JPH0963233A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

Info

Publication number
JPH0963233A
JPH0963233A JP21606595A JP21606595A JPH0963233A JP H0963233 A JPH0963233 A JP H0963233A JP 21606595 A JP21606595 A JP 21606595A JP 21606595 A JP21606595 A JP 21606595A JP H0963233 A JPH0963233 A JP H0963233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
base plate
magnetic tape
cartridge
mounting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21606595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Sanpei
孝明 三瓶
Masanori Sato
政則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP21606595A priority Critical patent/JPH0963233A/ja
Publication of JPH0963233A publication Critical patent/JPH0963233A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射部材が工程中で落下しないようにベース
プレートに取り付け保持する。 【解決手段】 ベースプレート4にカバー部材3を組み
合わせてカートリッジ本体2を構成し、その内部に回転
自在に収納されたテープリール13から繰り出された磁
気テープ12の始端又は終端をベースプレート4に設け
た取付け穴23に取り付けた反射部材24によって発光
素子43から出射された検出光Lを導いて光学的に検出
する。反射部材24は、透明な樹脂によって成形され、
底面部33に設けた係合片39を取付け穴23に弾性変
位させた状態で相対係合させることによって、その弾性
力によりベースプレート4上に組付け保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータ、オフィスコンピュータ等のデータバック
アップ等に用いられるテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置或いはパーソナルコンピュ
ータ、オフィスコンピュータ等には、データ信号を記
録、保存するためのバックアップ装置が付設されてい
る。このバックアップ装置には、テープカートリッジが
装填され、本体機器のメモリー等に蓄積されたデータ信
号が吸い上げられて磁気テープに記録され、或いはこの
磁気テープに記録されたデータ信号が本体機器のメモリ
ー等に供給される。
【0003】テープカートリッジは、例えば透明なポリ
カーボネート樹脂等の合成樹脂材料によって略浅皿状に
形成されたカバー部材と、アルミ板等の金属板によって
形成したベースプレートとを組み合わせてカートリッジ
本体を構成している。カートリッジ本体には、内部に一
対のテープリールが回転自在に収納され、一方のテープ
リールから繰り出された磁気テープがカートリッジ本体
の前面部に沿って走行されて他方のテープリールに巻き
取られる。磁気テープは、カートリッジ本体の前面部に
設けられて記録再生開口部に臨んで走行される。
【0004】テープカートリッジには、一対のテープリ
ールを回転駆動してカートリッジ本体の内部で磁気テー
プを走行駆動させるリール駆動機構が備えられている。
このリール駆動機構は、ベルト駆動ローラと、一対のベ
ルトガイドローラと、無端駆動ベルトとによって構成さ
れている。ベルト駆動ローラは、一対のテープリールの
中央部に対応位置してカートリッジ本体の前面部に設け
た駆動開口部から外周面の一部を外方に臨ませられて配
設されている。ベルト駆動ローラは、テープカートリッ
ジがバックアップ装置に装填されると、このバックアッ
プ装置側の駆動手段によって回転駆動される。
【0005】ベルトガイドローラは、カートリッジ本体
の後方領域に配設されて無端駆動ベルトが掛け合わされ
ている。無端駆動ベルトは、一対のテープリールの外周
部に当接した状態で、これらテープリールの中央領域を
経由してベルト駆動ローラに掛け合わされることによっ
て、カートリッジ本体の内部を略凸字状の走行路を以っ
て走行する。
【0006】テープカートリッジは、バックアップ装置
に装填されると駆動手段を構成する駆動ローラが駆動開
口部に臨んでベルト駆動ローラに当接して回転し、この
ベルト駆動ローラを回転駆動する。ベルト駆動ローラの
回転は、無端駆動ベルトを介して所定のテンションを以
って当接されたテープリールへと伝達されて、これらテ
ープリールが回転駆動される。これによって、磁気テー
プは、一方のテープリールから繰り出されて他方のテー
プリールに巻き取られ、記録再生開口部から進入する磁
気ヘッドによってデータ信号の記録或いは再生が行われ
る。
【0007】テープカートリッジは、磁気テープの始端
及び終端を検出する検出機構が設けられている。この検
出機構は、カートリッジ本体の前面部に沿って走行する
磁気テープに近接してベースプレート上に配設された反
射部材と、磁気テープの始端と終端とに接合された透明
なリーダテープとによって構成される。テープカートリ
ッジは、バックアップ装置に装填されると、このバック
アップ装置側から検出光がカートリッジ本体の内部へと
入射される。
【0008】検出光は、反射部材によって屈折反射され
