JPH08233954A - カレンダ表示装置 - Google Patents

カレンダ表示装置

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JPH08233954A
JPH08233954A JP3494695A JP3494695A JPH08233954A JP H08233954 A JPH08233954 A JP H08233954A JP 3494695 A JP3494695 A JP 3494695A JP 3494695 A JP3494695 A JP 3494695A JP H08233954 A JPH08233954 A JP H08233954A
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JP3494695A
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Masahiro Sase
正弘 佐瀬
Tomomi Ikegami
知巳 池上
Tatsuo Nitta
達夫 新田
Masakazu Ichikawa
雅一 市川
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新暦であるグレゴリオ暦と旧暦である太陰暦
又は太陰太陽暦(陰陽暦)を同時表示し、且つ新暦も旧
暦も万年カレンダ機能を備えたカレンダ表示装置を実現
する。 【構成】 第1の年、月、日の各情報を月末無修正情報
等を含め的確に発生する第1のカレンダ情報発生手段、
該第1のカレンダ情報発生手段からの信号によってフル
オート・カレンダにて駆動される第1の年、月、日を表
示するための第1の年月日表示手段、第2の年、月、日
の各情報を月末無修正情報等を含め的確に発生する第2
のカレンダ情報発生手段、該第2のカレンダ情報発生手
段からの信号によってフルオート・カレンダにて駆動さ
れる第2の年、月、日を表示するための第2の年月日表
示手段より成る。 【効果】 新暦と旧暦を同時表示し、且つ新暦および旧
暦とも万年カレンダ機能を備えカレンダ表示の多用化を
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカレンダ表示装置に関
し、我々が現在使用しているいわゆる新暦であるグレゴ
リオ暦の他に旧暦である太陰暦あるいは太陰太陽暦(陰
陽暦)をも同時表示すると共に、特に上記新暦および旧
暦とも万年カレンダ機能を備えたカレンダ表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりカレンダ表示装置は、電子時計
の付加機能として広く普及しており、特に光学的表示装
置を用いたデジタル式のカレンダ表示装置は、集積回路
の機能向上とあいまって月末自動修正機能を備えた万年
カレンダ機能付カレンダ表示装置は広く実用化されてい
る。
【0003】一方、指針表示装置を用いたアナログ式カ
レンダ表示装置は、スイス特許CH6600440号公
報に開示される如く、回転表示部材を駆動する機構を備
え、年表示として4年周期で閏年を表示し及びその閏年
からの経過年数を表示する方式のカレンダ付電子時計と
して公開されている。さらに指針表示装置を用いたアナ
ログ式カレンダ表示装置として、上記の年表示として4
年周期で閏年を表示し、その閏年からの経過年数を表示
する方式とは異なる方式の視認性の優れた年の表示を備
えたものとして、特開平2−298889号公報に開示
されていて、月末自動修正方式(万年カレンダ)の曜日
呼び出し機能付カレンダ表示装置が公開されている。以
下、このカレンダ表示装置を、アナログ式のカレンダ表
示装置の従来例として説明する。
【0004】図6は特開平2−298889号公報に開
示されている従来のカレンダ付電子時計の外観を示す正
面図である。図6において、201は電子時計、202
は時針、203は分針、203aは文字板外周に時分の
目盛りを付した時刻指示部である。205は月針、20
5aは月指示部であり、文字板外周に月を表示してい
る。206は日針、206aは日指示部であり、31の
日数が目盛られている。207は24時間針、207a
は24時間指示部である。208は曜針、208aは曜
指示部で7曜日を表示する。
【0005】また、204bは年指示部、204は年針
である。年指示部204bは渦巻状の多重円目盛を形成
しており、数字及び渦巻状に続く点は西暦年数を表わ
す。各点は年針回転中心を中心とし、全周角360度を
28等分する半径上に並んでおり、1円周上の目盛が2
8年となっている。そして年針204が図6の垂直上方
を指示する線上に2000年を表示する2000の数字
と、6つの点が表示されている。従って、2000年の
上部の点は2028年を表示し、2000の下部の点は
1972年を表示しており、これらの年号は前記ゴレゴ
リオ暦の法則により全て同一のカレンダとなっている。
年指示部204bは28年周期の点が連続する渦巻を画
くことによって年の表示が連続的に目盛られており、そ
の内部の始点は1901年を、外部の最終点は2099
年を表示している。図6に示しているカレンダ時刻は、
1977年10月7日午前10時9分金曜日であり、年
針204は指示している全ての年号、すなわち1949
年、2005年、2033年、2061年、2089年
の10月7日は前記1977年10月7日と同じ金曜日
であることを示している。
【0006】この28年周期の年表示部204bとカレ
ンダシステムの原理との理論を説明する。我々が現在使
用している暦、グレゴリオ暦では閏年、平年が次の法則
に従っている。『西暦紀元年数が4で割り切れる年を閏
年、但し4で割り切れても100で割った商が4で割り
切れない年は平年とする。』これが、グレゴリオ暦に定
められた法則である。この法則に従うと、100で割っ
た商が4で割り切れないという条件によって4で割り切
れる基本的な閏年の周期であるにもかかわらず閏年とな
らない特殊年の一例として、1900年と2100年が
ある。したがって、特殊年である1900年と2100
年とを避けることにより前記2つの特殊年の間は4年毎
に規則正しく閏年が到来する。又、前記グレゴリオ暦に
よると、閏年、平年にかゝわらず、1月1日及び3月1
日の曜日が等しい年はすべて年間を通じてカレンダが等
しくなる。従って1月1日及び3月1日をカレンダの代
表値としてプロットすることによりカレンダの同一性を
判断することが出来る。
【0007】ここでカレンダの同一性とは閏年平年に拘
らず全ての月日で曜日が等しいことを意味する。カレン
ダの同一性を考慮すると、4年ごとに閏年が到来する限
り28年がカレンダの1周期となる。これは理論的に
は、「4」(閏年は4年ごと)と「7」(曜は7曜日構
成)との最小公倍数である「28」がカレンダの1周期
となる。すなわち、年オーダーで考えるならば1901
年から2099年に到り、日オーダーで考えるならば1
900年3月1日から2100年2月28日の200年
間が、現在を含みカレンダが規則的に28年周期で巡っ
て来る最長の期間となり、これがグレゴリオ暦の原理で
ある。そして、28年周期で同一カレンダが繰返される
というグレゴリオ暦の法則に着目し、多重円目盛におけ
る1円周上の目盛を(28×n)年とすることによっ
て、1本の年針が指示する多重円目盛のすべての年号が
同一カレンダとなるようにしている。このことによって
曜日呼び出しカレンダの年指定においても年針が何周回
ったのかおぼえる必要がなく、単に指定したい年号の目
盛上に年針を合わせるだけの操作としている。
【0008】次に上記従来例の技術的手段について、特
開平2−298889号公報に開示されている技術を参
考にして述べる。24時間周期の基準信号を発生する基
準信号発生手段、該基準信号を受けて年、月、日、曜の
各情報を発生するカレンダ情報発生手段、該カレンダ情
報発生手段からの信号によって駆動される年、月、日、
曜を表示するための各回転表示部材、とよりなるカレン
ダ表示装置において、年を表示する回転表示部材に対応
する目盛は多重円として形成された多重円目盛であり、
前記多重円目盛の内周円より順次外周円に向って年の表
示が連続的に目盛られていることを特徴とし、前記年を
