置
するように切換器回転用モータ17を作動させ、マグネ
トロン13から放射されるマイクロ波出力を200Wに
弱めて、上側、下側の励振口9,10から5秒間ずつ交
互に加熱室2に供給される。
0秒間の第3ステップでは、被加熱物の重量に関わらず
上側、下側の励振口9,10側に5秒間ずつ交互に位置
するように切換器回転用モータ17を作動させ、マグネ
トロン13から放射されるマイクロ波出力を200Wに
弱めて、上側、下側の励振口9,10から5秒間ずつ交
互に加熱室2に供給される。
【0038】一方、被加熱物の重量が例えば300gで
あるとすると、重量センサ8の出力重量Wは450gに
満たないので(図6のステップS1で「NO」)、第1
ステップ及び第2ステップにおける励振口9,10から
のマイクロ波放射時間の比率が次のように決定される。
即ち、第1ステップにおいては最初は上側の励振口9を
10秒開口し、次に下側の励振口10を5秒開口するこ
とを繰り返す。そして第2ステップにおいては最初は上
側の励振口9を5秒開口し、次に下側の励振口10を1
0秒開口することを繰り返す(図6のステップS3)。
そして、B点及び加熱調理時間を図7のフローチャート
に従って決定し、この場合、重量センサ8の出力重量W
は450gに満たないので(ステップS1で「N
O」)、ガス量変化率ΔVが「0.1」となった時点が
B点となる(ステップS4)。そして、加熱調理開始時
からB点に達するまでに要した時間t(B) に係数αを掛
け算して得られた残り時間に、t(B) を加えて全体の調
理時間Tを算出し(ステップS5)、この全体の調理時
間Tから20秒を引き算した時間t(C) となる時点をC
点とする。
あるとすると、重量センサ8の出力重量Wは450gに
満たないので(図6のステップS1で「NO」)、第1
ステップ及び第2ステップにおける励振口9,10から
のマイクロ波放射時間の比率が次のように決定される。
即ち、第1ステップにおいては最初は上側の励振口9を
10秒開口し、次に下側の励振口10を5秒開口するこ
とを繰り返す。そして第2ステップにおいては最初は上
側の励振口9を5秒開口し、次に下側の励振口10を1
0秒開口することを繰り返す(図6のステップS3)。
そして、B点及び加熱調理時間を図7のフローチャート
に従って決定し、この場合、重量センサ8の出力重量W
は450gに満たないので(ステップS1で「N
O」)、ガス量変化率ΔVが「0.1」となった時点が
B点となる(ステップS4)。そして、加熱調理開始時
からB点に達するまでに要した時間t(B) に係数αを掛
け算して得られた残り時間に、t(B) を加えて全体の調
理時間Tを算出し(ステップS5)、この全体の調理時
間Tから20秒を引き算した時間t(C) となる時点をC
点とする。
【0039】而して、制御装置は、第1ステップ及び第
2ステップにおいて切換器16の一往復の回転動作を1
5秒周期で行い、第1ステップではマグネトロン13の
マイクロ波出力を600Wとし、最初の10秒間は切換
器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、残り
5秒間は上側の励振口9側に位置するように切換器回転
用モータ17が作動させ、マグネトロン13から放射さ
れるマイクロ波はまず上側の励振口9から加熱室2に供
給され10秒経過すると切換器16が回転して下側の励
振口10から5秒間加熱室2内に供給される。
2ステップにおいて切換器16の一往復の回転動作を1
5秒周期で行い、第1ステップではマグネトロン13の
マイクロ波出力を600Wとし、最初の10秒間は切換
器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、残り
5秒間は上側の励振口9側に位置するように切換器回転
用モータ17が作動させ、マグネトロン13から放射さ
れるマイクロ波はまず上側の励振口9から加熱室2に供
給され10秒経過すると切換器16が回転して下側の励
振口10から5秒間加熱室2内に供給される。
【0040】また、第2ステップでは、マグネトロン1
3のマイクロ波出力は600Wのまま、最初の5秒間は
切換器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、
残り10秒間は上側の励振口9側に位置するように切換
器回転用モータ17が作動するようになっており、マグ
