JPH118054A - 加熱調理器および加熱調理方法 - Google Patents

加熱調理器および加熱調理方法

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JPH118054A
JPH118054A JP16269197A JP16269197A JPH118054A JP H118054 A JPH118054 A JP H118054A JP 16269197 A JP16269197 A JP 16269197A JP 16269197 A JP16269197 A JP 16269197A JP H118054 A JPH118054 A JP H118054A
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cooking
dish
preheating
heat
food
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JP16269197A
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Tamotsu Takei
保 武井
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理物を仕上り状態良く加熱調理すること。 【解決手段】 調理室4内に耐熱セラミック製の予熱皿
10を収納して予熱した後、予熱皿10上に鉄板製の調
理皿11を載置してヒータ調理を行う。この構成の場
合、調理皿11のセット時に扉を開放しても、予熱皿1
0の温度が低下し難くなる上、予熱皿10上に調理皿1
1を載置すると、調理皿11が予熱皿10からの熱によ
り素早く昇温する。このため、ヒータ調理が予熱時に近
い状態から開始されるので、調理物の仕上がり状態が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理室内に調理皿
をセットして加熱調理を行う加熱調理器および加熱調理
方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばオーブン調理機
能付き電子レンジには、調理室内を予め所定温度に加熱
しておいた後(いわゆる予熱)、調理物が載置された鉄
板製の調理皿を調理室内にセットしてヒータ調理を行う
構成のものがある。
【0003】この構成の場合、予熱終了後に扉を開放す
ると、調理室内の熱気が外部に流出する上、調理室内に
低温度の調理皿および調理物が収納される。このため、
調理室内の温度が低下し、予熱温度より低い値からヒー
タ調理が開始されるので、調理物の仕上がり状態が低下
する虞れがあった。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、調理物の仕上がり状態を向上
させることができる加熱調理器および加熱調理方法を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の加熱調理
器は、調理室内に熱を供給する熱源と、前記調理室内に
収納される予熱皿と、この予熱皿上にセットされ調理物
が載置される調理皿とを備え、前記予熱皿の熱容量が前
記調理皿の熱容量より大きいところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、下記(1)および(2)の手順
で調理物を加熱調理することができる。 (1)調理室内に予熱皿を収納した状態で熱源を作動さ
せることに伴い、調理室内を所定温度に加熱する。 (2)調理物が載置された調理皿を予熱皿上にセットし
て加熱調理を行う。 この場合、予熱皿の熱容量が大きいため、調理皿のセッ
ト時に扉を開放しても、予熱皿の温度が低下し難くな
る。しかも、調理皿の熱容量が小さいため、予熱皿上に
調理皿を載置すると、調理皿が予熱皿からの熱により素
早く昇温する。このため、加熱調理が予熱時に近い状態
から開始されるので、調理物の仕上がり状態が向上す
る。
【0005】請求項2記載の加熱調理器は、予熱皿が耐
熱セラミック、調理皿が金属を基材に形成されていると
ころに特徴を有している。上記手段によれば、予熱皿が
耐熱セラミックにより形成されているので、予熱皿上に
調理物を載置してレンジ調理を行うことができる。
【0006】請求項3記載の加熱調理器は、熱源が予熱
皿の下方に設けられ、調理開始後所定時間の熱源の通電
率が所定時間経過後より高いところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、調理開始後の所定時間は、熱源
が高通電率で駆動するので、扉の開放時等に降温した予
熱皿が熱源からの熱により素早く昇温する。しかも、熱
源が予熱皿の下方に設けられ、熱源からの熱が予熱皿を
介して調理皿に伝達されるので、調理皿上の調理物が素
早く調理される上、調理物の下面に焦げ目が付くことが
防止される。
