JPH09288881A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH09288881A
JPH09288881A JP9781396A JP9781396A JPH09288881A JP H09288881 A JPH09288881 A JP H09288881A JP 9781396 A JP9781396 A JP 9781396A JP 9781396 A JP9781396 A JP 9781396A JP H09288881 A JPH09288881 A JP H09288881A
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JP
Japan
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tape
magnetic
magnetic tape
guides
guide
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JP9781396A
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Masanori Sato
政則 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータの外部記録媒体等に使用されて
いるテープカートリッジにおいて、磁気テープのオフト
ラック量を減少させる。 【構成】 テープカートリッジ1は、磁気ヘッド挿入口
4,5を挾んで磁気テープ11の巻出し側と巻取り側
に、それぞれ巻出し側のテープガイド14…と巻取り側
のテープガイド17…を配置し、これらテープガイドに
磁気テープ11を掛け渡して、サプライハブ12から巻
出されてきた磁気テープ11をテイクアップハブ13で
巻取るようになっている。上記巻出し側と巻取り側のテ
ープガイドは、それぞれ複数個づつ配置されているとと
もに、上記テープガイドのテープ走行面はφ4.75m
m未満に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの外
部記録媒体として用いられているデータカートリッジ等
のテープカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記録媒体として使用
されるテープカートリッジ所謂データカートリッジとし
て図5〜図8に示したようなものが知られている。
【0003】図5は、データカートリッジの斜視図であ
る。上記データカートリッジ101は、ベースプレート
102の前端側に設けた磁気ヘッド挿入口103を挾ん
で磁気テープ104の巻出し側と巻取り側にそれぞれ巻
出し側のテープガイド105と巻取り側のテープガイド
106を配置し、これらテープガイド105,106に
磁気テープ104を掛け渡して、サプライハブ107か
ら巻出されてきた磁気テープ104をテイクアップハブ
108で巻取るようになっている。
【0004】上記磁気テープ104は、テープ駆動機構
111によって、上記サプライハブ107およびテイク
アップハブ108を一方向に回転させることにより、サ
プライハブ107からテイクアップハブ108側に巻取
られ、他方向に回転させることによりテイクアップハブ
108からサプライハブ107側に巻戻されるようにな
っている。
【0005】上記テープ駆動機構111は、ベースプレ
ート102の前端側の中央部に設けられたドライブロー
ラ112と、ベースプレート102の後端側の左右両側
部に設けられた第1,第2のコーナーローラ113,1
14と、上記ドライブローラ112および第1,第2の
コーナーローラ113,114に略三角形状に掛けられ
たドライブベルト115を備えている。
【0006】上記ドライブベルト115のドライブロー
ラ112と第1のコーナーローラ113の間は、上記サ
プライハブ107に巻付けられた磁気テープ104の外
周面に圧着されている。また、上記ドライブベルト11
5のドライブローラ112と第2のコーナーローラ11
4の間は、上記テイクアップハブ108に巻付けられた
磁気テープ104の外周面に圧着されている。
【0007】上記データカートリッジ101は、ドライ
ブ(記録再生装置)のカートリッジ挿入口からドライブ
内に挿入して使用される。データカートリッジ101を
