JPH0668108U - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0668108U
JPH0668108U JP223993U JP223993U JPH0668108U JP H0668108 U JPH0668108 U JP H0668108U JP 223993 U JP223993 U JP 223993U JP 223993 U JP223993 U JP 223993U JP H0668108 U JPH0668108 U JP H0668108U
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JP
Japan
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tape
cassette
pad
head
openings
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JP223993U
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正 庄山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テープに対する消去ヘッドまたは信号検出ヘッ
ドまたは消去・信号検出兼用ヘッドの密着度を向上させ
ることが出来てテープに記録されている情報の消去やテ
ープに既に記録されている信号の検出を確実に行うこと
が出来、またクリーニングテープを用いる場合にはこれ
らのヘッドのテープ摺接面の汚れを十分に除去すること
が出来るテープカセットを提供することである。 【構成】テープ走行経路に沿った前面部に5つの開口4
0a,40b,40c,40d,40eを有し中央開口
40cに隣接する左右の開口40b,40dに対応して
テープパッド48が設けられているテープカセットにお
いて、上記前面部の両端の開口40a,40eの中の少
なくとも一方の開口40eに対応してテープパッド52
を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来普及しているテープカセットには2種類あり、その一方はいわゆるコンパ クトテープカセットであり、他方はマイクロテープカセットである。これらの両 者ともカセットハウジングの周面においてテープ走行経路に沿った前面部に5つ の開口を有している。
【0003】 コンパクトテープカセットの場合には中央開口に対応してテープパッドが設け られており、例えばテープレコーダの如き記録及び/又は再生装置に装着されて 使用されたときには中央開口に記録及び/又は再生ヘッドが挿入されてテープを テープパッドに押圧し、上記前面部の両端の2つの開口の中の少なくとも一方に ピンチローラが挿入される。挿入されたピンチローラは、上記一方の開口中のテ ープよりも内方でカセットハウジングの両側面のキャプスタン挿入孔に挿入され て上記両側面に交差したキャプスタンと協働してテープを挟持する。上記テープ レコーダがテープの正逆両走行方向において記録及び/又は再生が可能な場合に は、上記前面部の中央開口の両側に隣接した2つの開口の中の少なくとも一方に は消去ヘッドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドが挿入され テープに押圧される。
【0004】 マイクロテープカセットの場合には中央開口の両側に隣接した2つの開口に対 応してテープパッドが設けられており、例えばテープレコーダの如き記録及び/ 又は再生装置に装着されて使用されたときには上記2つの開口の中の少なくとも 一方に記録及び/又は再生ヘッドが挿入されてテープをテープパッドに押圧し、 中央開口にピンチローラが挿入される。挿入されたピンチローラは、上記中央開 口中のテープよりも内方でカセットハウジングの両側面のキャプスタン挿入孔に 挿入されて上記両側面に交差したキャプスタンと協働してテープを挟持する。上 記前面部の両端の2つの開口の中の少なくとも一方には消去ヘッドまたは信号検 出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドが挿入されテープに押圧される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