ネトロン13から放射されるマイクロ波はまず上側の励
振口9から加熱室2に供給され5秒経過すると切換器1
6が回転して下側の励振口10から10秒間加熱室2内
に供給される。
3のマイクロ波出力は600Wのまま、最初の5秒間は
切換器16のシャフト16bが下側の励振口10側に、
残り10秒間は上側の励振口9側に位置するように切換
器回転用モータ17が作動するようになっており、マグ
ネトロン13から放射されるマイクロ波はまず上側の励
振口9から加熱室2に供給され5秒経過すると切換器1
6が回転して下側の励振口10から10秒間加熱室2内
に供給される。
【0041】そして、C点から調理時間終了時までの2
0秒間の第3ステップでは、上側、下側の励振口9,1
0側に5秒間ずつ交互に位置するように切換器回転用モ
ータ17を作動させ、マグネトロン13から放射される
マイクロ波出力を200Wに弱めて、上側、下側の励振
口9,10から5秒間ずつ交互に加熱室2に供給され
る。
0秒間の第3ステップでは、上側、下側の励振口9,1
0側に5秒間ずつ交互に位置するように切換器回転用モ
ータ17を作動させ、マグネトロン13から放射される
マイクロ波出力を200Wに弱めて、上側、下側の励振
口9,10から5秒間ずつ交互に加熱室2に供給され
る。
【0042】このように、本実施例によれば、マグネト
ロン13からマイクロ波が発生し、このマイクロ波が上
側の励振口9から加熱室2内に供給されると調理皿6に
載置される被加熱物の中央部分が比較的強く加熱される
ようになり、下側の励振口10から加熱室2内にマイク
ロ波が放射されると調理皿6に載置される被加熱物の周
辺部分が比較的強く加熱されるようになる。従って、加
熱調理時において、切換器16を回転させて導波管12
内のマイクロ波の通過経路を切り換えることにより、被
加熱物のうち比較的強く加熱される部分が中央部分と周
辺部分とで交互に変わるようになる。そして、上下の励
振口9,10各々から加熱室2内に供給されるマイクロ
波の放射時間の比率が、被加熱物の加熱調理の進行具合
を表すガスセンサ15の検出したガスの変化量に応じて
変化するので、被加熱物のうち加熱され難い部分である
中央部分と加熱され易い部分である周辺部分とに対し、
より強く加熱される時間と比較的弱く加熱される時間と
の比率を加熱調理の進行に伴って変えることができ、被
加熱物全体を均一に加熱することができる。
ロン13からマイクロ波が発生し、このマイクロ波が上
側の励振口9から加熱室2内に供給されると調理皿6に
載置される被加熱物の中央部分が比較的強く加熱される
ようになり、下側の励振口10から加熱室2内にマイク
ロ波が放射されると調理皿6に載置される被加熱物の周
辺部分が比較的強く加熱されるようになる。従って、加
熱調理時において、切換器16を回転させて導波管12
内のマイクロ波の通過経路を切り換えることにより、被
加熱物のうち比較的強く加熱される部分が中央部分と周
辺部分とで交互に変わるようになる。そして、上下の励
振口9,10各々から加熱室2内に供給されるマイクロ
波の放射時間の比率が、被加熱物の加熱調理の進行具合
を表すガスセンサ15の検出したガスの変化量に応じて
変化するので、被加熱物のうち加熱され難い部分である
中央部分と加熱され易い部分である周辺部分とに対し、
より強く加熱される時間と比較的弱く加熱される時間と
の比率を加熱調理の進行に伴って変えることができ、被
加熱物全体を均一に加熱することができる。
【0043】そして、被加熱物の加熱調理は、調理開始
時からガスセンサの検出したガス量の変化率が所定値に
達するまでの第1ステップ、ガス量の変化率が所定値に
達してから加熱調理終了20秒前までの第2ステップ、
そして加熱調理終了20秒前から加熱調理終了時までの
第3ステップの3ステップによって行われ、第1ステッ
プにおいては、上側の励振口9からのマイクロ波放射時
間の方が下側の励振口10からのマイクロ波放射時間よ
りも長くなるように制御されているので、被加熱物の加
熱調理がある程度進むまでは、被加熱物のうち加熱され
難い部分である中央部分をより強く加熱する時間を長く
し、加熱されやすい部分である周辺部分をより強く加熱
する時間を短くすることにより周辺部分が過剰に加熱さ
れることにより被加熱物を入れた容器へ熱が伝導される
ことを防止することができる。
時からガスセンサの検出したガス量の変化率が所定値に
達するまでの第1ステップ、ガス量の変化率が所定値に
