JPH08234878A

JPH08234878A - インタフェース選択機能つき装置

Info

Publication number: JPH08234878A
Application number: JP6501795A
Authority: JP
Inventors: Hisaatsu Iketani; 寿厚池谷
Original assignee: Ando Electric Co Ltd
Current assignee: Ando Electric Co Ltd
Priority date: 1995-02-28
Filing date: 1995-02-28
Publication date: 1996-09-13

Abstract

(57)【要約】【目的】スイッチによる選択の誤りを解消するインタ
フェース選択機能をもつ装置を提供する。【構成】一つのコネクタで複数のインタフェースに対
応する装置において、１対１で装置を接続する場合に、
複数インタフェースに対応する装置側コネクタと、接続
器の装置側に接続するコネクタに、装置間の信号ピンの
他にインタフェースの種類を認識させるピンを割り当
て、装置側に接続するコネクタの割り当てたピンは、ピ
ンどうしを開放または短絡の状態にする。装置側では、
装置間が接続したときに、割り当てたピンが開放か短絡
かを、電流を通して読みとる。読みとった結果で、必要
とする装置のインタフェースを選択する。また、接続器
の他の一方のコネクタと接続される装置間は、信号ピン
のみで接続する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、１つのコネクタで複
数のインタフェースに対応し、１対１で装置間を接続す
る場合に、適合したインタフェースを選択するインタフ
ェース選択方法についてのものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のインタフェース選択方法
は、１つのコネクタで複数のインタフェースに対応し、
種類の異なる別のインタフェースをもつ装置と１対１で
接続可能にすることにより、物理的なスペース確保、装
置の差別化をはかるため等に利用する。

【０００３】次に、従来技術による装置のインタフェー
ス選択方法について、図２を参照して説明する。図２の
２・３は装置、６・７は接続器、１０は装置である。装
置２はコネクタ２Ａを備え、装置３はコネクタ３Ａを備
える。本体１０は複数インタフェースに対応するコネク
タ１０Ａと、開放または短絡の２つの状態で装置２か装
置３を選ぶ事を決めておいて、とちらかの状態を選択す
るスイッチ１５と、スイッチ１５の開放または短絡の情
報を読みとり、切り換指示信号を送出する切換指示部１
０Ｂと、切換指示部１０Ｂにより装置２用信号または装
置３用信号から１つの信号を選ぶ切換部１０Ｃを備え
る。

【０００４】接続器６は本体１０のコネクタ１０Ａに接
続するコネクタ６Ａと装置２のコネクタ２Ａに接続する
コネクタ６Ｂをケーブルなどで接続したものである。同
様に、接続器７は本体１０のコネクタ１０Ａに接続する
コネクタ７Ａと装置３のコネクタ３Ａに接続するコネク
タ７Ｂをケーブルなどで接続したものである。接続器
は、装置２のコネクタ２Ａと装置３のコネクタ３Ａの形
状が同一とは限らないので、本体１０に対して装置２を
接続する場合と装置３を接続する場合でそれぞれ専用の
ものを使用する。

【０００５】図２で、本体１０と装置２を接続する場
合、接続器６を使用する。すなわち、装置２のコネクタ
２Ａと接続器６のコネクタ６Ｂを接続し、接続器６のコ
ネクタ６Ａと本体１０のコネクタ１０Ａを接続する。本
体１０と装置２の接続が完了したら、本体１０のスイッ
チ１５は、あらかじめ開放または短絡の２つの状態で装
置２か装置３を選ぶ事を決めているので、とちらかの状
態を選択する。

【０００６】本体１０内の切換指示部１０Ｂは、スイッ
チ１５の状態により、接続された装置２用信号２１を切
換部１０Ｃで選択するように切換指示信号１３を出し、
切換部１０Ｃは選択信号１４を出力する。

【０００７】同様に、本体１０と装置３を接続する場
合、接続器７を使用する。すなわち、装置３のコネクタ
３Ａと接続器７のコネクタ７Ｂを接続し、接続器７のコ
ネクタ７Ａと本体１０のコネクタ１０Ａを接続する。本
体１０と装置３の接続が完了したら、本体１０のスイッ
チ１５は、あらかじめ開放または短絡の２つの状態で装
置２か装置３を選ぶ事を決めているので、装置２を接続
したのと違う状態を選択する。

