JP3432815B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3432815B2
JP3432815B2 JP2001244429A JP2001244429A JP3432815B2 JP 3432815 B2 JP3432815 B2 JP 3432815B2 JP 2001244429 A JP2001244429 A JP 2001244429A JP 2001244429 A JP2001244429 A JP 2001244429A JP 3432815 B2 JP3432815 B2 JP 3432815B2
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disc
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稔 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
クカートリッジや光ディスクカートリッジなどのよう
に、ディスク状の記録媒体を内部に回転可能に収納する
カートリッジケースを備えたディスクカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のディスクカートリッジ
は、例えば特公平4−42754号公報に示されるよう
に、上ハーフと下ハーフとから構成されてその外周部が
互いに溶着された扁平な直方体状のカートリッジケース
内にハブ付きの磁気ディスクが収納され、前記上下ハー
フの内側には、ディスク保護用不織布からなるライナー
シートが取り付けられ、上下ハーフの外面には、凹部が
それぞれ設けられ、この凹部内には断面コ字状のシャッ
タが摺動移動自在に取り付けられている。また、シャッ
タを所定の位置に移動させシャッタをカートリッジケー
スから引き抜く方向に力を加えれば、シャッタはカート
リッジケースから容易に取り外すことができるようにな
っている。
【0003】磁気ディスクのクリーニングに関しては例
えば実公昭60−6939号公報に示されるように、磁
気ディスクを扁平なケース内に収納するとともに、その
磁気ディスクの上面と下面にそれぞれライナーシートを
介装してなるカートリッジにおいて、ケース内にポリエ
チレンテレフタレートまたはステンレス鋼等の板バネか
らなる弾性押圧手段を設け、ライナーシートを磁気ディ
スクの表面に弾性的に接触させる構造になっている。
【0004】シャッタ機構に関しては例えば実公昭61
−38149号公報に示されるように、カートリッジケ
ースの一方のハーフに、シャッタがヘッド挿入孔を閉塞
する位置でロックするロック爪を有するロック部を設
け、ディスク駆動装置に設けたシャッタ開放動作部とロ
ック部が突き当たってロックを解除するように構成され
ていた。
【0005】また、カートリッジケースの上下ハーフの
接合方法は、例えば特開平2−240887号公報に示
されるように、超音波溶着による方法が知られている。
【0006】前述した各例とも1対の上下ハーフにそれ
ぞれ1個のヘッド挿入孔が形成され、上下ハーフによっ
て作られた扁平なカートリッジケース内に、ディスク状
記録媒体が収納されるよう構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】(技術課題1)従来の
この種のディスクカートリッジは前述のように、上ハー
フと下ハーフとから構成され、その外周部が互いに溶着
された扁平な直方体状のカートリッジケースにディスク
状記録媒体が収納され、上下ハーフの内側にはライナー
シートが取り付けられ、上下ハーフの外面には凹部がそ
れぞれ設けられ、この凹部内には断面コ字状のシャッタ
が摺動自在に取り付けられている。
【0008】この構造体としての機能、外観部品として
必要な美観、機能部品として必要な性能などすべての性
能を1つのカートリッジケースが持たなければならず、
特に外観などの要求特性は満足させることが難しかっ
た。特に熱可塑性樹脂の射出成形品の場合、クリーニン
グや防塵のために設けられたリブまたは開口によって、
製品の表面にウエルドラインやひけなどの外観不良が発
生しやすいという問題があった。
【0009】(技術課題2)従来のシャッタ機構は、シ
ャッタがカートリッジケース表面の凹部内に位置してお
り、シャッタの周辺がカートリッジケースの外表面に露
呈しているため、故意にシャッタをめくり上げることが
できた。特に合成樹脂の薄肉成形によって形成されたシ
ャッタは、容易に変形してしまう。
【0010】同様に、カートリッジケースの外側にシャ
ッタが位置するため、容易にシャッタを取り外すことが
可能で、意図的にシャッタを外そうとしたり、落下など
の衝撃によってシャッタが外れてしまったり、シャッタ