達してから加熱調理終了20秒前までの第2ステップ、
そして加熱調理終了20秒前から加熱調理終了時までの
第3ステップの3ステップによって行われ、第1ステッ
プにおいては、上側の励振口9からのマイクロ波放射時
間の方が下側の励振口10からのマイクロ波放射時間よ
りも長くなるように制御されているので、被加熱物の加
熱調理がある程度進むまでは、被加熱物のうち加熱され
難い部分である中央部分をより強く加熱する時間を長く
し、加熱されやすい部分である周辺部分をより強く加熱
する時間を短くすることにより周辺部分が過剰に加熱さ
れることにより被加熱物を入れた容器へ熱が伝導される
ことを防止することができる。
【0044】このとき、第1ステップにおける上下側の
励振口9,10からのマイクロ波放射時間の比率は重量
センサ8からの被加熱物の検出重量に応じて異なるよう
になっており、被加熱物の重量によって加熱され難い中
央部分の加熱難度が変わるという事情があっても、加熱
調理初期に加熱され難い部分である中央部分に対し、よ
り強く加熱される時間と比較的弱く加熱される時間との
比率を加熱難度に応じて変えることができ、より一層均
一に加熱できる。すなわち、重量が重い被加熱物では一
般に体積も大きいので、中央部は周囲温度の影響を受け
難く、加熱難度は高いといえ、逆に重量が軽い被加熱物
では一般に体積も小さいので、中央部は周囲温度の影響
を受け易く、加熱難度は低いといえる。このため、重量
が重く中央部の加熱難度の高い被加熱物に対しては周辺
部が強く加熱される時間より中央部が強く加熱される時
間をより長くし、逆に重量が軽く中央部の加熱難度が低
い被加熱物に対しては周辺部が強く加熱される時間より
中央部が強く加熱される時間を長くすることは、均一加
熱にとって効果的であるといえるものである。
励振口9,10からのマイクロ波放射時間の比率は重量
センサ8からの被加熱物の検出重量に応じて異なるよう
になっており、被加熱物の重量によって加熱され難い中
央部分の加熱難度が変わるという事情があっても、加熱
調理初期に加熱され難い部分である中央部分に対し、よ
り強く加熱される時間と比較的弱く加熱される時間との
比率を加熱難度に応じて変えることができ、より一層均
一に加熱できる。すなわち、重量が重い被加熱物では一
般に体積も大きいので、中央部は周囲温度の影響を受け
難く、加熱難度は高いといえ、逆に重量が軽い被加熱物
では一般に体積も小さいので、中央部は周囲温度の影響
を受け易く、加熱難度は低いといえる。このため、重量
が重く中央部の加熱難度の高い被加熱物に対しては周辺
部が強く加熱される時間より中央部が強く加熱される時
間をより長くし、逆に重量が軽く中央部の加熱難度が低
い被加熱物に対しては周辺部が強く加熱される時間より
中央部が強く加熱される時間を長くすることは、均一加
熱にとって効果的であるといえるものである。
【0045】そして、ガスセンサ15の検出するガス量
の変化率が所定値に達すると第2ステップになり、下側
の励振口10からのマイクロ波放射時間の方が下側の励
振口9からのマイクロ波放射時間よりも長くなるように
制御される。従って、第2ステップにおいては、第1ス
テップにおける上下側の励振口9,10からのマイクロ
波放射時間の比率と異なり、加熱され難い部分である中
央部分を強く加熱する時間が短く、加熱され易い部分で
ある周辺部分(第1ステップでは余り加熱されなかった
部分)を強く加熱する時間が長くなるので、被加熱物全
体として均一な加熱をすることができる。
の変化率が所定値に達すると第2ステップになり、下側
の励振口10からのマイクロ波放射時間の方が下側の励
振口9からのマイクロ波放射時間よりも長くなるように
制御される。従って、第2ステップにおいては、第1ス
テップにおける上下側の励振口9,10からのマイクロ
波放射時間の比率と異なり、加熱され難い部分である中
央部分を強く加熱する時間が短く、加熱され易い部分で
ある周辺部分(第1ステップでは余り加熱されなかった
部分)を強く加熱する時間が長くなるので、被加熱物全
体として均一な加熱をすることができる。
【0046】このとき、ガス量の変化率の所定値も重量
センサ8からの被加熱物の検出重量に応じて異なるよう
に設定されており、被加熱物の重量によって被加熱物の
加熱調理の進行具合が異なっても第1ステップから第2
ステップへの適切な移行が行われる。
センサ8からの被加熱物の検出重量に応じて異なるよう
