JPH08306156A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH08306156A
JPH08306156A JP7106393A JP10639395A JPH08306156A JP H08306156 A JPH08306156 A JP H08306156A JP 7106393 A JP7106393 A JP 7106393A JP 10639395 A JP10639395 A JP 10639395A JP H08306156 A JPH08306156 A JP H08306156A
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JP
Japan
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tape
recording
cartridge
magnetic tape
magnetic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7106393A
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English (en)
Inventor
Kengo Saito
賢吾 齋藤
Masanori Sato
政則 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープに対する記録再生特性の安定化を
図るとともに、データエラー発生を確実に防止する。 【構成】 カバー3とベースプレート4とを組み合わせ
て構成されるカートリッジ本体2と、カートリッジ本体
2内に回動自在に配設される一対のテープリール6A、
6Bと、これらテープリール6A、6Bに巻回される磁
気テープ7とを備える。カートリッジ本体2には、記録
再生装置30側の磁気ヘッド33が進入される記録再生
開口部14が設けられる。ベースプレート4は、この記
録再生開口部14に進入される磁気ヘッド33の中心部
から左右均等な幅寸法を有する位置に磁気テープ7を支
持する一対のテープガイド部材8C、8Dが立設され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、オフィスコンピュータ等のデータバックアップ等に
用いられるデータカートリッジ等のテープカートリッジ
に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置は、パーソナルコンピュー
タ、オフィスコンピュータ等に接続され、データカート
リッジを装填して用いられる。このデータカートリッジ
は、例えば、コンピュータ本体のメモリー等に蓄積され
たデータ信号を吸い上げて磁気テープ或いは磁気ディス
ク、光磁気ディスク等の記録媒体に記録し、或いはこれ
ら記録媒体に記録されたデータ信号をコンピュータ本体
のメモリー等に供給することによってデータのバックア
ップを行う。
【0003】例えば、磁気テープを記録媒体としたデー
タカートリッジは、図12に示すように、ポリカーボネ
ート樹脂等の合成樹脂材料によって略浅皿状に形成され
たカバーと、アルミ板等の金属板によって形成したベー
スプレート51とを組み合わせてカートリッジ本体を構
成している。このカートリツジ本体の内部には、リール
ピン52、テープガイドピン53とガイドローラピン5
4が設けられている。このリールピン52には、磁気テ
ープ55を巻回したテープ供給リール及びテープ巻取り
リールが回動自在に設けられている。テープガイドピン
53には、磁気テープ55が掛け渡されている。ガイド
ローラピン54には、テープ供給リール及びテープ巻取
りリールを回転駆動するエンドレスベルトを備えた駆動
機構が回動自在に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
たデータカートリッジは、図14に示すように、記録再
生装置に装填されることによって、記録再生装置側の磁
気ヘッド61が所定量押し込まれて、磁気テープ55に
対してデータ信号の記録或いは読み出しが行われる。こ
の際に、データカートリッジは、磁気テープ55が記録
再生装置側の磁気ヘッド61によって押しつけられた状
態で、磁気テープ55が磁気ヘッド61に対しての抗力
であるテープテンションを生じる。この磁気テープ55
は、図15に示すように、テープ巻取りリールによる巻
取り率が増加するに伴って、テープテンションが振動を
