JPH0823524B2 - 粘着力測定装置 - Google Patents

粘着力測定装置

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JPH0823524B2
JPH0823524B2 JP62218168A JP21816887A JPH0823524B2 JP H0823524 B2 JPH0823524 B2 JP H0823524B2 JP 62218168 A JP62218168 A JP 62218168A JP 21816887 A JP21816887 A JP 21816887A JP H0823524 B2 JPH0823524 B2 JP H0823524B2
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JP
Japan
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roller
sample
tape
torque
adhesive
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JP62218168A
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English (en)
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JPS6459141A (en
Inventor
蔵 富田
一彦 幸
Original Assignee
新王子製紙株式会社
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Publication date
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Priority to DE3829548A priority patent/DE3829548A1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は、貼付ラベル,粘着テープ、その他粘着紙等
の粘着力を測定する装置に関する。
ロ.従来の技術 貼付ラベル,粘着テープ、その他粘着紙等の粘着力を
測定するには、試料の粘着シートを一定の基準面に接着
し、これを一定の角度で引っ張って剥離するときの引張
力を測定する方法が用いられる。実際の測定は通常引張
試験機を用いて行われているが、引張試験機は据置型の
装置であるから、従来行われていた粘着力測定方法は実
験室向きであり、生産現場或は作業現場で簡単に粘着力
測定ができる装置がなかった。
ハ.発明が解決しようとする問題点 本発明は試料引剥しのための所要張力を試料巻取りロ
ーラの駆動トルクに変換するような構造により、試料を
引張るチャックに所定の移動距離を与えるためのガイド
が不要で、小型携帯的な引張試験機を提供しようとする
ものであるが、その場合、通常トルク測定の一般的な構
成は第2図に示すようにトルク測定すべきローラの軸の
両端を軸受13で支承し、駆動軸を軸受13で支承し、両軸
の間を歪計で結合した構造が用いられているが、三つの
軸の中心線を完全に一致させることは困難であるから、
歪計には曲げモーメントが作用し、ローラの負荷力が作
用しない時でも、第5図に示すような軸の一回転と同期
した信号変化が現れ、また、ローラ,伝動機構のプーリ
の偏心等により、同様な信号変化が現れ、これが測定誤
差となる。
上述したような無負荷状態で発生する回転と同期した
信号による測定誤差を解消し、携帯可能な粘着力測定装
置を提供することを目的とする。
ニ.問題点解決のための手段 テープ等の耐剥離力である粘着力を測定する装置にお
いて、機枠に試料巻取りローラとその駆動源を取付け、
試料上で機枠を走行させる移動用ローラを上記巻取りロ
ーラと連動させて試料を巻取った長さだけ機枠を移動さ
せるようにし、試料を巻取ることによって試料に張力を
作用させ、上記ローラに加える駆動トルクを検出して引
張力を測定する構造で、上記ローラとその駆動源との間
に介在させたトルク検出器の無負荷状態における検出信
号にトルク検出計の回転位置を付加して記憶させ、本測
定の検出信号からトルク検出計の同回転位置における上
記記憶された検出信号を差引くようにした。
ホ.作用 貼付ラベル,粘着テープ、その他粘着紙等の粘着力
は、第4図に示すような方法で測定している。同図Aは
平面上180度はく離、同図Bは平面上90度はく離の測定
状態を示している。
従来の粘着力の測定では、被検体の一端をチャックで
掴んで引張るので、チャックは剥離距離乃至その2倍の
距離だけ移動できることが必要で、このため測定装置は
大型となり、据置型の装置となっていた。
本発明の特徴の第1点は、被検体である試料テープT
の一端を試料巻取りローラ1に巻取って行き、その時の
所要トルクから剥離力を求める所にある。被検体を巻取
るので、測定装置或はチャックが剥離距離乃至その2倍
の距離を移動する必要がなく、巻取りローラと駆動源と