に設定されており、被加熱物の重量によって被加熱物の
加熱調理の進行具合が異なっても第1ステップから第2
ステップへの適切な移行が行われる。
【0047】また、全体の加熱調理時間の所定時間前こ
の場合20秒前になると第3ステップが開始される。こ
のとき、ガスセンサ15の検出するガス量の変化率が所
定値に達するまでの時間及び被加熱物の重量から全体の
加熱調理時間が決定されるので、使用者は調理時間を設
定せずとも過不足なく良好な加熱調理が実行される。そ
して、この第3ステップにおいては、上下側の励振口
9,10からのマイクロ波放射時間の比率は同じで且つ
マグネトロン13のマイクロ波出力が第2ステップより
弱められて(600Wから200Wに弱められて)加熱
調理が実行されるので過剰加熱のおそれがなく、被加熱
物が入れられた容器の温度上昇を防ぐことができる。し
かも、マイクロ波出力が大きいときに加熱された部分の
熱が次にマイクロ波出力が一段下げられた第3ステップ
時に被加熱物全体に伝導されるようになるので、被加熱
物全体が均一に温度上昇するようになり加熱調理の終了
時には被加熱物全体の仕上がり状態を均一にすることが
できる。
の場合20秒前になると第3ステップが開始される。こ
のとき、ガスセンサ15の検出するガス量の変化率が所
定値に達するまでの時間及び被加熱物の重量から全体の
加熱調理時間が決定されるので、使用者は調理時間を設
定せずとも過不足なく良好な加熱調理が実行される。そ
して、この第3ステップにおいては、上下側の励振口
9,10からのマイクロ波放射時間の比率は同じで且つ
マグネトロン13のマイクロ波出力が第2ステップより
弱められて(600Wから200Wに弱められて)加熱
調理が実行されるので過剰加熱のおそれがなく、被加熱
物が入れられた容器の温度上昇を防ぐことができる。し
かも、マイクロ波出力が大きいときに加熱された部分の
熱が次にマイクロ波出力が一段下げられた第3ステップ
時に被加熱物全体に伝導されるようになるので、被加熱
物全体が均一に温度上昇するようになり加熱調理の終了
時には被加熱物全体の仕上がり状態を均一にすることが
できる。
【0048】また、下側の励振口10は調理皿6の近傍
に位置しているので、該励振口10からマイクロ波を放
射するとき、被加熱物の周辺部を効率良く加熱すること
ができる。
に位置しているので、該励振口10からマイクロ波を放
射するとき、被加熱物の周辺部を効率良く加熱すること
ができる。
【0049】尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
に限定されるものではなく、以下のような変更または拡
張が可能である。第3ステップはガスセンサ15の検出
するガス量変化率が所定値になった時点から開始される
ようにしても良く、例えばB時点におけるガス量変化率
との差が0.1以上になった時点をC時点としても良
い。この場合、被加熱物の加熱調理の進行具合に応じて
第3ステップが開始されることになり、第2ステップか
ら第3ステップへの適切な移行が行われ、加熱調理の終
了時には被加熱物全体を均一に加熱することができる。
に限定されるものではなく、以下のような変更または拡
張が可能である。第3ステップはガスセンサ15の検出
するガス量変化率が所定値になった時点から開始される
ようにしても良く、例えばB時点におけるガス量変化率
との差が0.1以上になった時点をC時点としても良
い。この場合、被加熱物の加熱調理の進行具合に応じて
第3ステップが開始されることになり、第2ステップか
ら第3ステップへの適切な移行が行われ、加熱調理の終
了時には被加熱物全体を均一に加熱することができる。
【0050】第3ステップではマグネトロン13のマイ
クロ波出力は変化せずに上下の励振口の開閉比率が同等
になるようにしても良く、或いは上下の励振口の開閉比
率は第2ステップと同じでマグネトロン13のマイクロ
波出力を第2ステップより弱くするようにしても良い。
クロ波出力は変化せずに上下の励振口の開閉比率が同等
になるようにしても良く、或いは上下の励振口の開閉比
率は第2ステップと同じでマグネトロン13のマイクロ
波出力を第2ステップより弱くするようにしても良い。
【0051】また、第3ステップでは、切換器16のシ
ャフト16bが上側の励振口9と下側の励振口10との
間に位置(図3と図4の中間位置)するようにし、マグ
