JPH08235814A - ディスクカ−トリッジ - Google Patents

ディスクカ−トリッジ

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Publication number
JPH08235814A
JPH08235814A JP4055695A JP4055695A JPH08235814A JP H08235814 A JPH08235814 A JP H08235814A JP 4055695 A JP4055695 A JP 4055695A JP 4055695 A JP4055695 A JP 4055695A JP H08235814 A JPH08235814 A JP H08235814A
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JP
Japan
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lifter
disk
liner
disc
bending
Prior art date
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Withdrawn
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JP4055695A
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English (en)
Inventor
Yuji Iwaki
裕次 岩城
Yoshinori Miura
義典 三浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH08235814A publication Critical patent/JPH08235814A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保存環境や経時変化等に係わらず、長期間に
わたって高精度の品質を保持する。 【構成】 円盤状記録媒体2を回転自在に収納するカー
トリッジ本体3のディスク収納部8に一端部29B側を
接合固定され、自由端部29A側によってライナー26
を円盤状記録媒体2の主面に押し付けるリフター29
に、それぞれ折曲げ線29Cに対して直交する方向に跨
がる複数個の補強用リブ29Eを形成する。リフター2
9に作用する作用力の作用点を補強用リブ29Eによっ
て分散移動させて剛性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上ハーフと下ハーフと
を互いに突き合わせて結合したカートリッジ本体の内部
にフロッピーディスク等の円盤状記録媒体(以下、単に
ディスクと称する。)を回転自在に収納したディスクカ
−トリッジに関し、特にディスクと上ハーフ及び/又は
下ハーフとの間に配設されてディスクの主面を摺擦させ
るライナーと、このライナーを円盤状記録媒体の主面に
押し付けるリフターとを備えたディスクカ−トリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジは、合成樹脂材料
によって成形した矩形浅皿状の上ハーフと下ハーフとを
互いに突き合わせて結合したカートリッジ本体の内部に
ディスク収納部が構成され、このディスク収納部にディ
スクが回転自在に収納されている。かかるディスクカ−
トリッジにおいては、ディスクの表面に付着した塵埃に
よって、情報信号記録部に記録された情報信号データの
読み取りが不能となったり、情報信号記録部に情報信号
データを正確に記録することができなくなるといった問
題が生じる。
【0003】このため、ディスクカートリッジは、ディ
スク収納部を構成する上ハーフ及び/又は下ハーフ(以
下、特に区分を必要としない場合、単にハーフと称す
る。)の内面に環状のライナーを接合するとともに、デ
ィスク収納部内で回転動作するディスクの主面がこのラ
イナーに摺擦されることによって付着した塵埃等が払拭
除去されるように構成されている。ライナーは、一般
に、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維或いはレー
ヨン繊維等の単体又は一定の比率の混紡体が、ほつれな
いように熱溶融或いは熱可塑性樹脂、ゴム等のバインダ
ーを介して接合された、いわゆる不織布を材料としてい
る。ライナーは、ディスクとほぼ同径の環状を呈してい
る。
【0004】ところで、ライナーは、回転動作するディ
スクが軽く接触することによって、このディスクに対す
るトルク制動を行い安定した状態で回転動作させる作用
も奏している。ライナーは、一般にハーフの内面に熱溶
着法或いは超音波溶着法によって接合固定される。すな
わち、これらの溶着方法は、ライナーをハーフの内面に
それぞれ当てがった状態で、加熱手段或いは超音波ボン
ディング手段を押し付けてハーフを構成する合成樹脂材
料を部分溶融し、溶融された合成樹脂材料がライナーを
構成する繊維間に浸潤して固化することにより、ライナ
ーをハーフの内面にしっかりと接合固定する方法であ
る。
【0005】ライナーは、上述したクリーニング作用及
