JP3585080B2 - 光ディスク装置のディスク検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク記録再生装置に係り、特に装置に装着する光ディスクの表裏を装着前に判別することができるディスク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ディスク検出装置の例を図9乃至図12により説明する。図9および10に示す光ディスク記録再生装置10には、挿入口11に挿入された光ディスク1を記録再生位置まで搬送するディスク搬送機構を備えている。
【0003】
図11および図12にディスク搬送機構を示している。図に示すローラ14は図示していない保持部材によりガイド15の方向に付勢されており、駆動機構により回転駆動される。図9、図10および図12に示すように光ディスク1の搬送径路を挟むよう発光素子12と受光素子13が配置されている。図9に示すように光ディスク1が挿入されていないときは、発光素子12からの光を受光素子13が受光し待機状態となっている。
【0004】
図10に示すように光ディスク1を挿入すると、発光素子12からの光が光ディスク1により遮断され、受光素子13で受光できなくなる。そして、受光素子13の出力を判定回路が判断し、ディスク搬送機構が始動され、光ディスク1が記録再生位置まで搬送される。
【0005】
図1は光ディスク1の一部の断面構造を示す。光ディスク1の全体の厚みは約1.2mmであり、底面2から上面のレーべル印刷面8の近くまで透明基板3が設けられている。透明基板3の上端部には情報を記録したピット4が形成されており、このピット4が反射層5で被覆されることで、信号記録面(反射面)6が形成されている。反射層5の上には保護層7が設けられており、この保護層7の上がレーべル印刷面8となっている。
【0006】
光ディスク1の記録信号は透明基板3の底面2の下側から照射したレーザビーム(破線A参照)で読み取られる。底面2にはレーザビームAの透過を妨げないようにするために保護層は設けられていない。一般的に透明基板3の材質はポリカーボネートであり、保護層7より硬度は低い。
【0007】
ところで、従来の光ディスクの搬送機構の例で説明すると、光ディスク1は図11に示すように、ローラ14とガイド15に挟圧されてローラ14の回転により送られる。ガイド15の光ディスクと接触する側には傾斜部15aが設けられており、光ディスクの円周エッジが傾斜部15aと接触する。従って、光ディスクのレーベル印刷面8は搬送中に傷を付けないようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の光ディスク検出装置では、使用者がディスクの表裏を間違って光ディスクを挿入した場合でも、光ディスクが挿入されたことを検出するため、搬送機構が起動して光ディスクは再生位置まで搬送される。その後、信号読取り用の光ピックアップで読取り不良が発生し、初めてディスクの誤挿入が検出されディスクを排出して使用者にディスク誤挿入を知らせる。従って、使用者がディスク誤挿入に気付くまでに長時間を要するという問題があった。
【0009】
さらに、ディスクをローラで挟んで送る搬送機構の場合、ガイド15の傾斜部15aに硬質のゴミが付着していると、保護層7のあるレーベル印刷面8では傷にならないが、保護層のない底面2では傷が付く場合があり、使用者がディスクを誤挿入したために光ディスクの読取り側に傷を付けてしまうという問題があった。
【0010】
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、光ディスクの搬送機構がディスクを再生位置に搬送する前に、ディスク誤挿入を検出することができる光ディスク装置のディスク検出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の光ディスク装置のディスク検出装置は、底面から上面のレーベル印刷面の近くまで透明基板が設けられており透明基板の上端部には情報を記録したピットが形成されておりこのピットが反射層で被覆されることで信号記録面が形成されている光ディスクを記録または再生する光ディスク装置において、少なくとも1つの発光手段と、発光手段から発光された光がディスクによって反射し戻ってくる光を受光する受光手段と、ディスク底面に近接または当接するように配置され、発光手段からの光が直接受光手段に到達しないようにすると共に、光ディスクの信号記録面との間の距離に応じて前記発光手段から受光手段に至る光束の幅を制限することにより受光手段の受光量を変化させる遮蔽手段とを備え、発光手段からの光を光ディスクの信号記録面またはディスク裏面に照射させ、信号記録面で反射した光を遮蔽手段と信号記録面の隙間から前記受光手段に導き、受光手段の受光の有無によって光ディスクの表裏を検出することを特徴とする。
【0013】