てカートリッジ本体の前面側へと導かれる。検出光は、
前面側に磁気テープが走行される場合にはこの磁気テー
プによって遮光され、またリーダテープが走行する場合
にはこのリーダテープを透過する。したがって、テープ
カートリッジは、前面側に透過された検出光がバックア
ップ装置側の光学検出手段によって検出されることによ
り、磁気テープの始端或いは終端が検出される。
【0009】従来のテープカートリッジに備えられる上
述した検出機構は、図13及び図14に示すように、カ
バー部材101とによってカートリッジ本体100を構
成するベースプレート102に設けられた取付け穴10
3に、反射部材105が取り付けられて構成される。取
付け穴101は、カートリッジ本体100のベースプレ
ート102の前方部に位置して磁気テープ104の走行
路に沿って開設された矩形穴として構成されている。
【0010】反射部材105は、例えば透明なポリカー
ボネート樹脂等を素材として一体に形成され、取付け穴
103の開口形状よりもやや大とされた板状の底面部1
06と、この底面部106の一側部から前方側に向かっ
て45°の角度を以って立ち上がり形成された反射部1
07と、これら底面部106と反射部107との間を連
結する側面部108及び受け部109とから構成されて
いる。
【0011】反射部材105には、反射部107と対向
する側面部が開放されて内部に反射空間部110が構成
されている。また、反射部材105には、底面部106
の底面に、取付け穴103の開口寸法a1とほぼ等しい
外形寸法a2を有する係合凸部111が一体に膨出形成
されている。さらに、反射部材105には、反射部10
7の表面に銀箔等からなる反射膜112が設けられてい
る。
【0012】以上のように構成された反射部材105
は、図14に示すように、反射空間部110の開口部を
前方側に位置させた状態で、取付け穴103に係合凸部
111が係合されることによってベースプレート102
上に組み付けられる。反射部材105は、さらに、ベー
スプレート102に組み合わされたカバー部材101の
内面に突設したスタッド113の先端部が受け部109
に突き当てられることにより、カバー部材101とベー
スプレート102との間で挟み込まれてカートリッジ本
体100に組み合わされる。
【0013】テープカートリッジは、バックアップ装置
に装填されることによって、図14に示すように、取付
け穴103が検出手段を構成するバックアップ装置側の
発光素子114に対応位置される。また、テープカート
リッジは、反射部材105が磁気テープ104を挟んで
バックアップ装置側の受光素子115と対向位置され
る。
【0014】磁気テープ104は、バックアップ装置の
記録再生操作によって、カートリッジ本体100の前面
部に沿って走行される。テープカートリッジ1には、発
光素子114から出射された検出光Lが取付け穴103
を介してカートリッジ本体100の内部へと入射され
る。検出光Lは、カートリッジ本体100の内部におい
て反射部材105の底面部106を透過して反射部10
7に達し、反射膜112によって水平方向へと屈折反射
される。検出光Lは、反射空間部110の開口部から出
射されて走行する磁気テープ104を照射するが、この
磁気テープ104の表面に形成された磁性層によって透
過を阻止され、受光素子115まで到達されない。した
がって、ドライブ装置は、発光素子114から出射した
検出光が受光素子115によって検出されるまで磁気テ
ープ104を走行駆動させる。
【0015】一方、検出機構は、磁気テープ104が走
行されて接続されたリーダテープが反射部材105と対
向されると、検出光をハックアップ装置側の検出手段に
検出させてテープ駆動源を停止させる。検出光は、図1
4に示すように、透明なリーダテープを透過するととも
に、透明なカバー部材101を透過して受光素子115
に達する。検出手段を構成する受光素子115は、検出
光を検出することによって、テープ駆動源を停止させる
出力信号を送出する。このようにして、テープカートリ
ッジは、磁気テープの始端或いは終端が検出機構を介し
て検出されて、磁気テーフプの走行動作が自動的に停止
される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のテープカートリッジは、検出機構を構成する反射部
材105が、係合凸部111を取付け穴103に相対係
合させて位置決めを行った状態で、カバー部材101と
ベースプレート102とによって挟持されるように構成
されている。このテープカートリッジにおいては、カバ
ー部材101が最終工程で組み立てられる部材であるこ
とから、工程中で反射部材105がベースプレート10
2から脱落してしまうといった問題が生じることがあっ
た。また、反射部材105は、工程中で係合凸部111
が取付け穴103から抜け出すことによって、カートリ
ッジ本体100に精密に取り付けられないといった問題
点が生じることがあった。
【0017】したがって、本発明は、上述した従来のテ
ープカートリッジの問題点を解決して、簡易な操作によ
ってベースプレート上に組み付けられた反射部材が確実
に保持されるようにしたテープカートリッジを提供する
ことを目的に提案されたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るテープカートリッジは、ベースプレートにカバ
ー部材を組み合わせて構成されたカートリッジ本体と、
このカートリッジ本体の内部に回転自在に収納された一
方のテープリールから繰り出されて他方のテープリール
に巻き取られる磁気テープと、この磁気テープの走行路
に臨んでベースプレートに組み付けられ、カートリッジ
本体に入射された検出光を磁気テープ側へと反射させる
反射部材とを備えて構成される。反射部材は、透明な合
成樹脂材料によって成形され、底面部と、この底面部に
