JPH08233288A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH08233288A
JPH08233288A JP4071695A JP4071695A JPH08233288A JP H08233288 A JPH08233288 A JP H08233288A JP 4071695 A JP4071695 A JP 4071695A JP 4071695 A JP4071695 A JP 4071695A JP H08233288 A JPH08233288 A JP H08233288A
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JP
Japan
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power supply
microwave oven
circuit board
printed circuit
magnetron
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Application number
JP4071695A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Hirata
英俊 平田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08233288A publication Critical patent/JPH08233288A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means

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  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給電用プリント基板の配線あるいは電気部品
の発熱による破損を簡単な構成で迅速に検出する。 【構成】 マグネトロンへの給電回路を構成する給電用
プリント基板15には、スイッチ17a,17b,1
8,トランス19,リレー20が搭載され、所定幅の電
源供給用配線パターン24a〜24eにより接続されて
いる。検出用配線パターン25は、これらを包囲するよ
うにループ状に形成され、その両端子はコネクタ23を
介して制御回路に接続される。制御回路は、検出用配線
パターン25に通電してその電圧を検出して断線状態の
発生を検出する。これにより、搭載している電気部品が
発熱してその部分でプリント基板15が破損すると、検
出用配線パターン25が断線するので、これを迅速に検
出して通電を停止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加熱物を加熱するた
めのマグネトロンとそのマグネトロンを駆動するための
電気部品が配設されたプリント基板とを有する電子レン
ジにに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な電子レンジにおいては、マグネ
トロンによりマイクロ波を発生させ、これを加熱調理室
内に配置される食品に照射して誘電体加熱を行うことで
加熱調理を行うようにしている。このようなマグネトロ
ンは、電源プラグを介して供給される商用電源を、各種
スイッチ,リレー,高圧トランスや高圧電気部品などの
種々の電気部品からなる駆動回路を介して高電圧に変換
して給電されるようになっている。
【0003】また、高圧トランスの前段で100Vの交
流電圧が印加される電気回路部は、組立て時の配線処理
を簡便にするために、それらの電気部品をプリント基板
に配設してその結線を行う構成としたものがある。この
場合、プリント基板の配線パターンは、マグネトロンの
加熱出力に相当する電流を通電するために、その電流容
量に対応して幅広に形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、プリント基板上に配設される電気部品には、100
Vの電圧が印加された状態で数アンペアといった電流が
流れる場合があり、この場合には、例えば経年劣化や空
気中の埃などによりその給電経路中にわずかな抵抗成分
が発生すると、その部分で発生するジュール損失が自然
放熱する分よりも大きくなる場合には発熱することにな
る。この結果、万一プリント基板が高温になって破損す
るような場合には、これを逸早く検知することが望まれ
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、電気部品が搭載されたプリント基板が
通電状態でなんらかの原因により破損した場合にこれを
簡単な構成で迅速に検出すると共に、その場合の対処を
行うことができるようにした電子レンジを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加熱物を加
熱するためのマグネトロンを駆動するための電気部品が
配設されたプリント基板とを有する電子レンジを対象と
するものであり、前記プリント基板上に形成され外部電
源ラインから前記電気部品に給電するための電力供給用