もった状態で次第に大となるように変化される。
【0005】データカートリッジは、磁気テープ55の
テープテンションが大きく、また、テンション方向の振
動が小さければ、磁気テープ55と記録再生装置側の磁
気ヘッド61との接触性が良く、安定した記録再生が行
われる。
【0006】しかしながら、データカートリッジは、磁
気テープ55の巻取り率に伴ってテープテンションが変
化されるため、テープテンションが小さくなったとき
や、図13中に矢印Zで示すテンション方向の振動が大
きくなったときに、磁気テープ55と記録再生装置側の
磁気ヘッド61との接触圧力が変化し、記録再生される
データ信号の出録電圧が低下してデータエラー発生の原
因となる。
【0007】また、データカートリッジは、磁気テープ
55が図13中に矢印Yで示す幅方向の振動であるオフ
トラックが生じると、磁気テープ55に記録したトラッ
クを磁気ヘッド61で再生或いは記録する際に、磁気ヘ
ッド61の再生位置或いは記録位置にずれが生じてデー
タ信号を認識できずにデータエラー発生の原因となる。
【0008】さらに、データカートリッジは、磁気テー
プ55が図13中に矢印Xで示す走行方向の振動が生じ
ると、磁気テープ55に対する磁気ヘッド61の再生位
置が瞬間時に移動してデータ信号を認識できずにデータ
エラー発生の原因となる。
【0009】データカートリッジは、テープ供給リール
及びテープ巻取りリールを構成するリールハブ等の機構
部品の寸法精度の影響により、走行時におけるこれらテ
ンション方向、幅方向、走行方向の磁気テープ55の振
動が生じる。データカートリッジは、これら機構部品が
樹脂を成形することによって作られているため、機構部
品の寸法精度をさらに高めることが不可能な域に達して
おり、機構部品の高精度化によっては磁気テープ55を
安定して走行させることができず、データエラー発生を
防止することができないといった問題点があった。
【0010】したがって、本発明は、磁気テープに対す
る記録再生特性の安定化を図るとともに、データエラー
発生を確実に防止するテープカートリッジを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るテープカートリッジは、カバーとベースプレー
トとを組み合わせて構成されるカートリッジ本体と、カ
ートリッジ本体内に回動自在に配設される一対のテープ
リールと、これらテープリールに巻回される磁気テープ
とを備える。
【0012】カートリッジ本体には、記録再生装置側の
磁気ヘッドが進入される記録再生開口部が設けられる。
【0013】ベースプレートは、この記録再生開口部に
進入される磁気ヘッドの中心部から左右均等な幅寸法を
有する位置に磁気テープを支持する一対のテープガイド
部材が立設される。
【0014】
【作用】以上のように構成された本発明に係るテープカ
ートリッジにおいては、記録再生装置に装填されると、
記録再生装置側の磁気ヘッドが、記録再生開口部に進入
されてカートリツジ本体の前面部に沿って走行する磁気
テープに接触される。
【0015】テープカートリッジは、進入された磁気ヘ
ッドの近傍に位置するテープガイド部材によって磁気テ
ープが張った状態で走行される。テープカートリッジ
は、テープガイド部材によって磁気テープが張った状態
で走行される。データカートリッジは、磁気テープのテ
ンション方向、幅方向、走行方向の振動がテープガイド
部材により減衰された状態とされる。
【0016】テープカートリッジは、磁気テープに接触
された磁気ヘッドによって、磁気テープに対するデータ
信号の記録或いは読み出しが確実に行われる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照して詳細に説明する。本発明の実施例として示
すデータカートリッジ1は、図1乃至図7に示すよう
に、コンピュータ装置等に接続されて本体側のメモリー
装置に蓄積されたデータ信号を吸い上げ或いはフィード
バックする記録再生装置30に装填されて使用される。
【0018】このデータカートリッジ1が装填される記
録再生装置30は、図5に示すように、カートリッジ挿
入開口部31の内部に、誤記録防止機構を構成する誤記
録検出部材32と、磁気テープ7にデータ信号を記録し
たり記録されたデータ信号を読みだすための磁気ヘッド
33と、テープ駆動機構を駆動するための駆動ローラ3
4とが備えられている。なお、この記録再生装置30
は、従来周知であり、その他の構成部材について説明を
省略する。