びトルク制動作用が効率的に作用されるために、ディス
クの主面に対して回転動作を阻害しない程度に軽く接触
するようにしてハーフの内面に接合固定される。このた
め、ディスクカートリッジには、ライナーをディスクの
主面に押し付けるために、図12及び図13に示したリ
フター50がディスク収納部を構成するハーフの内面に
配設される。このリフター50は、弾性を有する合成樹
脂材料、例えばポリエチレンテレフタレートによって薄
板状に形成され、幅方向の折曲げ線50Cから折り曲げ
られて第1の領域50Aと第2の領域50Bとに区割り
された略ヘ字状を呈している。
【0006】リフター50は、第2の領域50Bに、ハ
ーフのディスク収納部に位置して形成された溶着用リブ
に嵌合される幅方向に離間した一対の取付穴50Dが設
けられている。リフター50は、第1の領域50Aをハ
ーフの内面から浮かすようにして、取付穴50Dがハー
フの溶着用リブに嵌合され、この溶着用リブに溶着処理
を施すことによってハーフ内面に固定される。したがっ
て、リフター50は、第1の領域50A側でライナーを
押し上げてディスクの主面に押し付ける。
【0007】ディスクカートリッジは、以上のように構
成されることにより、記録再生装置に装填されて記録操
作或いは再生操作が行われてディスクがディスク収納部
内を回転動作すると、リフター50の作用によって押し
上げられたライナーにディスクの主面が軽い接触圧を以
って摺擦し、この主面に付着した塵埃等が繊維間に取り
込まれて払拭され、ディスクのクリーニングが行われ
る。また、ディスクは、ライナーを介してリフター50
の軽微な弾性力が作用されることにより、安定した状態
で回転動作する。
【0008】従来のディスクカートリッジには、上述し
たリフター50ばかりでなく、例えば図14に示すよう
に薄板状のままのリフター51も備えられる。リフター
51は、例えばポリエチレンテレフタレートを材料と
し、一端部側にハーフの溶着用リブに嵌合される一対の
取付穴51Aが設けられている。かかるリフター51を
備えるディスクカートリッジは、同図に示すように、ハ
ーフの内面に凸部52が形成されており、リフター51
をこの凸部52にもたれ掛けさせて接合する。したがっ
て、リフター51は、先端部がハーフの内面から浮き上
がらされて、上述したディスクに対するクリーニング作
用及びトルク制動作用を奏する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】リフター50、51
は、上述したようにライナーを押し上げてディスクの主
面に押し付けるが、ライナーの押上げ量が大きい場合に
は接触圧が大きくなってディスクの回転動作の負荷とな
り、またライナーの押上げ量が小さい場合には充分なク
リーニング作用、トルク制動作用が奏せられない。した
がって、リフター50、51は、充分な精度によって形
成される。
【0010】ところで、従来のリフター50、51は、
上述したようにポリエチレンテレフタレート等の合成樹
脂材料によって成形されるため温度、湿度等の環境条件
の影響を受けやすく、また作用点の折曲げ部分に常に作
用力(ライナーの押上げ力の反作用力)が作用してい
る。このため、リフター50、51は、ディスクカート
リッジが比較的温度等が高い環境下で保管された場合や
経時変化によって、弾性特性が劣化するといった問題が
発生することがある。この弾性特性の劣化は、リフター
50、51にクリープ現象(へたり)を生じさせ、折曲
げ部やライナーを押し上げる先端部を湾曲した状態に変
形させる。
【0011】このため、ディスクカートリッジは、リフ
ター50、51によってライナーを適正に押し上げるこ
とが困難となり、ディスクの主面が適正な接触圧をもっ
てライナーに摺擦されないといった事態が生じ、リフタ
ー50、51を介してのクリーニング作用及びトルク制
動作用が充分に奏せられず、情報信号データの記録或い
は再生精度が低下するといった問題が発生していた。
【0012】したがって、本発明は、保存環境や経時変
化等に係わらず、長期間にわたって高精度の品質が保持
されるようにしたディスクカートリッジを提供すること
を目的に提案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカ−トリッジは、円盤状記録媒体を回
転自在に収納するカートリッジ本体のディスク収納部
に、溶着用リブにより一端部側を接合固定されるととも
に自由端部側によってライナーを円盤状記録媒体の主面
に押し付けるリフターに、それぞれ折曲げ線に対して直
交する方向に跨がって複数個の補強用リブが押し出し形
成されて構成される。
【0014】
【作用】以上のように構成された本発明に係るディスク
カ−トリッジによれば、折曲げ線に対して直交する方向
に跨がって押し出し形成された補強用リブは、作用点の
位置を厚み方向に分散移動させることにより、リフター
の剛性を向上させて保存環境や経時変化の影響を少なく
する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1乃至図3によって本発明
の第1の実施例として示したディスクカートリッジ1
は、3.5インチ径のフロッピーディスク2を後述する
ディスク収納部8に回転自在に収納したディスクカ−ト
