JPH10275406A - 光ディスク装置のディスク判別装置 - Google Patents

光ディスク装置のディスク判別装置

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JPH10275406A
JPH10275406A JP9652797A JP9652797A JPH10275406A JP H10275406 A JPH10275406 A JP H10275406A JP 9652797 A JP9652797 A JP 9652797A JP 9652797 A JP9652797 A JP 9652797A JP H10275406 A JPH10275406 A JP H10275406A
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JP
Japan
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disk
light
light emitting
disc
light receiving
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JP9652797A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Sugiyama
幸広 杉山
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ピックアップによってフォーカス動作を行う
前にディスク判別ができるディスク判別装置を提供す
る。 【解決手段】底面と信号記録面の間の透明基板の厚みが
互いに異なる複数種類の光ディスク1を記録再生する光
ディスク装置において、少なくとも1つの発光素子26
と、発光素子26から発光された光がディスクによって
反射し戻ってくる光を受光する受光素子27と、ディス
ク底面に近接または当接するように配置され発光素子か
らの光が直接受光素子に到達しないようにする遮蔽物2
2を備え、発光素子26からの光を光ディスクの信号記
録面に照射させ、信号記録面7で反射した光を遮蔽物2
2と信号記録面7の隙間から受光素子27に導き、受光
素子27の受光光量の違いによって光ディスクの種類を
判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク記録再生
装置に係り、特に基板(底面と信号記録面の間の透明基
板)厚の異なる光ディスクの判別を短時間で簡易に行う
ことのできるディスク判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は例えば、CD(コンパクト・ディ
スク)と光磁気ディスク(CDに比べ反射率は低い)の
場合のようにディスクの基板厚が同じで反射率の異なる
光ディスクを判別する場合は、まず光ピックアップから
の照射ビームを信号面にフォーカスさせ、反射率に応じ
た戻り光量差を検出する(高反射ディスクでは戻り光量
は大きい)方法があった。このような例が実開昭63−
109366に示されている。しかし、この方法では基
板厚の異なるディスクの判別はできない。
【0003】基板厚の異なる光ディスクの場合はそれぞ
れの基板厚に応じた光学系が必要である。従って、最初
に所定の基板厚を有するディスクに所定の光学系を有す
る光ピックアップを用いてフォーカスをかけにいったと
きに、そのディスク基板厚に対応する光学系と異なる場
合にはフォーカス不良が発生するる。この場合、読み取
り光学系を切り替えて再度フォーカス動作を行う。この
過程においてフォーカスの合う組み合わせがあるので、
基板厚の異なるディスクの判別が可能になる。
【0004】このような方法では、上記動作のように光
学系の切り替え時間が必要となり、またフォーカス動作
完了までにも時間が必要になる。従って、ディスク判別
ができるまでに長時間を要するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところは
基板厚の異なる光ディスクの判別を、光ピックアップに
よるフォーカス動作を行わせることなく、短時間に行う
ことのできるディスク判別装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置のディスク判別装置は、底面と信号記録面の間の透明
基板の厚みが互いに異なる複数種類の光ディスクを記録
再生する光ディスク装置において、少なくとも1つの発
光手段と、発光手段から発光された光がディスクによっ
て反射し戻ってくる光を受光する受光手段と、ディスク
底面に近接または当接するように配置され発光手段から
の光が直接受光手段に到達しないようにする遮蔽手段を
備え、発光手段からの光を光ディスクの信号記録面に照
射させ、信号記録面で反射した光を遮蔽手段と信号記録
面の隙間から前記受光手段に導き、受光手段の受光光量
