JP2019090568A - 高周波加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱不足や過加熱なく適正な時間で食品を加熱することができる高周波加熱調理器を提供する。【解決手段】本体と、本体に設け被加熱物を入れて加熱する加熱室と、被加熱物を加熱するレンジ加熱手段と、被加熱物の重量を測定する重量センサーと、被加熱物の表面温度を検出する赤外線センサーと、重量センサーからの重量情報と赤外線センサーからの温度情報をもとに前記レンジ加熱手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、被加熱物の加熱を特定時間行った時の温度上昇値に応じて被加熱物の初期の温度情報を識別する高周波加熱調理器。【選択図】図4
Description
本発明は、食品の表面温度を検出する赤外線センサーなどのセンサー情報に基づいて、食品の加熱制御を行う高周波加熱調理器に関するものである。
従来の、食品の表面温度を検出する赤外線センサーなどのセンサー情報に基づいて、食品の加熱制御を行う高周波加熱調理器においては、特許文献1に記載されているように、加熱開始後の被加熱物の食品温度をモニタし、その温度によって、冷凍食品、冷蔵食品、常温食品の識別を行い、それによって被加熱物が、設定温度に到達した後に追加加熱を行うか行わないかを決定するものであった。
上記した特許文献1の構成では、冷凍食品の表面が溶けかけている場合に、食品表面の温度を読み取ってしまうため、冷蔵食品と判定してしまう場合がある。また、赤外線センサーの視野の一部には加熱室の底面など食品以外を含む場合があるため、加熱室内の温度が高いときには、食品が低温であっても高温とみなされ、冷凍食品を冷蔵食品と判定してしまう場合がある。そのように食品温度を誤って検出してしまうと、食品の加熱が不十分になってしまうという課題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本体1と、本体1に設け被加熱物を入れて加熱する加熱室2と、被加熱物を加熱するレンジ加熱手段と、被加熱物の重量を測定する重量センサー5と、被加熱物の表面温度を検出する赤外線センサー41と、重量センサー5からの重量情報と赤外線センサー41からの温度情報をもとにレンジ加熱手段を制御する制御手段9と、を備え、制御手段9は、被加熱物の加熱を特定時間行った時の温度上昇値に応じて被加熱物の初期の温度情報を識別するものである。
本発明によれば、加熱不足や過加熱なく適正な時間で食品を加熱することができる高周波加熱調理器を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施例について添付図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、本実施例の加熱調理器は、本体1に加熱調理する食品等の被調理物を収容する加熱室2と、加熱室2の前方に設けられ被調理物を出し入れする開閉自在なドア3と、加熱室2の底面に設けられた被調理物を載置する回転しないテーブル4とを備えている。ドア3は上部に取っ手26を備えている。
テーブル4の下部には、テーブル4を支える重量センサー5a、5b、5cを備えており、この重量センサー5a、5b、5cで検出される被調理物の重量に応じて調理時間を決定することができる。
また、加熱室2内の左奥上部には、サーミスタで構成する温度センサー40が設けられており、この温度センサー40が検出する温度に応じて調理出力、調理時間等を決定することもできる。
また、加熱室2内の中央奥上部には、赤外線センサー41が設けられており、この赤外線センサー41が検出する温度に応じて調理時間を決定することができる。
また、ドア3の中央部には大きく形成される窓部23を備えており、調理中の加熱室2内を覗き見ることができる。さらにドア3の下側には、操作部6aと表示部6bを備える操作表示部6が設けられている。
25は加熱調理器の両側面と上面を覆うカバーである。
本実施例の加熱調理器は、電子レンジ調理を行うレンジ加熱手段、オーブン調理を行うオーブン加熱手段、グリル調理を行うグリル加熱手段、スチーム調理を行うスチーム加熱手段の4種類の調理方法を単独もしくは組み合わせて行うことにより多様な調理を行うことができる。
以下、加熱手段について説明する。
電子レンジ調理は、テーブル4上に載置した被調理物にマイクロ波を与え、被調理物内の水分等の分子を振動させることで発生する摩擦熱によって積極的に被調理物を加熱する調理方法である。この電子レンジ調理の特徴としては、被調理物の表面と内部の温度を同時に短時間で加熱して上昇させることが挙げられる。
電子レンジ調理を行うためのレンジ加熱手段は、本実施例の加熱調理器では、電子レンジ調理の加熱源であるマイクロ波を発振するマグネトロン7と、マグネトロン7から発振するマイクロ波の出力を制御するインバータ基板8を備えている。このインバータ基板8は制御手段9により制御され所望のマイクロ波を被調理物に与え電子レンジ加熱を行うことができる。
また、図2に示すように、マグネトロン7から発振したマイクロ波を加熱室2に導く導波管10と、加熱室2にマイクロ波を攪拌しながら照射する回転アンテナ11と、回転アンテナ11を回転させるアンテナモータ12を備えており、マイクロ波が一部に集中するのを防ぐため、制御手段9がアンテナモータ12を制御して回転アンテナ11を回転させて所望の攪拌動作を行っている。
マグネトロン7と、導波管10と、回転アンテナ11と、アンテナモータ12は加熱室底2aと底板30との間の機械室13に配置している。
次に、グリル調理について説明する。加熱室2の上壁面の外側に電熱ヒータ14を備えている。この電熱ヒータ14は制御手段9により制御され、加熱室2の上壁面を適切な温度にすることで、テーブル4上に載置した被調理物に所望の輻射熱(遠赤外線)を与えて被調理物を表面から焼き上げる加熱方法でグリル調理を行う。
次に、オーブン調理について説明する。オーブン調理は、テーブル4上に載置した被調理物に、加熱室奥2bの外側に設けた熱風ユニット15により被調理物に熱風を与えることにより被調理物を加熱する加熱方法である。