リッジであり、合成樹脂材料によって成形した方形略浅
皿状の上ハ−フ4と下ハ−フ5とを突き合わせて結合す
ることによって、内部に全体薄箱状のカートリッジ本体
3を構成している。
【0016】上ハ−フ4及び下ハ−フ5には、互いに突
き合わされてカ−トリッジ本体3の外周壁を構成する立
上り周壁6、7が外周部にそれぞれ一体に立設されてい
る。また、上ハ−フ4及び下ハ−フ5には、相対向する
内壁に、立上り周壁6及び立上り周壁7にそれぞれ略内
接する複数の円弧壁として形成され、互いに突き合わさ
れて円形空間のディスク収納部8を構成するディスク収
納部形成壁9及びディスク収納部形成壁10と、複数個
の嵌合突起11及び嵌合突起12とが立設されている。
なお、上ハーフ4側のディスク収納部形成壁9及び嵌合
突起11は図示されていない。
【0017】上ハ−フ4及び下ハ−フ5は、各立上り周
壁6、7及び各ディスク収納部形成壁9、10とを互い
に突き合わせるようにして組み合わされるとともに、各
嵌合突起11、12を嵌合して、これら嵌合突起11、
12に超音波溶着処理等を施すことによって一体化され
て、上述したように内部にディスク収納部8が構成され
た薄箱状のカ−トリッジ本体3を構成する。
【0018】下ハ−フ5には、ディスク収納部8の中心
穴を構成するようにして円形の開口13が開設されてい
る。この開口13は、ディスクカートリッジ1が記録再
生装置に装填された際に、カ−トリッジ本体3に収納さ
れたフロッピーディスク2を駆動する記録再生装置のデ
ィスクテ−ブルが進入するディスク進入用開口部として
作用する。このディスク進入用開口部13は、カ−トリ
ッジ本体3に収納されたフロッピーディスク2のセンタ
ー孔2Aを閉塞するようにして取付けリング15を介し
て取付けられるマグネットクランプ用の金属板14を下
ハーフ5から外方へと臨ませる。
【0019】また、上ハ−フ4及び下ハ−フ5には、収
納されたフロッピーディスク2の少なくとも信号領域の
一部を内外周に亘ってカ−トリッジ本体3の外方に臨ま
せる記録再生用開口部16及び記録再生用開口部17が
相対向する位置にそれぞれ開設されている。これら記録
再生用開口部16及び記録再生用開口部17は、図1に
示すように、ディスク進入用開口部13に近接する位置
からカ−トリッジ本体3の前面部側に亘って上ハ−フ4
及び下ハ−フ5の左右方向の略中央に位置した矩形の開
口部として形成されている。
【0020】カ−トリッジ本体3には、合成樹脂材料に
よって成形され互いに平行に対峙する一対のシャッタ部
19、20と、これらシャッタ部19、20の基端側を
連結する連結部21とからなる断面コ字状に形成された
シャッタ部材18が移動自在に組み付けられている。シ
ャッタ部19及びシャッタ部20には、記録再生用開口
部16、17とほぼ同形の開口部22A及び開口部22
Bがそれぞれ開設されている。
【0021】シャッタ部材18は、下ハーフ5の前方部
側の一方コーナ部に配設されたシャッタスプリング23
によって、開口部22A及び開口部22Bが記録再生用
開口部16及び記録再生用開口部17にそれぞれ対応位
置しないように一方側に付勢される。したがって、シャ
ッタ部材18は、未使用時にはこれら記録再生用開口部
16、17から塵埃等がディスク収納部8内に進入して
ディスク収納部8内に収納されたフロッピーディスク2
に付着することを防止し、或いはフロッピーディスク2
の傷付きを防止する。また、シャッタ部材18は、ディ
スクカートリッジ1が記録再生装置に装着されると、カ
ートリッジ本体3の前面部に沿って移動動作する記録再
生装置側のシャッタ駆動部材が係合することにより、シ
ャッタスプリング23の弾性力に抗してカートリッジ本
体3に沿って移動動作される。シャッタ部材18は、こ
の移動動作によって開口部22A及び開口部22Bが記
録再生用開口部16及び記録再生用開口部17にそれぞ
れ対応位置して開放状態とする。
【0022】下ハーフ5の後方側の一方コーナ部には、
誤記録防止部材24が移動自在に組み付けられている。
この誤記録防止部材24は、下ハーフ5に開設された図
示しない誤記録検出穴を開放する第1の位置と、閉塞す
る第2の位置とに移動操作される。誤記録防止部材24
は、誤記録検出穴を開放した第1の位置に設定された状
態において、ディスクカートリッジ1が記録再生装置に
装着されると、記録再生装置側の誤記録検出手段による
誤記録検出穴の検出動作を可能とする。ディスクカート
リッジ1は、これによってフロッピーディスク2への情
報信号データの記録が禁止されて、フロッピーディスク
2に記録された情報信号データが誤って消去されること
を防止する。
【0023】また、誤記録防止部材24は、第1の位置
から誤記録検出穴を閉塞した第2の位置に設定された状
態において、記録再生装置側の誤記録検出手段による誤
記録検出穴の検出動作を不能とする。ディスクカートリ
ッジ1は、これによってフロッピーディスク2への情報
信号データの記録が可能となる。
【0024】ディスクカートリッジ1は、上ハーフ4の
内壁とフロッピーディスク2との間及び下ハーフ5の内
壁とフロッピーディスク2との間に配設された上ライナ
ー25と下ライナー26とを備えている。これら上ライ