配線部と、前記プリント基板上に形成され前記電気部品
および前記電力供給用配線部のうちの少なくとも一方に
近接した位置に配置される検出用配線部と、前記プリン
ト基板と離間して配置され前記検出用配線部の断線を検
出する監視手段とを設けて構成したところに特徴を有す
る(請求項1の発明)。
【0007】また、前記検出用配線部を、前記電気部品
および前記電力供給用配線部の少なくとも一方を包囲す
るように配置形成すると良い(請求項2の発明)。そし
て、前記外部電源ラインから前記電力供給用配線部に至
る経路に電流遮断手段を設け、前記監視手段を、前記検
出用配線部の断線を検出すると前記電流遮断手段により
給電を停止するように構成することが好ましい(請求項
3の発明)。
【0008】前記電流遮断手段を、過電流で溶断するヒ
ューズとすることができる(請求項4の発明)。さら
に、前記マグネトロンおよび電気部品を冷却可能な冷却
ファンを設け、前記監視手段を、前記検出用配線部の断
線を検出すると前記冷却ファンの運転を停止するように
構成することができる(請求項5の発明)。
【0009】そして、前記プリント基板を、前記冷却フ
ァンからの風を前記マグネトロン等の高圧部品よりも風
下側で受けるように配設することが好ましい(請求項6
の発明)。また、前記プリント基板を、その基板面が縦
方向に位置するように配設し、検出用配線部を電気部品
あるいは電力供給用配線部の上側に設けると良い(請求
項7の発明)。
【0010】
【作用】請求項1記載の電子レンジによれば、電気部品
および電力供給用配線部の少なくとも一方がなんらかの
事情で高温状態となって万一プリント基板が破損した場
合には、その近傍に配設されている検出用配線部が同時
に破損して断線することになり、監視手段はその検出用
配線部の断線を検出することにより、プリント基板の破
損状態を迅速に検出することができる。
【0011】請求項2記載の電子レンジによれば、検出
用配線部が電気部品および電力供給用配線部の少なくと
も一方を包囲しているので、それらから発生する熱によ
り万一プリント基板が破損した場合に、いずれの方向あ
るいは場所が破損する場合にも対応することができ、プ
リント基板の破損をより確実に検出することができるよ
うになる。
【0012】請求項3記載の電子レンジによれば、監視
手段により、検出用配線部の断線を検出すると電流遮断
手段によって給電を停止するようになるので、プリント
基板の破損に伴う電気部品への不必要な給電動作を自動
的に停止させることができるようになる。
【0013】請求項4記載の電子レンジによれば、監視
手段により、検出用配線部の断線を検出すると、通電手
段を駆動してヒューズを溶断させることにより電気部品
への通電経路を遮断するので、確実に給電動作を停止さ
せることができる。
【0014】請求項5記載の電子レンジによれば、監視
手段により、検出用配線部を断線を検出すると、冷却フ
ァンの運転を停止させるので、断線が発生したプリント
基板の破損部が万一発火している場合でも風の供給を停
止して発火状態が他の部分に及ぶのを極力防止できる。
【0015】請求項6記載の電子レンジによれば、プリ
ント基板を発火源となる可能性が高いマグネトロン等の
高圧部品よりも風下側に配置しているので、いち早く発
火等の現象を検知できる。
【0016】請求項7記載の電子レンジによれば、プリ
ント基板を縦方向に位置するように配置していることか
ら、電気部品あるいは電力用供給配線部の発熱により万
一発火した場合でも、検出用配線部がその部分の直近の
上部でその熱による影響をすぐに受けることで迅速にこ
れを検出することができるようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照して説明する。図2は電子レンジ本体1を図示しな
いカバーを外した状態で側面部から示すもので、本体1
には加熱調理室2が形成されており、その側部には加熱
調理室2内にマイクロ波を供給するための各種電気部品
が配設される機械室3が形成されている。また、本体1
の前面部には、加熱調理室2の前面開口部を開閉可能に
設けられた扉4が配設されると共に、機械室3の前面部
に対応して操作スイッチおよび表示部が設けられた操作
パネル5が配設されている。扉4には自由端側に2つの
フック4a,4bが上下に位置して設けられ、閉塞時に
本体1側に係止されるようになっている。
【0018】機械室3においては、商用電源に接続され
る電源プラグ6の電源コード7が底面部を介して内部に
導入されている。この底面部には電源ヒューズ8が配設
されると共に、昇圧回路の高圧トランス9,高圧コンデ
ンサ10および高圧整流器11が配設されている。背面
部には、ファンモータ12aにより回転駆動される冷却
ファン12が配設されており、機械室3内の各電気部品
を冷却するようになっている。また、加熱調理室2の外
側壁部に位置してマグネトロン13および吸気ダクト1
4が配設されている。
【0019】そして、加熱調理室2の外側壁部には、給
電用の電気部品が搭載された本発明でいうところのプリ
ント基板に相当する給電用プリント基板15が縦方向に
位置して配設されている。加熱調理室2の上部には、図
示しない小孔を介して加熱調理室2内を照明するための