表示する回転表示部材に対応する前記多重円目盛で渦巻
状に形成されていること、前記多重円目盛は1回転に対
応する年数が(28×n)年(nは正の整数)に目盛ら
れていること、前記カレンダ情報発生手段における年情
報発生手段は(28×n)進(nは正の整数)のカウン
タ手段を有することを特徴としている。さらに前記カレ
ンダ情報発生手段における年情報発生手段は(28×
n)進(nは正の整数)のカウンタ手段を有し、かつ、
年を表示する。回転表示部材は駆動範囲を(28×n)
年(nは正の整数)に目盛ってなるとともに、曜日に対
応する7進のカウンタと前記カレンダ情報発生手段から
の月日情報と年情報発生手段の28進カウンタからの情
報を入力して曜日を算出する曜日算出回路と、該曜日算
出回路の算出値によって制御される曜早送り信号発生回
路とにより構成される曜日呼び出し回路を設け、前記曜
日呼び出し回路から出力される曜早送り信号によって前
記曜を表示するための回転表示部材を駆動するととも
に、前記7進カウンタを早送りすることを特徴とし、前
記曜日呼び出し回路は、前記曜日算出回路の算出値と前
記7進カウンタとの一致を検出するための一致回路を有
し、該一致回路の出力によって前記曜早送り信号発生回
路の曜早送り信号発生動作を制御することを特徴として
いる。
【0009】以上、従来例としてアナログ式曜日呼び出
し機能付き、万年カレンダのカレンダ表示装置について
概略を説明した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、新暦であるグレ
ゴリオ暦の月末自動修正機能を備えた万年カレンダ機能
付カレンダ表示装置はデジタル表示式のものもアナログ
表示式(指針表示式)のものも実現され既に商品化され
ている。しかしながら、カレンダ表示として新暦である
グレゴリオ暦のもののみであり現在でも旧暦(例えば、
イスラム暦)を使用している国では商品化されているカ
レンダ表示機能は使いものにならず問題であった。
【0011】また現在も旧暦(例えば、イスラム暦)を
使用している国でも、ビジネスなどでは国際化が進んで
おりビジネスレポート等は旧暦(例えば、イスラム暦)
と新暦(グレゴリオ暦)とが併記されておりカレンダ表
示として新暦であるグレゴリオ暦のもののみならず旧暦
が表示されるカレンダ表示機能を搭載するニーズがあ
る。
【0012】また日本においても1873年にユリウス
暦を、1898年にグレゴリオ暦を導入して太陽暦に移
行した。しかし、その後も1909年までは太陽暦と陰
陽暦が、1910年以降しばらくの間は太陽暦と陰陽暦
のかわりに旧暦と係わりのある月齢が併記されたカレン
ダが発行されていた。そして、現在もカレンダとして新
暦であるグレゴリオ暦のもののみならず旧暦である陰陽
暦を併記したカレンダが使用されており、旧暦である陰
陽暦(天保暦)のカレンダ表示機能を搭載したカレンダ
表示装置のニーズがある。
【0013】上記のごとく従来のカレンダ装置において
は新暦であるグレゴリオ暦だけを搭載した月末自動修正
機能を備えた万年カレンダ機能付カレンダ表示装置はデ
ジタル表示式のものもアナログ表示式(指針表示式)の
ものも実現されているが、新暦であるグレゴリオ暦の他
に旧暦である太陰暦あるいは太陰太陽暦(陰陽暦)をも
同時表示し、かつ新暦および旧暦とも万年カレンダ機能
を備えたカレンダ表示装置は実現されていない。
【0014】本発明の目的は、上記問題を解決し、新暦
であるグレゴリオ暦の他に旧暦である太陰暦あるいは太
陰太陽暦(陰陽暦)をも同時表示し、かつ新暦および旧
暦とも万年カレンダ機能を備えたカレンダ表示装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は以下の技術的手段により課題を解決した。第
1の年、月、日の各情報を月末無修正情報等を含め的確
に発生する第1のカレンダ情報発生手段、該第1のカレ
ンダ情報発生手段からの信号によってフルオート・カレ
ンダにて駆動される第1の年、月、日を表示するための
第1の年月日表示手段、第2の年、月、日の各情報を月
末無修正情報等を含め的確に発生する第2のカレンダ情
報発生手段、該第2のカレンダ情報発生手段からの信号
によってフルオート・カレンダにて駆動される第2の
年、月、日を表示するための第2の年月日表示手段より
成ることを特徴とする。
【0016】24時間周期の基準信号を発生する基準信
号発生手段、該基準信号を受けて第1の年、月、日の各
情報を月末無修正情報等を含め的確に発生させる第1の
カレンダ情報発生手段、該第1のカレンダ情報発生手段
からの信号によってフルオート・カレンダにて駆動され
る第1の年、月、日を表示するための第1の年月日表示
手段、前記第1の年月日表示手段からの信号を受けて第
2の年、月、日の各情報を月末無修正情報等を含め的確
に算出する第2のカレンダ情報算出手段、該第2のカレ
ンダ情報算出手段からの信号によってフルオート・カレ
ンダにて駆動される第2の年、月、日を表示するための
第2の年月日表示手段より成る。
【0017】さらに、前記第1の年、月、日が太陽暦で
あり、前記第2の年、月、日が陰陽暦であることを特徴
とする。
【0018】さらに、前記第1の年、月、日がグレゴリ
オ暦であり、前記第2の年、月、日が天保暦であること
を特徴としている。
【0019】24時間周期の基準信号を発生する基準信
号発生手段、該基準信号を受けて第1の年、月、日の各
情報を発生する第1のカレンダ情報発生手段、該第1の
カレンダ情報発生手段からの信号によって駆動される第
1の年、月、日を表示するための第1の年月日表示手
段、前記基準信号を受けて第2の年、月、日の各情報を
発生する第2のカレンダ情報発生手段、該第2のカレン
ダ情報発生手段からの信号によって駆動される第2の
年、月、日を表示するための第2の年月日表示手段より
なるカレンダ表示装置において、前記第1のカレンダ情
報発生手段からの信号によって第1の年、月、日のカレ
ンダ情報を管理する第1の位置検出手段と前記第2のカ
レンダ情報発生手段からの信号によって第2の年、月、
日のカレンダ情報を管理する第2の位置検出手段とを設
け、第1の年、月、日において月末修正動作発生時には
前記第1の位置検出手段の制御に基づき第1の年月日表
示手段を、また第2の年、月、日において月末修正動作
発生時には前記第2の位置検出手段の制御に基づき第2
の年月日表示手段を月末修正動作を行う様に構成したも
のである。
【0020】さらに、前記第1の年、月、日が太陽暦で
あり、前記第2の年、月、日が太陰暦であること。
【0021】さらに、前記第1の年、月、日が太陽暦で
あり、前記第2の年、月、日が陰陽暦であることを特徴
としている。
【0022】さらに、前記第1の年、月、日がグレゴリ
オ暦であり、前記第2の年、月、日がイスラム暦である
ことを特徴とする。
【0023】
【実施例】図1は本発明におけるカレンダ表示装置の実
施例のカレンダ付電子時計の外観を示す正面図である。
図1のカレンダ付電子時計のカレンダ機能は、新暦とし
て太陽暦のグレゴリオ暦と旧暦として太陰暦のイスラム
暦とを搭載しており新暦と旧暦とも月末自動修正機能を
備えた万年カレンダ機能付カレンダとなっている。図2
〜図5は図1に示す電子時計のブロック図である。
【0024】図1において、1201は電子時計、12
02は時針、1203は分針、1203aは文字板外周
に時分の目盛りを付した時刻指示部である。また120
7は24時間針、1207aは24時指示部であり、時
刻の24時間表示を行っている。1209はグレゴリオ
暦年針、1209aはグレゴリオ暦の年指示部であり、
L.Y.、+1、+2、+3の記号によって、閏年、閏
年後1年、2年、3年を表示する。1206はグレゴリ
オ暦日針、1206aはグレゴリオ暦の日指示部であ
り、31の日数が目盛られグレゴリオ暦の日を表示して
いる。1205はグレゴリオ暦月針、1208はイスラ
ム暦月針、1205aはグレゴリオ暦及びイスラム暦の
共通の月指示部であり、グレゴリオ暦月針1205によ
ってグレゴリオ暦の月を、またイスラム暦月針1208
によってイスラム暦の月を表示している。1204はイ
スラム暦日針、1244はイスラム暦年針、1204a
はイスラム暦の日指示部と年指示部との共通の指示部で