ネトロン13から放射されるマイクロ波が両方の励振口
9,10から加熱室2内に供給されるようにしても良
い。励振口は2つに限られず、例えば励振口9側に2つ
の励振口が設けられ、合計で3つ以上の励振口を有する
ものであっても良い。
ャフト16bが上側の励振口9と下側の励振口10との
間に位置(図3と図4の中間位置)するようにし、マグ
ネトロン13から放射されるマイクロ波が両方の励振口
9,10から加熱室2内に供給されるようにしても良
い。励振口は2つに限られず、例えば励振口9側に2つ
の励振口が設けられ、合計で3つ以上の励振口を有する
ものであっても良い。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
電子レンジによれば次の効果を得ることができる。請求
項1の発明によれば、マグネトロンからマイクロ波が発
生すると、このマイクロ波は複数個の励振口から交互に
電界強度の分布パターンを異ならせて加熱室内に供給さ
れる。このため、加熱調理時において、開閉手段により
これら複数個の励振口を開閉させると、開口している励
振口から供給されるマイクロ波の電界強度パターンに対
応して被加熱物のうち、より強く加熱される部分が或る
部分(例えば中央部分)と残りの部分(例えば周辺部
分)とで交互に変わるようになる。そして、ガスセンサ
の検出したガスの変化量に応じて複数個の励振口の開閉
比率を変化し、加熱され難い部分(例えば中央部分)と
加熱され易い部分(例えば周辺部分)とに対し、より強
く加熱される時間と比較的弱く加熱される時間との比率
を加熱調理の進行に伴って変えることができるので被加
熱物全体を均一に加熱することができる。
電子レンジによれば次の効果を得ることができる。請求
項1の発明によれば、マグネトロンからマイクロ波が発
生すると、このマイクロ波は複数個の励振口から交互に
電界強度の分布パターンを異ならせて加熱室内に供給さ
れる。このため、加熱調理時において、開閉手段により
これら複数個の励振口を開閉させると、開口している励
振口から供給されるマイクロ波の電界強度パターンに対
応して被加熱物のうち、より強く加熱される部分が或る
部分(例えば中央部分)と残りの部分(例えば周辺部
分)とで交互に変わるようになる。そして、ガスセンサ
の検出したガスの変化量に応じて複数個の励振口の開閉
比率を変化し、加熱され難い部分(例えば中央部分)と
加熱され易い部分(例えば周辺部分)とに対し、より強
く加熱される時間と比較的弱く加熱される時間との比率
を加熱調理の進行に伴って変えることができるので被加
熱物全体を均一に加熱することができる。
【0053】請求項2の発明によれば、ガスセンサの検
出したガスの変化量が所定値に達する前後で複数個の励
振口の開閉比率が異なるため、加熱され難い部分と加熱
され易い部分に対し、より強く加熱される時間と比較的
弱く加熱される時間との比率を、被加熱物の加熱調理が
ある状態に達する前後で変えることができるので、加熱
され易い部分を過剰に加熱することなく被加熱物全体を
均一に加熱することができる。
出したガスの変化量が所定値に達する前後で複数個の励
振口の開閉比率が異なるため、加熱され難い部分と加熱
され易い部分に対し、より強く加熱される時間と比較的
弱く加熱される時間との比率を、被加熱物の加熱調理が
ある状態に達する前後で変えることができるので、加熱
され易い部分を過剰に加熱することなく被加熱物全体を
均一に加熱することができる。
【0054】請求項3の発明によれば、被加熱物の重量
に応じて加熱調理開始時における複数個の励振口の開閉
比率が決定されるので、被加熱物の重量、すなわち大き
さによって加熱され難い部分の加熱難度が変わるという
事情があっても、加熱調理初期に加熱され難い部分に対
し、より強く加熱される時間と比較的弱く加熱される時
間との比率を、加熱難度に応じて変えることができ、よ
り一層均一に加熱できる。
に応じて加熱調理開始時における複数個の励振口の開閉
比率が決定されるので、被加熱物の重量、すなわち大き
さによって加熱され難い部分の加熱難度が変わるという
事情があっても、加熱調理初期に加熱され難い部分に対
し、より強く加熱される時間と比較的弱く加熱される時
間との比率を、加熱難度に応じて変えることができ、よ
り一層均一に加熱できる。
【0055】請求項4の発明によれば、複数個の励振口
のうち一方の励振口からマイクロ波が供給されると、調