ランプ16が配設されている。上述の給電用プリント基
板15には、扉4のフック4a,4bによりオンオフさ
れるドアスイッチ17a,17bおよびショートスイッ
チ18が配設されると共に、制御電源用の電源トランス
19および電流遮断手段としても機能する電源用リレー
20が配設されている。
【0020】また、操作パネル5の背面部に位置して制
御用プリント基板21が配設されており、これには操作
パネル5による操作入力の受け付けや加熱調理の制御を
行うための各種の制御動作を行なわせるための制御回路
22が配設されている。この制御回路22は監視手段と
しての機能も兼ね備えたもので、マイクロコンピュー
タ,ROM,RAMなどから構成されている。
【0021】さて、上述した給電用プリント基板15
は、図1(a),(b)に示すように構成されている。
すなわち、同図(a)は給電用プリント基板15の表面
(機械室3側の面)を示し、同図(b)は裏面(加熱調
理室2側の面)を示すもので、表面側に上述したドアス
イッチ17a,17b,ショートスイッチ18,電源ト
ランス19および電源用リレー20が所定位置に配設さ
れると共に6個のターミナル23a〜23fを備えたコ
ネクタ23が配設されている。そして、給電用プリント
基板15の裏面側にはプリントパターンにより形成され
た電力供給用配線部としての5本の電力供給用配線パタ
ーン24a〜24e,検出用配線部としての検出用配線
パターン25,制御用配線パターン26a〜26dが設
けられている。
【0022】この場合、マグネトロン13への給電ライ
ンに対応する電力供給用配線部24a〜24eはその対
応する部分の通電電流の容量を考慮してパターン幅を広
くとっており、入力端子A,B側に電源コード7が接続
され、出力端子C,D側から高圧トランス9側に接続さ
れるようになっている。検出用配線部25は、電力供給
用配線部24a〜24eを近接する位置で包囲すると共
にドアスイッチ17a,17b,ショートスイッチ1
8,電源トランス19および電源リレー20を包囲する
位置にループ状に形成されている。
【0023】上述した各部品は図3に示すように電気的
に接続されている。すなわち、電源プラグ6に接続され
ている電源コード7の2本の電源ライン7a,7bのう
ち、電源ライン7aは、電源ヒューズ8を介して給電用
プリント基板15の入力端子Aに接続され、電源ライン
7bは給電用プリント基板15の入力端子Bに接続され
ている。
【0024】給電用プリント基板15においては、入力
端子Aは、電力供給用配線パターン24a,ドアスイッ
チ17a,電力供給用配線パターン24b,ドアスイッ
チ17bおよび電力供給用配線パターン24cを順次介
して出力端子Cに接続されている。入力端子Bは、電力
供給用配線パターン24d,電源プラグ6に最も電気的
に近い電源リレー20および電力供給用配線パターン2
4eを介して出力端子Dに接続されている。さらに、電
力供給用配線パターン24bと24cとの間は、ショー
トスイッチ18を介して接続されている。
【0025】この場合、前述の扉4が開いた状態では、
ドアスイッチ17a,17bはオフすると共にショート
スイッチ18はオンしており(図示の状態)、扉4が閉
塞された状態では、ドアスイッチ17a,17bはオン
すると共にショートスイッチ18はオフするようになっ
ている。
【0026】また、電力供給用配線パターン24a,2
4dは電源トランス19の一次コイル19aに接続され
ており、その二次コイル19bの両端子は制御用配線パ
ターン26c,26dおよびコネクタ23のターミナル
23e,23fをそれぞれ介して制御用プリント基板2
1の電源ラインに接続されている。電源リレー20のリ
レーコイルの両端子は、それぞれ制御用配線パターン2
6a,26bおよびコネクタ23のターミナル23a,
23bを介して制御用プリント基板21の制御出力端子
に接続されている。そして、検出用配線パターン25
は、電気的には図示のような関係で配設されており、そ
の両端子はコネクタ23のターミナル23c,23dを
介して制御用プリント基板21の検出入力端子21a,
21bに接続されている(図4参照)。
【0027】出力端子C,Dの間には、ランプ16が接
続されると共に、冷却ファン12のファンモータ12a
およびこれをオンオフ制御するためのファンモータ用リ
レー12bの直列回路が接続され、さらに、高圧トラン
ス9の一次コイル9aの両端子が接続されている。高圧
トランス9の二次コイル9bには、高圧コンデンサ1
0,高圧整流器11からなる高電圧回路を介してマグネ
トロン13が接続されている。マグネトロン13のフィ
ラメントには、高圧トランス9の二次コイル9cが接続
されている。
【0028】図4は制御用プリント基板21の要部の電
気的構成を示すもので、検出用配線パターン25に接続
される検出入力端子21a,21bのうち、検出入力端
子21aは抵抗27を介して直流電源ラインDCに接続
され、検出入力端子21bは制御回路22の入力端子に
接続されると共に、コンデンサ28を介してアースさ
れ、抵抗29を介してアースされている。この場合、検
出用配線パターン25が正常状態つまり断線していない
状態にあるときには制御回路22の入力端子に「H」レ
ベルの信号が入力され、検出用配線パターン25が断線