あり、イスラム暦日針1204によってイスラム暦の日
を、またイスラム暦年針1244によってイスラム暦の
年を表示している。
【0025】なおイスラム暦では30暦年に11回の閏
年(年間355日)を置く事が定められており、図1に
おいてイスラム暦の年指示部を30ステップで1周に目
盛る事は有効である。ちなみにイスラム暦では逆に30
暦年のうち19回が平年(年間354日)であり、平年
の年の最後の日が12月29日に対して閏年では1日加
わり12月30日となる。またイスラム暦の平年におい
ては、1月、3月、5月、7月、9月、11月が大の月
の30日であり、2月、4月、6月、8月、10月、1
2月が小の月の29日である。言いかえると確実に小の
月といえるのは2月、4月、6月、8月、10月のみで
あり、12月は平年であるか閏年であるかによって小の
月か大の月か年によって異なる。この考え方のほうがイ
スラム暦における月末自動修正機能を備えた万年カレン
ダの制御が容易である。いずれにせよ図1において、イ
スラム暦の日指示部は30ステップに目盛る事で十分で
ある。
【0026】209はリュウズであり、0段、1段、2
段の各位置に押し引き可能である。210乃至212は
押釦、213はプッシュプルタイプ外部操作釦で、後述
のスイッチS1 乃至S3 及びスイッチS4 を操作可能と
する。
【0027】図1に示しているカレンダ時刻は、グレゴ
リオ暦が閏年後2年(例えば平年の1994年)で7月
15日であり、イスラム暦がイスラム暦年針1244は
15年(例えば閏年のイスラム暦年1415年)で2月
7日であり、時刻が午前10時9分である。
【0028】図2、図3、図4、図5は、図1に示す実
施例のブロック図である。以下、本発明によるカレンダ
表示装置の回路構成を図2〜図5のブロック図によって
説明する。
【0029】10はスイッチ回路、11乃至17はチャ
タリング防止回路であり、R1 、R2 はリュウズ209
を1段、2段の各位置に引いた時に閉じるスイッチ、S
1 乃至S3 は押釦210乃至押釦212を押すことによ
って閉じるスイッチ、S4 はプッシュプルタイプ外部操
作釦213が引かれている状態では開いており、押され
ている状態では閉じるスイッチ、S24は常時は開いてお
り、24時間針207が24時を指すとき一回スイッチ
を閉じる日切換えスイッチである。前記各スイッチを閉
じると、対応するチャタリング防止回路11乃至17か
らは信号PR2、PR1、PS24 、PS1、PS2、PS3、PS4
がHレベルとして出力する。11a、12a、17aは
インバータで信号PR2、PR1、PS4を入力し、その信号
の反転信号P11a 、P12a 、P17a を出力する。
【0030】1は基準発振回路で発振信号PC1を出力す
る。2は分周回路で発振信号PC1を入力し、数種の分周
信号PC2を出力する。3は時刻信号発生回路で所定の分
周信号PC2とスイッチ回路10のインバータ11aの信
号P11a を入力し、周知の時刻パルスを出力する。4は
時刻針駆動回路、5はモータ、6は時刻用輪列及び指針
であり、時刻針駆動回路4は前記時刻パルスを入力する
ことによって駆動パルスを出力し、モータ5を介して時
刻用輪列及び指針6を駆動する。
【0031】次にグレゴリオ暦のカレンダ表示装置につ
いて説明する。グレゴリオ暦のカレンダ表示装置を構成
するグレゴリオ暦の日、月、年の各カレンダ情報発生手
段はそれぞれの制御信号発生手段20、50、70とグ
レゴリオ暦の日、月、年の位置検出回路40、60、8
0とグレゴリオ暦の日、月、年の各針の駆動装置とから
なる。
【0032】各針の駆動装置は、前記制御信号発生手段
からの1パルスの信号に対して各針の一駆動単位を歩進
させる装置であり、グレゴリオ暦の日針の駆動装置は日
針駆動回路34、モータ35、日用輪列及び指針36よ
りなり、グレゴリオ暦の月、年の各針の駆動装置につい
ても同様に月針駆動回路64、年針駆動回路84、モー
タ65、85、月用輪列及び指針66、年用輪列及び指
針86よりなる。
【0033】前記各制御信号発生手段は、通常の駆動パ
ルスを発生する各送り信号発生回路と修正用駆動パルス
を発生する各修正信号発生回路とよりなる。
【0034】すなわち、前記グレゴリオ暦の日制御信号
発生手段20の送り信号発生回路側は、日送り信号発生
回路29と4つのANDゲート21、22、23、2
8、1つのORゲート27、3つのワンパルス発生回路
24、25、26よりなる。ANDゲート21は、その
入力端子が後述の31日検出回路44と小の月検出回路
63の出力端子に接続されており、前記2つの検出回路
44、63の信号をANDし、その結果をワンパルス発
生回路24に出力する。同様に、ANDゲート22は、
その入力端子が後述の30日検出回路43、2月検出回
路62、閏年検出回路83の出力端子と接続され、前記
3つの検出回路43、62、83の検出信号をAND
し、その結果をワンパルス発生回路25に出力する。A
NDゲート23は、その入力端子が後述の29日検出回
路42、2月検出回路62、平年検出回路82の出力端
子と接続され、前記3つの検出回路42、62、82の
検出信号をANDし、その結果をワンパルス発生回路2
6に出力する。
【0035】さらに各ワンパルス発生回路24、25、
26の入力端子には、前述の分周回路2の分周信号PC2
の中の周波数32Hzの信号PC32 が常時入力されてい
る。そして各ワンパルス発生回路24、25、26はそ
れぞれのANDゲート21、22、23からのAND信
号が入力されるごとにワンパルスの出力信号を発生し
て、ORゲート27の入力端子に出力する。ORゲート
27の入力端子は、前記各ワンパルス発生回路24、2
5、26の出力端子とと共に、前記日切換スイッチS24
のチャタリング防止回路13の出力端子にも接続されて
いる。そしてORゲート27の出力端子はANDゲート
28の入力端子に接続している。ANDゲート28は、
その入力端子に、スイッチR1 、及びR2 の信号を反転
するインバータ11a、12aの各出力端子が接続され
ており、同時にORゲート27の出力端子にも接続され
ている。日送り信号発生回路29の入力端子は、分周回
路2とANDゲート28の出力端子に接続され、その出
力端子はORゲート33を介して前記日針駆動回路34
と後述する31進カウンタ41のI端子に接続してい
る。
【0036】又グレゴリオ暦の前記日制御信号発生手段
20の日修正信号発生回路側は、ORゲート30、AN
Dゲート31、日修正信号発生回路32とからなり、O
Rゲート30の入力端子はチャタリング防止回路11及
び12の出力端子に接続し、その出力端子はANDゲー
ト31の第1の入力端子に接続している。又ANDゲー
ト31の第2の入力端子はスイッチS4 の信号を反転す
るインバータ17aの出力端子に接続され、第3の入力
端子はスイッチS1 のチャタリング防止回路14の出力
端子に接続されている。日修正信号発生回路32の入力
端子は、分周回路2とANDゲート31の各出力端子と
接続し、その出力端子はORゲート33を介して前記日
針駆動回路34と31進カウンタ41のI端子に接続し
ている。
【0037】グレゴリオ暦日針1206の駆動装置は、
前述のごとく日制御信号発生手段20からのワンパルス
の出力信号でグレゴリオ暦日針1206を1日分駆動す
る。
【0038】グレゴリオ暦の日位置検出回路40は、3
1進カウンタ41、29日検出回路42、30日検出回
路43、31日検出回路44とからなり、31進カウン
タ41のI端子は、日制御信号発生手段20のORゲー
ト33の出力端子に接続され、Q端子は前記29日、3
0日、31日の各検出回路42、43、44に接続され
ている。又31進カウンタ41のC端子は後述するAN
Dゲート52に接続しており、R端子はチャタリング防
止回路11の出力端子に接続している。又29以上のカ
ウントデータを受けると、各データ毎にワンパルスを発
生する公知の29日検出回路42の出力端子は前記日制
御信号発生手段20を構成するANDゲート23の入力
端子と接続し、同様の動作をする30日検出回路43、
31日検出回路44は、それぞれANDゲート22、2
1の入力端子に接続している。
【0039】次に、グレゴリオ暦の月制御信号発生手段