ドライブ内に挿入すると、上記磁気ヘッド挿入口103
を閉塞していた蓋部109が開けられて、上記磁気ヘッ
ド挿入口103内にドライブの磁気ヘッドが導入され
て、該磁気ヘッドが磁気テープ104に接触するととも
に、上記磁気ヘッド挿入口103に隣接して設けた切欠
窓110からドライブのキャプスタンローラが上記ドラ
イブローラ112に接触する。
【0008】そして、上記キャプスタンローラでドライ
ブローラ112を回転させるとドライブベルト115が
走行して上記サプライハブ107およびテイクアップハ
ブ108を回転させ、磁気テープ104を走行させて、
上記磁気ヘッドにより磁気テープ104への記録・再生
を行うようになっている。
【0009】図6に示したように、上記テープガイド1
05,106は、テープ走行面121の上,下端に上,
下フランジ122,123を有している。上記上,下フ
ランジ122,123の間隔FWは、磁気テープ104
の幅TW(8mm)よりも大になるように形成されてい
る。
【0010】また、図7に示したように、上記サプライ
ハブ107とテイクアップハブ108も上,下フランジ
部131,132を有している。上記上,下フランジ1
31,132は、プラスチックで形成されていて弾性
(ばね性)を有している。
【0011】上記サプライハブ107およびテイクアッ
プハブ108は、上記弾性を有する上フランジ131を
カバー133等を利用することにより、所定の荷重F
(例えば150g)でベースプレート102側に押付け
ることにより、回転時における上下動を抑制されるよう
になっている。上記テープガイド105,106のテー
プ走行面121は、直径4.75mmの円弧面に形成さ
れている。また、図8に示したように、上記巻出し側の
テープガイド105と巻取り側のテープガイド106
は、上記ベースプレート102のカートリッジ挿入方向
の中心線clに対して非対称位置(GP1>GP2)に
配置されている。そして、巻出し側のテープガイド10
5に対する磁気テープ104の最大巻付角θ1は11
2.7°、最小巻付角θ2は90.0°になり、巻取り
側のテープガイド106に対する磁気テープ104の最
大巻付角θ3は106.4°、最小巻付角θ4は82.
1°になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
に、従来のデータカートリッジ101において、テープ
ガイド105,106は、磁気ヘッド挿入口103を中
心(境)にして磁気テープ104の巻出し側(上流側)
と巻取り側(下流側)にそれぞれ1個づつ配置されてい
る。また、上記テープガイド105,106は、直径
4.75mmの円弧状のテープ走行面121の上,下に
上,下フランジ122,123を設け、これら上,下フ
ランジ122,123の間隔FWが磁気テープ104の
幅TWよりも大になるように形成されているとともに、
上記巻出し側のテープガイド105と巻取り側のテープ
ガイド106をベースプレート102の中心線clに対
して非対称位置に配置していたために、次に述べるよう
な問題点があった。
【0013】(1)磁気テープ104の上,下のエッジ
(端部)にダメージを与えないで磁気テープ104のオ
フトラック量を低減させることが困難である。
【0014】テープカートリッジにおいてテープガイド
105,106の上,下フランジ122,123の間隔
FWを、磁気テープ104の幅TWよりも大きく設定す
るのは、テープガイド105,106や磁気テープ10
4を製造する際に、上記上,下フランジ122,123
の間隔FWや、磁気テープ104の幅TWの寸法精度の
バラツキが不可避的に発生し、これらバラツキを吸収す
るためのクリアランスCが必要となるからである。従っ
て、上,下フランジ122,123の間隔FWを磁気テ
ープ104の幅TWよりも大きくすればするほど、上記
上,下フランジ122,123の間隔FWや磁気テープ
104の幅TWの寸法精度の大きなバラツキ等を吸収す
ることができるが、当然のことながら磁気テープ104
の上下方向の変動つまりオフトラック量が多くなる。
【0015】オフトラック量が多くなると、情報信号が
磁気テープ104の幅方向に蛇行しながら磁気テープ1
04に記録されるために、再生時に情報信号の読取りが
不能になる。高密度記録の場合においては、特に、オフ
トラック量の低減が望まれる。
【0016】オフトラック量を低減するためには、上,