【0019】データカートリッジ1は、ポリカーボネー
ト樹脂等の合成樹脂材料によって略角浅皿状に形成され
たカバー3と、このカバー3の開放された下方部に組み
合わされるアルミ板、アルミ合金板等の金属板によって
形成されたベースプレート4とを、止めねじ4A或いは
図示しないカバー3の内面に一体に突設した取付けスタ
ッドによって一体に組み合わせ結合することによって、
カートリッジ本体2が構成されている。
【0020】カートリッジ本体2は、前面部に、カバー
3及びベースプレート4の前方縁部に設けられた切り欠
き14A、14Bによって構成される記録再生開口部1
4が設けられている。この記録再生開口部14は、デー
タカートリッジ1が装填される記録再生装置30側の磁
気ヘッド33が進入し得る大きさの開口寸法を有し、通
常、カートリッジ本体2の前面部の一部を構成する蓋部
材15によって閉塞されている。この蓋部材15は、ベ
ースプレート4の前方コーナ部に立設された蓋部材ピン
16に、トーションスプリング17によって記録再生開
口部14を閉塞する方向に付勢されて、片持ち状態で回
転自在に支持されている。
【0021】ベースプレート4は、中央領域に、長手方
向に互いに離間して一対のリールピン5A、5Bが立設
され、これらリールピン5A、5Bに、1/4インチ幅
の磁気テープ7が巻回されたテープ供給リール6Aとテ
ープ巻取りリール6Bとがそれぞれ回転自在に支持され
ている。
【0022】これらテープ供給リール6A及びテープ巻
取りリール6Bは、それぞれリールハブが一体に形成さ
れた下リール部材と、この下リール部材に組み合わされ
た上リール部材とから構成され、磁気テープ7の始端部
及び終端部がそれぞれ図示しないクランパーによってリ
ールハブに固定されている。
【0023】また、ベースプレート4は、円柱状に形成
されたフランジ付きガイドピン8A、8B及びテープガ
イドピン8C、8Dが前方側にそれぞれ立設され、これ
らフランジ付きガイドピン8A、8B及びテープガイド
ピン8C、8Dにテープ供給リール6Aから繰り出され
た磁気テープ7が掛け渡されている。
【0024】フランジ付きガイドピン8A、8Bは、上
縁部の周回りに、磁気テープ7が抜け出るのを防止する
ためのフランジ部8a、8bが突設されている。したが
って、磁気テープ7は、フランジ付きガイドピン8A、
8B間を走行する際に、フランジ付きガイドピン8A、
8Bの各フランジ部8a、8b及び根元部によって規制
されて、一定の高さに保持された状態でカートリッジ本
体2の前面部に沿って走行される。
【0025】テープガイドピン8C、8Dは、図3に示
すように、記録再生装置30側の磁気ヘッド33が進入
するベースプレート4の切り欠き14Aの両側で、磁気
ヘッド33のギャップ33Aを中心部として、左右均等
な幅寸法a=a’を有する位置に立設されている。した
がって、テープガイドピン8C、8Dは、磁気テープ7
のフォワード方向の走行時に生じる摩擦力と、磁気テー
プ7のリバース方向の走行時に生じる摩擦力とのバラン
スが保たれ、磁気テープ7が双方向に安定して走行され
る。
【0026】また、テープガイドピン8C、8Dは、図
4に示すように、ベースプレート4の切り欠き14Aに
進入される磁気ヘッド33にできるだけ近い位置に立設
されている。テープガイドピン8C、8Dは、これらの
間隔寸法が図4中に示すP1の位置に配設された際にお
ける磁気テープ7と磁気ヘッド33との接触面積C1よ
り、これらの間隔寸法が図4中に示すP2の位置に配設
された際における磁気テープ7と磁気ヘッド33との接
触面積C2が大とされる。したがって、テープガイドピ
ン8C、8Dは、磁気ヘッド33における磁気テープ7
のテープテンションが大きくなり、磁気テープ7が磁気
ヘッド33に対して良好に接触され、磁気テープ7が安
定して走行される。
【0027】また、データカートリッジ1は、これらテ
ープガイドピン8C、8Dが設けられたことにより磁気
テープ7における磁気ヘッド33のギャップ33Aまで
の接触距離が長くなるので、図7に示すように、テープ
ガイドピン8C、8Dにより減衰された磁気テープ7の
残留振動がさらに減衰され、磁気テープ7が安定して走
行される。
【0028】テープガイドピン8C、8Dは、図8乃至
図9に示すように、フランジ付きテープガイドピン41
A、41Bが用いられても良い。このフランジ付きテー
プガイドピン41A、41Bにおいては、上縁部の周回
りにフランジ部41a、41bが突設され、磁気テープ
7が抜け出るのを防止するとともに、磁気テープ7の幅