50について説明する。該月制御信号発生手段50は前
記日制御信号発生手段20と同様に、月送り信号発生回
路54、ANDゲート52よりなる月送り信号発生回路
側と、月修正信号発生回路55、ORゲート51、AN
Dゲート53よりなる月修正信号発生回路側と、前記2
つの信号発生回路54、55の出力端子に接続されたO
Rゲート56とよりなる。
【0040】グレゴリオ暦の前記月制御信号発生手段5
0における月送り信号発生回路側のANDゲート52の
入力端子は、スイッチ回路10のインバータ11a、1
2aの各出力端子に接続されると同時に、前記31進カ
ウンタ41のC端子にも接続されている。月送り信号発
生回路54の入力端子は、分周回路2とANDゲート5
2の出力端子に接続され、その出力端子はORゲート5
6を介して前記月針駆動回路64と後述する12進カウ
ンタ61のI端子に接続している。
【0041】又グレゴリオ暦の月制御信号発生手段50
における月修正信号発生回路側のORゲート51の入力
端子は、スイッチ回路10のチャタリング防止回路11
及び12の出力端子に接続され、その出力端子はAND
ゲート53の第1の入力端子に接続されている。AND
ゲート53の第2の入力端子はスイッチS4 の信号を反
転するインバータ17aの出力端子に接続され、第3の
入力端子はスイッチS2 のチャタリング防止回路15の
出力端子に接続されている。そしてその出力端子は月修
正信号発生回路55の入力端子に接続されている。前記
月修正信号発生回路55の入力端子は、分周回路2とA
NDゲート53の出力端子と接続され、その出力端子は
ORゲート56を介して前記月針駆動回路64とグレゴ
リオ暦の12進カウンタ61のI端子に接続している。
【0042】グレゴリオ暦の月針の駆動装置は、月針駆
動回路64、モータ65、月用輪列及び指針66とより
なり、グレゴリオ暦の日針駆動と同様にグレゴリオ暦の
月制御信号発生手段50からワンパルスの出力信号でグ
レゴリオ暦月針1205を1月分駆動する。
【0043】グレゴリオ暦の前記月位置検出回路60
は、12進カウンタ61、2月検出回路62、小の月検
出回路63とよりなる。12ケ月をカウントする12進
カウンタ61のI端子は、前記ORゲート56の出力端
子に接続し、Q端子は2月検出回路62と小の月検出回
路63の入力端子に接続している。R端子はチャタリン
グ防止回路11の出力端子と接続し、C端子は後述する
ANDゲート72の入力端子に接続している。前記2月
検出回路62の出力端子はANDゲート22及び23の
入力端子に接続しており、前記小の月検出回路63の出
力端子はANDゲート21の入力端子に接続している。
【0044】次にグレゴリオ暦の年制御信号発生手段7
0について説明する。該年制御信号発生手段70は年送
り信号発生回路74とANDゲート72とよりなる年送
り信号発生回路側と年修正信号発生回路75、ORゲー
ト71、ANDゲート73とよりなる年修正信号発生回
路側と前記2つの信号発生回路74、75の出力端子に
接続されたORゲート76とで構成される。
【0045】グレゴリオ暦の前記年制御信号発生手段7
0の年送り信号発生回路側のANDゲート72の入力端
子はスイッチ回路10のインバータ11a、12aの各
出力端子に接続され、同時にグレゴリオ暦の前記12進
カウンタ61のC端子にも接続されている。年送り信号
発生回路74の入力端子は、分周回路2とANDゲート
72の出力端子に接続され、その出力端子はORゲート
76を介して前記年針駆動回路84と後述するグレゴリ
オ暦年針1209の針位置カウンタである4進カウンタ
81のI端子に接続している。
【0046】又グレゴリオ暦の前記年制御信号発生手段
70の年修正信号発生回路側のORゲート71の入力端
子は、スイッチ回路10のチャタリング防止回路11及
び12の各出力端子に接続され、その出力端子はAND
ゲート73の第1の入力端子に接続されている。AND
ゲート73の第2の入力端子はスイッチS4 の信号を反
転するインバータ17aの出力端子に接続され、第3の
入力端子はスイッチS3 のチャタリング防止回路16の
出力端子に接続される。そしてその出力端子は年修正信
号発生回路75の入力端子に接続されている。年修正信
号発生回路75の入力端子は分周回路2とANDゲート
73の出力端子と接続して、その出力端子はORゲート
76を介して前記年駆動回路84と後述するグレゴリオ
暦年針1209の針位置カウンタである4進カウンタ8
1のI端子に接続している。
【0047】グレゴリオ暦の年針の駆動装置は、前述の
グレゴリオ暦の月針駆動装置と同様であるので説明を省
略する。
【0048】グレゴリオ暦の前記年位置検出回路80
は、4進カウンタ81、平年検出回路82、閏年検出回
路83とよりなり、4進カウンタ81のI端子は、前記
ORゲート76の出力端子に接続され、Q端子はカウン
トデータを入力する平年検出回路82と閏年検出回路8
3の入力端子に接続している。さらにR端子は、チャタ
リング防止回路11の出力端子と接続しており、平年検
出回路82の出力端子はANDゲート23の入力端子に
接続している。また、閏年検出回路83の出力端子はA
NDゲート22の入力端子に接続している。
【0049】次にイスラム暦のカレンダ表示装置につい
て説明する。イスラム暦のカレンダ表示装置を構成する
イスラム暦の日、月、年の各カレンダ情報発生手段はそ
れぞれの制御信号発生手段200、500、700とイ
スラム暦の日、月、年の位置検出回路400、600、
800とイスラム暦の日、月、年の各針の駆動装置とか
らなる。
【0050】各針の駆動装置は、前記制御信号発生手段
からの1パルスの信号に対して各針の一駆動単位を歩進
させる装置であり、イスラム暦の日針の駆動装置は日針
駆動回路340、モータ350、日用輪列及び指針36
0よりなり、イスラム暦の月、年の各針の駆動装置につ
いても同様に月針駆動回路640、年針駆動回路84
0、モータ650、850、月用輪列及び指針660、
年用輪列及び指針860よりなる。
【0051】前記各制御信号発生手段は、通常の駆動パ
ルスを発生する各送り信号発生回路と修正用駆動パルス
を発生する各修正信号発生回路とよりなる。
【0052】すなわち、前記イスラム暦の日制御信号発
生手段200の送り信号発生回路側は、日送り信号発生
回路290と3つのANDゲート210、220、28
0、1つのORゲート270、2つのワンパルス発生回
路240、250よりなる。ANDゲート210は、そ
の入力端子が後述の30日検出回路420と小の月検出
回路630の出力端子に接続されており、前記2つの検
出回路420、630の信号をANDし、その結果をワ
ンパルス発生回路240に出力する。同様に、ANDゲ
ート220は、その入力端子が後述の30日検出回路4
20、12月検出回路620、平年閏年判別回路830
の出力端子と接続され、前記3つの検出回路430、6
20、830の検出信号をANDし、その結果をワンパ
ルス発生回路250に入力する。
【0053】さらに各ワンパルス発生回路240、25
0の入力端子には、前述の分周回路2の分周信号PC2の
中の周波数32Hzの信号PC32 が常時入力されてい
る。そして各ワンパルス発生回路240、250はそれ
ぞれのANDゲート210、220からのAND信号が
入力されるごとにワンパルスの出力信号を発生して、O
Rゲート270の入力端子に出力する。ORゲート27
0の入力端子は、前記各ワンパルス発生回路240、2
50の出力端子と、前記日切換スイッチS24のチャタリ
ング防止回路13の出力端子に接続され、その出力端子
はANDゲート280の入力端子に接続している。
【0054】ANDゲート280は、その入力端子に、
スイッチR1 、及びR2 の信号を反転するインバータ1
1a、12aの各出力端子が接続されており、同時にO
Rゲート270の出力端子にも接続されている。日送り
信号発生回路290の入力端子は、分周回路2とAND
ゲート280の出力端子に接続され、その出力端子はO
Rゲート330を介して前記日針駆動回路340と後述
する30進カウンタ410のI端子に接続している。
【0055】又イスラム暦の前記日制御信号発生手段2
00の日修正信号発生回路側は、ORゲート300、A