理皿に載置されている被加熱物の中央部分をより強く加
熱し、他方の励振口から供給されると調理皿に載置され
ている被加熱物の周辺部分をより強く加熱する。従っ
て、複数の励振口のうち一方の励振口と他方の励振口の
開閉比率を変化させることにより、被加熱物の中央部分
と周辺部分とに対しより強く加熱する時間と比較的弱く
加熱される時間との比率を変えることができる。
のうち一方の励振口からマイクロ波が供給されると、調
理皿に載置されている被加熱物の中央部分をより強く加
熱し、他方の励振口から供給されると調理皿に載置され
ている被加熱物の周辺部分をより強く加熱する。従っ
て、複数の励振口のうち一方の励振口と他方の励振口の
開閉比率を変化させることにより、被加熱物の中央部分
と周辺部分とに対しより強く加熱する時間と比較的弱く
加熱される時間との比率を変えることができる。
【0056】請求項5の発明によれば、一方の励振口と
他方の励振口とは加熱室の室壁の上下に設けられてお
り、その結果、下側の励振口は調理皿の近傍に位置する
ように構成されるので、下側の励振口から加熱室内に放
射されるマイクロ波は調理皿に載置された被加熱物に直
接吸収され被加熱物の周辺部位を効率良く加熱すること
ができる。
他方の励振口とは加熱室の室壁の上下に設けられてお
り、その結果、下側の励振口は調理皿の近傍に位置する
ように構成されるので、下側の励振口から加熱室内に放
射されるマイクロ波は調理皿に載置された被加熱物に直
接吸収され被加熱物の周辺部位を効率良く加熱すること
ができる。
【0057】請求項6の発明によれば、加熱調理時間の
経過と共に、第1ステップでは被加熱物のうち加熱され
にくい部分である中央部分をより強く加熱し、第2ステ
ップでは加熱され易い部分である周辺部分をより強く加
熱することにより被加熱物全体として均一な加熱調理を
行い、そして第3ステップではマグネトロンからのマイ
クロ波出力を第2ステップより弱くすることによりマイ
クロ波出力が大きいときに加熱された部分の熱が次にマ
イクロ波出力が一段下げられた時に被加熱物全体に伝導
されるようになるので、被加熱物全体が均一に温度上昇
するようになり加熱調理の終了時には被加熱物全体の仕
上がり状態を均一にすることができる。また、被加熱物
の周辺部は第2ステップでより強く加熱されるので、容
器の高温化を防止できる。
経過と共に、第1ステップでは被加熱物のうち加熱され
にくい部分である中央部分をより強く加熱し、第2ステ
ップでは加熱され易い部分である周辺部分をより強く加
熱することにより被加熱物全体として均一な加熱調理を
行い、そして第3ステップではマグネトロンからのマイ
クロ波出力を第2ステップより弱くすることによりマイ
クロ波出力が大きいときに加熱された部分の熱が次にマ
イクロ波出力が一段下げられた時に被加熱物全体に伝導
されるようになるので、被加熱物全体が均一に温度上昇
するようになり加熱調理の終了時には被加熱物全体の仕
上がり状態を均一にすることができる。また、被加熱物
の周辺部は第2ステップでより強く加熱されるので、容
器の高温化を防止できる。
【0058】この場合、請求項7記載のもののように、
第3ステップでは、被加熱物の中央部分と周辺部分の加
熱強度を同等にすることにより被加熱物全体の温度均一
化を図ることもできる。また、請求項8記載のもののよ
うに、第3ステップでは、被加熱物の中央部分と周辺部
分の加熱強度を同等にし、且つマグネトロンからのマイ
クロ波出力を第2ステップより弱くすると、被加熱物全
体をより一層温度分布を均一にしながら加熱することが
でき、ひいては過剰に加熱された被加熱物からの熱伝導
により生じる被加熱物を入れた容器の高温化を防止する
ことができる。
第3ステップでは、被加熱物の中央部分と周辺部分の加
熱強度を同等にすることにより被加熱物全体の温度均一
化を図ることもできる。また、請求項8記載のもののよ
うに、第3ステップでは、被加熱物の中央部分と周辺部
分の加熱強度を同等にし、且つマグネトロンからのマイ
クロ波出力を第2ステップより弱くすると、被加熱物全
体をより一層温度分布を均一にしながら加熱することが
でき、ひいては過剰に加熱された被加熱物からの熱伝導
により生じる被加熱物を入れた容器の高温化を防止する
ことができる。
【0059】請求項9の発明によれば、調理時間設定手
段により被加熱物の調理時間が設定され調理終了時の所
定時間前になると、自動的に第3ステップが開始される
