JP4438776B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスク(光透過性を有する光ディスクや光磁気ディスク)に映像や楽曲情報などを記録したり、その記録情報を再生したりするのに用いられるディスク駆動装置に係り、特に、スロットインタイプのディスク駆動装置において、ディスクの挿入時や排出時にディスクが光って優れたイルミネーション効果を発揮することができるディスク駆動装置に関する。
ディスク駆動装置には、ディスクをトレイに載せてディスク駆動装置内部に搬入するものと、トレイを備えておらず、ディスク駆動装置の筐体の前面にスリット状の開口部(スロット)が設けられており、この開口部からディスクをディスク駆動装置内部に搬入するものがある。開口部にディスクを直接挿入するディスク駆動装置はスロットインタイプと称されている。
この種のディスク駆動装置において、暗所での視認性を高めるためやイルミネーション効果を持たせるために、ディスク駆動装置内に発光体を設けることが種々提案されている。ディスクを載置するトレイを備えるディスク駆動装置において、トレイを発光させることは、例えば実開昭60−194797号公報(特許文献1)に記載され、スロットインタイプのディスク駆動装置において、開口部の近傍を発光させることは、例えば実開平02−072497号公報(特許文献2)に記載されている。
実開昭60−194797号公報 実開平02−072497号公報
特許文献2に記載のように開口部の近傍を発光させるものは、暗所でもディスクを挿入する開口部の位置が明確になるという効果は得られるものの、ディスク自体から光が射出されないので、イルミネーション効果が乏しい。スロットインタイプのディスク駆動装置において、暗所での視認性やイルミネーション効果に優れたディスク駆動装置が望まれていた。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、トレイを用いずにスリット状の開口部からディスクを装置内に挿入し装置から排出するスロットインタイプのディスク駆動装置において、暗所での視認性やイルミネーション効果に優れたディスク駆動装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、ディスク(D)を駆動するディスク駆動装置において、前記ディスクを挿入及び排出するための開口部(3)が形成された筐体(1)と、前記開口部に挿入された前記ディスクを前記筐体の内部へと搬送し、前記筐体の内部へと搬送された前記ディスクを前記開口部から排出するディスク搬送手段(7)と、前記ディスクの端面に接触するディスク接触部(12)を有し、前記ディスク搬送手段によって前記ディスクを搬送する際に、前記ディスク接触部を前記ディスクの端面に接触させた状態で移動させる移動部材(10,20)と、前記ディスク接触部に設けられ、前記ディスクの端面から前記ディスクの内部へと光を入射させる光源(16)とを備えることを特徴とするディスク駆動装置を提供する。
ここで、前記移動部材は、所定の位置を回動中心とし、前記ディスク搬送手段による前記ディスクの搬送に伴って回動する回動部材(10,20)であることが好ましい。
前記回動部材は、前記開口部への前記ディスクの挿入を検出する検出部材(20)とすることができる。
また、前記ディスクが前記ディスク搬送手段によって前記筐体の内部の搬送完了位置まで搬送されたとき、前記ディスク接触部を前記ディスクの端面から離間させてロックするロック手段(C)を備えることが好ましい。
さらに、前記ディスク接触部として互いに離間した位置にある第1及び第2のディスク接触部を備え、前記第1のディスク接触部には第1の光源が前記第2のディスク接触部には第2の光源が設けられ、前記移動部材が前記開口部に前記ディスクが挿入される前の初期状態にあるとき、前記ディスクの搬送方向と直交する方向の前記第1の光源と前記第2の光源との間隔は、15mm以上であることが好ましい。
第1及び第2の光源は、前記ディスクの搬送方向と平行な方向である前記ディスクの中心線を挟むように、前記中心線から前記中心線と直交する方向に10mm以上30mm以内の範囲に設けられていることが好ましい。
本発明のディスク駆動装置によれば、暗所での視認性を向上させることができ、優れたイルミネーション効果を発揮することができる。