ナー25及び下ライナー26は、ポリプロピレン繊維、
ポリエステル繊維或いはレーヨン繊維等の単体又は一定
の比率の混紡体が、ほつれないように熱溶融或いは熱可
塑性樹脂、ゴム等のバインダーを介して接合された、い
わゆる不織布によって構成されている。
【0025】上ライナー25及び下ライナー26は、そ
れぞれ外径寸法がフロッピーディスク2の外径寸法とほ
ぼ等しく、中心部にはフロッピーディスク2のセンター
孔2Aの孔径よりもやや大径とされた中心孔25A及び
中心孔26Aが設けられた環状に形成されている。ま
た、上ライナー25及び下ライナー26は、外周部から
中心孔25A及び中心孔26Aに近接した位置に向かっ
て半径方向の矩形の切欠き25B及び切欠き26Bが設
けられている。これら切欠き25B及び切欠き26B
は、上ハーフ4及び下ハーフ5に設けた記録再生用開口
部16及び記録再生用開口部17の開口寸法よりもやや
大きめの外形寸法を有している。
【0026】上ライナー25及び下ライナー26は、上
ハーフ4及び下ハーフ5のディスク収納部8を構成する
ディスク収納部形成壁9、10の内周に沿ってそれぞれ
形成した溶着用リブ27及び溶着用リブ28を介して接
合固定される。これら溶着用リブ27及び溶着用リブ2
8は、上ライナー25及び下ライナー26の外径寸法と
ほぼ同径寸法の環状壁として構成され、後述するリフタ
ー29の取付け部に対応する一部が切除されるとともに
記録再生用開口部16及び記録再生用開口部17に対応
する部分27A、27B及び28A、28Bが、その両
側に沿って中心方向に延長されている。なお、上ハーフ
4側に形成される溶着用リブ27は、図示されていな
い。
【0027】上ライナー25及び下ライナー26は、溶
着用リブ27及び溶着用リブ28上に、それぞれ切欠き
25B、26Bを記録再生用開口部16、17に対応位
置させるようにして組み合わされる。上ライナー25及
び下ライナー26は、この状態で加熱溶着処理が施され
ることによって溶融固化する溶着用リブ27及び溶着用
リブ28により、上ハーフ4及び下ハーフ5の内面に外
周回りが接合固定される。
【0028】下ハーフ5には、溶着用リブ28の切欠き
部分に対応位置してリフター29が組み付け固定されて
いる。リフター29は、詳細を後述するが、例えばポリ
エチレンテレフタレート等の弾性を有する合成樹脂を材
料として成形された薄厚の短冊状部材を略ヘ字状に折曲
して構成されている。リフター29は、一端部29A側
を下ハーフ5の内面から立ち上がらせるようにして他端
部29B側が下ハーフ5の内面に形成した一対の溶着用
リブ31A及び溶着用リブ31Bとによって下ハーフ5
の内面に接合固定される。勿論、リフター29は、上述
した下ライナー26の接合工程に先行して下ハーフ5の
内面に固定される。
【0029】したがって、リフター29は、下ハーフ5
の内面から立ち上げられた自由端側の一端部29Aによ
って、下ハーフ5に接合固定された下ライナー26を押
し上げてフロッピーディスク2の主面に押し付ける。ま
た、リフター29は、フロッピーディスク2を押し上げ
て上ライナー26に押し付ける。フロッピーディスク2
は、ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填され
て記録操作或いは再生操作が行われてディスク収納部8
内で回転動作することにより、主面が上ライナー25及
び下ライナー26に適当な接触圧を以って摺擦する。
【0030】フロッピーディスク2は、リフター29の
作用によって上ライナー25及び下ライナー26に対し
て適当な接触圧を以って回転動作することにより、トル
ク制動が行われて回転ムラ等が生じること無く円滑に回
転動作する。また、フロッピーディスク2は、上ライナ
ー25及び下ライナー26のワイピング作用により、主
面に付着した塵埃等が払拭される。塵埃等は、上ライナ
ー25及び下ライナー26を構成する繊維間に取り込ま
れる。
【0031】上ハーフ4には、内面の中心部に位置して
センタープレート30が接合固定されている。このセン
タープレート30は、耐磨耗性を有する合成樹脂材料に
よって成形され、ディスクカートリッジ1が記録再生装
置に装填されて下ハーフ5に設けたディスク進入開口部
13から進入する記録再生装置側のディスクテーブルの
スピンドル軸が突き当てられることにより、このスピン
ドル軸の突当て高さ位置を規制する。また、このセンタ
ープレート30は、フロッピーディスク2のセンター孔
2Aに組み付けられた金属板14の上面側の受け部を構
成しており、上ハーフ4の内面の磨耗或いは傷付きを防
止する。
【0032】薄厚の短冊状部材として形成されたリフタ
ー29は、図2及び図3に詳細を示すように、折曲げ線
29Cを介して折曲することによって、自由端側となる
第1の領域29Aと、固定側となる第2の領域29Bと
に区割りされた略ヘ字状に構成される。リフター29
は、第2の領域29B側に、幅方向に離間して一対の取
付け穴29D1、29D2が形成されている。これら取
付け穴29D1、29D2には、下ハーフ5の内面に形
成した溶着リブ31A、31Bが嵌合される。
【0033】リフター29は、折曲げ線29Cの谷折り
側の主面に膨出される一対の補強用リブ29E1、29
E2が形成されている。これら補強用リブ29E1、2