下フランジ122,123の間隔FWを磁気テープ10
4の幅TWに近かずければよい。しかし、上,下フラン
ジ122,123の間隔FWを磁気テープ104の幅T
Wに近ずければ、上記上,下フランジ122,123の
間隔FWや磁気テープ104の幅TWの寸法精度の大き
なバラツキは吸収できなくなり、小さな寸法精度のバラ
ツキがある場合でも磁気テープ104の上,下のエッジ
が、上,下フランジ122,123に接触し、磁気テー
プ104の上,下のエッジがダメージを受け、データー
エラーの多発等を惹起する。
【0017】(2)テープガイド105,106のテー
プ走行面121は、直径4.75mmという比較的大径
に形成されているためにテープガイド105,106に
対する磁気テープ104の接触面積が大になり、このた
めに両者間に発生する摩擦が大となって磁気テープ10
4を走行させるための駆動トルクが大になるとともに、
磁気テープ104の耐久性も損なわれる。
【0018】因に、巻出し側のテープガイド105に対
する8mm幅の磁気テープ104の最大接触面積A1は
4.75×3.14×8×(112.7/360)=3
7.35mm2、最小接触面積A2は4.75×3.1
4×8×(90/360)=29.83mm2になり、
巻取り側のテープガイド106に対する磁気テープ10
3の最大接触面積A3は4.75×3.14×8×(1
06.4/360)=35.27mm2、最小接触面積
A4は4.75×3.14×8×(82.1/360)
=27.21mm2になり、磁気テープ104の走行時
の最大接触面積は29.83+35.27=65.1m
2になる。
【0019】(3)ベースプレート102の中心線cl
に対して巻出し側のテープガイド105と巻取り側のテ
ープガイド106が非対称位置に配置されているため
に、フォワード走行時とリバース走行時において磁気テ
ープ104のテープテンションの値に差異が発生し、記
録・再生時におけるトラブルの原因になる。
【0020】本発明は、上記従来の問題点を解決するこ
とを目的としてなされたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッド挿
入口を挾んで磁気テープの巻出し側と巻取り側にそれぞ
れ巻出し側のテープガイドと巻取り側のテープガイドを
配置し、これらテープガイドに磁気テープを掛け渡し
て、サプライハブから巻出されてきた磁気テープをテイ
クアップハブで巻取るようになっているテープカートリ
ッジにおいて、上記巻出し側と巻取り側のテープガイド
をそれぞれ複数個づつ配置することにより、サプライハ
ブから巻出されてきた磁気テープの上,下動を、上記複
数の巻出し側のテープガイドで順次抑制しながら磁気テ
ープを磁気ヘッド挿入口に導くようにした。
【0022】また、本発明は、上記テープガイドのテー
プ走行面の直径を細くして、テープガイドと磁気テープ
の接触面積を小さくすることにより磁気テープを走行さ
せるための駆動トルクを小さくするとともに、磁気テー
プの摩耗を少なくして耐久性を向上させた。
【0023】また、本発明は、上記複数の巻出し側のテ
ープガイドと巻取り側のテープガイドを、ベースプレー
トのカートリッジ挿入方向の中心線に対して線対称位置
に配置することにより、フォワード走行時とリバース走
行時における磁気テープのテープテンションの値が等し
くなるようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明を図1〜図4を参照し
て説明する。図1と図2は、コンピュータの外部記録媒
体として使用されているテープカートリッジ(以下、デ
ータカートリッジという)1の斜視図と分解斜視図であ
る。上記データカートリッジ1は、アルミニュウム製の
ベースプレート2と、該ベースプレート2上に取り付け
られた透明樹脂製のカバー3と、上記ベースプレート2
およびカバー3の前端側に設けた磁気ヘッド挿入口4,
5を開閉する蓋部6と、該蓋部6を上記磁気ヘッド挿入
口4,5を閉じる方向に付勢している捩りコイルばね7
とを備えている。
【0025】上記ベースプレート2は、磁気テープ11
を上記磁気ヘッド挿入口4,5に向けて供給するサプラ
イハブ12と、該サプライハブ12から供給された磁気
テープ11を巻取るテイクアップハブ13と、上記磁気
ヘッド挿入口4を挾んで巻出し側つまりサプライハブ1
2側に配置された第1,第2,第3の巻出し側のテープ
