JP3354055B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP3354055B2
JP3354055B2 JP26806796A JP26806796A JP3354055B2 JP 3354055 B2 JP3354055 B2 JP 3354055B2 JP 26806796 A JP26806796 A JP 26806796A JP 26806796 A JP26806796 A JP 26806796A JP 3354055 B2 JP3354055 B2 JP 3354055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモニター装置を使用
した電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子レンジにおいて一般的に使用
されるモニター装置の回路図を図3に示す。電源部1か
ら2本のラインが加熱装置20に接続される。加熱装置
20は高圧トランス21、高圧コンデンサ22、ダイオ
ード23とマグネトロン24から構成される。
【0003】加熱装置20は電源(AC)電圧が供給さ
れることによりマイクロ波を発振し、加熱処理を行う。
電子レンジの扉(図示せず)が開いたとき加熱装置20
でのマイクロ波の発振が停止するように、扉の開閉動作
に連動する電源スイッチ3が設けられている。電源スイ
ッチ3は扉が開いたときオフとなり、扉が閉じたときオ
ンとなる。
【0004】また、制御回路30が電磁開閉器(リレ
ー)6を制御し、加熱装置20の動作を制御する。制御
回路30には電源部1から低圧トランス7を介して電圧
が供給される。扉の開閉動作に連動するドアスイッチ1
2が設けられており、制御回路30はドアスイッチ12
のオン/オフ状態によって扉の開閉状態を判断する。扉
が開いているとき制御回路30が電磁開閉器6をオフす
る。これにより、加熱処理を行わないようにしている。
【0005】扉が閉じている状態で加熱中に扉を開く
と、最初に電源スイッチ3が回路を切る。これにより、
マイクロ波の発振が停止する。しかし、電源スイッチ3
には遮断負荷電流が流れるので故障の確率が高い。その
ため、電源スイッチ3が故障して接点溶着したときでも
加熱装置20からマイクロ波が発振しないように、モニ
タースイッチ4が設けられる。
【0006】モニタースイッチ4は扉の開閉動作に連動
して、扉が開いたときオンし、一方扉が閉じたときオフ
する。また、扉を開いたとき電源スイッチ3がオフした
直後にモニタースイッチ4がオンし、一方扉を閉じたと
きモニタースイッチ4がオフした直後に電源スイッチ3
がオンする。扉が開いた状態では図3に示すように電源
スイッチ3がオフでモニタースイッチ4がオンとなる。
【0007】電源スイッチ3が接点溶着した場合、扉を
開いたときモニタースイッチ4がオンすることにより、
短絡して大電流が流れ、ヒューズ2が溶断する。これに
より、加熱装置20が不動作状態となり、安全が確保さ
れる。
【0008】ヒューズ2が溶断するとき大電流が流れる
ため、屋内配線、安全装置(ブレーカ等)やスイッチの
接点等が傷むことがある。そこで、図4に示すように従
来では特公昭63−24316号公報に記載されている
回路が使用される。尚、図4において図3と同一の部分
については同一の符号を付し説明を省略する。
【0009】図4において、ホトカプラー5をモニター
スイッチ4と直列となるように回路に挿入する。扉が開
いたとき電源スイッチ3が溶着していればホトカプラー
5が導通状態となる。ホトカプラー5の出力を制御回路
31で監視する。ホトカプラー5が導通状態となれば、
制御回路31は電磁開閉器6をオフする。これにより、
加熱装置20は動作しなくなる。尚、33はホトカプラ
ー5の保護抵抗である。
【0010】また、図3においてドアスイッチ12を省
略した回路が、特開昭62−49131号公報に記載さ
れている。この概略回路を図5に示す。尚、図5におい
て図3と同一の部分については同一の符号を付し、説明
を省略する。図5において、モニタースイッチ4とホト
カプラー5を並列に接続する。扉を開いたときホトカプ
ラー5に電圧が印加されないが、閉じたとき印加され
る。
【0011】ホトカプラー5の出力を制御回路32に入
力することにより、扉の開閉状態がモニターできる。こ
れにより、ドアスイッチ12(図3参照)を不要として
いる。尚、34はホトカプラー5の保護抵抗である。電
源スイッチ3が溶着したとき、図3に示す回路と同様に