立ち上がり形成されて入射された検出光を磁気テープ側
へと屈折反射して導く反射部と、少なくとも底面部の両
端部に位置して突設された一対の係合片とが一体に形成
されている。
【0019】この反射部材は、ベースプレートの底面に
設けた取付け穴に弾性片が弾性変位された状態で相対係
合されることによって、この係合片の弾性力によりベー
スプレート上に組付け支持されるため、工程中での脱落
が確実に防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図面に示し
たテープカートリッジ1は、記録再生装置或いはパーソ
ナルコンピュータ、オフィスコンピュータ等の本体装置
に付設されたデータ信号を記録、保存するためのバック
アップ装置に装填されて、本体機器のメモリー等に蓄積
されたデータ信号等を磁気テープに記録保存し、或いは
この磁気テープに記録されたデータ信号等を本体機器の
メモリー等に供給するために用いられる。
【0021】テープカートリッジ1は、図1及び図2に
示すようにカバー部材3とベースプレート4とが、止め
ねじ5或いはカバー部材3の内面に突設した図示しない
結合用スタッドによって一体に組み合わされてカートリ
ッジ本体2を構成している。カバー部材3は、詳細を後
述するが、透明なポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材
料によって下方部が開放された略角浅皿状に形成されて
いる。ベースプレート4は、カバー部材3の開放された
下方部に組み合わされ、アルミ板或いはアルミ合金板等
の軽量金属板によって形成されている。
【0022】カートリッジ本体2には、ベースプレート
4の前方縁部に設けた切欠き6によって、前面部に記録
再生開口部7が構成されている。この記録再生開口部7
は、テープカートリッジ1が装填されるバックアップ装
置側の磁気ヘッドが進入し得る大きさの開口寸法を有
し、通常、蓋部材8によって閉塞されている。蓋部材8
は、カートリッジ本体2の前方側面部の一部を構成し、
ベースプレート4の前方コーナ部に立設された支持軸9
に回動自在に片持ち支持されている。また、蓋部材8
は、支持軸9に軸装したトーションスプリング10によ
って、記録再生開口部7を閉塞方向に付勢されている。
【0023】ベースプレート4には、中央領域に位置し
て、互いに長手方向に離間して一対のリール支持軸11
A、11Bが立設されている。これらリール支持軸11
A、11Bには、磁気テープ12を掛け合わせた一対の
テープリール13A、13Bがそれぞれ回転自在に支持
されている。これらテープリール13A、13Bは、そ
れぞれ磁気テープ12が外周部に巻回されるハブと、こ
のハブが一体に形成された下フランジ板と、この下フラ
ンジ板と対向してハブに組み合わされる上フランジ板と
から構成されている。磁気テープ12は、両端部にそれ
ぞれ所定の長さの透明なリーダテープ14が接合されて
おり、このリーダテープ14が図示しないクランパによ
ってハブに固定されている。
【0024】ベースプレート4には、前方部の両コーナ
部に位置して一対のテープガイド15A、15Bが立設
されている。これらテープガイド15A、15Bは、詳
細を省略するが、ベースプレート4に立設された支軸
と、この支軸上に回転自在に軸装された上下フランジ付
きのガイドローラとから構成されている。また、ベース
プレート4には、記録再生開口部7を構成する切欠き6
の両側に位置してそれぞれガイド軸16A、16Bが立
設されている。
【0025】したがって、一方のテープリール13Aか
ら繰り出された磁気テープ12は、一方のテープガイド
15Aの外周部に導かれ、このテープガイド15Aによ
って前面部に沿って折り返される。磁気テープ12は、
前面部に沿って走行し、ガイド軸16A、16Bに支持
されて記録再生開口部7を構成する切欠き6Bを横断し
て他方のテープガイド15Bの外周部に導かれる。磁気
テープ12は、このテープガイド15Bによって内方へ
と折り返されて他方のテープリール13Bに巻き取られ
る。
【0026】テープカートリッジ1には、上述した走行
経路を以って磁気テープ12を走行駆動させるためのテ
ープ駆動機構が備えられている。テープ駆動機構は、無
端駆動ベルト17と、ベルト駆動ローラ18と、一対の
ベルトガイドローラ19A、19Bとから構成されてい
る。ベルト駆動ローラ18は、ベースプレート4の前方
側の長手方向の略中央部に位置して立設された駆動ロー
ラ支軸20に回転自在に軸装されている。ベルト駆動ロ
ーラ18は、耐磨耗性を有する弾性材料によって形成さ
れており、無端駆動ベルト17が掛け合わされる外周部
18Aの上側部分に、バックアップ装置側の駆動ローラ
ところがり接触して回転伝達を受けるやや大径の駆動フ
ランジ部18Bが周回りに一体に突出形成されている。
【0027】ベルトガイドローラ19A、19Bは、ベ
ースプレート4の後方側の両コーナ部に位置してそれぞ
れ配設されている。これらベルトガイドローラ19A、
19Bは、ベースプレート4に立設されたガイドローラ
支軸21A、21Bと、これらガイドローラ支軸21
A、21B上にそれぞれ回転自在に軸装されたローラ部
材22A、22Bとから構成されている。ローラ部材2
2A、22Bは、弾性材料によって略筒状を呈して形成
されている。
【0028】無端駆動ベルト17は、図2に示すよう
に、ベルトガイドローラ19Aから一方のテープリール
13Aに巻回された磁気テープ12の最外周部に当接し
た状態でベルト駆動ローラ18の外周部18Aに掛け合
わされる。無端駆動ベルト17は、このベルト駆動ロー
ラ18から他方のテープリール13Bに巻回された磁気
テープ12の最外周部に当接した状態で他方のベルトガ
イドローラ19Bへと導かれる。したがって、無端駆動
ベルト17は、カートリッジ本体2の内部で、略凸字状