コンパクトテープカセット及びマイクロテープカセットのいずれの場合でも消 去ヘッドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドが挿入される開 口にはテープパッドが設けられていない。
【0006】 従ってテープに対する消去ヘッドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出 兼用ヘッドの摺接が不十分でテープに記録されている情報の消去やテープに既に 記録されている信号の検出がうまくいかなくなることがある。
【0007】 また、上記コンパクトテープカセットやマイクロテープカセットがベースフィ ルムに磁性粉の代わりに研磨材や洗浄材が塗布されているいわゆるクリーニング テープを使用して消去ヘッドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘ ッドのテープ摺接面の汚れを除去するクリーニングテープカセットとして構成さ れている場合には、クリーニングテープに対するこれらのヘッドの密着度が低く 十分なクリーニング効果が得られないことがある。
【0008】 この考案は上記事情の下でなされ、この考案の目的は、テープに対する消去ヘ ッドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドの密着度を向上させ ることが出来てテープに記録されている情報の消去やテープに既に記録されてい る信号の検出を確実に行うことが出来、またクリーニングテープが用いられる場 合には、これらのヘッドのテープ摺接面の汚れを十分に除去することが出来るテ ープカセットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本考案のテープカセットは、テープ走行経路 に沿った前面部に5つの開口を有し中央開口に隣接する左右の開口に対応してテ ープパッドが設けられているテープカセットにおいて、上記前面部の両端の開口 の中の少なくとも一方の開口に対応してテープパッドを設けたことを特徴として おり、またテープ走行経路に沿った前面部に5つの開口を有し中央開口に対応し てテープパッドが設けられているテープカセットにおいては、上記前面部で上記 中央開口に隣接する左右の開口の中の少なくとも一方の開口に対応してテープパ ッドを設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
テープ走行経路に沿った前面部に5つの開口を有し中央開口に隣接する左右の 開口に対応してテープパッドが設けられているテープカセットにおいては、上記 前面部の両端の開口の中の少なくとも一方の開口に消去ヘッドまたは信号検出ヘ ッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドが挿入されるので、上記少なくとも一方の 開口に対応してテープパッドを設けることにより上記挿入された消去ヘッドまた は信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドは上記少なくとも一方の開口 中でテープをテープパッドに押圧することが出来、テープとの密着度が増大され る。
【0011】 テープ走行経路に沿った前面部に5つの開口を有し中央開口に対応してテープ パッドが設けられているテープカセットにおいては、上記前面部の上記中央開口 に隣接する左右の開口の中の少なくとも一方の開口に消去ヘッドまたは信号検出 ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドが挿入される場合には、上記少なくとも 一方の開口に対応してテープパッドを設けることにより上記挿入された消去ヘッ ドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘッドは上記少なくとも一方 の開口中でテープをテープパッドに押圧することが出来、テープとの密着度が増 大される。
【0012】
【実施例】
以下この考案の種々の実施例を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 [第1実施例]