ので、被加熱物全体として均一な加熱調理が実行され
る。
段により被加熱物の調理時間が設定され調理終了時の所
定時間前になると、自動的に第3ステップが開始される
ので、被加熱物全体として均一な加熱調理が実行され
る。
【0060】請求項10の発明によれば、被加熱物の加
熱調理がある段階まで進みガスセンサの検出したガスの
変化量が所定値になると、第3ステップが開始されるの
で、被加熱物全体としてより一層均一な加熱調理が行わ
れる。
熱調理がある段階まで進みガスセンサの検出したガスの
変化量が所定値になると、第3ステップが開始されるの
で、被加熱物全体としてより一層均一な加熱調理が行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す加熱室部分の概略的構
成の縦断正面図
成の縦断正面図
【図2】全体の斜視図
【図3】切換器のシャフトの位置によりマイクロ波が上
側の励振口へ向かって導波管内を通過する様子を示す概
略的構成の側面図
側の励振口へ向かって導波管内を通過する様子を示す概
略的構成の側面図
【図4】切換器のシャフトの位置によりマイクロ波が下
側の励振口へ向かって導波管内を通過する様子を示す概
略的構成の側面図
側の励振口へ向かって導波管内を通過する様子を示す概
略的構成の側面図
【図5】被加熱物のガス量変化率を示す図
【図6】制御装置の制御内容の一つである励振口の開閉
比率の決定方法を示すフローチャート
比率の決定方法を示すフローチャート
【図7】制御装置の制御内容の一つである調理時間の決
定方法を示すフローチャート
定方法を示すフローチャート
2は加熱室、2aは右壁部(室壁)、9,10は上側,
下側の励振口、13はマグネトロン、15はガスセン
サ、16は切換器(開閉手段)を示す。
下側の励振口、13はマグネトロン、15はガスセン
サ、16は切換器(開閉手段)を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 加熱室と、 マグネトロンと、 前記加熱室内に発生したガス量を検出するガスセンサ
と、 前記加熱室の室壁に位置を異ならせて設けられ、前記マ
グネトロンから供給されるマイクロ波を前記加熱室内に
放射するための複数個の励振口と、 これら複数個の励振口を開閉する開閉手段と、 前記開閉手段を制御する開閉制御手段とを具備し、 前記開閉制御手段は、加熱調理時に前記ガスセンサの検
出したガスの変化量に応じて前記複数個の励振口の開閉
比率を変化させるように構成されていることを特徴とす
る電子レンジ。 - 【請求項2】 開閉制御手段は、ガスセンサの検出した
ガスの変化量が所定値に達したとき複数個の励振口の開
閉比率をそれまでの開閉比率と違えるように構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。 - 【請求項3】 被加熱物の重量を検出する重量センサを
備え、 開閉制御手段は、その重量センサの検出結果に応じて加
熱調理開始時における複数個の励振口の開閉比率を決定
するように構成されていることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の電子レンジ。 - 【請求項4】 複数個の励振口は、調理室内に放射する
マイクロ波の電界強度が被加熱物を載置する調理皿の中
央部で大きくなるような位置に設けられた一方の励振口
と、前記調理皿の周辺部で電界強度が大きくなるような
位置に設けられた他方の励振口とから構成されているこ
とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子
レンジ。 - 【請求項5】 一方の励振口と他方の励振口とは加熱室
の室壁の上下に設けられていることを特徴とする請求項
4記載の電子レンジ。 - 【請求項6】 マグネトロンの出力を変化させるマイク
ロ波出力制御手段を備え、 加熱調理時間の経過と共に、マイクロ波出力制御手段及
び開閉制御手段により、一方の励振口が他方の励振口よ
り大きい開口比率になるように制御される第1ステップ
と、他方の励振口が一方の励振口より大きい開口比率に
なるように制御される第2ステップと、マグネトロンの
マイクロ波出力が弱くなるように制御される第3ステッ
プとを順に経るよう構成されていることを特徴とする請
求項1ないし5のいずれかに記載の電子レンジ。 - 【請求項7】 加熱調理時間の経過と共に、開閉制御手