【0007】請求項4記載の加熱調理器は、熱源が高通
電率で駆動する時間が庫内温度の設定値に応じて変わる
ところに特徴を有している。上記手段によれば、例えば
庫内温度の設定値が高い場合には、熱源を高通電率で駆
動する時間を長くし、庫内温度の設定値が低い場合に
は、熱源を高通電率で駆動する時間を短くできる。この
ため、調理物が適切な時間だけ強く加熱されるので、調
理物の下面に焦げ目が付くことが確実に防止される上、
調理物が加熱不足になることも防止される。
【0008】請求項5記載の加熱調理器は、熱源が予熱
皿の下方に設けられ、調理開始後に庫内温度が所定値に
達するまでの熱源の通電率が所定値に達した後より高い
ところに特徴を有している。上記手段によれば、調理開
始後に庫内温度が所定値に達するまでは、熱源が高通電
率で駆動するので、一旦降温した予熱皿が熱源からの熱
により素早く昇温する。しかも、熱源が予熱皿の下方に
設けられ、熱源からの熱が予熱皿を介して調理皿に伝達
されるので、調理皿上の調理物が素早く調理される上、
調理物の下面に焦げ目が付くことが防止される。さら
に、調理物が適切な時間(=庫内温度が設定値に達する
までの時間)だけ強く加熱されるので、調理物に焦げ目
が付くことが確実に防止される上、調理物が加熱不足に
なることも防止される。
【0009】請求項6記載の加熱調理器は、調理室の室
壁に設けられた励振口と、この励振口を通して調理室内
にマイクロ波を照射するマグネトロンとを備え、前記励
振口が予熱皿の上方に配置されているところに特徴を有
している。上記手段によれば、予熱皿上に調理物を載置
してレンジ調理を行う場合には、予熱皿により区切られ
た小空間内にマイクロ波が照射されることになるので、
調理物が短時間のうちに効率良く調理される。
【0010】請求項7記載の加熱調理方法は、調理室内
に熱容量が大きな予熱皿を収納して予熱した後、この予
熱皿上に熱容量が小さな調理皿を載置して調理皿上の調
理物を加熱調理するところに特徴を有している。上記手
段によれば、調理皿のセット時に扉を開放しても、予熱
皿の温度が低下し難くなる。しかも、調理皿の熱容量が
小さいため、予熱皿上に調理皿を載置すると、調理皿が
予熱皿からの熱により素早く昇温する。このため、加熱
調理が予熱時に近い状態から開始されるので、調理物の
仕上がり状態が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。まず、図1において、電子レンジ本
体1は、外箱2の内部に内箱3を配設してなるものであ
り、内箱3の内部は調理室4として機能する。また、電
子レンジ本体1には、図2に示すように、扉5が回動可
能に装着されており、調理室4の前面開口部は、扉5の
回動操作に伴い開閉される。
【0012】外箱2と内箱3との間には、図1に示すよ
うに、右側部に位置して機械室6が形成されており、こ
の機械室6内には、マグネトロン7および導波管8が配
設されている。そして、内箱3の右側板には、上方に位
置して励振口3aが設けられており、マグネトロン7が
作動すると、導波管8から励振口3aを通して調理室4
内にマイクロ波が照射される。
【0013】調理室4の下方には、平面ヒータ(マイカ
ヒータ)からなる下ヒータ8が配設され、調理室4内の
天井部には、赤外線ヒータ(石英管ヒータ)からなる上
ヒータ9が配設されている。これら下ヒータ8および上
ヒータ9は熱源に相当するものであり、下ヒータ8が発
熱すると、調理室4内に対流熱が供給され、上ヒータ9
が発熱すると、調理室4内に輻射熱が供給される。
【0014】内箱3の左右側板には、励振口3aの下方
に位置して突状の皿支え3b,3bが一体形成されてお
り、これら両皿支え3b上には予熱皿10が着脱可能に
載置されている。この予熱皿10は、レンジ調理時に調
理物を載置したり、ヒータ調理時に調理皿(角皿)11
を載置するためのものであり、調理皿11は熱容量が小
さい鉄板により形成され、予熱皿10は熱容量が大きい
耐熱セラミックにより形成されている。
【0015】電子レンジ本体1の右側部には、図2に示
すように、操作パネル12が配設されており、この操作
パネル12には、複数の調理モードキー12a,スター
トキー12b,調理時間設定キー12c,調理温度設定
キー12d,表示器12e,ブザー12f(図3参照)
が装着されている。
【0016】機械室6内には、図3に示すように、制御
装置13が配設されている。この制御装置13はマイク
ロコンピュータを主体に構成されたものであり、各キー
12a〜12d,温度センサ14からの出力信号に基づ
いてマグネトロン7,下ヒータ8,上ヒータ9,表示器
12e,ブザー12fを駆動制御する。尚、温度センサ
14は、図1に示すように、調理室4内の上部に配設さ
れたものであり、調理室4内の温度に応じた電気信号を
出力する。
【0017】次に上記構成の作用について説明する。
尚、以下に説明する動作は、制御装置13が内部ROM
に記憶された制御プログラムに基づいて実行するもので
