JPH08315462A - 磁気ヘッド装置、テープカートリッジ及び記録再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置、テープカートリッジ及び記録再生装置

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JPH08315462A
JPH08315462A JP7122609A JP12260995A JPH08315462A JP H08315462 A JPH08315462 A JP H08315462A JP 7122609 A JP7122609 A JP 7122609A JP 12260995 A JP12260995 A JP 12260995A JP H08315462 A JPH08315462 A JP H08315462A
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JP
Japan
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magnetic tape
magnetic
tape
magnetic head
cartridge
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JP7122609A
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Takashi Sato
高 佐藤
Kengo Saito
賢吾 齋藤
Osamu Koizumi
治 小泉
Masanori Sato
政則 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads
    • G11B5/105Mounting of head within housing or assembling of head and housing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/62Maintaining desired spacing between record carrier and head
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads
    • G11B5/4893Disposition of heads relative to moving tape

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープに対する記録再生特性の安定化を
図るとともに、データエラー発生を確実に防止する。 【構成】 基体3と、この基体3の一主面に突設され、
ギャップgを有する磁気コアを備えてなる磁気ヘッド素
子4とを備える。基体3の一主面には、磁気ヘッド素子
4を包囲するとともに磁気テープ2に接触する磁気テー
プ規制手段5が設けられる。この磁気テープ規制手段5
には、磁気ヘッド素子4の磁気テープ摺動面4Bを外方
に臨ませる磁気テープ吸引開口部5Aが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行する磁気テープに
接触されることにより磁気テープに対して磁界を印加す
る磁気ヘッド装置、パーソナルコンピュータ、オフィス
コンピュータ等のデータバックアップ等に用いられるテ
ープカートリッジ及び磁気ヘッド装置が配設されるとと
もにテープカートリッジが装填された記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置は、パーソナルコンピュー
タ、オフィスコンピュータ等に接続されたドライブ装置
にデータカートリッジが装填されて構成される。このド
ライブ装置は、磁気ヘッドによって、例えば、コンピュ
ータ本体のメモリー等に蓄積されたデータ信号を吸い上
げてデータカートリッジ内の磁気テープ或いは磁気ディ
スク、光磁気ディスク等の記録媒体に記録し、或いはデ
ータカートリッジ内のこれら記録媒体に記録されたデー
タ信号をコンピュータ本体のメモリー等に供給して再生
する。
【0003】このドライブ装置に備えられる磁気ヘッド
51は、図12に示すように、フロントギャップg1 、
バックギャップg2 を境として一対の磁気コア半体5
2、53が突き合わされ接合一体化されている。この一
対の磁気コア半体52、53は、この突き合わせ面52
b、53bにフロントギャップg1 のトラック幅を規制
するトラック幅規制溝54、55が設けられ、このトラ
ック幅規制溝54、55に融着ガラス56が溶融充填さ
れて互いに接合されている。
【0004】また、磁気ヘッド51は、一対の磁気コア
半体52の突き合わせ面52a側に、コイル巻回用の巻
線溝57が設けられ、図示しないコイルの巻回が可能と
なされている。さらに、磁気ヘッド51は、一対の磁気
コア半体52、53が、この巻線溝57に相対向する位