の走行路を以って無端走行される。また、無端駆動ベル
ト17は、この無端走行する途中で、テープリール13
A、13Bに巻回された磁気テープ12の外周部に所定
のテンションを以って当接する。
【0029】テープカートリッジ1は、磁気テープ12
の始端或いは終端を検出する検出機構が備えられてい
る。この検出機構は、ベースプレート4の一方のテープ
ガイド15Bの近傍に位置して前方縁と平行に設けられ
た矩形の取付け穴23に組み付けられた反射部材24に
よって構成されている。取付け穴23は、後述するよう
に反射部材24の取付け部を構成するとともに、バック
アップ装置側の検出手段から出射される検出光Lの入射
穴を構成している。反射部材24は、詳細を後述する
が、例えば透明なポリカーボネート樹脂によって成形さ
れており、取付け穴23を介してバックアップ装置側か
ら入射される検出光Lを屈折反射させて、前面部に沿っ
て走行する磁気テープ12へと照射させる。
【0030】カバー部材3には、上述したベースプレー
ト4の前方縁に形成されて記録再生開口部7を構成する
切欠き6に対応して、立上り周壁25の前面部に凹部2
6が形成されている。また、カバー部材3には、この凹
部26に近接した立上り周壁25の前面部に駆動開口部
27が形成されている。さらに、カバー部材3の立上り
周壁25には、前面部の駆動開口部27に並んでやや薄
肉とされた検出部28が設けられている。
【0031】テープカートリッジ1は、カバー部材3と
ベースプレート4とを組み合わせてカートリッジ本体2
を構成した状態において、凹部26の前方部に蓋部材8
が対応位置する。磁気テープ12は、上述したようにガ
イド軸16A、16Bに掛け合わされて切欠き6を横断
されるが、凹部26を構成する立上り周壁25の両側部
に設けたスリット29A、29Bを介して凹部26の前
面側に位置される。
【0032】駆動開口部27は、ベースプレート4に組
み付けられたベルト駆動ローラ18に対応位置し、この
ベルト駆動ローラ18の駆動フランジ部18Bの外周部
の一部を外方へと臨ませる。検出部28は、ベースプレ
ート4に組み付けられた反射部材24に対応位置すると
ともに、テープカートリッジ1がバックアップ装置に装
填されと、このバックアップ装置側の検出部に対向位置
される。
【0033】テープカートリッジ1は、磁気テープ12
に記録された貴重なデータ信号等が誤って消去されない
ようにするため、誤記録防止機構が備えられている。誤
記録防止機構は、カバー部材3の前面部の蓋部材8とは
反対側に位置して設けられた誤記録検出穴30と、誤記
録防止部材31とによって構成されている。誤記録検出
穴30は、図1に示すように、カバー部材3の上面と前
面とに跨がって形成されたスライド溝32中に上面側に
開口して設けられている。
【0034】誤記録検出穴30は、テープカートリッジ
1がバックアップ装置に装填された際に、このバックア
ップ装置側の誤記録検出部材をカートリッジ本体2の内
部へと進入させる。この誤記録検出部材は、カートリッ
ジ本体2の内部へと進入した場合に、バックアップ装置
の記録手段による磁気テープ12への記録操作を不能と
させる。また、誤記録検出部材は、カートリッジ本体2
の内部への進入が阻止された場合には、バックアップ装
置の記録手段による磁気テープ12への記録操作を可能
とする。
【0035】誤記録防止部材31は、断面略L字状に形
成されており、スライド溝32に、誤記録検出穴30を
開放する第1の位置と、閉塞する第2の位置とに亘って
スライド自在に組み付けられている。したがって、テー
プカートリッジ1は、誤記録防止部材31を誤記録検出
穴30を開放した第1の位置に設定することにより、磁
気テープ12へのデータ信号の記録動作を不能としてこ
の磁気テーフプ12に記録されている貴重なデータ信号
が消去されることが防止される。
【0036】上述したテープカートリッジ1のベースプ
レート4に取り付けられる反射部材24は、図5乃至図
8に示すように、底面部33と、反射部34と、反射膜
35と、両側面部36A、36Bと、受け部37A、3
7Bと、係合凸壁38A、38B及び係合片39A、3
9Bとから構成されている。底面部33は、ベースプレ
ート4に設けられた取付け穴23を閉塞するに足る外形
寸法を有する矩形板状に形成されている。
【0037】反射部34は、底面部33の後方側の上縁
部から、他方の側面側に45°の角度を以って一体に立
ち上がり形成された傾斜側面部として構成されている。
この反射部34には、その表面にホットスタンプ法によ
って銀箔を貼り付ける等することによって、反射膜35
が形成されている。両側面部36A、36Bは、反射部
34の両端部を保持するように、底面部33の両側の上
縁部から略直角三角形を呈して一体に立ち上がり形成さ
れている。
【0038】したがって、反射部材24には、これら底
面部33、反射部34及び両側面部36A、36Bとに
よって、内部に断面形状を直角三角形とされた反射空間
部40が構成されている。この反射空間部40は、前方
側が開放されており、後述するように反射部34によっ
て屈折反射された検出光Lの出射開口40Aを構成して
いる。
【0039】両側面部36A、36Bの外側面には、高
さ方向の柱状凸部を呈する受け部37A、37Bが互い
に前後方向に位置を異にして一体に突設されている。受
け部37A、37Bには、上端面にカバー部材3の内面
に一体に突設した係合スタッド42(図4参照)に対応
して係合凹部41A、41Bが凹設されている。
【0040】係合凸壁38A、38Bは、底面部33の
前方側及び後方側の下縁部に沿った立壁として一体に突
出形成されている。これら係合凸壁38A、38Bは、
長手方向の長さ寸法がベースプレート4に設けた取付け
穴23の長手方向の長さ寸法とほぼ等しくされるととも
に、切り欠かれた中央部に面一となるようにして係合片