<第1実施形態>
以下、図面に基づいて本発明の第1実施形を詳しく説明する。図1は本発明に係るスロットインタイプのディスク駆動装置を示した外観斜視図である。図1において、1は装置の外装を成す筐体であり、その前面は図示せぬ操作スイッチ類を配した操作面2とされ、その操作面2には光透過性を有するディスクD(光ディスクや光磁気ディスク)を出し入れするスリット状の開口部3(スロット)が形成されている。ここでは、ディスクDをCD(コンパクトディスク)やDVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)のような光ディスクとしている。
なお、開口部3に塵埃の侵入を防止する図示せぬフラップ板を設けて、開口部3を開閉自在としてもよい。この場合は、フラップ板は透明材料により形成することが好ましく、これによりフラップ板で開口部3を閉鎖した場合でも後述する光源の放射光を開口部3から漏れ出させて開口部3の位置を明確にすることができる。
図1において、ハッチングを付したディスクDの外周端面f1と内周端面f2、及び中心孔周囲の透明部分f3は、後に詳述するようにディスクDの主発光部分となる。
次に、図2は筐体の内部を示す。図2において、4はディスクを回転させるターンテーブル、5はターンテーブルと協働してディスクDの中心部をチャッキングするクランプ盤、6はディスクのピット列を検出するピックアップであり、それらは図示せぬシャーシに一体に組み付けられてディスクDの記録/再生駆動を行うドライブユニットを構成する。
ディスクDは、ターンテーブル4とクランプ盤5とにより中心部をチャッキングされた状態で一方向に回転され、その状態でピックアップ6がディスクDの盤面に沿ってその半径方向に移動するようになっている。
さらに、7は開口部3とターンテーブル4との間でディスクDの搬送を行うディスク搬送手段である。本例においては、ディスク搬送手段7は、筐体1の内部に設けられている送りローラ8と固定プレート9とにより構成されている。ディスク搬送手段7はこの構成に限定されることはなく、ディスクDを挟み込む一対の送りローラを用いて構成することもできる。
送りローラ8は、図示せぬ駆動源により正逆に回転されるもので、これは開口部3の長手方向に平行に、かつ固定プレート9に向かってバネ付勢された状態で上下(ターンテーブル4の回転軸方向)に移動可能に設けられている。
固定プレート9は、合成樹脂などから形成される扁平な板状部材であり、送りローラ8に対向して開口部3よりも筐体1内の上部に設けられている。固定プレート9における送りローラ8に対向する面はフッ素樹脂加工が施されて摩擦力が小さな平滑面とされている。これにより固定プレート9に摺接するディスクDの傷付きが防止される。
そして、以上のようなディスク搬送手段7によれば、開口部3に挿入されたディスクDを送りローラ8と固定プレート9とで挟み込み、その状態で送りローラ8が正転駆動してディスクDを固定プレート9に摺接させつつターンテーブル4上まで搬入し、ディスクDとターンテーブル4の中心が合致した時点では、送りローラ8が降下してディスクDから離間するようになっている。なお、固定プレート9にはディスクDの挿入を検出する図示せぬ検出器(例えば、フォトセンサ)が設けられ、これによりディスクDの挿入が検出されたとき送りローラ8が正転駆動するようにしてある。
また、ディスクDの排出時には、送りローラ8が上昇して固定プレート9との間でディスクDを挟み込み、その状態で送りローラ8が逆転駆動してディスクDを固定プレート9に摺接させつつ開口部3の位置まで搬出する。
ディスク搬送手段7によるディスクDの搬出動作が完了した時点で、ディスクDはその一部を送りローラ8と固定プレート9とにより厚さ方向から挟み込まれたまま、全体の約半分が開口部3から筐体1の外部に排出される。これにより、ユーザはディスクDを抜き取ることができ、ディスクDを開口部3から抜き取った後には、他のディスクDを開口部3に対して挿入可能となる。
図3は筐体内部を示した平面概略図である。図3において、10はディスクの搬送経路を開閉する左右一対の回動部材(レバー)であり、それら回動部材10は筐体1内における開口部3に近接する位置にあってディスクDの搬送経路を挟んで固定プレート9に回動自在に取り付けられている。回動部材10の先端部分はディスクDの搬送経路内に張り出す凸状部11とされ、その凸状部11の端面部分が開口部3に対するディスクDの挿入および排出に際してディスクDの端面と接触するディスク接触部12とされている。
