JP2000231771A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JP2000231771A
JP2000231771A JP11032154A JP3215499A JP2000231771A JP 2000231771 A JP2000231771 A JP 2000231771A JP 11032154 A JP11032154 A JP 11032154A JP 3215499 A JP3215499 A JP 3215499A JP 2000231771 A JP2000231771 A JP 2000231771A
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JP
Japan
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tape
outer diameter
magnetic tape
cartridge
magnetic
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JP11032154A
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English (en)
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Takanobu Iwama
孝信 岩間
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テープリールに巻き込まれる磁気テープの長さ
を長くすることにより高容量化を図ったテープカートリ
ッジにおいて、記録再生時におけるエラー発生率が上昇
するのを防止する。 【解決手段】テープカートリッジ1は、べースプレート
2とカバー3とで構成されたカートリッジケース4と、
該カートリッジケース内に収容された一対のテープリー
ル31、32と、これら一対のテープリール31、32
に巻き回される磁気テープ33と、該磁気テープ33の
走行をガイドするテープガイド13、14と、上記テー
プリール31、32に巻き回されている磁気テープ周面
に圧着されて、該磁気テープ33を走行させる無端駆動
ベルト38とを備えている。上記テープリール外径と該
テープリールに巻き回される磁気テープの最大外径との
比率(テープリール外径/磁気テープ最大外径)は、
0.3〜0.4に設定されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記録媒体、特に
コンピュータのデータパックアップ用として高密度記録
するのに最適なベルト駆動式のテープカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】無端駆動ベルトを使用して磁気テープを
20〜120IPSで走行させるようにしたテープカー
トリッジとして、コンピュータの外部記憶媒体、例えば
パーソナルコンピュータやオフィスコンピュータのデー
タパックアップ等に用いられているテープカートリッジ
が知られている。上記テープカートリッジは、一般にデ
ータカートリッジと称されている。
【0003】上記テープカートリッジは、上記コンピュ
ータの機器本体に接続されたデータパックアップ装置に
装填されて使用され、上記機器本体のメモリーに蓄積さ
れたデータ信号を記録し、或いは上記記録されたデータ
信号を機器本体のメモリーに供給する。
【0004】図4は、テープカートリッジの斜視図であ
る。この種のテープカートリッジの典型的な構成として
は、アルミニューム等の金属から形成されたベースプレ
ート102と、ポリカーボネート等のプラスチックから
形成されたカートリッジカバー103でカートリッジケ
ース104が構成されていて、該カートリッジケース1
04内には一対のテープリール105、106と、これ
らテープリール105、106に巻き回されている磁気
テープ107と、該磁気テープ107を上記カートリッ
ジケース104の前端面104a側に沿わせて走行させ
る第1、第2のテープガイド108、109と、上記テ
ープリール105、106に巻き回されている磁気テー
プ104の周面に圧接されて、該磁気テープ104を走
行させる無端駆動ベルト110を備えている。
【0005】上記無端駆動ベルト110は、上記第1、
第2のテープガイド108、109の間に配置された駆
動ローラ111と、上記カートリッジケース104の後
端面104b側の両端部に配置された第1、第2のベル
トガイドローラ112、113に、略三角状に掛け渡さ
れている。
【0006】上記無端駆動ベルト110の駆動ローラ1
11と第1のベルトガイドローラ112の間は、一方の