9E2は、それぞれ取付け穴29D1、29D2を通過
する折曲げ線29Cと直交する直線上に対応位置して、
山折り側の主面からプレス加工によって押出し形成され
る。これら補強用リブ29E1、29E2は、詳細に
は、折曲げ線29Cを直交する方向に挟んで第1の領域
29Aと第2の領域29Bとに跨がった膨出部としてそ
れぞれ構成されている。
【0034】リフター29は、取付け穴29D1、29
D2に溶着リブ31A、31Bがそれぞれ貫通された
後、これら溶着リブ31A、31Bに溶着処理が施され
ることによって、第1の領域29Aが立ち上げられた状
態で下ハーフ5の内面に接合固定される。リフター29
は、弾性を有する合成樹脂材料によって成形されること
により、後工程で被せられた状態で下ハーフ5の内面に
接合固定された下ライナー26を第1の領域29Aの先
端側が弾性変位してフロッピーディスク2側へと押し上
げる。
【0035】ところで、リフター29には、下ライナー
26の押上げ力に対する反作用力が第1の領域29Aの
基部である折曲げ線29Cに沿って作用されることにな
る。上述したように、従来のディスクカートリッジに備
えられたリフターは、反作用力の作用点が折曲げ線に沿
った同一直線上に常時位置して、経時変化や高温環境下
でへたりが生じるといった不都合が発生していた。これ
に対して、リフター29は、上述したように折曲げ線2
9Cを折曲げ線に対して直交する方向に跨がって補強用
リブ29E1及び補強用リブ29E2を押し出し形成し
たことにより、作用力の作用位置が、図3矢印で示すよ
うに、これら補強用リブ29E1及び補強用リブ29E
2によって厚み方向に分散移動された状態となり、同一
直線上に位置されない。このため、リフター29は、従
来のリフターと比較して厚み方向に比例する数倍の剛性
を有する。
【0036】したがって、リフター29は、経時変化や
ディスクカートリッジ1が比較的高温多湿等の悪条件下
で保存された場合においても、折曲げ線29Cからのへ
たり現象の発生を防止して安定した状態で下ライナー2
6をフロッピーディスク2側へと押し上げ、所定のクリ
ーニング作用及びトルク制動作用を奏する。
【0037】本発明は、第1の実施例として示したディ
スクカートリッジ1の上述したリフター29に限定され
るものではなく、図4乃至図11に示した種々のリフタ
ーを備えることができる。
【0038】図4及び図5に示したリフター40も、例
えばポリエチレンテレフタレート等の弾性を有する合成
樹脂を材料として薄厚の短冊状部材として成形され、折
曲げ線40Cを介して折曲することによって、自由端側
となる第1の領域40Aと、固定側となる第2の領域4
0Bとに区割りされた略ヘ字状に構成される。リフター
40は、第2の領域40B側に、幅方向に離間して一対
の取付け穴40D1及び取付け穴40D2とが形成され
ている。これら取付け穴40D1及び取付け穴40D2
には、下ハーフ5の内面に形成した溶着リブ31A及び
溶着リブ31Bそれぞれが嵌合される。
【0039】リフター40は、折曲げ線40Cの山折り
側の主面に膨出される3個の補強用リブ40E1乃至4
0E3が、谷折り側の主面からプレス加工によって押出
し形成されている。第1の補強用リブ40E1は、一方
の取付け穴40D1を通過する折曲げ線40Cと直交す
る直線上に位置して形成される。第2の補強用リブ40
E2は、他方の取付け穴40D2を通過する折曲げ線4
0Cと直交する直線上に位置して形成される。中央部に
位置する第3の補強用リブ40E3は、取付け穴40D
1及び取付け穴40D2の中心を通過する折曲げ線40
Cと直交する直線上に位置して形成される。これら補強
用リブ40E1乃至40E3は、詳細には、折曲げ線4
0Cを直交する方向に挟んで第1の領域40Aと第2の
領域40Bとに跨がって構成されている。
【0040】リフター40は、取付け穴40D1及び取
付け穴40D2に溶着リブ31A及び溶着リブ31Bが
それぞれ貫通された後、これら溶着リブ31A及び溶着
リブ31Bに溶着処理が施されることによって、第1の
領域40Aが立ち上げられて下ハーフ5の内面に接合固
定される。リフター40は、弾性を有する合成樹脂材料
によって成形されることにより、後工程で被せられた状
態で下ハーフ5の内面に接合固定された下ライナー26
を第1の領域40Aの先端側が弾性変位してフロッピー
ディスク2側へと押し上げる。
【0041】以上のように構成されたリフター40は、
下ライナー26の押上げ力に対する反作用力が補強用リ
ブ40E1乃至補強用リブ40E3によって厚み方向に
分散移動された状態となって作用され、同一直線上に位
置されない。このため、リフター40は、従来のリフタ
ーと比較して厚み方向に比例する数倍の剛性を有し、経
時変化やディスクカートリッジ1が比較的高温多湿等の
悪条件下で保存された場合においても、折曲げ線40C
からのへたり現象の発生を防止して安定した状態で下ラ
イナー26をフロッピーディスク2側へと押し上げ、所
定のクリーニング作用及びトルク制動作用を奏する。
【0042】図6及び図7に示したリフター41も、例
えばポリエチレンテレフタレート等の弾性を有する合成
樹脂を材料として薄厚の短冊状部材として成形され、折
曲げ線41Cを介して折曲することによって、自由端側