ここで、一対の回動部材10,10のディスク接触部12を形成する凸状部11内には光源16が設けられている。光源16は例えばチップ型の発光ダイオード(LED)であり、赤、緑、青の光の合成により種々の光色を発生することのできるマルチカラーLEDであることが好ましいが、赤と緑の二色LEDや単色LEDであってもよい。図4に示すように、ディスク接触部12をディスクDの端面に接触させた状態で、光源16がちょうどディスクDの端面に対向した位置となるにしている。従って、光源16から発せられた光はディスクDの端面からディスクDの内部へと侵入する。
さらに、図3において、13は回動部材10の回動案内をする円弧状のガイドプレート、14は回動部材10を開口部3側に付勢するバネで、そのバネ14の両端は回動部材10と固定プレート9とに係止されている。
回動部材10は、開口部3に対するディスクDの挿入前にはバネ14の弾力により図3に示す実線の位置にあってディスクDの搬送経路を遮断している。ディスクDが開口部3に挿入されると、回動部材10がその一部(ディスク接触部12)をディスクDの端面により押圧されつつ固定プレート9との結節点15を中心に開口部3の奥側に回動し、これによりディスクDの搬送経路が徐々に開放される。即ち、ディスクDによりディスク接触部12の間隔が押し広げられ、これにより一対の回動部材10,10におけるディスク接触部12,12の間でディスクDの通過が許容されるようになっている。
開口部3に挿入されたディスクDがディスク搬送手段7により定位置まで搬入されたとき、回動部材10は後述するロック手段によりロックされ、これにより図3の想像線で示される如く、ディスク接触部12がディスクDの端面から離間された状態に保持されるようになっている。ディスク接触部12がディスクDの端面から離間すると、ディスクDが回転するようになっている。
ディスクDを開口部3に挿入する以前においては、光源16から発せられた光は開口部3を内部から照らしているので、ディスク駆動装置が暗所に設置されている場合であってもディスクDを挿入すべき開口部3の位置を容易に認識することができる。これと併せて、優れたイルミネーション効果も発揮される。
そして、ディスクDを開口部3に挿入してディスク接触部12がディスクDの端面に接触すると、図5に示すように、光源16から発せられた光はディスクDの端面からディスクDの内部へと入射する。ディスクDの内部に入射した光は、ディスクDの内周縁と外周縁との間で反射を繰り返すなどして筐体1の外部におけるディスクDの外周端面f1(外部露出端)まで導光される。ディスクDがターンテーブル4とクランプ盤5とによるチャッキング位置まで搬送されるまでディスク接触部12がディスクDの端面に接触し続けるので、ディスクDの搬送過程においても光源16から発せられた光はディスクDの端面からディスクDの内部へと進入して、ディスクD自体を発光させる。
このため、遮光性の保護膜により覆われていないディスクDの透明部分、特にその外周端面f1と内周端面f2と中心孔周囲の透明部分f3は、開口部3に対するディスクDの挿入及び排出に際して高輝度で発光することとなる。この結果、優れたイルミネーション効果が発揮される。また、ディスクDの排出時においては、開口部3から露出するディスクDの発光によりその視認性が向上し、暗所においてもディスクDの位置が明確となるためディスクDの抜き取りを容易に行うことができる。なお、光源16としてマルチカラーLEDを用いた場合には、光色変換制御を行うことにより、ディスクDの発光色を周期的に変化させてイルミネーション効果を一層向上させることも可能である。
図6において、17は光源16が導電接続される基板であり、この基板17は光源16の背面側で回動部材10に固定される。そして、基板17は可撓性を有する信号線18(例えば、FPC:フレキシブルプリント配線)を介して固定プレート9に配されるコネクタ19(図3参照)に導電接続される。