段により、一方の励振口が他方の励振口より大きい開口
比率になるように制御される第1ステップと、他方の励
振口が一方の励振口より大きい開口比率になるように制
御される第2ステップと、一方の励振口と他方の励振口
の開口比率が同等になるように制御される第3ステップ
とを順に経るよう構成されていることを特徴とする請求
項1ないし5のいずれかに記載の電子レンジ。 - 【請求項8】 マグネトロンの出力を変化させるマイク
ロ波出力制御手段を備え、 加熱調理時間の経過と共に、マイクロ波出力制御手段及
び開閉制御手段により、一方の励振口が他方の励振口よ
り大きい開口比率になるように制御される第1ステップ
と、他方の励振口が一方の励振口より大きい開口比率に
なるように制御される第2ステップと、一方の励振口と
他方の励振口の開口比率が同等になるように、且つマグ
ネトロンのマイクロ波出力が前記第2ステップより弱く
なるように制御される第3ステップとを順に経るよう構
成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいず
れかに記載の電子レンジ。 - 【請求項9】 被加熱物の調理時間を設定する調理時間
設定手段を備え、 第3ステップは調理終了時の所定時間前から開始される
ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の
電子レンジ。 - 【請求項10】 第3ステップはガスセンサの検出した
ガスの変化量が所定値になった時点から開始されること
を特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の電子
レンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4071795A JPH08236269A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 電子レンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4071795A JPH08236269A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 電子レンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08236269A true JPH08236269A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12588353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4071795A Pending JPH08236269A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 電子レンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08236269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100432746B1 (ko) * | 2002-04-04 | 2004-05-24 | 엘지전자 주식회사 | 전자레인지의 가열시간보상방법 |
JP2021045471A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 象印マホービン株式会社 | 圧力炊飯器及び圧力炊飯方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4071795A patent/JPH08236269A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100432746B1 (ko) * | 2002-04-04 | 2004-05-24 | 엘지전자 주식회사 | 전자레인지의 가열시간보상방법 |
JP2021045471A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 象印マホービン株式会社 | 圧力炊飯器及び圧力炊飯方法 |
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