JPH09233684A - 電子制御装置の温度過昇防止回路 - Google Patents
電子制御装置の温度過昇防止回路Info
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- JPH09233684A JPH09233684A JP8058591A JP5859196A JPH09233684A JP H09233684 A JPH09233684 A JP H09233684A JP 8058591 A JP8058591 A JP 8058591A JP 5859196 A JP5859196 A JP 5859196A JP H09233684 A JPH09233684 A JP H09233684A
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Abstract
御装置の温度過昇防止回路を提供する。 【解決手段】 電子制御装置7において、フューズ3を
介した後の電源ライン間にノーマルオープンタイプの熱
動形スイッチ9を挿入して設け、電子制御装置7の異常
温度上昇を検知して電源ラインを短絡し、フューズ3を
溶断させて電源ラインを開放することにより、以降の温
度上昇を防止する。なお、熱動形スイッチ9に電流制限
用の抵抗11を直列接続して、熱動形スイッチ9の通電
電流を制限することにより、接点寿命の改善および小型
化を実現することもできる。なお、フューズ3とコンデ
ンサ6のチャージ電流制限用素子とを介した後の電源ラ
イン間に熱動形スイッチ9を接続することにより、回路
を簡素化する手段も含む。
Description
電子制御装置において、部品不良または故障などによる
異常温度上昇が発生した時の温度過昇防止回路に関す
る。
過昇防止が重要課題として要求される。
回路について、図面を参照しながら説明する。図4ない
し図6は、従来の温度過昇防止回路を備えた電子制御装
置の一例を示す回路図である。図において、電子制御装
置7は交流電源1に電源スイッチ2を介して接続され
る。なお、電子制御装置7については電源回路部のみを
図示しており、それぞれ所定電流値で溶断する電流制限
用のフューズ3と、サージ電圧保護素子4と、整流素子
5と、平滑用のコンデンサ6とを備えている。図4に示
した電子制御装置7では、電源回路部に温度フューズ8
を直列に挿入して設け、電子制御装置7に異常温度上昇
が発生した時、温度フューズ8が溶断し電源回路部が開
放状態になって、以降の温度上昇を停止させる。また、
図5に示した電子制御装置7では、前記温度フューズ8
に代えて熱動形スイッチ9を挿入して設け、異常温度上
昇を検知して電源回路部を遮断する。また、図6に示し
た電子制御装置7では、電源回路部にマグネットリレー
10を挿入して設け、そのリレー駆動回路に温度フュー
ズ8を接続して設け、温度上昇によりマグネットリレー
10を作動させて間接的に電源回路部を開放している。
過昇防止回路を備えた電子制御装置において、温度フュ
ーズ8をプリント基板に装着する時、半田ディップによ
る取り付け作業では、その高温が温度フューズの動作不
良や劣化の要因になる。従って、温度フューズ8を別工
程で後付けしたり、また温度フューズに接続線をかしめ
などで接続し、その接続線をコネクタを用いて取り付け
するなど、その実装上および作業性に多くの問題があ
る。
して設けた場合、温度フューズ8を流れる過度的な電
流、たとえばコンデンサ6のチャージ電流などにより自
己発熱し、経年劣化,早動作および誤動作に至ることが
あるが、この自己発熱の影響を受けにくくしようとする
と、容量の大きい温度フューズを要したり、温度設定を
1ランク高くして検知精度を悪化させたりする問題があ
る。また、温度フューズ作動後の再導通を防止する特性
を備えた電流遮断容量の大きい汎用品としては重なり溶
断タイプの温度フューズ以外には少なく、ラッシュ電流
時の動作においては電流遮断性能の大きなものが必要と
なり、電流遮断の信頼性を確保するための選定条件が複
雑になるなどの問題点がある。
入して設けた場合、自己復帰形の熱動形スイッチ9では
電源回路部が開放された後の温度低下で再導通し、その
結果、オン−オフを繰り返すために接点溶着の問題があ
り、またそれを防止するためには、別な手段を付加して
再導通を防止する必要がある。また、非自動復帰形にお
いては形状が大きくなるなど実装面などに問題がある。
単な構成で信頼性の高い温度過昇防止回路を提供するこ
とを目的とする。
成するために、フューズを介した後の電源ライン間に電
子制御装置の異常温度上昇を検知するノーマルオープン
タイプの熱動形スイッチを接続して設け、温度上昇によ
り熱動形スイッチが作動して電源ライン間を短絡し、フ
ューズを溶断させるようにした電子制御装置の温度過昇
防止回路である。
チを使用することにより、半田ディップ装置による半田
付け、非破壊による温度動作検査の容易化などの組立作
業性を改善できるとともに、温度異常時のみの通電とす
るので、温度設定,検知温度精度向上などを容易化でき
る。
流電源から所定電流値で溶断するフューズを介して充電