の停止位置を越えてシャッタが前記凹部からはみ出すこ
とがあった。
【0011】また、シャッタをカートリッジケースに取
付け、カートリッジケースの一辺に沿って移動させるた
めに、案内用のガイド部または係合部をシャッタまたは
カートリッジケースにそれぞれ設けなければならないた
め、構造が複雑で作りにくいという問題があった。
【0012】更にシャッタが熱可塑性合成樹脂の成形品
である場合、シャッタの先端部は、バリが発生したり、
逆にひけ気味になるという問題が有った。
【0013】(技術課題3)従来の上下ハーフの接合方
法は超音波溶着で行われるため、材質としては加振によ
って発熱しやすい非晶性樹脂が用いられることが多かっ
た。そして超音波を上下ハーフに加えた場合、不要なと
ころまで加振するため薄肉部が溶けたり、不要な部分が
溶けて接合したり、上下ハーフの接触部分で粉が発生し
て情報の記録、再生時のエラーの原因になるなどの不都
合が有った。
【0014】意匠性を高くするためには、カートリッジ
ケースの表面に塗装または印刷したり、特殊な材料を使
ってカートリッジケースを成形する必要が有るが、二次
加工に伴いコストが高くなったり、外観重視のため機能
面の特性が犠牲になるといった問題が有った。
【0015】(技術課題4)生産時にディスク状記録媒
体へ情報を記録、再生する場合、そのディスク状記録媒
体の記録容量が大きくなって来るとそれに伴って記録、
再生時間が長くなるため、生産性が悪くなるという欠点
が有った。
【0016】(技術課題5)従来のシャッタロツク機構
は、ディスク駆動装置に設けられたシャッタ開放動作部
がロック解除に必要な量ロック爪を押し込んだときの力
を受け止める部分が必要である。
【0017】例えば実公昭61−41178号公報に示
される構造では、ジャケットホルダーによってカートリ
ッジケースのシャッタが移動可能に取り付けられた一辺
と平行な一辺でロック爪を押し込んだ力を受け止めるよ
うにしなければならなかった。そのためシャッタの移動
方向とディスク駆動装置へのディスクカートリッジの挿
入方向を同じ向きにしたものには適用可能であるが、デ
ィスク駆動装置へのカートリッジケース挿入方向と直角
方向にシャッタが移動するよう構成されたディスクカー
トリッジには適用できなかった。
【0018】(技術課題6)ディスクカートリッジの使
用される用途、環境が広がり、色々な所で用いられるよ
うになって来ると、これまで以上の機械的強度などが要
求されるが、カートリッジケースの材質や構造だけで対
応するには限界が有った。特にカートリッジケースの中
央部分には支える部分がないため、カートリッジケース
の中央部分を踏みつけたりして押圧力が加えられると、
ハブが変形したり、ディスク状記録媒体が圧力によって
傷つき正常な記録、再生ができなくなる。
【0019】(技術課題7)従来のディスククリーニン
グ機構は、ディスク状記録媒体を扁平なケース内に収納
するとともに、ディスク状記録媒体の上面と下面にそれ
ぞれライナーシートを介装し、ケース内にポリエチレン
テレフタレートまたはステンレス鋼等の板バネを設け、
ライナーシートをディスク状記録媒体に積極的に接触さ
せる構成をとっていた。そのため面で均一にクリーニン
グすることが難しく、特にカートリッジケースの反りな
どによってディスク状記録媒体の内外周が均一にクリー
ニングできないという問題があった。
【0020】(技術課題8)従来のディスクカートリッ
ジは、ディスク状記録媒体を高速で回転させるとき、デ
ィスク状記録媒体のばたつきを抑制しヘッド−ディスク
の接触を安定させることが困難なため、ディスク状記録
媒体を高速で回転させることができず、情報を高速で処
理することに限界があった。
【0021】本発明の目的は、このような従来技術のカ
ートリッジケースに関する欠点を解消し、機能性を損な
わず、外観不良の少ない、意匠性の高いディスクカート
リッジを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すめた
め、本発明の第1の手段は、ディスク状記録媒体をカー
トリッジケースの内部に回転可能に収納するディスクカ
ートリッジにおいて、前記カートリッジケースの外観を
呈するケース部分の角部に切欠部を形成して、その切欠
部と対応するカートリッジケースの内側の部分を露出し
て、前記ケース部分と、前記切欠部から露出している内
側部分とを異なる材料で構成したことを特徴とするもの
である。
【0023】本発明の第2の手段は前記第1の手段にお
いて、前記外観を呈するケース部分は印刷性に優れた材
料で構成され、前記露出している内側部分は優れた機械
的強度を有する材料で構成されていることを特徴とする
ものである。
【0024】本発明の第3の手段は前記第2の手段にお