テープリール105に巻き付けられている磁気テープ1
07の周面に圧接されているとともに、駆動ローラ11
1と第2のベルトガイドローラ113の間は、他方のテ
ープリール106に巻き付けられている磁気テープ10
7の周面に圧接されている。
【0007】上記カバー103の前端面の略中央部に
は、上記駆動ローラ111の駆動伝達部111aを露出
させる欠切窓部114が設けられているとともに、該欠
切窓部114の片側部には、カートリッジケース104
内に上記データパックアップ装置の磁気ヘッドを導入す
るヘッド挿入口115が設けられている。上記ヘッド挿
入口115は、蓋部116で開閉されるようになってい
る。なお、上記カバー103の欠切窓部114の他側部
の上面には、ライトプロテクタ117がスライド可能に
取り付けられている。
【0008】図5に示したように、上記テープカートリ
ッジ101は、データパックアップ装置201に装填さ
れると、該装置201に設けた蓋部開放部材により蓋部
116が開かれてヘッド挿入口115内に上記装置20
1の磁気ヘッド202が導入され、該磁気ヘッド202
は磁気テープ107に所定、例えば0,65〜4オンス
のテンションで圧接されるとともに、上記駆動ローラ1
11の駆動伝達部111aに上記201のキャプスタン
ローラ203が接触する。
【0009】そして、上記キャプスタンローラ203を
回転させると、駆動伝達部111aを介して駆動ローラ
111が回転して、無端駆動ベルト110を走行させ、
該無端駆動ベルト110の走行により磁気テープ107
を走行させるようになっている。
【0010】上記テープカートリッジ101は、データ
パックアップ装置201に挿入されることにより、磁気
テープ107の片方向の始まり部分(BOT)から終わ
り(EOT)まで走行する。この時、磁気ヘッド202
に接触する磁気テープ107の圧力(TT)と、キャプ
スタンローラ203を回転させると、駆動伝達部111
aを介して駆動ローラ111が回転する際に掛かる駆動
力(DF)が発生する。上記TT、DFはBOT付近と
EOT付近では異なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記テープ
カートリッジ101においては、近年高容量化が更に要
望されている。
【0012】高容量化を図る方法の一つとしては、上記
テープリール105に巻き込まれる磁気テープ107の
長さを長くするという手段が用いられる。
【0013】しかるに、上記手段によって高容量化を図
ったテープカートリッジは何故か記録再生時におけるエ
ラー発生率が上昇するという問題点があった。
【0014】上記エラー発生の原因としては、磁気テー
プの電気特性やヤング率、テープテンションを含むヘッ
ド当たり特性など種々のものが考えられる。
【0015】そこで、テープリール105に巻き込まれ
る磁気テープ107の長さを長くした場合におけるエラ
ー発生率上昇の原因がいずれに起因するものであるかを
究明してみた。
【0016】その結果、以下のことが判明した。同一外
径のテープリールに長さの異なる磁気テープを巻き付け
場合には当然のことながら、長いほうの磁気テープの最
大外径(最大巻径)の方が大になる。また、長さの異な
る磁気テープを同じ最大外径にしようとするとテープリ
ール外径に差をもたせなければならない。このため、磁
気テープ107の長さを長くして高容量化を図ったテー
プカートリッジは、上記テープリール外径と磁気テープ
最大外径との比率が増大し、これと同時に上記のBOT
付近とEOT付近のTT、DFの差(△TT、△DF)
が増大する。
【0017】上記△TTは磁気テープ107と磁気ヘッ
ド202の接触を左右し、△DFはデータパックアップ
装置201の走行安定性を左右し、上記△TTの増大及
び△DFの増大は記録再生特性に悪影響を及ぼし、これ
が上記エラー発生率の上昇の原因になっていることが判
明するとともに、上記△TT、△DFを減少させること
が上記エラー発生率を低下させるために効果的であるこ
とが判明した。
【0018】そして、上記テープの記録領域開始部分
(BOT)とテープの記録領域終了部分(EOT)の磁
気ヘッドに接触する磁気テープの圧力(TT)と、キャ
プスタンローラを回転させることにより駆動伝達部を介
して駆動ローラが回転する際に掛かる駆動力(DF)の
差は、テープリール外径と、磁気テープ最大外径の比率
を一定範囲に設定することで低減できるとの知見を得
た。
【0019】本発明は、上記知見に基づいて完成された
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベースプレー
トとカバーとでカートリッジケースを構成し、該カート
リッジケース内に一対のテープリールと、これら一対の