されるコンデンサを備えた電子制御装置において、前記
フューズを介した後の電源ライン間に、前記電子制御装
置の異常温度上昇を検知するノーマルオープンタイプの
熱動形スイッチを接続して設け、前記熱動形スイッチ
は、異常温度上昇により作動して前記交流電源の電源ラ
イン間を短絡することにより、前記フューズを溶断させ
るようにしたものであり、温度設定,検知温度精度向上
を容易化するものである。
ズを介した後の電源ライン間に、電子制御装置の異常温
度上昇を検知するノーマルオープンタイプの熱動形スイ
ッチと抵抗との直列回路を接続して設け、温度上昇によ
り熱動形スイッチが作動して電源ライン間を短絡し、前
記フューズを溶断させるとともに、熱動形スイッチの通
電電流値を制限する電子制御装置の温度過昇防止回路で
ある。
とともに、熱動形スイッチの接点寿命を改善するととも
に小容量化することができる。
ズとコンデンサのチャージ電流制限用素子とを介した電
源ライン間に熱動形スイッチを接続して設け、温度上昇
により熱動形スイッチが作動して電源ライン間を短絡
し、前記フューズを溶断させるとともに、前記チャージ
電流制限用素子が前記熱動形スイッチの通電電流値を制
限した電子制御装置の温度過昇防止回路である。
で、同様の効果を得ることができる。
装置の温度過昇防止回路の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は、本実施例の構成を示す回
路図である。なお、図4ないし図6に示した従来例と同
じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略す
る。図1に示したように、本実施例においては、フュー
ズ3を介した後の電源ライン間に電子制御装置7の異常
温度上昇を検知するバイメタル式ノーマルオープンタイ
プの熱動形スイッチ9を接続して設けている。
ノーマルオープンタイプの熱動形スイッチ9は、通常温
度時は接点が開いているが、電子制御装置7において部
品異常などの不具合により異常温度上昇が発生した場
合、その温度上昇によりスイッチが暖められ、所定の高
温になるとスイッチが作動して接点が閉じ、電源ライン
間を短絡させる。この時、電源ラインに挿入されたフュ
ーズ3は短絡による過電流で溶断し、電子制御装置7の
電源ラインが遮断されて異常発熱発生エネルギーの供給
を断ち、以降の温度上昇が防止される。
いバイメタル式などの熱動形スイッチ9を使用すること
により、ディップ装置による半田付けが可能となり、他
の部品と同時に半田付けできるので半田付け作業を簡易
化できるとともに、部品の加熱により接点の接触抵抗を
測定するなどの方法で非破壊の温度動作検査が可能とな
るなど、組立作業性の改善を図ることもできる。また、
温度検知素子を電源ラインに直列挿入せずに電源ライン
間に接続して、異常時のみの通電とするため、素子の通
電による自己発熱の影響をなくすることができ、自己発
熱によるばらつきを考慮せずに温度設定でき、温度設定
の容易化および検知温度精度向上などが図れる。
明の電子制御装置の温度過昇防止回路の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図2は、本実施例の
構成を示す回路図である。本実施例においては、熱動形
スイッチ9に直列に抵抗11を接続して電源ライン間に
接続した構成とする。抵抗11の抵抗値は接続されてい
るフューズ3の溶断特性から、熱動形スイッチ9が作動
時にフューズ3が溶断するように決定する。熱動形スイ
ッチ9が作動する時、抵抗11により熱動形スイッチ9
を流れる電流が抑制され、接点容量の小さいものが使用
できるとともに、接点溶着などの不具合発生を防止し、
接点開閉の耐久性向上を図ることができる。
明の電子制御装置の温度過昇防止回路の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図3は、本実施例の
構成を示す回路図である。本実施例においては、熱動形
スイッチ9をコンデンサ6のチャージ電流を制限する固
定抵抗やコイルなどの限流用素子を介した位置で、電源
ライン間に接続した構成とする。チャージ電流制限用素
子12を利用して熱動形スイッチ9の通電電流値を抑制
することにより回路の簡略化を図ったもので、通常時は
コンデンサ6への充電はチャージ電流制限用素子12を
通じて行われるが、異常温度上昇を検知して熱動形スイ
ッチ9が作動した時には、このチャージ電流制限用素子
12を介して交流電源1が短絡されるため、熱動形スイ
ッチ9に流れる電流が抑制され、上記と同様に熱動形ス
イッチ9の接点寿命の耐久性を向上させることができ
る。
1に係わる本発明は、フューズを介した後の電源ライン
間に熱動形スイッチを挿入して設けたことにより、電子
制御装置の異常温度上昇により電源を開放できるととも
に、耐熱性の優れた熱動形スイッチを用いることによ
り、作業性と信頼性および設計の自由度を実現すること
ができる。
した後の電源ライン間に熱動形スイッチと抵抗とを挿入
して設けたことにより、請求項1の本発明と同様の効果