【０００８】本体１０内の切換指示部１０Ｂは、スイッ
チ１５の状態により、接続された装置３用信号３１を切
換部１０Ｃで選択するように切換指示信号１３を出し、
切換部１０Ｃは選択信号１４を出力する。

【０００９】図２では、本体１０に対して装置２を接続
する場合と装置３を接続する場合について説明したが、
接続する装置がさらに複数の場合、本体１０の切換指示
部１０Ｂに設けるスイッチ１５の数を追加する事によ
り、対応させる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】図２の構成による装置
では、接続する装置のインタフェースの種類に応じてス
イッチを設定しなければならず、特に、接続する装置の
種類が増え、設定するスイッチの数が増加すると、誤っ
た設定をする場合がある。この場合、装置が動作しなか
ったり、あるいは動作しているように見えても一部の動
作が異なり原因調査に時間を費やすという問題点があ
る。この発明は、スイッチによる選択の誤りを解消する
インタフェース選択方法の提供を目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、一つのコネクタで複数のインタフェ
ースに対応する本体と、インタフェースを持ちコネクタ
を備える装置を接続器を介して１対１に接続する場合
に、本体１は複数インタフェースに対応するコネクタ１
Ａと、コネクタ１Ａに少なくとも２本のインタフェース
種類認識用のピンを任意に接続する切換指示部１Ｂと、
コネクタ１Ａからの信号を切換指示部１Ｂの信号により
切り換え、選択信号１４として出力する切換部１Ｃを備
え、接続器は、本体１のコネクタ１Ａに接続する側のコ
ネクタのピンのうち、切換指示部１Ｂに接続される位置
に対応するピンを、前記装置のインタフェースの種類ご
とに短絡あるいは開放し、前記装置と本体１を接続した
ときに、切換指示部１Ｂでコネクタ１Ａに接続された接
続器のピンが開放か短絡を認識し、前記装置に対応した
インタフェースを選択する。

【００１２】

【作用】一つのコネクタで複数のインタフェースに対応
する装置において、１対１で装置を接続する場合に、複
数インタフェースに対応する装置側コネクタと、接続器
の装置側に接続するコネクタに、装置間の信号ピンの他
にインタフェースの種類を認識させるピンを割り当て、
装置側に接続するコネクタの割り当てたピンは、ピンど
うしを開放または短絡の状態にする。装置側では、装置
間が接続したときに、割り当てたピンが開放か短絡か
を、電流を通して読みとる。読みとった結果で、必要と
する装置のインタフェースを選択する。また、接続器の
他の一方のコネクタと接続される装置間は、信号ピンの
みで接続する。

【００１３】

【実施例】次に、この発明による実施例の構成を図１に
示す。図１の１は本体、４と５は接続器であり、他は図
２と同じである。図１で、本体１はコネクタ１Ａと切換
指示部１Ｂと切換部１Ｃを備えている。図１の例では、
本体１のコネクタで、装置２と装置３の２種類のインタ
フェースに対応する例を示している。

【００１４】接続器４は本体１のコネクタ１Ａに接続す
るコネクタ４Ａと装置２のコネクタ２Ａに接続するコネ
クタ４Ｂをケーブルなどで接続したものである。同様
に、接続器５は本体１のコネクタ１Ａに接続するコネク
タ５Ａと装置３のコネクタ３Ａに接続するコネクタ５Ｂ
をケーブルなどで接続したものである。接続器は、装置
２のコネクタ２Ａと装置３のコネクタ３Ａの形状が同一
とは限らないので、本体１に対して装置２を接続する場
合と装置３を接続する場合でそれぞれ専用のものを使用
するのは、図２の場合と同様である。