モニタースイッチ4によってヒューズ2が溶断する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭63−24316号公報に記載の回路(図4)で
は、モニタースイッチ4が設けられているため、モニタ
ースイッチ4は扉の開閉と連動するように、電子レンジ
本体の側面のドアロック構造に配設する作業が必要であ
った。電源スイッチ3とモニタースイッチ4は扉の構造
でスイッチングのタイミングを調節しているため、扉の
開閉と連動して動作するスイッチの個数が多いので、電
子レンジ本体の構造も大きくなり、複雑となっていた。
【0013】一方、図3に示す回路や上記特開昭62−
49131号公報に記載の回路(図5)では、電源スイ
ッチ3が溶着した場合、安全確保の際に大電流が流れ、
屋内配線、安全装置やスイッチの接点等が傷むことがあ
る。また、電源スイッチ3とモニタースイッチ4の動作
タイミングによっては、開閉時に瞬間的にショート回路
が形成され、ヒューズが溶断するという誤動作が生じる
可能性がある。このような誤動作を防止するため、遅延
機構やスイッチの設計、その取り付け、調整等の作業が
煩雑となる。
【0014】本発明は上記課題を解決し、扉の開閉に連
動して動作するスイッチ数を減らし、また、安全確保に
よりマイクロ波の発振を停止するときに短絡による大電
流が流れない電子レンジを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の構成では、電子レンジにおいて、電
源部と加熱装置とを結ぶ第1、第2の接続ラインを設
け、その第1の接続ラインに制御部の制御に基づいて前
記加熱装置をオン/オフする電磁開閉器を挿入し、前記
加熱装置と前記電磁開閉器の接続中点と第2の接続ライ
ンとの間に抵抗を接続するとともに、前記抵抗を流れる
電流を検出する光センサーを設け、前記光センサーが出
力する信号を前記制御部に入力することにより、前記電
磁開閉器のオン/オフをモニターしている。
【0016】このような構成では、制御部の制御に基づ
いて電磁開閉器が加熱装置をオン/オフする。電磁開閉
器がオンしているとき、抵抗に電流が流れる。一方、電
磁開閉器がオンしているとき、抵抗に電流が流れない。
抵抗に流れる電流を光センサーで検出し、光センサーよ
り信号が制御部に送られる。この信号により制御部で電
磁開閉器のオン/オフが判断できる。
【0017】また、本発明の第2の構成では、上記第1
の構成において、扉の開閉に連動してオン/オフするド
アスイッチを設け、前記ドアスイッチの信号により前記
扉の開閉状態が前記制御部で検出され、前記扉が開状態
の場合、前記制御部は前記電磁開閉器をオフするように
設定されており、一方、前記扉が開状態で且つ前記電磁
開閉器がオンしているとき、前記加熱装置をオフする手
段が設けられている。
【0018】このような構成では、電子レンジの扉の開
閉に連動してオン/オフするドアスイッチが設けられて
いる。ドアスイッチの信号を制御部に入力することによ
り、制御部で扉の開閉状態が判断される。扉が開いてい
るとき制御部は電磁開閉器をオフするように設定されて
いる。扉が開状態であって、更に電磁開閉器がオンして
いるときは異常状態である。このとき、加熱装置をオフ
する手段により、加熱装置をオフする。これにより、安
全を確保する。
【0019】また、本発明の第3の構成では、上記第2
の構成において、前記扉が開状態の場合において、前記
電磁開閉器がオンしていると前記制御部で判断されたと
き、異常状態を示す信号が記憶装置に記憶され、前記異
常状態を示す信号が前記記憶装置に記憶されている場合
には、前記加熱装置をオフする手段が設けられ、入力手
段より前記制御部に所定の信号を入力することにより、
前記異常状態を示す信号が前記記憶装置から消去される
ようにしている。
【0020】このような構成では、上記異常状態が発生
すれば制御部はその信号を記憶装置に記憶する。記憶装
置に異常状態を示す信号が記憶されているとき、制御部
では加熱装置をオフする。そのため、回路の初期化等を
行っても異常状態であることが解除されなくなる。ま
た、修理等によって加熱処理を再開するときには、入力
手段より制御部に所定の信号を入力する。これにより、
記憶装置に記憶された異常状態を示す信号が記憶装置よ
り消去される。そのため、再び加熱処理を行うことが可
能となる。
【0021】また、本発明の第4の構成では、上記第1
の構成乃至上記第3の構成のいずれかにおいて、前記光
センサーと前記電磁開閉器を同一のプリント基板に設け
ている。
【0022】このような構成では、光センサーと電磁開