ある。 <レンジ調理>両皿支え3a上に予熱皿10を載置した
後、予熱皿10上に調理物をセットし、複数の調理モー
ドキー12aを選択操作して「レンジ調理」を選択す
る。次に、調理時間設定キー12cを操作して調理時間
tを設定した後、スタートキー12bを操作する。する
と、制御装置13は、設定時間tに達するまでマグネト
ロン7に電源を供給し、マグネトロン7から励振口3a
を通して予熱皿10上の調理物にマイクロ波を照射す
る。
【0018】<ヒータ調理>両皿支え3a上に予熱皿1
0を載置し、複数の調理モードキー12aを選択操作し
て「ヒータ調理」を選択する。次に、調理時間設定キー
12cおよび調理温度設定キー12dを操作し、調理時
間tおよび調理温度Tを設定した後、スタートキー12
bを操作する。すると、制御装置13は、温度センサ1
4からの出力信号が設定温度Tに達するまで、下ヒータ
8および上ヒータ9を駆動し、調理室4内に熱を供給す
る。
【0019】このとき、図1に示すように、温度センサ
14が予熱皿10の上方に配置されているのに対し、下
ヒータ8からの対流熱が予熱皿10の下面に集中するの
で、図4の(a)に示すように、予熱皿10の下面温度
は、温度センサ14からの出力信号より高温状態を維持
しながら昇温する。図4の(b)は、下ヒータ8および
上ヒータ9の制御内容を示すものであり、制御装置13
は、「30秒オン/0秒オフ」のパターンAで下ヒータ
8および上ヒータ9を駆動する。
【0020】制御装置13は、温度センサ14からの出
力信号が設定温度Tに達したことを検出すると、ブザー
12fを鳴動させ、予熱終了を報知する。これと共に、
下ヒータ8および上ヒータ9を「15秒オン/15秒オ
フ」のパターンC(図4のb参照)で制御し、温度セン
サ14からの出力信号を設定温度Tに保持する(このと
き、予熱皿10の下面温度は、設定温度Tより高い一定
値に保持される)。そして、表示器12eに『予熱終了
です。予熱皿上に調理皿をセットした後、スタートキー
を再操作して下さい。』というメッセージを表示する。
【0021】この状態で、扉5を開放し、予熱皿10上
に調理皿11を載置した後、扉5を閉塞し、スタートキ
ー12bを再操作すると、制御装置13は、スタートキ
ー12bの再操作を検出し、下ヒータ8および上ヒータ
9を「30秒オン/0秒オフ」および「15秒オン/1
5秒オフ」のパターンB(図4のb参照)で制御する。
これと共に、ヒータ調理時間の計測を開始する。
【0022】尚、電子レンジ本体1には、扉5の開閉を
検出するドア検出スイッチ15(図3参照)が設けられ
ており、制御装置13は、ドア検出スイッチ15からの
出力信号に基づいて扉5の開放を検出すると、下ヒータ
8および上ヒータ9を断電する。そして、扉5の閉塞お
よびスタートキー12の再操作の双方を検出すると、下
ヒータ8および上ヒータ9を再駆動する。
【0023】制御装置13は、温度センサ14からの出
力信号が設定温度「T−ΔT」に達したことを検出する
と、下ヒータ8および上ヒータ9を「15秒オン/15
秒オフ」のパターンCで制御し、温度センサ14からの
出力信号を設定温度Tに保持する。そして、調理時間の
計測結果が設定時間tに達したことを検出すると、下ヒ
ータ8および上ヒータ9を断電し、ヒータ調理を終了す
る。尚、ΔTは、制御装置13の内部ROMに予め記憶
されたものである。
【0024】上記実施例によれば、熱容量が大きな予熱
皿10上に熱容量が小さな調理皿11を載置したので、
調理室4内に予熱皿10を収納して予熱を行った後、予
熱皿10上に調理皿11をセットしてヒータ調理を行う
ことができる。このため、調理皿11のセット時に扉5
を開放しても、予熱皿10の温度が低下し難くなる。し
かも、予熱皿10上に調理皿11を載置すると、調理皿
11が予熱皿10からの熱により素早く昇温する。この
ため、ヒータ調理が予熱時に近い状態から開始されるの
で、調理物の仕上がり状態が向上する。
【0025】また、予熱皿10を耐熱セラミックにより
形成したので、予熱皿10上に調理物を載置してレンジ
調理を行うことが可能になる。このため、レンジ調理専
用の調理皿を付属する必要がなくなるので、構成が簡素
化される。しかも、調理皿11を鉄板により形成したの
で、ヒータ調理時には、予熱皿10から調理皿11を通
して調理物に効果的に熱が伝達されるようになる。
【0026】また、調理開始後に庫内温度が所定値Tに
達するまでは、下ヒータ8を高通電率で駆動したので、
扉5の開放時等に降温した予熱皿10が下ヒータ8から
の熱により素早く昇温する。しかも、予熱皿10の下方
に下ヒータ8が設けられ、下ヒータ8からの熱が予熱皿
10を介して調理皿11に伝達されるので、調理皿11
上の調理物が素早く調理される上、調理物の下面に焦げ
目が付くことが防止される。さらに、調理物が適切な時
間(=庫内温度が設定値Tに達するまでの時間)だけ強
く加熱されるので、調理物に焦げ目が付くことが確実に
防止される上、調理物が加熱不足になることも防止され