いて、前記印刷性に優れた材料はABS樹脂またはポリ
カーボネートであり、優れた機械的強度を有する材料は
ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレン、エチレン−ポロピレン共重合体の単独あるい
は混合物であることを特徴とするものである。
【0025】本発明の第4の手段は前記第1の手段にお
いて、前記カートリッジケースの外観を呈するケース部
はアウターケースから構成され、前記切欠部から露出
している内側部分はインナーケースから構成されて2重
ケース構造になっていることを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を図面を用い
て説明する。図1は実施例に係るディスクカートリッジ
の分解斜視図、図2はそのディスクカートリッジの上面
図、図3はそのディスクカートリッジの下面図、図4は
そのディスクカートリッジの正面図、図5はそのディス
クカートリッジの背面図、図6はそのディスクカートリ
ッジの側面図である。
【0027】本発明の実施例に係るディスクカートリッ
ジは、カートリッジケース1と、それの内側に回転可能
に収納された磁気ディスクからなるディスク状記録媒体
2と、ライナーシート3と、シャッタ4とから主に構成
されている。
【0028】前記カートリッジケース1は、インナー上
ハーフ5aとインナー下ハーフ5bとからなるインナー
ケース5と、そのインナーケース5の厚さ方向の外側に
配置されたアウター上ハーフ6aとアウター下ハーフ6
bとからなるアウターケース6の2重ケース構造になっ
ている。
【0029】前記アウター上ハーフ6aには図1ならび
に図2に示されているように、前方のほぼ中央にアウタ
ー上ヘッド挿入孔7aが、それの両側端部にはU字状上
切欠部8a,8aが、後方の両側角部にはL字状上切欠
部9a,9aが、それぞれ形成されている。
【0030】前記アウター下ハーフ6bには図1ならび
に図3に示されているように、前方のほぼ中央にアウタ
ー下ヘッド挿入孔7bが、それの両側端部にはU字状下
切欠部8b,8bが、後方の両側角部にはL字状下切欠
部9b,9bが、前記アウター下ヘッド挿入孔7bの後
方にはスピンドル挿入孔47が、それぞれ形成されてい
る。
【0031】また図1に示すようにアウター下ハーフ6
bの内面には、前記アウター下ヘッド挿入孔7bならび
にスピンドル挿入孔47を内側に含んだ広さで一段と低
くなった下凹部10bが設けられ、この下凹部10bの
外形とほぼ対応するように図3に示す如くインナー下ハ
ーフ5bにコ字状の下リブ11bが設けられている。こ
の下凹部10bと下リブ11bによってインナー下ハー
フ5bとアウター下ハーフ6bの間にシャッタ4の下平
板部22bが摺動する隙間が形成されるとともに、シャ
ッタ4の摺動範囲が規制されている。
【0032】アウター上ハーフ6aにも同様にその内面
には、前記アウター上ヘッド挿入孔7aを内側に含んだ
広さで一段と低くなった下凹部10a(図示せず)が設
けられ、この下凹部10aの外形とほぼ対応するように
図2に示す如くインナー下ハーフ5bにコ字状の上リブ
11aが設けられている。この上凹部10aと上リブ1
1aによってインナー下ハーフ5bとアウター上ハーフ
6aの間に、シャッタ4の上平板部22aが摺動する隙
間が形成されるとともに、シャッタ4の摺動範囲が規制
されている。
【0033】なお、この実施例ではアウター上,下ハー
フ6a,6bに凹部10a,10bを形成し、インナー
上,下ハーフ5a,5bにリブ11a,11bを設ける
ことによってシャッタ4が摺動する隙間を形成したが、
アウター上,下ハーフ6a,6bにリブを設け、インナ
ー上,下ハーフ5a,5bに凹部を形成することもでき
るし、また、アウター上,下ハーフ6a,6bならびに
インナー上,下ハーフ5a,5bのそれぞれに凹部を形
成したり、リブを設けたりすることによって、シャッタ
4が摺動する隙間を形成することもできる。
【0034】図1ならびに図2に示すように、インナー
上ハーフ5aの中央部には円形穴12が設けられ、前記
アウター上ハーフ6aのアウター上ヘッド挿入孔7aと
対向する位置にインナーヘッド上第1挿入孔13a−1
が形成され、それのディスク回転方向Rの後流側(本実
施例では90度後流側)には、インナーヘッド上第2挿
入孔13a−2が形成されている。
【0035】前記インナーヘッド上第1挿入孔13a−
1のディスク回転方向Rの上流側(本実施例では60度
上流側)には、押圧部14が設けられている。この押圧
部14は平面形状が十字状をしており、図7に示すよう
にインナー上ケース5aと一体に連結した薄肉で適度の
弾性を有する架橋部15と、その架橋部15の中央部で
支持され先端部がインナー上ケース5aから離れて自由
端となった揺動部16との一体物となっている。