の違いによって光ディスクの種類を判別することを特徴
とするものである。
【0007】また、前記ディスク判別装置において、デ
ィスクの搬送用ローラを前記遮蔽手段とし、搬送用ロー
ラのディスク移動方向の前後に前記発光手段および受光
手段を配置したものである。
【0008】また、同ディスク判別装置において、前記
発光手段と、受光手段と、遮蔽手段は、ディスクを搬送
するトレイに装着するものである。
【0009】さらに、同ディスク判別装置において、前
記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段は、ディスクを予
め収納する収納体に装着するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。ここでは、底面と信号記録面の間の透
明基板の厚みが異なり、択一的に記録再生部に装填され
るCDとDVDにつき、光ピックアップを用いて記録ま
たは再生をする光ディスク装置のディスク判別装置を説
明する。
【0011】まず、CDとDVDの断面構造を説明す
る。図1はCDの一部の断面構造を示す。CD1の全体
の厚みは約1.2mmであり、底面2から上面のレーべ
ル印刷面3の近くまで透明基板(材質はポリカーボネー
ト)4が設けられている。透明基板4の上端部には情報
を記録したピット5が形成されており、このピット5が
反射層6で被覆されることで、信号記録面(反射面)7
が形成されている。反射層6の上には保護層8が設けら
れており、この保護層8の上がレーべル印刷面3となっ
ている。CD1の記録信号は透明基板4の底面2の下側
から照射したレーザビーム(破線A参照)で読み取られ
る。
【0012】図2乃至図5は種々のタイプのDVDの断
面構造の例を示す図である。DVDは約0.6mmの厚
さの2枚の基板を貼り合わせた構造となっており、合計
した厚さは約1.2mmである。図2は片面ディスク9
Aを示す。図2に示すように底面10から信号記録面1
1まで0.6mmより少しだけ小さい厚さの透明基板
(材質はポリカーボネート)12が設けられている。
【0013】透明基板12の上端部には情報を記録した
ピット5が形成されており、このピット5が反射層13
で被覆されることで、信号記録面(反射面)11が形成
されている。反射層13の上には保護層14が設けられ
ており、この保護層14の上に厚さ約0.6mmの基板
15が接着層16により貼り合わされている。片面ディ
スク9Aの記録信号は透明基板12の底面10の下側か
ら照射したレーザビーム(破線B参照)で読み取られ
る。
【0014】図3は両面ディスク9Bを示す。両面ディ
スク9Bは図2に示す片面ディスク9Aの底面10から
保護層14までを、接着層16により2枚貼り合わせた
構造を有している。両面ディスク9Bの2つの信号記録
面11の記録信号は、両面ディスク9Bの下側から照射
したレーザビーム(破線C参照)と上側から照射したレ
ーザビーム(破線D参照)により別個に読み取られる。
【0015】図4は2層片面ディスク9Cを示す。2層
片面ディスク9Cには底面10から第1層信号記録面1
1Aまで0.6mmより少しだけ小さい厚さの透明基板
(材質はポリカーボネート)12Aが設けられており、
透明基板12Aの上端部には情報を記録した第1層ピッ
ト5Aが形成されている。
【0016】この第1層ピット5Aが半透明な反射層1
3Aで被覆されることで、第1層信号記録面(第1層反
射面、Layer )11Aが形成されている。反射層13A
の上には透明部材からなる中間層17が設けられてお
り、中間層17の上端部には情報を記録した第2層ピッ
ト5Bが形成されている。
【0017】この第2層ピット5Bが反射層13Bで被
覆されることで、第2層信号記録面(第2層反射面、La
yer2)11Bが形成されている。反射層13Bの上には
保護層14が設けられており、この保護層14の上に厚
さ約0.6mmの基板15が接着層16により貼り合わ
されている。2層片面ディスク9CのLayer 1,2の記
録信号は透明基板12Aの底面10の下側から照射した
レーザビーム(破線E1、E2参照)を、対象とするLa
yer にフォーカスさせて読み取られる。
【0018】図5は2層両面ディスク9Dを示してい
る。2層両面ディスク9Dは図4に示す2層片面ディス
ク9Cの底面10から保護層14までを、接着層15に
より2枚貼り合わせた構造を有している。2層両面ディ
スク9Dの内、下側のLayer 1,2の記録信号は2層両
面ディスク9Dの下側から照射したレーザビーム(破線
F1、F2参照)を、対象とするLayer にフォーカスさ
せて読み取り、上側のLayer 1,2の記録信号は上側か
ら照射したレーザビーム(破線G1 G2参照)を、対
象とするLayer にフォーカスさせて読み取る。なお、図
2乃至図5においてレーベル印刷面を省略してある。
【0019】図9は、本発明の第1の実施例であるディ
スク装置18を示す概略側面図である。図に示す光ディ