閉器が同一のプリント基板に設けられている。これによ
り、配線作業が簡略化でき、取り付け作業も少なくな
る。
【0023】また、本発明の第5の構成では、上記第2
の構成において、前記オフする手段は前記第2の接続ラ
インで前記抵抗の接続点と前記加熱装置との間に接続さ
れた電源スイッチであり、この電源スイッチは、前記扉
が開いた時、前記ドアスイッチがオン/オフの切り替え
をした後にオフし、一方、前記扉が閉じた時、前記電源
スイッチはオンしている。
【0024】このような構成では、扉が開いたとき、ま
ずドアスイッチがオン/オフの切り替えをする。ドアス
イッチの信号より制御部で電磁開閉器がオフする。そし
て、電源スイッチがオフする。これにより、加熱装置を
オフする。また、扉を閉じたとき、電源スイッチがオン
する。そして、電磁開閉器は制御部の制御に基づいて加
熱装置をオン/オフする。もし、異常状態で扉を開いた
とき電磁開閉器がオンしたままとなる。しかし、電源ス
イッチがオフして加熱装置をオフする。このように、安
全を確保する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1及び図
2を用いて説明する。図1は本実施形態の電子レンジの
配線図である。尚、図1において図3と同一の部分につ
いては同一の符号を付し、説明を省略する。
【0026】電源部1から一方のラインがヒューズ2と
電源スイッチ3を介して加熱装置20に接続される。電
源スイッチ3は扉(図示せず)の開閉に連動して、扉が
開状態のときオフして扉が閉状態のときオンする。加熱
装置20は高圧トランス21、高圧コンデンサ22、ダ
イオード23とマグネトロン24から構成される。加熱
装置20に電源が供給されることにより、マイクロ波を
発振し、加熱処理を行う。
【0027】電源部1からのもう一方のラインに電磁開
閉器(リレー)6が挿入され、接点6aを介して加熱装
置20に接続される。例えば食品を庫内に入れ、扉を閉
めると電源スイッチ3がオンする。次に操作パネル15
で加熱時間等の調理条件を入力し、加熱スタートキー2
9を押すことにより加熱処理が開始される。
【0028】ドアスイッチ12は扉が閉まっているとき
オンし、開いているときオフする。ドアスイッチ12と
直列抵抗13の接続点の電圧が抵抗27を介してマイク
ロコンピュータ(以下、「マイコン」という。)8に入
力される。もし扉が開いていれば、マイコン8には電圧
Vcが入力され、一方扉が閉まっていればゼロ電圧が入
力される。この電圧をマイコン8が読み込むことによ
り、扉の開閉状態が検出される。
【0029】加熱処理をスタートするときには、マイコ
ン8で扉が閉まっていると判断した後にトランジスタ1
8のベースにトランジスタ18をオンする信号(ハイレ
ベル)が送られる。トランジスタ18がオンすることに
より電磁開閉器6がオンする。電磁開閉器6の接点6a
が閉じて加熱装置20に電源が供給され、加熱が始ま
る。
【0030】制御回路9を動作するため、電源部1より
電圧を低圧トランス7に取り込む。そして、整流器10
で所定の電圧(例えば、Vc)が作られ、制御回路9の
各部に供給される。電源部1を電源電圧(例えば、AC
100V)に接続すれば常に低圧トランス7に電圧が印
加されるように、低圧トランス7はスイッチ類を介さず
に電源部1に接続される。ヒューズ2より加熱装置20
側にホトカプラー5の一端を接続する。他の一端では、
直列に保護抵抗17を接続し、更に電磁開閉器6より加
熱装置20側の接点に接続する。
【0031】ホトカプラー5は例えばホトダイオード5
aとホトトランジスタ5bから構成され、ホトカプラー
5の出力(ホトトランジスタ5bのエミッタ)側にはエ
ミッタ抵抗16が接続される。ホトトランジスタ5bの
コレクタ側に電圧Vcが供給される。ホトカプラー5と
エミッタ抵抗16の接続点電圧が抵抗26を介してマイ
コン8に伝えられる。
【0032】電磁開閉器6がオンしていれば電源(A
C)電圧がホトカプラー5に印加され、その電圧の半サ
イクルがホトトランジスタ5bをオンする。これによ
り、エミッタ抵抗16の両端にゼロ電圧と電圧Vcが交
互に発生する。電磁開閉器6がオフであればホトカプラ
ー5に電源(AC)電圧が加わらず、ホトトランジスタ
5bがオフとなり、エミッタ抵抗16の両端電圧がゼロ
となる。マイコン8でこの電圧を読み取り、電磁開閉器
6の接点6aのオン/オフを判断する。
【0033】図1に示す回路では電磁開閉器6が回路の
主開閉器(主スイッチ)としての機能を持つ。加熱中に
扉を開くと、ドアスイッチ12の信号により最初に電磁