【0036】前記揺動部16の長手方向はディスク状記
録媒体2の径方向とほぼ一致しており(従って架橋部1
5の長手方向はディスク状記録媒体2の法線方向とほぼ
一致しており)、揺動部16の長さはディスク状記録媒
体2における情報記録領域の径方向長さ以上に設計され
ている。
【0037】また揺動部16はその中央部が架橋部15
ならびに突起20によって支持されているため、ディス
ク状記録媒体2の内周部または外周部のどちらかが強く
当たると、それに応じて揺動部16が傾き、ディスク状
記録媒体2に対してほぼ均等な圧接力が得られるように
なっている。
【0038】本実施例では突起20をアウター上ハーフ
6aの内面に設けたが、揺動部16の上面に突起20を
設けてアウター上ハーフ6aで押圧することもできる。
【0039】前記インナーヘッド上第1挿入孔13a−
1と押圧部14の間には、ディスク状記録媒体2の回転
時に生じる外周部付近のばたつき(振動)を防止するた
めの上舌片17aが形成されている。
【0040】図1ならびに図3に示すように、インナー
下ケース5bの中央にはスピンドル挿入孔18が設けら
れ、前記アウター下ハーフ6bのアウター下ヘッド挿入
孔7bと対向する位置にインナーヘッド下第1挿入孔1
3b−1が形成され、それのディスク回転方向Rの後流
側(本実施例では90度後流側)には、インナーヘッド
下第2挿入孔13b−2が形成されている。
【0041】前記インナーヘッド下第1挿入孔13b−
1のディスク回転方向Rの上流側(本実施例では60度
後流側)には、突条部19が設けられている。この突条
部19は前記押圧部14の揺動部16と対向して、ほぼ
同じ長さを有している。
【0042】前記インナーヘッド下第1挿入孔13b−
1と突条部19の間には下舌片17bが形成され、前記
上舌片17aと対向している。
【0043】また、インナー下ケース5bの後方両側端
部には基準ピン挿入孔21,21が形成されている。
【0044】前記アウター下ケース6bの内面であって
インナー下ケース5bの突条部19と対向する位置に
は、複数(本実施例では2個)の突起23,23が設け
られており、突条部19をアウター下ケース6b側から
押圧、支持している。本実施例ではピン形の突起23を
設けたが、連続した突条などでもよい。
【0045】図1に示すようにインナー上,下ケース5
a,5bとディスク状記録媒体2の間には例えば不織布
などからなるライナーシート3,3がそれぞれ介挿され
ており、インナーヘッド第1挿入孔13a−1,13b
−1と対向する位置に第1切欠部24aが、インナーヘ
ッド第2挿入孔13b−1,13b−1と対向する位置
に第2切欠部24bが形成されている。
【0046】前記ディスク状記録媒体2は図8に示すよ
うに、ディスク状でフレキシブル性を有する磁気シート
25と、それの中央部に固着されたハブ26とから構成
されている。
【0047】このハブ26は、例えば磁性ステンレス鋼
などからなるほぼフラットな磁性板27と、熱可塑性樹
脂からなり前記磁性板27にアウトサート成形等の手段
によって結合されたリング状リブ28とから構成されて
いる。
【0048】図8、図9に示すように、前記磁性板27
の外周部に磁気シート25が例えば接着剤などによって
固着されており、中心部から若干離れた位置に平面形状
が四角形の駆動ピン挿入穴30が形成されている。
【0049】リング状リブ28の厚さ方向のほぼ中間位
置に磁性板27が埋設された形になっており、そのリン
グ状リブ28の下側リング部分28bの内周面にV字状
のセンタリング基準面29,29が設けられ、カートリ
ッジケース1の下方に向いて開口している。
【0050】ディスクカートリッジをディスク駆動装置
に装着した際、図9に示すようにスピンドル31の頭部
に取り付けられたディスク回転駆動体32が、スピンド
ル挿入孔47,18を通って磁性板27の下面に当接す
る。ディスク回転駆動体32の頂部にはマグネット33
が装着されているため、ディスク状記録媒体2(磁性板
27)はマグネット33によって磁気的に吸引される。
【0051】ディスク回転駆動体32は回転しており、
それの頭部に取り付けられた駆動ピン34が駆動ピン挿
入穴30に挿入してディスク状記録媒体2が図8の矢印
Rの方向に回転駆動されたときに発生する、ディスク状
記録媒体2とライナーシート3との摩擦力ならびにディ
スク状記録媒体2と磁気ヘッドとの摩擦力などの回転抵
抗により、ディスク回転駆動体32の外周面に前記V字
状のセンタリング基準面29,29が接触して、ディス
ク状記録媒体2のセンタリング(半径方向の位置決め)
がなされる。
【0052】前記リング状リブ28は比較的高く設計さ
れており、デイスクカートリッジの中央部に何か重い物
が乗ったとき、あるいは踏みつけられたときのディスク