また、図6において、Cは上記のロック手段を構成するカムである。このカムCは、例えばピックアップ6をディスクDの径方向に移動させるトラバース機構のような既設の可動部品に形成されるL形の小片である。このカムCは、ディスク搬送手段7によるディスクDの搬送動作に連動してディスクDの搬送方向(図6の矢印方向)に移動する。ディスクDの搬送が完了してディスクDが搬送完了位置であるターンテーブル4及びクランプ盤5まで達すると、カムCは回動部材10と係合する位置に移動してディスク接触部12をディスクDの端面から離間させると共に、回動部材10がバネ14の付勢力により開口部3側に回動するのを規制する。
なお、回動部材10の凸状部11はカムCと係合するカム従節とされ、ディスク搬送手段7によるディスクDの搬出時には、凸状部11とカムCとの係合が断たれてディスク接触部12とディスクの端面とが再接触するようになっている。このため、開口部3に対するディスクDの挿入及び排出のいずれにおいても、ディスクDは光源16から発せられる光により発光する。
以上のように構成される第1実施形態のディスク駆動装置において、開口部3にディスクDを挿入する前の回動動部材10が回動していない図3の実線で示す初期状態における一対の光源16,16の間隔や、光源16とディスクDとの位置関係は次のようにすることが好ましい。
ディスク駆動装置にはディスクDとして直径12cmのディスクD12または直径8cmのディスクD8が挿入される。まず、ディスクD12のみを考慮した場合の好ましい形態について説明する。図7に示すように、一対の光源16,16はディスクD8,D12の幅方向の中心線L0を挟むように対称に配置されている。中心線L0はディスクD8,D12の搬送方向に平行である。ディスクD12の中心孔CHは直径15mmであるので、一対の光源16,16の間隔は15mm以上とすることが好ましい。20mm以上であればより好ましい。本発明者の実験により、光源16が中心線L0から50mmを超える外側に配置されると、イルミネーション効果が発揮されにくいことが明らかとなった。従って、一対の光源16,16はそれぞれ中心線L0から中心線L0と直交する方向に7.5mm以上50mm以下の範囲に設けることが好ましく、10mm以上50mm以下の範囲に設けることはより好ましい。
直径12cmのディスクD12専用のディスク駆動装置であれば、一対の光源16,16は上記のように設ければよいが、直径8cmのディスクD8を挿入することを考慮すれば、さらに次のようにすることが好ましい。ディスクD8の中心孔CHも直径15mmであるので、一対の光源16,16の間隔は15mm以上とすることが好ましく、20mm以上であればより好ましい。本発明者の実験により、光源16が中心線L0から30mmを超える外側に配置されると、ディスクD8におけるイルミネーション効果が発揮されにくいことが明らかとなった。
従って、一対の光源16,16はそれぞれ中心線L0から中心線L0と直交する方向に7.5mm以上30mm以下の範囲に設けることが好ましく、10mm以上30mm以下の範囲に設けることはより好ましい。
さらに、図7に示すように、光源16とディスクD12の中心孔CHの端部(内周端面f2)とを結ぶ接線をL1,L2としたとき、光源16から発せられる矢印DRで示す光の射出方向は接線L1,L2で囲まれたディスクD8,D12の内周側よりも外周側に向いていることが好ましい。このようにすると、直径8cmのディスクD8を挿入する場合でも、光源16から発せられる光の射出方向はディスクD8の中心孔CH内に向かうことはない。図7においては、光の射出方向をディスクD8,D12の搬送方向(中心線L0)と平行とした状態を示している。光の射出方向をディスクD8,D12の搬送方向と平行な状態よりも外周側に向けてもよい。なお、光源16からの光が所定の断面積を有する拡散光であれば、光の射出方向とは拡散光における中心の光が向かう方向である。
以上説明した第1実施形態においては、ディスクDの搬送経路の両側に一対の回動部材10,10を設け、その両方に光源16を設ける構成としたが、光源16をいずれか一方の回動部材10のみに設ける構成としてもよいし、回動部材10を1つのみとしてもよい。但し、一対の回動部材10,10を設け、その両方に光源16を設ける構成の方がディスクDの発光が良好となるので、光源16を1つのみとするより、互いに離間した位置にある2つの光源16とすることは好ましい。