開閉器6の接点6aがオフする。これにより、マイクロ
波の発振が停止する。その後に電源スイッチ3がオフす
る。このようなタイミングでドアスイッチ12と電源ス
イッチ3がオン/オフする構造となっている。電磁開閉
器6には遮断負荷電流が流れるので故障の確率が高い。
電磁開閉器6をモニターして、電子レンジの安全を確保
する。
【0034】扉を閉じるとドアスイッチ12がオンとな
る。操作パネル15で調理条件が入力され、加熱スター
トキー29が押されると、ドアスイッチ12がオンのと
きマイコン8は電磁開閉器6をオンして電源電圧を加熱
装置20に供給する。
【0035】一方、扉を開くとドアスイッチ12がオフ
となる。ドアスイッチ12がオフのとき、マイコン8は
電磁開閉器6をオンしないようにプログラムされてい
る。電磁開閉器6がオフであれば、ホトカプラー5の出
力もゼロ電圧となる。マイコン8でホトカプラー5の出
力信号をモニターする。ホトトランジスタ5bのエミッ
タ電圧がゼロ電圧ならば正常である。
【0036】しかし、扉が開いているにも拘らず、ホト
トランジスタ5bのエミッタ電圧が電圧Vcとゼロ電圧
を交互に発生する場合、マイコン8は異常状態が発生し
たとして、以後の加熱を行わないようにする。マイコン
8が異常状態を検知すると、操作パネル15にある全て
のキー入力を受け付けず、表示管14にはエラー表示を
示す表示が点灯される。また、警告音が鳴り響く等によ
り異常状態を報知してもよい。
【0037】電源部1を電源電圧から取りはずし、再び
電源電圧に接続して制御回路9をイニシャライズしても
異常状態を報知することができるように、異常状態発生
時、マイコン8のプログラムにより、その状態を示す信
号をEEPROM(Electrically Erasable Programabl
e Read Only Memory)28に記憶する。これにより、電
源部1の電源電圧の接続をはずしてイニシャライズして
も加熱処理ができず、異常が報知されるようになり、電
子レンジの安全が確保される。
【0038】図1に示す回路では、電磁開閉器6が溶着
したとき、扉を開くと異常状態で警告される。しかし、
警告を無視して扉を閉めると、電源スイッチ3がオンす
るため加熱キーを押さなくても加熱装置20に電源電圧
が供給されてしまう。この弊害を除去するため、例えば
電源スイッチ3と加熱装置20の間に別の電磁開閉器
(図示せず)を挿入する。そして、この電磁開閉器は操
作パネル15の加熱スタートキー29の入力により、加
熱処理中にオンするようにする。
【0039】電磁開閉器6が溶着し、異常状態となると
操作パネル15の全てのキーが操作不能となるので、新
たに設けられた電磁開閉器をオンする信号がマイコン8
に送ることができなくなる。そのため、この電磁開閉器
はオンせず、加熱装置20には電源が供給されなくな
る。これにより、異常状態の警告を無視して扉を閉めて
も加熱装置に電源が供給されなくなる。
【0040】マイコン8は、イニシャライズ時にEEP
ROM28に異常状態の信号が記憶されているか調査し
て、異常状態の信号が記憶されていれば加熱に関する全
ての機能が動作しないようにプログラムされている。電
磁開閉器6の溶着を修理すると、修理者がEEPROM
28の異常状態を示す信号を消去する。異常状態を示す
信号を消去するために、例えば多数のキーを所定の順番
に押す方法や多数の所定のキーを同時に押す方法等の特
殊な操作を行う。これにより、EEPROM28に記憶
された異常状態を示す信号が消去される。尚、CN1〜
CN5は制御回路9に設けられたコネクターである。
【0041】従来の電子レンジ(図3〜図5)では、ド
アスイッチ3に対してモニターするモニタースイッチ4
が必要であったが、本実施形態では、ホトカプラー5で
電磁開閉器6をモニターしている。これにより、扉の開
閉動作に連動するスイッチの個数が減少する。そのた
め、ドアロック構造が簡略化される。また、異常状態と
なっても過大な短絡電流が発生せず、誤動作によってヒ
ューズ2を溶断するような問題もなくなる。
【0042】また、図1に示す回路を設計製造する際、
図2に示すようにプリント基板19にホトカプラー5、
電磁開閉器6、低圧トランス7・・・等の部品を配設
し、銅箔パターンにより配線ハンダ接続する。これによ
り、リード線を引き回したりコネクターを挿入したりす
る作業が簡略化され、配線作業が少なくなる。尚、図2
において図1と同一の部分については同一の符号を付
し、説明を省略する。GNDは前述したゼロ電圧であ
る。
【0043】
【発明の効果】
<請求項1の効果>光センサーからの信号を入力するこ