状記録媒体2の保護に役立っている。
【0053】すなわち、図9においてデイスクカートリ
ッジの中央部に何か重い物が乗ったときなどに、アウタ
ー上ハーフ6aの中央部が下方に向いてへこみ、リング
状リブ28、シャッター4の下平板部22bならびにア
ウター下ハーフ6bで受け止める訳であるが、前述のよ
うにリング状リブ28が高くなっているため、アウター
上ハーフ6aの中央部がへこんでもインナーケース5に
はほとんど力は加わらず、そのためにディスク状記録媒
体2の保護がなされる。
【0054】本実施例ではリング状リブ28を高くした
が、リング状リブ28の方は余り高くしないで、その代
りアウター上ハーフ6aの内面中央部にリング状リブも
しくは円板部を一体に設けることもできる。
【0055】図9の状態でシャッタ4は紙面に向かって
垂直方向にスライドするが、そのシャッタ4のエッジに
よってリング状リブ28が持ち上げられないようにする
ため、リング状リブ28の外側エッジには面取り(テー
パー)あるいは丸みなどの逃げ部38が形成されてい
る。
【0056】なお、図9ではカートリッジケース1内で
のシャッター4の位置を明示するために、シャッター4
が閉じた状態のところにディスク回転駆動体32を重ね
書きしているが、実際にはシャッター4が開いてからデ
ィスク回転駆動体32が挿入されるためシャッター4の
断面は現れない。
【0057】前記シャッタ4は図1に示すように、イン
ナー上ハーフ5aのインナーヘッド上第1挿入孔13a
−1とほぼ同じ長さを有する比較的短い上平板部22a
と、インナー下ハーフ5bのインナーヘッド下第1挿入
孔13b−1からスピンドル挿入孔18までの長さとほ
ぼ同じ長さを有する比較的長い下平板部22bと、両平
板部22a,22bの一端どうしを連結する連結板部3
5と、その連結板部35の一端から延びて先端に係止爪
36を有する平面形状がコ字状をした弾性片37とを備
えた、例えば耐磨耗性などの機械的特性に優れたポリア
セタールなどの合成樹脂の成形体から構成されている。
【0058】次にこのディスクカートリッジの組み立て
について説明する。まずインナー下ハーフ5b上に下側
のライナーシート3、ディスク状記録媒体2ならびに上
側のライナーシート3を順次載置し、その上からインナ
ー上ハーフ5aを重ね、インナー上ハーフ5aとインナ
ー下ハーフ5bを嵌合して仮結合させる(図示していな
いが、インナー上ハーフ5aとインナー下ハーフ5bの
接合部には凹部と凸部が形成され、両者の嵌合によりイ
ンナー上ハーフ5aとインナー下ハーフ5bが簡単に仮
結合される)。
【0059】この状態でディスク駆動装置に装着され、
インナーヘッド上第1挿入孔13a−1,インナーヘッ
ド下第1挿入孔13b−1に第1磁気ヘッドが、またイ
ンナーヘッド上第2挿入孔13a−2,インナーヘッド
下第2挿入孔13b−2に第2磁気ヘッドがそれぞれ挿
入されて、ディスク状記録媒体2に対して所望の情報が
記録され、その後に前記情報が正確に記録されているか
どうかの検査がなされる。なお、第1磁気ヘッドと第2
磁気ヘッドがどの記録トラックに対してアクセスするか
は、任意に決定される。
【0060】特にディスク状記録媒体2の記録容量が大
きく多量の情報を記録する場合、本発明のように複数の
ヘッド挿入孔から同時に情報の記録、再生を行うと時間
的効率が良く生産性に優れている。
【0061】前述の検査結果、ディスク状記録媒体2が
不良品の場合は、インナー上ハーフ5aとインナー下ハ
ーフ5bの仮結合を外して、新品のディスク状記録媒体
2と交換すればよい。
【0062】このようにして情報の記録が終了した後、
インナーケース5(5a,5b)の外側からシャッター
4を装着し、次いでアウター上ケース6aならびにアウ
ター下ケース6bをインナーケース5(5a,5b)の
外側から被せ、アウター上ケース6aとアウター下ケー
ス6bの接合部を例えば超音波融着などの手段で接合す
る。
【0063】このようにアウター上ケース6aとアウタ
ー下ケース6bを被せることにより、通常の記録、再生
には使用しないインナーヘッド上第2挿入孔13a−2
とインナーヘッド下第2挿入孔13b−2が閉塞され
る。
【0064】図7に示すようにアウター上ハーフ6aに
設けられた突起20によってインナー上ハーフ5aの揺
動部16の中央部が支持されるとともに、アウター下ハ
ーフ6bに設けられた突起23によってインナー下ハー
フ5bの突条部19の両端が支持される。これによって
ディスク状記録媒体2の一部が上下のライナーシート
3,3によって弾性的に挟まれ、ディスク状記録媒体2
の回転にともなって良好なクリーニング効果が発揮でき
る。
【0065】インナーヘッド第1挿入孔13a−1,1
3b−1の付近においては、上,下舌片17a,17b
によってディスク状記録媒体2の外周部付近が弾性的に