【0013】 図1の(A)には、この考案の第1の実施例に従ったテープカセットの一種で あるいわゆるマイクロテープカセット10がカセットハウジングの一方のハーフ ハウジング部を取り除いた状態で示されている。 なおこのマイクロテープカセット10中には通常の磁気テープの代わりにいわ ゆるクリーニングテープが格納されている。
【0014】 このマイクロテープカセット10のカセットハウジングの基本構造は従来のマ イクロテープカセットのカセットハウジングの基本構造と同じであり、図1の( A)において記録/再生装置としてのテープレコーダのカセット装着部位に装着 されている。
【0015】 即ち、マイクロテープカセット10の1対のリールハブ12,14の中央開口 にはテープレコーダの1対のリール軸12´,14´が挿入されていて、マイク ロテープカセット10のカセットハウジングの他方の残りのハーフハウジング部 16の側壁で前縁(図では下縁)の近傍領域の左右の略中心のキャプスタン挿入 孔18にはテープレコーダのキャプスタン20が挿入されており、そして上記側 壁で前縁近傍領域の左右の両端近傍位置の1対のカセット位置決め孔22,24 にはテープレコーダの左右1対のカセット位置決めピン22´,24´が挿入さ れている。
【0016】 テープレコーダのカセット装着部位においてマイクロテープカセット10は図 示しない付勢手段により前方(図面では下方)に付勢されていて、左右1対のカ セット位置決め孔22,24の後縁(図面では上縁)を左右1対のカセット位置 決めピン22´,24´の外周面に当接させることにより上記カセット装着部位 の所定の位置に配置されている。
【0017】 両端をマイクロテープカセット10の1対のリールハブ12,14に巻装され るクリーニングテープ26は、残りのハーフハウジング部16の側壁で周壁の左 右両側部28,30の近傍に設けられている複数の柱状のテープガイド32や上 記側壁で前縁近傍領域の左右の両端部に設けられているテープ方向転換ガイドロ ーラ34及び柱状のテープ方向転換ガイド36、さらには上記側壁で前縁に沿っ て設けられている複数の柱状のテープガイド38により、1対のリールハブ12 ,14の間で上記周壁の前面部に沿い延出されている。
【0018】 上記前面部には5つの開口40a,40b,40c,40d,40eが設けら れていて、中央の開口40cはキャプスタン20に対応し、左右両端の2つの開 口40a,40eは左右1対のカセット位置決めピン22´,24´に対応して いる。
【0019】 この実施例でテープレコーダは、マイクロテープカセット10の中央の開口4 0cに対向した位置にピンチローラ42を備えており、また中央の開口40cに 隣接した2つの開口40b,40dの中で右側の開口40dに対向した位置に録 音再生兼用ヘッド44を備えており、そして左右両端の2つの開口40a,40 eの中で右側の開口40eに対向した位置に消去ヘッド46を備えている。
【0020】 マイクロテープカセット10のカセットハウジングの内部空間内には、上記前 面部に沿い延出したクリーニングテープ26の内方で中央の開口40cに隣接し た2つの開口40b,40dに対応した位置に1対のテープパッド48が配置さ れていて、中央部をカセットハウジングの上記側壁に固定されたパッド支持板ば ね50の両端により1対のテープパッド48が支持されている。
【0021】 この実施例のマイクロテープカセット10に特有の構成として、上記内部空間 内において上記前面部に沿い延出したクリーニングテープ26の内方で左右両端 の2つの開口40a,40eの中の右方の開口40eに対応した位置に補助テー プパッド52が設けられている。
【0022】 補助テープパッド52は、カセットハウジングの上記側壁で前縁近傍領域の右 端部に設けられているテープ方向転換ガイド36に隣接して上記側壁に形成され ている複数のハウジング補強支柱56に一端が挟持され他端がテープ方向転換ガ イド36の外周面に巻かれた後に右方の開口40eの内方に延出されている補助 パッド支持板ばね58の上記他端により支持されている。
【0023】 上述したクリーニング用のマイクロテープカセット10を使用して上述したテ ープレコーダの録音再生兼用ヘッド44及び消去ヘッド46のテープ摺接面のク リーニングを行うには、上述したテープレコーダに録音モードを設定する。
【0024】 するとピンチローラ42,録音再生兼用ヘッド44及び消去ヘッド46は夫々 が対応するマイクロテープカセット10の中央の開口40c,右側の隣接した開 口40d,及び右端の開口40eに挿入される。