【００１５】本体１で、コネクタ１Ａはピン１１・１２
を切換指示部１Ｂに接続している。また、接続器４のコ
ネクタ４Ａは、本体１の切換指定部１Ｂと接続されてい
るコネクタ１Ａのピンに対応する位置のピン４１・４２
を短絡しており、接続器５のコネクタ５Ａは、本体１の
切換指定部１Ｂと接続されているコネクタ１Ａのピンに
対応する位置のピン５１・５２を開放している。

【００１６】つぎに、本体１と装置２を接続する場合に
ついて、図１を参照して説明する。図１で、本体１と装
置２を接続する場合、接続器４を使用する。すなわち、
装置２のコネクタ２Ａと接続器４のコネクタ４Ｂを接続
し、接続器４のコネクタ４Ａと本体１のコネクタ１Ａを
接続する。本体１と装置２の接続が完了したとき、切換
指示部１Ｂはコネクタ１Ａのピン１１とピン１２が短絡
していることを認識し、接続された装置２用信号２１を
切換部１Ｃで選択するように切換指示信号１３を出し、
切換部１Ｃは選択信号１４を出力する。

【００１７】同様に、本体１と装置３を接続する場合、
接続器５を使用する。すなわち、装置３のコネクタ３Ａ
と接続器５のコネクタ５Ｂを接続し、接続器５のコネク
タ５Ａと本体１のコネクタ１Ａを接続する。本体１と装
置３の接続が完了したとき、切換指示部１Ｂはコネクタ
１Ａのピン１１とピン１２が開放していることを認識
し、接続された装置３用信号３１を切換部１Ｃで選択す
るように切換指示信号１３を出し、切換部１Ｃは選択信
号１４を出力する。

【００１８】なお、実施例では、本体１と装置２あるい
は本体１と装置３を接続する場合について説明している
が、コネクタのピン数を増やし、各ピン間の短絡・開放
を組み合わせる事により、インタフェースをもつ多種類
の装置と接続してもよい。このとき、切換指示部１Ｂに
接続されるピン数は３本以上になり、各ピン間の短絡・
開放の組み合わせによりどの装置が接続されているかを
認識して切換指示信号１３を出力する。切換指示部１Ｂ
は、例えばピンの短絡・開放の組み合わせをメモリに格
納して、ピンの接続状態により該当する切換指示信号を
出力するものや、コネクタピンの接続による電流を検出
して、該当する切換指示信号を出力するものが考えられ
る。

【００１９】

【発明の効果】この発明によれば、一つのコネクタで複
数のインタフェースに対応し、１対１で接続する場合
に、適応したインタフェースを選択することができるの
で、スイッチによる設定が不要となる。また装置との接
続において作業効率があがる。また、コネクタのピン数
を増やし、各ピン間の短絡・開放を組み合わせる事によ
り、インタフェースをもつ多種類の装置と接続すること
ができ、コネクタのピンを利用しているので、接続する
装置の種類が増加しても、スイッチを追加するように実
装スペースを考慮することなく、容易に対応することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明によるインタフェース選択機能つき装
置の構成図である。

【図２】従来技術によるインタフェース選択機能つき装
置の構成図である。

【符号の説明】

１本体２・３装置４〜７接続器１０本体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一つのコネクタで複数のインタフェース
に対応する本体と、インタフェースを持ちコネクタを備
える装置を接続器を介して１対１に接続する場合に、本体(1) は複数インタフェースに対応するコネクタ(1A)
と、コネクタ(1A)に少なくとも２本のインタフェース種
類認識用のピンを任意に接続する切換指示部(1B)と、コ
ネクタ(1A)からの信号を切換指示部(1B)の信号により切
り換え、選択信号(14)として出力する切換部(1C)を備
え、接続器は、本体(1) のコネクタ(1A)に接続する側のコネ
クタのピンのうち、切換指示部(1B)に接続される位置に
対応するピンを、前記装置のインタフェースの種類ごと
に短絡あるいは開放し、前記装置と本体(1) を接続したときに、切換指示部(1B)
でコネクタ(1A)に接続された接続器のピンが開放か短絡
かを認識し、前記装置に対応したインタフェースを選択
することを特徴とするインタフェース選択機能つき装
置。