挟持される。
【0066】ディスク状記録媒体2が回転するとき、磁
気シート25のカールまたはハブ26の接着面の乱れに
対応してディスク状記録媒体2が上下方向にばたつく。
特に外周部付近でのばたつき量が大きく、ディスク状記
録媒体2と磁気ヘッドの接触状態を安定に保つことが難
しい。これは特にディスク状記録媒体2が高速回転する
と顕著である。
【0067】この点本実施例のように、インナーヘッド
第1挿入孔13a−1,13b−1の付近においては、
上,下舌片17a,17bによってディスク状記録媒体
2の外周部付近を弾性的に挟持する構造をとれば、ディ
スク状記録媒体2の外周部付でのばたつきが抑制でき、
ディスク状記録媒体2と磁気ヘッドの接触状態を常に安
定に保つことができる。
【0068】前述のようにアウターケース6にはU字状
上,下切欠部8a,8bならびにL字状上,下切欠部9
a,9bが形成されているから、インナーケース5と重
ね合わせることにより、インナーケース5の前記U字状
上,下切欠部8a,8bと対応する部分が例えば図10
に示すように露呈し、また前記L字状上,下切欠部9
a,9bと対応する部分が例えば図11に示すように露
呈し、基準ピン挿入孔21が開口している。
【0069】前記U字状上,下切欠部8a,8bと対応
する部分は、ディスクカートリッジをディスク駆動装置
に装着した際に、ディスク駆動装置に設けられているデ
ィスクカートリッジ上下位置規制部が当接する部分であ
り、その規制部によってディスクカートリッジの垂直方
向の位置決めがなされる。
【0070】一方、L字状上,下切欠部9a,9bと対
応する部分、すなわち基準ピン挿入孔21が開口してい
る部分は、ディスクカートリッジをディスク駆動装置に
装着した際に、ディスク駆動装置に設けられている基準
ピンが基準ピン挿入孔21に挿入されて、ディスクカー
トリッジの水平方向の位置決めがなされる。
【0071】従って、これらの部分には少なくとも耐磨
耗性など優れた機械的強度が要求される。そのためイン
ナーケース5に例えば耐磨耗性やバネ弾性に優れたポリ
アセタールなどのエンジニアリングプラスチックを用い
れば、アウターケース6の方には耐磨耗性などは特には
要求されず、そのために材料選択の範囲が拡がる。
【0072】インナーケース5には、例えばポリアセタ
ール、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体の単独、あるいはそれら
の混合物、または変成剤、各種フィラーなどを添加した
ものが適宜使用される。
【0073】インナーケース5に低価格のポリプロピレ
ンを使用した場合、それのほとんどすべてがアウターケ
ース6に覆われるため、外観のひけやウェルドラインを
気にせずに成形することができる。また、外観や印刷性
などを重視しなければならないアウターケース6に例え
ばABS樹脂やポリカーボネートなどの高価な材料を使
用しても使用量を少なく抑えることができるから、結
局、ディスクカートリッジのコスト低減が可能となる。
【0074】また、インナーケース5とアウターケース
6の色調あるいは(ならびに)模様を変えて、アウター
ケース6の切欠部からインナーケース5の一部を露出さ
せる場合、煩雑な印刷、塗装などの2次加工を施すこと
なく高級化を図ることが可能である。
【0075】さらにインナーケース5として結晶性樹脂
であるポリプロピレンやポリアセタール、液晶ポリマ
ー、非晶性樹脂のうちでアウターケース6に使用される
樹脂と比較して融点の高い樹脂、または振動吸収能の高
い樹脂を使用すれば、アウター上ハーフ6aとアウター
下ハーフ6bとを超音波溶着する際にインナーケース5
の一部が溶融したり、薄肉部が溶けて穴が開いたりする
ことがない。また、インナー上ハーフ5aとインナー下
ハーフ5bの接合部で超音波溶着時に塵埃が発生し、そ
れがディスク状記録媒体2に付着して情報の記録、再生
に悪影響を及ぼしたりすることがない。
【0076】次にシャッター4の開閉動作について説明
する。
【0077】図12は図3のZ−Z線上の拡大断面図、
図13ないし図16はシャッタ4の弾性片37とディス
ク駆動装置の開閉ピン39の動きを説明するための図、
図17ないし図20はディスク駆動装置に対するディス
クカートリッジ41の挿入状態とそれに伴うシャッタ開
閉アーム40の動きを説明するための図である。
【0078】図12ないし図16に示すように、アウタ
ー下ハーフ6bの前端部にはシャッタ4の開閉を案内す
るための開口42が形成され、一方、アウター上ハーフ
6aの前端部には前記開口42とほぼ対応する位置に比
較的長さの短い垂壁43が設けられて、全体が溝状にな
っている。
【0079】この垂壁43の一端には開閉ピン39が挿
通する挿通口44が形成され、垂壁43の挿通口44近