第1実施形態においては、ディスク搬送手段7によってディスクDを搬送する際に、ディスク接触部12をディスクの端面に接触させた状態でディスク接触部12(光源16)をディスクDと共に移動させるための構成として、回動部材10を用いている。ディスク接触部12(光源16)をディスクDと共に移動させるための構成はこれに限定されるものではなく、例えばディスクDの搬送方向に平行移動していく部材にディスク接触部12(光源16)を設けてもよい。回動部材10のような回動機構は構成を簡略化することができるので、回動部材10を用いることは好ましい。回動部材10はディスク接触部12(光源16)をディスクDと共に移動させる移動部材の好適な一例である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8,図9に示す第2実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。第2実施形態は、開口部3にディスクDが挿入されたことを検出するための検出部材である回動部材20に光源24を設けて、光源24からの光をディスクDの端面からディスクD内に入射させてディスクDを発光させるように構成したものである。
図8において、ディスクDの挿入を検出するための左右一対の回動部材20,20は、筐体1内における開口部3に近接する位置にあってディスクDの搬送経路を挟んで固定プレート9に回動自在に取り付けられている。回動部材20の回動中心をなす結節点21側の一端には検出器Sに対応して突片22が形成されている。検出器Sはマイクロスイッチなどからなる接触型のスイッチであり、回動部材20の一端部に隣接して固定プレート9に取り付けられている。
開口部3にディスクDが挿入されて回動部材20が回動されると、突片21により検出器Sのスイッチング操作が行われ、これによりディスク搬送手段7を構成する送りローラ8(図2参照)が正転駆動するようになっている。
なお、回動部材20の先端には、固定プレート9を貫通してディスクDの搬送経路内に垂下するピン23が突設され、そのピン23がディスクDの端面で押圧されることにより回動部材20が回動されるようになっている。
ピン23は開口部3に対するディスクDの挿入及び排出に際してディスクDの端面が接触するディスク接触部とされる。固定プレート9にはピン23の移動を許容するべく図示せぬ円弧状のガイド溝が形成されている。
そして、回動部材20には、ピン23に端面を接触させたディスクDに対してその端面から光を入射させるための光源24が設けられている。光源24から射出されてディスクDの内部に進入した光により、開口部3に対するディスクDの挿入及び排出に際してディスクDが発光するようになっている。
なお、本例において、ピン23は透明樹脂などの光透過性材料により形成され、その内部に光源24を埋設する構成としているが、ピン23を非透光性部材により形成して光源24の位置に出光用の窓を形成したり、光源24をピン23の隣接位置に設けたりするなどしてもよい。
ここで、図9を用いて図8に示す第2実施形態のディスク駆動装置の作用について説明する。図9(a)はディスクDの挿入前の状態であり、このとき一対の回動部材20は図示せぬバネの作用により互いのピン23がディスクDの直径よりも小さな間隔となる状態に保持されている。
この状態で、開口部3にディスクDを挿入すると、ディスクDにより図9(b)の如く左右一対の回動部材20,20が押し広げられ、これにより突片22による検出器Sのスイッチング操作が行われる。ここでのスイッチング操作は突片22が検出器Sより離間したことを検出するものである。すると、ディスク搬送手段7を構成する送りローラ8が起動し、筐体1内部へのディスクDの搬入が開始される。
また、開口部3にディスクDを挿入したとき、光源24の光が筐体1内におけるディスクDの端面からその内部に入射し、入射した光がディスクDの内周縁と外周縁との間で反射を繰り返すなどして筐体1の外部におけるディスクDの外周端面f1(外部露出端)まで導光される。このため、ディスクDは発光しながら筐体1内部に引き込まれる。
そして、ディスクDは左右一対の回動部材20,20を押し広げながら筐体1内へ進入し、ディスクDの中心部分がピン23,23の間を通過すると、回動部材20は図示せぬバネの作用によりピン23をディスクDの端面に接触させたまま、図7(c)の如くディスクDの外周に沿って徐々に閉鎖方向に回動を始める。ディスクDの中心がターンテーブル4上に案内されると、図7(d)の如く回動部材20が初期位置まで復帰してディスクDの端面からピン23が離間する。