すると制御回路22の入力端子に「L」レベルの信号が
入力されるようになっている。
【0029】次に本実施例の作用について図5に示す検
出プログラムのフローチャートも参照して説明する。ま
ず、電源プラグ6が商用電源のコンセントに接続される
と、電源コード7および電源ヒューズ8を介して給電用
プリント基板15の入力端子A,Bに給電されるように
なる。これにより、電源トランス19を介して制御用プ
リント基板21には制御電源が与えられ、制御回路22
は加熱調理制御のためのメインプログラムを開始するよ
うになる。
【0030】さて、扉4が開いている状態ではドアスイ
ッチ17a,17bがオフしているために、高圧トラン
ス9側には給電されない状態となっている。そして、加
熱調理を行うべく、加熱調理室2内に被加熱物を載置し
て扉4を閉じると、ドアスイッチ17a,17bがオン
すると共にショートスイッチ18がオフするようにな
る。この後、操作パネル5を操作して所望の加熱調理内
容を入力した後調理開始の指示がなされると、制御回路
22は、あらかじめ記憶されている加熱調理プログラム
にしたがって加熱調理を開始するようになる。
【0031】この場合、制御回路22は、マグネトロン
13を駆動する場合には、電源リレー20をオンさせて
高圧トランス9に商用電源を給電するようになる。高圧
トランス9の二次コイル9b側においては、昇圧された
状態で高電圧回路の動作によってマグネトロン13に所
定の直流高電圧が印加され、これによってマイクロ波を
発生させるようになる。マイクロ波は加熱調理室2内に
導出されて被加熱物を高周波加熱するようになる。
【0032】制御回路22は、加熱調理の内容に応じ
て、適切な加熱出力を設定すると共に加熱調理時間を設
定してマグネトロン13を駆動制御する。そして、この
マグネトロン13の駆動中においては、ファンモータ用
リレー12bもオンさせて冷却ファン12を駆動するよ
うになっている。これにより、マグネトロン13,高圧
トランス9,高圧コンデンサ11や給電用プリント基板
15に送風してこれらを冷却することにより安定な動作
を行なわせるようになっている。この場合、給電用プリ
ント基板15は、冷却ファン12によりマグネトロン1
3や高圧トランス9よりも風下側で冷却されるようにな
る。
【0033】さて、制御回路22は、このように加熱調
理を行う際に、適宜のタイミングで図5に示す監視プロ
グラムを繰り返し実行するようになっている。すなわ
ち、マグネトロン13を駆動している状態では、給電用
プリント基板15の各部に出力ワット数に対応した電流
が流れるため、給電用プリント基板15が経年劣化した
りあるいは機械室3内部に存在する埃などで発熱するこ
とが起こり得る。
【0034】そして、給電用プリント基板15に搭載し
ている電気部品あるいは電力供給用配線パターン24a
〜24eのいずれかの箇所において万一高温になる部分
が発生した場合には、その部分で給電用プリント基板1
5に破損が生じる虞がある。すると、その部分の検出用
配線パターン25がその熱の影響を受けて破損すること
により断線することになる。検出用配線パターン25が
断線すると、前述したように、制御用プリント基板21
の検出入力端子21aの入力レベルは「H」レベルから
「L」レベルに反転するようになる。
【0035】監視プログラムでは、上述のようにして検
出用配線パターン25が加熱調理中に断線しているか否
かを判定するもので、監視プログラムをスタートする
と、制御回路22は、断線検出かどうかを入力信号のレ
ベルによって判断し(ステップS1)、「NO」の場合
にはプログラムを終了して加熱調理プログラムにリター
ンする。
【0036】そして、ステップS1で「YES」の場合
には、制御回路22は、ファンモータ用リレー12bを
オフさせて(ステップS2)冷却ファン12を停止させ
ると共に、電源リレー20をオフさせてマグネトロン1
3への給電を停止し、加熱調理プログラムにリターンし
て加熱調理を中断するようになる。
【0037】この結果、冷却ファン12を最優先で停止
させることから、給電用プリント基板15において万一
発火している場合でも、その発火源に空気を積極的に送
るのを停止することができ、また、続いて電源リレー2
0をオフさせてマグネトロン13への給電を停止するこ
とから、冷却ファン12と同時に断電する場合に比べて
通電電流を小さくした状態としてからマグネトロン13
への通でを停止するので確実に動作させることができ
る。
【0038】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。すなわち、第1に、給電用プ
リント基板15に、電力供給用配線パターン24a〜2
4eおよびドアスイッチ17a,17b,ショートスイ
ッチ18,電源トランス19および電源リレー20を包
囲するように検出用配線パターン25を設け、制御回路
22によりその断線を検出するようにしたので、給電用
プリント基板15内で発熱等によって万一破損する場合
には、これを検出用配線パターン25の断線により迅速
に検出することができ、しかも簡単且つ安価に構成する
ことができる。
【0039】第2に、検出用配線パターン25の断線を
検出したときに、制御回路22によりファンモータ用リ