くにはシャッター4の閉位置を保持するための第1係合
凹部45が設けられ、垂壁43の挿通口44から離れた
位置にはシャッター4の開位置で係止爪36が退避する
ための第2係合凹部46が設けられている。
【0080】ディスクカートリッジ41の不使用時には
図13に示されているように、弾性片37の係止爪36
が前記第1係合凹部45と係合してシャッター4の閉位
置を保持している。シャッター4が閉位置にあることに
より、アウター上ヘッド挿入孔7aとインナーヘッド上
第1挿入孔13a−1が上平板部22aによって閉塞さ
れ、インナーヘッド下第1挿入孔13a−b、アウター
下ヘッド挿入孔7b、スピンドル挿入孔18、47がと
もに下平板部22bにより閉塞されている。
【0081】この状態で図17に示すように、ディスク
カートリッジ41をディスク駆動装置内に挿入すると、
挿通口44が開閉ピン39と対向するようにガイドされ
る。図中の48はヘッドキャリッジであり、回動する開
閉アーム40はこのヘッドキャリッジ48と干渉しない
ようにほぼL字状に形成されている。
【0082】例えば図13に示されているように、弾性
片37には前記係止爪36の他に、係止爪36の根元部
に一段と高くなった傾斜面を有する乗り上げ部49が、
また係止爪36と所定の間隔をおいて対向した対向壁部
50が、一体に設けられている。
【0083】ディスクカートリッジ41をさらに押し込
むと図13、18に示すように開閉ピン39が挿通口4
4に挿入され、引き続いて押し込むことにより図18に
示すように開閉アーム40が支軸51を中心にして反時
計周り方向(矢印方向)に回動し、そのため図13、1
4に示す如く開閉ピン39が前記乗り上げ部49上に乗
り上げる。
【0084】この乗り上げ動作によって弾性片37の先
端部が撓み、係止爪36が第1係合凹部45から外れて
ロック解除となり、ディスクカートリッジ41の押し込
みにともなう開閉アーム40の回動により、開閉ピン3
9は係止爪36に当接した状態でシャッター4を開方向
に引っ張る(図14参照)。
【0085】そして図19に示すように、開閉ピン39
と支軸51を結ぶ仮想線がディスクカートリッジ41の
挿入方向と直交する位置にきたとき、シヤツタ4(弾性
片37)はディスクカートリッジ41の最も端部側(図
面に向かって最も右側)に引き寄せられる。このとき図
15に示すように係止爪36が第2係合凹部46と対向
しており、ディスクカートリッジ41をさらに挿入する
ことにより、開閉アーム40は図19の点線の位置まで
回動し、結局、開閉ピン39はΔLだけ後退する。
【0086】この後退で図16に示すように、開閉ピン
39は乗り上げ部49から外れて対向壁50に当接し、
弾性片37の撓みがとれて係止爪36が第2係合凹部4
6に嵌入して、シャッター4が開位置に保持される。こ
のようにシャッター4の開位置においても弾性片37に
撓み(弾性変形)が加わっていないため、弾性片37が
弾性疲労することがない。
【0087】シャッター4が開位置に保持されることに
より、ヘッド挿入孔7a,13a−1,13b−1,7
bならびにスピンドル挿入孔18,47が開かれ、情報
の記録、再生が可能な状態となり、ヘッド挿入孔7a,
13a−1,13b−1,7bがヘッドキャリッジ48
の真下に位置する。
【0088】情報の記録、再生が終了してディスクカー
トリッジ41をディスク駆動装置から排出する時には、
装着時と反対の動作がなされ、今度は開閉ピン39が対
向壁50に当接した状態でシャッター4が閉じられて、
最終的には図13に示すように係止爪36が第1係合凹
部45に嵌入されてシャッター4が閉位置に保持され
る。
【0089】前記実施例では磁気ディスクカートリッジ
の場合について説明したが、本発明は光ディスクカート
リッジなどのように他のディスクカートリッジにも適用
可能である。
【0090】前記実施例では合成樹脂製のシャッタを用
いたが、一部若しくは全部を金属製にしたシャッタを用
いることも可能である。
【0091】
【発明の効果】本発明は前述のように、ディスク状記録
媒体をカートリッジケースの内部に回転可能に収納する
ディスクカートリッジにおいて、前記カートリッジケー
スの外観を呈するケース部分を例えば印刷性に優れた材
料で構成し、露出しているカートリッジケースの角部を
例えば優れた機械的強度を有する材料で構成するなど、
異なる材料で構成したことを特徴とするものである。そ
のため機能性が損なわれず、しかも外観品質の高いディ
スクカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るディスクカートリッジの
分解斜視図である。
【図2】そのディスクカートリッジの上面図である。
【図3】そのディスクカートリッジの下面図である。