るので、総じて、調理物の仕上り状態が向上する。
【0027】また、励振口3aを予熱皿10の上方に配
置した。このため、予熱皿10上に調理物を載置してレ
ンジ調理を行う場合には、予熱皿10により区切られた
小空間内にマイクロ波が照射されることになるので、調
理物が短時間のうちに効率良くレンジ調理される。
【0028】また、調理室4内の天井部に上ヒータ9を
設けた。このため、予熱皿10上に調理皿11を載置し
てヒータ調理を行う場合には、予熱皿10により区切ら
れた小空間内に輻射熱が照射されることになるので、調
理物が短時間のうちに効率良くヒータ調理される。しか
も、調理開始後には、上ヒータ9をパターンBおよびC
の低通電率で駆動したので、上ヒータ9からの輻射熱に
より調理物の上面に焦げ目が付くことも防止される。
【0029】尚、上記実施例においては、調理開始後に
庫内温度が所定値Tに達するまで、下ヒータ8を高通電
率で駆動したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、下記(1)あるいは(2)のようにしても良い。 (1)調理開始から固定された一定時間が経過するま
で、下ヒータ8を高通電率で駆動する。 (2)庫内温度の設定値Tを演算処理することに基づい
て、例えば設定値Tが高い場合には駆動時間tを長く設
定し、設定値Tが低い場合には駆動時間tを短く設定す
る。そして、調理開始から所定の駆動時間tが経過する
まで、下ヒータ8を高通電率で駆動する。
【0030】(1)の構成の場合、予熱皿10が下ヒー
タ8からの熱により素早く昇温する上、下ヒータ8から
の熱が予熱皿10を介して調理皿11に伝達されるの
で、調理物が素早く調理される上、調理物の下面に焦げ
目が付くことが防止される。また、(2)の構成の場
合、調理物が適切な時間だけ強く加熱されるので、調理
物の下面に焦げ目が付くことが確実に防止される上、調
理物が加熱不足になることも防止される。
【0031】また、上記実施例においては、下ヒータ8
および上ヒータ9の高通電率として「30秒オン/0秒
オフ」を例示したが、これに限定されるものではなく、
例えば「30秒オン/5秒オフ」等、要は、パターンC
(「15秒オン/15秒オフ」)より高通電率であれば
良い。
【0032】また、上記実施例においては、調理室4の
左右側板に皿支え3bを突設し、予熱皿10を両皿支え
3b上に載置する構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、調理室4の側板に予熱皿10を固定
する構成としても良い。また、上記実施例においては、
調理室4内に1枚の予熱皿10をセットする構成とした
が、これに限定されるものではなく、例えば予熱皿10
を上下方向に複数段にセットする構成としても良い。こ
の構成の場合、調理室4の側板に、皿支え3bを上下複
数段に突設すると良い。
【0033】また、上記実施例においては、予熱皿10
上に調理物を載置してレンジ調理を行う構成としたが、
これに限定されるものではなく、例えば、下記(1)の
ように構成しても良い。この構成の場合、予熱皿10お
よび回転皿に調理物を選択的に載置できる利点がある。 (1)電子レンジ本体1内の底部にRTモータを配設
し、このRTモータの回転軸を調理室4内の底部に突出
させる。そして、この回転軸にレンジ調理用の回転皿を
装着し、レンジ調理時にはRTモータにより回転皿を回
転させながら、回転皿上の調理物にマイクロ波を照射す
る。
【0034】また、上記実施例においては、予熱皿10
を耐熱セラミックにより形成したが、これに限定される
ものではなく、例えば耐熱ガラスにより形成しても良
い。また、上記実施例においては、本発明をヒータ調理
機能付き電子レンジに適用したが、これに限定されるも
のではなく、例えばヒータ調理専用機に適用しても良
い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器および加熱調理方法は次の効果を奏する。
請求項1記載の手段によれば、熱容量が大きな予熱皿上
に熱容量が小さな調理皿を載置したので、調理室内に予
熱皿を収納して予熱を行った後、予熱皿上に調理皿をセ
ットして加熱調理を行うことができる。このため、調理
皿のセット時に扉を開放しても、予熱皿の温度が低下し
難くなる上、予熱皿上に調理皿を載置すると、調理皿が
素早く昇温するので、調理物の仕上がり状態が向上す
る。
【0036】請求項2記載の手段によれば、予熱皿を耐
熱セラミックにより形成した。このため、予熱皿上に調
理物を載置してレンジ調理を行うことができるので、予
熱皿をレンジ調理用の調理皿と兼用することができる。
請求項3記載の手段によれば、熱源を調理開始後の所定
時間だけ高通電率で駆動したので、扉の開放時等に降温
した予熱皿が熱源からの熱により素早く昇温する上、熱
源からの熱が予熱皿を介して調理皿に伝達される。この
ため、調理物が素早く調理される上、調理物の下面に焦