置に、コイルの巻回を補助する巻線ガイド溝58、59
が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た磁気ヘッド51は、図13に示すように、データカー
トリッジ61がドライブ装置に装填されて記録再生装置
を構成すると、データカートリッジ61に設けられた記
録再生開口部62に進入して、データカートリッジ61
に収納された磁気テープ63に対してデータ信号の記録
或いは読み出しを行う。この際に、磁気ヘッド51は、
データカートリッジ61の磁気テープ63を押しつけた
状態で、磁気テープ63による抗力であるテープテンシ
ョンが付与される。このテープテンションは、図14に
示すように、データカートリッジ61に収納されたテー
プ巻取りリールによる磁気テープ63の巻取り率が増加
するに伴って、振動をもった状態で次第に大となるよう
に変化される。
【0006】磁気ヘッド51は、磁気テープ63のテー
プテンションが大きく、また、テンション方向、幅方
向、走行方向の振動が小さければ、磁気テープ63との
接触性が良く、安定した記録再生を行う。
【0007】しかしながら、磁気ヘッド51は、データ
カートリッジ61側の図示しないテープ巻取りリールに
よる磁気テープ63の巻取り率に伴ってテープテンショ
ンが変化されるため、磁気テープ63のテープテンショ
ンが小さくなったときや、磁気テープ63のテンション
方向、幅方向、走行方向の振動が大きくなったときに、
磁気テープ63に対する接触圧力が変化し、記録再生す
るデータ信号の出力電圧が低下してデータエラーを発生
するといった問題点があった。
【0008】この問題点の解決手段としては、データカ
ートリッジ61に収納されたテープ供給リール及びテー
プ巻取りリールを構成するリールハブ等の機構部品の寸
法精度を高めることにより、走行時におけるこれらテン
ション方向、幅方向、走行方向の磁気テープ63の振動
を防止するといった手段が考えられる。
【0009】しかしながら、データカートリッジ61
は、これら機構部品が樹脂を成形することによって作ら
れているため、機構部品の寸法精度をさらに高めること
が不可能な域に達しており、機構部品の高精度化によっ
ては磁気テープ63を安定して走行させることができ
ず、データエラーを防止することができないといった問
題点があった。
【0010】したがって、本発明は、磁気テープに対す
る記録再生の安定性を図るとともに、データエラーの確
実な防止を図る磁気ヘッド装置、テープカートリッジ及
び記録再生装置を提供することを目的に提案されたもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る磁気ヘッド装置は、基体と、この基体の一主面
に突設され、ギャップを有する磁気コアを備えてなる磁
気ヘッド素子とを備える。基体の一主面には、磁気ヘッ
ド素子を包囲するとともに磁気テープに接触する磁気テ
ープ規制手段が設けられる。この磁気テープ規制手段に
は、磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面を外方に臨ませ
る磁気テープ吸引開口部が設けられる。
【0012】また、上述した目的を達成した本発明に係
る磁気ヘッド装置は、上下ハーフを組み合わせて構成さ
れるカートリッジ本体と、カートリッジ本体内に回動自
在に配設される一対のテープリールと、これらテープリ
ールに巻回される磁気テープとを備え、カートリッジ本
体の一側面に磁気テープに接触する磁気テープ規制手段
が設けられ、この磁気テープ規制手段に磁気テープを臨
ませる磁気テープ吸引開口部が設けられてなるテープカ
ートリッジの磁気テープ吸引開口部を外方から閉塞する
基体と、基体の一主面に突設され、ギャップを有する磁
気コアを備えてなり、先端部の磁気テープ摺動面がテー
プカートリッジの磁気テープ吸引開口部の内方に進入す
る磁気ヘッド素子とを備える。
【0013】さらに、上述した目的を達成した本発明に
係るテープカートリッジは、上下ハーフを組み合わせて
構成されるカートリッジ本体と、カートリッジ本体内に
回動自在に配設される一対のテープリールと、これらテ
ープリールに巻回される磁気テープとを備える。カート
リッジ本体の一側面には、磁気テープに接触する磁気テ
ープ規制手段が設けられる。この磁気テープ規制手段に
は、基体と、この基体の一主面に突設されてギャップを
有する磁気コアを備えてなる磁気ヘッド素子とを備えた
磁気ヘッド装置の磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面を
内方に進入させるとともに、この磁気ヘッド装置の基体
によって外方から閉塞される磁気テープ吸引開口部が設
けられる。
【0014】さらにまた、上述した目的を達成した本発
明に係る記録再生装置は、基体と、この基体の一主面に
突設され、ギャップを有する磁気コアを備えてなる磁気
ヘッド素子とを備えた磁気ヘッド装置と、上下ハーフを
組み合わせて構成されるカートリッジ本体と、カートリ
ッジ本体内に回動自在に配設される一対のテープリール