方向の振動を規制し、さらに磁気テープ7の走行の安定
性が図られる。
【0029】また、テープガイドピン8C、8Dは、図
10乃至図11に示すように、略矩形の板状のテープガ
イド板42A、42Bが用いられても良い。このテープ
ガイド板42A、42Bにおいては、磁気テープ7に主
面が接触されるように配設され、磁気テープ7に対する
接触面積がより大とされるので、磁気テープ7の振動減
衰率が高くなり、さらに磁気テープ7の走行の安定性が
図られる。
【0030】テープ供給リール6A及びテープ巻取りリ
ール6Bは、テープ駆動機構によって回転駆動されて磁
気テープ7の走行駆動を行う。このテープ駆動機構は、
エンドレスベルト9と、このエンドレスベルト9が掛け
渡されるベルト駆動ローラ10及び一対のベルトガイド
ローラ11A、11Bとから構成されている。
【0031】ベルト駆動ローラ10は、耐磨耗性を有す
る弾性材によって形成され、上縁部に記録再生装置30
側の駆動ローラ34ところがり接触して回転伝達を受け
るための駆動フランジ部10Aが周回りに突出形成され
ている。また、このベルト駆動ローラ10は、ベースプ
レート4の前方側の略中央部に立設した駆動ローラピン
12上に回転自在に軸装されている。
【0032】ベルトガイドローラ11A、11Bは、耐
磨耗性を有する弾性材によって形成され、ベースプレー
ト4の後方側の両コーナ部に立設された一対のガイドロ
ーラピン13A、13Bにそれぞれ回転自在に軸装され
ている。
【0033】エンドレスベルト9は、ベルトガイドロー
ラ11A、11Bに掛け渡され、テープ供給リール6A
及びテープ巻取りリール6Bの中央空間部を経由してベ
ルト駆動ローラ10へと掛け渡されている。したがっ
て、エンドレスベルト9は、テープ供給リール6A及び
テープ巻取りリール6Bに巻回された磁気テープ7に所
定のテンションを付与するように接触して、略々凸字状
の走行路を以って走行する。
【0034】また、カバー3は、前面部に、ベルト駆動
ローラ10の周面の一部を外方へと臨ませる矩形の駆動
開口部18が開設されている。データカートリッジ1
は、記録再生装置30に装填されると、この駆動開口部
18から記録再生装置30の駆動ローラ34が進入し、
この駆動ローラ34がベルト駆動ローラ10の周面に突
設された駆動フランジ部10Aにころがり接触すること
によって、テープ駆動機構が駆動される。
【0035】さらに、カバー3は、上面部の前面部側
に、誤記録防止部材22と組み合わされて磁気テープ7
に記録された貴重なデータ信号が誤って消去されるのを
防止する誤記録防止部が設けられている。
【0036】誤記録防止部は、カバー3の前面部に沿っ
た略矩形状の長穴として設けられた操作ガイド穴20
と、カバー3の前面部に略矩形状の溝として凹設された
スライド溝21と、ガイド穴20の内部でスライド溝2
1の近傍位置に略矩形状の誤記録防止穴19とから構成
されている。
【0037】誤記録防止部材22は、合成樹脂材料によ
って成形され、略矩形板状の操作部23と、この操作部
23の一側部側に直交した状態に一体に設けられた閉塞
板24とから構成されている。誤記録防止部材22は、
操作部23が操作ガイド穴20に位置し、閉塞板24が
スライド溝21に位置するようにスライド動作自在に組
み付けられる。操作部23は、誤記録防止穴19を開放
する第1の位置と、誤記録防止穴19を閉塞する第2の
位置とをスライド動作する長さ寸法を有している。ま
た、閉塞板24は、操作部23が第2の位置にスライド
動作された際に、誤記録検出穴19を閉塞するに足る外
形寸法を有している。
【0038】ベースプレート4には、前方側で一方のフ
ランジ付きガイドピン8Bに近接した位置に反射部材取
付け穴4Bが穿設されている。この反射部材取付け穴4
Bには、略直角三角形状のブロック体として形成されて
いる反射部材25が取り付けられる。この反射部材25
には、磁気テープ7の走行路と対向する斜辺部にミラー
が接合されている。したがって、データカートリッジ1
は、記録再生装置30に装着されると、反射部材25の
ミラーによって磁気テープ7の始端部及び終端部に穿設
した始端検出穴或いは終端検出穴がそれぞれ写され、記
録再生装置30側の検出手段によって磁気テープ7の始
端部の位置検出や終端部の位置検出が行われる。
【0039】以上のように構成されたデータカートリッ
ジ1は、図5乃至図7に示すように、誤記録防止部材2
2が第1の位置から操作ガイド穴20に沿って第2の位
置に移動操作されることによって、誤記録検出穴19が