げ目が付くことが防止されるので、総じて、調理物の仕
上り状態が一層向上する。
【0037】請求項4記載の手段によれば、熱源を高通
電率で駆動する時間を庫内温度の設定値に応じて変化さ
せた。このため、調理物が適切な時間だけ強く加熱され
るので、調理物の下面に焦げ目が付くことが確実に防止
される上、調理物が加熱不足になることも防止される。
請求項5記載の手段によれば、調理開始後に庫内温度が
所定値に達するまでは、熱源を高通電率で駆動した。こ
のため、一旦降温した予熱皿が熱源からの熱により素早
く昇温する上、熱源からの熱が予熱皿を介して調理皿に
伝達されるので、調理皿上の調理物が素早く調理される
上、調理物の下面に焦げ目が付くことが防止される。し
かも、調理物が適切な時間だけ強く加熱されるので、調
理物の下面に焦げ目が付くことが確実に防止される上、
調理物が加熱不足になることも防止される。
【0038】請求項6記載の手段によれば、励振口を予
熱皿の上方に配置した。このため、予熱皿により区切ら
れた小空間内にマイクロ波が照射されることになるの
で、予熱皿上の調理物が短時間のうちに効率良くレンジ
調理される。請求項7記載の手段によれば、調理室内に
予熱皿を収納して予熱を行った後、予熱皿上に調理物を
予め載置しておいた調理皿をセットして加熱調理を行っ
た。このため、調理皿のセット時に扉を開放しても、素
速く調理物が調理室内に収納できるため予熱皿の温度が
低下し難くなる上、予熱皿上に調理皿を載置すると、調
理皿が素早く昇温するので、調理物の仕上がり状態が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(全体構成を示す縦
断正面図)
【図2】全体構成を示す斜視図
【図3】電気的構成の概略を示すブロック図
【図4】(a)は温度センサからの出力信号および予熱
皿の下面温度の変化を示す図、(b)は上ヒータおよび
下ヒータの制御内容を示す図
【符号の説明】
3aは励振口、4は調理室、7はマグネトロン、8は下
ヒータ(熱源)、9は上ヒータ(熱源)、10は予熱
皿、11は調理皿を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室内に熱を供給する熱源と、 前記調理室内に収納される予熱皿と、 この予熱皿上にセットされ、調理物が載置される調理皿
    とを備え、 前記予熱皿の熱容量が前記調理皿の熱容量より大きいこ
    とを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 予熱皿は耐熱セラミック、調理皿は金属
    を基材に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 熱源は、予熱皿の下方に設けられ、 熱源の通電率は、調理開始後の所定時間が所定時間経過
    後より高いことを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 熱源が高通電率で駆動する時間が庫内温
    度の設定値に応じて変わることを特徴とする請求項3記
    載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 熱源は、予熱皿の下方に設けられ、 熱源の通電率は、調理開始後に庫内温度が所定値に達す
    るまでが所定値に達した後より高いことを特徴とする請
    求項1記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 調理室の室壁に設けられた励振口と、 この励振口を通して調理室内にマイクロ波を照射するマ
    グネトロンとを備え、 前記励振口は、予熱皿の上方に配置されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 調理室内に熱容量が大きな予熱皿を収納
    して予熱した後、 この予熱皿上に熱容量が小さな調理皿を載置して調理皿
    上の調理物を加熱調理することを特徴とする加熱調理方
    法。
JP16269197A 1997-06-19 1997-06-19 加熱調理器および加熱調理方法 Pending JPH118054A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029709A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Toshiba Corp 加熱調理器
KR100999745B1 (ko) * 2008-03-26 2010-12-08 엘지전자 주식회사 조리기기 제어방법
JP2015145778A (ja) * 2014-11-25 2015-08-13 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器

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