と、これらテープリールに巻回される磁気テープとを備
えたテープカートリッジとを備える。テープカートリッ
ジの一側面には、磁気テープに接触する磁気テープ規制
手段が設けられる。この磁気テープ規制手段には、磁気
ヘッド装置の磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面を内方
に進入させるとともに、磁気ヘッド装置の基体によって
外方から閉塞される磁気テープ吸引開口部が設けられ
る。
【0015】
【作用】以上のように構成された本発明に係る磁気ヘッ
ド装置によれば、磁気テープ規制手段が磁気テープに接
触し、磁気テープ吸引開口部が磁気テープに閉塞され
る。磁気テープ吸引開口部は、磁気テープが走行する
と、磁気テープを吸引して磁気ヘッド素子の磁気テープ
摺動面を磁気テープに接触させる。磁気ヘッド装置は、
磁気テープ吸引開口部の磁気テープに対する吸引によっ
て、磁気テープのテンション方向、幅方向、走行方向の
振動を減衰した状態とする。磁気ヘッド装置は、磁気テ
ープに磁気テープ摺動面が接触した磁気ヘッド素子によ
って、磁気テープに対するデータ信号の記録或いは読み
出しを確実に行う。
【0016】また、本発明に係る磁気ヘッド装置によれ
ば、テープカートリッジ側の磁気テープ吸引開口部に磁
気ヘッド素子が進入する。この際に、磁気ヘッド装置
は、テープカートリッジ側の磁気テープ規制手段に基体
が接触することによって、テープカートリッジ側の磁気
テープ吸引開口部を外方から閉塞する。磁気ヘッド装置
は、テープカートリッジ側の磁気テープが走行すると、
テープカートリッジ側の磁気テープ吸引開口部が磁気テ
ープを吸引して、磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面が
磁気テープに接触される。磁気ヘッド装置は、テープカ
ートリッジ側の磁気テープ吸引開口部との組み合わせで
生じる磁気テープに対する吸引によって、磁気テープの
テンション方向、幅方向、走行方向の振動を減衰した状
態とする。磁気ヘッド装置は、磁気テープに磁気テープ
摺動面が接触した磁気ヘッド素子によって、磁気テープ
に対するデータ信号の記録或いは読み出しを確実に行
う。
【0017】さらに、本発明に係るテープカートリッジ
によれば、磁気テープ吸引開口部に磁気ヘッド装置側の
磁気ヘッド素子が進入する。この際に、テープカートリ
ッジは、磁気テープ規制手段が磁気ヘッド装置側の基体
によって接触されることによって、磁気テープ吸引開口
部が外方から閉塞される。テープカートリッジは、磁気
テープが走行すると、磁気テープ吸引開口部が磁気テー
プを吸引して、磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面によ
って磁気テープが接触する。テープカートリッジは、磁
気テープ吸引開口部と磁気ヘッド装置との組み合わせで
生じる磁気テープに対する吸引によって、磁気テープの
テンション方向、幅方向、走行方向の振動を減衰した状
態とする。テープカートリッジは、磁気テープに磁気テ
ープ摺動面が接触した磁気ヘッド装置側の磁気ヘッド素
子によって、磁気テープに対するデータ信号の記録或い
は読み出しを確実に行う。
【0018】さらにまた、本発明に係る記録再生装置に
よれば、テープカートリッジ側の磁気テープ吸引開口部
に磁気ヘッド装置側の磁気ヘッド素子が進入する。この
際に、記録再生装置は、テープカートリッジ側の磁気テ
ープ規制手段に磁気ヘッド装置側の基体が接触すること
によって、磁気テープ規制手段の磁気テープ吸引開口部
が外方から閉塞される。テープカートリッジは、磁気テ
ープが走行すると、磁気テープ吸引開口部が磁気テープ
を吸引して磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面を磁気テ
ープに接触させる。記録再生装置は、テープカートリッ
ジ側の磁気テープ吸引開口部の磁気テープに対する吸引
によって、磁気テープのテンション方向、幅方向、走行
方向の振動を減衰した状態とする。記録再生装置は、磁
気テープに磁気テープ摺動面が接触した磁気ヘッド装置
側の磁気ヘッド素子によって、磁気テープに対するデー
タ信号の記録或いは読み出しを確実に行う。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照して詳細に説明する。本発明の第1の実施例と
して示す磁気ヘッド装置1は、図1乃至図4に示すよう
に、コンピュータ装置等に接続されて本体側のメモリー
装置に蓄積されたデータ信号を吸い上げ或いはフィード
バックするドライブ装置に配設されて使用される。磁気
ヘッド装置1は、基体部3と、この基体部3の一主面に
突設された磁気ヘッド素子4と、基体部3の一主面に一
体に形成されて磁気テープ2と接触する磁気テープ規制
部5とから構成されている。基体部3は、非磁性材料に
より略直方体状に形成されている。基体部3は、高さ寸
法が磁気テープ2の幅寸法より大とされるとともに、図