【図4】そのディスクカートリッジの正面図である。
【図5】そのディスクカートリッジの背面図である。
【図6】そのディスクカートリッジの側面図である。
【図7】そのディスクカートリッジにおける押圧部の拡
大断面図である。
【図8】そのディスクカートリッジに用いられるディス
ク状記録媒体の平面図である。
【図9】そのディスクカートリッジの一部拡大断面図で
ある。
【図10】図3X−X線上の拡大断面図である。
【図11】図3Y−Y線上の拡大断面図である。
【図12】図3Z−Z線上の拡大断面図である。
【図13】シャッタの弾性片とディスク駆動装置の開閉
ピンの動きを説明するための図である。
【図14】シャッタの弾性片とディスク駆動装置の開閉
ピンの動きを説明するための図である。
【図15】シャッタの弾性片とディスク駆動装置の開閉
ピンの動きを説明するための図である。
【図16】シャッタの弾性片とディスク駆動装置の開閉
ピンの動きを説明するための図である。
【図17】ディスク駆動装置に対するディスクカートリ
ッジの挿入状態と、それに伴うシャッタ開閉アームの動
きを説明するための図である。
【図18】ディスク駆動装置に対するディスクカートリ
ッジの挿入状態と、それに伴うシャッタ開閉アームの動
きを説明するための図である。
【図19】ディスク駆動装置に対するディスクカートリ
ッジの挿入状態と、それに伴うシャッタ開閉アームの動
きを説明するための図である。
【図20】ディスク駆動装置に対するディスクカートリ
ッジの挿入状態と、それに伴うシャッタ開閉アームの動
きを説明するための図である。
【符号の説明】
1 カートリッジケース 2 ディスク状記録媒体 3 ライナーシート 4 シャッター 5 インナーケース 5a インナー上ハーフ 5b インナー下ハーフ 6 アウターケース 6a アウター上ハーフ 6b アウター下ハーフ 7a アウター上ヘッド挿入孔 7b アウター下ヘッド挿入孔 8a U字状上切欠部 8b U字状下切欠部 9a L字状上切欠部 9b L字状下切欠部 10a 上凹部 10b 下凹部 11a 上リブ 11b 下リブ 13a−1 インナーヘッド上第1挿入孔 13a−2 インナーヘッド上第2挿入孔 13b−1 インナーヘッド下第1挿入孔 13b−2 インナーヘッド下第2挿入孔 14 押圧部 15 架橋部 16 揺動部 17a 上舌片 17b 下舌片 18 スピンドル挿入孔 19 突条部 20 突起 21 基準ピン挿入孔 22a 上平板部 22b 下平板部 23 突起 25 磁気シート 26 ハブ 27 磁性板 28 リング状リブ 36 係止爪 37 弾性片 39 開閉ピン 40 開閉アーム 41 デイスクカートリッジ 42 開口 43 垂壁 44 挿通口 45 第1係合凹部 46 第2係合凹部 47 スピンドル挿入孔 49 乗り上げ部 50 対向壁部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体をカートリッジケー
    スの内部に回転可能に収納するディスクカートリッジに
    おいて、 前記カートリッジケースの外観を呈するケース部分の角
    部に切欠部を形成して、その切欠部と対応するカートリ
    ッジケースの内側の部分を露出して、 前記ケース部分と、前記切欠部から露出している内側部
    とを異なる材料で構成したことを特徴とするディスク
    カートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクカートリッジに
    おいて、前記外観を呈するケース部分は印刷性に優れた
    材料で構成され、前記露出している内側部分は優れた機
    械的強度を有する材料で構成されていることを特徴とす
    るディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスクカートリッジに
    おいて、前記印刷性に優れた材料はABS樹脂またはポ
    リカーボネートであり、優れた機械的強度を有する材料
    はポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
    プロピレン、エチレン−ポロピレン共重合体の単独ある
    いは混合物であることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のディスクカートリッジにおいて、前記カートリッ
    ジケースの外観を呈するケース部分はアウターケースか
    ら構成され、前記切欠部から露出している内側部分はイ
    ンナーケースから構成されて2重ケース構造になってい
    ことを特徴とするディスクカートリッジ。
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