NDゲート310、日修正信号発生回路320とからな
り、ORゲート300の入力端子はチャタリング防止回
路11及び12の出力端子に接続し、その出力端子はA
NDゲート310の第1の入力端子に接続している。又
ANDゲート310の第2の入力端子はスイッチS4 の
チャタリング防止回路17の出力端子に接続され、第3
の入力端子はスイッチS1 のチャタリング防止回路14
の出力端子に接続されている。日修正信号発生回路32
0の入力端子は、分周回路2とANDゲート310の各
出力端子と接続し、その出力端子はORゲート330を
介して前記日針駆動回路340と30進カウンタ410
のI端子に接続している。
【0056】イスラム暦日針1204の駆動装置は、前
述のごとく日制御信号発生手段200からのワンパルス
の出力信号でイスラム暦日針1204を1日分駆動す
る。
【0057】イスラム暦の日位置検出回路400は、3
0進カウンタ410、30日検出回路420とからな
り、30進カウンタ410のI端子は、日制御信号発生
手段200のORゲート330の出力端子に接続され、
Q端子は前記30日検出回路420に接続されている。
又30進カウンタ410のC端子は後述するANDゲー
ト520に接続しており、R端子はチャタリング防止回
路11の出力端子に接続している。又30以上のカウン
トデータを受けると、各データ毎にワンパルスを発生す
る公知の30日検出回路420の出力端子は前記日制御
信号発生手段200を構成するANDゲート210、2
20の入力端子に接続している。
【0058】次に、イスラム暦の月制御信号発生手段5
00について説明する。該月制御信号発生手段500は
前記日制御信号発生手段200と同様に、月送り信号発
生回路540、ANDゲート520よりなる月送り信号
発生回路側と、月修正信号発生回路550、ORゲート
510、ANDゲート530よりなる月修正信号発生回
路側と、前記2つの信号発生回路540、550の出力
端子に接続されたORゲート560とよりなる。
【0059】イスラム暦の前記月制御信号発生手段50
0における月送り信号発生回路側のANDゲート520
の入力端子は、スイッチ回路10のインバータ11a、
12aの各出力端子に接続されると同時に、前記30進
カウンタ410のC端子にも接続されている。月送り信
号発生回路540の入力端子は、分周回路2とANDゲ
ート520の出力端子に接続され、その出力端子はOR
ゲート560を介して前記月針駆動回路640と後述す
る12進カウンタ610のI端子に接続している。
【0060】又イスラム暦の月制御信号発生手段500
における月修正信号発生回路側のORゲート510の入
力端子は、スイッチ回路10のチャタリング防止回路1
1及び12の出力端子に接続され、その出力端子はAN
Dゲート530の第1の入力端子に接続されている。A
NDゲート530の第2の入力端子はスイッチS4 のチ
ャタリング防止回路17の出力端子に接続され、第3の
入力端子はスイッチS2 のチャタリング防止回路15の
出力端子に接続されている。そしてその出力端子は月修
正信号発生回路550の入力端子に接続されている。前
記月修正信号発生回路550の入力端子は、分周回路2
とANDゲート530の出力端子と接続され、その出力
端子はORゲート560を介して前記月針駆動回路64
0とイスラム暦の12進カウンタ610のI端子に接続
している。
【0061】イスラム暦の月針の駆動装置は、月針駆動
回路640、モータ650、月用輪列及び指針660と
よりなり、イスラム暦の日針駆動と同様にイスラム暦の
月制御信号発生手段500からワンパルスの出力信号で
イスラム暦月針1208を1月分駆動する。
【0062】イスラム暦の前記月位置検出回路600
は、12進カウンタ610、12月検出回路620、小
の月検出回路630とよりなる。12ケ月をカウントす
る12進カウンタ610のI端子は、前記ORゲート5
60の出力端子に接続し、Q端子は12月検出回路62
0と小の月検出回路630の入力端子に接続している。
R端子はチャタリング防止回路11の出力端子と接続
し、C端子は後述するANDゲート720の入力端子に
接続している。前記12月検出回路620の出力端子は
ANDゲート220の入力端子に接続しており、前記小
の月検出回路630の出力端子はANDゲート210の
入力端子に接続している。
【0063】次にイスラム暦の年制御信号発生手段70
0について説明する。該年制御信号発生手段700は年
送り信号発生回路740とANDゲート720とよりな
る年送り信号発生回路側と年修正信号発生回路750、
ORゲート710、ANDゲート730とよりなる年修
正信号発生回路側と前記2つの信号発生回路740、7
50の出力端子に接続されたORゲート760とで構成
される。
【0064】イスラム暦の前記年制御信号発生手段70
0の年送り信号発生回路側のANDゲート720の入力
端子はスイッチ回路10のインバータ11a、12aの
各出力端子に接続され、同時にイスラム暦の前記12進
カウンタ610のC端子にも接続されている。年送り信
号発生回路740の入力端子は、分周回路2とANDゲ
ート720の出力端子に接続され、その出力端子のOR
ゲート760を介して前記年針駆動回路840と後述す
るイスラム暦年針1244の針位置カウンタである30
進カウンタ810のI端子に接続している。
【0065】又イスラム暦の前記年制御信号発生手段7
00の年修正信号発生回路側のORゲート710の入力
端子は、スイッチ回路10のチャタリング防止回路11
及び12の各出力端子に接続され、その出力端子はAN
Dゲート730の第1の入力端子に接続されている。A
NDゲート730の第2の入力端子はスイッチS4 のチ
ャタリング防止回路17の出力端子に接続され、第3の
入力端子はスイッチS3 のチャタリング防止回路16の
出力端子に接続される。そしてその出力端子は年修正信
号発生回路750の入力端子に接続されている。年修正
信号発生回路750の入力端子は分周回路2とANDゲ
ート730の出力端子と接続して、その出力端子はOR
ゲート760を介して前記年駆動回路840と後述する
イスラム暦年針1244の針位置カウンタである30進
カウンタ810のI端子に接続している。
【0066】イスラム暦の年針の駆動装置は、前述のイ
スラム暦の月針駆動装置と同様であるので説明を省略す
る。
【0067】イスラム暦の前記年位置検出回路800
は、30進カウンタ810、平年と閏年とを判別し平年
の検出時に平年検出信号P830 を出力する平年閏年判別
回路830とよりなり、30進カウンタ810のI端子
は、前記ORゲート760の出力端子に接続され、Q端
子はカウントデータを入力する平年閏年判別回路830
の入力端子に接続している。さらにR端子は、チャタリ
ング防止回路11の出力端子と接続しており、平年閏年
判別回路830の出力端子はANDゲート220の入力
端子に接続している。
【0068】次に、上記構成を有する本発明による新暦
(グレゴリオ暦)と旧暦(イスラム暦)との月末無修正
機能を備えた万年カレンダであるカレンダ表示装置の動
作について、リューズ0段位置のカレンダ時刻表示モー
ド、1段位置の修正モード、2段位置の初期設定モード
に分けて説明する。
【0069】まずリューズ0段位置のカレンダ時刻表示
モードにおいては前記スイッチR1、R2 が開いてお
り、スイッチ回路10のインバータ11a、12aの出
力信号P11a 、P12a がHレベルに保持されている。H
レベルの信号P11a が入力される時刻信号発生回路3は
分周回路2から所定の周波数を入力して時刻信号を出力
し、時刻針駆動回路4、モータ5、時刻用輪列及び指針
6の公知手段により時刻表示を行う。今、リューズ20
9が0段位置にあるのでスイッチR1 、R2 が開いてい
るため、Hレベルの信号P11a 、P12a はグレゴリオ暦
およびイスラム暦の日月年の各送り信号発生回路側のA
NDゲート28、52、72およびANDゲート28
0、520、720の各信号を入力しそれぞれのAND
ゲートをON状態に保持している。
【0070】他方Lレベルの信号PR1、PR2によってグ
レゴリオ暦およびイスラム暦の日月年の修正信号発生回
路側のORゲート30、51、71およびORゲート3