39A、39Bが配設位置されている。また、係合凸壁
38A、38Bは、図3に示すように、外側面の間隔A
が取付け穴23の幅寸法Bとほぼ同一とされている。さ
らに、これら係合凸壁38A、38Bは、やや薄厚とさ
れることによって、厚み方向に対して幾分弾性変位が可
能とされている。
【0041】係合片39A、39Bも、厚み寸法をやや
小とされることによって厚み方向に対して幾分弾性変位
が可能とされるとともに、外側面の間隔が取付け穴23
の幅寸法とほぼ同一、若しくはやや大とされている。係
合片39A、39Bには、先端部の外側面に係合凸部3
9a、39bがそれぞれ一体に突設されている。これら
係合凸部39a、39bは、先端部から基端部に向かっ
て次第に突出寸法を大ならしめられた断面楔状を呈して
おり、頂点部の間隔が取付け穴23の幅寸法Bよりも幾
分大とされている。
【0042】以上のように構成された反射部材24は、
反射空間部40の出射開口40Aを前方側に位置させた
状態で、係合凸壁38A、38Bがベースプレート4の
取付け穴23に差し込み係合される。係合凸壁38A、
38B及び係合片39A、39Bは、それぞれ厚み方向
に弾性変位しながら取付け穴23の中に進入される。反
射部材24は、図4に示すように、底面部33がベース
プレート4の上面に当接するまで取付け穴23中に押し
込まれる。
【0043】係合凸壁38A、38Bは、その両側端部
が取付け穴23の側壁に相対係合することによって、取
付け穴23中における反射部材24の長手方向の位置を
規制する。また、係合片39A、39Bは、係合凸部3
9a、39bを介して弾性力を取付け穴23の幅方向の
両側壁に作用させる。したがって、反射部材24は、ベ
ースプレート4上に位置決めされた状態でしっかりと取
り付け保持される。
【0044】反射部材24やその他の構成部材が組み付
けられたベースプレート4には、カバー部材3が、止め
ねじ5或いはカバー部材3の内面に突設した図示しない
結合用スタッドによって一体に組み合わされる。反射部
材24は、カバー部材3の立上り周壁25に対して反射
部34が45°の角度を以って対向するとともに、検出
部28に対して反射空間部40の出射開口40Aが磁気
テープ12の走行路を介して対向位置する。
【0045】反射部材24は、ベースプレート4に組み
合わされたカバー部材3の内面に突設した係合スタッド
42の先端部が受け部37A、37Bの係合凹部41
A、41Bにそれぞれ相対係合することによって、カバ
ー部材3とベースプレート4との間で挟み込まれ、カー
トリッジ本体2の内部にしっかりと組み合わされる。
【0046】以上のように構成されたテープカートリッ
ジ1は、バックアップ装置に装填されると、このバック
アップ装置側の蓋部材開放手段によって蓋部材8がトー
ションスプリング10の弾性力に抗して支持軸9を支点
として回動動作されて記録再生開口部7が開放される。
テープカートリッジ1は、記録再生開口部7を横断する
磁気テープ12に対して、記録再生開口部7から内部へ
と進入するバックアップ装置側の磁気ヘッドが接触され
る。一方、テープカートリッジ1は、ベルト駆動ローラ
18の駆動フランジ部18Bに対して、駆動開口部27
から内部へと進入するバックアップ装置側の駆動ローラ
が接触される。さらに、テープカートリッジ1は、図4
に示すように、反射部材24が取り付けられた取付け穴
23に対して、バックアップ装置側の検出手段を構成す
る発光素子43が対向するとともに検出部28に対して
受光素子44が対向される。
【0047】テープカートリッジ1は、バックアップ装
置側の駆動ローラが駆動されることによって、その回転
力がベルト駆動ローラ18に摩擦伝達される。ベルト駆
動ローラ18は、無端駆動ベルト17をベルトガイドロ
ーラ19A、19Bとの間で無端走行させることによっ
て、この無端駆動ベルト17を介してテープリール13
A、13Bを回転駆動させる。これによって、磁気テー
プ12は、一方のテープリール13Aから繰り出されて
他方のテープリール13Bに巻き取られ、磁気ヘッドよ
って本体機器のメモリー等に蓄積されたデータ信号が記
録され、或いは記録されたデータ信号が本体機器のメモ
リー等に供給される。
【0048】テープカートリッジ1は、磁気テープ12
の始端或いは終端が検出機構によって検出される。テー
プカートリッジ1には、バックアップ装置側の発光素子
43から出射された検出光Lが反射部材24が取り付け
られた取付け穴23を介して内部へと入射される。反射
部材24は、上述したように透明な合成樹脂で成形され
ていることから、図4に示すように、検出光Lが底面部
33を透過して反射空間部40へと直進させる。
【0049】検出光Lは、45°の角度を付された反射
部34に当たり、その表面に形成した反射膜35によっ
て90°の角度を以って屈折反射される。検出光Lは、
これによって反射空間部40内を前方側へと屈折されて
出射開口40Aから前方側を走行する磁気テープ12に
当たる。磁気テープ12は、表面に形成された磁性層に
よって検出光Lを遮断するために検出部28への透過を
阻止する。バックアップ装置は、このように発光素子4
3から出射された検出光Lが受光素子44によって検出
されない状態では、引き続き磁気テープ12を走行駆動
させる。
【0050】ところで、磁気テープ12の始端及び終端
には、透明なリーダテープ14が接続されている。した
がって、発光素子43から出射された検出光Lは、磁気
テープ12が走行駆動されてリーダテープ14が反射空
間部40の出射開口40Aに対向すると、このリーダテ
ープ14を透過してカバー部材3の立上り周壁25の前
方部に形成した検出部28に達する。
【0051】検出光Lは、透明な合成樹脂によって成形
されたカバー部材3の検出部28を透過し、この検出部
28に対向位置された受光素子44によって検出され
る。バックアップ装置は、このように発光素子43から