【0025】 挿入されたピンチローラ42は、図1の(B)に示す如く、クリーニングテー プ26をキャプスタン20に押圧しキャプスタン20と協働してクリーニングテ ープ26を挟持することにより、一定速度で回転するキャプスタン20と協働し てクリーニングテープ26を駆動力が伝達されていない右方のリールハブ14よ り引き出し、駆動力が伝達されて自転する左方のリールハブ12上に巻き取らせ る。この結果としてクリーニングテープ26は、5つの開口40a,40b,4 0c,40d,40eが設けられている上記前面部に沿い矢印Fで示す正方向に 走行する。
【0026】 挿入された録音再生兼用ヘッド44はテープ摺接面によりクリーニングテープ 26を対応するテープパッド48に押圧しテープパッド48及びパッド支持板ば ね50の弾性力によりテープ摺接面をクリーニングテープ26に密着され、キャ プスタン20により走行されているクリーニングテープ26によってテープ摺接 面が十分確実にクリーニングされる。
【0027】 挿入された消去ヘッド46はテープ摺接面によりクリーニングテープ26を対 応する補助テープパッド52に押圧し補助テープパッド52及び補助パッド支持 板ばね58の弾性力によりテープ摺接面をクリーニングテープ26に密着され、 これによりクリーニングテープ26の上下方向の動きも抑制されるので、キャプ スタン20により走行されているクリーニングテープ26によってテープ摺接面 が十分確実にクリーニングされる。
【0028】 このように消去ヘッド46のテープ摺接面のクリーニングを十分に行うことに より、磁気記録テープにおいて消去率が向上し、消去漏れをなくすことが出来、 高精度の録音・再生を行うことが出来る。
【0029】 また消去ヘッド46においてクリーニングテープ26に負荷が掛かりバックテ ンションが大きくなるので録音再生兼用ヘッド44におけるクリーニング効果を 従来以上とすることが出来る。
【0030】 上述した実施例では、マイクロカセット10がクリーニングテープ26と組み 合わされて使用されおりクリーニングテープ26を走行させる方向は一方向のみ で良かったので、補助テープパッド52及び補助パッド支持板ばね58は右端の 開口40eにのみ対応してカセットケース内に配置されている。
【0031】 しかしながらマイクロカセット10が通常の磁気記録テープを格納する場合に は、磁気記録テープを走行させる方向は正逆両方向であることが大部分なので、 もう1つの補助テープパッドと補助パッド支持板の組み合わせを左端の開口40 aに対応してカセットケース内に配置することが求められる。
【0032】 この場合には、マイクロカセット10のハーフハウジング部16の側壁で前縁 近傍領域の左端部に設けられているテープ方向転換ガイドローラ34の代わりに 右端部の柱状のテープ方向転換ガイド36と同様な柱状のテープ方向転換ガイド を設けることにより、右端部の柱状のテープ方向転換ガイド36の周辺に固定さ れている補助テープパッド52と補助パッド支持板58の組み合わせと同様に、 左端部に上述した如く設けられる柱状のテープ方向転換ガイドにもう1つの補助 テープパッドと補助パッド支持板の組み合わせを固定させることが出来る。
【0033】 磁気記録テープを格納した通常のマイクロカセットにおいて、上述した如く左 右両端の開口40a,40eの夫々に対応して補助テープパッドと補助パッド支 持板の組み合わせを設置した場合には、ピンチローラ42の左右両側に相互に対 称に録音再生兼用ヘッド及び消去ヘッドが設けられているオートリバース式のテ ープレコーダにおいて磁気記録テープを正逆いずれの方向に走行させた場合でも 磁気記録テープの走行方向において対応する左右いずれか1対の録音再生兼用ヘ ッド及び消去ヘッドのテープ摺接面を磁気記録テープに十分確実に密着させるこ とが出来る。そのため、消去ヘッドによる磁気記録テープの情報消去率が向上し 、消去漏れをなくすことが出来るので磁気記録テープの情報消去作業を十分確実 に実行させることが出来る。そして録音及び再生の際におけるこれらの精度も高 くなる。
【0034】 また上述したテープレコーダは、消去ヘッドが信号検出及び消去の機能を電気 的に切り替えることが出来る信号検出・消去ヘッドであることが出来、また消去 ヘッドを上述した録音再生兼用ヘッド44の位置で録音再生兼用ヘッドと1つの コンビネーションヘッドを構成するよう合体させ、上述した消去ヘッド46の位 置に信号検出ヘッドを設置することが出来る。