筐体1内のディスクDをディスク搬送手段7により開口部3に向けて搬出するときにも、筐体1内から開口部3に向けて移動するディスクDによってピン23,23が押圧され、これにより回動部材20が押し広げられる。そして、光源24からの光がディスクDの端面からその内部に入射されることにより、ディスクDが発光する。ディスクDは発光した状態のまま、開口部3から筐体1の外部に排出されてユーザによる抜き取り待ちの状態となる。
従って、第2実施形態のディスク駆動装置においても、開口部3へのディスクDの挿入前には、開口部3から漏れ出る光源24からの光により開口部3の位置が明確となるため、暗所でも開口部3にディスクDを容易に挿入することができる。また、開口部3に対するディスクDの挿入及び排出に際してディスクDが高輝度で発光するので、優れたイルミネーション効果が発揮される。ディスクDの排出時にはディスクDの視認性が向上するので、抜き取りも容易となる。
第2実施形態は、ディスクDが挿入されたことを検出するための検出部材に光源24を設けているので、第1実施形態のように光源16をディスクDと共に移動させるための専用の機構を必要としないので、安価に構成できるという効果を奏する。
以上説明した第2実施形態においては、ディスクDの搬送経路の両側にディスクDの挿入検出用の一対の回動部材20,20を設け、その両方に光源24を設ける構成としたが、光源24をいずれか一方の回動部材20のみに設ける構成としてもよいし、回動部材20を1つのみとしてもよい。但し、一対の回動部材20,20を設ける方がディスクDの挿入を確実に検出でき、両方の回動部材20に光源24を設ける構成の方がディスクDの発光が良好となるので、回動部材20及び光源24を1つのみとするより、互いに離間した位置にある2つの回動部材20及び光源24とすることは好ましい。
第2実施形態においても、一対の光源24,24の間隔やディスクDの幅方向の中心線L0との位置関係は、図7で説明したようにすることが好ましい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図10,図11に示す第3実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。第3実施形態は、第1,第2実施形態のようにディスクDの搬送に際して移動する光源16,24を設けるのではなく、固定の光源30を設けたものである。
図10は、開口部3に対してディスクDが挿入または排出された状態を示す平面概略図である。図10に示すように、筐体1内における開口部3の長手方向両端近傍位置には、ディスクDの搬送経路を挟んで一対の光源30が設けられている。光源30は、開口部3に対するディスクDの挿入及び排出に際してディスクDの端面に対向する位置に固設され、光源30から射出される光により、ディスクDが発光するようになっている。なお、ここでいう光源30とディスクDの端面との対向とは、両者が直接的に向かい合っていることを意味するだけでなく、両者間に他の部材が配置されていて間接的に向かい合っていることも意味する。即ち、光源30とディスクDの端面との高さ方向の位置(ディスクDの面と直交する方向の位置)をほぼ一致させていることを意味する。
また、図10においては、光源30に近接して、光源30から発せられた光をディスクDの端面に集中的に導くための導光部材31が設けられている。光源30と導光部材31とを密着させて両者を一体としてもよい。導光部材31は、例えばプリズムよりなる。導光部材31は、光源30から発せられた光を集光すると共に、ディスクDの方向に向かう光Lt1と開口部3の長手方向両端部に向かう光Lt2とに分光するものであることが好ましい。このようにすると、光源30から発せられた光はディスクDの端面からディスクDの内部へと進入してディスクDの外周端面f1と内周端面f2と中心孔周囲の透明部分f3が発光すると共に、開口部3とディスクDとの隙間から光Lt2が漏れ出る。
図11に示すように、導光部材31は、光源30側からディスクDの端面側に向かって厚さが漸次減少する先細りの形状とすることが好ましく、これによりディスクDに進入する光量を増やすことができる。