示しないデータカートリッジの記録再生開口部に進入す
るに足る大きさとされている。
【0020】磁気ヘッド素子4は、例えばセンダスト、
パーロマイ、フェライト、アモルファス等の磁性材料に
より形成された一対の磁気コア半体4A、4Aを備えて
なる。磁気ヘッド素子4は、これら磁気コア半体4A、
4Aが突き合わせ面を境にして左右対称形状とされ、閉
磁路が構成されるように磁気コア半体4A、4Aの突き
合わせ面を互いに突き合わせて接合一体化されている。
磁気ヘッド素子4は、この磁気コア半体4A、4Aの突
き合わせ面に、記録再生ギャップとして動作する磁気ギ
ャップgが構成されている。磁気ヘッド素子4は、先端
部の磁気テープ2と接触する磁気テープ摺動面4Bが研
磨されている。
【0021】また、磁気ヘッド素子4は、磁気ギャップ
gに、例えばチタンやベリ銅等の非磁性材料で形成され
た薄板状のギャップスペーサが介在されて、磁界の強度
を高めても良い。
【0022】磁気テープ規制部5は、非磁性材料により
基体部3の外形寸法と略等しい外形寸法を有する略矩形
板状に形成されている。この磁気テープ規制部5には、
磁気ヘッド素子4の磁気テープ摺動面4Bを外方に臨ま
せる断面形状が略矩形状の磁気テープ吸引開口部5Aが
設けられている。
【0023】この磁気テープ吸引開口部5Aは、内形寸
法が磁気ヘッド素子4の外径寸法より大とされるととも
に、磁気テープ2の幅寸法に対して同等或いは小とされ
た高さ寸法を有している。また、磁気テープ吸引開口部
5Aは、深さ寸法が、磁気ヘッド素子4の基端部から先
端部までの長さ寸法よりやや大とされ、磁気テープ2の
記録周波数、保磁力Hc等に合わせて磁気ヘッド素子4
が最適に突出するように設定されている。磁気テープ吸
引開口部5Aは、例えば高さ寸法が4mm、幅寸法が2
mm、深さ寸法が2mmとされている。
【0024】また、磁気テープ規制部5は、磁気テープ
吸引開口部5Aを除く他の領域が磁気テープ2と接触す
る磁気テープ接触面5Bとされる。この磁気テープ接触
面5Bは、表面の断面形状における凹部と凸部との面積
が等しくなる中心線からの最大高さの表面粗さが0.8
μm以上とされ、磁気テープ2に対する張り付き現象の
発生が防止される。
【0025】以上のように構成された第1の実施例磁気
ヘッド装置1は、図2に示すように、ドライブ装置のカ
ートリッジ挿入開口部の内部にデータカートリッジが装
填されると、磁気テープ規制部5の磁気テープ接触面5
Bが磁気テープ2にわずかに接触し、磁気テープ吸引開
口部5Aが磁気テープ2に閉塞される。磁気テープ吸引
開口部5Aは、磁気テープ2がわずかに接触した状態で
走行すると、磁気テープ2を介して内部と外部とで気圧
の差を生じ、磁気テープ2を0.01mm乃至0.08
mmの吸引幅aで図2中に矢印Sで示す方向に吸引す
る。磁気ヘッド装置1は、磁気ヘッド素子4の磁気テー
プ摺動面4Bが、磁気テープ吸引開口部5Aに吸引され
た磁気テープ2に接触される。この際に、磁気ヘッド装
置1は、図3に示すように磁気テープ規制部5の磁気テ
ープ接触面5Bと走行する磁気テープ2との間にエアー
フィルム層6が発生する。
【0026】磁気ヘッド装置1は、磁気テープ吸引開口
部5Aの磁気テープ2に対する吸引によって、磁気テー
プ2のテンション方向、幅方向、走行方向の振動を減衰
した状態とする。磁気ヘッド装置1は、磁気テープ2の
振動が、従来の磁気ヘッドと比較して、光学変位測定器
による出力電圧値の比率で約1/3に減少されることが
実験結果として得られている。
【0027】また、磁気ヘッド装置1では、磁気テープ
2による抗力であるテープテンションが比較的小さいと
いった不利な条件でも、磁気テープ2に対する接触面積
が大きく安定した状態で維持されることが実験結果とし
て得られている。この実験結果は、図4に示すように、
磁気テープ2による抗力であるテープテンションが10
gf、15gfである場合における従来の磁気ヘッドと
第1の実施例磁気ヘッド装置1とのそれぞれの磁気テー
プ2のテンション方向の接触面積を示す特性図により得
られる。
【0028】従来の磁気ヘッドでは、テープテンション
が15gf以下になると磁気テープ2に対する接触面積
がわずかしか得られないことが確認される。第1の実施
例磁気ヘッド装置1では、テープテンションを10gf
に下げた状態でも、磁気テープ2に対する接触面積が比
較的大きく安定して得られることが確認される。
【0029】したがって、磁気ヘッド装置1は、磁気テ
ープ2に磁気テープ摺動面4Bが接触した磁気ヘッド素
子4によって、磁気テープ2に対するデータ信号の記録
或いは読み出しを確実に行う。
【0030】上述した第1の実施例磁気ヘッド装置1に
おいては、磁気テープ吸引開口部5Aが走行する磁気テ
ープ2を吸引することにより、磁気テープ2のテンショ
ン方向、幅方向、走行方向の振動が規制されるので、磁
気テープ2に対する記録再生特性の安定化が図られ、デ
ータエラーの発生が確実に防止される。
【0031】したがって、磁気ヘッド装置1は、磁気テ