00、510、710への2入力のLレベルとなること
によりその出力もLレベルとなり、ANDゲート31、
53、73およびANDゲート310、530、730
をOFF状態にしている。
【0071】この状態において前記24時間針1207
は時刻用輪列6と連動しており、前記24時間針120
7が24時を指す時に輪列中に組み込まれたスイッチS
24が閉じ、ワンパルスの日切換信号PS24 を出力する。
【0072】前記日切換信号PS24 がグレゴリオ暦の日
制御信号発生手段20のORゲート27に入力されるこ
とにより日送り信号発生回路29から日送り信号が出力
され、日位置検出回路40の31進カウンタ41をカウ
ントアップするとともに、日針駆動回路34、モータ3
5を介してグレゴリオ暦日針1206を1日分歩進させ
る。同様に、前記日切換信号PS24 がイスラム暦の日制
御信号発生手段200のORゲート270に入力される
ことにより日送り信号発生回路290から日送り信号が
出力され、日位置検出回路400の30進カウンタ41
0をカウントアップするとともに、日針駆動回路34
0、モータ350を介してイスラム暦日針1204を1
日分歩進させる。すなわち通常時においては24時間毎
に出力される日切換信号PS24 によってグレゴリオ暦日
針1206とイスラム暦日針1204とが1日分ずつ歩
進させることにより通常のカレンダ動作が行われる。
【0073】上記カレンダ付電子時計は新暦(グレゴリ
オ暦)と旧暦(イスラム暦)とも万年カレンダを実現す
る為の月末自動修正手段が採用されており、月末になる
と前記各位置検出回路が自動的に非存日を早送りして修
正を行うものであり、その動作について説明する。ま
ず、グレゴリオ暦の月末自動修正動作について説明す
る。
【0074】前記日位置検出回路40では、31進カウ
ンタ41のQ端子から日のカウントデータが出力され、
29日、30日、31日の各検出回路42、43、44
に入力される。各検出回路42、43、44は、それぞ
れ29日以上、30日以上、31日以上のデータを入力
される毎に、ワンパルスを出力し、この信号はANDゲ
ート23、22、21にそれぞれに入力される。またカ
ウントデータが1に切換わる時にC端子から桁上信号が
月制御信号発生手段50のANDゲート52に入力され
る。
【0075】前記月位置検出回路60では、12進カウ
ンタ61のQ端子から月のカウントデータが2月検出回
路62、小の月検出回路63に入力される。各検出回路
62、63が2月あるいは小の月を検出すると信号を発
生し、2月検出回路62からはANDゲート23、22
に、小の月検出回路63からはANDゲート21に入力
する。また、カウントデータが1に切換わると、C端子
から桁上信号が年制御信号発生手段70のANDゲート
72に入力される。
【0076】前記年位置検出回路80では、4進カウン
タ81のカウントデータを入力する平年検出回路82、
閏年検出回路83が平年、閏年を検出すると、それぞれ
の出力端子より信号を出力して、平年検出回路82から
ANDゲート23に又閏年検出回路83からANDゲー
ト22にそれぞれ入力される。
【0077】以上のごとく各検出回路62、63、8
2、83からの検出信号が日送り信号発生回路側のAN
Dゲート21、22、23に入力されることによりAN
Dゲート21は小の月でON状態、ANDゲート22は
閏年2月でON状態、ANDゲート23は平年2月でO
N状態を保持する。それぞれのANDゲート21、2
2、23のON状態において、各ANDゲート21、2
2、23は、29日、30日、31日の各検出回路4
2、43、44からの信号をそれぞれ通過させパルス発
生回路24、25、26に入力させる。前記各検出信号
を入力したワンパルス発生回路24、25、26はワン
パルスを出力し、ORゲート27とON状態のANDゲ
ート28を通過させて日送り信号発生回路29に入力す
る。
【0078】この結果日送り信号発生回路29もワンパ
ルスの日送り信号を出力してグレゴリオ暦日針1206
を1日分歩進させるとともに31進カウンタ41を1日
分カウントアップする。このようにして各月末には日位
置検出回路40の各検出回路42、43、44の条件に
従って1日〜3日分だけグレゴリオ暦日針1206の歩
進が行われる。
【0079】例えば閏年2月の月末では、30日検出回
路43が31進カウンタ41のカウントデータが1にな
るまで2回検出信号を出力してANDゲート22に入力
するのでグレゴリオ暦日針1206が2日分だけ歩進さ
れる。
【0080】また、前述した31進、12進の各カウン
タ41、61は各々カウントデータが1に切換わること
を検出することによりC端子から月送り信号及び年送り
信号を出力し、ON状態のANDゲート52、72を通
過させてグレゴリオ暦月針1205及びグレゴリオ暦年
針1209を歩進させる。
【0081】次に、イスラム暦の月末自動修正動作につ
いて説明する。前記日位置検出回路400では、30進
カウンタ410のQ端子から日のカウントデータが出力
され、30日検出回路420に入力される。30日検出
回路420は、30日以上のデータを入力される毎に、
ワンパルスを出力し、この信号はANDゲート210、
220にそれぞれに入力される。またカウントデータが
1に切換わる時にC端子から桁上信号が月制御信号発生
手段500のANDゲート520に入力される。
【0082】前記月位置検出回路600では、12進カ
ウンタ610のQ端子から月のカウントデータが12月
検出回路620、小の月検出回路630に入力される。
各検出回路620、630が12月あるいは小の月を検
出すると信号を発生し、12月検出回路620からはA
NDゲート220に、小の月検出回路630からはAN
Dゲート210に入力する。また、カウントデータが1
に切換わると、C端子から桁上信号が年制御信号発生手
段700のANDゲート720に入力される。
【0083】前記年位置検出回路800では、30進カ
ウンタ810のカウントデータを入力する平年閏年判別
回路830が平年と閏年とを判別し平年の検出時に平年
検出信号P830 を出力端子より出力して、ANDゲート
220に入力される。
【0084】以上のごとく各検出回路620、630、
830からの検出信号が日送り信号発生回路側のAND
ゲート210、220に入力されることによりANDゲ
ート210は小の月でON状態、ANDゲート220は
平年12月でON状態を保持する。それぞれのANDゲ
ート210、220のON状態において、各ANDゲー
ト210、220は、30日検出回路420からの信号
をそれぞれ通過させパルス発生回路240、250に入
力させる。前記各検出信号を入力したワンパルス発生回
路240、250はワンパルスを出力し、ORゲート2
70とON状態のANDゲート280を通過させて日送
り信号発生回路290に入力する。
【0085】この結果日送り信号発生回路290もワン
パルスの日送り信号を出力してイスラム暦日針1204
を1日分歩進させるとともに30進カウンタ410を1
日分カウントアップする。このようにして各月末には日
位置検出回路400の30日検出回路420の条件に従
って1日分だけイスラム暦日針1204の歩進が行われ
る。
【0086】例えばイスラム暦における一番の特殊例と
して平年12月の月末では、30日検出回路420が3
0進カウンタ410のカウントデータが1になるまで1
回検出信号を出力してANDゲート220に入力するの
でイスラム暦日針1204が1日分だけ歩進される。
【0087】また、前述した30進、12進の各カウン
タ410、610は各々カウントデータが1に切換わる
ことを検出することによりC端子から月送り信号及び年
送り信号を出力し、ON状態のANDゲート520、7
20を通過させてイスラム暦月針1208及びイスラム
暦年針1244を歩進させる。
【0088】以上が時刻とカレンダ装置とが連動する図
1及び図2〜図5に示すカレンダ付電子時計のカレンダ
時刻表示モードの動作である。
【0089】次に、リュウズ1段位置のカレンダ修正モ
ードについて説明する。前記リュウズ209を1段位置
に引出すことによってスイッチ回路10のスイッチR1
が閉じるとチャタリング防止回路12からの信号PR1は