スク20は、ディスク挿入口21から挿入される。光デ
ィスク20はディスク搬送用ローラ22と、ディスクガ
イド23の間にバネ24により圧着され、ディスク搬送
用ローラ22が回転することによりディスクモータ40
のターンテーブル41上すなわち再生可能な位置まで搬
送される。この実施例では、ディスク判別装置25を、
ディスク搬送用ローラ22の、ディスク進行方向の前後
に配置してある。
【0020】図8は本発明の第1の実施例を示す部分正
面図であり、図9は図8におけるA−A断面図である。
また、図6および図7は同実施例の作用を説明するため
の拡大部分側面図である。
【0021】図に示す光ディスク1は光ディスク記録再
生装置18のディスク挿入口21から挿入される。光デ
ィスク1はディスク搬送用ローラ22と、ディスクガイ
ド23の間に挟圧され、ディスク搬送用ローラ22が回
転することによりディスクを再生可能な位置まで搬送さ
れる。この実施例では、発光素子26と受光素子27
を、ディスク搬送用ローラ22の、ディスク進行方向の
前後に配置してある。
【0022】図6および図7は、図9におけるディスク
判別装置25の作用を示す。ディスク判別装置25は発
光ダイオードからなる発光素子26とフォトトランジス
タからなる受光素子27により構成される。図6は、C
Dを搬送中の状態を示している。発光素子26から発光
された光は、透明基板4を通りCDの信号記録面7で反
射し、受光素子27によって受光される。CDの場合、
ディスクの底面2と信号記録面7の間の距離が約1.2
mmであり、この間を通過可能な光のみ受光素子27に
よって受光される。
【0023】一方、図7は、DVDを搬送中の状態を示
している。DVDの場合、ディスクの底面10と、信号
記録面11の間の距離が約0.6mmであり、前記CD
の場合の約半分の光量しか透明基板12を通過できな
い。
【0024】したがって、CDとDVDの間に、受光素
子27から出力される信号レベルに違いが生じ、これを
検出することによってCDと、DVDの判別が可能とな
る。
【0025】本発明の実施例では、発光手段として発光
ダイオードを用いているが、これに限らず、レーザーダ
イオードなどを用いてもよい。受光手段としては、フォ
トトランジスタ以外にフォトダイオードなどを用いても
よい。従って、発光素子、受光素子共に、廉価な部品で
構成できるので、低コストで実施できる。また、遮蔽手
段として搬送用ローラを用いているが、それ以外にプリ
ズム等を用いて光学的に遮蔽してもよい。
【0026】第9、10および11図は本発明の第2の
実施例を示す図である。この実施例では光ディスク装置
28の本体に出入するトレイ35が設けられている。光
ディスク29はトレイ35に形成したディスク載置部3
0に載せられ、トレイ35共にディスク装置28内部に
収納される。トレイ35に設けた開口部31により光ピ
ックアップ(図示せず)からの照射ビームによって信号
の再生または記録を行うようになっている。
【0027】ディスク載置部30に図10および10に
示す発光素子26と受光素子27と遮蔽物36を含むデ
ィスク判別装置34を設置している。なお、ディスク判
別装置34はわかりやすくするために正確な比率では描
かれていない。また、発光素子26と受光素子27を駆
動するための回路系は図示しない。
【0028】図10および図11は、図12におけるデ
ィスク判別装置34の作用を示す。ディスク判別装置3
4は発光ダイオードからなる発光素子26とフォトトラ
ンジスタからなる受光素子27により構成される。図1
0は、CDがトレイに載置された状態を示している。発
光素子26から発光された光は、透明基板4を通りCD
の信号記録面7で反射し、受光素子27によって受光さ
れる。CDの場合、ディスクの底面2と信号記録面7の
間の距離が約1.2mmであり、この間を通過可能な光
のみ受光素子27によって受光される。
【0029】一方、図11は、DVDがトレイに載置さ
れた状態を示している。DVDの場合、ディスクの底面
2と、信号記録面11の間の距離が約0.6mmであ
り、前記CDの場合の約半分の光量しか透明基板12を
通過できない。したがって、CDとDVDの間に、受光
素子27から出力される信号レベルに違いが生じ、これ
を検出することによってCDと、DVDの判別が可能と
なる。
【0030】光ディスク29をディスク載置部30に載
せたときディスク判別装置34によって、例えば、CD
とDVDの判別を行うことにより、あらかじめどちらの
光ディスクが搭載されているのが分かるので、光ディス
ク装置28内部の読み取り光学系をそれに対応させてお
くことによって光ディスク29が光ディスク装置28内
部に収納された後、直ちにフォーカス動作を行うことが
でき、再生までの時間のロスがなくなり、スムーズな再
生が可能となる。この場合、ディスクの有無を検出する
検出手段(図示しない)を設けてもよい。
【0031】実施例は上記のように構成されているが、
発明はこれに限らず、例えば、第2の実施例の発光素子