ープ2を安定した状態で走行させるので、記録周波数を
高く設定することができ記録容量の増加が可能とされ
る。
【0032】また、第1の実施例磁気ヘッド装置1は、
磁気テープ規制部5が基体部3に一体に形成されている
が、図5乃至図6に示すように、磁気テープ規制部材8
A、、8Bと基体部材7A、7Bとをそれぞれ別部材に
形成し、磁気テープ規制部材8A、8Bを基体部材7
A、7Bに互いに取付けることにより構成されても良
い。
【0033】また、第1の実施例磁気ヘッド装置1は、
上述したデータカートリッジ以外に、8mm幅等の磁気
テープがテープリールに巻回されて収納されたオーディ
オテープカセット等の各種テープカートリッジに対して
も適用される。
【0034】本発明の第2の実施例として示す記録再生
装置11は、図7乃至図11に示すように、コンピュー
タ装置等に接続されて本体側のメモリー装置に蓄積され
たデータ信号を吸い上げ或いはフィードバックするドラ
イブ装置12と、このドライブ装置12に装填され、1
/4インチ幅の磁気テープ26が収納されたデータカー
トリッジ13とから構成されている。
【0035】ドライブ装置12は、図7に示すように、
カートリッジ挿入開口部12Aの内部に、誤記録防止機
構を構成する誤記録検出部材14と、磁気テープ26に
対するデータ信号の記録或いは読み出しを行うための磁
気ヘッド装置15と、テープ駆動機構を駆動するための
駆動ローラ16とが備えられている。なお、このドライ
ブ装置12は、従来周知であり、その他の構成部材につ
いて説明を省略する。
【0036】磁気ヘッド装置15は、図8に示すよう
に、上下移動自在にドライブ装置12に配設され、基体
17と、この基体17の一主面に突設された磁気ヘッド
素子18とから構成されている。基体17は、非磁性材
料により略直方体状に形成されている。基体17は、高
さ寸法が磁気テープ26の幅寸法より大とされとされて
いる。
【0037】磁気ヘッド素子18は、例えばセンダス
ト、パーロマイ、フェライト、アモルファス等の磁性材
料により形成された一対の磁気コア半体18A、18A
を備えてなる。磁気ヘッド素子18は、これら磁気コア
半体18A、18Aが突き合わせ面を境にして左右対称
形状とされ、閉磁路が構成されるように磁気コア半体1
8A、18Aの突き合わせ面を互いに突き合わせて接合
一体化されている。磁気ヘッド素子18は、この磁気コ
ア半体18A、18Aの突き合わせ面に、記録再生ギャ
ップとして動作する磁気ギャップgが構成されている。
磁気ヘッド素子18は、先端部の磁気テープ26と接触
する磁気テープ26摺動面18Bが研磨されている。
【0038】また、磁気ヘッド素子18は、磁気ギャッ
プgに、例えばチタンやベリ銅等の非磁性材料で形成さ
れた薄板状のギャップスペーサが介在されて、磁界の強
度を高めても良い。
【0039】データカートリッジ13は、図9に示すよ
うに、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料によって
略浅皿状に形成されたカバー20と、アルミ板等の金属
板によって形成したベースプレート21とを組み合わせ
てカートリッジ本体19を構成している。カバー20
は、上面部の前面部側に、磁気テープ26に記録された
貴重なデータ信号が誤って消去されるのを防止する誤記
録防止部材22が設けられている。
【0040】カートリッジ本体19は、内部に、リール
ピン23、テープガイドピン24A、24B、ローラピ
ン25が立設されている。このリールピン23には、例
えばテープ幅6.35mm、テープ厚さ10μm、テー
プ長さ95mの磁気テープ26を巻回したテープ供給リ
ール27及びテープ巻取りリール28が回動自在に設け
られている。テープガイドピン24A、24Bには、磁
気テープ26が掛け渡されている。ローラピン25に
は、テープ供給リール27及びテープ巻取りリール28
を回転駆動するエンドレスベルト29が掛け渡されたベ
ルト駆動ローラ30及び一対のベルトガイドローラ31
が回動自在に支持されている。
【0041】ベルト駆動ローラ30は、耐磨耗性を有す
る弾性材によって形成され、上縁部にドライブ装置12
側の駆動ローラ16ところがり接触して回転伝達を受け
るための駆動フランジ部30Aが周回りに突出形成され
ている。
【0042】カートリッジ本体19は、前面部に、カバ
ー20の前方縁部に設けられた切り欠きによって構成さ
れる磁気テープ規制部材取付開口部32が設けられてい
る。この磁気テープ規制部材取付開口部32には、圧
入、接着、カシメ等により磁気テープ規制部材33が取
り付けられている。
【0043】磁気テープ規制部材33は、金属材料によ
りカートリッジ本体19の厚さ寸法よりやや小とされた
高さ寸法を有する略矩形板状に形成されている。また、
磁気テープ規制部材33は、厚さ寸法が磁気ヘッド素子
18の基端部から先端部までの長さ寸法よりやや大とさ
れている。この磁気テープ規制部材33には、磁気ヘッ
ド装置15の磁気ヘッド素子18の磁気テープ26摺動
面18Bを内方に進入させるとともに、磁気ヘッド装置
