JP2601881B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2601881B2
JP2601881B2 JP63211839A JP21183988A JP2601881B2 JP 2601881 B2 JP2601881 B2 JP 2601881B2 JP 63211839 A JP63211839 A JP 63211839A JP 21183988 A JP21183988 A JP 21183988A JP 2601881 B2 JP2601881 B2 JP 2601881B2
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switch
magnetron
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turned
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定明 馬渕
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Toshiba Corp
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、調理器たとえば電子レンジに関する。
(従来の技術) 調理器たとえば電子レンジは、高圧トランスの二次側
に高圧コンデンサおよび高圧ダイオードからなる半波倍
電圧整流回路を介してマグネトロンを接続している。
このような電子レンジにおいて、マグネトロンや高圧
ダイオードに短絡故障が生じると、高圧トランスの二次
側はコンデンサ負荷のみとなり、そこに過大電流が流れ
る。ただし、、二次側はLとCの共振回路となるため、
高圧コンデンサの一次側電流は正常時よりも小さく、よ
ってヒューズは溶断せず、高圧トランスが異常過熱し、
発煙や発火に至るなど非常に危険な状態となる。
このような事態を回避する対策として、高圧トランス
の二次側に高圧用ヒューズを挿入するとか、高圧ダイオ
ードと逆方向の別の高圧ダイオードを高圧コンデンサの
両端に接続するなどの方法が考えられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような方法では信頼性の点で不
十分であり、しかも高圧用部品を用いるためコストが高
いという欠点がある。
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コストの上昇を招くこと
なく、マグネトロンや高圧ダイオードの短絡故障に際し
ての高圧トランスの異常過熱を確実に回避することがで
き、発煙や発火を未然に防ぐことができる安全性および
信頼性にすぐれた調理器を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 請求項1記載の調理器は、調理開始から設定時間後に
オフする第1スイッチ手段と、この第1スイッチ手段を
介して電源に接続された高圧トランスと、この高圧トラ
ンスの二次側に高圧コンデンサ及び高圧ダイオードから
なる電圧整流回路を介して接続されたマグネトロンと、
前記第1スイッチ手段と前記高圧トランスとの間に介在
されて調理開始から一定時間後にオフするように設けら
れその一定時間の間に前記マグネトロンの温度またはそ
のマグネトロンの動作の影響を受ける部位の温度が一定
以上になったときにはオン状態を保持する第2スイッチ
手段とを具備してなる構成に特徴を有する。
請求項2記載の調理器は、調理開始から設定時間後に
オフする第1スイッチと、調理開始から一定時間後にオ
フする第2スイッチと、これら第1スイッチおよび第2
スイッチを介して電源に接続された高圧トランスと、こ
の高圧トランスの二次側に高圧コンデンサおよび高圧ダ
イオードからなる電圧整流回路を介して接続されたマグ
ネトロンと、このマグネトロンの温度またはそのマグネ
トロンの動作の影響を受ける部位の温度が一定以上にな
るとオンする第3スイッチとを備え、この第3スイッチ
を前記第2スイッチと並列に接続する構成に特徴を有す
る。
(作用) 短絡故障があれば、調理開始から一定時間後において
高圧トランスを電源から切離す。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第1図において、1は商用交流電源で、その電源1の