ガイド14,15,16および巻取り側つまりテイクア
ップハブ13側に配置された第1,第2の巻取り側のテ
ープガイド17,18と、上記第1の巻出し側のテープ
ガイド14と上記第1の巻取り側のテープガイド16の
間に配置されたドライブローラ21と、該ドライブロー
ラ21によって駆動されるループ状のドライブベルト2
2と、該ドライブベルト22を上記サプライハブ12に
巻付けられている磁気テープ11の周面に圧着させてい
る第1のコーナーローラ23と、上記ドライブベルト2
2を上記テイクアップハブ13に巻付けられている磁気
テープ11の周面に圧着させている第2のコーナーロー
ラ24とを備えている。
【0026】上記第1の巻出し側のテープガイド14
は、ベースプレート2の前端側の一端部(サプライハブ
12側の端部)に設けられている。上記第2の巻出し側
のテープガイド15は、上記第1の巻出し側のテープガ
イド14とサプライハブ12の間に設けられている。上
記第3の巻出し側のテープガイド16は、磁気ヘツド挿
入口4の一端部に設けられている。
【0027】また、上記第1の巻取り側のテープガイド
17は、ベースプレート2の前端側の他端部(テイクア
ップハブ13側の端部)に設けられている。上記第2の
巻取り側のテープガイド18は、上記第1の巻取り側の
テープガイド17とテイクアップハブ13の間に設けら
れている。
【0028】図3に示すように、上記サプライハブ12
とテイクアップハブ13は、ベースプレート2の幅方向
(カートリッジ挿入方向と直交する方向)の中心線cl
1の線対称位置に設けられている。
【0029】上記第1の巻出し側のテープガイド14と
第1の巻取り側のテープガイド17は、上記中心線cl
1の線対称位置に設けられているとともに、上記第2の
巻出し側のテープガイド15と第2の巻取り側のテープ
ガイド18も、上記中心線cl1の線対称位置に設けら
れている。また、上記第3の巻出し側のテープガイド1
6は、上記磁気ヘッド挿入口4の幅方向(カートリッジ
挿入方向と直交する方向)の中心線cl2に対して、上
記第1の巻取り側のテープガイド17と線対称位置に設
けられている。
【0030】上記第1の巻出し側のテープガイド14と
第1の巻取り側のテープガイド17に対する磁気テープ
11の巻付角θ1は67.99°になり、上記第2の巻
出し側のテープガイド15と第2の巻取り側のテープガ
イド18に対する磁気テープ11の最大巻付角θ2は5
6.74°、最小巻付角θ3は19.30°になるよう
に設定されている。上記第3の巻出し側のテープガイド
16に対する磁気テープ11の巻付角はテープカートリ
ッジがドライブに装填されて、該ドライブの磁気ヘッド
で上記磁気テープ11が押圧されない限り0°になるよ
うに設定されている。
【0031】図4に示したように、上記第1,第2,第
3の巻出し側のテープガイド14,15,16および第
1,第2の巻取り側のテープガイド17,18は、テー
プ走行面31の上,下端部に上,下フランジ32,33
を有している。上記テープ走行面31は、上記従来のテ
ープカートリッジ101のテープガイド106,107
のテープ走行面121の直径4.75mmの半分以下の
直径2mmの円弧状面に形成されている。また、上記
上,下フランジ32,33の間隔FWは、磁気テープ1
1の幅(8mm)よりも大になるように設定されてい
る。
【0032】上記ドライブローラ21は、上記ベースプ
レート2の幅方向の中心線cl1上に設けられている。
また、上記第1,第2のコーナーローラ23,24は、
上記中心線cl1の線対称位置に設けられている。
【0033】図2に示したように、上記カバー3は、上
記サプライハブ12やテイクアップハブ13、テープガ
イド14〜18、ドライブローラ21、ドライブベルト
22、コーナーローラ23,24等を覆うようにベース
プレート2上にねじ25…25等で取付けられている。
【0034】上記カバー3の前面の一側部には上記磁気
ヘッド挿入口5が設けられ、中央部には上記ドライブロ
ーラ21を外部に臨ませる切欠窓26が設けられ、他端
部にはテープエンド検出用の透光窓27が設けられ、該
透光窓27の近傍のカバー上面には誤消去防止部材28
がスライド可能に取付けられている。
【0035】実施例のテープカートリッジ1は上述のよ
うな構成であって、これをドライブに挿入すると、該ド
ライブに設けられた蓋部開放部材により捩りコイルばね