レー12bをオフさせるようにしたので、給電用プリン
ト基板15で発生した破損部が万一発火している場合で
も、冷却ファン12を停止することにより積極的な空気
の供給を断つので発火状態の増長を極力防止することが
できる。
【0040】第3に、検出用配線パターン25の断線を
検出したときに、制御用回路22によりランプ16及び
ファンモータ12a等の他の負荷よりも電源プラグ6に
対して上流側の電源リレー20をオフさせるようにした
ので、給電用プリント基板15の破損に伴い全ての電気
部品への給電動作を確実に、しかも自動的に停止させる
ことができるようになる。
【0041】第4に、冷却ファン12に対して、給電用
プリント基板15をマグネトロン13よりも風下側に位
置させているので、マグネトロン13等の高圧部品が発
熱により万一発火した場合でも、検出用配線パターン2
5によりいち早くこれを検出することができ、また、給
電用プリント基板の破損部が万一発火している場合で
も、その熱や発火状態による悪影響を発火源になりやす
いマグネトロンに及ぼすことを極力防止できる。
【0042】第5に、各種電気部品あるいは電力用供給
配線パターン24a〜24eの発熱により万一発火した
場合でも、給電用プリント基板15を縦方向に配置して
いるので、検出用配線パターン25がその部分の直近の
上部でその熱による影響をすぐに受けることで迅速にこ
れを検出することができるようになる。
【0043】図6および図7は本発明の第2の実施例を
示すもので、以下、第1の実施例と異なる部分について
説明する。給電用プリント基板15においては、電力供
給用配線パターン24aと24dとの間に通電手段とし
て機能するヒューズ溶断用リレー30を介して接続し、
そのヒューズ溶断用リレー30のリレーコイル30aの
両端子を制御用プリント基板21の制御出力端子に接続
している。また、電源トランス19の一次コイル19a
の一方の端子を、給電用プリント基板15の電力供給用
配線パターン24aに接続することに代えて、電源コー
ド7aに接続している。
【0044】図7は監視プログラムのフローチャート
で、検出用配線パターン25の断線を検出すると(ステ
ップT1)、電源ヒューズ8をヒューズ溶断用リレー3
0をオンさせ(ステップT2)ることでショート回路を
形成してその過電流により迅速に溶断するようになり、
マグネトロン13への通電を確実に遮断することができ
るようになる。したがって、第2の実施例によっても、
第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0045】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、以下のように変形あるいは拡張できる。断
線検出時にファンモータ用リレー12bのオフのみを行
っても良いし、電源リレー20のオフのみを行っても良
い。電流遮断手段は、半導体スイッチング素子を用いて
も良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子レン
ジによれば、以下のような効果を得ることができる。す
なわち、請求項1記載の電子レンジによれば、プリント
基板の電気部品および電力供給用配線部のうちの少なく
とも一方に近接した位置に検出用配線部を設け、監視手
段によりその断線を検出するようにしたので、簡単且つ
安価な構成としながら、電気部品および電力供給用配線
部の少なくとも一方がなんらかの事情で高温状態となっ
てプリント基板が破損した場合に、その近傍に配設され
ている検出用配線部が同時に破損して断線することにな
り、監視手段はその検出用配線部の断線を検出すること
により、プリント基板の破損状態を迅速に検出すること
ができるという優れた効果を奏する。
【0047】請求項2記載の電子レンジによれば、検出
用配線部を、電気部品あるいは電力供給用配線部の少な
くとも一方を包囲するように配置形成したので、それら
から発生する熱によりプリント基板が破損した場合に、
いずれの方向あるいは場所が破損する場合にも対応する
ことができ、プリント基板の破損をより確実に検出する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0048】請求項3記載の電子レンジによれば、監視
手段により、検出用配線部の断線を検出すると電流遮断
手段によって給電を停止するようにしたので、プリント
基板の破損に伴う電気部品への不必要な給電動作を自動
的に停止させることができるという優れた効果を奏す
る。
【0049】請求項4記載の電子レンジによれば、監視
手段により、検出用配線部の断線を検出すると、通電手
段を駆動してヒューズを溶断させることにより電気部品
への通電経路を遮断するので、確実に給電動作を停止さ
せることができるという優れた効果を奏する。
【0050】請求項5記載の電子レンジによれば、監視
手段により、検出用配線部を断線を検出すると、冷却フ
ァンの運転を停止させるので、断線が発生したプリント
基板の破損部が万一発火している場合でも風の供給を停
止して発火状態が他の部分に及ぶのを極力防止できると
いう優れた効果を奏する。
【0051】請求項6記載の電子レンジによれば、プリ
ント基板を発火源となる可能性が高いマグネトロン等の