一端にヒューズ2およびドアスイッチ3を介してドアモ
ニタスイッチ4の一端を接続し、ドアモニタスイッチ4
の他端を電流制限用抵抗5を介して電源1の他端に接続
する。
さらに、電源1の一端に、ヒューズ2、ドアスイッチ
3、第1スイッチ11a、および第2スイッチ11bを介して
高圧トランス6の一次コイル6aの一端を接続し、一次コ
イル6aの他端を調理スイッチ7を介して電源1の他端に
接続する。
ここで、第1スイッチ手段たる第1スイッチ11aは、
後述するタイマ11のスイッチであり、調理時間の設定が
なされることによりオンし、調理開始(通電開始)から
上記設定時間後にオフする。
第2スイッチ11bは、同じくタイマ11のスイッチであ
り、調理時間の設定がなされることによりオンし、調理
開始(通電開始)から一定時間後たとえば3分後にオフ
する。この3分は、設定時間にかかわらず固定である。
調理スイッチ7は、第2のドアスイッチを兼ねてお
り、加熱室のドアが開くと強制的にオフするようになっ
ている。
高圧トランス6の二次コイル6bには高圧コンデンサ8
および高圧ダイオード9からなる半波倍電圧整流回路を
介してマグネトロン10のアノード・カソード間を接続す
る。そして、マグネトロン10のアノードは接地し、ヒー
タ(カソード)は高圧トランス6の二次コイル6cに接続
する。
また、電源1の一端に、ヒューズ2、ドアスイッチ
3、および第1スイッチ11aを介してタイマ11の一端を
接続し、タイマ11の他端を調理スイッチ7を介して電源
1の他端に接続する。
そして、タイマ11の一端に、第2スイッチ11bを介し
て加熱室内照明用ランプ12の一端を接続し、ランプ12の
他端をタイマ11の他端に接続する。
さらに、ランプ12に対し、マグネトロン冷却用ファン
モータ13およびターンテーブル駆動モータ14をそれぞれ
並列に接続する。
しかして、第2スイッチ11bと並列に第3スイッチで
あるところのサーマルスイッチ20を並列に接続する。
サーマルスイッチ20は、常開型であり、図示していな
いが、マグネトロン10に直接取付けたり、あるいはマグ
ネトロン10の動作の影響を受ける部位たとえば加熱室壁
に取付けており、取付け箇所の温度が一定以上に上昇す
るとオンするようになっている。
つぎに、上記のような構成において動作を説明する。
加熱室内に食品を収めてドアを閉成し、タイマ11で所
望の調理時間を設定する。
このとき、ドアの閉成に応動してドアスイッチ3がオ
ンし、かつドアモニタスイッチ4がオフする。さらに、
調理時間の設定によりスイッチ11a,11bがオンする。
こうして、調理の準備が完了したところで調理スイッ
チ7をオンすると、高圧トランス6への通電がなされ、
マグネトロン10が発振動作する。つまり、加熱室内に高
周波電波が照射され、調理の開始となる。
この調理時、タイマ11が動作しており、調理開始(通
電開始)から3分が経過すると、スイッチ11bがオフす
る。ただし、このとき、マグネトロン10の温度上昇、あ
るいは加熱室壁の温度上昇を受けてサーマルスイッチ20
がオンしており、よってマグネトロン10の発振動作が継
続する。
やがて、設定時間が経過すると、スイッチ11aがオフ
し、マグネトロン10の発振動作が停止して調理の終了と
なる。
ところで、マグネトロン10や高圧ダイオード9に短絡
故障(いわゆるA−Kタッチ)が生じている場合、高圧
トランス6への通電が開始されてもマグネトロン10は発
振動作しない。
マグネトロン10が発振動作しなければ、当然ながらマ
グネトロン10や加熱室壁の温度は上昇せず、サーマルス
イッチ20がオフしたままとなる。
したがって、調理開始から3分後にスイッチ11bがオ
フすると、それ以後において高圧トランス6への通電が
なされることはなく、高圧トランス6の異常過熱を回避
することができる。よって、発煙や発火を未然に防ぐこ
とができ、安全性の大幅な向上が図れる。
なお、調理開始から3分間は高圧トランス6への通電
が続くことになるが、それくらいでは発煙に至るほどの
温度(約100℃〜150℃)までは上昇しない。
また、調理開始から3分後においてマグネトロン10や
高圧ダイオード9に短絡故障が生じた場合には、マグネ
トロン10や加熱室壁の温度低下に伴ってサーマルスイッ
チ20がオフし、高圧トランス6への通電を遮断すること
になる。
このように、短絡故障に際しては高圧トランス6を電