【0035】 この場合、信号検出ヘッドはマイクロカセットにおいて対応する補助テープパ ッドと補助パッド支持板の組み合わせによりマイクロカセット中のテープにテー プ摺接面を十分密着させることが出来、上記テープがクリーニングテープであれ ばテープ摺接面が十分確実にクリーニングされ、また上記テープが通常の磁気記 録テープであれば磁気記録テープからの信号検出作業を十分確実に実行させるこ とが出来る。 [第2の実施例]
【0036】 図2には、この考案の第2の実施例に従ったテープカセットの一種であるいわ ゆるコンパクトカセット80がカセットハウジングの一方のハーフハウジング部 を取り除いた状態で示されている。 なおこのコンパクトカセット80中には通常の磁気テープの代わりにいわゆる クリーニングテープが格納されている。
【0037】 コンパクトカセット80のカセットハウジングの基本構造は従来のコンパクト カセットのカセットハウジングの基本構造と同じであり、図2において記録/再 生装置としてのテープレコーダのカセット装着部位に装着されている。
【0038】 即ち、コンパクトカセット80の1対のリールハブ82,84の中央開口には テープレコーダの1対のリール軸82´,84´が挿入されていて、コンパクト カセット80のカセットハウジングの他方の残りのハーフハウジング部86の側 壁で前縁(図では下縁)の近傍領域の略中心の左右1対のカセット位置決め孔8 8,90にはテープレコーダの左右1対のカセット位置決めピン88´,90´ が挿入されており、そして上記側壁の前縁近傍領域で左右1対のカセット位置決 め孔88,90の夫々の外側に形成されている左右1対のキャプスタン挿入孔9 2,94の中の右側のキャプスタン挿入孔94にはテープレコーダのキャプスタ ン96が挿入されている。
【0039】 テープレコーダのカセット装着部位においてコンパクトカセット80は図示し ない付勢手段により前方(図面では下方)に付勢されていて、左右1対のカセッ ト位置決め孔88,90の後縁(図面では上縁)を左右1対のカセット位置決め ピン88´,90´の外周面に当接させることにより上記カセット装着部位の所 定の位置に配置されている。
【0040】 両端をコンパクトカセット80の1対のリールハブ82,84に巻装されるク リーニングテープ98は、残りのハーフハウジング部86の側壁で周壁の左右両 側部100,102の近傍に設けられている複数の柱状のテープガイド104や 上記側壁で前縁近傍領域の左右の両端部に設けられているテープ方向転換ガイド ローラ106、さらには上記側壁で前縁に沿って設けられている複数のテープガ イド108により、1対のリールハブ82,84の間で上記周壁の前面部に沿い 延出されている。
【0041】 上記前面部には5つの開口110a,110b,110c,110d,110 eが設けられていて、中央の開口110cの左右に隣接した2つの開口110b ,110dは左右1対のカセット位置決めピン88´,90´に対応している。
【0042】 この実施例でテープレコーダは、コンパクトカセット80の右端の開口110 eに対向した位置にピンチローラ112を備えており、また中央の開口110c に対向した位置に録音再生兼用ヘッド114を備えており、中央の開口110c に隣接した2つの開口110b,110dの中で左側の開口110bに対向した 位置に消去ヘッド116を備えている。
【0043】 コンパクトカセット80のカセットハウジングの内部空間内には、上記前面部 に沿い延出したクリーニングテープ98の内方で中央の開口110cに対応した 位置にテープパッド118が配置されていて、両端をカセットハウジングの上記 側壁に固定されたパッド支持板ばね120の略中央によりテープパッド118が 支持されている。
【0044】 この実施例のコンパクトカセット80に特有の構成として、上記内部空間内に おいて上記前面部に沿い延出したクリーニングテープ98の内方で中央の開口1 10cの左右に隣接した2つの開口110b,110dの中の左方の開口110 bに対応した位置に補助テープパッド122が設けられている。
【0045】 補助テープパッド122は、中央の開口110cに対応したテープパッド11 8の為のパッド支持板ばね120の左端を左方に隣接した開口110bに対応し た位置まで延出させることによりパッド支持板ばね120と一体に構成された補 助パッド支持板ばね120aにより支持されている。