テープリールに巻き回される磁気テープと、該磁気テー
プの走行をガイドするテープガイドと、上記テープリー
ルに巻き回されている磁気テープ周面に圧着されて、該
磁気テープを走行させる無端駆動ベルトとを備えている
テープカートリッジにおいて、上記テープリール外径
と、該テープリールに巻き回される磁気テープの最大外
径との比率(テープリール外径/磁気テープ最大巻径)
を、0.3〜0.4に設定した。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1はコンピュータのパックアップ用の外部記憶媒体と
して使用されるテープカートリッジ1の斜視図である。
上記テープカートリッジ1は、ベースプレート2とカバ
ー3とでカートリッジケース4が構成されている。
【0022】上記ベースプレート2は、アルミニュウム
で形成されている。上記ベースプレート2の上面には、
中央部に第1、第2のテープリール支持軸11、12が
植立され、前端部(データパックアップ装置への挿入方
向の先端部)の両側部に第1、第2のテープガイド1
3、14が植立され、これら第1、第2のテープガイド
13、14の間には駆動ローラ支持軸15が植立され、
後端部の両側部には第1、第2のベルトガイドローラ支
持軸16、17が植立され、上記第1のテープガイド1
3の近傍には蓋部支持軸18が植立され、上記駆動ロー
ラ支持軸15の近傍にはテープガイドビン19が植立さ
れている。
【0023】上記ベースプレート2の前端部の一側部
(上記第1のテープガイド13とテープガイドピン19
の間)にはヘッド挿入用の切欠部20が形成されている
とともに、上記第2のテープガイド14の近傍には、反
射部材取り付け用の切欠部21が形成されていて、該切
欠部21に臨んで反射部材22が取り付けられている。
また、上記蓋部支持軸18には捩りコイルばね23と蓋
部24とが取り付けられていて、蓋部24は、上記捩り
ばね23により、上記ベースプレート2のヘッド挿入用
の切欠部20および後に説明するカバー3のヘッド挿入
口41を閉じる方向に回動力を付与されている。
【0024】上記第1、第2のテープリール支持軸1
1、12には、第1、第2のテープリール31、32が
回転自在に取り付けられている。上記第1、第2のテー
プリール31、32には、磁気テープ33が巻回されて
いる。上記磁気テープ33は、上記第1、第2のテープ
ガイド13、14およびテープガイドピン19に掛けら
れていて、上記ベースプレート2の前端部に沿わせてテ
ープパス系が構成されている。
【0025】上記駆動ローラ支持軸15には、駆動ロー
ラ35が回転自在に取り付けられているとともに、上記
第1、第2のベルトガイドローラ(コーナーローラ)3
6、37が回転自在に取り付けられている。
【0026】上記駆動ローラ35および第1、第2のベ
ルトガイドローラ36、37には、無端駆動ベルト38
が略三角形状に掛けられた、該無端駆動ベルト38の上
記駆動ローラ35と第1のベルトガイドローラ36の間
の部分38aは、上記第1のテープリール31に巻き付
けられた磁気テープ33の外周面に圧接されているとと
もに、上記駆動ローラ35と第2のベルトガイドローラ
37の間の部分38bは、上記第2のテープリール32
に巻き付けられた磁気テープ33の外周面に圧接されて
いる。
【0027】上記カバー3は、プラスチックによって形
成されている。上記カバー3の前端面の一側部(上記ベ
ースプレート2のヘッド挿入用切欠部20と対応する位
置)にはヘッド挿入口41が形成され、中央部には上記
駆動ローラ35の駆動伝達部35aを外部に臨ませる切
欠窓部42が形成され、他側部には、上記反射部材22
の前方に臨ませた状態で検出光透過部43が形成されて
いる。
【0028】上記カバー3の上面の上記検出光透過部4
3の近傍には、ライトプロテクタ44がスライド可能に
取り付けられていて、該ライトプロテクタ44を一方向
にスライドさせて、上記カバー3に設けた誤記録検出穴
(図示省略)を開放する位置にセットすると、上記デー
タパックアップ装置の誤記録検出部材が上記誤記録検出
穴内に侵入して、磁気テープ33への記録を阻止し、上
記ライトプロテクタ44を上記誤記録検出穴を閉塞する
位置にセットすると、データパックアップ装置の誤記録
検出部材が上記誤記録検出穴内に侵入するのを阻止され
ることによって、磁気テープ33へのデータ信号の記録
が許可されるようになっている。また、上記カバー3の
左右両側面には、上記ベースプレート2の両側部2a、
2bを露出させるための凹部45、45が形成されてい
る。
【0029】上記カバー3は、上記第1、第2のテープ
リール31、32や磁気テープ33、無端駆動ベルト3
8等を覆うように、カバー内面に突設したスタッド(図