を得るとともに、熱動形スイッチの接点寿命の改善およ
び小容量化を実現できる。
ンデンサチャージ電流制限用素子とを介した後の電源ラ
イン間に熱動形スイッチと抵抗とを挿入して設けたこと
により、請求項2の本発明と同様の効果を簡単な構成で
得ることができる。
過昇防止回路の一実施例の構成を示す回路図
過昇防止回路の一実施例の構成を示す回路図
過昇防止回路の一実施例の構成を示す回路図
の構成を示す回路図
の構成を示す回路図
の構成を示す回路図
Claims (3)
- 【請求項1】 交流電源から所定電流値で溶断するフュ
ーズを介して充電されるコンデンサを備えた電子制御装
置において、前記フューズを介した後の電源ライン間
に、前記電子制御装置の異常温度上昇を検知するノーマ
ルオープンタイプの熱動形スイッチを接続して設け、前
記熱動形スイッチは、異常温度上昇により作動して前記
交流電源の電源ライン間を短絡することにより、前記フ
ューズを溶断させるようにした電子制御装置の温度過昇
防止回路。 - 【請求項2】 交流電源から所定電流値で溶断するフュ
ーズを介して充電されるコンデンサを備えた電子制御装
置において、前記フューズを介した後の電源ライン間
に、前記電子制御装置の異常温度上昇を検知するノーマ
ルオープンタイプの熱動形スイッチと抵抗との直列回路
を接続して設け、前記熱動形スイッチは、異常温度上昇
により作動して前記交流電源の電源ライン間を短絡する
ことにより前記フューズを溶断させ、前記抵抗は前記熱
動形スイッチの導通時電流を制限するようにした電子制
御装置の温度過昇防止回路。 - 【請求項3】 交流電源から、所定電流値で溶断するフ
ューズとコンデンサのチャージ電流制限用素子とを介し
て充電される前記コンデンサを備えた電子制御装置にお
いて、前記フューズと前記チャージ電流制限用素子とを
介した後の前記交流電源の電源ライン間に前記電子制御
装置の異常温度上昇を検知するノーマルオープンタイプ
の熱動形スイッチを接続して設け、前記熱動形スイッチ
は、異常温度上昇により作動して前記電源ライン間を短
絡することにより前記フューズを溶断させ、前記チャー
ジ電流制限用素子は前記熱動形スイッチの導通時電流を
制限するようにした電子制御装置の温度過昇防止回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8058591A JPH09233684A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 電子制御装置の温度過昇防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8058591A JPH09233684A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 電子制御装置の温度過昇防止回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233684A true JPH09233684A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13088739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8058591A Pending JPH09233684A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 電子制御装置の温度過昇防止回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233684A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000312459A (ja) * | 1999-03-12 | 2000-11-07 | Robert Bosch Gmbh | 熱安全装置を有する電気モータ |
CN102761205A (zh) * | 2011-04-26 | 2012-10-31 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于电机的换向器 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8058591A patent/JPH09233684A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000312459A (ja) * | 1999-03-12 | 2000-11-07 | Robert Bosch Gmbh | 熱安全装置を有する電気モータ |
CN102761205A (zh) * | 2011-04-26 | 2012-10-31 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于电机的换向器 |
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