とにより、制御部で電磁開閉器の開閉状態が判断され
る。そのため、従来の電子レンジで使用されている図4
に示すようなモニタースイッチ4が不要となる。そのた
め、スイッチの個数が減少する。これにより、扉の構造
が簡略化でき、小型化も可能となる。また、遅延機構や
調整作業も不必要となり、生産性の向上とコストの削減
が可能となる。
【0044】<請求項2の効果>扉が開状態で、更に電
磁開閉器がオンしている場合、異常状態として加熱処理
が不能となる。また、異常状態発生時にも、ショート回
路が形成されず、屋内配線、安全装置等を傷めることが
ない。
【0045】<請求項3の効果>上記異常状態が発生す
れば、その信号が記憶装置に記憶される。記憶装置に異
常状態を示す信号が記憶されていれば、加熱が不能とな
る。そのため、安全が確保される。また、修理等によっ
て所定の信号を入力手段より制御部に入力する。これに
より、加熱処理が再開できる。
【0046】<請求項4の効果>プリント基板に回路を
設けることにより、回路が簡略化する。これにより、配
線作業、組立作業が容易になる。また、電子レンジ本体
内部のスペースが有効に使用されるようになる。
【0047】<請求項5の効果>扉が開いた状態では電
源スイッチにより、たとえ電磁開閉器が接点溶着しても
電源電圧が加熱装置に供給されなくなる。これにより、
安全が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電子レンジの配線図。
【図2】 そのプリント基板の配置図。
【図3】 従来の電子レンジのモニター装置の回路図。
【図4】 従来のホトカプラーを使用したモニター装置
の回路図。
【図5】 従来のホトカプラーを使用した他のモニター
装置の回路図。
【符号の説明】
1 電源部 2 ヒューズ 3 電源スイッチ 5 ホトカプラー 6 電磁開閉器 7 低圧トランス 8 マイクロコンピュータ 9 制御回路 14 表示管 15 操作パネル 20 加熱装置 28 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/66 - 6/68 F24C 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源部と加熱装置とを結ぶ第1、第2の
    接続ラインを設け、その第1の接続ラインに制御部の制
    御に基づいて前記加熱装置をオン/オフする電磁開閉器
    を挿入し、前記加熱装置と前記電磁開閉器の接続中点と
    第2の接続ラインとの間に抵抗を接続するとともに、前
    記抵抗を流れる電流を検出する光センサーを設け、前記
    光センサーが出力する信号を前記制御部に入力すること
    により、前記電磁開閉器のオン/オフをモニターすると
    共に、扉の開閉に連動してオン/オフするドアスイッチ
    を設け、前記ドアスイッチの信号により前記扉の開閉状
    態が前記制御部で検出され、前記扉が開状態の場合、前
    記制御部は前記電磁開閉器をオフするように設定されて
    おり、一方、前記扉が開状態で且つ前記電磁開閉器がオ
    ンしているとき、前記加熱装置をオフする手段が設けら
    れている電子レンジにおいて、 前記オフする手段は前記第2の接続ラインで前記抵抗の
    接続点と前記加熱装置との間に接続された電源スイッチ
    であり、この電源スイッチは、前記扉が開いた時、前記
    ドアスイッチがオン/オフの切り替えをした後にオフ
    し、一方、前記扉が閉じた時、前記電源スイッチはオン
    することを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記扉が開状態の場合において、前記電
    磁開閉器がオンしていると前記制御部で判断されたと
    き、異常状態を示す信号が記憶装置に記憶され、前記異
    常状態を示す信号が前記記憶装置に記憶されている場合
    には、前記加熱装置をオフする手段が設けられ、入力手
    段より前記制御に所定の信号を入力することにより、前
    記異常状態を示す信号が前記記憶装置から消去されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記光センサーと前記電磁開閉器を同一
    のプリント基板に設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の電子レンジ。
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