Hレベルを保持し、インバータ12aからの信号P12a
はLレベルを保持する。
【0090】その時にプッシュプルタイプ外部操作釦2
13が引き出された状態でスイッチS4 が開いた状態で
あるとチャタリング防止回路17からの信号PS4はLレ
ベルを保持し、インバータ17aからの信号P17a はH
レベルを保持する。この結果、グレゴリオ暦の日、月、
年の各送り信号発生回路29、54、74に接続された
ANDゲート28、52、72はすべてOFF状態に、
又、日、月、年の修正信号発生回路32、55、75に
接続されたANDゲート31、53、73をすべてON
状態にする。
【0091】この状態において前記押釦210〜212
を押し、スイッチS1 〜S3 を閉じると各スイッチに対
応する信号PS1〜PS3はHレベルとなり、前記ANDゲ
ート31、53、73を通過してグレゴリオ暦の日、
月、年の各修正信号発生回路32、55、75に入力
し、各修正信号発生回路は各々独立して修正信号を出力
し、グレゴリオ暦の日、月、年の各針1206、120
5、1209を修正する。図1では、グレゴリオ暦の
日、月、年の各針1206、1205、1209を閏年
後2年(例えば1994年)で7月15日の現在日にカ
レンダ修正を行った表示状態を表している。尚、カレン
ダ修正モードにおいてはANDゲート28がOFF状態
のため、月末の非存日自動修正動作は行われない。
【0092】その時にプッシュプルタイプ外部操作釦2
13が押し込まれた状態でスイッチS4 が閉じた状態で
あるとチャタリング防止回路17からの信号PS4はHレ
ベルを保持し、インバータ17aからの信号P17a はL
レベルを保持する。この結果、イスラム暦の日、月、年
の各送り信号発生回路290、540、740に接続さ
れたANDゲート280、520、720はすべてOF
F状態に、又、日、月、年の修正信号発生回路320、
550、750に接続されたANDゲート310、53
0、730をすべてON状態にする。
【0093】この状態において前記押釦210〜212
を押し、スイッチS1 〜S3 を閉じると各スイッチに対
応する信号PS1〜PS3はHレベルとなり、前記ANDゲ
ート310、530、730を通過してイスラム暦の
日、月、年の各修正信号発生回路320、550、75
0に入力し、各修正信号発生回路は各々独立して修正信
号を出力し、日、月、年の各針1204、1208、1
244を修正する。図1では、イスラム暦の日、月、年
の各針1204、1208、1244を先程グレゴリオ
暦のカレンダ修正で設定したグレゴリオ暦年1994年
7月15日とイスラム暦における同じ日付であるイスラ
ム暦年1415年(イスラム暦年針1244は15年)
2月7日の現在日にカレンダ修正を行った表示状態を表
している。尚、カレンダ修正モードにおいてはANDゲ
ート280がOFF状態のため、月末の非存日自動修正
動作は行われない。
【0094】次にリューズ2段位置における時刻修正モ
ード及びカレンダの初期セットモードについて説明す
る。前記リューズ209を2段位置に引出すことによっ
てスイッチ回路10のスイッチR2 が閉じると、前記チ
ャタリング防止回路11からはHレベルの信号PR2が、
又インバータ11aからはLレベルの信号P11a が出力
される。
【0095】まず時刻修正モードについて説明する。前
記時刻信号発生回路3はその入力端子がLレベルとなっ
てOFF状態となり、前記時刻針である時針1202及
び分針1203の歩進は停止する。この状態においては
周知のリューズ回転による機械的な時刻針の修正が可能
となる。
【0096】次にカレンダの初期セットモードについて
説明する。前記Hレベルの信号PR2はグレゴリオ暦及び
イスラム暦の各カレンダ針の針位置カウンタである前記
31進カウンタ41、12進カウンタ61、4進カウン
タ81、30進カウンタ410、12進カウンタ61
0、30進カウンタ810の各リセット端子Rに供給さ
れ、前記各カウンタ41、61、81、410、61
0、810はリセットされることによってその内容が予
め定められた特定の年月日に設定される。例えばグレゴ
リオ暦の方は4進カウンタ81の内容は閏年(L.
P.)の内容に、又12進カウンタ61の内容は1月
に、さらに31進カウンタ41の内容は1日に、各々設
定されることにより特定日は閏年(L.P.)1月1日
となり、イスラム暦の方は30進カウンタ810の内容
は1年の内容に、又12進カウンタ610の内容は1月
に、さらに30進カウンタ410の内容は1日に、各々
設定されることにより特定日は1年1月1日となる。
【0097】さらに前記チャタリング防止回路11から
出力されたLレベルの信号P11a はグレゴリオ暦及びイ
スラム暦の日、月、年の各送り信号発生回路29、5
4、74、290、540、740に接続された各AN
Dゲート28、52、72、280、520、720を
すべてOFF状態に保持する。
【0098】一方Hレベルの信号PR2はグレゴリオ暦の
日、月、年の各修正信号発生回路32、55、75に接
続されたORゲート30、51、71を通過し、かつプ
ッシュプルタイプ外部操作釦213が引き出された状態
でスイッチS4 が開いた状態であるとチャタリング防止
回路17からの信号PS4はLレベルを保持し、インバー
タ17aからの信号P17a はHレベルを保持するのでA
NDゲート31、53、73をすべてON状態に保持す
る。
【0099】この状態において前述の修正モードと同様
に、押釦210〜213を押してスイッチS1 〜S3 を
閉じることにより前記グレゴリオ暦年針1209を4カ
ウンタ81の内容である閏年(L.P.)の位置に修正
することが出来る。
【0100】以下同様にして、グレゴリオ暦月針120
5を12進カウンタ61の内容である1月に、グレゴリ
オ暦日針1206を31進カウンタ41の内容である1
日にそれぞれ修正し、各針の位置を初期位置に合わせて
修正することによりグレゴリオ暦のカレンダの初期セッ
トが終了する。この初期セットによって、表示部材であ
るグレゴリオ暦年針1209、グレゴリオ暦月針120
5、グレゴリオ暦日針1206とグレゴリオ暦の各カレ
ンダ針の針位置カウンタの電気的記憶手段である4進カ
ウンタ81、12進カウンタ61、31進カウンタ41
との内容が一致し、以後同期動作が行われることによっ
てカレンダの月末自動修正動作が可能となる。
【0101】一方Hレベルの信号PR2はイスラム暦の
日、月、年の各修正信号発生回路320、550、75
0に接続されたORゲート300、510、710を通
過し、かつプッシュプルタイプ外部操作釦213が押し
込まれた状態でスイッチS4 が閉じた状態であるとチャ
タリング防止回路17からの信号PS4はHレベルを保持
するのでANDゲート310、530、730をすべて
ON状態に保持する。
【0102】この状態において前述の修正モードと同様
に、押釦210〜213を押してスイッチS1 〜S3 を
閉じることにより前記イスラム暦年針1244を30進
カウンタ810の内容である1年の位置に修正すること
が出来る。
【0103】以下同様にしてイスラム暦月針1208を
12進カウンタ610の内容である1月に、イスラム暦
日針1204を30進カウンタ410の内容である1日
にそれぞれ修正し、各針の位置を初期位置に合わせて修
正することによりイスラム暦のカレンダの初期セットが
終了する。この初期セットによって表示部材であるイス
ラム暦年針1244、イスラム暦月針1208、イスラ
ム暦日針1204とイスラム暦の各カレンダ針の針位置
カウンタの電気的記憶手段である30進カウンタ81
0、12進カウンタ610、30進カウンタ410との
内容が一致し、以後同期動作が行われることによってカ
レンダの月末自動修正動作が可能となる。
【0104】以上のごとく先ずリューズ209を2段位
置に引出して機械的な時刻針合わせを行うとともに押釦
210〜213を操作してカレンダの初期セットを行
う。
【0105】以上説明したごとく、本実施例におけるカ
レンダ付電子時計のカレンダ機能は、新暦として太陽暦
のグレゴリオ暦と旧暦として太陰暦のイスラム暦とを搭
載しており新暦と旧暦とも月末自動修正機能を備えた万
年カレンダ機能付カレンダとなっており、リューズ2段