15の基体17によって外方から閉塞される断面形状が
略矩形状の磁気テープ吸引開口部33Aが貫通して設け
られている。
【0044】この磁気テープ吸引開口部33Aは、内形
寸法が磁気ヘッド装置15の磁気ヘッド素子18の外径
寸法より大とされるとともに、磁気ヘッド装置15が上
下移動動作しても基体17によって閉塞される内形寸法
を有している。また、磁気テープ吸引開口部33Aは、
磁気テープ26の幅寸法に対して同等或いは小とされた
高さ寸法を有している。
【0045】磁気テープ吸引開口部33Aは、深さ寸法
が、磁気ヘッド素子18の基端部から先端部までの長さ
寸法よりやや大とされ、磁気テープ26の記録周波数、
保磁力Hc等に合わせて磁気ヘッド装置15の磁気ヘッ
ド素子18が最適に進入するように設定されている。磁
気テープ吸引開口部33Aは、例えば高さ寸法が4m
m、幅寸法が2mm、深さ寸法が2mmとされている。
【0046】また、磁気テープ規制部材33は、磁気テ
ープ吸引開口部33Aの周縁部に、磁気テープ26と接
触する磁気テープ接触突部33Bが磁気テープ26側に
向かって立設されている。磁気テープ接触突部33B
は、この先端部から磁気テープ26までの間隔寸法が約
1mm以下とされ、面摩擦が著しく上昇しない程度に磁
気テープ26に接触していることが望ましい。
【0047】磁気テープ接触突部33Bは、表面の断面
形状における凹部と凸部との面積が等しくなる中心線か
らの最大高さの表面粗さが0.8μm以上とされ、磁気
テープ26に対する張り付き現象の発生が防止される。
【0048】以上のように構成された第2の実施例記録
再生装置11は、図7に示すように、データカートリッ
ジ13が誤記録防止部材22の移動操作によって、誤記
録防止部材22が図示しない誤記録検出穴を閉塞した状
態でドライブ装置12のカートリッジ挿入開口部12A
の内部に装填されている。データカートリッジ13は、
ドライブ装置12の誤記録検出部材14が、記録検出穴
内への進入が阻止されることによって、磁気ヘッド装置
15による磁気テープ26へのデータ信号の記録が許可
される。
【0049】記録再生装置11は、図10乃至図11に
示すように、データカートリッジ13の磁気テープ吸引
開口部33Aに磁気ヘッド装置15の磁気ヘッド素子1
8が進入する。この際に、記録再生装置11は、データ
カートリッジ13の磁気テープ規制部材33に磁気ヘッ
ド装置15の基体17が接触することによって、磁気テ
ープ規制部材33の磁気テープ吸引開口部33Aが外方
から閉塞される。
【0050】記録再生装置11は、データカートリッジ
13の駆動開口部からドライブ装置12側の駆動ローラ
16が進入して、磁気テープ26及びエンドレスベルト
29を介在させるようにしてベルト駆動ローラ30の駆
動フランジ部30Aと接触する。
【0051】記録再生装置11は、ドライブ装置12の
駆動ローラ16が回転動作することによって、データカ
ートリッジ13のベルト駆動ローラ30が図9中に矢印
Mで示す時計方向へと回転動作され、このベルト駆動ロ
ーラ30の回転動作によってエンドレスベルト29も全
体として図9中に矢印Nで示す時計方向へと回転動作す
る。
【0052】データカートリッジ13は、エンドレスベ
ルト29の回転動作によって、テープ供給リール27が
図9中に矢印Tで示す反時計方向へと回転動作して巻回
した磁気テープ26を繰り出し、カートリッジ本体19
の前面部に沿って磁気テープ26を走行し、テープ巻取
りリール28が図9中に矢印Uで示す反時計方向へと回
転動作して繰り出された磁気テープ26を巻き取る。
【0053】記録再生装置11は、データカートリッジ
13の磁気テープ26が走行すると、磁気テープ規制部
材33の磁気テープ吸引開口部33Aが、磁気テープ2
6を介して内部と外部とで気圧の差を生じ、磁気テープ
26を0.01mm乃至0.08mmの吸引量aで図1
0中に矢印Sで示す方向に吸引して、磁気ヘッド装置1
5の磁気ヘッド素子18の磁気テープ26摺動面18B
を磁気テープ26に接触させる。この際に、データカー
トリッジ13は、磁気テープ規制部材33の磁気テープ
接触突部33Bと走行する磁気テープ26との間にエア
ーフィルム層が発生する。
【0054】記録再生装置11は、データカートリッジ
13の磁気テープ吸引開口部33Aの磁気テープ26に
対する吸引によって、磁気テープ26のテンション方
向、幅方向、走行方向の振動を減衰した状態とする。記
録再生装置11は、磁気テープ26の振動が、従来の記
録再生装置11と比較して、光学変位測定器による出力
電圧値の比率で約1/3に減少されることが実験結果と
して得られている。
【0055】また、記録再生装置11では、磁気ヘッド
装置15の磁気ヘッド素子18に対する磁気テープ26
の抗力であるテープテンションが比較的小さいといった
不利な条件でも、磁気テープ26に対する接触面積が大
きく安定した状態で維持されることが実験結果として得
られている。
【0056】したがって、記録再生装置11は、磁気テ