高圧部品よりも風下側に配置しているので、それら高圧
部品が万一発火した場合でもこれをいち早く検出するこ
とがきるという優れた効果を奏する。
【0052】請求項7記載の電子レンジによれば、電気
部品あるいは電力用供給配線部の発熱により万一発火し
た場合でも、プリント基板を縦方向に配置していること
から、検出用配線部がその部分の直近の上部でその熱に
よる影響をすぐに受けることで迅速にこれを検出するこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す給電用プリント基
板の表面および裏面の平面図
【図2】機械室側から内部を見た外観斜視図
【図3】電力給電系統の電気的構成図
【図4】制御系統の要部の電気的構成図
【図5】監視プログラムのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例を示す電力給電系統の要
部の電気的構成図
【図7】監視プログラムのフローチャート
【符号の説明】
2は加熱調理室、3は機械室、4は扉、4a,4bはフ
ック、5は操作パネル、6は電源プラグ、8は電源ヒュ
ーズ、9は高圧トランス、10は高圧コンデンサ、11
は高圧整流器、12は冷却ファン、13はマグネトロ
ン、15は給電用プリント基板(プリント基板)、17
a,17bはドアスイッチ、18はショートスイッチ、
19は電源トランス、20は電源リレー、21は制御用
プリント基板、22は制御回路(監視手段)、23はコ
ネクタ、23a〜23fはターミナル、24a〜24e
は電力供給用配線パターン(電力供給用配線部)、25
は検出用配線パターン(検出用配線部)、26a〜26
dは制御用配線パターン、30はヒューズ溶断用リレー
(通電手段)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱するためのマグネトロン
    を駆動するための電気部品が配設されたプリント基板と
    を有する電子レンジにおいて、 前記プリント基板上に形成され外部電源ラインから前記
    電気部品に給電するための電力供給用配線部と、 前記プリント基板上に形成され前記電気部品および前記
    電力供給用配線部のうちの少なくとも一方に近接した位
    置に配置される検出用配線部と、 前記プリント基板と離間して配置され前記検出用配線部
    の断線を検出する監視手段とを備えたことを特徴とする
    電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記検出用配線部は、前記電気部品およ
    び前記電力供給用配線部の少なくとも一方を包囲するよ
    うに配置形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記外部電源ラインから前記電力供給用
    配線部に至る経路に電流遮断手段を設け、 前記監視手段は、前記検出用配線部の断線を検出すると
    前記電流遮断手段により給電を停止するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の電子レ
    ンジ。
  4. 【請求項4】 前記電流遮断手段は、過電流で溶断する
    ヒューズと、このヒューズに過電流を通電する通電手段
    とから構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    電子レンジ。
  5. 【請求項5】 前記マグネトロンおよび電気部品を冷却
    可能な冷却ファンを設け、 前記監視手段は、前記検出用配線部の断線を検出すると
    前記冷却ファンの運転を停止するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 前記プリント基板は、前記冷却ファンか
    らの風を前記マグネトロン等の高圧部品よりも風下側で
    受けるように配設されていることを特徴とする請求項5
    記載の電子レンジ。
  7. 【請求項7】 前記プリント基板は、その基板面が縦方
    向に配設され、前記検出用配線部を電気部品あるいは電
    力供給用配線部の上側に設けることを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれかに記載の電子レンジ。
JP4071695A 1995-02-28 1995-02-28 電子レンジ Pending JPH08233288A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001015260A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Toshiba Corp 電子レンジ
JP2002191827A (ja) * 2001-12-14 2002-07-10 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
CN101932151A (zh) * 2009-06-25 2010-12-29 株式会社东芝 微波炉的变压器搭载基板装置

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