オーブン調理を行うためのオーブン加熱手段は熱風ユニット15によって構成され、熱風ユニット15は、加熱室奥2bのほぼ中央に回転自在に設けられたファン等の送風手段16と、この送風手段16の空気流の流出側に設けられた電熱ヒータ17と、送風手段16に連結されたモータ18とで構成される。
そして、電熱ヒータ17付近の孔21から出た熱風は被調理物を加熱し、被調理物を加熱した後の風は加熱室奥2bの略中央部に設けられた孔22を介して再び熱風ユニット15に取り込まれる。
次に、スチーム調理について説明する。スチーム調理は、テーブル4上に載置した被調理物にスチームを与え、被調理物を加熱する調理方法である。
スチーム調理を行うためのスチーム加熱手段は、加熱室2の下に着脱自在のタンク50を備え、タンク50の水をパイプ51を通して給水手段19で吸い上げてパイプ52で供給された水を加熱してスチームを発生させる蒸気発生手段20を備えている。蒸気発生手段20は加熱室側面2cの外側に設けられ加熱室2に噴出口7aを出している。
この給水手段19と蒸気発生手段20は制御手段9により制御され、加熱室2に所望の量のスチームを供給する。
そして、制御手段9に備えられたマイコン210は、レンジ加熱手段のマグネトロン7、インバータ基板8、オーブン加熱手段の電熱ヒータ17とモータ18、グリル加熱手段の電熱ヒータ14、スチーム加熱手段の蒸気発生手段20、給水手段19を制御する。
本実施例は、以上の構成からなり、次に動作について図4を用いて説明する。
加熱室2に被加熱物である食品が入れられ、操作部6aのスタートキー(図示せず)が押される(ステップ101)。制御手段9は、重量センサー5から重量情報を検出する。また、赤外線センサー41により食品の初期の温度情報を検出し、冷凍食品か冷蔵/常温食品かを識別する(ステップ102)。この情報をもとに加熱時間を計算する(ステップ103)。
次に、制御手段9は、インバータ基板8のインバータ回路からマグネトロン7に供給する電力を制御し、マグネトロン7から供給されるマイクロ波によって食品を加熱する(ステップ104)。
加熱を開始してから調理時間の計測を開始し、ステップ105では、加熱を開始してから所定時間が経過したかを判定するものである。所定時間が経過するとステップ105でYesとなりステップ106に進む。
ステップ106では、赤外線センサー41により食品の温度を検出(ステップ105)し、初期の温度からの温度上昇値を求めて、その温度上昇から食品の温度情報となる冷凍食品か冷蔵/常温食品かを再度識別する。
同じ出力で加熱した場合、冷凍食品は氷を溶かす必要がある分、冷蔵食品と比較して温度の上がり方は遅くなる。また、食品の温度上昇値を求めているので加熱されない加熱室の底面の温度の影響は少なくなり、正しく温度上昇値を求めることができる。そのため、所定時間経過後に温度が上昇しているものは冷蔵/常温食品と判断でき、逆に温度が上昇していないものは冷凍食品と判断できる。この再度識別した情報をもとに加熱時間を再計算する(ステップ107)。
ステップ108では、加熱時間が経過するまで加熱を継続するものである。加熱時間が経過するとステップ108でYesとなり、ステップ109でマイコン210はインバータ基板8にマグネトロン7からマイクロ波の発振を停止する指示を行い加熱が終了する。
以上説明した実施例によると、加熱開始直後に食品温度を誤って検出した場合でも、食品の温度上昇値を求める事によって適切な時間で食品を加熱することができる。そのため、加熱不足や過加熱なく食品を加熱することができる高周波加熱調理器を提供することが可能となる。
1・・・本体、2・・・加熱室、5・・・重量センサー、7・・・マグネトロン、9・・・制御手段、41・・・赤外線センサー
Claims (2)
- 本体と、
該本体に設け被加熱物を入れて加熱する加熱室と、
前記被加熱物を加熱するレンジ加熱手段と、
前記被加熱物の重量を測定する重量センサーと、
前記被加熱物の表面温度を検出する赤外線センサーと、
前記重量センサーからの重量情報と前記赤外線センサーからの温度情報をもとに前記レンジ加熱手段を制御する制御手段と、を備え、
該制御手段は、前記被加熱物の加熱を特定時間行った時の温度上昇値に応じて前記被加熱物の初期の温度情報を識別することを特徴とする高周波加熱調理器。 - 前記制御手段は、前記被加熱物の加熱を特定時間行った時の温度が上昇しているものは冷蔵食品又は常温食品と判断し、前記温度が上昇していないものは冷凍食品と判断することを特徴とする、請求項1に記載の高周波加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017219615A JP2019090568A (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 高周波加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017219615A JP2019090568A (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 高周波加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019090568A true JP2019090568A (ja) | 2019-06-13 |
Family
ID=66837344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017219615A Pending JP2019090568A (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 高周波加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019090568A (ja) |
-
2017
- 2017-11-15 JP JP2017219615A patent/JP2019090568A/ja active Pending
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