ープ26に磁気テープ26摺動面18Bが接触した磁気
ヘッド装置15の磁気ヘッド素子18によって、磁気テ
ープ26に対するデータ信号の記録或いは読み出しを確
実に行う。
【0057】また、記録再生装置11は、図11に示す
ように、データカートリッジ13のテープ供給リール2
7とテープ巻取りリール28との間で双方向に駆動され
る磁気テープ26の走行方向にしたがって、ドライブ装
置12側の磁気ヘッド装置15が幅方向に切り換え移動
され、磁気テープ26の上トラック部と下トラック部と
がそれぞれ選択的に走査されてデータ信号の記録或いは
読み出しが行われる。
【0058】上述した第2の実施例記録再生装置11に
おいては、データカートリッジ13に取り付けられた磁
気テープ規制部材33の磁気テープ吸引開口部33Aが
走行する磁気テープ26を吸引することにより、磁気テ
ープ26のテンション方向、幅方向、走行方向の振動が
規制されるので、磁気テープ26に対する記録再生特性
の安定化が図られ、データエラーの発生が確実に防止さ
れる。
【0059】したがって、記録再生装置11は、データ
カートリッジ13の磁気テープ26を安定した状態で走
行させるので、記録周波数を高く設定することができ記
録容量の増加が可能とされる。
【0060】また、第2の実施例記録再生装置11は、
上述したデータカートリッジ13以外に、8mm幅等の
磁気テープがテープリールに巻回されて収納されたオー
ディオテープカセット等の各種テープカートリッジに対
しても適用される。
【0061】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る磁気ヘッ
ド装置によれば、磁気テープのテンション方向、幅方
向、走行方向の振動が減衰されることにより、磁気テー
プに対する記録再生特性の安定化が図られるとともに、
データエラー発生が確実に防止され、信頼性の向上が図
られる。
【0062】したがって、磁気ヘッド装置は、磁気テー
プに対する記録周波数を高く設定することができ、記録
容量の増加が可能とされ、品質の向上が図られる。
【0063】また、本発明に係る磁気ヘッド装置によれ
ば、磁気テープのテンション方向、幅方向、走行方向の
振動が減衰されることにより、磁気テープに対する記録
再生特性の安定化が図られるとともに、データエラー発
生が確実に防止され、信頼性の向上が図られる。
【0064】したがって、磁気ヘッド装置は、磁気テー
プに対する記録周波数を高く設定することができ、記録
容量の増加が可能とされ、品質の向上が図られる。
【0065】さらに、本発明に係るテープカートリッジ
によれば、記録再生装置側の磁気ヘッドに対する磁気テ
ープのオフトラックが減衰されることにより、記録再生
装置側の磁気ヘッドの磁気テープに対する記録再生特性
の安定化が図られるとともに、データエラー発生が確実
に防止され、信頼性の向上が図られる。
【0066】したがって、テープカートリッジは、記録
周波数を高く設定することができ記録容量の増加が可能
とされ、品質の向上が図られる。
【0067】さらにまた、本発明に係る記録再生装置に
よれば、磁気テープのテンション方向、幅方向、走行方
向の振動が減衰されることにより、磁気ヘッド装置の磁
気テープに対する記録再生特性の安定化が図られるとと
もに、データエラー発生が確実に防止され、信頼性の向
上が図られる。
【0068】したがって、記録再生装置は、テープカー
トリッジの磁気テープに対する記録周波数を高く設定す
ることができ記録容量の増加が可能とされ、品質の向上
が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例磁気ヘッド装置を示
す斜視図である。
【図2】同磁気ヘッド装置が走行する磁気テープを吸引
した状態を示す要部平面図である。
【図3】同磁気ヘッド装置と走行する磁気テープとの間
にエアーフィルム層が発生した状態を示す要部平面図で
ある。
【図4】同磁気ヘッド装置の磁気テープに対するテンシ
ョン方向の接触度を説明するために示す特性図である。
【図5】同磁気ヘッド装置の第1の変形例を示す斜視図
である。
【図6】同磁気ヘッド装置の第2の変形例を示す斜視図
である。
【図7】本発明に係る第2の実施例記録再生装置を示す
要部斜視図である。
【図8】同記録再生装置を構成する磁気ヘッド装置と磁
気テープ規制部材とを示す要部斜視図である。
【図9】同記録再生装置を構成するデータカートリッジ
の内部構造を示す斜視図である。
【図10】同記録再生装置を構成する磁気ヘッド装置及
び磁気テープ規制部材が磁気テープを吸引した状態を示
す要部平面図である。
【図11】同記録再生装置を構成する磁気ヘッド装置と
データカートリッジとの接触状態を示す要部縦断面図で
ある。
【図12】従来の磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図13】同磁気ヘッドの磁気テープに対する接触状態
を示す要部平面図である。
【図14】同磁気ヘッドに対する磁気テープによるテー