示省略)およびビス46…46によって、ベースプレー
ト2上に組み付けられてテープカートリッジ1が構成さ
れる。
【0030】図2に示したように、上記テープカートリ
ッジ1は、上記ベースプレート2の両側部2a、2bを
データパックアップ装置201のテープカートリッジ挿
入口211の両側部に設けた挿入ガイド溝212、21
3に差し込むことにより、これらガイド溝212、21
3により挿入をガイドされながらデータパックアップ装
置201内に装填される。上記テープカートリッジ1
は、データパックアップ装置201に装填されると、該
装置201に設けられている蓋部開放部材(図示省略)
により蓋部24が開けられて、上記装置201の磁気ヘ
ッド202がヘッド挿入口41内に導入されて磁気テー
プ33と接触するとともに、上記装置201のキャプス
タンローラ203が駆動ローラ35の駆動伝達部35a
に接触する。 この様なテープカートリッジを使用する
際に生じる磁気ヘッドに接触する磁気テープの圧力(T
T)と、キャプスタンローラを回転させると、駆動伝達
部を介して駆動ローラが回転する際に掛かる駆動力(D
F)について精査したところ、磁気ヘッドに接触する磁
気テープの圧力(TT)と、キャプスタンローラを回転
させたときに、駆動伝達部を介して駆動ローラが回転す
る際に掛かる駆動力(DF)は、磁気テープが走行し、
その終点(EOT)に近づくに従って上昇していくこ
と、その逆方向に走行させる際についても同じ傾向にあ
ることが判明した。 磁気ヘッドに接触する磁気テープ
の圧力(TT)と、キャプスタンローラを回転させると
きに駆動伝達部を介して駆動ローラが回転する際に掛か
る駆動力(DF)は、磁気テープが巻き回されているテ
ープリールからもう一方のテープリールに磁気テープが
移動することによるテープリールに巻き回されている磁
気テープの巻き径の変化率に依存して増大し、前述の傾
向を示す。同時にその増大量は、テープリールに巻き回
されている磁気テープ最大外径に対するテープリール外
径の占める割合に依存する。
【0031】よって、以下に示す比較例のように、巻き
回されている磁気テープ最大外径に対するテープリール
外径の占める割合が小さい場合、この変化量が大きくな
る。そして、実施例のように、巻き回されている磁気テ
ープ最大外径に対するテープリール外径の占める割合を
極力大きくすることで、その変化量を小さくすることが
可能となる。
【0032】[実施例]以下に実施例を示し、本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り以下の実施例に限定されるものではない。
【0033】実施例1 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ16mmのものを使用し、磁気テープ最
大外径(以下、テープパック外径という)がφ50.5
となるように磁気テープ厚みを7.6μm以下にし、テ
ープリール外径/テープパック外径の比率が0.317
になるようにしてテープカートリッジを製造した。 実施例2 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ17mmのものを使用し、テープパック
外径がφ50.5となるように磁気テープ厚みを7.5
μm以下にし、テープリール外径/テープパック外径の
比率が0.337になるようしてテープカートリッジを
製造した。
【0034】実施例3 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ18mmのものを使用し、テープパック
外径がφ50.5となるように磁気テープ厚みを7.4
μm以下にし、テープリール外径/テープパック外径の
比率が0.356になるようにしてテープカートリッジ
を製造した。
【0035】実施例4 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ20mmのものを使用し、テープパック
外径がφ50.5となるように磁気テープ厚みを7.1
μm以下にし、テープリール外径/テープパック外径の
比率が0.396になるようにしてテープカートリッジ
を製造した。
【0036】比較例1 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ14mmのものを使用し、テープパック
外径がφ50.5となるように磁気テープ厚みを7.8
μm以下にし、テープリール外径/テープパック外径の
比率が0.277になるようにしてテープカートリッジ
を製造した。
【0037】比較例2 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ15mmのものを使用し、テープパック