だけで装置が構成され、チャックとそのガイドが不要だ
から装置が小型化され、携帯可能となる。
所がこの場合前述したように機構的な無理,回転部分
の偏心等によりローラの回転と同期した周期的な誤差が
現れる。特徴の第2点は、この誤差に対して、無負荷状
態での検出データを記憶させ、試料テープを引張った時
の検出データから上記記憶させたデータを差引くことに
より、測定値を補正する点にあり、第5図に示すような
同期的誤差は測定値から削除され、測定精度が向上す
る。
ヘ.実施例 第1図に本発明の構成を第2図及び第3図に本発明の
機構の一実施例を示す。第1図において、歪計11は駆動
源3からの回転力と、試料巻取りローラ1からの駆動力
により捩じりを受け、この捩じり力を電気信号に変換す
る。この電気信号を試料テープTの粘着力として取出
し、データ処理装置20に送る。データ処理装置20は歪計
11の出力信号を記憶装置21に検出データとして歪計11の
回転位置のデータを付加して(例えば、アドレス指定デ
ータとする)記憶させ、また補正演算及び演算処理され
たデータを、記録計22で記録させる。第3図において、
Sは被接着面で、Tはその上に接着された試料の粘着テ
ープである。被接着面Sは標準的な粘着力の測定の場合
JISに規定されているが、現場的な比較測定の場合は任
意の物体面を利用すればよい。1はテープ巻取りローラ
で、装置枠2により周面が、被接着面S上に接着された
試料テープTに接触しない高さに保持されている。試料
テープTは一端を被接着面より離して、口取りテープP
に接着し、口取りテープPの一端を、巻取りローラ1の
周面に設けた1本の溝Gに、挿入して固定する。3は巻
取りローラ駆動用モータ、第2図に示す4は減速機構で
モータ3の回転を減速する。5は巻取りローラ駆動軸で
減速機構4の出力軸にタイミングベルト6で連結されて
いる。第3図においてモータ3に通電すると、巻取りロ
ーラ1は矢印方向に回転して試料テープTを巻取って行
く。7は巻取りローラ1の両側後方(図で左側)におい
て枠2に軸支された一対の移動用ローラで、移動用ロー
ラ7の軸と減速機構4の出力軸との間もタイミングベル
ト9で連結してあり、移動用ローラ7は巻取りローラ1
と同じ方向に回転せしめられる。巻取りローラ表面の周
速度と無端ベルト8の表面周速度とは同じになるように
してあり、装置全体は巻取りローラが剥がしたテープT
の長さだけ後退するから、巻取りローラ1と試料テープ
の剥離点との位置関係はテープTを剥がしている間ずっ
と一定に保たれている。10は巻取りローラ1の両側前方
で枠2に軸支された移動用ローラで、後方の移動用ロー
ラ7との間に前記無端ベルト8が張設されており、この
無端ベルト8が被接着面Sに接している。
第2図及び第3図において、巻取りローラ1と移動用
ローラ7,10の位置関係が明示されている。11は巻取りロ
ーラ1の駆動のための所要トルクを検出する歪計であ
る。巻取りローラ1はカップリング12によって、歪計11
に連結されている。
上述した装置の用法および動作を述べる。予め無負荷
状態でローラ1を空転させ、歪計の回転位置に対応する
トルクを歪計11により検出し、トルク検出信号を記憶装
置21に記憶しておく。適当な基板面上に本発明装置を置
く。基板面は水平にする。JISの規定に準拠した測定を
行う場合、基板の材質および表面処理はJISの規定通り
にする必要があるが、前述したように現場における比較
測定の場合、基板は適当に選択してよい。基板面に被検
試料の粘着テープTを貼着し、一端に口取りテープPを
接続して、口取りテープPの端を装置の巻取りローラ1
の溝に挿入固定し、例えば90゜剥離試験を行う場合は、
ローラ1を空転させ口取りテープを幾分かローラ1に巻
付ける。ローラ1を空転させるには、装置全体を少し持
上げ、移動用ローラ7,10を手で回してやればよい。この
ようにしてローラ1の前面が、試料テープTの剥離点の
直上に位置するように装置を基板上に置く。このとき枠
2の門形をした前面がローラ1の前面と同一面になるよ
うにしてあるから、枠2の前面が試料テープTの剥離線
の両側延長上に位置するようにすればよい。このように
して試料テープTの剥離した部分が基板面に垂直になる
ように調整してモータ3を始動すると、装置全体はテー
プTを引剥がしつつ移動用ローラ7,10に張設した無端ベ
ルト8の回転によってテープ剥がし量だけ後退してい
く。この間のローラ1の所要回転力がスリップリング14
から電気信号として取出され、データ処理装置20により
歪計11に連結した位置検出器23の回転位置をアドレスと
して、記憶装置21に記憶される。記憶装置21には予め無
負荷状態における上記ローラ1の所要回転力が、補正用
データとして歪計に連結した位置検出器の回転位置をア
ドレスとして記憶されており、測定で得られた測定デー
タから補正用データを差引き、その結果を粘着力として
記録計22によって記録されていく。巻取りロールの回転
方向を変更し、口取りテープをローラ1で巻取るように
すれば180゜剥離試験もできる。
ト.効果 本発明によれば、試料をチャックで掴んで引張るので