26と受光素子27は光ディスクを予め収納する収納体
いわゆるカートリッジに設置してもよい。例えば、チェ
ンジャー等のマガジンの各段に、本発明の判別装置を設
けることにより、マガジン中のCD、DVDの判別がで
きる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、板厚の異なる光ディス
クを確実に判別することができる。また、光ピックアッ
プによってフォーカス動作を行う前にディスク判別がで
きるので、予めそのディスクに対応した光学系が準備で
き、記録または再生するまでの時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用されるCDの断面構造を一部省略
して示す断面図である。
【図2】本発明に適用される片面ディスクタイプのDV
Dの断面構造を一部省略して示す断面図である。
【図3】本発明に適用される両面ディスクタイプのDV
Dの断面構造を一部省略して示す断面図である。
【図4】本発明に適用される2層片面ディスクタイプの
DVDの断面構造を一部省略して示す断面図である。
【図5】本発明に適用される2層両面ディスクタイプの
DVDの断面構造を一部省略して示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の作用を説明するための
側面図である。
【図7】本発明の第1の実施例の作用を説明するための
側面図である。
【図8】本発明の第1の実施例を示す部分正面図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施例である光ディスク装置を
示す概略側面図である。
【図10】本発明の第2の実施例の作用を説明するため
の側面図である。
【図11】本発明の第2の実施例の作用を説明するため
の側面図である。
【図12】本発明の第2の実施例である光ディスク装置
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 CD 2 底面 4 透明基板 5 ピット 6 反射層 7 信号記録面 9A 片面ディスク(DVD) 9B 両面ディスク(DVD) 9C 2層片面ディスク(DVD) 9D 2層両面ディスク(DVD) 11A 第1層信号記録面 10 底面 11 信号記録面 12、12Α 透明基板 13、13A 反射層 14 保護層 15 基板 16 接着層 18 ディスク装置 19 底面 20 光ディスク 21 ディスク挿入口 22 ディスク搬送用ローラ 23 ディスクガイド 24 バネ 25 ディスク判別装置 26 発光素子 27 受光素子 28 光ディスク装置 29 光ディスク 30 ディスク搭載部 31 開口部 34 ディスク判別装置 35 トレイ 40 ディスクモータ 41 ターンテーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面と信号記録面の間の透明基板の厚み
    が互いに異なる複数種類の光ディスクを記録再生する光
    ディスク装置において、少なくとも1つの発光手段と、
    発光手段から発光された光がディスクによって反射し戻
    ってくる光を受光する受光手段と、ディスク底面に近接
    または当接するように配置され発光手段からの光が直接
    受光手段に到達しないようにする遮蔽手段を備え、発光
    手段からの光を光ディスクの信号記録面に照射させ、信
    号記録面で反射した光を遮蔽手段と信号記録面の隙間か
    ら前記受光手段に導き、受光手段の受光光量の違いによ
    って光ディスクの種類を判別することを特徴とする光デ
    ィスク装置のディスク判別装置。
  2. 【請求項2】 ディスクの搬送用ローラを前記遮蔽手段
    とし、搬送用ローラのディスク移動方向の前後に前記発
    光手段および受光手段を配置した請求項1のディスク判
    別装置。
  3. 【請求項3】 前記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段
    は、ディスクを搬送するトレイに装着することを特徴と
    する請求項1のディスク判別装置。
  4. 【請求項4】 前記発光手段と、受光手段と、遮蔽手段
    は、ディスクを予め収納する収納体に装着することを特
    徴とする請求項1のディスク判別装置。
JP9652797A 1997-03-31 1997-03-31 光ディスク装置のディスク判別装置 Pending JPH10275406A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140084189A1 (en) * 2012-09-26 2014-03-27 Mei, Inc. Tape Detector

Cited By (2)

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