出射された検出光Lが受光素子44によって検出される
ことにより、駆動ローラの回転を停止させる。したがっ
て、テープカートリッジ1は、磁気テープ12が始端又
は終端の近くまで走行駆動された状態において、その走
行動作が自動的に停止される。
【0052】上述したテープカートリッジ1によれば、
反射部材24が、ベースプレート4に設けた取付け穴2
3に対して、係合凸壁38A、38Bによって位置決め
されるとともに係合片39A、39Bの弾性力によって
ベースプレート4上に取り付け保持されることから、工
程途中で脱落するといった不都合の発生が防止され、ま
たベースプレート4に対する最終取付け部品としなけれ
ばならないといった制限も無く、工程の合理化が図られ
る。
【0053】本発明は、上述したテープカートリッジ1
に限定されるものでは無く、以下に説明する反射部材も
備えることができる。なお、テープカートリッジは、反
射部材を除くその他の構成部材が、上述したテープカー
トリッジ1と同様とされるため、図示並びに説明を省略
する。
【0054】図9及び図10に示した反射部材45は、
底面部33に一体に形成した係合凸壁46A、46Bの
形状に特徴を有している。すなわち、係合凸壁46A、
46Bは、底面部33の前方側及び後方側の下縁部に沿
った立壁として一体に突出形成されており、長手方向の
長さ寸法がベースプレートに設けた取付け穴の長手方向
の長さ寸法とほぼ等しくされている。
【0055】また、係合凸壁46A、46Bは、詳細を
省略するが、中央部分が切り欠かれて、これら切欠き部
に外側面が面一となるようにして係合片47A、47B
が配設位置されている。係合凸壁38A、38Bは、図
9に示すように、外側面が先端部から基端部に向かって
次第に厚み寸法を小ならしめるテーパが付された傾斜側
面46a、46bとして構成されている。なお、係合凸
壁46A、46Bは、傾斜側面46a、46bの間隔が
取付け穴の幅寸法とほぼ同一とされている。また、係合
凸壁46A、46Bは、やや薄厚とされることによっ
て、厚み方向に対して幾分弾性変位が可能とされてい
る。
【0056】係合片47A、47Bも、厚み寸法をやや
小とされることによって厚み方向に対して幾分弾性変位
が可能とされるとともに、外側面の間隔が取付け穴の幅
寸法とほぼ同一、若しくはやや大とされている。係合片
47A、47Bには、先端部の外側面に係合凸部47
a、47bがそれぞれ一体に突設されている。これら係
合凸部47a、47bは、先端部から基端部に向かって
次第に突出寸法を大ならしめられた断面楔状を呈してお
り、頂点部の間隔が取付け穴の幅寸法よりも幾分大とさ
れている。
【0057】以上のように構成された反射部材45は、
反射空間部40の出射開口40Aを前方側に位置させた
状態で、係合凸壁46A、46Bがベースプレートの取
付け穴に差し込み係合される。係合凸壁46A、46B
及び係合片47A、47Bは、それぞれ厚み方向に弾性
変位しながら取付け穴の中に進入される。反射部材45
は、底面部33がベースプレートの上面に当接するまで
取付け穴中に押し込まれる。
【0058】係合凸壁46A、46Bは、その両側端部
が取付け穴の側壁に相対係合することによって、取付け
穴中における反射部材45の長手方向の位置を規制す
る。また、係合片47A、47Bは、係合凸部47a、
47bを介して弾性力を取付け穴23の幅方向の両側壁
に作用させる。したがって、反射部材45は、ベースプ
レート上に位置決めされた状態でしっかりと取り付け保
持される。
【0059】反射部材45は、係合凸壁46A、46B
の外側面が傾斜側面46a、46bとして構成されてい
るため、これら傾斜側面46a、46bをガイドとして
ベースプレートの取付け穴に簡単な操作で取り付けら
れ、工程途中で脱落するといった不都合の発生が防止さ
れる。
【0060】図11に示した反射部材50は、底面部3
3に一体に形成した係合凸壁51A、51Bの構成に特
徴を有している。すなわち、係合凸壁51A、51B
は、底面部33の前方側及び後方側の下縁部に沿った立
壁として一体に突出形成されており、長手方向の長さ寸
法がベースプレートに設けた取付け穴の長手方向の長さ
寸法とほぼ等しくされている。
【0061】また、係合凸壁51A、51Bは、やや薄
厚とされることによって、厚み方向に対して幾分弾性変
位が可能とされており、外側面の先端部に係合凸部52
A、52Bがそれぞれ一体に突設されている。これら係
合凸部52A、52Bは、係合凸壁51A、51Bの全
域に亘って、換言すれば取付け穴の長手方向の側壁全域
に対応して形成されており、先端部から基端部に向かっ
て次第に突出寸法を大ならしめられた断面楔状を呈する
とともに、頂点部の間隔が取付け穴の幅寸法よりも幾分
大とされている。
【0062】以上のように構成された反射部材50は、
係合凸部52A、52Bを有する係合凸壁51A、51
Bをベースプレートの取付け穴に差し込むといった極め
て簡単な操作によって取り付けられ、工程途中での脱落
といった不都合の発生が防止される。
【0063】図12に示した反射部材55は、反射空間
部が材料樹脂で充填された全体がいわゆるプリズム型に
形成された構成に特徴を有している。すなわち、反射部
材55は、透明なポリカーボネート樹脂等の透明な合成
樹脂材料によって一体に形成されており、背面部57が
底面部56に対して45°の角度を付された傾斜面とし
て構成されるとともに、検出部に対向する前面部58が
垂直面として構成されている。なお、反射部材55に
は、図示しないが、背面部57の表面に銀箔等の反射層
が形成されている。
【0064】反射部材55には、底面部56の前方側及
び後方側の下縁部に沿って係合凸壁59A、59Bが一
体に突出形成されている。これら係合凸壁59A、59
Bは、長手方向の長さ寸法がベースプレートに設けた取