【0046】 上述したクリーニング用のコンパクトカセット80を使用して上述したテープ レコーダの録音再生兼用ヘッド114及び消去ヘッド116のテープ摺接面のク リーニングを行うには、上述したテープレコーダに録音モードを設定する。
【0047】 するとピンチローラ112,録音再生兼用ヘッド114及び消去ヘッド116 は夫々が対応するコンパクトカセット80の右端の開口110e,中央の開口1 10c,及び中央の開口110cの左方に隣接した開口110bに挿入される。
【0048】 挿入されたピンチローラ112は、クリーニングテープ98をキャプスタン9 6に押圧しキャプスタン96と協働してクリーニングテープ98を挟持すること により、一定速度で回転するキャプスタン96と協働してクリーニングテープ9 8を駆動力が伝達されていない左方のリールハブ82より引き出し、駆動力が伝 達されて自転する右方のリールハブ84上に巻き取らせる。この結果としてクリ ーニングテープ98は、5つの開口110a,110b,110c,110d, 110eが設けられている上記前面部に沿い矢印Fで示す正方向に走行する。
【0049】 挿入された録音再生兼用ヘッド114はテープ摺接面によりクリーニングテー プ98を対応するテープパッド118に押圧しテープパッド118及びパッド支 持板ばね120の弾性力によりテープ摺接面をクリーニングテープ98に密着さ れ、キャプスタン96により走行されているクリーニングテープ98によってテ ープ摺接面が十分確実にクリーニングされる。
【0050】 挿入された消去ヘッド116はテープ摺接面によりクリーニングテープ98を 対応する補助テープパッド122に押圧し補助テープパッド122及び補助パッ ド支持板ばね120aの弾性力によりテープ摺接面をクリーニングテープ98に 密着され、キャプスタン96により走行されているクリーニングテープ98によ ってテープ摺接面が十分確実にクリーニングされる。
【0051】 上述した実施例では、コンパクトカセット80がクリーニングテープ98と組 み合わされて使用されおりクリーニングテープ98を走行させる方向は一方向の みで良かったので、補助テープパッド122及び補助パッド支持板ばね120a は中央の開口110cの左方に隣接した開口110bにのみ対応してカセットケ ース内に配置されている。
【0052】 しかしながらコンパクトカセット80が通常の磁気記録テープを格納する場合 には、磁気記録テープを走行させる方向は正逆両方向であることが大部分なので 、もう1つの補助テープパッドと補助パッド支持板の組み合わせを中央の開口1 10cの右方に隣接した開口110dに対応してカセットケース内に配置するこ とが求められる。
【0053】 この場合には、中央の開口110cに対応したテープパッド118の為のパッ ド支持板ばね120の右端を右方に隣接した開口110dに対応した位置まで延 出させることによりパッド支持板ばね120と一体に構成されたもう1つの補助 パッド支持板ばねによりもう1つの補助テープパッドを支持することが出来る。
【0054】 磁気記録テープを格納した通常のコンパクトカセットにおいて、上述した如く 中央の開口110cの左右両方に隣接した2つの開口110b,110dの夫々 に対応して補助テープパッドと補助パッド支持板の組み合わせを設置した場合に は、左端の開口110aに対応したキャプスタン挿入孔92のもう1つのキャプ スタンが挿入されるとともに左端の開口110aに対応した位置にもう1つのピ ンチローラが設けられ、さらに中央の開口110cの右方に隣接した開口110 dに対応した位置にもう1つの消去ヘッドが設けられているオートリバース式の テープレコーダにおいて磁気記録テープを正逆いずれの方向に走行させた場合で も録音再生兼用ヘッドは当然のことながら磁気記録テープの走行方向において対 応する左右いずれかの消去ヘッドのテープ摺接面も磁気記録テープに十分確実に 密着させることが出来る。そして消去ヘッドによる磁気記録テープの情報消去作 業を十分確実に実行させることが出来る。 また上述したテープレコーダは、消去ヘッドが信号検出及び消去の機能を電気 的に切り替えることが出来る信号検出・消去ヘッドであることが出来る。