はなく、ローラに巻取るから移動距離を必要とせず、装
置が小型化され、携帯に有利である。無負荷状態の検出
値を記憶しておき、測定値を補正するようになったこと
で、測定精度が一段と向上した。また装置が試料を巻取
った長さだけ試料上を移動するので、自然に試料の剥離
角が一定に保たれ、剥離角を一定に保つための試料押え
ローラを用いる例(実開昭61−42451)のように押えロ
ーラの摩擦が誤差として入って来るようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図および第3
図は機構部の正面図と側面図、第4図は粘着力の測定方
法の説明図、第5図は従来例における無負荷状態の検出
信号図である。 S……被接着面、T……試料テープ、P……口取りテー
プ、1……試料巻取りローラ、2……装置枠、3……駆
動源(駆動用モータ)、4……減速機構、5……巻取り
ローラ駆動軸、6……タイミングベルト、7……後方移
動用ローラ、8……無端ベルト、9……タイミングベル
ト、10……前方移動用ローラ、11……トルク検出用歪
計、12……カップリング、13……軸受、14……スリップ
リング、20……データ処理装置、21……記憶装置、22…
…記録計、23……回転位置検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠に試料巻取りローラと試料面上を転動
    する移動用ローラと両者共通の駆動源を取り付け、試料
    を巻取ることによって試料に張力を作用させると共に、
    巻取った試料の長さだけ機枠を試料面上で移動させるよ
    うにし、上記巻取りローラに加える駆動トルクを同ロー
    ラとその駆動源との間に介在させたトルク検出器で検出
    して引張力を測定する構造で、無負荷状態における上記
    トルク検出器の検出信号にトルク検出器の回転位置のデ
    ータを併せて記憶させ、本測定の際の上記トルク検出器
    の検出信号から同検出器の回転位置における上記記憶さ
    れたトルク検出信号を差し引くようにしたことを特徴と
    する粘着力測定装置。
JP62218168A 1987-08-31 1987-08-31 粘着力測定装置 Expired - Lifetime JPH0823524B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62218168A JPH0823524B2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 粘着力測定装置
US07/237,865 US4856325A (en) 1987-08-31 1988-08-29 Apparatus for measuring adhesion
DE3829548A DE3829548A1 (de) 1987-08-31 1988-08-31 Vorrichtung zum messen der haftung von haftenden flaechenerzeugnissen

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JP62218168A JPH0823524B2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 粘着力測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS6459141A JPS6459141A (en) 1989-03-06
JPH0823524B2 true JPH0823524B2 (ja) 1996-03-06

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ID=16715691

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JP62218168A Expired - Lifetime JPH0823524B2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 粘着力測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106353254B (zh) * 2016-09-19 2023-08-15 中国科学院理化技术研究所 一种胶黏剂低温剥离强度测试工装夹具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6142451U (ja) * 1984-08-21 1986-03-19 三菱重工業株式会社 剥離強度試験装置

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JPS6459141A (en) 1989-03-06

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