となる第1の領域41Aと、固定側となる第2の領域4
1Bとに区割りされた略ヘ字状に構成される。リフター
41は、第2の領域41B側に、幅方向に離間して一対
の取付け穴41D1及び取付け穴41D2とが形成され
ている。これら取付け穴41D1及び取付け穴41D2
には、下ハーフ5の内面に形成した溶着リブ31A及び
溶着リブ31Bそれぞれが嵌合される。
【0043】リフター41は、折曲げ線41Cの谷折り
側の主面に連続する凹凸部として構成される3つの頂点
部を有する補強用リブ41E1乃至41E3が、山折り
側の主面からプレス加工によって押出し形成されてい
る。第1の補強用リブ41E1の頂点部は、一方の取付
け穴41D1を通過する折曲げ線41Cと直交する直線
上に位置して形成される。第2の補強用リブ41E2の
頂点部は、他方の取付け穴41D2を通過する折曲げ線
41Cと直交する直線上に位置して形成される。中央部
に位置する第3の補強用リブ41E3の頂点部は、取付
け穴41D1及び取付け穴41D2の中心を通過する折
曲げ線41Cと直交する直線上に位置して形成される。
これら補強用リブ41E1乃至41E3は、詳細には、
折曲げ線41Cを直交する方向に挟んで第1の領域41
Aと第2の領域41Bとに跨がった凹凸部として構成さ
れている。
【0044】リフター41は、取付け穴41D1及び取
付け穴41D2に溶着リブ31A及び溶着リブ31Bが
それぞれ貫通された後、これら溶着リブ31A及び溶着
リブ31Bに溶着処理が施されることによって、第1の
領域41Aが立ち上げられて下ハーフ5の内面に接合固
定される。リフター41は、弾性を有する合成樹脂材料
によって成形されることにより、後工程で被せられた状
態で下ハーフ5の内面に接合固定された下ライナー26
を第1の領域41Aの先端側が弾性変位してフロッピー
ディスク2側へと押し上げる。
【0045】以上のように構成されたリフター41は、
下ライナー26の押上げ力に対する反作用力が補強用リ
ブ41E1乃至補強用リブ41E3の凹凸部によってさ
らに厚み方向に分散移動された状態となって作用され、
同一直線上に位置されない。このため、リフター41
は、従来のリフターと比較して厚み方向に比例する数倍
の剛性を有し、経時変化やディスクカートリッジ1が比
較的高温多湿等の悪条件下で保存された場合において
も、折曲げ線41Cからのへたり現象の発生を防止して
安定した状態で下ライナー26をフロッピーディスク2
側へと押し上げ、所定のクリーニング作用及びトルク制
動作用を奏する。
【0046】図8及び図9に示したリフター42も、例
えばポリエチレンテレフタレート等の弾性を有する合成
樹脂を材料として薄厚の短冊状部材として成形される
が、互いに平行な3本の折曲げ線42C乃至折曲げ線4
2Eを有している。リフター42は、これら折曲げ線4
2C乃至折曲げ線42Eを交互に谷折り及び山折りする
ことによって、自由端側となる第1の領域42Aと固定
側となる第2の領域42Bとの間に断面三角形状を呈す
る連結部42Fが構成されるとともに全体が略ヘ字状の
形状を呈して形成されている。
【0047】リフター42は、第2の領域42B側に、
幅方向に離間して一対の取付け穴42G1及び取付け穴
42G2とが形成されている。これら取付け穴42G1
及び取付け穴42G2には、下ハーフ5の内面に形成し
た溶着リブ31A及び溶着リブ31Bそれぞれが嵌合さ
れる。
【0048】リフター42は、連結部42Fの第1の領
域42A側と第2の領域42B側とに位置してそれぞれ
折曲げ線42C及び折曲げ線42Dの山折り側の主面に
膨出される補強用リブ42H1、42H2及び補強用リ
ブ42I1、42I2とが、谷折り側の主面からプレス
加工によって押出し形成されている。それぞれの第1の
補強用リブ42H1及び補強用リブ42I1は、一方の
取付け穴42G1を通過する折曲げ線42C乃至折曲げ
線42Eと直交する直線上に位置して形成されている。
それぞれの第2の補強用リブ42H2及び補強用リブ4
2I2は、他方の取付け穴42G2を通過する折曲げ線
42C乃至折曲げ線42Eと直交する直線上に位置して
形成されている。
【0049】補強用リブ42H1、42H2は、詳細に
は、折曲げ線42Cを直交する方向に挟んで第1の領域
42Aと連結部42Fとに跨がって構成されている。補
強用リブ42I1、42I2は、詳細には、折曲げ線4
2Dを直交する方向に挟んで第2の領域42Bと連結部
42Fとに跨がって構成されている。
【0050】リフター42は、取付け穴42G1及び取
付け穴42G2に溶着リブ31A及び溶着リブ31Bが
それぞれ貫通された後、これら溶着リブ31A及び溶着
リブ31Bに溶着処理が施されることによって、第1の
領域42Aが立ち上げられて下ハーフ5の内面に接合固
定される。リフター42は、弾性を有する合成樹脂材料
によって成形されることにより、後工程で被せられた状
態で下ハーフ5の内面に接合固定された下ライナー26
を第1の領域42Aの先端側が弾性変位してフロッピー
ディスク2側へと押し上げる。
【0051】以上のように構成されたリフター42は、
下ライナー26の押上げ力に対する反作用力が、連結部
42F及び補強用42H1、42H2と補強用リブ42
I1、42I2によって厚み方向に分散移動された状態