7のばね力に抗して蓋部6が回動して、上記磁気ヘッド
挿入口5が開放されて、該磁気ヘッド挿入口5内に導入
されたドライブの磁気ヘッドが磁気テープ11に接触す
るとともに、上記切欠窓26を通してドライブのキャプ
スタンローラが上記ドライブローラ21に接触する。
【0036】そして、上記キャプスタンローラでドライ
ブローラ21を回転させると上記ドライブベルト22が
走行して上記サプライハブ12およびテイクアップハブ
13を回転させ、上記磁気テープ11を走行させて、上
記磁気ヘッドにより磁気テープ11への記録・再生が行
われるのであるが、上記サプライハブ12から巻出され
た磁気テープ11は、先ず第2の巻出し側のテープガイ
ド15のテープ走行面31と上,下フランジ32,33
によって走行をガイドされるとともに上,下動を抑制さ
れる。上記磁気テープ11は、更に第1の巻出し側のテ
ープガイド14および第3の巻出し側のテープガイド1
6のテープ走行面31と上,下フランジ32,33によ
って走行をガイドされるとともに上,下動を抑制されて
磁気ヘッド挿入口5に至り、該磁気ヘッド挿入口5内で
磁気ヘッドにより記録・再生が行われたのち、上記第
1,第2の巻取り側のテープガイド17,18によって
ガイドされてテイクアップハブ13に巻取られる。
【0037】上述したように、第1,第2,第3の巻出
し側のテープガイド14,15,16、第1,第2の巻
取り側のテープガイド17,18のテープ走行面31を
直径2mmとし、上記第1の巻出し側のテープガイド1
4と第1の巻取り側のテープガイド17への磁気テープ
11の巻付角θ1を67.99°、上記第2の巻出し側
のテープガイド15と第2の巻取り側のテープガイド1
8に対する磁気テープ11の最大巻付角θ2を56.7
4°、最小巻付角θ3を19.30°にしたので、8m
m幅の磁気テープ11の上記第1,第2の巻出し側のテ
ープガイド14,15に対する磁気テープ11の最大接
触面積B1は2×3.14×8×(67.99+56.
74/360)=17.41mm2になり、最小接触面
積B2は2×3.14×8×(67.99+19.3/
360)=12.8mm2になる。また、第1,第2の
巻取り側のテープガイド17,18に対する磁気テープ
11の最大接触面積B3と最小接触面積B4は、これら
第1,第2の巻取り側のテープガイド17,18が上記
第1,第2の巻出し側のテープガイド14,15と対称
位置に配置されていることから、上記第1,第2の巻出
し側のテープガイド14,15の最大接触面積B1と最
小接触面積B2と同じ値になる。従って、磁気テープ1
1の走行時の最大接触面積は12.8+17.41=2
9.59mm2となり、上記従来のテープカートリッジ
の最大接触面積65.1mm2の半分以下の値になるの
でテープガイドと磁気テープの間に発生する摩擦も少な
くなり、磁気テープの駆動トルクを小さくすることがで
きるとともに、磁気テープの摩耗を少なくしてその耐久
性を向上させることができる。
【0038】また、上述したように、第1,第2の巻出
し側のテープガイド14,15と、第1,第2の巻取り
側のテープガイド17,18を対称位置に配置したので
フォワード走行時とリバース走行時における磁気テープ
11のテープテンションの値を同一にすることができ
る。また、第1の巻取り側のテープガイド17と第3の
巻出し側のテープガイド16を磁気ヘッド挿入口4の中
心線cl2に対して線対称位置に設けたので、磁気ヘッ
ドを磁気ヘッド挿入口4の中央部に挿入すれば、上記磁
気ヘッドは自づと上記第1の巻取り側のテープガイド1
7と第3の巻取り側のテープガイド16の中央部におい
て磁気テープ11と接触することになり、磁気ヘッドの
磁気テープへの所謂片当りを防止することができる。
【0039】なお、図面に示した実施の形態において
は、第1,第2,第3の3つの巻出し側のテープガイド
14,15,16を通して磁気テープ11を磁気ヘッド
挿入口にガイドするようにした場合を示したが、巻出し
側のテープガイドは2個でも或は4個以上設けてもよ
い。また、上記テープガイドの上,下フランジの間隔を
サプライハブに近いものほど大きくし、磁気ヘッド挿入
口に近づくに従って上記間隔を狭くし磁気テープの幅に
近ずけることにより、上記サプライハブから巻出されて
きた磁気テープの上,下動をより効果的に段階的に抑制
することができるようにしてもよい。テープガイドのテ
ープ走行面の直径も2mmに限定されず4,75mm未