閉塞される。データカートリッジ1は、誤記録防止部材
22が誤記録検出穴19を閉塞した状態で記録再生装置
30のカートリッジ挿入開口部31の内部に装填される
と、誤記録検出部材32による記録検出穴19内への進
入が阻止されることによって、磁気ヘッド33による磁
気テープ7へのデータ信号の記録が許可される。
【0040】データカートリッジ1は、記録再生装置3
0側の図示しない蓋部材開放手段によって蓋部材15が
蓋部材ピン16を支点としてトーションスプリング17
の弾性力に抗して回動動作され、記録再生開口部14が
開放される。データカートリッジ1は、開放された記録
再生開口部14から記録再生装置30側の磁気ヘッド3
3が進入して、磁気テープ7に接触される。一方、デー
タカートリッジ1は、駆動開口部18から記録再生装置
30側の駆動ローラ34が進入して、磁気テープ7及び
エンドレスベルト9を介在させるようにしてベルト駆動
ローラ10の駆動フランジ部10Aと接触する。
【0041】データカートリッジ1は、記録再生装置3
0側の駆動ローラ31が反時計方向へと回転動作するこ
とによって、ベルト駆動ローラ10が図6中に矢印Mで
示す時計方向へと回転動作され、このベルト駆動ローラ
10の回転動作によってエンドレスベルト9も全体とし
て図6中に矢印Nで示す時計方向へと回転動作する。
【0042】データカートリッジ1は、エンドレスベル
ト9の回転動作によって、テープ供給リール6Aが図6
中に矢印Sで示す反時計方向へと回転動作して巻回した
磁気テープ7を繰り出し、カートリッジ本体2の前面部
に沿って磁気テープ7を走行し、テープ巻取りリール6
Bが図6中に矢印Tで示す反時計方向へと回転動作して
繰り出された磁気テープ7を巻き取る。
【0043】データカートリッジ1では、磁気テープ7
がフランジ付きガイドピン8A、8Bを通過すると、テ
ープガイドピン8C、8Dにより磁気ヘッド33の近傍
位置でのテンション方向、幅方向、走行方向の磁気テー
プ7の振動が著しく減衰される。データカートリッジ1
は、テープガイドピン8C、8Dを設けたことにより、
磁気テープ7の幅方向の振動であるオフトラックが30
μmから15μmまで減衰されることが実験結果として
得られている。
【0044】したがって、データカートリッジ1は、カ
ートリツジ本体2の前面部に沿って走行する磁気テープ
7に接触された磁気ヘッド33によって、磁気テープ7
に対するデータ信号の記録或いは読み出しが確実に行わ
れる。
【0045】また、データカートリッジ1は、テープ供
給リール6Aとテープ巻取りリール6Bとの間で双方向
に駆動される磁気テープ7の走行方向にしたがって磁気
ヘッド32が幅方向に切り換え移動され、磁気テープ7
の上トラック部と下トラック部とがそれぞれ選択的に走
査されてデータ信号の記録或いは読み出しが行われる。
【0046】上述した本発明に係る実施例データカート
リッジ1によれば、テープガイドピン8C、8Dを設け
たことにより、磁気ヘッド33に対する磁気テープ7の
テープテンションが大きくなるので、磁気テープ7と磁
気ヘッド33との接触性の向上が図られ、データエラー
発生が確実に防止される。
【0047】また、データカートリッジ1は、これらテ
ープガイドピン8C、8Dが設けられたことにより、磁
気テープ7における磁気ヘッド33のギャップ33Aま
での接触距離が長くなるので、テープガイドピン8C、
8Dにより減衰された磁気テープ7の残留振動がさらに
減衰されて、磁気テープ7に対する記録再生特性の安定
化が図られ、データエラー発生が確実に防止される。
【0048】したがって、データカートリッジ1は、磁
気テープ7が記録再生装置30側の磁気ヘッド33に対
して安定して走行されるので、記録周波数を高く設定す
ることができ記録容量の増加が可能とされる。
【0049】本発明は、上述した実施例データカセット
以外にも、8mm幅等の磁気テープがテープリールに巻
回されて収納されたテープカートリッジにも適用され
る。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るテープカートリッジによれ
ば、記録再生装置側の磁気ヘッドに対する磁気テープの
テープテンションが大とされるとともに、磁気テープの
テンション方向、幅方向、走行方向の振動が減衰される
ことにより、記録再生装置側の磁気ヘッドの磁気テープ
に対する記録再生特性の安定化が図られるとともに、デ
ータエラー発生が確実に防止され、信頼性の向上が図ら
れる。