となって作用され、同一直線上に位置されない。このた
め、リフター42は、従来のリフターと比較して厚み方
向に比例する数倍の剛性を有し、経時変化やディスクカ
ートリッジ1が比較的高温多湿等の悪条件下で保存され
た場合においても、へたり現象の発生を防止して安定し
た状態で下ライナー26をフロッピーディスク2側へと
押し上げ、所定のクリーニング作用及びトルク制動作用
を奏する。
【0052】図10及び図11に示したリフター43
も、例えばポリエチレンテレフタレート等の弾性を有す
る合成樹脂を材料として薄厚の短冊状部材として成形さ
れ、互いに平行な2つの折曲げ線43C及び折曲げ線4
3Dを有している。リフター43は、これら折曲げ線4
3C及び折曲げ線43Dをそれぞれ谷折りして自由端側
となる第1の領域43Aと固定側となる第2の領域43
Bとの間に断面半円弧状を呈する連結部43Eを構成す
るとともに全体が略ヘ字状の形状を呈して形成されてい
る。
【0053】リフター43は、第2の領域43B側に、
幅方向に離間して一対の取付け穴43F1及び取付け穴
43F2とが形成されている。これら取付け穴43F1
及び取付け穴43F2には、下ハーフ5の内面に形成し
た溶着リブ31A及び溶着リブ31Bそれぞれが嵌合さ
れる。
【0054】リフター43は、連結部43Eの第1の領
域43A側と第2の領域43B側とに位置してそれぞれ
折曲げ線43C及び折曲げ線43Dの山折り側の主面に
膨出される補強用リブ43G1、43G2及び補強用リ
ブ43H1、43H2とが、谷折り側の主面からプレス
加工によって押出し形成されている。それぞれの第1の
補強用リブ43G1及び補強用リブ43H1は、一方の
取付け穴43D1を通過する折曲げ線43C及び折曲げ
線43Dと直交する直線上に位置して形成されている。
それぞれの第2の補強用リブ43G2及び補強用リブ4
3H2は、他方の取付け穴43D2を通過する折曲げ線
43C及び折曲げ線43Dと直交する直線上に位置して
形成されている。
【0055】補強用リブ43G1、43G2は、詳細に
は、折曲げ線43Cを直交する方向に挟んで第1の領域
43Aと連結部43Eとに跨がって構成されている。補
強用リブ43H1、43H2は、詳細には、折曲げ線4
3Dを直交する方向に挟んで第2の領域43Aと連結部
43Eとに跨がって構成されている。
【0056】リフター43は、取付け穴43F1及び取
付け穴43F2に溶着リブ31A及び溶着リブ31Bが
それぞれ貫通された後、これら溶着リブ31A及び溶着
リブ31Bに溶着処理が施されることによって、第1の
領域43Aが立ち上げられて下ハーフ5の内面に接合固
定される。リフター43は、弾性を有する合成樹脂材料
によって成形されることにより、後工程で被せられた状
態で下ハーフ5の内面に接合固定された下ライナー26
を第1の領域43Aの先端側が弾性変位してフロッピー
ディスク2側へと押し上げる。
【0057】以上のように構成されたリフター43は、
下ライナー26の押上げ力に対する反作用力が、連結部
43E及び補強用43G1、43G2と補強用リブ43
H1、43H2によって厚み方向に分散移動された状態
となって作用され、同一直線上に位置されない。このた
め、リフター43は、従来のリフターと比較して厚み方
向に比例する数倍の剛性を有し、経時変化やディスクカ
ートリッジ1が比較的高温多湿等の悪条件下で保存され
た場合においても、へたり現象の発生を防止して安定し
た状態で下ライナー26をフロッピーディスク2側へと
押し上げ、所定のクリーニング作用及びトルク制動作用
を奏する。
【0058】なお、上述した実施例ディスクカートリッ
ジ1においては、各リフターを下ハーフ5の内面に接合
固定したものを示したが、カートリッジ本体3の使用に
よっては、上ハーフ4側或いは上ハーフ4と下ハーフ5
の両方に接合されることもあることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカ−トリッジによれば、カートリッジ本体を
構成する少なくとも一方ハーフの内面に一端部側を接合
固定されて自由端部側によってライナーを押し上げて円
盤状記録媒体の主面に押し付けるリフターに、折曲げ線
に対して直交する方向に跨がって押し出し形成された複
数個の補強用リブを形成したことにより、このリフター
に作用する作用力の作用点が厚み方向に分散移動されて
全体として剛性の向上が図られ、例えば高温条件下で保
管されたり、経時変化によってもリフターのへたり現象
の発生が回避されて、円盤状記録媒体に対するクリーニ
ング作用或いはトルク制動作用が安定した状態で奏さ
れ、高精度の品質が保持される。また、たディスクカー
トリッジを提供することを目的に提案されたものであ
る。
【0060】また、ディスクカ−トリッジは、カートリ
ッジ本体を構成するハーフの返り現象等によっても、上
述したリフターの作用が安定して奏せられる。さらに、
上述したリフターは、薄板状のままで取り扱うととも
に、カートリッジ本体に組み込む際に補強用リブの形成
を含む曲げ加工を簡単な2次加工によって実施すること
ができるため、輸送等による変形といった不都合の解消
も図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカ−トリッジの分解斜視