外径がφ50.5となるように磁気テープ厚みを7.7
μm以下にし、テープリール外径/テープパック外径の
比率が0.297になるようにしてテープカートリッジ
を製造した。
【0038】比較例3 図1に示すようなカートリッジにおいて、テープリール
にその外径がφ21mmのものを使用し、テープパック
外径がφ50.5となるよう磁気テープ厚みを7.0μ
m以下にし、テープリール外径/テープパック外径の比
率が0.416になるようにしてテープカートリッジを
製造した。
【0039】上記カートリッジをWestlake社製
Mechanical Testerによって磁気ヘッ
ドに接触する磁気テープの圧力(TT)と、キャプスタ
ンローラを回転させると、駆動伝達部を介して駆動ロー
ラが回転する際に掛かる駆動力(DF)の測定を行い、
それぞれの始動部(BOT)から終点部(EOT)での
変化量を△TTと△DFとして示した。またエラー測定
は一般に市販されているQICカートリッジ用ドライブ
を使用し、書き込んだデータを読み出しエラーの発生状
況を測定した。そして1トラックにおける長さ1m当た
りのエラー個数として示した。
【0040】以上のようにして製造したカートリッジの
評価結果を表1及び図3に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかなように、テープリール外
径/テープパック外径の比率が、0.3〜0.4になる
ように設計することにより、磁気ヘッドに接触する磁気
テープの圧力(TT)と、キャプスタンローラを回転さ
せたとき駆動伝達部を介して駆動ロ一ラが回転する際に
掛かる駆動力(DF)の変化量を低減でき、安定した走
行状態を確保できるとともに、安定した記録再生特性を
得ることができる。なお、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、その他種々の態様で実施することが
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
においては、ベルト駆動式のテープカートリッジにおい
て、テープリール外径/テープパック外径の比率を、
0.3〜0.4に設計することにより、磁気ヘッドに接
触する磁気テープの圧力(TT)と、キャプスタンロー
ラを回転させたとき駆動伝達部を介して駆動ローラが回
転する際に掛かる駆動力(DF)のテープ走行開始部
(BOT)と終了部(EOT)の変化量(△TTと△D
F)を低減でき、安定した走行状態を確保できるととも
に、安定した記録再生特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図
【図2】使用状態の平面図
【図3】リール外径とエラー発生率、△TTの関係を示
すグラフ図
【図4】テープカートリッジの透過斜視図
【図5】使用状態の平面図テープカートリッジとデータ
バックアップ装置の斜視図
【符号の説明】 1…テープカートリッジ 2…ベースプレート 3…カバー 4…カートリッジケース 13、14…第1、第2のテープガイド 31、32…テープリール 33…磁気テープ 38…無端駆動ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 べースプレートとカバーとでカートリッ
    ジケースを構成し、該カートリッジケース内に一対のテ
    ープリールと、これら一対のテープリールに巻き回され
    る磁気テープと、該磁気テープの走行をガイドするテー
    プガイドと、上記テープリールに巻き回されている磁気
    テープ周面に圧着されて、該磁気テープを走行させる無
    端駆動ベルトとを備えたテープカートリッジにおいて、 上記テープリール外径と該テープリールに巻き回される
    磁気テープの最大外径との比率(テープリール外径/磁
    気テープ最大外径)は、0.3〜0.4に設定されてい
    ることを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記一対のテープリール外径は、同径に
    設定されていることを特徴とする請求項1のテープカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】 上記テープリール外径は、φ16mm〜
    φ20mmに設定されていることを特徴とする請求項1
    〜2のテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記磁気テープの厚みは、7.1〜7.
    6μmに形成されていることを特徴とする請求項1〜3
    のテープカートリッジ。
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