位置においてカレンダの初期セットを行い、リュウズ1
段位置においてカレンダの修正を行い、リューズ0段位
置の通常使用位置におけるカレンダ時刻表示モードにて
グレゴリオ暦及びイスラム暦の月末自動修正機能を備え
た万年カレンダが正確に動作する。
【0106】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、カレンダ
装置においては新暦であるグレゴリオ暦の他に旧暦であ
る太陰暦あるいは太陰太陽暦(陰陽暦)を搭載した月末
自動修正機能を備えた万年カレンダ機能付カレンダ表示
装置を実現した。実施例としては新暦であるグレゴリオ
暦の他に旧暦である太陰暦のイスラム暦をも同時表示
し、かつグレゴリオ暦およびイスラム暦とも万年カレン
ダ機能を備えたカレンダ表示装置は実現した事により現
在も旧暦(イスラム暦)を使用している国でも、ビジネ
スなどでは国際化が進んでおりビジネスレポート等は旧
暦(イスラム暦)と新暦(グレゴリオ暦)とが併記され
ておりカレンダ表示として新暦であるグレゴリオ暦のも
ののみならず旧暦が表示されるカレンダ表示機能を有効
に利用できる様になった。
【0107】また日本においても1873年にユリウス
暦を、1898年にグレゴリオ暦を導入して太陽暦に移
行した。しかし、その後も1909年までは太陽暦と陰
陽暦が、1910年以降しばらくの間は太陽暦と陰陽暦
のかわりに旧暦に係わりのある月齢が併記されたカレン
ダが発行されていた。そして、現在もカレンダとして新
暦であるグレゴリオ暦のもののみならず旧暦である陰陽
暦を併記したカレンダが使用されており、旧暦である陰
陽暦(天保暦)のカレンダ表示機能を搭載したカレンダ
表示装置を実現するのに有効である。
【0108】すなわち、新暦であるグレゴリオ暦の他に
旧暦である太陰暦あるいは太陰太陽暦(陰陽暦)をも同
時表示し、かつ新暦および旧暦とも万年カレンダ機能を
備えたカレンダ表示装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカレンダ表示装置の実施例を示す
カレンダ付電子時計の正面図である。
【図2】図1のカレンダ付電子時計のブロック図の一部
分を示す。
【図3】図1のカレンダ付電子時計のブロック図の他の
一部分を示す。
【図4】図1のカレンダ付電子時計のブロック図の更に
他の一部分を示す。
【図5】図1のカレンダ付電子時計のブロック図のまた
更に他の一部分を示す。
【図6】従来例を示す電子時計の正面図である。
【符号の説明】
1 基準発振回路 2 分周回路 3 時刻信号発生回路 4 時刻針駆動回路 5、35、65、85、350、650、850 モー
タ 10 スイッチ回路 11〜17 チャタリング防止回路 20、200 日制御信号発生手段 50、500 月制御信号発生手段 70、700 年制御信号発生手段 6 時刻用輪列及び指針 40、400 日位置検出回路 60、600 月位置検出回路 80、800 年位置検出回路 1201 電子時計 1202 時針 1203 分針 1207 24時間針 1209 グレゴリオ暦年針 1205 グレゴリオ暦月針 1206 グレゴリオ暦日針 1244 イスラム暦年針 1208 イスラム暦月針 1204 イスラム暦日針 209 リュウズ 210、211、212 押釦 213 プッシュプルタイプ外部操作釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 雅一 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 月末無修正情報を含む第1の年、月、日
    の各情報を発生する第1カレンダ情報発生手段、該第1
    カレンダ情報発生手段からの信号によってフルオート・
    カレンダにて駆動且つ表示される第1年月日表示手段、
    月末無修正情報を含む第2の年、月、日の各情報を発生
    する第2カレンダ情報発生手段、該第2カレンダ情報発
    生手段からの信号によってフルオート・カレンダにて駆
    動且つ表示される第2年月日表示手段より成ることを特
    徴とするカレンダ表示装置。
  2. 【請求項2】 24時間周期の基準信号を発生する基準
    信号発生手段、該基準信号を受けて月末無修正情報を含
    む第1の年、月、日の各情報を発生する第1カレンダ情
    報発生手段、該第1カレンダ情報発生手段からの信号に
    よってフルオート・カレンダにて駆動且つ表示される第
    1年月日表示手段、該第1年月日表示手段からの信号を
    受けて月末無修正情報を含む第2の年、月、日の各情報
    を算出する第2カレンダ情報算出手段、該第2カレンダ
    情報算出手段からの信号によってフルオート・カレンダ
    にて駆動且つ表示される第2年月日表示手段より成るこ
    とを特徴とするカレンダ表示装置。
  3. 【請求項3】 24時間周期の基準信号を発生する基準
    信号発生手段、該基準信号発生手段からの信号を受けて
    第1の年、月、日の各情報を発生する第1カレンダ情報
    発生手段、該第1カレンダ情報発生手段からの信号によ
    って駆動且つ表示される第1年月日表示手段、前記基準
    信号発生手段からの信号を受けて第2の年、月、日の各
    情報を発生する第2カレンダ情報発生手段、該第2カレ
    ンダ情報発生手段からの信号によって駆動且つ表示され
    る第2年月日表示手段を有し、前記第1カレンダ情報発
    生手段からの信号によって第1の年、月、日のカレンダ
    情報を管理する第1位置検出手段と前記第2カレンダ情
    報発生手段からの信号によって第2の年、月、日のカレ
    ンダ情報を管理する第2位置検出手段とを設け、第1の
    年、月、日の月末修正信号発生時には前記第1位置検出
    手段の制御に基づき第1年月日表示手段の、また第2の
    年、閏月修正信号又は月、日の月末修正信号発生時には
    前記第2位置検出手段の制御に基づき第2年月日表示手
    段の、月末修正動作を行う様に構成したことを特徴とす
    るカレンダ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の年、月、日が太陽暦であり、
    前記第2の年、月、日が太陰暦であることを特徴とする
    請求項1又は2又は3記載のカレンダ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の年、月、日が太陽暦であり、
    前記第2の年、月、日が陰陽暦であることを特徴とする
    請求項1又は2又は3記載のカレンダ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の年、月、日がグレゴリオ暦で
    あり、前記第2の年、月、日がイスラム暦であることを
    特徴とする請求項1又は2又は3記載のカレンダ表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の年、月、日がグレゴリオ暦で
    あり、前記第2の年、月、日が天保暦であることを特徴
    とする請求項1又は2又は3記載のカレンダ表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010670A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Frederic Piguet Sa 暦表示装置を備える時計
JP4757265B2 (ja) * 2004-12-30 2011-08-24 ザ スウォッチ グループ リサーチ アンド ディベロップメント リミティド. 中国暦を有する機械式時計

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JP4757265B2 (ja) * 2004-12-30 2011-08-24 ザ スウォッチ グループ リサーチ アンド ディベロップメント リミティド. 中国暦を有する機械式時計
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