プテンションを示す特性図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド装置 2 磁気テープ 3 基体部(基体) 4 磁気ヘッド素子 4B 磁気テープ摺動面 5 磁気テープ規制部(磁気テープ規制手段) 5A 磁気テープ吸引開口部 11 記録再生装置 12 ドライブ装置 13 データカートリッジ(テープカートリッジ) 15 磁気ヘッド装置 17 基体 18 磁気ヘッド素子 18B 磁気テープ摺動面 19 カートリッジ本体 20 カバー(上ハーフ) 21 ベースプレート(下ハーフ) 26 磁気テープ 27 テープ供給リール(テープリール) 28 テープ巻取りリール(テープリール) 33 磁気テープ規制部材(磁気テープ規制手段) 33A 磁気テープ吸引開口部
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 政則 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 この基体の一主面に突設され、ギャップを有する磁気コ
    アを備えてなる磁気ヘッド素子とを備え、 基体の一主面には、磁気ヘッド素子を包囲するとともに
    磁気テープに接触する磁気テープ規制手段が設けられ、 この磁気テープ規制手段には、磁気ヘッド素子の磁気テ
    ープ摺動面を外方に臨ませる磁気テープ吸引開口部が設
    けられ、 走行する磁気テープが磁気テープ吸引開口部に吸引され
    て磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面に接触されること
    を特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 上下ハーフを組み合わせて構成されるカ
    ートリッジ本体と、カートリッジ本体内に回動自在に配
    設される一対のテープリールと、これらテープリールに
    巻回される磁気テープとを備え、カートリッジ本体の一
    側面に磁気テープに接触する磁気テープ規制手段が設け
    られ、この磁気テープ規制手段に磁気テープを臨ませる
    磁気テープ吸引開口部が設けられてなるテープカートリ
    ッジの磁気テープ吸引開口部を外方から閉塞する基体
    と、 基体の一主面に突設され、ギャップを有する磁気コアを
    備えてなり、先端部の磁気テープ摺動面がテープカート
    リッジの磁気テープ吸引開口部の内方に進入する磁気ヘ
    ッド素子とを備え、 走行する磁気テープが磁気テープ吸引開口部に吸引され
    て磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面に接触することを
    特徴とする磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 上下ハーフを組み合わせて構成されるカ
    ートリッジ本体と、 カートリッジ本体内に回動自在に配設される一対のテー
    プリールと、 これらテープリールに巻回される磁気テープとを備え、 カートリッジ本体の一側面には、磁気テープに接触する
    磁気テープ規制手段が設けられ、 この磁気テープ規制手段には、基体と、この基体の一主
    面に突設されてギャップを有する磁気コアを備えてなる
    磁気ヘッド素子とを備えた磁気ヘッド装置の磁気ヘッド
    素子の磁気テープ摺動面を内方に進入させるとともに、
    この磁気ヘッド装置の基体によって外方から閉塞される
    磁気テープ吸引開口部が設けられ、 走行する磁気テープが磁気テープ吸引開口部に吸引され
    て磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面に接触させること
    を特徴とするテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 基体と、この基体の一主面に突設され、
    ギャップを有する磁気コアを備えてなる磁気ヘッド素子
    とを備えた磁気ヘッド装置と、 上下ハーフを組み合わせて構成されるカートリッジ本体
    と、カートリッジ本体内に回動自在に配設される一対の
    テープリールと、これらテープリールに巻回される磁気
    テープとを備えたテープカートリッジとを備え、 テープカートリッジの一側面には、磁気テープに接触す
    る磁気テープ規制手段が設けられ、 この磁気テープ規制手段には、磁気ヘッド装置の磁気ヘ
    ッド素子の磁気テープ摺動面を内方に進入させるととも
    に、磁気ヘッド装置の基体によって外方から閉塞される
    磁気テープ吸引開口部が設けられ、 走行する磁気テープが磁気テープ吸引開口部に吸引され
    て磁気ヘッド素子の磁気テープ摺動面に接触されること
    を特徴とする記録再生装置。
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