また、前記ディスク検出装置において、ディスクの搬送用ローラを、前記遮蔽手段とし、搬送用ローラのディスク移動方向の前後に前記発光手段および受光手段を配置したものである。
【0014】
また、同ディスク検出装置において、前記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段は、ディスクを搬送するトレイに装着するものである。
【0015】
さらに、同ディスク検出装置において、前記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段は、ディスクを予め収納する収納体に装着するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図2乃至図5は、本発明の第1の実施例を示す。図2は本発明の第1の実施例を示す部分正面図であり、図3は図2におけるA−A断面図である。また、図4および図5は同実施例の作用を説明するための拡大部分側面図である。なお、図2および図3において、図4および図5に示した発光素子12および受光素子13の図示を省略している。
【0017】
図に示す光ディスク1は光ディスク記録再生装置10のディスク挿入口11から挿入される。光ディスク1はディスク搬送用ローラ14と、ディスクガイド15の間に挟圧され、ディスク搬送用ローラ14が回転することによりディスクを再生可能な位置まで搬送される。この実施例では、発光素子16と受光素子17を、ディスク搬送用ローラ14の、ディスク進行方向の前後に配置してある。
【0018】
図4は、光ディスク1が正常な状態で挿入された場合を示している。発光素子16から発光された光は、透明基板3を通り光ディスク1の信号記録面6で反射し、受光素子17によって受光される。CDの場合、ディスクの底面2と信号記録面6の間の距離が約1.2mmであり、この間を通過可能な光のみ受光素子17によって受光される。
【0019】
一方、図5は、光ディスク1が裏返された状態で挿入された場合を示している。この場合は反射層5とローラ14との間に光の通過する隙間がないため、発光素子16からの光を受光素子17で受光できない。従って、ディスク搬送用モータは起動しない。通常はここで誤挿入に気付くがさらに使用者がディスクを押込んだ場合、光ディスク1を挟むように配置された発光素子12と受光素子13がディスクの挿入を検出しているにも拘らず、受光素子17が発光素子16からの光を検出しないとディスクの誤挿入が検出され、ローラ14を逆転させてディスクを排出する等して使用者に誤挿入を知らせる。
【0020】
本発明の実施例では、発光源として発光ダイオードを用いているが、これに限られず、レーザダイオードなどを用いてもよい。受光素子としては、フォトトランジスタ以外にフォトダイオードなどを用いてもよい。従って、発光素子、受光素子共に、廉価な部品で構成できるので、低コストで実施できる。また、遮蔽手段として搬送用ローラを用いているが、それ以外にプリズム等を用いて光学的に遮蔽してもよい。
【0021】
また、誤挿入のままローラでディスクを搬送することがないので、ディスクの読取り側の面を傷つけることがなくなる。
【0022】
第6乃至図8は本発明の第2の実施例を示す。この実施例では光ディスク記録再生装置20の本体に出入するトレイ21が設けられている。光ディスク1はトレイ21に形成したディスク載置部23に載せられ、トレイ21と共にディスク記録再生装置20内部に収納される。トレイ21に設けた開口部22を介して光ピックアップからの照射ビームによって信号の再生または記録を行うようになっている。
【0023】
ディスク載置部23に図7および8に示す発光素子16と受光素子17と遮蔽板18を含むディスク検出装置24を設置している。なお、ディスク検出装置24はわかりやすくするために正確な比率では描かれていない。また、発光素子16と受光素子17を駆動するための回路系は図示しない。
【0024】
図7および図8は、図6におけるディスク検出装置24の作用を示す。ディスク検出装置24は発光ダイオードからなる発光素子16とフォトトランジスタからなる受光素子17により構成される。図6は、光ディスク1が正常な状態でトレイに載置された場合を示している。発光素子16から発光された光は、透明基板3を通り光ディスク1の信号記録面6で反射し、受光素子17によって受光される。CDの場合、ディスクの底面2と信号記録面6の間の距離が約1.2mmであり、この間を通過可能な光のみ受光素子17によって受光される。
【0025】
一方、図8は、光ディスク1が裏返された状態でトレイに載置された状態を示している。この場合は反射層5と遮蔽板18との間に光の通過する隙間がないため、発光素子16からの光を受光素子17で受光できない。この場合、トレイは本体内に引き込まれず、表示部に光ディスクが裏返されて載置されたことを表示する。この実施例において、ディスクの有無を検出する検出手段(図示しない)を設けてもよい。
【0026】