付け穴の長手方向の長さ寸法とほぼ等しくされるととも
に、切り欠かれた中央部に面一となるようにして係合片
60A、60Bが配設位置されている。また、係合凸壁
59A、59Bは、外側面の間隔が取付け穴の幅寸法と
ほぼ同一とされている。さらに、これら係合凸壁59
A、59Bは、やや薄厚とされることによって、厚み方
向に対して幾分弾性変位が可能とされている。
【0065】係合片60A、60Bも、厚み寸法をやや
小とされることによって厚み方向に対して幾分弾性変位
が可能とされるとともに、外側面の間隔が取付け穴の幅
寸法とほぼ同一、若しくはやや大とされている。係合片
60A、60Bには、先端部の外側面にそれぞれ係合凸
部が一体に突設されている。これら係合凸部は、先端部
から基端部に向かって次第に突出寸法を大ならしめられ
た断面楔状を呈しており、頂点部の間隔が取付け穴の幅
寸法よりも幾分大とされている。
【0066】したがって、反射部材55は、前面部58
を前方側に位置させた状態で、係合凸壁59A、59B
がベースプレートの取付け穴に差し込み係合される。係
合凸壁59A、59B及び係合片60A、60Bは、そ
れぞれ厚み方向に弾性変位しながら取付け穴の中に進入
される。反射部材55は、底面部56がベースプレート
の上面に当接するまで取付け穴中に押し込まれる。
【0067】係合凸壁59A、59Bは、その両側端部
が取付け穴の側壁に相対係合することによって、取付け
穴中における反射部材55の長手方向の位置を規制す
る。また、係合片60A、60Bは、係合凸部を介して
弾性力を取付け穴の幅方向の両側壁に作用させる。した
がって、反射部材55は、ベースプレート上に位置決め
された状態でしっかりと取り付け保持される。
【0068】反射部材55やその他の構成部材が組み付
けられたベースプレートには、カバー部材が、止めねじ
或いはカバー部材の内面に突設した図示しない結合用ス
タッドによって一体に組み合わされる。反射部材55
は、カバー部材の立上り周壁に対して背面部57が45
°の角度を以って対向するとともに、カバー部材に設け
た検出部に対して前面部58が磁気テープの走行路を挟
んで対向位置する。
【0069】反射部材55は、ベースプレートに組み合
わされたカバー部材の内面に突設した係合スタッドの先
端部が受け部の係合凹部にそれぞれ相対係合することに
よって、カバー部材とベースプレートとの間で挟み込ま
れ、カートリッジ本体の内部にしっかりと組み合わされ
る。
【0070】反射部材55には、バックアップ装置側の
発光素子から出射された検出光が取付け穴23を介して
底面部56から内部へと入射される。検出光は、反射部
材55の内部を直進して45°の角度を付された背面部
57に当たり、その表面に形成した反射膜によって90
°の角度を以って屈折反射される。検出光は、これによ
って屈折されて反射部材55の内部を前方側へと直進
し、前面部58から出射される。
【0071】検出光は、反射部材55の前方に磁気テー
プが走行された状態では、その磁気層によって受光素子
側への透過が阻止され、また透明なリーダテープが走行
された状態では、受光素子側へと透過される。
【0072】以上のように構成された反射部材55は、
係合凸壁59A、59Bによって位置決めされるととも
に係合片60A、60Bの弾性力によってベースプレー
ト上に取り付け保持されることから、工程途中で脱落す
るといった不都合の発生が防止される。また、反射部材
55は、入射された検出光を屈折反射させて効率良く検
出部へと導く。
【0073】なお、上述した各反射部材においては、反
射部の表面に銀箔等からなる反射層が形成されている
が、これら反射部が検出光の入射角に対して45°の角
度を付されて、検出光を出射側に全反射させることか
ら、この反射層は特に必須の構成要件では無いことは明
らかである。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るテープカートリッジによれば、透明な合成樹脂材料に
よって成形され、底面部と、この底面部から立ち上がり
形成されて入射された検出光を検出部側へと屈折反射さ
せる反射部と、底面部に突設された一対の係合片とから
なる反射部材を備え、この反射部材が、弾性変位させた
状態でベースプレートに設けた取付け穴に相対係合され
る係合片の弾性力によって取り付け保持されことから、
工程の途中で反射部材が脱落するといった不都合の発生
が確実に阻止される。したがって、テープカートリッジ
は、反射部材の簡単な取り付けとともに、工程中での取
り扱いが簡便となり生産性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る具体的な実施の形態として示すテ
ープカートリッジの分解斜視図である。
【図2】同テープカートリッジをカバー部材を取り外し
て内部構造を示した斜視図である。
【図3】同テープカートリッジにおいて、反射部材とベ
ースプレートの構成を説明する分解縦断面図である。
【図4】同テープカートリッジにおいて、時期テープの
検出動作を説明する要部縦断面図である。
【図5】同テープカートリッジに備えられる反射部材
を、背面側から示した斜視図である。
【図6】同反射部材を、正面側から示した斜視図であ
る。
【図7】同反射部材の平面図である。
【図8】同反射部材の背面図である。
【図9】他の反射部材の側面図である。
【図10】同反射部材の中央縦断面図である。
【図11】さらに他の反射部材を示す要部斜視図であ
る。
【図12】さらに他の反射部材を示す縦断面図である。
【図13】従来のテープカートリッジに備えられる磁気
テープの終端検出機構の構成部材を説明する要部分解縦
断面図である。
【図14】同磁気テープの終端検出機構を説明する要部