【0051】したがって、テープカートリッジは、記録
周波数を高く設定することができ記録容量の増加が可能
とされ、品質の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例データカートリッジを示す
分解斜視図である。
【図2】同データカートリッジの内部構造を示す斜視図
である。
【図3】同データカートリッジを構成するベースプレー
トのテープガイドピンの位置を説明するために示す要部
平面図である。
【図4】同データカートリッジを構成するベースプレー
トにおける磁気ヘッドに対するテープガイドピンの位置
を説明するために示す要部平面図である。
【図5】同データカートリッジを記録再生装置へ装填し
た状態を示す要部斜視図である。
【図6】同データカートリッジを構成するベースプレー
トの磁気テープの走行状態を示す要部平面図である。
【図7】同データカートリッジの磁気テープの振動の大
きさの変化を説明するために示す要部平面図である。
【図8】同データカートリッジを構成するベースプレー
トの第1の変形例を示す要部斜視図である。
【図9】同データカートリッジを構成するベースプレー
トの第1の変形例を示す要部正面図である。
【図10】同データカートリッジを構成するベースプレ
ートの第2の変形例を示す要部斜視図である。
【図11】同データカートリッジを構成するベースプレ
ートの第2の変形例を示す要部正面図である。
【図12】従来のデータカートリッジを構成するベース
プレートを示す要部斜視図である。
【図13】従来のデータカートリッジを構成する磁気テ
ープの振動方向を説明するために示す要部斜視図であ
る。
【図14】従来のデータカートリッジを構成する磁気テ
ープと磁気ヘッドとの接触状態を示す要部平面図であ
る。
【図15】従来のデータカートリッジにおける磁気テー
プの巻取り率に対するテープテンションを示す特性図で
ある。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 カートリッジ本体 3 カバー 4 ベースプレート 6A テープ供給リール 6B テープ巻取りリール 7 磁気テープ 8C テープガイド部材 8D テープガイド部材 14 記録再生開口部 30 記録再生装置 33 磁気ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーとベースプレートとを組み合わせ
    て構成されるカートリッジ本体と、 カートリッジ本体内に回動自在に配設される一対のテー
    プリールと、 これらテープリールに巻回される磁気テープとを備え、 カートリッジ本体には、記録再生装置側の磁気ヘッドが
    進入される記録再生開口部が設けられ、 ベースプレートは、この記録再生開口部に進入される磁
    気ヘッドの中心部から左右均等な幅寸法を有する位置に
    磁気テープを支持する一対のテープガイド部材が立設さ
    れたことを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 一対のテープガイド部材は、軸状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 一対のテープガイド部材は、略矩形の板
    状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 一対のテープガイド部材は、上縁部にフ
    ランジ部が突設されたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載のテープカートリッジ。
JP7106393A 1995-04-28 1995-04-28 テープカートリッジ Withdrawn JPH08306156A (ja)

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JP7106393A JPH08306156A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 テープカートリッジ

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JP7106393A JPH08306156A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 テープカートリッジ

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