【0055】 この場合、信号検出・消去ヘッドはコンパクトカセットにおいて対応する補助 テープパッドと補助パッド支持板の組み合わせによりコンパクトカセット中のテ ープにテープ摺接面を十分密着させることが出来、上記テープがクリーニングテ ープであればテープ摺接面が十分確実にクリーニングされ、また上記テープが通 常の磁気記録テープであれば磁気記録テープからの信号検出作業を十分確実に実 行させることが出来る。
【0056】
【考案の効果】
以上詳述したことから明らかなように、この考案に従ったテープカセットでは 、テープに対する消去ヘッドまたは信号検出ヘッドまたは消去・信号検出兼用ヘ ッドの密着度を向上させることが出来てテープに記録されている情報の消去やテ ープに既に記録されている信号の検出を確実に行うことが出来、またクリーニン グテープが用いられる場合には、これらのヘッドのテープ摺接面の汚れを十分に 除去することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案の第1の実施例に従ったテー
プカセットの一種であるいわゆるマイクロテープカセッ
トがテープレコ−ダのカセット装着位置に装着されピン
チローラ,録音再生兼用ヘッド,そして消去ヘッドがテ
ープから離間されている状態をカセットハウジングの一
方のハーフハウジング部を取り除いて示す概略的な平面
図であり、(B)は(A)のマイクロテープカセットに
おいてピンチローラ,録音再生兼用ヘッド,そして消去
ヘッドがテープに当接されている状態を示す概略的な平
面図である。
【図2】この考案の第2の実施例に従ったテープカセッ
トの一種であるいわゆるコンパクトカセットがテープレ
コ−ダのカセット装着位置に装着されピンチローラ,録
音再生兼用ヘッド,そして消去ヘッドがテープから離間
されている状態をカセットハウジングの一方のハーフハ
ウジング部を取り除いて示す概略的な平面図である。
【符号の説明】
10…マイクロテープカセット、12,14…リールハ
ブ,12´,14´…リール軸、16…ハーフハウジン
グ部、18…キャプスタン挿入孔、22,24…カセッ
ト位置決め孔、22´,24´…カセット位置決めピ
ン、26…クリーニングテープ、28,30…左右両側
部、32…テープガイド、34…テープ方向転換ガイド
ローラ、36…テープ方向転換ガイド、38…テープガ
イド、40a,40b,40c,40d,40e…開
口、42…ピンチローラ、44…録音再生兼用ヘッド、
46…消去ヘッド、48…テープパッド、50…パッド
支持板ばね、52…補助テープパッド、56…ハウジン
グ補強支柱、58…補助パッド支持板ばね、80…コン
パクトカセット、82,84…リールハブ,82´,8
4´…リール軸、86…ハーフハウジング部、88,9
0…カセット位置決め孔、88´,90´…カセット位
置決めピン、92,94…キャプスタン挿入孔、96…
キャプスタン、98…クリーニングテープ、100,1
02…左右両側部、104…テープガイド、106…テ
ープ方向転換ガイドローラ、108…テープガイド、1
10a,110b,110c,110d,110e…開
口、112…ピンチローラ、114…録音再生兼用ヘッ
ド、116…消去ヘッド、118…テープパッド、12
0…パッド支持板ばね、120a…補助テープパッド支
持板ばね、122…補助テープパッド。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ走行経路に沿った前面部に5つの
    開口を有し、中央開口に隣接する左右の開口に対応して
    テープパッドが設けられているテープカセットにおい
    て、 上記前面部の両端の開口の中の少なくとも一方の開口に
    対応してテープパッドを設けたことを特徴とするテープ
    カセット。
  2. 【請求項2】 テープ走行経路に沿った前面部に5つの
    開口を有し、中央開口に対応してテープパッドが設けら
    れているテープカセットにおいて、 上記前面部で上記中央開口に隣接する左右の開口の中の
    少なくとも一方の開口に対応してテープパッドを設けた
    ことを特徴とするテープカセット。
JP223993U 1993-02-01 1993-02-01 テープカセット Withdrawn JPH0668108U (ja)

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