第1、第2の実施例では例えディスクにレーベルが貼ってなくとも、ディスクが裏返された状態では発光素子からの光が通過する隙間がないため受光素子が受光しないので、ディスクの表裏の検出は可能である。
【0028】
実施例は上記のように構成されているが、発明はこれに限らず、例えば、第2の実施例の発光素子16と受光素子17は光ディスクを予め収納する収納体いわゆるカートリッジ例えば、チェンジャーのマガジン等に設置してもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明のディスク検出装置によれば、使用者が間違ってディスクを挿入またはトレイ等に載置した場合に、それを検出する時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される光ディスクの構造を一部省略して示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す部分正面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】同実施例の作用を説明するための拡大部分側面図である。
【図5】同実施例の作用を説明するための拡大部分側面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図7】同実施例の作用を説明するための拡大部分側面図である。
【図8】同実施例の作用を説明するための拡大部分側面図である。
【図9】従来の例を示す斜視図である。
【図10】同例を示す斜視図である。
【図11】同例を示す部分正面図である。
【図12】図11におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 底面
3 透明基板
4 ピット
5 反射層
6 信号記録面
7 保護層
8 レーベル印刷面
10 光ディスク記録再生装置
11 挿入口
12 発光素子
13 受光素子
14 ローラ
15 ガイド、15a 傾斜部
16 発光素子
17 受光素子
18 遮蔽板
20 光ディスク記録再生装置
21 トレイ
22 開口部
23 ディスク載置部
24 ディスク検出装置
Claims (4)
- 底面から上面のレーベル印刷面の近くまで透明基板が設けられており透明基板の上端部には情報を記録したピットが形成されておりこのピットが反射層で被覆されることで信号記録面が形成されている光ディスクを記録または再生する光ディスク装置において、
少なくとも1つの発光手段と、
発光手段から発光された光がディスクによって反射し戻ってくる光を受光する受光手段と、
ディスク底面に近接または当接するように配置され、発光手段からの光が直接受光手段に到達しないようにすると共に、光ディスクの信号記録面との間の距離に応じて前記発光手段から受光手段に至る光束の幅を制限することにより受光手段の受光量を変化させる遮蔽手段とを備え、
発光手段からの光を光ディスクの信号記録面またはディスク裏面に照射させ、信号記録面で反射した光を遮蔽手段と信号記録面の隙間から前記受光手段に導き、受光手段の受光の有無によって光ディスクの表裏を検出することを特徴とする光ディスク装置のディスク検出装置。 - ディスクの搬送用ローラを前記遮蔽手段とし、搬送用ローラのディスク移動方向の前後に前記発光手段および受光手段を配置した請求項1のディスク検出装置。
- 前記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段は、ディスクを搬送するトレイに装着することを特徴とする請求項1のディスク検出装置。
- 前記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段は、ディスクを予め収納する収納体に装着することを特徴とする請求項1のディスク検出装置。
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JP09652897A JP3585080B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 光ディスク装置のディスク検出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09652897A JP3585080B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 光ディスク装置のディスク検出装置 |
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1997
- 1997-03-31 JP JP09652897A patent/JP3585080B2/ja not_active Expired - Fee Related
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