縦断面図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 カートリッジ本体 3 カバー部材 4 ベースプレート 12 磁気テープ 13 テープリール 14 リーダテープ 23 取付け穴 24 反射部材 28 検出部 33 反射部材の底面部 34 同反射部 35 同反射部の表面に設けられた反射層 38 同底面部に設けられた係合凸壁 39 同係合片 40 反射空間部 43 検出手段を構成する発光素子 44 検出手段を構成する受光素子 L 検出光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートにカバー部材を組み合わ
    せて構成されたカートリッジ本体と、 このカートリッジ本体の内部に回転自在に収納された一
    方のテープリールから繰り出されて他方のテープリール
    に巻き取られる磁気テープと、 この磁気テープの走行路に臨んでベースプレートに組み
    付けられ、カートリッジ本体に入射された検出光を磁気
    テープ側へと反射させる反射部材とを備え、 反射部材は、透明な合成樹脂材料によって成形され、底
    面部と、この底面部に立ち上がり形成されて入射された
    検出光を磁気テープ側へと屈折反射して導く反射部と、
    少なくとも底面部の両端部に位置して突設された一対の
    係合片とが一体に形成されて構成され、 弾性片が、ベースプレートの底面に設けた取付け穴に弾
    性変位された状態で相対係合されることによって、その
    弾性力によりベースプレート上に組付け保持されること
    を特徴としたテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 反射部材の反射部は、磁気テープの走行
    路に対向して底面部から立ち上がり形成された傾斜側面
    に、ホットスタンプによって反射箔を接合して構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 反射部材の反射部は、ベースプレートの
    底面に設けた取付け穴との対向面と磁気テープの走行路
    との対向面とが互いに直交する直角プリズムによって構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載のテープカー
    トリッジ。
JP21606595A 1995-08-24 1995-08-24 テープカートリッジ Withdrawn JPH0963233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21606595A JPH0963233A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21606595A JPH0963233A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 テープカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0963233A true JPH0963233A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16682730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21606595A Withdrawn JPH0963233A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 テープカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0963233A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0963233A (ja) テープカートリッジ
JP3427386B2 (ja) テープカセット
JPH09231714A (ja) テープカートリッジ
US5021903A (en) Magnetic tape cartridge
JPH10199194A (ja) 記録媒体カートリッジ装置
JP2976555B2 (ja) テープエンド検出機構
JP3585080B2 (ja) 光ディスク装置のディスク検出装置
US6031675A (en) Recording medium device provided with erroneous recording prevention mechanism
JPH0955059A (ja) テープカートリッジ
JPH1125650A (ja) 記録媒体カートリッジ
JP2530872Y2 (ja) テープカートリツジ
JP3435893B2 (ja) テープカートリッジ
JPH11144431A (ja) テープカートリッジ
US5606381A (en) Photographic camera
JPH07122024A (ja) データカートリッジ
JPH08306164A (ja) テープカセット
JPS6020222Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジ
JP3433573B2 (ja) テープカートリッジ
JP2503655Y2 (ja) テ―プカセットのテ―プ位置検出機構
JP3444039B2 (ja) スプリング検出装置
JP3009271B2 (ja) 磁気記録再生装置及びこれに用いる磁気テープカセット
JPH11191279A (ja) テープカートリッジ
JPH07122032A (ja) データカートリッジ及びデータカートリッジの仕様識別装置
JPH07334960A (ja) テープカートリッジ
JPH08306156A (ja) テープカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105