第3実施形態のディスク駆動装置においても、開口部3へのディスクDの挿入前には、開口部3から漏れ出る光源30からの光により開口部3の位置が明確となるため、暗所でも開口部3にディスクDを容易に挿入することができる。また、開口部3に対するディスクDの挿入及び排出に際してディスクDが高輝度で発光するので、優れたイルミネーション効果が発揮される。ディスクDの排出時にはディスクDの視認性が向上するので、抜き取りも容易となる。
以上説明した第1〜第3実施形態のディスク駆動装置は、CDプレーヤ,DVDプレーヤ,DVDレコーダ,カーナビゲーション用のDVDプレーヤなどに適用することができる。また、第1〜第3実施形態のディスク駆動装置は、車載用のディスク駆動装置として好適であり、車載用以外の室内据置型やポータブル型のディスク駆動装置にも勿論好適である。
本発明の第1〜第3実施形態の外観斜視図である。 第1〜第3実施形態の内部構造を側面側から見て概略的に示した平面図である。 第1実施形態の内部構造を上面側から見て概略的に示した平面図である。 第1実施形態を説明するための平面図である。 第1実施形態におけるディスクの挿入または排出時の作用を説明するための平面図である。 第1実施形態における回動部材を説明するための拡大図である。 第1実施形態の好ましい形態を説明するための図である。 第2実施形態の内部構造を上面側から見て概略的に示した平面図である。 第2実施形態の動作を説明するための図である。 第3実施形態の内部構造を上面側から見て概略的に示した平面図である。 第3実施形態好ましい形態を説明するための図である。
符号の説明
1 筐体
3 開口部
4 ターンテーブル
6 ピックアップ
7 ディスク搬送手段
8 送りローラ
9 固定プレート
10,20 回動部材
12 ディスク接触部
16,24,30 光源
23 ピン(ディスク接触部)
31 導光部材
C カム(ロック手段)
D ディスク

Claims (6)

  1. ディスクを駆動するディスク駆動装置において、
    前記ディスクを挿入及び排出するための開口部が形成された筐体と、
    前記開口部に挿入された前記ディスクを前記筐体の内部へと搬送し、前記筐体の内部へと搬送された前記ディスクを前記開口部から排出するディスク搬送手段と、
    前記ディスクの端面に接触するディスク接触部を有し、前記ディスク搬送手段によって前記ディスクを搬送する際に、前記ディスク接触部を前記ディスクの端面に接触させた状態で移動させる移動部材と、
    前記ディスク接触部に設けられ、前記ディスクの端面から前記ディスクの内部へと光を入射させる光源とを備えることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記移動部材は、所定の位置を回動中心とし、前記ディスク搬送手段による前記ディスクの搬送に伴って回動する回動部材であることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  3. 前記回動部材は、前記開口部への前記ディスクの挿入を検出する検出部材であることを特徴とする請求項2記載のディスク駆動装置。
  4. 前記ディスクが前記ディスク搬送手段によって前記筐体の内部の搬送完了位置まで搬送されたとき、前記ディスク接触部を前記ディスクの端面から離間させてロックするロック手段を備えることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  5. 前記ディスク接触部として互いに離間した位置にある第1及び第2のディスク接触部を備え、前記第1のディスク接触部には第1の光源が前記第2のディスク接触部には第2の光源が設けられ、
    前記移動部材が前記開口部に前記ディスクが挿入される前の初期状態にあるとき、前記ディスクの搬送方向と直交する方向の前記第1の光源と前記第2の光源との間隔は、15mm以上であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  6. 前記第1及び第2の光源は、前記ディスクの搬送方向と平行な方向である前記ディスクの中心線を挟むように、前記中心線から前記中心線と直交する方向に10mm以上30mm以内の範囲に設けられていることを特徴とする請求項5記載のディスク駆動装置。
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