源1から切離す構成であるから、異常過熱の回避が確実
であり、信頼性にすぐれたものとなる。
しかも、スイッチ11bやサーマルスイッチ20について
は、高圧トランス6の一次側つまり低圧側に設ける部品
であるから、コストの上昇を招く心配がない。
なお、上記実施例では、第3スイッチとしてマグネト
ロン10や加熱室壁の温度に直接的に感応する機械式のサ
ーマルスイッチ20を用いたが、マイクロコンピュータ、
温度センサ、およびリレー接点や双方向性サイリスタな
どを用いて電子式の第3スイッチを構成してもよい。
また、電子式の採用により、第2スイッチと第3スイ
ッチを第2スイッチ手段としてまとめることも可能であ
る。
その他、この発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、第1及び第2スイッチを第3スイッチと
同様にマイクロコンピュータおよびリレー接点や双方向
性サイリスタなどを用いて電子式に構成してもよいな
ど、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、調理開始から設
定時間後にオフする第1スイッチ手段(第1スイッチ)
と、この第1スイッチ手段を介して電源に接続された高
圧トランスと、この高圧トランスの二次側に高圧コンデ
ンサおよび高圧ダイオードからなる電圧整流回路を介し
て接続されたマグネトロンと、前記第1スイッチ手段と
前記高圧トランスとの間に介在されて調理開始から一定
時間後にオフするように設けられその一定時間の間に前
記マグネトロンの温度またはそのマグネトロンの動作の
影響を受ける部位の温度が一定以上になったときにはオ
ン状態を保持する第2スイッチ手段(第1及び第2スイ
ッチ)とを具備する構成としたので、コストの上昇を招
くことなく、マグネトロンや高圧ダイオードの短絡故障
し際しての高圧トランスの異常過熱を確実に回避するこ
とができ、発煙や発火を未然に防ぐことができる安全性
および信頼性にすぐれた調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における制御回路の構成を
示す図である。 1……商用交流電源、6……高圧トランス、8……高圧
コンデンサ、9……高圧ダイオード、10……マグネトロ
ン、11……タイマ、11a……第1スイッチ(第1スイッ
チ手段)、11b……第2スイッチ(第2スイッチ手
段)、20……サーマルスイッチ、(第3スイッチ〜第2
スイッチ手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理開始から設定時間後にオフする第1ス
    イッチ手段と、この第1スイッチ手段を介して電源に接
    続された高圧トランスと、この高圧トランスの二次側に
    高圧コンデンサ及び高圧ダイオードからなる電圧整流回
    路を介して接続されたマグネトロンと、前記第1スイッ
    チ手段と前記高圧トランスとの間に介在されて調理開始
    から一定時間後にオフするように設けられその一定時間
    の間に前記マグネトロンの温度またはそのマグネトロン
    の動作の影響を受ける部位の温度が一定以上になったと
    きにはオン状態を保持する第2スイッチ手段とを具備し
    てなる調理器。
  2. 【請求項2】調理開始から設定時間後にオフする第1ス
    イッチと、調理開始から一定時間後にオフする第2スイ
    ッチと、これら第1スイッチ及び第2スイッチを介して
    電源に接続された高圧トランスと、この高圧トランスの
    二次側に高圧コンデンサ及び高圧ダイオードからなる電
    圧整流回路を介して接続されたマグネトロンと、このマ
    グネトロンの温度またはそのマグネトロンの動作の影響
    を受ける部位の温度が一定以上になるとオンする第3ス
    イッチとを具備し、この第3スイッチを前記第2スイッ
    チと並列に接続したことを特徴とする調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6044689A (ja) * 1983-08-19 1985-03-09 根岸 政恭 傾動支持装置
JPS61171085A (ja) * 1985-01-25 1986-08-01 株式会社東芝 調理器

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