満ならばよい。また、実施の形態においてはテープカー
トリッジとしてコンピュータの外部記録媒体として使用
されるデータカートリッジを例にとって説明したが、他
のテープカートリッジにも適用される。
【0040】
【発明の効果】本発明のテープカートリッジには、次に
述べるような効果がある。
【0041】(1)請求項1のテープカートリッジは、
巻出し側と巻取り側のテープガイドを複数個づつ配置し
たので、ハブから巻出された磁気テープの上下動を上記
複数個のテープガイドで段階的に効果的に抑制してオフ
トラック量を少なくすることができる。
【0042】(2)請求項2のテープカートリッジは、
テープガイドのテープ走行面の直径を従来よりも細く
し、磁気テープとテープガイドの接触面積を少なくした
ので、そのぶん両者間に発生する摩擦を少なくし、これ
によって、磁気テープの駆動トルクを小さくすることが
できるとともに、磁気テープの摩耗を抑制して耐久性を
向上させることができる。
【0043】(3)請求項3のテープカートリッジは、
巻出し側のテープガイドと巻取り側のテープガイドを対
称位置に配置したので、フォワード走行時とリバース走
行時の磁気テープのテープテンションを等しくすること
ができる。
【0044】(4)請求項4のテープカートリッジは、
磁気ヘッド挿入口の中心線の線対称位置にテープガイド
を配置したので、磁気ヘッド挿入口の中央部に磁気ヘッ
ドを導入すれば、該磁気ヘッドは上記磁気ヘッド挿入口
の両側部に配置されているテープガイドの中央部におい
て磁気テープと接触して、磁気テープに対して磁気ヘッ
ドが傾いて接触するのを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図。
【図2】分解斜視図。
【図3】要部の平面図。
【図4】テープガイドの側面図。
【図5】従来例の斜視図。
【図6】従来例のテープガイドの側面図。
【図7】従来例のハブの側面図。
【図8】従来例の平面図。
【符号の説明】
1…テープカートリッジ、2…ベースプレート、4,5
…磁気ヘッド挿入口、11…磁気テープ、12…サプラ
イハブ、13…テイクアップハブ、14,15,16…
第1,第2,第3の巻出し側のテープガイド、17,1
8…第1,第2の巻取り側のテープガイド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッド挿入口を挾んで磁気テープの
    巻出し側と巻取り側にそれぞれ巻出し側のテープガイド
    と巻取り側のテープガイドを配置し、これらテープガイ
    ドに磁気テープを掛け渡して、サプライハブから巻出さ
    れてきた磁気テープをテイクアップハブで巻取るように
    なっているテープカートリッジにおいて、 上記巻出し側と巻取り側のテープガイドは、それぞれ複
    数個づつ配置されていることを特徴とするテープカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 テープガイドは、直径4.75mm未満の円柱状に形成
    されていることを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 巻出し側のテープガイドと巻取り側のテープガイドは、
    サプライハブとテイクアップハブの間のカートリッジ挿
    入方向の中心線に対して線対称位置に配置されているこ
    とを特徴とするテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 巻出し側のテープガイドと巻取り側のテープガイドのう
    ちの一つは、磁気ヘッド挿入口のカートリッジ挿入方向
    の中心線に対して線対称位置に配置されていることを特
    徴とするテープカートリッジ。
JP9781396A 1996-04-19 1996-04-19 テープカートリッジ Pending JPH09288881A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196065A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Fuji Photo Film Co Ltd サーボライタ

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