図である。
【図2】同ディスクカ−トリッジに備えられるリフター
の斜視図である。
【図3】同リフターの要部縦断面図である。
【図4】同リフターの第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】同リフターの要部縦断面図である。
【図6】同リフターの第3の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】同リフターの要部縦断面図である。
【図8】同リフターの第4の実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】同リフターの要部縦断面図である。
【図10】同リフターの第5の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】同リフターの要部縦断面図である。
【図12】従来のディスクカートリッジに備えられるリ
フターの斜視図である。
【図13】同リフターの要部縦断面図である。
【図14】従来のディスクカートリッジに備えられる他
のリフターの斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 フロッピーディスク(円盤状記録媒体) 3 カートリッジ本体 4 上ハーフ 5 下ハーフ 8 ディスク収納部 25 上ライナー 26 下ライナー 29 リフター 29A 第1の領域(自由端部側) 29B 第2の領域(固定端部側) 29C 折曲げ線 29D 取付け穴 29E 補強用リブ 31 溶着用リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体と、 互いに突き合わされて結合される上ハーフと下ハーフと
    からなり、内部に円盤状記録媒体を回転自在に収納する
    ディスク収納部が構成されたカートリッジ本体と、 ディスク収納部を構成する上ハーフと下ハーフの少なく
    とも一方ハーフの内面に接合され、回転する円盤状記録
    媒体の主面が摺擦する略環状のライナーと、折曲げ線を
    介して断面が略ヘ字状を呈するようにして折曲され、ラ
    イナーが接合された少なくとも一方ハーフのディスク収
    納部の内面に形成した溶着用リブにより一端部側を接合
    固定されるとともに自由端部側によってライナーを円盤
    状記録媒体の主面に押し付けるようにしたリフターとを
    備え、 リフターは、それぞれ折曲げ線に対して直交する方向に
    跨がって押し出し形成された複数個の補強用リブを有す
    ることを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 リフターに形成された補強用リブは、そ
    れぞれ折曲げ線に沿った曲げ方向に対して凸部を呈して
    押し出し形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 リフターに形成された補強用リブは、そ
    れぞれ折曲げ線に沿った曲げ方向に対して凹部を呈して
    押し出し形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 リフターには、互いに平行な2本の折曲
    げ線が形成されるとともに、これら折曲げ線に対してそ
    れぞれ直交する方向に跨がって押し出し形成された複数
    個の補強用リブを有することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 リフターは、ディスク収納部の内面に形
    成した複数の溶着用リブを介して接合固定されるととも
    に、これら固定部に対応位置して、折曲げ線に対してそ
    れぞれ直交する方向に跨がって複数個の補強用リブが押
    し出し形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか1項に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 リフターに形成された補強用リブは、幅
    方向の全域に亘って連続する凹凸を呈して押し出し形成
    されることを特徴とする請求項1に記載のディスクカー
    トリッジ。
JP4055695A 1995-02-28 1995-02-28 ディスクカ−トリッジ Withdrawn JPH08235814A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219753A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Kai R & D Center Co Ltd ターナー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219753A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Kai R & D Center Co Ltd ターナー

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